JP2004318665A - 払込支援システム - Google Patents

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憲厳 島田
Junsuke Sakuma
淳介 佐久間
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Abstract

【課題】商品代金や公共料金等を手間をかけずに払い込む。
【解決手段】複数の企業10−1〜10−nからの請求がなされる場合、まず、請求内容通知部30において、払込支援サーバ40によって提供される情報画面にアクセスするためのアクセス情報が含まれた二次元コード81と請求書を識別可能な請求書番号82とが請求内容とともに印刷された請求書80が発行される。その後、請求先の携帯端末50において、請求書80に印刷された二次元コード81が読み取られると、払込支援サーバ40から請求書番号を入力するための情報画面が携帯端末50に提供され、携帯端末50にてその情報画面に請求書番号が入力されると、会員情報データベース70から、請求書番号によって識別される請求データの請求先についての請求内容と払い込み手段に関する情報が検索され、これらが掲載された情報画面が携帯端末50に提供される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品代金や公共料金等の払い込みを支援する払込支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、カタログを用いて商品等を購入する、いわゆるカタログショッピングにおいては、消費者が商品やサービス等を店舗等に出向くことなく家庭等にて容易に購入することができるため、利用者の数は少なくない。
【0003】
また、近年、インターネットやパソコンが急速に普及し、個人が時間や場所を問わずにインターネットに接続することが容易に行われるようになってきている。また、それに伴い、インターネット上にホームページを開設し、このホームページを用いて情報を提供したり、商品等を販売したりする企業団体等が急速に増加している。
【0004】
そこで、近年、カタログショッピングを取り扱う企業団体においては、カタログショッピングにおける商品等の注文及びその代金の決済を、インターネットを介して行うシステムが構築されており、利用者にとってもその利便性は高まっている。
【0005】
インターネットを用いた一般的なカタログショッピングにおいては、消費者が、所望の商品が掲載されたカタログにて指定されるサイトにパソコン等の端末を用いてアクセスすると、カタログに掲載された商品を注文するための画面が消費者の端末に表示される。
【0006】
消費者は、端末に表示された画面に、カタログに掲載された商品のうち所望の商品を指定するための商品コード等を入力し、また、消費者の氏名等の属性情報を入力する。
【0007】
これにより、カタログに掲載された商品の注文が行われ、また、所定の払込方法によって商品の代金が払い込まれることになる。
【0008】
このようなカタログショッピングにおいては、商品注文時に消費者がその代金の払込方法を指定し、その指定された払込方法によって商品の代金が払い込まれる場合や、代金の請求書が消費者に送付された際に、請求書に記載された代金の払込方法の中から消費者が所望の払込方法を指定し、その指定された払込方法によって商品の代金が払い込まれる場合等がある。
【0009】
商品の代金の払込方法としては、払込用紙を用いた金融機関あるいはコンビニエンスストアでの払い込みや、消費者の口座から商品の代金を引き落とす口座振替による払い込みや、クレジットカードを用いた払い込み等がその例として挙げられる。
【0010】
ここで、商品注文時に消費者がその代金の払込方法として払込用紙を用いた払い込みを指定した場合は、消費者に送付される代金の請求書に払込用紙が添付されており、消費者は、請求書に添付された払込用紙とその代金を金融機関あるいはコンビニエンスストアに持参し、この払込用紙を用いて商品の代金を払い込むことになる。また、代金の請求書が消費者に送付された際に、請求書に記載された代金の払込方法の中から消費者が所望の払込方法を指定する場合においても、消費者に送付される代金の請求書に払込用紙が添付されており、消費者は、請求書に添付された払込用紙を用いて商品の代金を払い込む場合は、請求書に添付された払込用紙とその代金を金融機関あるいはコンビニエンスストアに持参し、この払込用紙を用いて商品の代金を払い込むことになる。
【0011】
また、このような払込用紙を用いての料金の払込方法は、電気、ガス、電話等の公共料金の払い込みにおいても利用されている。
【0012】
