JP2003122946A - 受託購入方式での仲介取引を成立させる電子商取引装置 - Google Patents

受託購入方式での仲介取引を成立させる電子商取引装置

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JP2003122946A
JP2003122946A JP2001315611A JP2001315611A JP2003122946A JP 2003122946 A JP2003122946 A JP 2003122946A JP 2001315611 A JP2001315611 A JP 2001315611A JP 2001315611 A JP2001315611 A JP 2001315611A JP 2003122946 A JP2003122946 A JP 2003122946A
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康裕 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本願発明の目的は、物品の電子商取引におい
て、消費者から受託して行う販売店との購入手続、販売
店への集荷及び委託者への引き渡し、並びに決済までの
各段階の処理を全てオンライン上でコンピューター処理
する仲介システム及び決済システムと、情報が仲介シス
テムに集約するシステム特性を利用して自動的に収集さ
れた販売店情報及び商品情報並びにマーケティング情報
をオンライン上で提供する情報提供システムと、を統合
した電子商取引装置で受託購入方式での仲介取引を提供
することで、電子商取引の普及及び発展を阻害する様々
な要因を解決することである。 【解決手段】仲介システム9のウェブサイト上で委託者
3の商品購入の注文を受け付け、その情報を自動的に注
文電子メールに変換して販売店1に電子メールで発注
し、商品並びに販売店自身の詳細情報について販売店1
からウェブサイト上で受け付けることによって、受託購
入方式での仲介取引を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、電子商取引(B
toCだけでなくBtoB、CtoC、PtoPの全てに対応)
における物品売買における懸案事項、つまり消費者側か
ら見たプライバシー問題、クーリングオフ問題、前払代
金制における商品未達問題、販売店側から見た認証問
題、決済リスク、決済・与信コスト、双方に問題となる
配送コスト等電子商取引の普及を阻害する要因の解消を
することを課題とした受託購入方式での仲介取引を成立
させる電子商取引装置、及び消費者に“真”に有益な情
報の提供、並びに本願装置をプラット・ホームにした様
々な形態の仲介取引システムに関する技術分野に属す
る。
【0002】
【従来の技術】インターネットを介した通信販売方式
は、店舗開設に要する費用や取引コストを従来に比べか
なりの程度削減できることから誰でも安易に参入するこ
とが可能となった。しかしそれは、販売店における店舗
の設置や接客などの商談行為、また購入者にとっても希
望の商品を求めて幾多もの店頭に足を運ぶ行為など、双
方にとってこれらの取引コストの低下を可能にしたもの
の、反面従来の対面販売では生じにくい上記問題が発生
する要因ともなった。それにも拘らず多くの販売店や購
入者は電子商取引においても従来通りの契約形態である
“相対(あいたい)取引”に固執しており、双方の信用
補完のためにわざわざ認証問題を解消するため高価なコ
ストを払おうとしている。このことはインターネットを
活用した取引コストの低減効果について当初想定した程
には享受できないことを示している。
【0003】そして、上記種々の問題点を解消しよう
と、様々な機関が多様なサービスを提供し、新規なサー
ビスが発明され提案されているものの、コスト面の課題
を克服することは難しいだろう。コスト面の課題を含め
た上記問題を解決する画期的な技術は未だ見られない。
【0004】このように、現状では上記問題に対処する
ための有効な手立ては施されておらず、実質的に個々の
賢明な自己防衛に依存するしかない状況である。電子商
取引においては、決済と商品の引取りが同時に行われる
現金での販売のような取引は不可能である為、決済か引
渡しかのどちらが先に行われるか、またそのタイムラグ
が問題となる。そのタイムラグに起因するリスクを小さ
くするため、情報収集及び情報開示といった形で双方の
信頼関係を築かなければならない。
【0005】しかし、情報管理の面で信頼されにくい知
名度の低い零細販売店に対して個人的な情報を開示しな
ければならないことは、プライバシーを重視する消費者
にとってはストレス(精神的コスト)を生じさせる要因
であり、また代金を前納したにも拘わらず商品が届かな
いなどの詐欺行為や、説明と異なる商品が届いた場合の
クーリングオフ問題など、電子商取引に対する消費者の
警戒心は相当強くなっている。
【0006】購入者の氏名等が販売者側に知られないよ
うにして購入者側のプライバシーを保護することが可能
な、従来からある取引形態としては、ブローカーが購入
者の名義を伏せて美術品の仲介業務を行う場合がある。
しかしこれは贋作のリスク回避の為の真偽の見極めとい
う高度な判断作業や手間のかかる価格決定作業、慎重な
決済など取引コストも高価なものになる。このため取引
単価が高額であるからこそ採算が合うものであり、小口
の取引に不向きな取引形態であった。
【0007】販売店側も、消費者の申告に基づく情報を
信用しなければならず、常に決済リスクを念頭に置かな
ければならなかった。販売店はそのリスクを避けるため
運送会社の代金引換決済サービス(以下“代引”)や、
クレジット決済に依存しなければならず、これらの手数
料(決済コスト)は配送費+αの費用として消費者に転
嫁され、物品の相対価格を引き上げる要因となってい
る。
【0008】そして、代金やクレジット決済を利用しづ
らい個人間や面識の無いグループ間での中古品などの売
買においては、代金一時預り口座(公開番号2001-18444
4)など決済問題と商品未達問題が解消されるシステム
が考案されているが、該システムに加入している販売店
との取引が1回限りである単発利用の個人向けには、採
算面及びクレジット番号の開示を求められることに起因
するストレスなどの課題(経済的及び精神的コスト)を
解決できるものではない。
【0009】また、従来は販売店と運送会社との契約関
係で、物流システムが形成されていたため、販売店は必
ずしも消費者の利益を重視せず、運送料、手数料などの
名称で、商品代価に付加するものであった。消費者の実
質負担額が申し込みの段になって初めてわかる場合もあ
り、「実費との差額分の付加収入を得ているのではない
か」、またそうでなくとも「販売店は物流コスト低減に尽
力しているか」などの疑念を消費者に抱かされることも
多いものと思われ、またそれ故に価格の比較可能性の観
点からも課題が残るものである。
【0010】他方、運送会社側も、販売店から料金をも
らうため、消費者の視点に立った基準から販売店を選別
するインセンティブは働かず、消費者の効用よりも販売
店の効用を重視し、返品情報などの業務上入手し得る情
報を明らかにしてこなかった。
【0011】また消費者への販売店や商品・サービスな
どについての情報提供機能を持つ従来技術においてはカ
ード会社の提供するものがあった。これは購入者の取引
実績に基づくデータ収集という信憑性の高い情報提供手
段であるが、あくまでも新規商品・サービスのマーケテ
ィング用の宣伝媒体として機能するものであった。しか
し、カードによる決済体系、並びに多くの加盟店を取り
込みカードでの信用販売を促すことを命題とした営業形
態の属性を考察した場合、加盟店を取り込む際は、必然
的にできるだけ手数は避けたいとの加盟店の要請が反映
した契約形態となり、取り扱った商品の情報など緻密な
情報収集は困難である。またこのような営業形態では当
然のことだが、加盟店に不利益(=消費者に有益)な情
報の開示を、カード会社に期待できるはずがない。
【0012】故にマーケティングのプラット・ホームと
はなるものの、個人がよく利用している “販売店”の
動向という、限られた性質の個人の購買情報しか収集で
きないため、マーケティング対象を絞りにくく、広告媒
体としても消費者の緻密な選好を反映できるものではな
い。またその販売店情報についても必ずしも購入者側に
立った情報提供(加盟店契約に係る取引停止はカード会
社と加盟店間の契約違反等の問題である)はできないと
いった問題があった。社会問題にまで発展したある宝石
店の信用販売問題の事例からも分かるように、”契約法
制的“な観点からのみではなく”真に”消費者を守る命
題をカード会社が持っていれば事前に予防できた問題は
少なからず存在する。
【0013】また委託者の細かな選考を探る手段は、ネ
ットサーフィンなどのサイト閲覧履歴を本人に無断で収
集し、各個人の選好に沿ったウェブ広告を提示するマー
ケティングビジネスがあるが、これはプライバシーの侵
害にあたることから、ユーザーの強い不信感を買ってい
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の相対
取引を電子商取引でも行おうとすることに起因して生じ
る、個人情報に係る信憑性、情報の運用問題、運用問題
に起因するプライバシー問題、決済問題、商品未達問
題、消費者を軽視した情報提供姿勢に関する問題、また
それらの問題に対処しようとすれば、インターネットを
利用することでの「取引コストの低下」という最大のメ
リットを必ずしも享受できなかったコスト増要因(経済
的、精神的コスト)等々が、電子商取引の普及を阻害し
ている要因として挙げられる。特にこれらのコストを吸
収できない中小企業にとっては解決困難な問題である。
仮に革新的な技術が開発されたとしても、その効果を真
に享受できるのは規模のメリットを有する一部の大規模
販売店のみではなかろうか。
【0015】しかし、電子商取引は信用、認知度、販売
・物流・決済ネットワークの面で大企業に劣るものの、
大企業の提供するマス製品に対比して「多様」な物品を提
供できる潜在力を持つ地方の優良零細企業にこそ、商圏
を拡大できる可能性に満ちており、このような中小企業
(ベンチャーを含む)や健全な電子商取引市場を育成し
てこそ、『ITによる雇用創出』、または『地方分権
化』という政府の掲げる政策課題も達成できるのであ
る。
【0016】以上のような背景から、本願発明の課題
は、従来技術の例と同様にインターネットなどのネット
ワークを活用し、仲介機関を介在させることによって上
述の問題に対処するための電子商取引装置を提供するこ
とである。しかし本願電子商取引装置のは、専門の仲介
機関や認証機関等の新たな業態を複雑に介在させるので
はなく、従来の電子商取引に関与する既存業態の一つ、
すなわち運送会社に仲介機能を持たせた簡素(=付加コ
ストが不要)な仕組みであることが最大の特徴であり、
メリットである。さらに、消費者が“真に“取引を望む
販売店に対してはオープンであり、且つ販売店及び消費
者双方にとって安全な電子商取引を可能にすることがで
きる。そして本願電子商取引装置は、オンラインモール
やネットを使った個人売買、またネットを使って共同購
入者を募集する共同購入取引形態など多様なオンライン
・ビジネスを安全に展開するためのプラット・ホームと
