JP2005150882A - 機器遠隔監視制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】効率的な各事業者間相互の装置利用を促進させるとともに、無線ネットワーク系の効率的敷設を促進させる。
【解決手段】監視制御対象機器の情報を収集するセンサ105と、通信情報を送受信し無線中継を行うためのアンテナ101および無線制御器102とを有するセンサ・無線中継装置21a〜25aを複数の事業者により複数設置するとともに、課金サーバ6および各事業者のデータ収集サーバ71a,72b,73cが接続されたネットワーク51にセンサ・無線中継装置21a〜25aを無線親局41a,42cを介して接続し、各事業者におけるセンサ・無線中継装置21a〜25aデータ収集サーバ71a,72b,73cへの通信状況に応じて課金サーバ6により各事業者に課金するようにした。
【選択図】図1
【解決手段】監視制御対象機器の情報を収集するセンサ105と、通信情報を送受信し無線中継を行うためのアンテナ101および無線制御器102とを有するセンサ・無線中継装置21a〜25aを複数の事業者により複数設置するとともに、課金サーバ6および各事業者のデータ収集サーバ71a,72b,73cが接続されたネットワーク51にセンサ・無線中継装置21a〜25aを無線親局41a,42cを介して接続し、各事業者におけるセンサ・無線中継装置21a〜25aデータ収集サーバ71a,72b,73cへの通信状況に応じて課金サーバ6により各事業者に課金するようにした。
【選択図】図1
Description
この発明は、機器の監視や制御を遠隔方式で行う機器遠隔監視制御システムに関するものである。
従来の機器遠隔監視制御システムにおいては、プラントなどに設置される機器の監視情報や制御情報を、単一事業者が構築するネットワーク系と、携帯電話網やPHS電話網を組み合わせて、遠隔地まで伝送し、遠隔地にある情報端末などで監視・制御している(例えば、特許文献1参照)。
従来の機器遠隔監視制御システムは、以上のように構成されているので、機器が広範囲に設置されていると、広範囲のネットワークを構築する必要がある。また、ネットワークに無線を適用する場合においても、無線伝送では距離に制限があったり、障害物が途中にあったりする場合には、中継装置が必要になるなどの問題点があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、情報収集機能付き無線中継装置で構成される無線ネットワーク系を複数の事業者で構築し、そのネットワーク装置を利用する事業者が、ネットワーク装置を保有する事業者に支払う課金を負担することで、効率的な各事業者間相互の装置利用を促進させるとともに、無線ネットワークの効率的敷設を促進させることができる機器遠隔監視制御システムを得ることを目的とする。
この発明に係る機器遠隔監視制御システムでは、監視制御対象機器の情報を収集する情報収集機能付き無線中継装置を複数の事業者により複数設置するとともに、課金処理装置および各事業者のデータ収集装置が接続されたネットワークに前記情報収集機能付き無線中継装置を無線親局を介して接続し、各事業者における前記情報収集機能付き無線中継装置から前記データ収集装置への通信状況に応じて前記課金処理装置により各事業者に課金するようにしたものである。
この発明によれば、情報収集機能付き無線中継装置で構成される無線ネットワーク系を複数の事業者で構築し、そのネットワーク装置を利用する事業者が、ネットワーク装置を保有する事業者に支払う課金を負担することで、効率的な各事業者間相互の装置利用を促進させるとともに、無線ネットワーク系の効率的敷設を促進させることができる。
実施の形態1.
この発明による実施の形態1を図1から図5までについて説明する。図1は実施の形態1における全体構成を示すブロック図である。図2は実施の形態1におけるセンサ・無線中継装置の構成を示すブロック図である。図3は実施の形態1における無線中継装置の構成を示すブロック図である。図4は実施の形態1における無線親局の構成を示すブロック図である。図5は実施の形態1におけるデータ構造を示す説明図である。
この発明による実施の形態1を図1から図5までについて説明する。図1は実施の形態1における全体構成を示すブロック図である。図2は実施の形態1におけるセンサ・無線中継装置の構成を示すブロック図である。図3は実施の形態1における無線中継装置の構成を示すブロック図である。図4は実施の形態1における無線親局の構成を示すブロック図である。図5は実施の形態1におけるデータ構造を示す説明図である。
プラントなどに配置された、電動機や変圧器、遮断器などの電気設備や、ポンプなどの機械設備、配管、バルブなどの現場に設置されている機器を現場機器11〜15とする。現場機器11に、必要となるデータを収集するセンサと、それを無線で送信する機能および、他の無線を中継する機能を持った、センサ・無線中継装置21aを取り付ける。
同様に、現場機器12にはセンサ・無線中継装置22bを、現場機器13には対象となる測定箇所が2ヶ所あるものとして、センサ・無線中継装置23a、センサ・無線中継装置23cを、現場機器14にはセンサ・無線中継装置24cを現場機器15にはセンサ・無線中継装置25aを取り付ける。
さらに、無線を中継するための無線中継装置31aと、無線を受信する無線親局41a、42cと、ネットワーク51、課金サーバ6、データ収集サーバ71a、72b、73cを設置する。
同様に、現場機器12にはセンサ・無線中継装置22bを、現場機器13には対象となる測定箇所が2ヶ所あるものとして、センサ・無線中継装置23a、センサ・無線中継装置23cを、現場機器14にはセンサ・無線中継装置24cを現場機器15にはセンサ・無線中継装置25aを取り付ける。
さらに、無線を中継するための無線中継装置31aと、無線を受信する無線親局41a、42cと、ネットワーク51、課金サーバ6、データ収集サーバ71a、72b、73cを設置する。