ここで、近年の携帯電話機等の移動体通信端末の普及率の向上を考慮して、上述したような払込用紙に記載される請求データを移動体通信端末に送信し、その後、この移動体通信端末の利用者が、送信されてきた請求データを払込用紙に転記したり、料金支払窓口に設けられた料金収納端末に入力あるいは送信したりすることにより、消費者に払込用紙を送付する必要をなくすとともに、消費者が払込用紙を金融機関やコンビニエンスストア等の料金支払窓口に持参することなく、料金を払い込むことができるシステムが考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
【0013】
【特許文献1】
特開2001−229331号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように払込用紙や移動体通信端末を用いた料金の払込方法においては、料金を払い込むために消費者が金融機関やコンビニエンスストア等に出向く必要があるため、消費者にとってそのための手間がかかり、払込期限までに料金を払い込むことができなくなってしまう虞れがある。
【0015】
また、料金の払込方法としてクレジットカードを用いた払い込みを指定した場合においては、消費者がクレジットカードを用いた払い込みを指定する際に、使用するクレジットカードのカード番号や有効期限等を指定する必要があるため、料金の請求元が複数ある場合は、請求元毎にクレジットカードのカード番号や有効期限等を指定しなければならず、消費者にとって手間がかかってしまうという問題点がある。
【0016】
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、商品代金や公共料金等を手間をかけずに払い込むことができる払込支援システムを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、
請求元から通知された請求内容に応じた払い込みが行われる場合に該払い込みを支援する払込支援システムであって、
請求先における払い込み手段に関する情報を管理し、前記請求内容と前記払い込み手段に関する情報が掲載された情報画面を提供する払込支援手段と、
前記請求内容に、前記払込支援手段によって提供される情報画面にアクセスするためのアクセス情報及び請求先を特定可能な特定情報を付与して当該請求内容を前記請求先に通知する請求内容通知手段とを有し、
前記払込支援手段は、前記アクセス情報及び前記特定情報が指定された場合に、該特定情報によって特定される請求先についての前記請求内容と前記払い込み手段に関する情報が掲載された情報画面を提供することを特徴とする。
【0018】
また、二次元コードを読取可能に構成され、かつ、通信回線に接続可能な端末と、
前記アクセス情報及び前記特定情報を含む二次元コードが前記請求内容とともに印刷された記録媒体とを有し、
前記請求内容通知手段は、前記二次元コードと前記請求内容とを前記記録媒体に印刷し、該記録媒体を前記請求先に送付し、
前記払込支援手段は、前記端末にて前記記録媒体に印刷された二次元コードが読み取られた場合に該二次元コードに含まれる特定情報によって特定される請求先についての前記請求内容と前記払い込み手段に関する情報が掲載された情報画面を前記端末に提供することを特徴とする。
【0019】
また、二次元コードを読取可能に構成され、かつ、通信回線に接続可能な端末と、
前記アクセス情報を含む二次元コードと前記特定情報とが前記請求内容とともに印刷された記録媒体とを有し、
前記請求内容通知手段は、前記二次元コード、前記特定情報及び前記請求内容を前記記録媒体に印刷し、該記録媒体を前記請求先に送付し、
前記払込支援手段は、前記端末にて前記記録媒体に印刷された二次元コードが読み取られた場合に前記特定情報を入力するための情報画面を前記端末に送信し、前記端末にて前記情報画面に前記特定情報が入力された場合に該特定情報によって特定される請求先についての前記請求内容と前記払い込み手段に関する情報が掲載された情報画面を前記端末に提供することを特徴とする。
【0020】
(作用)
上記のように構成された本発明においては、請求元からの請求がなされる場合、まず、請求内容通知手段において、払込支援手段によって提供される情報画面にアクセスするためのアクセス情報及び請求先を特定可能な特定情報が請求内容に付与されて請求先に通知される。また、払込支援手段においては、請求先において払い込みに利用するクレジットカードのカード番号等といった請求先における払い込み手段に関する情報が管理されている。その後、請求先において、請求内容通知手段から通知されたアクセス情報及び請求先を特定可能な特定情報が指定されると、払込支援手段において、指定された特定情報によって特定される請求先についての請求内容と払い込み手段に関する情報が掲載された情報画面が請求先に提供される。