なることができる、拡張性を備えていることも大きな特
徴である。また、本願電子商取引装置の運営主体である
運送会社は、該システムの維持費用を情報提供収入で補
填できることから、消費者から徴収する配送・手数料を
最大限低額に抑えることができることも大きな特徴であ
る。
【0017】本願発明は、これらの特徴を有する具体的
には以下のような四つの課題を統合した電子商取引装置
を提供することを目的としたものである。
【0018】本願発明は全国に物流ネットワークを有す
る大手運送会社が主となって仲介機能を担う電子商取引
ネットワークシステムの形成を想定するが、もちろん一
以上の運送会社を組成する独立の事業体であっても一部
のメリットは十分に享受できる。
【0019】第一の課題は消費者であるインターネット
ユーザー(以下“委託者”と称する)から電子店舗での
商品の購入を希望した際に、仲介機関(同様に“受託
者”)がその商品の購入手続を受託し、販売店との契約
当事者となって物品(本願発明は専用データボックスを
付与することで無形物の取引にも対応できる拡張性を有
する)を購入するという取引形態である受託購入方式で
の仲介取引を、インターネットやサーバー、電子メー
ル、委託者のウェブ端末などを活用したコンピューター
ネットワークシステムによって実現することである。こ
れによって、現金購入のときのように、販売店に対して
の購入者の氏名表示選択権など一切のプライバシーを保
護でき、匿名での電子商取引を可能とし、プライバシー
の保護、決済の安全性、取引及び情報の集約化に伴う効
率性の効果を提供できることになる。美術品ブローカー
のような高価な商品を対象にしなくとも既存の物流ネッ
トワークを活かしたコンピューターシステムを組むこと
で、コスト低下を図り、単価の低い物でも受託購入取引
を成立させることが可能である。
【0020】このように仲介機関の機能を単なる仲介機
能に留めず、仲介機関に販売店との取引当事者という権
能を与えたことについて、このシステムの新規性が見ら
れる点である。
【0021】なお、このシステムは配送料や手数料を委
託者から徴収するシステムであるため、販売点側に付加
コストを要求しないことを特徴とする。特別な販売管理
・代金回収システムの形成・保有または先行実施されて
いる例えばオンラインモールのような他のネットワーク
に加盟する付加コストに絶え得る体力が無い零細な販売
店に特にメリットがある。
【0022】また、健全な電子商取引を達成するために
は販売店の決済リスク及び認証問題、並びに決済・与信
コストの問題を解決しなければならないが、これも受託
者が契約当事者となることで、従来のような消費者毎に
行っていた個別認証・与信の手数から解放される。特に
こういった信用販売ノウハウが無く、代引やクレジット
決済に依存せざるを得なかった零細な販売店には大きな
コスト削減が見込まれる。
【0023】決済リスクに絡んではクーリングオフや商
品未達問題への対応も重要な論点である。この対応は決
済リスクが解決すれば、すなはち、商品を先に引渡して
もクーリングオフ可能期間を経過した後に必ず代金回収
が可能であるならば、販売店も代金の後払いに応じるで
あろう(若干の流動性における問題は避けられないが、
代引きやクレジット決済も同様の問題を含むため、決済
の安全性というメリットを比較考察する場合において
は、程度の差は多少あるものの流動性の問題は無視でき
るものと思われる)し、商品の未達という詐欺行為は理
論的に不可能となる。
【0024】そこで先行発明のような代金一時預り口座
(公開番号2001-184444)により決済を遅らせる方法が
考えられるが、該先行発明では販売店の関与する機能が
重要な地位を占める形でシステムが形成されている。し
かし本願発明は委託者・受託者・金融機関の三者間のネ
ットワークでこれを達成することに大きなメリットが存
在し、また配送料の決定も委託者と受託者間で決定する
ことにおいて大きく異なっている点も新規な点の一つで
ある。このように、委託者・受託者・金融機関の三者間
でネットワークを組む安全な決済システムの提供が第二
の課題である。
【0025】運送会社と金融機関という物品販売に不可
欠な物流及び金融というそれも相対的に広範なネットワ
ークを持った者同志による規模及び範囲の経済を活かし
たネットワークを形成することのほうが、販売店が個々
に販売ネットワークを構築するよりも経済効率は高くな
ることは明らかである。また受託者は委託者のどんな電
子商取引に対しても仲介できることから、購入先が単発
利用の販売店であっても、追加の情報開示は必要なく、
販売店がどこであっても、ストレス無く取引できること
に最大の特徴がある。受託者にとっても、販売店がどこ
であっても、委託者とは経常的な取引を実現し、住所や
居所、配送先住所などの拠点の存在確認を行える立場で
もあるため、委託者に対する属地的な情報の管理コスト
は大きく軽減できる。
【0026】また、この決済システムは次のような特徴
を有する。販売店の与信の対象は該システムによって当
然受託者に向けられるが、該システムによって販売店の
取引相手としての選択肢は狭められることから受託企業
の倒産リスクは重要な問題である。
【0027】これへの対処としては、提携銀行に決済機
能だけでなく入出金の厳密な管理をさせるシステムにす
ることで解決可能である。委託者の指定口座から配送料
・手数料とともに商品代金が引き落とされ、手数料相当
額を受託者の非拘束性預金に振替え、商品代金相当額は
受託者の拘束性預金に入金される。委託者の商品確認後
に送金指示がなされた場合や、クーリングオフ可能期間
などの一定期間が経過した後に自動的に販売店の口座に
振り込まれるようになっている。一連の作業は、商品の
受取及び商品の検品という委託者の精神活動以外は全て
コンピューターとコンピュータープログラムによって自
動化されていることを特徴とする。また一定期間内に返
品することが決定すれば、同様に受託者が集荷に訪れ販
売店に返品する。販売店の検品が行われるまでの間は、
該決済資金を受託者が預かっておく。
【0028】次に第三の課題として、配送コストの低減
問題及び委託者の視点に立った情報提供のための情報提
供システムの提供であるが、この問題には次のように対
処する。
【0029】まず委託者との契約時に委託者の属性情報
(年齢、性別、職業、役職、家族構成、年収などの情
報)をできるだけ多く入手しておき、本願発明の実際の
利用段階における、購入履歴情報との関連性などを様々
な角度から自動的に行う解析手段によって得られた委託
者の選好、商品情報、販売店情報が多様な視点から整理
格納されたデータベースを構築し、これらの情報をネッ
トワークを介して委託者には無料で閲覧・検索を可能と
し、またインターネット上の専用ウェブ・サイト上で一
定の情報を有料または限定した情報を無料で開放するも
でき、また該ウェブサイト上での広告の掲載やメールを
使った広告を配信するなど広告収入を得ることもでき
る。これらの収入で配送コストやシステムの運営費を最
大限補うことも本課題である。
【0030】情報提供システムの提供において購入者の
取引実績に基づくデータ収集という観点からは、カード
会社のシステムはこれに類似(信用販売などのカード取
引固有の”利便性“を比較するのではない)するが、従
来技術の項で述べたような問題点が存在した。
【0031】一方、本願発明は、商品の運搬上、並びに
委託者の自身の委託内容を確認する必要性から、販売店
に対してウェブ・サイトへの詳細な商品情報の入力を要
求することができる。また委託者に対しては購入した商
品について自己利用の備忘記録として商品利用後の寸評
(メモ)や格付、評点などが利用者の精神活動に依存し
てネットワークを介して直接入力でき、そしてそれらの
情報がその商品情報データベースに自動的に格納され、
これらの情報をネットワークを介して公開する。また販
売店についての情報も返品の過多や扱い商品の価格情報
についてネットワークを介して公開する。このことか
ら、優良販売店にはコストゼロのマーケティング媒体と
なるが、不良販売店にとっては営業が困難となるため、
委託者の側に立った情報の提供を特徴とするシステムで
あるといえる。
【0032】このように情報提供システムは、広告収入
に依存した配送料の低減といった上記特徴に加え、委託
者にとって有益であるかという一点を念頭に置いた情報
を提供できることが、もう一つの大きな特徴である。こ
の点が、カード会社の営業形態に起因する販売店にとっ
て有益かという販売店よりのデータ収集及び情報提供の
マーケティング媒体としてのカード会社の情報提供の特
性とは異なるものである。
【0033】また緻密な情報提供は、コストのかかる緻
密な商品情報及び販売店情報についての情報収集、デー
タ入力作業を販売店や委託者の精神活動に依存し、情報
の整理・格納及び提供作業をコンピューターとコンピュ
ータープログラムの機能によって低コスト化を実現でき
るという特徴を有することから可能となるのである。
【0034】本願発明は購入及び、決済を代行すること
に加え、あたかもブローカーが実績を積む課程で知識を
蓄積し、自己の顧客に良質なアドバイスを行うかのよう
な機能を有するのである。具体的には、本願発明でもブ
ローカー取引と同様に本願装置を利用した取引を通じて
得た情報がデータベースに自動的に蓄積され、インター
ネットを通じて顧客にワンtoワン及びオン・デマンドで
提供する手段を持ち、若しくは、顧客が不利益を被る前
に警鐘を発するような温情的な手段を具備する。そして
これらの情報は、委託者の暗黙知の知識を他の委託者と
共有するため、広く顧客に均一に提供するという趣旨を
持つのであって、情報が一方的にブローカーに蓄積する
ような従来のブローカー取引とは異なる。
【0035】第四の課題は、上記仲介システム、決済シ
ステム、情報提供システムの安全及びプライバシーが保
全された取引が行えるというシステム特性を活かして、
これらのシステムをプラット・ホームとしたビジネスを
提供するものである。実は、本願電子商取引装置をプラ
ット・ホームとして新規形態の取引を実施するうえでの
拡張性に優れているのである。具体的には委託者同士の
個人売買システム、該装置への登録企業によるオンライ
ンモールシステム、共同購入システムが考えられるが、
その他の取引形態にも拡張可能である。
【0036】
【課題を解決するための手段】上記課題を効率よく達成
するために以下のようなシステムを提供する。
【0037】すなわち該システムは、インターネットな
どの通信ネットワーク上で受託者(本願発明の実施主体
の呼称)が委託者(本願発明の利用主体の呼称)からの
電子商取引における購入手続を受託する、受託購入方式
での仲介取引を成立させる電子商取引装置であって、該
委託者及び該受託者によってアクセス可能な通信ネット
ワークと、該通信ネットワークと電子通信するコンピュ
ーターシステムと、を含み、該コンピューターシステム
は、該委託者の該コンピューターシステムへのアクセス
の可否を確認する認証手段と、該手段で検索及び照合可
能な該委託者の認証情報の格納部と、該委託者の購入委
託申込の意思並びに販売店情報及び商品情報などの購入
希望商品に係る情報を該通信ネットワーク上で該委託者
から受け付ける購入委託申込受付手段と、該販売店の販
売許諾の意思確認及び該商品並びに該販売店自身の詳細
情報について該通信ネットワーク上で該販売店から受け
付ける販売店入力受付手段と、該委託者の返品依頼及び