ここで、センサ・無線中継装置、無線中継装置、無線親局、ネットワーク、課金サーバ、データ収集サーバの所有する事業者は、図15に示すとおりであり、各番号のアルファベットが便宜的にそれぞれ事業者に対応しているものとする。なお、ネットワーク、課金サーバは事業者Dが所有する。
センサ・無線中継装置21a,22b,23a,23c,24c,25aは、図2に示すとおりであり、無線電波を送受信するアンテナ101と、アンテナ101からの情報をデジタル情報に変換したりアンテナ101へデジタル情報を返還して送信したりする無線制御器102と、当該センサ・無線中継装置をコントロールするCPU103と、データを保管するメモリ104と、現場の情報を収集するセンサ105と、センサ105からの信号を変換する信号変換器106からなる。
無線中継装置31aは、図3に示すとおりであり、センサ・無線中継装置からセンサ105と信号変換器106を除いて、無線電波を送受信するアンテナ101と、アンテナからの情報をデジタル情報に変換したりアンテナへデジタル情報返還して送信したりする無線制御器102と、当該無線中継装置をコントロールするCPU103と、データを保管するメモリ104からなる。
無線親局41a,42cは、図4に示すとおりであり、無線電波を送受信するアンテナ101と、アンテナからの情報をデジタル情報に変換したりアンテナへデジタル情報を返還して送信したりする無線制御器102と、当該の無線中継装置をコントロールするCPU103と、データを保管するメモリ104と、ネットワークとインタフェースするネットワーク接続器107からなる。
次に、動作について説明する。
現場機器11に取り付けられたセンサ・無線中継装置21aが、センサ105によりデータを取得すると、データは信号変換器106により、デジタル値に変換されメモリ104に保管される。そのデータは最終的に、前記センサ・無線中継装置21aを所有する事業者Aのサーバであるデータ収集サーバ71aに伝送される必要がある。メモリ104に保管されたデータはCPU103により、図5に示す、ヘッダ210とデータ220からなる形式のデータ構造に変換される。ヘッダ210には、このデータをシステム全体で一元的に管理できるデータ番号211と、この場合は事業者Aであるデータ所有事業者の情報212が付加される。
現場機器11に取り付けられたセンサ・無線中継装置21aが、センサ105によりデータを取得すると、データは信号変換器106により、デジタル値に変換されメモリ104に保管される。そのデータは最終的に、前記センサ・無線中継装置21aを所有する事業者Aのサーバであるデータ収集サーバ71aに伝送される必要がある。メモリ104に保管されたデータはCPU103により、図5に示す、ヘッダ210とデータ220からなる形式のデータ構造に変換される。ヘッダ210には、このデータをシステム全体で一元的に管理できるデータ番号211と、この場合は事業者Aであるデータ所有事業者の情報212が付加される。
図5に示すデータ構造を持つデータは、無線制御器102、アンテナ101を経由して無線によりセンサ・無線中継装置21aから送信される。
センサ・無線中継装置21aから送信されたデータをデータ収集サーバ71aに伝送するためには、無線から有線へ変換するための無線親局41aに伝送する必要があるが、距離や障害物の関係から直接伝送できない場合は、図1に示すように、センサ・無線中継装置22bが中継する。センサ・無線中継装置22bが、当該のデータをアンテナ101、無線制御器102を経由して取得すると、一度メモリ104に保管し、CPU103により、データ構造にはデータ経由装置の情報213にセンサ・無線中継装置22bを経由したことを示すデータが記載される。
当該データは、再び、無線制御器102、アンテナ101を経由して、センサ・無線中継装置22bから、無線親局41aに向けて送信される。無線親局41aでは、センサ・無線中継装置22bと同様の動作を行い、データにデータ経由装置の情報を付加し、ネットワーク接続器107経由で、ネットワーク51に送信される。
センサ・無線中継装置21aから送信されたデータをデータ収集サーバ71aに伝送するためには、無線から有線へ変換するための無線親局41aに伝送する必要があるが、距離や障害物の関係から直接伝送できない場合は、図1に示すように、センサ・無線中継装置22bが中継する。センサ・無線中継装置22bが、当該のデータをアンテナ101、無線制御器102を経由して取得すると、一度メモリ104に保管し、CPU103により、データ構造にはデータ経由装置の情報213にセンサ・無線中継装置22bを経由したことを示すデータが記載される。
当該データは、再び、無線制御器102、アンテナ101を経由して、センサ・無線中継装置22bから、無線親局41aに向けて送信される。無線親局41aでは、センサ・無線中継装置22bと同様の動作を行い、データにデータ経由装置の情報を付加し、ネットワーク接続器107経由で、ネットワーク51に送信される。
センサ・無線中継装置21aから発信された全てのデータは、課金サーバ6に送信される。この課金サーバ6では、当該データのヘッダ210を解析し、データの所有者や経由装置を所有する事業者を割り出して、データ所有者から経由装置を所有する事業者への課金情報として記録する。さらに、ネットワーク・課金サーバ使用料を記録する。その上で当該データをその所有者が管理するサーバであるデータ収集サーバ71aに送信する。
他のセンサ・無線中継装置22b,23a,23c,24c,25aから送信されるデータも同様の手順で送信される。さらに、センサ・無線中継装置だけでは中継できない場所からデータを送信する必要のある場合には、無線中継装置31aを設けることにより、データを伝送することができる。その場合も、前述の課金サーバ6で無線中継装置31aを経由したデータに対しそのデータの所有者から金額を受け取ることができるように、課金情報として保管される。
また、データ収集サーバ71a,72b,73cから現場機器11〜15に取り付けたセンサ・無線中継装置21a,22b,23a,23c,24c,25aに制御などのデータを送信する場合には、図5のデータ構造にデータ経由装置の情報を先に記入しておき、その順に従ってデータを伝送することができる。その場合にも課金サーバ6にて事前に課金情報として保管されることになる。