【0021】
このように、請求元から請求がなされた場合、請求内容が通知される請求先において、請求内容通知手段から通知されるアクセス情報及び特定情報を指定することにより、払込支援手段にて管理された請求先における請求内容に対する払い込み手段によって払い込みが行われることになるので、複数の請求元から請求がなされた場合であっても、請求先においては、請求内容通知手段から通知されるアクセス情報及び特定情報を指定することにより払込支援手段から提供された情報画面に掲載された請求内容と払い込み手段を確認、指定するだけで払い込みを行うことができる。
【0022】
例えば、請求内容通知手段から、アクセス情報及び特定情報を含む二次元コードが請求内容とともに印刷された請求書を請求先に送付し、二次元コードを読取可能に構成され、かつ、通信回線に接続可能な端末において、請求書に印刷された二次元コードが読み取られた場合にその二次元コードに含まれる特定情報によって特定される請求先についての請求内容と払い込み手段に関する情報が掲載された情報画面を払込支援手段から端末に提供することが考えられる。
【0023】
また、請求内容通知手段から、アクセス情報を含む二次元コードと特定情報とが請求内容とともに印刷された請求書を請求先に送付し、二次元コードを読取可能に構成され、かつ、通信回線に接続可能な端末において、請求書に印刷された二次元コードが読み取られた場合に特定情報を入力するための情報画面を払込支援手段から端末に送信し、その後、端末にて情報画面に特定情報が入力された場合にその特定情報によって特定される請求先についての請求内容と払い込み手段に関する情報が掲載された情報画面を払込支援手段から端末に提供することが考えられる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0025】
図1は、本発明の払込支援システムの実施の一形態を示す図である。
【0026】
本形態は図1に示すように、請求元となる複数の企業10−1〜10−nがそれぞれ有する請求データ11−1〜11−nを取得し、取得した請求データ11−1〜11−nを、請求データ11−1〜11−nを用いて請求内容を請求先に通知する請求内容通知部30と料金の払い込みを指定するための情報画面を提供する払込支援サーバ40とに振り分けるデータ振分部20と、請求内容通知部30にて作製され、請求内容が印刷されているとともに、払込支援サーバ40によって提供される情報画面にアクセスするためのアクセス情報となるURLを含む二次元コード81が印刷された記録媒体である請求書80と、請求書80に印刷された二次元コード81を読取可能に構成され、かつ、払込支援サーバ40にて提供される情報画面にインターネット60を介してアクセス可能な携帯端末50とから構成されており、払込支援サーバ40は、会員情報データベース70に予め登録された会員情報を管理し、データ振分部20にて振り分けられた請求データ11−1〜11−nのうち、携帯端末50にて指定された請求書番号に対応する請求データと、会員情報データベース70に予め登録された会員情報のうち、携帯端末50にて指定された特定情報となる請求書番号に対応する利用者情報が含まれる会員情報の中のクレジットカード番号とが掲載された情報画面を携帯端末50に送信し、携帯端末50にて情報画面に掲載された情報を用いて払い込みが指定された場合にその条件で払い込みを受け付ける。また、請求内容通知部30は、データ振分部20にて振り分けられた請求データ11−1〜11−nを用いて請求書80を作製、発送する請求書発行部31と、データ振分部20にて振り分けられた請求データ11−1〜11−nを用いて、請求内容を請求先となる携帯端末50に電子メールで通知するメール通知部32とから構成されている。
【0027】
以下に、上記のように構成された払込支援システムにおいてクレジットカードを利用して料金を払い込む場合の処理についてフローチャートを参照して説明する。
【0028】
図2は、図1に示した払込支援システムにおいてクレジットカードを利用して料金を払い込む際の処理を説明するためのフローチャートである。
【0029】
まず、図1に示したような払込支援システムを利用する消費者は、消費者の氏名、住所、電話番号等の属性情報と、商品代金あるいは公共料金の払い込みに用いる払い込み手段となるクレジットカードのカード番号を登録する。これにより、上述したような消費者の属性情報とクレジットカードのカード番号とが、消費者に付与された会員IDと対応づけられて会員情報データベース70に登録され、払込支援サーバ40にて管理される。
【0030】
