JP2017135508A - ネットワークシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】IoTなどのネットワーク化技術の普及を支援する。【解決手段】ネットワークシステムは、クラウドサービスプロバイダ(CSP)と、第1のネットワークを介して通信装置との間でデータを送受信する処理装置と、処理装置が通信装置から受信したデータのうち、予め定められた条件に適合するものをCSPに転送する第1の中継装置と、第2のネットワークを介してCSPへのアクセスを仲介する第2の中継装置と、CSPに転送されたデータに応じた第1の課金情報を生成する第1の課金手段と、CSPへのアクセスに応じた第2の課金情報を生成する第2の課金手段とを含む。第2のネットワークを介したCSPへのアクセスによって所定データ量が転送されたときに第2の課金情報として課される金額は、当該所定データ量と同じデータ量の通信装置からのデータがCSPに転送されたときに第1の課金情報として課される金額に比較して高く設定される。【選択図】図1

Description

本技術は、IoT(Internet of Things;モノのインターネット)などに好適なネットワークシステムに関する。
近年の情報通信技術(Information and Communication Technology:ICT)の進歩は目覚ましく、インターネットなどのネットワークに接続されるデバイスは、従来のパーソナルコンピュータやスマートフォンといった情報処理装置に限らず、様々なモノ(things)に広がっている。このような技術トレンドは、「IoT(Internet of Things;モノのインターネット)」と称され、様々な技術およびサービスが提案および実用化されつつある。将来的には、地球上の数十億人と数百億または数兆のデバイスとが同時につながる世界が想定されている。このようなネットワーク化された世界を実現するためには、よりシンプル、より安全、より自由につながることができるソリューションを提供する必要がある。
現在提案されているIoTに関する技術として、例えば、特開2015−122744(特許文献1)は、WiFi(Wireless Fidelity)を通じてインターネットに接続するIoT装置について、当該IoT装置を制御する方法などを開示する。
特開2015−122744
上述の特許文献1に開示される技術は、WiFiを通じてインターネットに接続する構成を前提とするが、IoT装置が配置される場所にてWiFiが必ずしも利用可能であるとは限らない。そのため、IoT装置をインターネットに接続するために、無線接続可能なアクセスポイントなどを用意する必要があり、このような要求は、IoTを普及させることの障壁となり得る。
そこで、例えば、LTE(Long Term Evolution)やWiMAX(登録商標)といった広域無線通信網などを利用して、IoT装置をインターネットに接続する構成も想定される。しかしながら、このような広域無線通信網を利用するためには、基本的には、通信コストが必要であり、IoT装置の製造者(あるいは、販売者、リース会社など)または利用者がその通信コストを負担する必要があった。このような通信コストの問題についても、IoTを普及させることの障壁となり得る。
IoT装置などの通信装置がサーバ装置または他のデバイスなどにつながることを促進するためには、通信コストの障壁を下げることが要望されている。
本技術のある局面に従うネットワークシステムは、1または複数のネットワークサービスを提供するクラウドサービスプロバイダと、第1のネットワークを介して通信装置との間でデータを送受信する処理装置と、処理装置が通信装置から受信したデータのうち、予め定められた条件に適合するものをクラウドサービスプロバイダに転送する第1の中継装置と、第2のネットワークを介してクラウドサービスプロバイダへのアクセスを仲介する第2の中継装置と、処理装置からクラウドサービスプロバイダに転送されたデータに応じた第1の課金情報を生成する第1の課金手段と、第2のネットワークを介するクラウドサービスプロバイダへのアクセスに応じた第2の課金情報を生成する第2の課金手段とを含む。第2のネットワークを介したクラウドサービスプロバイダへのアクセスによって所定データ量が転送されたときに第2の課金情報として課される金額は、当該所定データ量と同じデータ量の通信装置からのデータがクラウドサービスプロバイダに転送されたときに第1の課金情報として課される金額に比較して高く設定される。
好ましくは、クラウドサービスプロバイダにおいて、複数のサービス事業者ごとにコンピューティングリソースがそれぞれ割り当てられており、第2の課金手段は、割り当てられたコンピューティングリソースごとに第2の課金情報を生成する。
好ましくは、第2の中継装置は、仮想プライベートネットワークを提供するように構成される。