返品理由などの返品情報について該通信ネットワーク上
で該委託者から受け付ける返品指示受付手段と、以上の
手段で得られた情報を個別案件情報として格納する手段
と、該個別案件情報が格納される個別案件情報格納部
と、を有する仲介システムを、具備するコンピューター
システムである、電子商取引装置を提供することで達成
される。
【0038】上記仲介システムは、該システムが有する
上記購入委託申込受付手段が、該委託者の購入委託申込
の意思並びに販売店情報及び商品情報などの購入希望商
品に係る情報について該通信ネットワーク上で該委託者
から受け付ける上記方式に替えて、該受託者から該委託
者に付与された専用のメールソフトで作成される該意思
並びに該情報が記載された電子メール、または該受託者
から該委託者に付与された汎用メールソフトで利用でき
るテンプレートメールファイルの内容に該意思並びに該
情報が記載された電子メール、または該受託者から該委
託者に付与された専用アプリケーションソフトで作成さ
れ、該意思並びに該情報が記載された購入申込用シート
が添付された電子メール、のいずれか一つを受信して自
動的に該意思並びに該情報の項目を一定の手段で識別し
て受け付ける方式であることを特徴とする、購入委託申
込受付手段とのいずれかの手段によって購入委託申込の
受付をしてもよい。
【0039】上記仲介システムは、該装置に格納された
情報から電子メールを組成・送信する手段を有する電子
メール置換手段を含み、該電子メール置換手段に対し
て、上記購入委託申込受付手段で受け付けた内容や該委
託者の個人情報を該販売店に通知する注文書を兼ねる注
文電子メールと、上記販売店入力受付手段で受け付けた
内容を該委託者に通知する電子メールと、返品指示受付
手段で受け付けた内容を該販売店に通知する電子メール
と、を組成・送信指示する手段、を含むことで、更に効
率よく本願発明の課題が達成される。
【0040】上記仲介システムは、該委託者の上記認証
情報を含む個人特定情報並びに個人属性情報に区分され
る個人情報について受け付ける手段と、該個人情報が格
納される個人情報格納部と、該個人情報の検索手段と、
検索した該個人情報を提供及び表示する手段と、を含む
ことで、更に効率よく本願発明の課題が達成される。
【0041】上記仲介システムは、該システムが有する
上記購入委託申込受付手段が、上記注文電子メール内
に、該委託者の上記個人特定情報の記載の要否の選択に
ついて個々の項目毎にその選択を受け付ける手段、を含
むことを特徴とする、購入委託申込受付手段、を含むこ
とで、更に効率よく本願発明の課題が達成される。
【0042】上記仲介システムは、該受託者が保有する
または他者が保有するまたは共同で保有する物流システ
ムとの連絡手段または該通信ネットワークとの通信手段
を介した連絡手段を含み、該手段は、該商品の該販売店
からの集荷及び該委託者へ配送するときに使用する該物
流システムに対する該販売店先への集荷指示並びに該委
託者先への配送指示手段と、返品が生じたときの該委託
者先への集荷指示並びに該販売店先への配送指示手段
と、該物流システムからの該委託者への配送が完了した
旨の完了通知を受け付ける手段と、該物流システムから
の該販売店への返品手続きの完了通知を受け付ける手段
と、を含むことで、更に効率よく本願発明の課題が達成
される。
【0043】上記仲介システムは、上記個別案件情報格
納部から商品情報として商品情報格納部に転載及び格納
する手段と、該手段で転載及び格納される商品情報格納
部と、該情報の検索手段と、検索された該情報を提供及
び表示する手段と、を含むことで、更に効率よく本願発
明の課題が達成される。
【0044】上記仲介システムは、該システムでの取引
に関わる該委託者の備忘記録としての該委託者のメモ入
力(商品についての寸評など、自由な入力を受け付ける
ことが可能)の受付手段と、該情報を上記商品情報格納
部のメモ情報格納区分に格納する手段と、該情報が格納
されるメモ情報格納部と、該情報の提供及び表示の要求
を受け付ける手段と、該情報を提供及び表示する手段
と、を含むことで、更に効率よく本願発明の課題が達成
される。
【0045】上記仲介システムは、商品についての該委
託者の個人的評価の入力を受け付ける手段と、該情報を
上記商品情報格納部の評価情報格納区分に格納する手段
と、該情報が格納される評価情報格納部と、該情報の提
供及び表示の要求を受け付ける手段と、該情報を提供及
び表示する手段と、を含むことで、更に効率よく本願発
明の課題が達成される。
【0046】上記仲介システムは、上記個別案件情報格
納部から販売店情報として販売店情報格納部に転載及び
格納する手段と、該手段で転載及び格納される販売店情
報格納部と、該情報の検索手段と、検索された該情報を
提供及び表示する手段と、を含むことで、更に効率よく
本願発明の課題が達成される。
【0047】上記仲介システムは、同一の販売店の返品
が一定期間に一定回数に達した場合において要注意販売
店として該受託者の担当者に対して該販売店の上記返品
情報を通知する手段を含み、安全性の観点から受託者担
当者によって判定される販売店の属性情報である指定情
報について該担当者から受け付ける手段と、該情報を上
記販売店情報格納部の指定情報格納区分に格納する手段
と、該情報が格納される指定情報格納部と、該情報の提
供及び表示の要求を受け付ける手段と、該情報を提供及
び表示する手段と、を含むことで、更に効率よく本願発
明の課題が達成される。
【0048】上記仲介システムは、上記購入委託申込受
付手段で受け付けた販売店名等と上記販売店情報格納部
の情報とを突合し、該販売店が要注意先や取引停止・禁
止などの区分に指定された販売店に該当するかどうかを
照合する手段と、該販売店が取引停止・禁止などの区分
に指定された販売店に該当する場合は、該ウェブサイト
上で該委託者に注意喚起を促す手段と、該購入委託申込
受付手段の処理を中断する手段と、を含むことで、更に
効率よく本願発明の課題が達成される。
【0049】上記仲介システムは、販売店についての該
委託者の個人的評価の入力を受け付ける手段と、該情報
を上記販売店情報格納部の評価情報格納区分に格納する
手段と、該情報が格納される評価情報格納部と、該情報
の提供及び表示の要求を受け付ける手段と、該情報を提
供及び表示する手段と、を含むことで、更に効率よく本
願発明の課題が達成される。
【0050】上記仲介システムは、上記各項に記載の情
報を含む、過去に取引した商品や販売店に係る取引履歴
情報を一覧表示させる要求を該委託者から受け付ける手
段と、上記各項に記載の情報格納部に対して各情報を提
供させる手段と、該手段で提供された該情報を一覧表示
にしたウェブページを該委託者に対して表示する手段
と、上記購入委託申込受付手段に接続したウェブサイト
に該委託者を該ウェブページから連動(他のウェブサイ
トのサイト・アドレスを入力して該他のウェブサイトに
接続しなくても、該他のウェブサイトのサイト・アドレ
スがリンク付けしてあるウェブページの所定の箇所をマ
ウスポインターなどのユーザインターフェースで指定し
て該他のサイトへ簡単に接続することが可能な処置がな
されている状態)して接続させる手段と、該購入委託申
込受付手段に接続したウェブサイトの所定の入力要求項
目に該一覧表示に含まれた項目を転載し、該委託者の購
入委託申込の入力手続きを簡便化する手段と、を含むこ
とで、更に効率よく本願発明の課題が達成される。
【0051】上記仲介システムは、該委託者の上記個人
属性情報の開示度合いや新規実績の発生の都度取引実績
を加味して自動的に次回の配送料・手数料体系(重量、
容量、材質などに応じた配送料・手数料価格体系)を決
定または改定する手段と、該情報を配送・手数料価格情
報格納部に格納する手段と、該情報が格納される配送・
手数料価格情報格納部と、該情報の提供及び表示の要求
を受け付ける手段と、該情報を提供及び表示する手段
と、を含むことで、更に効率よく本願発明の課題が達成
される。
【0052】上記仲介システムは、該受託購入仲介業務
及び物流業務に従事する従業員の職域並びに役職別に、
上記個人情報及び上記取引履歴情報その他の該委託者の
プライバシーに係わる情報へのアクセスレベルの設定を
可能にする、従業員照合手段と、該手段で検索及び照合
可能な該従業員の認証情報の格納部と、を含むことで、
更に効率よく本願発明の課題が達成される。
【0053】上記コンピューターシステムは、前期各項
の仲介システムと提携金融機関の保有する決済装置と連
携して機能する、決済システムであって、上記個別案件
情報格納部及び上記配送・手数料価格情報格納部から提
供された情報に基づいて計算した配送・手数料相当額を
加算した代金相当額について、該受託者の登録口座から
の引落若しくはデビットカード及びネット決済可能なデ
ビット口座から受託者の口座への振替指示をする手段
と、クーリングオフ可能期間等の一定期間が経過するま
で受託者の口座に預り金として滞留させ、該期間の経過
後に上記販売店入力受付手段で登録を受け付けた該販売
店の口座番号への送金指示をする手段と、該一定期間中
に返品に至った場合は商品代金相当額から所定の返品手
数料等を控除した残額を該委託者の該口座への返金指示
をする手段と、を有する決済システムを、を含むこと
で、更に効率よく本願発明の課題が達成される。
【0054】上記決済システムは、上記物流システムか
らの該委託者への配送が完了した旨の完了通知を受け付
ける手段で受け付けた旨の通知を上記仲介システムから
通知されたことを契機に、上記委託者口座から上記受託
者の口座への振替指示をする手段と、該物流システムか
らの該販売店への返品手続きの完了通知を受け付ける手
段で該通知を受け付けた旨の通知を上記仲介システムか
ら通知されたことを契機に、該委託者の該口座に返金指
示をする手段と、を含むことで、更に効率よく本願発明
の課題が達成される。
【0055】上記電子商取引装置は、該装置が含む上記
コンピューターシステムが、該電子商取引装置の実施の
過程で該装置の特性(該委託者と該販売店から信憑性の
高い情報が低コストで収集できる)を活かして得られる
多様な情報を提供する情報提供システムであって、上記
各項に記載の多様な情報格納部に格納された情報を検索
対象として、多様な条件を指定して検索できる多様な条
件検索手段を、情報提供システムの利用者に提供する機
能を含み、該利用者の条件検索要求を受け付けて該多様
な条件検索手段に該要求を伝達する手段と、該多様な条
件検索手段で検索及び提供された該多様な情報を一覧表
示にしたウェブページを該利用者に対して表示する手段
と、上記購入委託申込受付手段に接続したウェブサイト
に該委託者を該ウェブページから連動して接続させる手
段と、該購入委託申込受付手段に接続したウェブサイト
の所定の入力要求項目に該一覧表示に含まれた項目を転
載し、該委託者の購入委託申込の入力手続きを簡便化す
る手段と、を有することを特徴とする、情報提供システ
ムを、を含むことで、更に効率よく本願発明の課題が達
成される。
【0056】上記情報提供システムは、該システムが有
する上記多様な条件検索手段が、商品名または商品名の
一部から検索する商品名検索手段と、上記メモ情報格納
部に格納されたメモ中で使用された字句を検索条件に該
字句を含むメモ情報及び該メモ情報を備える商品を検索
するメモ条件検索手段と、商品の属性区分を多段階的に
絞り込んで検索することが可能な商品絞込み検索手段