データ振分部20において複数の企業10−1〜10−nからそれぞれ取得された請求データ11−1〜11−nは、請求内容通知部30と払込支援サーバ40に振り分けられる。ここで、データ振分部20にて複数の企業10−1〜10−nからそれぞれ取得された請求データ11−1〜11−nにおいては、請求書を識別するための請求書番号と、利用項目や請求金額等からなる請求内容と、利用者の氏名、住所、電話番号等の利用者情報とが少なくとも含まれている。なお、この請求書番号は、請求書毎に異なるものであるため、請求先を特定することができる特定情報となる。
【0031】
請求内容通知部30においては、請求書発行部31において、データ振分部20にて振り分けられた請求データ11−1〜11−nを用いて請求書80が作製、発送される(ステップS1)。
【0032】
図3は、図1に示した請求書発行部31にて作成された請求書80の一例を示す図である。
【0033】
本形態における請求書80は図3に示すように、請求書80を識別可能な請求書番号82と、利用項目や請求金額等からなる請求内容83が印刷されているとともに、払込支援サーバ40によって提供される情報画面にアクセスするためのアクセス情報となるURLを含む二次元コード81が印刷されている。また、請求内容83による払い込みを金融機関やコンビニエンスストアで行う場合に使用される払込用紙84が切り離し可能に連接されている。
【0034】
このような請求書80は、請求書発行のタイミングに合わせて、請求書発行部31にて印刷され、その後、封入、封緘され、利用者に発送されることになる。
【0035】
請求内容通知部30から発送された請求書80を利用者が受け取った後、利用者が、会員情報データベース70に予め登録されたクレジットカードを用いて料金の払い込みを行う場合、利用者が所持する携帯端末50にて、請求書80に印刷された二次元コード81が読み取られると(ステップS2)、払込支援サーバ40から請求書番号を入力するための情報画面が送信され(ステップS3)、携帯端末50にて受信、表示される(ステップS4)。なお、請求書80に印刷された二次元コード81には、上述したように、払込支援サーバ40から提供される情報画面にアクセスするためのアクセス情報となるURLが含まれているが、この場合は、請求書番号を入力するための情報画面にアクセスするためのアクセス情報となるURLが含まれているため、携帯端末50にて請求書80に印刷された二次元コード81を読み取ることのみで、請求書番号を入力するための情報画面が払込支援サーバ40から携帯端末50に送信されることになる。
【0036】
図4は、図1に示した払込支援サーバ40から送信され、携帯端末50にて受信、表示される、請求書番号を入力するための情報画面を示す図である。
【0037】
図4に示すように、払込支援サーバ40から送信され、携帯端末50にて受信、表示される情報画面には、請求内容通知部30にて作製、発送される請求書80に印刷された請求書番号82を入力するための領域91が設けられており、利用者がこの領域91に請求書番号を入力し、送信ボタン92を押下すると(ステップS5)、払込支援サーバ40において、データ振分部20にて振り分けられた請求データ11−1〜11−nのうち、携帯端末50に表示された情報画面に含まれる領域91に入力されることにより指定された請求書番号によって識別される請求データが検索され、さらに、この請求データに含まれる利用者情報を用いて、会員データベース70に登録された会員情報のうち、請求データに含まれる利用者情報と一致する情報を含む会員情報が検索される(ステップS6)。
【0038】
ここで、ステップS6における処理について詳細に説明する。
【0039】
データ振分部20にて振り分けられた請求データ11−1〜11−nにおいては、上述したように、請求書を識別するための請求書番号と、利用項目や請求金額等からなる請求内容と、利用者の氏名、住所、電話番号等の利用者情報とが少なくとも含まれている。また、会員情報データベース70には、上述したように、消費者の氏名、住所、電話番号等の属性情報と、商品代金あるいは公共料金の払い込みに用いるクレジットカードのカード番号とが、利用者に付与された会員IDと対応づけられて登録されている。
【0040】
そのため、払込支援サーバ40においては、まず、データ振分部20にて振り分けられた請求データ11−1〜11−nのうち、携帯端末50に表示された情報画面に含まれる領域91に入力されることにより指定された請求書番号によって識別される請求データが検索される。その後、この請求データに含まれる利用者の属性情報を用いて、会員データベース70に登録された会員情報のうち、請求データに含まれる属性情報と一致する属性情報を含む会員情報が検索される。この属性情報を用いた検索は、利用者の氏名や住所、あるいは電話番号等を用いて行うことが考えられるが、1つの属性情報を用いて検索を行ってもよいし、複数の属性情報を用いて検索を行ってもよい。ただし、住所や電話番号等といった利用者毎に必ずユニークとなる情報を用いた場合は、複数の属性情報を用いる必要はない。