本技術の形態によれば、導入時のコストの障壁を下げて、IoTなどのネットワーク化技術の普及を支援することができる。
本実施の形態に従うネットワークシステムの概略構成を示す模式図である。 図1に示す通信モジュールの概略構成を示す模式図である。 本実施の形態に従うネットワークシステムでの課金および利用者のメリットについて説明するための模式図である。 本実施の形態に従うネットワークシステムでのデータ転送プロコトルの一例を説明するための模式図である。 本実施の形態に従うネットワークシステムの応用例を説明する模式図である。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰返さない。
<A.システム構成>
まず、本実施の形態に従うネットワークシステムの概要について説明する。図1は、本実施の形態に従うネットワークシステム1の概略構成を示す模式図である。図1に示すネットワークシステム1は、基本的には、複数の事業者が提供する施設およびサービスなどを結合することで実現される。図1に示すネットワークシステム1の構成は一例であり、現実に適用される場合には、関連する事業者の規模やサービス内容などに応じて、より適切な実装形態が採用されてもよい。また、単一の事業者がすべての構成を保有および提供するようにしてもよい。ネットワークシステム1は、様々なモノをネットワーク化するための通信モジュール10を、当該モノの所有者または利用者に対するコストを低減しつつ、利用できる構成を提供する。
図1に示す通信モジュール10は、通信装置の一形態であり、冷蔵庫2や洗濯機4などの様々なモノに結合され、当該結合されたモノから任意の情報を収集して、ネットワーク側へ送信するとともに、ネットワーク側から受信した情報を当該結合されたモノへ出力する。情報の出力には、当該結合されたモノの制御や操作などが含まれる。
図1には、通信モジュール10が無線によりデータを送受信する構成を示すが、これに限られることなく、有線によりデータを送受信するようにしてもよいし、無線および有線のハイブリッド構成であってもよい。
図2は、図1に示す通信モジュール10の概略構成を示す模式図である。図2を参照して、通信モジュール10は、コントローラ12と、無線通信インターフェイス14と、I/O(Input/Output Interface)インターフェイス16とを含む。これらのコンポーネントは、プロセッサがプログラムを実行することで実現(ソフトウェア実装)されてもよいし、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などを用いて実現(ハードウェア実装)されてもよい。
通信モジュール10は、後述のアクセスネットワークを介して他の装置との間でデータを遣り取りする。コントローラ12は、通信モジュール10およびI/Oインターフェイス16などを制御する。I/Oインターフェイス16は、対象のモノとの間で必要な情報(例えば、デジタル信号、アナログ信号など)を遣り取りする。
図1および図2には、通信モジュール10が無線通信を介してネットワークに接続される構成を示すが、有線通信あるいは無線通信および有線通信のハイブリッド構成を介してネットワークに接続されるようにしてもよい。また、無線通信についても、LTEやWiMAXといった広域無線通信網などに限らず、公衆無線LAN(Local Area Network)または宅内無線LANなどを利用するようにしてもよい。
再度図1を参照して、ネットワークシステム1は、アクセスネットワーク100と、コアネットワーク150と、クラウドサービスプロバイダ(Cloud Service Provider:以下、「CSP」とも記す。)200と、広域ネットワーク250と、サービス事業者300と、インターネットサービスプロバイダ(Internet Service Provide:以下、「ISP」とも記す。)350とを含む。
図1に示すネットワークシステム1において、1または複数の通信モジュール10の各々がモノから収集したデータは、アクセスネットワーク100、コアネットワーク150、および広域ネットワーク250を通じて、CSP200へ転送される(転送経路180)。一方、サービス事業者300は、ISP350を通じて、CSP200へアクセスし、1または複数の通信モジュール10により送信されたデータに基づく各種処理を実行することになる(アクセス経路280)。本実施の形態に従うネットワークシステム1では、転送経路180でのデータの転送に係るコストと、アクセス経路280でのサービス事業者300によるデータへのアクセスおよびコンピューティングリソースの利用に係るコストとを、バランスすることで、モノの所有者または利用者に対するコストを低減しつつ、当該モノをネットワーク化することで、通信コストの障壁を下げて、IoTなどのネットワーク化技術の普及を支援することができる。