また、データ収集サーバ71a,72b,73cから現場機器11〜15に取り付けたセンサ・無線中継装置21a,22b,23a,23c,24c,25aに制御などのデータを送信する場合には、図5のデータ構造にデータ経由装置の情報を先に記入しておき、その順に従ってデータを伝送することができる。その場合にも課金サーバ6にて事前に課金情報として保管されることになる。
この実施の形態1では、現場機器11〜15に設置され、機器の情報を収集するセンサ105、センサ105からの信号を変換する信号変換器106、データを保存するメモリ104、データを処理するCPU103、無線を送受信するための無線制御器102およびアンテナ101を備え、無線の授受だけでなく他の無線の中継まで行う機能を持った、センサ・無線中継装置21a,22b,23a,23c,24c,25aが複数の事業者により複数設置され、無線の直接届きにくいところに設置され、無線を送受信するための無線制御器102およびアンテナ101、データを保存するメモリ104、データを処理するCPU103を備え、他の無線中継を行う機能を持った無線中継装置31aが複数の事業者により複数設置され、無線ネットワークと有線ネットワークのインターフェースを取るため、無線を送受信するための無線制御器102とアンテナ101、データを保存するメモリ104、データを処理するCPU103、有線のネットワークに接続するためのネットワーク接続器107を備えた無線親局41a,42cが複数の事業者により複数設置され、前記無線親局41a,42cと各種のサーバを接続するネットワーク51と、現場機器11〜15の情報を取得した前述のセンサ・無線中継装置と、他のセンサ・無線中継装置や、無線中継装置31aや、無線親局41a,42cや、ネットワーク51を経由して、送受信を行い、そのデータが経由する情報に従って、課金を行うための課金サーバ6と、それぞれの事業者が所有し、データを解析したり保管したりし、データを直接あるいは他の端末などを使って間接的に監視・制御するデータ収集サーバ71a,72b,73cから構成されることを特徴とする機器遠隔監視制御システムが構成されている。
次に、当該の実施の形態に関する効果について説明する。センサ・無線中継装置21a,22b,23a,23c,24c,25aとデータ収集サーバ71a,72b,73cとの授受するデータを伝送するネットワーク系を、単一事業者が構築するためには、無線が届かない部分などに多くの中継装置を設置する必要があるが、複数の事業者が共同でネットワークを構築すると、他事業者の無線中継装置などが使用できるため、構築に関するコストを低減することができる。さらに、他事業者が設備を使用した場合に、コスト分担として課金できるため、ネットワーク構築費用とそのコスト分担を平等にすることができ、ネットワークを迅速に充実したものとすることができる。
この発明による実施の形態1によれば、プラントなどに配置された現場機器11〜15に取付けられ監視制御対象機器としての現場機器11〜15の情報を収集するセンサ105からなる情報収集手段と、前記センサ105からなる情報収集手段により収集した情報を含む通信情報を送受信するためのアンテナ101および無線制御器102からなる送受信手段と、無線中継を行うためのアンテナ101および無線制御器102からなる無線中継手段とを有するセンサ・無線中継装置21a,22b,23a,23c,24c,25aからなる情報収集機能付き無線中継装置を複数の事業者により複数設置するとともに、課金サーバ6からなる課金処理装置および各事業者のデータ収集サーバ71a,72b,73cからなるデータ収集装置が接続されたネットワーク51に前記センサ・無線中継装置21a,22b,23a,23c,24c,25aからなる情報収集機能付き無線中継装置を無線親局41a,42cを介して接続し、各事業者における前記センサ・無線中継装置21a,22b,23a,23c,24c,25aからなる情報収集機能付き無線中継装置から前記データ収集サーバ71a,72b,73cからなる情報収集装置への、他の事業者が所有するセンサ・無線中継装置22bや他の事業者が所有する無線中継装置31aまたは他の事業者が所有する無線親局41a,42cなどの他の事業者が所有する各種装置を経由する場合を含む通信状況に応じて前記課金サーバ6からなる課金処理装置により各事業者に課金するようにしたので、情報収集機能付き無線中継装置で構成される無線ネットワーク系を複数の事業者で構築し、そのネットワーク装置を利用する事業者が、ネットワーク装置を保有する事業者に支払う課金を負担することで、効率的な各事業者間相互の装置利用を促進させるとともに、無線ネットワーク系の効率的敷設を促進させることができる。
また、この発明による実施の形態1によれば、前項の構成において、前記無線親局41a,42cを複数の事業者により複数設置することができるようにしたので、情報収集機能付き無線中継装置で構成される無線親局を含む無線ネットワーク系を複数の事業者で構築するとともに、そのネットワーク装置を利用する事業者が、ネットワーク装置を保有する事業者に支払う課金を負担することで、効率的な各事業者間相互の装置利用を促進させるとともに、無線ネットワーク系の効率的敷設を促進させることができる。
さらに、この発明による実施の形態1によれば、前項の構成において、前記センサ・無線中継装置23c,24cからなる情報収集機能付き無線中継装置から前記無線親局42cへの無線中継を行うための無線中継装置31aを複数の事業者により複数設置することができるようにしたので、情報収集機能付き無線中継装置で構成される無線中継装置を含む無線ネットワーク系を複数の事業者で構築するとともに、そのネットワーク装置を利用する事業者が、ネットワーク装置を保有する事業者に支払う課金を負担することで、効率的な各事業者間相互の装置利用を促進させ、かつ、無線ネットワーク系の効率的敷設を促進させることができる。
実施の形態2.