と、購入者(委託者)の属性区分を多段階的に絞り込
み、該属性を持った購入者が過去に購入した商品の情報
を検索することが可能な購入者絞込み検索手段と、販売
店の業種属性を指定して販売店を検索する販売店業種検
索手段と、販売店名または販売店名の一部から検索する
販売店名検索手段と、検索された販売店の扱う商品を検
索する手段、を含むことで、更に効率よく本願発明の課
題が達成される。
【0057】上記情報提供システムは、該システムが有
する上記多様な条件検索手段に含まれる各検索手段を組
み合わせての検索が可能であり、各検索条件を組み合わ
せたものを一つの検索手段と看做してこれに検索名称を
自由に付すことを可能にする手段と、該名称が付された
検索手段の情報を検索条件名検索情報として格納する手
段と、を含み、該検索条件名検索情報が格納される検索
条件名検索情報格納部と、該検索条件名検索情報に基づ
いて簡単に希望の属性を備える商品及び販売店を検索で
きる検索条件名検索手段と、を含むことで、更に効率よ
く本願発明の課題が達成される。
【0058】上記情報提供システムは、上記検索条件名
検索情報の内容に合致または類似の属性を持った商品の
取引または販売店の取引または委託者の取引並びにこれ
らを複合して条件指定した条件の取引が新規に発生した
場合に、該新規取引の内容が記載された、該検索条件名
検索情報を登録した者宛の電子メールの作成及び送信の
指示を上記電子メール置換手段に対して行う手段、を含
むことで、更に効率よく本願発明の課題が達成される。
【0059】上記情報提供システムは、広告情報を格納
する広告情報格納部を含み、該広告情報格納部に格納さ
れた商品の該広告情報のうち、上記検索条件名検索情報
に合致または類似の属性を持った商品または販売店の広
告情報が記載された、該検索条件名検索情報を登録した
者宛の電子メールの作成及び送信の指示を上記電子メー
ル置換手段に対して行う手段、を含むことで、更に効率
よく本願発明の課題が達成される。
【0060】上記情報提供システムは、一定の属性を持
つ者をマーケティング対象とした上記広告情報格納部に
格納された広告情報について、該一定の属性を持つ該委
託者宛に該情報が記載された電子メールの作成及び送信
の指示を上記電子メール置換手段に対して行う手段を含
むことで、更に効率よく本願発明の課題が達成される。
【0061】上記情報提供システムは、上記広告情報格
納部に格納された該広告情報のうち、該情報提供システ
ムに接続したウェブサイト上で該検索条件と合致または
類似した属性の広告情報と、検索している該委託者の属
性にマーケティング対象の属性が合致または類似した広
告情報と、を含むことで、更に効率よく本願発明の課題
が達成される。
【0062】上記情報提供システムは、前期各項に記載
の多様な情報格納部に格納された情報から様々な傾向を
自動的に解析する情報解析手段と、該解析情報を格納す
る解析情報格納部と、該解析情報を提供及び表示する手
段と、一定の属性を持つ委託者または全委託者宛に、該
情報が記載された電子メールの作成及び送信の指示を上
記電子メール置換手段に対して行う手段と、を含むこと
で、更に効率よく本願発明の課題が達成される。
【0063】上記コンピューターシステムは、該システ
ムに含まれる仲介システム及び決済システムを利用して
行う委託者同士の個人売買システムであって、売り希望
者(売りを希望する委託者)または買い希望者(買いを
希望する委託者)の売り希望または買い希望の物品の属
性情報及び価格情報などを受け付ける手段と、該情報を
ウェブサイト上に掲示する手段と、掲示された内容に対
して買い手(売り希望に対して買いを申し出た委託者)
または売り手(買い希望に対して売りを申し出た委託
者)の提示した価格情報を受け付ける手段と、該価格情
報をウェブサイト上に掲示する手段と、他の買い手また
は他の売り手の提示する価格情報を受け付ける手段と、
該他の買い手または他の売り手の提示する価格情報をウ
ェブサイト上に掲示する手段と、売り希望者または買い
希望者の売買成立の意思を受け付ける手段と、売買が成
立した価格を提示した買い手または売り手宛に売買が成
立した旨と売買内容が記載された電子メールの作成及び
送信の指示を上記電子メール置換手段に対して行う手段
と、該売買が成立した価格を提示した買い手または売り
手の売買成立の意思の確認を受け付ける手段と、個人売
買交渉が継続中において該個人売買情報を記憶及び格納
する手段と、該情報を格納する個人売買情報格納部と、
を含むことで、更に効率よく本願発明の課題が達成され
る。
【0064】上記コンピューターシステムは、該システ
ムに含まれる仲介システム及び決済システムを利用して
行うオンラインモールシステムであって、一定の条件を
クリアした販売店の出店希望と該販売店の出展商品内容
を確認するためにも必要である該商品の属性情報と該販
売店自身の販売店情報について受け付ける手段と、該販
売店情報及び該商品情報を格納する手段と、該販売店情
報及び該商品情報を掲示する手段と、該委託者の購入委
託申込を受け付ける手段と、返品理由などの返品情報に
ついて該委託者の返品依頼を受け付ける返品指示受付手
段と、これらの手段で得られたこれらの情報を個別案件
情報として格納する手段と、を有するオンラインモール
システムを含むことで、更に効率よく本願発明の課題が
達成される。
【0065】上記コンピューターシステムは、該システ
ムに含まれる仲介システム及び決済システムを利用して
行う共同購入システムであって、商品の大量処分を行い
たい販売店からのオファーを該受託者が受け付ける手段
と、または商品の共同購入で価格低減を図りたい委託者
の意向を受け付ける手段と、該受託者が専用掲示板に記
載または電子メールで他の委託者に該共同購入の情報を
通知する手段と、該他の委託者の該商品の購入希望の意
思表示を該受託者が受け付ける手段と、を含むことで、
更に効率よく本願発明の課題が達成される。
【0066】上記電子商取引装置は、該装置が含む上記
コンピューターシステムが、コンピューターで読取り可
能なコンピュータープログラムの該通信ネットワークを
使った送信手段を具備し、さらに該装置は、該送信手段
で電子伝送され、または記録媒体に記録されて該委託者
に送付された支援用プログラムソフトが読み込まれ、前
期各項に記載の電子商取引装置に含まれる該コンピュー
ターシステムの処理機能の一部を分担する機能を備え
た、該通信ネットワークにアクセス可能な委託者保有の
コンピューターを含むことで、更に効率よく本願発明の
課題が達成される。
【0067】
【発明の実施の形態】上記四つの課題を達成するため、
本願発明は次のような販売店と消費者の安全な取引を保
証する電子商取引における電子商取引装置を提供する。
【0068】まず、第一の課題について図を用いて説明
する。
【0069】図1、図2は本願電子商取引装置の概念図
である。本願発明の電子商取引装置として機能する形態
としては、TCP/IPでネットワーク化されたクライアント
/サーバー型システムを想定する。委託者のクライアン
ト(委託者端末7)として機能するものは委託者のパソ
コン若しくはその他モデム等を具備したインターネット
に接続可能な該システムの端末として機能するもの全て
を含むものであり、サーバー(仲介システム9)につい
ては、複数のサーバーを例えば機能、データベース別に
水平に分散させたり、ホストサーバーを置いて垂直に分
散したりすることももちろん可能である(メールサーバ
ー11、決済サーバー28.2もこれらサーバー群の一つであ
るが、説明の都合上、図示することにする)。しかし概
念図では、サーバーシステム全体で機能する受託者8が
提供する仲介システム9を一つのインターネットに接続
された装置として図示することができる。
【0070】この時、一つのサーバーのバス上にすべて
の機能が存在する形態や、インターネット等ネットワー
クを介した組成形態、並びにデータセンター等への一部
若しくは全部の機能を委託することなどシステム運営に
関わる者が複数に渡ることも十分考えられるが、全体を
一つの仲介システムとして看做せることにかわりがな
い。
【0071】また、すべてのウェブ・コンテンツの送信
やコンピュータ処理を受託者のサーバーで行うのではな
く、汎用OS上や、汎用ブラウザーソフト上で起動する本
願システムの支援用アプリケーションソフトを委託者3
に付与して、該ソフトを起動させた委託者端末7と電子
通信(インターネットなどのネットワーク通信上で情報
の送受信を行うこと)することも可能である。委託者端
末7にも処理機能を分担させることで、仲介システム9
の負担軽減にも繋がり、一層効率的である。このような
形態で本願装置を実施したとしても、全体を一つの仲介
システムとして看做せることは、いずれにしろかわりが
ない。なお、該ソフトの送付やアップグレードするため
のプログラムソフトの送付方法は、CDなど物理的な記
録媒体に格納して送付することも可能だが、仲介システ
ム9に委託者端末7をインターネット接続して、これら
のソフトをダウンロードする方法がより効率的で好まし
い。
【0072】決済管理装置28は金融機関所有の装置であ
る。決済サーバー28.2は本願発明の決済関連の処理を統
括するコンピューターであり、決済管理装置28に対して
決済指示行う。また、仲介システム9と決済管理装置28
は、実際の決済過程ではTCP/IP等の接続技術によって夫
々のシステムの制御部10,29がネットワーク(インター
ネットor専用線)を介して有機的に接続し、決済システ
ム27として機能する。
【0073】また、仲介システム9と受託者8または他社
が保有する既存の物流管理システム4.1とはイントラネ
ット、若しくは専用線で連携しており、各物流拠点4.3
には仲介システム9並びに物流管理システム4.1の両端末
として機能するパソコン等が置かれる。物流管理システ
ム4.1と仲介システム9は受託者の物流システム4を形成
する。
【0074】委託者端末7、仲介システム9、決済管理装
置28は、それぞれが制御部10,29,37、制御部を機能させ
るためのコンピュータープログラム12,33,41、そのコン
ピュータープログラムを格納するコンピュータ読み取り
可能な記録媒体の読取装置13,34,44、入力装置24,35,4
2、記録装置13,30,38、表示装置14,31,39、出力装置25,
36,43を持ち、仲介システム9にはデータベース群16,18,
20,21,22、読取装置13から読み込むことができるデー
タベース管理プログラム17、メールサーバー11を有す
る。仲介システム9はhttpウェブ・コンテンツの送信装
置15を持ち、委託者端末7はブラウザー機能の働きで該
ウェブ・コンテンツを表示装置39に表示することが可能
である。
【0075】また、委託者端末7と仲介システム9間での
購入委託・受託(S1.2)並びに受託者8が委託者3の代わ
りに契約当事者となり販売店1への購入申込・販売店1
の販売意思確認の受付・契約手続(S2)の夫々のウェブ
上でのやり取り、さらに販売店1から各物流拠点4.3を
介して(S3)、委託者3へ届けられる(S4)時の商品6の
流れ、また委託者3から代金が徴収(S5)され、販売店
1に送金(S6)するまでの“資金”の流れも図示されて
いる。
【0076】図3,図4,図5の説明に入る。委託者は委託
者端末7を操作(図1 S1.1)して仲介システム9に接続
(S7)して加入申込受付ウェブサイト45で入力項目45.