アクセスネットワーク100は、通信モジュール10を含む様々な端末装置(UE:User Equipment)との間で、無線信号レベルでデータを遣り取りする。より具体的には、アクセスネットワーク100は、1または複数の基地局102と、各々が1または複数の基地局102に接続される1または複数の無線ネットワーク制御装置104とを含む。基地局102は、端末装置との間で無線通信を確立する。無線ネットワーク制御装置104の各々は、配下にある基地局102と接続される端末装置に対するチャネルまたは無線リソースの割り当て、端末装置の移動に伴うハンドオーバ処理などを実行する。
コアネットワーク150は、アクセスネットワーク100に含まれる無線ネットワーク制御装置104と接続され、端末装置との間で遣り取りされるデータをパケットレベルで遣り取りする。より具体的には、コアネットワーク150は、パケットアクセス制御ノード152と、パケットゲートウェイノード156とを含む。
パケットアクセス制御ノード152は、アクセスネットワーク100(第1のネットワーク)を介して通信モジュール10(通信装置)との間でデータを送受信する処理装置に相当する。より具体的には、パケットアクセス制御ノード152は、アクセスネットワーク100から転送したパケットおよび上位のネットワークから転送されたパケットについて、その中に含まれるヘッダ情報などに基づいて、転送経路を制御する。パケットゲートウェイノード156は、インターネットとの間でパケットを遣り取りするための関門である。
コアネットワーク150は、端末装置との間で遣り取りされる音声データを、公衆交換電話網に接続する音声ゲートウェイノードをさらに含むようにしてもよい。
コアネットワーク150は、一般的な構成に比較して、中継装置154および接続装置158をさらに含む。中継装置154は、パケットアクセス制御ノード152(処理装置)が通信モジュール10(通信装置)から受信したデータのうち、予め定められた条件に適合するものをCSP200に転送する。より具体的には、中継装置154は、アクセスネットワーク100を介して任意の装置との間で遣り取りされるデータのうち、通信モジュール10から送信されたデータを広域ネットワーク250側へ転送し、また、広域ネットワーク250側からの通信モジュール10に向けられたデータをアクセスネットワーク100へ転送する。接続装置158は、通信モジュール10から送信されたデータの宛先に応じて、当該データを転送する先の接続装置を選択するようにしてもよい。この中継装置154および接続装置158の機能などについては、後に詳述する。
コアネットワーク150からCSP200までのデータ転送経路には、広域ネットワーク250が存在してもよい。広域ネットワーク250に代えてインターネットであってもよいが、秘匿性が高く、かつ、信頼性の高いネットワークを採用することが好ましい。
CSP200は、1または複数のネットワークサービスを提供する。より具体的には、CSP200は、クラウドサービスを提供する1または複数のコンピュータを含むシステムである。クラウドサービスとしては、(1)ネットワークを介してソフトウェアを提供するサービスである、SaaS(Software as a Service)またはASP(Application Service Provider)、(2)ネットワークを介してアプリケーション実行用のプラットフォームを提供するサービスである、PaaS(Platform as a Service)、(3)ネットワークを介して、ハードウェアやインフラを提供するサービスである、HaaS(Hardware as a Service))またはIaaS(Infrastructure as a Service)などを提供可能になっている。これらの分類に限られず、ネットワークを介してサービスを提供できる形態であれば、どのようなものであってもよい。
ネットワークシステム1において、CSP200は、1または複数のサービス事業者300ごとにコンピューティングリソース202を、現実または仮想的に割り当てている。すなわち、CSP200において、複数のサービス事業者300ごとにコンピューティングリソース202がそれぞれ割り当てられている。
このように、サービス事業者300ごとに割り当てられたコンピューティングリソース202を用いて、通信モジュール10から送信されたデータに基づく情報処理およびその情報処理の結果を用いたネットワークサービスの提供が行なわれる。そのため、コンピューティングリソース202は、サービス事業者300ごとに割り当てられるとともに、コンピューティングリソース202の各々に関連付けて、広域ネットワーク250を介して接続装置158と接続するための接続装置204と、VPN(Virtual Private Network)装置206とが配置される。VPN装置206は、VPN(仮想プライベートネットワーク)を提供する。