この発明による実施の形態2を図6について説明する。図6は実施の形態2における全体構成を示すブロック図である。
この実施の形態2において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1の構成と同一の構成内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
この発明による実施の形態2を図6について説明する。図6は実施の形態2における全体構成を示すブロック図である。
この実施の形態2において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1の構成と同一の構成内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
上記実施の形態1では、ネットワーク51により、プラントなどのエリア内でデータを伝送する場合について述べたが、この実施の形態2では、図6に示すように、ネットワーク部分に電気通信事業者が提供する公衆回線52を適用し、エリア内との接続部分にPBX53を設置することにより、エリア外部のデータ収集サーバ71a,72b,73cから、実施の形態1と同様の態様で現場機器を監視・制御することができる。
この実施の形態2の効果は、伝送装置に公衆回線を組み込むことにより、エリア外部の遠隔地で現場機器を監視・制御できるとともに、公衆回線を複数の事業者で共有することができるため、利用コストが低減できることや、データ量により独自に課金サーバでコストを計算するため、公衆回線の利用料も平等に分担することができる。
そして、この実施の形態2では、ネットワーク部分における電気通信事業者が提供する公衆回線52の利用に際し、オープンネットワークとしてのインターネットを介して、センサ・無線中継装置21a,22b,23a,23c,24c,25aとデータ収集サーバ71a,72b,73cとの間の接続を行うことができる。
この発明による実施の形態2によれば、実施の形態1における構成において、前記センサ・無線中継装置21a,22b,23a,23c,24c,25aからなるデータ収集機能付き無線中継装置と前記データ収集サーバ71a,72b,73cからなるデータ収集装置との間を公衆回線を介して接続するようにしたので、情報収集機能付き無線中継装置で構成される無線ネットワーク系を複数の事業者で構築し、そのネットワーク装置を利用する事業者がネットワーク装置を保有する事業者に支払う課金を負担することで、効率的な各事業者間相互の装置利用を促進させるとともに、無線ネットワーク系の効率的敷設を促進させ、しかも、電気通信事業者が提供する公衆回線を有効に利用することができる。
また、この発明による実施の形態2によれば、前項における構成において、前記センサ・無線中継装置21a,22b,23a,23c,24c,25aからなる情報収集機能付き無線中継装置と前記データ収集サーバ71a,72b,73cからなる情報収集装置との間をオープンネットワークとしてのインターネットを介して接続するようにしたので、情報収集機能付き無線中継装置で構成される無線ネットワーク系を複数の事業者で構築し、そのネットワーク装置を利用する事業者が、ネットワーク装置を保有する事業者に支払う課金を負担することで、効率的な各事業者間相互の装置利用を促進させ、かつ、無線ネットワーク系の効率的敷設を促進させ、しかも、広く普及しているオープンネットワークとしてのインターネットを有効に利用することができる。
実施の形態3.