1(図4参照)を入力(S7.1)(入力=委託者端末7から
仲介システム9へのアップロード送信手段を行うこと。
以下同じ)し、受託者8が本願電子商取引装置を使用し
て提供するサービスへの加入を申し込む(S7.2)。仲介
システム9に具備される仮IDNo.・仮暗証番号付与・
表示手段45.2(図4参照)によって仮IDNo.と仮暗証
番号が付与(S7.3)され、データベース格納手段47で上
記入力項目45.1とともに仮IDNo.と仮暗証番号は個人
情報データベース18並びに認証情報データベース48.1に
格納され(S8)、また仮IDNo.と仮暗証番号は仲介シ
ステム9に具備された電子メール置換手段46によって、
入力された電子メールアドレス宛に電子メールで送られ
てくる(S9)。その後、委託者3は、認証問題が解決で
きる程度の適格審査を受けることに了承し、基本契約と
なる所定の申込用紙が送付されてくるのを待つ。記名捺
印後に印鑑証明書や住民票などを添付して返送し、本人
適格審査に通過すれば基本契約が完了する。
【0077】委託者3は仮IDNo.と仮暗証番号で仲介
システム9にログイン(S10)する。仲介システム9に具
備された照合手段48がログインウェブサイトで入力され
た仮IDNo.と仮暗証番号と認証情報データベース48.1
に格納された仮IDNo.と仮暗証番号とを照合(図5
S11 認証手段は、電子認証などの他の認証手段も導入
可能である)し、本人確認画面49に連動して移行(S1
2)し、本人確認項目を表示する。確認後OKであれば暗
証番号変更画面50に移行(S13)し、委託者は新暗証番
号及び新IDNo.を入力して変更し(S14)、データベ
ース格納手段47によって個人情報データベース18及び認
証情報データベース48.1に格納される(S14.1)。
【0078】この際、委託者メールアドレス自動割当手
段47.1によって、委託者メールアドレスが付与(S14.2
メールサーバー(図1 11)内に割り当てられる)さ
れ、データベース格納手段47によって個人情報データベ
ース18に格納される(S14.3)。暗証番号及びIDNo.
を変更した後、委託者個人情報入力ウェブサイト45.4に
移行(S14.4)し、委託者3は個人属性情報の入力項目51
(年齢、性別、職業、役職、資格、家族構成、年収、趣
味等)を入力し(空欄でもOK)、データベース格納手段
47によって、個人情報データベース18に格納される(S1
5)。これまでの個人情報データベース18に格納された
情報は、格納区分52に示される。入力・格納されたその
情報の信頼性を補完する源泉徴収票などの書類は別途送
付してもらうために、返信用封筒等を送付する。委託者
3によって入力された情報の真偽の照合完了後、受託者
は委託者に対し電子メールでその旨を通知して、委託者
3は正式に委託者の地位を得ることになる。
【0079】上記個人情報の入力に際して、受託者が入
手可能な情報の程度に応じて配送料込みの基本配送・手
数料体系(重量、容量、財質などに応じた配送料・手数
料価格体系、マトリックスで一覧表示が可能)や取引枠
を自動的に決定し、個人情報データベース18に格納され
る配送・手数料決定及び改定手段53を個人情報データベ
ース18は有しており、個人情報の開示の程度に応じて料
金が低下する旨を上記委託者個人情報入力ウェブサイト
45.4(図3)に表示(図6)することによって、委託者
に情報開示を促す。その後、配送・手数料決定及び改定
手段53は個人情報データベースに蓄積されていく取引実
績からの利用頻度などを加味して自動的に配送料・手数
料を決定または改定し、提示する(S16)システムとな
っている。決定または改定された手数料価格情報を決定
及び改定の都度データベース格納手段47によって個人情
報データベース18に格納される(S16.1)。該配送料・
手数料は図18 68の購入履歴一覧ウェブページで確認す
ることができる。
【0080】決済方法は図4に示されるようにネットで
の即時決済か、若しくは提携金融機関(以下の説明で
は、取引コストの低下の観点から直接提携銀行(図1
26)とネットワークを組むことを想定するが、複数銀行
の委託者の保有口座からの引落を可能とするならば、集
金代行を行う他の業態の金融機関と提携することも考え
られる)が管理する口座からの引落方法の選択である。
提携銀行においては新規口座開設を勧められるメリット
がある。本実施例では提携銀行口座からの即日引落しに
よる決済とするが、配送員の無線デビッドカード端末で
の即日決済若しくは「ネットデビット」や「インターデビ
ット」などのネットでの即時決済(2001/8/26『日経朝
刊』13面 「銀行口座で即時決済」参照)形式が普及す
ればこちらのほうがより望ましい。
【0081】デビット口座の存在確認、または口座開設
完了後、または既に提携銀行に口座を持っていた場合、
金融機関の手続きが完了次第、購入申込ができるものと
し、上記メールサーバー11内の委託者メールアドレス
または申込の際に登録した保有メールアドレス宛にその
旨を通知する。
【0082】図7は、個人情報データベース18のうち個
人のプライバシーに係わる情報は、受託者側の従業員の
内、特別に許可された者以外(一般従業員)の者は、委
託者に係る、住所、電話番号、メールアドレスを除く情
報は参照できず、その他情報にはアクセスできないよう
なファイヤー・ウォールがあることを示す。受託者の従
業員は入力装置24を操作して自己のIDNo.を入力(S1
4.5)し、情報提供・検索・表示手段55に指示して委託
者の個人情報を検索することができる。情報提供・検索
・表示手段55は、例えば検索区分を委託者氏名で検索
(S14.6)した場合、該従業員が許可されたアクセスレ
ベルを判断(S14.7)して、表示できる情報を決定する
(S14.8)従業員照合機能もつことも特徴である。
【0083】次に購入段階の説明に移る。
【0084】委託者3はインターネット上の販売店のウ
ェブサイト(図1 2)等で希望の商品を見つけた(図
1 S1)場合、直接申し込まず、委託者端末7を操作して
(図1S1.1)ID番号と暗証番号で仲介システムログイン
ウェブ・サイト(図18 63)から購入委託申込受付ウェ
ブ・サイト54(図9)にログイン(図8 S17)し、確認
画面54.1が表示(S18)され、OKであれば、希望商品情
報入力ウェブサイト54.2に移行し(S18.1)、販売店
名、販売店のウェブ・サイト・アドレス、メールアドレ
ス等を入力する(S18.2)。
【0085】図10のフローチャートは情報検索・提供・
表示手段55の販売店照合機能を示したものである。S18.
2により、情報検索・提供・表示手段55は販売店情報デ
ータベース21にアクセス(S19)し、該当販売店を特定
して表示、または該当販売店の候補一覧を表示する(S1
9.2)。候補がなければ、入力を継続する(S19.1)。販
売店情報データベース21から該当販売店の候補を検索す
る方法は例えば図11のプログラムフローチャートのよう
な手順例が考えられる。該手順例では2つの条件が一致
すれば販売店を特定したことになるが、一致条件が1つ
でも3つ以上でもよく任意の設定ができるようにしてお
くのが望ましい。
【0086】該当販売店が特定され、または候補一覧中
に該当する販売店が存在するならば、該販売店の所定箇
所を指定(S19.3)する。次に該販売店との取引を停止
若しくは禁止に受託者8が指定していないかを照合する
(S19.4)。禁止・停止に指定されている場合はその理
由を表示(S19.5)して入力手続きを終了する。禁止・
停止でなければ、次に要注意販売店に指定されていない
か照合する(S19.6)。要注意販売店に指定されていれ
ば、その理由を表示(S19.7)して再考を促し(S19.
8)、取引するならば、委託者3は“Yes” (図9
S 18.4)、しないならば“No” (S19.9)を指定す
る。要注意販売店に指定されていなければ入力を継続す
る(図9 S18.4)。
【0087】情報検索・提供・表示手段55は、常に販売
店情報データベースを検索しており該データベースに格
納されている情報を基に多様な情報レポートを逐次作成
(例えば返品がある規定以上になれば自動的に作成され
る)する手段を持つ。例えば、図12の例では、返品が発
生してから返品レポート作成までのフローチャートが示
されている。図のように情報検索・提供・表示手段55
は、一定の返品レポート作成基準に基づき、返品が発生
(S20)するごとに販売店情報データベースにアクセス
し、レポート作成の要否を判定(S20.1)する。そのレ
ポートを参照した担当者が調査の上、要注意先に指定、
若しくは禁止・停止の判断をすることになる。レポート
内容は表示装置(図1 14)の画面に表示される。
【0088】このようなレポートを作成するかどうかの
判断基準(情報検索・提供・表示手段55については検索
基準)については、扱い商品や業種の属性等一律には決
定しがたいが、担当者の調査及び判断作業の材料提供と
いう位置付けであれば、十分に機能するものである。図
では返品基準の例について説明されているが、要注意先
に指定、若しくは禁止・停止の判断区分としてはクレー
ム基準(クレームを専用のウェブサイトで受付、販売店
にメールで転送)などが考えられる。また、要注意・停
止・禁止以外の指定区分もその他に考えられるだろう。
【0089】図9の説明に戻る。入力を継続する(S18.
4)場合は、次に希望商品名、数量、配送先、希望配送
日などを入力する(S18.5;販売店のウェブ・サイトより
ドラッグ&コピーでの入力が可能である)。その他該委
託者の氏名・住所・電話番号・受託者に割当てられた該
メールアドレスや別途保有するメールアドレス等の登録
された該委託者の個人特定情報の開示の要否(後日の問
い合わせやアフターサービスを受けるためには顧客名簿
に掲載される必要があるものと思われるため購入者を唯
一特定できるメールアドレスは原則開示が望ましい)な
どを順次選択入力する(S18.6 オプションボタンで選
択)。
【0090】これら入力された情報は、申込受付No.