接続装置204およびVPN装置206についても、単一または複数の装置を仮想的に分割して使用するようにしてもよいし、現実に独立した装置をそれぞれ配置するようにしてもよい。
各サービス事業者300は、CSP200がそれぞれ提供するコンピューティングリソース202にアクセスすることが可能である。アクセスの便宜上、各サービス事業者300の社内ネットワーク302と仮想プライベートネットワーク(VPN)304を介して接続されるようにすることが好ましい。すなわち、VPN304を採用することで、各サービス事業者300の社内ネットワーク302に接続される任意の情報処理端末から見れば、CSP200により提供されるコンピューティングリソース202を、あたかも自社のリソースの一部であるかのように利用することができる。VPN304は、ISP350上に形成されてもよいし、独自の専用線を敷設してもよい。
但し、サービス事業者300とCSP200との間には、VPN304に限らず、アクセス可能な経路が形成されればよい。すなわち、インターネット(ISP350)を介してCSP200へのアクセスを仲介する中継装置が、CSP200のインターフェイスとして設けられればよい。この中継装置として、図1には、VPN装置206を例示するが、これに限らず、アクセスを支援する任意の装置を採用すればよい。
<B.課金および利用者のメリット>
次に、本実施の形態に従うネットワークシステム1での課金および利用者のメリットについて説明する。図3は、本実施の形態に従うネットワークシステム1での課金および利用者のメリットについて説明するための模式図である。
まず、図3(A)を参照して、ネットワークシステム1の利用に係る課金について説明する。通信モジュール10がアクセスネットワーク100を介して送信したデータは、中継装置154で選択的にCSP200へ転送される。また、CSP200から特定の通信モジュール10へ送信されたデータは、中継装置154を経由して、アクセスネットワーク100を介して特定された通信モジュール10へ送信される。すなわち、通信モジュール10が送受信するデータは、すべて中継装置154を通過することになる。
そこで、アクセスネットワーク100を運営する無線通信事業者(移動体通信事業者(Mobile Network Operator:MNO)または仮想移動体通信事業者(Mobile Virtual Network Operator:MVNO))は、通信モジュール10のデータ通信に係る利用コストを、例えば、中継装置154を通過するデータ量(典型的には、パケット量)に応じて請求する(図1のコアネットワーク150内の「課金1」を参照)。すなわち、通信モジュール10のデータ通信に係る利用コストは、従量制で算出される。
なお、無線通信事業者による課金には、広域ネットワーク250の利用コストを含めるようにしてもよい。無線通信事業者およびCSP200の運営事業者以外の第三者が、広域ネットワーク250を保有および運営している場合もあり、広域ネットワーク250の利用コストについても何らかの利用コストが発生することになる。
一方、CSP200の運営事業者は、サービス事業者300に対して、コンピューティングリソース202の利用に対して利用コストを請求する(図1のCSP200の「課金2」を参照)。本実施の形態に従うネットワークシステム1では、通信モジュール10から送信されてコンピューティングリソース202に蓄積されるデータの利用コストをカバーできるように、コンピューティングリソース202の利用についても、従量制またはそれに類似する方法で算出される。すなわち、CSP200の運営事業者からの課金の額は、本質的には、コンピューティングリソース202の利用に係るコストに加えて、通信モジュール10によるデータ収集に係るコストを反映して決定される。
すなわち、あるデータ量のデータが通信モジュール10から送信されてCSP200に格納するために必要なコストA(単位データ量あたりのコスト)を考慮して、サービス事業者300がCSP200に格納された当該データ量のデータを利用する際のコストB(単位データ量あたりのコスト)が決定される。すなわち、コストBは、コストAより高い値に設定されることになる。
このように、本実施の形態に従うネットワークシステム1は、パケットアクセス制御ノード152(処理装置)からCSP200に転送されたデータに応じた第1の課金情報(図1中の「課金1」参照)を生成する第1の課金機能と、広域ネットワーク250(第2のネットワーク)を介するCSP200へのアクセスに応じた第2の課金情報(図1中の「課金2」参照)を生成する第2の課金機能とを有している。