【0041】
会員情報データベース70から検索された会員情報には、会員が利用するクレジットカードのカード番号が含まれているため、払込支援サーバ40においては、請求データに含まれる請求内容と、会員情報に含まれるクレジットカードのカード番号とが掲載された利用状況確認画面が送信される(ステップS7)。
【0042】
払込支援サーバ40から送信された利用状況確認画面は、携帯端末50にて受信、表示される(ステップS8)。
【0043】
図5は、図1に示した払込支援サーバ40から送信され、携帯端末50にて受信、表示される利用状況確認画面の一例を示す図である。
【0044】
図5に示すように、図1に示した払込支援サーバ40から送信され、携帯端末50にて受信、表示される利用状況確認画面においては、利用項目や請求金額等からなる請求内容93が掲載されているとともに、料金の払い込みに使用するクレジットカード番号94が掲載されている。また、ステップS6における処理において利用者の氏名が特定されているため、利用者の氏名95も掲載されている。
【0045】
その後、利用者が、携帯端末50に表示された情報画面に含まれる請求内容93及びクレジットカード番号94を確認し、支払ボタン96を押下すると(ステップS9)。払込支援サーバ40において、利用状況確認画面に掲載された請求内容93による払い込みがクレジットカード番号94のクレジットカードによって行われることが受け付けられる(ステップS10)。
【0046】
なお、本形態においては、請求内容通知部30の請求書発行部31にて請求書80が作製、発送されることにより、利用者に請求内容が通知されているが、請求内容通知部30のメール通知部32において、請求内容が掲載された電子メールを携帯端末50に送信することにより、利用者に請求内容を通知することも考えられる。その場合、請求書発行部31にて作製された請求書80に印刷された二次元コード81の代わりに、払込支援サーバ40から提供される情報画面にアクセスするためのアクセス情報となるURLを電子メールに掲載しておき、利用者がこのURLを指定することによって、払込支援サーバ40から請求書番号入力画面を送信することが考えられる。
【0047】
また、本形態においては、図1に示した払込支援システムを利用する場合、利用者の氏名、住所、電話番号等の属性情報と、商品代金あるいは公共料金の払い込みに用いるクレジットカードのカード番号とを予め会員情報データベース70に登録しているが、利用者がこれらの情報を会員情報データベース70に予め登録しておかず、クレジットカードを利用して料金の払い込みを行った際に、属性情報が会員情報データベース70に登録され、その後、クレジットカードを利用して料金の払い込みを行う場合に、会員情報データベース70に登録された情報を用いて上述したような処理を行うことも考えられる。
【0048】
また、請求内容通知部30の請求書発行部31にて作製される請求書80に印刷される二次元コード81に、払込支援サーバ40から提供される情報画面にアクセスするためのアクセス情報となるURLの他に、請求書80を識別可能な請求書番号を含ませておくことも考えられる。この場合、携帯端末50にてこの二次元コード81が読み取られると、請求書番号が認識されることになるため、ステップS3〜S5における処理を省略することができる。また、この場合、二次元コード81が読み取られた後に、さらに、請求書番号を入力するための情報画面を払込支援サーバ40から送信し、携帯端末50にてこの情報画面に入力された請求書番号と二次元コード81に含まれた請求書番号とを照合し、両者が一致した場合にのみ、図5に示したような情報画面を携帯端末50に送信するような構成とすれば、請求内容のセキュリティ性を向上させることができる。
【0049】
また、払込支援サーバ40から提供される情報画面にアクセスするためのアクセス情報となるURLの他に二次元コード81に含ませておく情報として、例えば、電話番号等の利用者の属性情報を用いることも考えられ、その場合、二次元コード81が読み取られた後に、上記同様に、請求書番号を入力するための情報画面を払込支援サーバ40から送信し、携帯端末50にてこの情報画面に請求書番号が入力された後、払込支援サーバ40において、データ振分部20にて振り分けられた請求データ11−1〜11−nのうち、携帯端末50に入力された請求書番号によって識別される請求データが検索され、さらに、この請求データに含まれる利用者情報に含まれる属性情報と二次元コード81に含まれる属性情報とを照合し、両者が一致した場合にのみ、図5に示したような情報画面を携帯端末50に送信するような構成とすれば、請求内容のセキュリティ性を向上させることができる