付与手段55によって自動的に付与された(S21)申込受
付No.とともに、上記データベース格納手段47の機能
により個別案件データベース16の格納区分57に自動的に
格納(S21.1)される。上記格納区分57の内、氏名,住
所,電話番号を除く情報は電子メール置換手段46によっ
て、注文電子メール(図13 58)に変換され(S22)、
販売店に向けて自動的に発信される(S23)。注文電子
メール58は、差出人名が受託者8、宛先名が販売店1、
BCC(宛先人に着信したメールにはコピーメールの送
信先が表示されない)の宛先名が委託者3となってお
り、内容は注文書形式で、直接の購入者は受託者とな
り、S18.6で個人特定情報を開示しなければ、委託者に
とっては匿名で取引できることになる。
【0091】販売店1への注文電子メール58において、
委託者の氏名等の個人特定情報を開示したとしても、電
子商取引の本願仲介システムへの集約化による取引情報
の管理の容易性、安全な取引の実現という効果を享受す
るだけでも十分メリットはある。
【0092】また、委託者3が購入委託申込受付ウェブ
サイト54に委託者端末7を使用して直接入力をするので
はなく、データベース格納手段47で自動格納できる所定
の識別項目と入力方式に基づいて作成される購入委託申
込用シートの作成アプリケーションソフトや専用のメー
ルソフト図2 40を委託者に配付し、委託者3は、これ
らのソフトで図9 54.1、54.2、54.3の内容が記載され
た購入委託申込用電子メールを作成または電子メールに
購入委託申込用シートを添付して、受託者8に送信する
こともできる。メールサーバー11(図1)は、受信した
メールが購入申込専用のメールであった場合や、受信し
た電子メールにこの該購入申込用シートの文書ファイル
が添付されていた場合は、自動的に該ファイルをオープ
ンし、データベース格納手段47が所定の識別項目に基づ
いてその申込内容を格納区分57に格納する。
【0093】他の形態として、上記システム支援ソフト
で購入委託の申込を行う方法でもよい。該ソフトは、他
の汎用アプリケーションソフトを利用する際や、ウェブ
サイト上見られるような、テキストボックス、チェック
ボックス、オプションボタン、ドロップダウンボタン、
スクロールバーなど、の入力作業の補助手段を備え、図
9 54.2、54.3の入力要求項目を簡単に入力できるよう
にプログラムされている。また、入力された該入力要求
項目は、インターネット接続した際に、該ソフトの機能
によって該項目毎に識別子が付された入力データだけを
購入委託申込受付ウェブサイト54に送信する機能を持っ
たものである。
【0094】以下の本願装置の説明では、委託者端末7
と、仲介システム9の処理機能の役割分担には触れない
が、理論的には、本願装置の全機能のうちなんらかの機
能を、上記システム支援ソフトがインストールされた委
託者端末7の支援機能で分担することが可能である。
【0095】その他の購入委託申込の形態として、汎用
メールソフトで利用できる所定の識別項目と入力方式に
基づいて作成される購入申込用のテンプレートメールフ
ァイルを提供し、該ファイルのメールの件名が一定の名
称であればメールサーバー11(図1)が該メールを開封
し、所定の識別項目と入力方式に基づいてデータベース
格納手段47が格納する方法も可能である。これらメール
で購入委託の申込を行う場合は、図10のステップで販
売店の候補が2以上あった場合(S24)や、販売店に問
題があれば(S24.1)、問題の内容を電子メール置換手
段46によって電子メールに変換して(S24.2)委託者に
通知し(S24.3)、委託者購入指示受付ウェブサイト54
に接続することを促す。
【0096】注文電子メール58には、希望商品、数量、
委託者の申込受付No.、配送希望日、このシステムの
概要説明、問い合わせの為の電話番号等が記載されてお
り、また、集荷、配送や委託者3の注文した商品の確認
に必要な商品の属性情報、送金口座、集荷日程等につい
て、販売店1に対して、受託者8の販売店入力ウェブサ
イト(図8 59)に接続し、入力してもらいたい旨が記載
されている。もちろん販売店入力ウェブサイトアドレス
がハイパーリンク付けされ、便宜が図られている。
【0097】図14−1は販売店入力ウェブサイト59の
入力手順である。販売店は、注文電子メール58のハイパ
ーリンク付けされたアドレスから、該ウェブサイトに接
続して該ウェブ・コンテンツを受信し、販売店1のパソ
コン等の画面にブラウザー機能によってウェブページと
して表示される。先ず、入力項目60で注文電子メール58
に記載された申込受付No.を入力(S25)し、個別案
件データベース16にアクセス(S25.05)し、確認項目6
0.1に表示(S25.1)された項目を確認し、訂正箇所があ
れば、更新する(例えば++++の部分が更新された箇
所を示す)(S25.15)。次に、入力項目60.2だが、図2
1のように、できるだけ個人情報データベース18、販売
店情報データベース21、商品情報データベース20の格納
区分を細かくするため、ドロップダウン方式(住所の一
部項目は郵便番号から自動判断可能)で選択できるよう
にする(S25.2)。該当するものがなければ、直接入力
も受け付ける。要求項目の入力が完了すると、データベ
ース格納手段47によって個別案件データベース16の格納
区分60.3ごとに格納(S25.3)される。この内容は電子
メール置換手段46によって図14−2に示されるような
電子メール60.4にされ、委託者3のもとに送信(S25.
4)されるようになっており、委託者3が注文した商品
の内容を確認できるシステムとなっている。
【0098】図15は販売店入力ウェブサイト59で機能す
るプログラムフローである。集荷希望日が確定した場
合、販売店は該ウェブサイトに接続(S26)し、(図1
4−1 S25)を経て、以前入力した内容を個別案件デ
ータベース16から呼び出し(S26.1)集荷希望日や訂正
箇所を更新する。集荷希望日の訂正も可能だが、訂正締
日を例えば前日までと設定した場合、(S26.3)のメッ
セージを表示し、更新を受け付けないものとする。
【0099】図14−1の(S25.5)からの説明に戻
る。仲介システム9は物流システムインターフェース4.2
(図1)を介して、物流管理システム4.1に接続し(図1
4−1 S25.5)、個別案件データベース16に格納され
た情報のうち集荷並びに配送に必要な情報を集荷配送指
示明細61(図16)として、明細項目61.1のような内容で
集荷に最も適した物流拠点4.3(図1)に対して集荷指示
(S25.6)がなされる。各物流拠点4.3には、仲介システ
ム9からの該集荷指示明細の内容を専用用紙にプリント
できる物流管理システム4.1に接続したプリンターが設
置されている。該専用用紙は4枚以上の複写になってお
り、最低一枚は委託者控ともなるシール面が施されてい
る商品包装箱への塗布用であり、同最低一枚は販売店1
の確認印をもらう集荷を担当する物流拠点の控であり、
同最低一枚は明細項目(控)61.2が記載されている受領
証の役割をなす販売店控であり、同最低一枚は委託者の
受領印をもらう配送を担当する物流拠点の控である。図
9(S18.6)で個人特定情報を開示していなければ、該販
売店控には委託者3の開示しなかった個人特定情報は記
載されない。
【0100】ここからは、受託者の既存の物流システム
を活用して委託者に届けられる。図17に商品を引渡して
からの仲介システムの業務及びシステムフローチャート
を示した。委託者の受領印をもらって引渡しを完了し、
配送員は物流拠点(図1 4.1)の端末から、物流システ
ムインターフェース(図1 4.2)を介して仲介システム
9の引渡完了入力受付手段62に接続(S27)し、申込受付
No.を入力項目に入力(S27.1)して完了とする。(S
27.1)の信号は制御部10に伝達され(S27.2)、制御部1
0の指示(S27.3)によりデータベース格納手段47は、個
別案件データベース16の取引状態区分を引渡済に更新し
て格納(S27.4)する。このとき制御部10は、情報検索
・提供・表示手段55に指示(S27.5)して個別案件デー
タベース16から販売店のメールアドレスを検索(S27.
6)させ、電子メール置換手段46に指示して引渡が完了
した旨の該アドレス宛電子メールを作成させ、販売店に
送信(S27.7)する。
【0101】図18は委託者が利用する仲介システム9の
インターフェース画面の説明である。委託者は、仲介シ
ステムログインウェブサイト63に接続し(S28)、ログ
インする。この際、最初に利用したいサイトに移行でき
るようにオプションボタンで選択できるようにするのが
便利である。新規に購入委託をする場合はオプションボ
タン63.1をクリックし、図9のサイトに移行(S28.1)し
て手続きすることになる。取引中の商品を確認したい場
合や状態(集荷待・集荷済・配送済などの取引状態)の
確認、並びに返品の依頼をする場合は、オプションボタ
ン63.2をクリックし、取引案件一覧ウェブページ65に移
行(S28.2)する。取引案件の詳細を見たければ「詳細」
オプションボタンを指定する(S28.4)。商品を委託者
が受け取ってからクーリングオフ期間や一定期間経過し
ておれば、取引案件一覧ウェブページ64が表示される
(S28.3)。取引案件一覧ウェブページ64,65は、情報検
索・提供・表示手段55が委託者本人のID番号を識別項目
として個別案件データベース16から検索し、ウェブ画面
に表示する。返品を希望する場合は、取引案件一覧ウェ
ブページ65で、「返品」オプションボタンを指定して「実
行」を押し、確認ウェブページ71が表示(S28.5)され、
返品理由や集荷希望日を選択したうえで「実行」を押す。
返品理由はその他テキスト入力も受け付けるようにする
とよい。
【0102】図19は仲介システム9に具備される返品指
示手段の動作プログラムのフローチャートである。確認
ウェブページ71(図18参照)は返品指示における委託者
端末7と仲介システム9とのウェブ型インターフェースで
ある。委託者端末7によって該申込受付No.の商品に
ついて返品「実行」の指示がなされる(S30)と、制御部1
0は、まずデータベース格納手段47に指示(S30.1)し
て、確認ウェブページ71の返品理由を個別案件データベ
ース16の返品理由区分に格納(S30.2)し、同時に取引
状態区分を“返品状態“に更新する(S30.3)。次に返
品指示手段70に対して返品手続に指示(S30.4)する。
返品指示手段70は、情報検索・提供・表示手段55に指示
(S30.5)して、個別案件データベース16から返品に必
要な情報である検索区分72に基づく情報を検索させ(S3
0.6)、該情報を集計して、返品明細73を作成する(S3
0.7)。次に物流システムインターフェース4.2を介し、
物流管理システム4.1に対して返品明細73の内容にてオ
ンラインで集荷指示をする(S30.8)。
【0103】同時に制御部10は、情報検索・提供・表示
手段55に指示して個別案件データベース16から販売店メ
ールアドレスを検索させ、電子メール置換手段46で、返
品理由を述べた返品通知の電子メールを作成し販売店に
発信する(S30.9)。返品が完了すれば物流拠点の担当
者が物流システム端末を用いて返品完了受付手段72に返
品完了入力(S40)をして、入力された信号を制御部1
0は受取、データベース格納手段47に指示して個別案
件データベース16の状態区分を返品完了状態に変更す
る(S41)。