この発明による実施の形態3を図7および図8について説明する。図7は実施の形態3における全体構成を示すブロック図である。図8は実施の形態3における中継用移動体通信システムの構成を示すブロック図である。
この実施の形態3において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1の構成と同一の構成内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
この発明による実施の形態3を図7および図8について説明する。図7は実施の形態3における全体構成を示すブロック図である。図8は実施の形態3における中継用移動体通信システムの構成を示すブロック図である。
この実施の形態3において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1の構成と同一の構成内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
上記実施の形態2では、公衆回線52によりデータをエリア外の遠隔地に伝送して、監視・制御を行うことについて述べたが、この実施の形態3では、図7に示す通り、中継用移動体通信装置81b,82aと当該の移動体通信のコントロールを行う移動体親局91,92を使用することにより、携帯電話やPHSを適用したネットワークを構築することができる。
中継用移動体通信装置の構成は、図8の通りであり、エリア内の無線ネットワーク系からのデータ送受信にはアンテナ101、無線制御器102を、公衆回線側のデータ送受信には、携帯電話109、携帯電話制御器108を用いる。
中継用移動体通信装置の構成は、図8の通りであり、エリア内の無線ネットワーク系からのデータ送受信にはアンテナ101、無線制御器102を、公衆回線側のデータ送受信には、携帯電話109、携帯電話制御器108を用いる。
この実施の形態3の効果は、通信事業者が設置する携帯電話網やPHS網が、プラントのエリア内に届いている場合に、監視・制御を行う事業者が別のネットワークを構築すること無しに、監視・制御用のネットワークを構築することができることである。
この発明による実施の形態3によれば、実施の形態1また実施の形態2における構成において、前記課金サーバ6からなる課金処理装置および各事業者のデータ収集サーバ71a,72b,73cからなるデータ収集装置が接続された公衆回線52で構成されたネットワークに前記センサ・無線中継装置21a,22b,23a,23c,24c,25aからなる情報収集機能付き無線中継装置を中継用移動体通信装置81b,82aおよび移動体通信のコントロールを行う移動体通信親局91,92を介して接続するようにしたので、情報収集機能付き無線中継装置で構成される無線ネットワーク系を複数の事業者で構築し、そのネットワーク装置を利用する事業者が、ネットワーク装置を保有する事業者に支払う課金を負担することで、効率的な各事業者間相互の装置利用を促進させ、かつ、無線ネットワーク系の効率的敷設を促進させることができ、しかも、通信事業者が設置する携帯電話網やPHS網を有効に利用できる。
実施の形態4.
この発明による実施の形態4を図9および図10について説明する。図9は実施の形態4における構成および通信経路を示すブロック図である。図10は実施の形態4における無線親局の構成を示すブロック図である。
この実施の形態4において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1の構成と同一の構成内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
この発明による実施の形態4を図9および図10について説明する。図9は実施の形態4における構成および通信経路を示すブロック図である。図10は実施の形態4における無線親局の構成を示すブロック図である。
この実施の形態4において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1の構成と同一の構成内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
上記実施の形態1では、すでに定めてある通信経路を経由する場合について述べた。しかし、この実施の形態4では、図9に示すように、センサ・無線中継装置25aから無線親局41aの経路のように複数の経路を取ることができる。センサ・無線中継装置25aから、センサ・無線中継装置22bを経由して無線親局41aに至る通信経路301と、センサ・無線中継装置25aから、センサ・無線中継装置23a、無線中継装置31aを順に通り、無線親局41aにいたる通信経路302である。
この場合に、無線親局41aで、通信経路301と通信経路302の経路を比較して、通信経路301の方が経由装置が少ないと判断し、次回以降に通信経路301を選択するように、センサ・無線中継装置25aに対し通信経路301を逆に進んで指示することにより、複数の経路があった場合に最短の経路を選択するようにできる。なお、この経路を自動で選択する手段は、ネットワークを自動で構築する、例えばIEEE802.15.4で制定されているような無線通信方式を用いることで実現できる。
この場合に、無線親局41aで、通信経路301と通信経路302の経路を比較して、通信経路301の方が経由装置が少ないと判断し、次回以降に通信経路301を選択するように、センサ・無線中継装置25aに対し通信経路301を逆に進んで指示することにより、複数の経路があった場合に最短の経路を選択するようにできる。なお、この経路を自動で選択する手段は、ネットワークを自動で構築する、例えばIEEE802.15.4で制定されているような無線通信方式を用いることで実現できる。
図10に示すように、無線親局41aには、このような最短経路設定機能を実現するために、最短経路設定回路110が設けられている。最短経路設定回路110は、センサ・無線中継装置25aからセンサ・無線中継装置22bを経由して無線親局41aに至る通信経路301とセンサ・無線中継装置25aからセンサ・無線中継装置23aおよび無線中継装置31aを経由して無線親局41aに至る通信経路302の経路を比較して、通信経路301の方が経由装置が少ないことを判別し、通信経路301を選択設定して、通信経路301により無線通信を実行するようセンサ・無線中継装置25aに対し指示する。この最短経路設定回路110による最短通信経路の構築は、前述のように、例えばIEEE802.15.4で制定されているような無線ネットワーク自動構築機能を用いることで実現できるものである。
この実施の形態4の効果は、複数の通信経路を選択できるネットワーク構成になっている場合において、ネットワークの管理者が経路を全て設定しなくても、自動で経路を選び出し、さらに、最短経路を自動的に設定することで、管理者の負担を減らすとともに、経由する設備が少なくなることによりネットワークへのトラフィックを低減させることができ、さらに経由装置を減らすことによる課金の減少を自動で行えることにある。
この発明による実施の形態4によれば、実施の形態1から実施の形態3までのいずれかにおける構成において、前記センサ・無線中継装置25aからなる情報収集機能付き無線中継装置と前記無線親局41aとの間の複数の通信経路301,302を選択して最短の通信経路301を設定し設定された通信経路301により無線通信を行わせる最短経路設定回路110からなる最短経路設定手段を前記無線親局41aに設けたので、情報収集機能付き無線中継装置で構成される無線ネットワーク系を複数の事業者で構築し、そのネットワーク装置を利用する事業者が、ネットワーク装置を保有する事業者に支払う課金を負担することで、効率的な各事業者間相互の装置利用を促進させ、かつ、無線ネットワーク系の効率的敷設を促進させることができ、しかも、最短経路で情報収集機能付き無線中継装置と無線親局との間の無線通信を効率的に行うことができる。
実施の形態5.