そして、広域ネットワーク250(第2のネットワーク)を介したCSP200へのアクセスによって所定データ量が転送されたときに第2の課金情報(課金2)として課される金額は、当該所定データ量と同じデータ量の通信モジュール10からのデータがCSP200に転送されたときに第1の課金情報(課金1)として課される金額に比較して高く設定される。例えば、通信モジュール10からCSP200への通信コストとしては、0.28円/MBであり、一方、CSP200へのアクセスに係るコストとしては、147円/MBなどと設定してもよい。
典型的には、サービス事業者300ごとにコンピューティングリソース202が割り当てられるので、割り当てられたコンピューティングリソース202ごとに第2の課金情報(課金2)が生成される。
本実施の形態に従うネットワークシステム1は、本質的には、複数の事業者が連携することで構成されるために、これらの事業者を束ねる仲介業者が存在していてもよい。図3(A)には、無線通信事業者からの課金1(∝通信モジュール10によるデータ量)は仲介業者へ向けられ、CSP200からの課金2(∝CSP200へのアクセスのデータ量)はそれぞれのサービス事業者300へ向けられる。課金2に応じて、サービス事業者300から支払われる利用コストは、CSP200および仲介業者の間で、所定の契約に従って配分されることになる。
図3(B)には、仲介業者での収支の一例を説明するための模式図である。図3(B)を参照して、仲介業者は、売上として、サービス事業者300からの利用コスト(課金2)に応じた支払い分を受け取る。一方、仲介業者は、支出として、無線通信事業者からの通信コスト(課金1)に応じた金額を支払うとともに、サービス事業者300からの利用コスト(課金2)に応じた支払い分のうちCSP200への配分分を支払う。この売上と支出との差額が仲介業者の粗利益となる。
仲介業者は、この粗利益の中から、通信モジュール10の導入、CSP200での通信モジュール10により収集されるデータの利用、などを促進するための販売促進費を捻出することになる。
上述したようなネットワークシステム1を導入することで得られる関係者のメリットを図3(C)に示す。図3(C)を参照して、モノの所有者(または、利用者)(例えば、家電製品の購入者)は、モノに装着された通信モジュール10の通信に係るコストを負担する必要がなく、かつ、通信モジュール10がデータを送信することで得られるネットワークサービスを享受できる。
モノの製造者(例えば、家電製品の製造事業者)は、購入者が通信量のコストを気にすることなく、通信モジュール10を装着したモノを購入および利用してもらえる可能性が高まるので、IoT技術の本格的な普及を期待できる。また、通信モジュール10からのデータを利用して、より適切かつ収益性の高いアフターサービスなどを提供できる。
CSP200の運営事業者は、CSP200をより多くのサービス事業者に利用してもらえる可能性が高まるので、より高い収益を期待できる。
サービス事業者300は、自身で通信モジュール10を配布等することなく、様々な種類のデータを選択的に利用でき、それによって、ユーザのニーズに応じた、より適切かつ収益性の高いネットワークサービスなどを提供できる。また、CSP200へのアクセスに必要な環境を整えさえすれば、通信モジュール10により収集されるデータを利用できるので、初期コストを低廉に抑えることができる。
以上のように、本実施の形態に係るネットワークシステム1に関係する各立場から見れば、いずれもメリットがあることが分かる。
<C.データ転送プロトコル>
次に、図1に示すコアネットワーク150の中継装置154でのデータ転送を実現するためのプロトコルの一例について説明する。
図4は、本実施の形態に従うネットワークシステム1でのデータ転送プロコトルの一例を説明するための模式図である。図4を参照して、アクセスネットワーク100を転送されるパケットは、物理層であるレイヤ1(L1)、データリンク層であるレイヤ2(L2)、UDP/IP(User Datagram Protocol/Internet Protocol)、GTP−U(GPRS Tunneling Protocol for the user plane)のレイヤ構造によって転送される。
パケットアクセス制御ノード152は、到来したパケットに対して、レイヤ2(L2)のレベルで通信モジュール10から送信されたものを抽出する。そして、パケットアクセス制御ノード152は、IP(Internet Protocol)レイヤで中継装置154へ転送する。中継装置154では、アクセスネットワーク100でのデータ転送に用いられたヘッダ情報を除去した上で、当該パケットをIP化して、広域ネットワーク250を通じてCSP200へ転送する。
本実施の形態においては、パケットアクセス制御ノード152ではレイヤ2(L2)レベルでパケットを抽出および転送し、広域ネットワーク250およびCSP200では、IPレイヤ(レイヤ3/L3)でパケットを転送する。