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように本発明においては、請求元から通知された請求内容に応じた払い込みが行われる場合に該払い込みを支援する払込支援システムにおいて、請求先における払い込み手段に関する情報を管理し、請求内容と払い込み手段に関する情報が掲載された情報画面を提供する払込支援手段と、請求内容に、払込支援手段によって提供される情報画面にアクセスするためのアクセス情報及び請求先を特定可能な特定情報を付与して当該請求内容を請求先に通知する請求内容通知手段とを有し、払込支援手段が、アクセス情報及び特定情報が指定された場合に、該特定情報によって特定される請求先についての請求内容と払い込み手段に関する情報が掲載された情報画面を提供する構成としたため、請求先においては、請求内容通知手段から通知されるアクセス情報及び特定情報を指定することにより払込支援手段から提供された情報画面に掲載された請求内容と払い込み手段を確認、指定するだけで払い込みを行うことができるようになり、商品代金や公共料金等を手間をかけずに払い込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の払込支援システムの実施の一形態を示す図である。
【図2】図1に示した払込支援システムにおいてクレジットカードを利用して料金を払い込む際の処理を説明するためのフローチャートである。
【図3】図1に示した請求書作製部にて作成された請求書の一例を示す図である。
【図4】図1に示した払込支援サーバから送信され、携帯端末にて受信、表示される、請求書番号を入力するための情報画面を示す図である。
【図5】図1に示した払込支援サーバから送信され、携帯端末にて受信、表示される利用状況確認画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
10−1〜10−n 企業
11−1〜11−n 請求データ
20 データ振分部
30 請求内容通知部
31 請求書発行部
32 メール通知部
40 払込支援サーバ
50 携帯端末
60 インターネット
70 会員情報データベース
80 請求書
81 二次元コード
82 請求書番号
83 請求内容
84 払込用紙

Claims (3)

  1. 請求元から通知された請求内容に応じた払い込みが行われる場合に該払い込みを支援する払込支援システムであって、
    請求先における払い込み手段に関する情報を管理し、前記請求内容と前記払い込み手段に関する情報が掲載された情報画面を提供する払込支援手段と、
    前記請求内容に、前記払込支援手段によって提供される情報画面にアクセスするためのアクセス情報及び請求先を特定可能な特定情報を付与して当該請求内容を前記請求先に通知する請求内容通知手段とを有し、
    前記払込支援手段は、前記アクセス情報及び前記特定情報が指定された場合に、該特定情報によって特定される請求先についての前記請求内容と前記払い込み手段に関する情報が掲載された情報画面を提供することを特徴とする払込支援システム。
  2. 請求項1に記載の払込支援システムにおいて、
    二次元コードを読取可能に構成され、かつ、通信回線に接続可能な端末と、
    前記アクセス情報及び前記特定情報を含む二次元コードが前記請求内容とともに印刷された記録媒体とを有し、
    前記請求内容通知手段は、前記二次元コードと前記請求内容とを前記記録媒体に印刷し、該記録媒体を前記請求先に送付し、
    前記払込支援手段は、前記端末にて前記記録媒体に印刷された二次元コードが読み取られた場合に該二次元コードに含まれる特定情報によって特定される請求先についての前記請求内容と前記払い込み手段に関する情報が掲載された情報画面を前記端末に提供することを特徴とする払込支援システム。
  3. 請求項1に記載の払込支援システムにおいて、
    二次元コードを読取可能に構成され、かつ、通信回線に接続可能な端末と、
    前記アクセス情報を含む二次元コードと前記特定情報とが前記請求内容とともに印刷された記録媒体とを有し、
    前記請求内容通知手段は、前記二次元コード、前記特定情報及び前記請求内容を前記記録媒体に印刷し、該記録媒体を前記請求先に送付し、
    前記払込支援手段は、前記端末にて前記記録媒体に印刷された二次元コードが読み取られた場合に前記特定情報を入力するための情報画面を前記端末に送信し、前記端末にて前記情報画面に前記特定情報が入力された場合に該特定情報によって特定される請求先についての前記請求内容と前記払い込み手段に関する情報が掲載された情報画面を前記端末に提供することを特徴とする払込支援システム。
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