この発明による実施の形態5を図11および図12について説明する。図11は実施の形態5における構成および通信経路を示すブロック図である。図12は実施の形態5における無線親局の構成を示すブロック図である。
この実施の形態5において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1の構成と同一の構成内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
この発明による実施の形態5を図11および図12について説明する。図11は実施の形態5における構成および通信経路を示すブロック図である。図12は実施の形態5における無線親局の構成を示すブロック図である。
この実施の形態5において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1の構成と同一の構成内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
上記実施の形態4では、通信経路301と通信経路302を、無線親局41aで比較することで、最短経路であるセンサ・無線中継装置22bを経由する通信経路101を選択する場合について述べたが、この実施の形態5では、図11に示すように、無線親局41aにて通信経路301と通信経路302を比較した場合に、通信経路301はもとのデータ所有者である事業者Aとは異なる、事業者Bが所有するセンサ・無線中継装置22bを経由するが、通信経路302は、もとのデータ所有者である事業者Aが所有するセンサ・無線中継装置23a、無線中継装置31aを経由するため、通信経路302のほうがデータ所有者の事業者Aから他の事業者への課金が無いため、コストが安くなることで、通信経路302を選択するようにしたものである。
図12に示すように、無線親局41aには、このような課金節減機能を実現するために、課金節減回路111が設けられている。課金節減回路111は、センサ・無線中継装置25aからセンサ・無線中継装置22bを経由して無線親局41aに至る通信経路301とセンサ・無線中継装置25aからセンサ・無線中継装置23aおよび無線中継装置31aを経由して無線親局41aに至る通信経路302の経路を比較して、通信経路302の方が課金節減に寄与することを判別し、通信経路302を選択設定して、通信経路302により無線通信を実行するようセンサ・無線中継装置25aに対し指示する。
この実施の形態5の効果は、複数の経路が選択できる場合に、できるだけ他事業者の中継装置を経由しないことで、課金を減らすことができるようにしたことである。
この発明による実施の形態5によれば、実施の形態1から実施の形態4までのいずれかにおける構成において、前記センサ・無線中継装置25aからなる情報収集機能付き無線中継装置と前記無線親局41aとの間の複数の通信経路301,302を選択して課金が最小になる通信経路302を設定し設定された通信経路302により無線通信を行わせる課金節減回路111からなる課金節減手段を設けたので、情報収集機能付き無線中継装置で構成される無線ネットワーク系を複数の事業者で構築し、そのネットワーク装置を利用する事業者が、ネットワーク装置を保有する事業者に支払う課金を負担することで、効率的な各事業者間相互の装置利用を促進させ、かつ、無線ネットワーク系の効率的敷設を促進させることができ、しかも、課金を適切に節減することができる。
実施の形態6.
この発明による実施の形態6を図13および図14について説明する。図13は実施の形態6における構成および通信経路を示すブロック図である。図14は実施の形態6における無線中継装置の構成を示すブロック図である。
この実施の形態6において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1の構成と同一の構成内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
この発明による実施の形態6を図13および図14について説明する。図13は実施の形態6における構成および通信経路を示すブロック図である。図14は実施の形態6における無線中継装置の構成を示すブロック図である。
この実施の形態6において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1の構成と同一の構成内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
上記実施の形態1、4、および5において、通信を1回行えば通信経路を固定して次の通信からは固定の経路で通信を行うこととなるが、この実施の形態6では、図13に示すように、通信経路302に固定された通信を行うときに、無線親局41aが故障した場合に、他の無線親局42cを自動で選択して通信障害を起こさないようにすることができる。通信では、例えばTCP/IPのようなプロトコルを用いると、通信時に必ず確認のACK情報を返すことにより通信の確実性を確保するようにしているが、この実施の形態6では、無線親局41aが故障した時点で、通信経路302の無線中継装置31aから無線親局41aへの通信に対するACK情報が無線中継装置31aに返ってこなくなるため、無線中継装置31aは無線親局41aが故障あるいは障害物などにより通信不能になったことがわかる。その際に他の通信経路を探し、例えばIEEE803.15.4などで考慮されている自動で無線構築を行う機能により、無線親局42cを探し出し、通信経路303を新しい通信経路として定めて、通信を行うことができる。
図14に示すように、無線中継装置31aには、このような健全経路設定機能を実現するために、健全経路設定回路112が設けられている。健全経路設定回路112は、無線親局41aが故障した場合に、無線親局41aが故障した時点で、通信経路302の無線中継装置31aから無線親局41aへの通信に対するACK情報が無線中継装置31aに返ってこなくなるため、無線中継装置31aは無線親局41aが故障あるいは障害物などにより通信不能になったことを検出し、他の健全な通信経路302を選択設定して、通信経路302により無線通信を実行するようセンサ・無線中継装置25aに対し指示する。この健全経路設定回路112による健全な通信経路の構築は、前述のように、例えばIEEE802.15.4で制定されているような無線ネットワーク自動構築機能を用いることで実現できるものである。
この実施の形態6の効果は、データを中継する無線中継装置や無線親局が故障、あるいは途中の障害物発生などにより通信が不能になった場合も、別の通信経路を自動で設定することにより、通信の信頼性を向上させることができるところにある。
この発明による実施の形態6によれば、実施の形態1から実施の形態5までのいずれかにおける構成において、前記センサ・無線中継装置25aからなる情報収集機能付き無線中継装置と前記ネットワーク51との間の複数の通信経路302,303のいずれかの故障を検出して故障のない通信経路303を設定し設定された通信経路303により無線通信を行わせる健全経路設定回路112からなる健全経路設定手段を設けたので、情報収集機能付き無線中継装置で構成される無線ネットワーク系を複数の事業者で構築し、そのネットワーク装置を利用する事業者が、ネットワーク装置を保有する事業者に支払う課金を負担することで、効率的な各事業者間相互の装置利用を促進させ、かつ、無線ネットワーク系の効率的敷設を促進させることができ、しかも、故障を適切に回避して通信の信頼性を向上させることができる。
実施の形態7.