【0104】該仲介システムにおいては、委託者より購
入指示を受け付けてからクーリングオフ期間または受託
者が定める一定の期間が経過するまでは個別案件データ
ベース16で情報管理され、該データベースは申込受付N
o.と委託者氏名及び届け先、並びにこれまで委託者や
販売店に入力された商品属性情報、販売店情報などで構
成されている。
【0105】図18の説明に戻り、仲介システムログイン
ウェブページ63で委託者がオプションボタン63.3を指定
して、自身の購入履歴を参照しようとした場合の説明に
入る。
【0106】委託者自身の購入履歴は個人情報データベ
ース18に格納されており、これらの情報は購入履歴一覧
ウェブページ68で履歴毎に閲覧可能である。2回目以降
の注文は該ウェブページの「購入」オプションボタンを指
定するだけで、該ウェブ・サイトから図9購入指示受付ウ
ェブ・サイト54に移行(S28.7)し、入力項目54.2、54.3
のうち数量など取引の都度変動する情報を入力するのみ
の簡単な入力作業で購入委託申込の入力手続を終える
(図9 S28.8)ものとする。詳細を見たければ「詳
細」ボタンをクリックする(S28.9)。また個人情報デ
ータベースに購入履歴情報が格納されておらず、一覧要
求の都度、他の情報項目から関係情報を集め、一覧形式
にして委託者に表示することも考えられる。
【0107】また、購入履歴一覧ウェブページ68におい
て、委託者自身の取引記録や、備忘記録としてのメモ
(商品や販売店への寸評や感想)並びに販売店や商品に
対する格付けや段階評価形式での商品並びに販売店の評
価を入力(S28.91)することができる。これらの情報は
個人情報データベース18や商品情報データベース20に格
納される。
【0108】図20は上記備忘記録としてのメモ(商品や
販売店への寸評や感想)並びに販売店や商品に対する評
価情報の更新を行った場合のデータベース格納手段47プ
ログラムのフローチャートである。委託者端末7を操作
(S31)して、委託者3が購入履歴一覧ウェブページ68の
「終了」ボタンをクリックした場合、制御部10は、データ
ベース格納手段47に指示(S31.1)し、更新可能な情報
区分の旧データと購入履歴一覧ウェブページ68の同区分
にアクセス(S31.2)して照合し(S31.3)、変更されて
いたものについて更新を実行(S31.4)する。同様に商
品情報データベース20や販売店情報データベース21の対
応区分にも更新を指示する(S31.5)。
【0109】図21は取引終了時の処理である。後述する
販売店への送金または返金が完了した場合、図1の決済
サーバー28.2から、制御部10は販売店への送金または返
金完了通知の信号を受信して(S32)所定の期間経過し
たかどうかを判断後データベース格納手段47に指示(S3
2.1)して、指示されたデータベース格納手段47は定め
られた個別案件データベース16にアクセス(S32.2)し
て格納された情報を区分毎に個人情報データベース18、
商品情報データベース20、販売店情報データベース21に
振り分けて、若しくは重複して格納する(S32.3)。こ
れらデータベース群の格納区分の項目を図21にまとめ
た。個人情報データベース18の取引履歴格納区分は商品
毎に区分され、格納されている。
【0110】次に第二の課題である決済システムの説明
に移る。決済資金も委託者⇒受託者(金融機関の管理下
にある口座)⇒販売店というように、信用ある金融機関
(業態は銀行を想定して説明する)が仲に入ることで販
売店、委託者双方の決済リスク、商品未達問題も回避で
きる。
【0111】図22は仲介システム9と提携銀行26保有の
決済管理装置28との連結部分である決済システム27との
関係を示したものである。決済サーバー28.2は受託者8
と提携銀行26とが共同で管理するものであり、本願電子
商取引装置の決済関係の中枢にあたるものであって、本
願システムのサーバー群の構成を成すものの一つであ
る。決済サーバー28.2は、決済システムインターフェー
ス28.1を介して決済管理装置28に接続する。図17におい
て、配送員が物流システム端末を操作して引渡し完了入
力受付手段62に接続し、申込受付No.を入力項目に入
力(図17 S27.1)した場合、その(図17 S27.1)の信
号を受け取った(図17、図22 S27.2)仲介システム9の
制御部10は、決済サーバー28.2に対して委託者3の届け
出口座からの引落を指示(図22 S33)する。
【0112】図23は決済システム27のシステム図であ
る。決済サーバー28.2は、情報検索・提供・表示手段55
に指示(S34)して、決済情報(個別案件データベース1
6の商品代金情報及び、個人情報データベース18に格納
された届出口座及び配送・手数料情報など)を検索(S3
4.1)し、決済システムインターフェース28.1を介して
決済管理装置28に決済情報を伝達して引落の指示する
(S34.2)。決済管理装置は決済情報をもとに委託者の
指定した決済方法によって届出口座から手数料・配送料
込みの代金相当額を引き落す(S34.3)。委託者の指定
した決済方法とは、図4入力項目45.1の決済方法で指定
された、該委託者の登録口座からの引落若しくはデビッ
トカード及びネット決済可能なデビット口座から受託者
の口座への振替方法である。決済管理装置28は、配送・
手数料相当額を受託者の通常使用する非拘束性の預金口
座等に振替え、商品代金相当額は受託者の拘束性預金口
座に入金される。該拘束性預金口座からの出金は販売店
1への決済及び返品が発生した場合の委託者3への返金
のみ認められ、提携銀行26が厳密に管理する。
【0113】(S34.4)は振替完了通知または残高不足
通知である。残高が不足している場合は、決済管理装置
28がインターフェース28.1を介して決済サーバー28.2に
接続して、振替不能の信号が伝達される(S34.5)。決
済サーバー28.2は制御部10に指示して、指示された情
報検索・提供・表示手段55に指示(S34.6)して個人情
報データベース18から委託者3のメールアドレスを検索
(S34.7)させ、電子メール置換手段46に指示(S34.8)
して残高が不足している旨と次回引落予定日を記載して
入金を催告する委託者のメールアドレス宛の電子メール
を作成・送信(S34.9)させる。
【0114】また、受託者における委託者に対する決済
リスクを回避するために、商品を引渡す以前に口座引落
をすることもできる。この場合は、配送日当日に、受託
者の物流システムからの指示が物流システムインターフ
ェース4.2を介して仲介システム9に信号として伝達さ
れ、この信号を受信した仲介システム9の制御部10が決
済サーバー28.2に振替指示を出す。
【0115】または配送予定日が確定次第、順次決済情
報が決済サーバーに送信され、決済サーバーの記憶部に
その決済情報が格納され、配送予定日当日に、指定口座
からの振替を行うなどの方法が考えられる。
【0116】引落確認情報が決済システムから物流シス
テム宛に届いた時点で配送に向かうようにすれば、受託
者における委託者に対する決済リスクを回避できる。
【0117】次に、返品可能期間内に委託者3から返品
依頼があった場合のシステムフローチャートが図24に示
されている。図19において物流拠点の担当者が物流シス
テム端末を用いて返品完了受付手段72に返品完了入力
(S40)がなされ、制御部10が返品完了の信号を受けと
った際、決済サーバー28.2は、自らが記憶する決済履歴
情報から決済情報を検索し、決済システムインターフェ
ース28.1を介して銀行保有の決済管理装置28に伝達して
返金指示をする(S42)。決済管理装置28は決済履歴情
報をもとに受託者の拘束性預金口座から委託者の届出口
座に返品配送・手数料が控除された正味の代金相当額を
返金し、返品に係る配送・手数料相当額を受託者の非拘
束性の通常使用する預金口座等に振替えられる(S42.
1)。そして、決済サーバー28.2は返金が完了した旨の
信号を決済管理装置28から受信すれば(S42.2)(S42.
3)、制御部10に返金処理が完了した旨の信号が伝達さ
れる(S42.4)。制御部10は情報検索・提供・表示手段
55に指示して個別案件データベース16から委託者3のメ
ールアドレスを検索(S42.5)させ、電子メール置換手
段46に指示(S42.6)して返金が完了した旨を通知する
ためのメールサーバー11内の委託者メールアドレスまた
は申込の際に登録した保有メールアドレス宛の電子メー
ルを作成・送信(S42.7)させる。
【0118】一連の作業は、商品の確認及び入金指示と
いう委託者の精神活動以外は全てコンピューターとコン
ピュータープログラムによって自動化されていることを
特徴とする。
【0119】受託者から販売店に代金が送金される前に
委託者が商品を希望通りの物であるかを確認できる状態
にあり、ドライバーの代引きによる現金盗難などのリス
クなども無いため、決済を巡るトラブルは理論上ゼロで
ある。
【0120】提携銀行26は新規口座の獲得につなげられ
るメリットがあるため、送金手数料も低額に抑えられ
る。
【0121】決済リスクの回避手数料として、送金手数
料相当額の負担を販売店に求める方法もある。提携銀行
のメリットとしては、個人情報データベース18からマー
ケティング対象に合致した属性を検出してグループの個
人金融サービスを、メールで勧誘することも可能であ
る。
【0122】次に第三の課題である情報提供システムの
説明をする。図25の各データベース群の格納区分は図21
に例示したが、これらはすべて、仲介システム9を利用
した一連の手順を経てきた課程で、委託者と販売店の精
神活動で入力されたものが自動的に整理格納されたもの
であり、契約開始時を除けば、受託者が積極的に情報収
集活動を行ったものではないことに注意したい。
【0123】このことは、コストの価格区分から見て最
も高価な属性を持つ“人間の精神活動”、すなわち情報
収集、評価、並びにデータの整理及び入力という4つの
作業に係る人件費を無償で得られ、無償であるが故に低
廉な(ある情報提供者が、上記4つの手段を自前で調達
して該データベース群と同等の価値を有するものを構築
しようとした場合に比較して)運営費でのサービスを可
能とすることを意味する。
【0124】また、信憑性においても優れたものとな
る。それは、本電子商取引装置が販売店並びに委託者に
対して、真実のデータ入力を、取引の履行上“必要
性”を持って要求することから可能なシステムであり、
また販売店や商品の評価情報は取引実績と実際のモニ
ター(それも自己資金で購入した人々のシビアな評価で
ある)に基づいて自己の備忘記録として入力されたもの
が公開されており、且つこの公開された評価がどのよ
うな職種、資格保有者、年収の人達によって行われた
か、つまり評価におけるバックグラウンドも明瞭である
からである。
【0125】また、評価主体の選好が多様な場合におい
て、一つの評価客体に対して評価主体が多ければ多いほ
どその評価は相対化されたものになるが、費用対効果の
点で妥協点を探ることが現実的な施策である。しかし上
記4つの手段の機能を分散処理できるメリットを持つク
ライアント/サーバーシステムとインターネットを活用
した該商品情報システムはまさにこの点において収益逓
増を達成できるものであり、自己と類似のバックグラウ
ンドを持った他の委託者の評価は商品選定過程での有意
義な参考指標となりうる。
【0126】そして、収穫逓増を達成することは、シス
テム参加者が増加しようが、これらの膨大な情報につい
てインターネットを媒体として参加者全員に一定程度均