このように、パケットアクセス制御ノード152ではレイヤ2(L2)レベルでパケットを抽出および転送することで、より高速な処理を実現できる。
<D.応用例>
次に、本実施の形態に従うネットワークシステム1を用いた応用例について説明する。図5は、本実施の形態に従うネットワークシステム1の応用例を説明する模式図である。図5に示す応用例は、通信モジュール10を洗濯機に装着し、洗濯機から送信される情報を収集して、当該洗濯機のユーザに対して各種サービスを提供するものである。
具体的には、洗濯機のユーザ(購入者、所有者、または利用者)は、サービス事業者300に割り当てられたコンピューティングリソース(CSP200)が管理するデータベースなどに自身の好みなどを初期設定する((1)初期設定)。洗濯機が使用されるごとに、通信モジュール10は、その使用情報などをCSP200に送信する((2)使用情報)。CSP200では、洗濯機から順次送信される使用情報を使用履歴として格納し、ユーザの初期設定値などを反映した予め定められた条件に合致したか否かを判断する((3)条件判断)。
そして、使用履歴が予め定められた条件に合致すると、サービス事業者300(CSP200)は、配送業者に対して、当該合致した条件に応じた商品(例えば、洗剤などの消耗品)を自動的に発注し((4)発注)、配送業者は、その発注に基づいて、洗濯機のユーザの元へ発注された商品を配送する((5)配送)。
このようなサービスによって、洗濯機のユーザから見れば、洗剤がなくなるようなタイミングで、新たな洗剤が届けられ、買い忘れなどの不具合を防止できるというメリットがある。また、サービス事業者300から見れば、洗濯機に関連した商品およびサービスを、商機を逃すことなく、きめ細やかに提供できるという利点がある。
<E.利点>
本技術の形態によれば、通信コストの障壁を下げて、IoTなどのネットワーク化技術の普及を支援することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 ネットワークシステム、2 冷蔵庫、4 洗濯機、10 通信モジュール、12 コントローラ、14 無線通信インターフェイス、16 I/Oインターフェイス、100 アクセスネットワーク、102 基地局、104 無線ネットワーク制御装置、150 コアネットワーク、152 パケットアクセス制御ノード、154 中継装置、156 パケットゲートウェイノード、158,204 接続装置、180 転送経路、200 クラウドサービスプロバイダ(Cloud Service Provider:CSP)、202 コンピューティングリソース、206 VPN(Virtual Private Network)装置、250 広域ネットワーク、280 アクセス経路、300 サービス事業者、302 社内ネットワーク、304 仮想プライベートネットワーク(Virtual Private Network:VPN)、350 インターネットサービスプロバイダ(Internet Service Provide:ISP)。

Claims (3)

  1. ネットワークシステムであって、
    1または複数のネットワークサービスを提供するクラウドサービスプロバイダと、
    第1のネットワークを介して通信装置との間でデータを送受信する処理装置と、
    前記処理装置が前記通信装置から受信したデータのうち、予め定められた条件に適合するものを前記クラウドサービスプロバイダに転送する第1の中継装置と、
    第2のネットワークを介して前記クラウドサービスプロバイダへのアクセスを仲介する第2の中継装置と、
    前記処理装置から前記クラウドサービスプロバイダに転送されたデータに応じた第1の課金情報を生成する第1の課金手段と、
    前記第2のネットワークを介する前記クラウドサービスプロバイダへのアクセスに応じた第2の課金情報を生成する第2の課金手段とを備え、
    前記第2のネットワークを介した前記クラウドサービスプロバイダへのアクセスによって所定データ量が転送されたときに前記第2の課金情報として課される金額は、当該所定データ量と同じデータ量の前記通信装置からのデータが前記クラウドサービスプロバイダに転送されたときに前記第1の課金情報として課される金額に比較して高く設定される、ネットワークシステム。
  2. 前記クラウドサービスプロバイダにおいて、複数のサービス事業者ごとにコンピューティングリソースがそれぞれ割り当てられており、
    前記第2の課金手段は、前記割り当てられたコンピューティングリソースごとに前記第2の課金情報を生成する、請求項1に記載のネットワークシステム。
  3. 前記第2の中継装置は、仮想プライベートネットワークを提供するように構成される、請求項1または2に記載のネットワークシステム。
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