この発明による実施の形態7を図16について説明する。図16は実施の形態7における構成とデータ構造を示すブロック図である。
この実施の形態7において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1の構成と同一の構成内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
この発明による実施の形態7を図16について説明する。図16は実施の形態7における構成とデータ構造を示すブロック図である。
この実施の形態7において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1の構成と同一の構成内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
上記実施の形態1〜6では、伝送されるデータが他の事業者の中継装置を通り、当該の中継装置内のメモリにデータが保管されることになる。この場合、他の事業者がデータを参照することができるため、参照できないようにデータの暗号化が必要である。
この実施の形態7における構成とデータ構造を示す図16では、センサ・無線中継装置25aで収集したデータ221を伝送するときに、そのデータの所有者であるA社共通暗号鍵222で暗号化した暗号化データ223をデータとして送信し、データ収集サーバ71aでは、暗号化データ223を、同じA社共通暗号鍵222で平文化してしてデータ221を得る。
これにより、経路中のセンサ・無線中継装置22bや課金サーバ6の所有者にデータ221の内容が漏洩することがなくなる。
この実施の形態7における構成とデータ構造を示す図16では、センサ・無線中継装置25aで収集したデータ221を伝送するときに、そのデータの所有者であるA社共通暗号鍵222で暗号化した暗号化データ223をデータとして送信し、データ収集サーバ71aでは、暗号化データ223を、同じA社共通暗号鍵222で平文化してしてデータ221を得る。
これにより、経路中のセンサ・無線中継装置22bや課金サーバ6の所有者にデータ221の内容が漏洩することがなくなる。
この実施の形態7の効果は、データを暗号化することで、複数の事業者が構築するネットワークにおいても、他事業者にデータの漏洩をなくすことができることである。
この発明による実施の形態7によれば、実施の形態1から実施の形態6までのいずれかにおける構成において、前記センサ・無線中継装置25aからなる情報収集機能付き無線中継装置により収集されたデータを暗号化するデータ暗号化手段を前記センサ・無線中継装置25aからなる情報収集機能付き無線中継装置に設けたので、情報収集機能付き無線中継装置で構成される無線ネットワーク系を複数の事業者で構築し、そのネットワーク装置を利用する事業者が、ネットワーク装置を保有する事業者に支払う課金を負担することで、効率的な各事業者間相互の装置利用を促進させ、かつ、無線ネットワーク系の効率的敷設を促進させることができ、しかも、データ漏洩を適切に回避することができる。
実施の形態8.
この発明による実施の形態8を図17について説明する。図17は実施の形態8における構成とデータ構造を示すブロック図である。
この実施の形態8において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1の構成と同一の構成内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
この発明による実施の形態8を図17について説明する。図17は実施の形態8における構成とデータ構造を示すブロック図である。
この実施の形態8において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1の構成と同一の構成内容を具備し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
実施の形態7では、データの漏洩防止であるが、ヘッダ部分に記載されているデータ所有者やデータ経由装置の情報については、平文のままであるため、他の事業者が偽装することが可能である。データ経由装置の情報は、課金のために必要であるので、課金サーバで解読できる必要がある。従って、この実施の形態8では、図17に示す通り、センサ・無線中継装置25aでは、データ所有事業者の情報231を、課金サーバ6の所有者であるD社公開暗号鍵230で暗号化し、データ所有事業者(暗号化)の情報232としてヘッダ210に保管する。このデータの中継装置であるセンサ・無線中継装置22bでは,同じくデータ経由装置[1]の情報223をD社公開暗号鍵230でデータ経由装置(暗号化)の情報234としてヘッダ210に保管する。
このデータの中継装置である無線親局41aでは、データ経由装置[2]の情報235をD社公開暗号鍵230でデータ経由装置[2](暗号化)の情報236として、ヘッダ210に保管する。
課金サーバ6では、データ所有事業者(暗号化)の232、データ経由装置[1](暗号化)の情報234、データ経由装置[2](暗号化)の情報236を、D社秘密暗号鍵237で平文化し、データ所有事業者の情報231、データ経由装置[1]の情報233、データ経由装置[2]の情報235とすることで、課金のための情報を読み出すことができる。
このデータの中継装置である無線親局41aでは、データ経由装置[2]の情報235をD社公開暗号鍵230でデータ経由装置[2](暗号化)の情報236として、ヘッダ210に保管する。
課金サーバ6では、データ所有事業者(暗号化)の232、データ経由装置[1](暗号化)の情報234、データ経由装置[2](暗号化)の情報236を、D社秘密暗号鍵237で平文化し、データ所有事業者の情報231、データ経由装置[1]の情報233、データ経由装置[2]の情報235とすることで、課金のための情報を読み出すことができる。
この実施の形態8の効果は、課金情報を課金サーバの所有者の公開暗号鍵で暗号化することで、課金サーバの所有者以外が情報を読み出すことができず、課金サーバの所有者が正しく課金できるようにすることである。
この発明による実施の形態8によれば、実施の形態1から実施の形態6までのいずれかにおける構成において、課金情報を前記課金サーバ6からなる課金処理装置の所有者等の管理主体に係る所定の公開暗号鍵で暗号化する課金情報暗号化手段を設けたので、情報収集機能付き無線中継装置で構成される無線ネットワーク系を複数の事業者で構築し、そのネットワーク装置を利用する事業者がネットワーク装置を保有する事業者に支払う課金を負担することで、効率的な各事業者間相互の装置利用を促進させ、かつ、無線ネットワーク系の効率的敷設を促進させることができ、しかも、課金を適正に行うことができる。
11,12,13,14,15 現場機器、21a,22b,23a,23c,24c,25a センサ・無線中継装置、31a 無線中継装置、41a,42c 無線親局、51 ネットワーク、52 公衆回線、53 PBX、6 課金サーバ、71a,72b,73c データ収集サーバ、81b,82a 中継用移動体通信、91,92 移動体通信親局、101 アンテナ、102 無線制御器、103 CPU、104 メモリ、105 センサ、106 信号変換器、107 ネットワーク接続器、108 携帯電話制御器、109 携帯電話、210 ヘッダ、211 データ番号、212 データ所有事業者の情報、213 データ経由装置の情報、220,221 データ、222 共通暗号鍵、223 暗号化データ、230 公開暗号鍵、231 データ所有業者の情報、232 データ所有業者(暗号化)の情報、233,235 データ経由装置の情報、234,236 データ経由装置(暗号化)の情報、237 秘密暗号鍵。
Claims (11)
- 監視制御対象機器の情報を収集する情報収集手段と、前記情報収集手段により収集した情報を含む通信情報を送受信するための送受信手段と、無線中継を行うための無線中継手段とを有する情報収集機能付き無線中継装置を複数の事業者により複数設置するとともに、課金処理装置および各事業者のデータ収集装置が接続されたネットワークに前記情報収集機能付き無線中継装置を無線親局を介して接続し、各事業者における前記情報収集機能付き無線中継装置から前記データ収集装置への通信状況に応じて前記課金処理装置により各事業者に課金することを特徴とする機器遠隔監視制御システム。
- 前記無線親局を複数の事業者により複数設置することを特徴とする請求項1に記載の機器遠隔監視制御システム。
- 前記情報収集機能付き無線中継装置から前記無線親局への無線中継を行うための無線中継装置を複数の事業者により複数設置することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の機器遠隔監視制御システム。
- 前記情報収集機能付き無線中継装置と前記情報収集装置との間を公衆回線を介して接続することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の機器遠隔監視制御システム。
- 前記情報収集機能付き無線中継装置と前記データ収集装置との間をインターネットを介して接続することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の機器遠隔監視制御システム。
- 前記課金処理装置および各事業者のデータ収集装置が接続されたネットワークに前記情報収集機能付き無線中継装置を中継用移動体通信装置および移動体通信親局を介して接続することを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載の機器遠隔監視制御システム。
- 前記情報収集機能付き無線中継装置と前記無線親局との間の複数の通信経路を選択して最短の通信経路を設定し設定された通信経路により無線通信を行わせる最短経路設定手段を設けたことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかに記載の機器遠隔監視制御システム。
- 前記情報収集機能付き無線中継装置と前記無線親局との間の複数の通信経路を選択して課金が最小になる通信経路を設定し設定された通信経路により無線通信を行わせる課金節減手段を設けたことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかに記載の機器遠隔監視制御システム。
- 前記情報収集機能付き無線中継装置と前記無線親局との間の複数の通信経路のいずれかの故障を検出して故障のない通信経路を設定し設定された通信経路により無線通信を行わせる健全経路設定手段を設けたことを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれかに記載の機器遠隔監視制御システム。
- 前記情報収集機能付き無線中継装置により収集されたデータを暗号化するデータ暗号化手段を設けたことを特徴とする請求項1から請求項9までのいずれかに記載の機器遠隔監視制御システム。
- 課金情報を前記課金処理装置に係る所定の公開暗号鍵で暗号化する課金情報暗号化手段を設けたことを特徴とする請求項1から請求項10までのいずれかに記載の機器遠隔監視制御システム。
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