一に提供できることを意味しでおり、このことはまた、
システム参加者が増えれば増えるほど、全体の厚生は拡
大するという作用を有することを示す。
【0127】図25を説明する。総合情報データベース22
には、各データベースからの情報を統括管理する機能を
もち、また、“委託者情報”(上述の属性及び固有の情
報と購入実績との関連性などを解析、加工した情報)が
格納されている(S44)ことに加え、この事業から得ら
れた委託者の評価を含む様々な“商品情報”や、“販売
店情報”が多様な視点から区分され、格納されており
(S43)、これらの情報は情報提供ウェブサイトよって
ネットワークを介して委託者には無料で、また販売店な
ど外部の一定の適格者には有料で提供、またはウェブサ
イトで表示する。
【0128】ウェブサイト上で情報提供する場合は、図
26−1〜7のような多様な検索区分を基にした情報検索
サイトを提供する。これは総合データベース22を中心と
した情報提供システムの機能を示したものである。図26
−1〜6は、情報提供ウェブサイト検索画面の概要であ
る。まず、図26-6の商品絞込検索から説明する。これ
は、販売店に図14−1の画面で入力された商品情報デ
ータベース20の商品属性区分に基づき商品を検索するも
のである。購入者属性絞込検索は、商品情報データベー
ス20の購入者属性区分や固有情報の属性区分を検索し
て、これらの属性を有する委託者の購入履歴に存在する
商品を検索するものである。販売店業種検索は、図のよ
うに例えば東京都の食品販売業の中で委託者の評価の高
い順に販売店をランキング表示することが可能である。
販売店名検索はフルテキスト検索機能により販売店名か
ら販売店名の全部若しくは販売店名の一部からも検索で
きる。また、評点を絞って、一覧表示することも可能で
ある。これら、各検索手段を個々に利用することも可能
だが、組み合わせて利用することも可能である。
【0129】組み合わされた検索条件に名前を付して登
録することも可能である(図25.5)。図26-1はこの検索
条件名から検索する方法である。図26-2は商品情報デー
タベース20の格納情報からの、フルテキスト検索機能に
よる商品名から検索する方法である。商品名の一部から
も検索できるようになっていることも特徴である。図26
-3も同様にメモ情報から一定の文字列情報を検索する機
能である。一定の文字列情報を有するメモ情報を備える
商品一覧を検索する手段である。図26-4は取引年月日や
季節区分を入力して検索するものである。図26−1〜6
の各検索機能により検索された商品内容が図26-7に表示
される。上段には表示される商品候補情報が示されてい
る。「メモ」というのは商品情報データベースの「委託者
メモ」区分に格納されている委託者の備忘記録を参照す
ることができる機能である。扱い販売店が多数あれば
「販売店一覧」を表示することが可能である。下段がその
販売店一覧である。どの販売店の価格の高低や、委託者
の評価の高低が一目瞭然である。詳細は図21の販売店情
報データベース21の格納区分の情報を参照できる。
【0130】これらの検索条件を図26-5で示すように名
前を付けて総合情報データベース22に登録することや、
この検索条件に合致した、商品の取引が成立した場合
に、その内容を電子メール置換手段46によって電子メー
ルで知らせることも可能である。また受託者3の担当者
が設定した一定のスケジュールでこの条件に類似した広
告メールを対象の委託者に一括送信することも可能であ
る。これらの広告情報はマーケティング対象の属性情報
や、商品属性情報とともに総合情報データベース22に格
納されている。
【0131】検索条件に類似した内容の広告を表示する
ことも可能である。広告が表示される条件には、例えば
「年収***以上の自営業者で健康を志向している検索
者向け」などのように指定してマーケティング対象を絞
った企業の広告などを表示させることが可能である。ま
た例えば図26−2〜3の図のように検索する商品内容か
ら健康飲料を扱っている企業の広告を表示させることな
ども考えられる。
【0132】そして検索者の希望に沿う条件の商品及び
販売店が見つかれば、一覧項目から直接注文できるよう
になっている。委託者3は、「注文」ボタンをクリック
(S45)して、その箇所にリンク付けされている図9の
委託者購入指示受付ウェブサイト54の画面に移行する設
定となっている。受託者8は、54.2、54.3の入力項目の
うち数量や配送先、配送希望日、アドレスの開示の要否
などの入力を委託者3に要求するだけで簡便化された購
入委託申込の入力受付が可能である。
【0133】販売店側にも図27のようなメールが電子メ
ール置換手段46によって、送信され、販売店1は該メー
ルのリンク付けされたサイト・アドレスから、図14−
1の販売店入力ウェブサイト59に接続し、申込受付N
o.を所定の箇所に入力する。所定の入力要求項目に個
別案件データベース16からほとんどの情報が転載され、
訂正があれば該項目のみを訂正するか、集荷希望日など
の必要事項のみの入力を販売店1に要求する簡便化され
た入力受付を可能とする。
【0134】また総合情報データベース22には、返品の
頻度、委託者の評価、価格情報などと、商品属性や購入
者属性などとの相関関係の結びつきの強い情報など(例
えば、スポーツ器具の返品頻度は相対的に高い、弁護士
の資格を持つ者は価格評価が相対的にシビア、ある食品
は夏に購入すると価格が安いなど)が自動解析手段23に
よって自動的に解析され、格納されている。結びつきが
強いと判定される条件は、例えば、X商品(または商品
属性)の累積取引者数に占める属性Yを持つ購入者の割
合がZ月(または年及び季節)において、α%以上を示
した場合を「強い」とすることなどが考えられる。この場
合、αを受託者の担当者が指定すると、X、Y、Zを自
動解析手段23が自動検出することになる。これらの情報
は総合情報データベース22に格納されており、一定頻度
で受託者の担当者に通知される仕組みとなっている。
【0135】受託者8は上述の委託者3にメールサーバ
ー11に割当てた電子メールアドレス宛または保有メール
アドレス宛に、この事業から得られる多様な独自解析・
加工され総合情報データベース22に蓄積された情報を委
託者に電子メールで提供でき、商品購入においての参考
にしてもらえるような情報提供サービスを提供すること
も可能である。また、本願システムをマーケティングに
利用する企業は、受託者の購入実績に基づく選好分析か
ら得られた情報を基に、メールサーバー11に割当てた電
子メールアドレス宛または保有メールアドレス宛にピン
ポイントの広告メールを打つこともできる。
【0136】受託者のメリットとしては、委託者御用達
の配送会社並びに情報提供会社となることで、委託者を
顧客として囲い込むことが可能となる。
【0137】第四の課題について説明する。例えば、委
託者同士の中古品などの個人売買に活用できる個人売買
システムについて説明する。専用掲示板を設けて売買し
たい物品を掲示し、購入者を募るシステムを提供する。
希望に沿う相手が現れれば、両者が匿名で問題なく取引
・決済できることを特徴とする。
【0138】図28は、本個人売買システムにおける個人
間の売買に利用される上記専用掲示板機能を持つウェブ
サイトの概要である。これらの情報は本個人売買システ
ムを統括する個人売買サーバーに格納され、管理される
ものである。委託者の一人は、この場合では売り手とな
り、他の委託者が買い手となる。購入者は不特定多数で
も構わない。まず、図28-1で、ある委託者が自己の中古
物品の掲示する情報及び最低売却交渉価格を入力して、
「掲示」ボタンでアップロードする。この際一定上限内
で「掲示可能残日数」を入力する。他の委託者の反応を
見て、価格を変更(価格欄を更新、「掲示訂正」ボタン
でアップロード)することもできる。途中でキャンセル
することもできる。また、デジタル処理された写真画像
などを格納、表示することも可能にすると良い。
【0139】図28-2は、掲示物品が多数になった場合
の、中古物品を探す委託者が、希望品を検索する画面で
ある。個人売買サーバーは、フルテキスト検索手段を備
え、図28-1の「品名」区分から該当のデータを検索し、
図28-3のように表示する。購入希望者の委託者は希望の
商品を見つけると、現在価格を確認のうえ、「交渉画
面」ボタンで図28-4の画面に移行し、IDNo.と希望価
格、並びに商品の送達先を指定して、「交渉」ボタンで
図28-3の「現在売却交渉価格」を更新する。
【0140】売り希望者は、逐次図28-1の画面で「現在
売却交渉価格」を確認し、タイミングを見計らって売却
の意思を、「成立」ボタンを押すことで表示する。個人
売買システムは図28-3の「状態」区分を「成立」に変更
し、その信号を制御部10に伝え、制御部10は、同時に電
子メール置換手段46に対し、図29のような電子メール
を購入者に送信させるよう指示する。そして、電子メー
ルを受信した買い希望の委託者の買の意思確認をウェブ
サイトで行い、この際に配送先の入力などを受け付けて
もよい。本説明では、売り希望の個人売買システムとし
て説明したが、買い希望の委託者が希望商品及び希望条
件などの項目を掲示して、他の委託者から買い手を募る
方法も考えられる。
【0141】物流拠点との連絡や、決済、返品の処理は
前述の流れと相違なく、購入者は商品引渡しと同時に口
座から手数料込みの金額が引き落とされ、売却者には一
定の返品可能期間が経過した後に売却者から徴収する手
数料を控除して、送金される。何れの決済口座も登録さ
れている口座を利用する。
【0142】オンラインモールについても本願電子商取
引装置は応用可能である。受託者専用のオンラインモー
ルをウェブサイトで展開し、認証問題をクリアできる程
度の適格審査や、配送員を活用し、また専門の担当者に
よって販売する物品の審査を経た販売店が受託企業に低
廉な手数料での登録を可能とる。該オンラインモールの
販売店が扱う商品の購入を希望する場合は、該ウェブサ
イトに購入指示を受け付ける手段が備わっており、この
ウェブ・サイトから図9の購入指示受付ウェブ・サイト54
に連動し、入力項目54.2、54.3のうち数量など取引の都
度変動する情報を入力するのみの簡単な入力作業で注文
手続きを終えるものとする。この場合取引実績は必ずし
も必要ではないが、あくまで委託者から徴収する手数料
・配送料に依存して該電子商取引装置は運営され、委託
者の最善を図るシステムであって、登録料は手数料・配
送料を補填することを第一義的な目的とした体系である
ことを特徴とする。この点について、販売店からのテナ
ント料に依存して運営され、業種が重複しないようにす
るなど販売店側に配慮する従来型オンラインモールとは
異なる。
【0143】また、仲介システムを利用して、受託者の
指定した一定の条件をクリアした品質を有する商品の大
量処分を行いたい販売店からのオファーを受け付けた受
託者や共同購入で価格低減を図りたい委託者が主催する
共同購入方式にも本願発明は拡張可能である。共同購入
情報を専用掲示板の機能をするウェブサイトに掲載する
方法や、電子メールで委託者達に該情報を通知する方法
を用いて共同購入者を募集することができる。委託者の
該商品の購入希望の意思表示を専用のウェブサイトで受
け付ける機能や、電子メールで注文を集める方法などが
本願仲介システムに備われば、販売店や委託者も安全に
一括処分及び共同購入のメリットを双方が享受できる。
【0144】このように、本願電子商取引装置は他の取
引形態への拡張性が高いことも大きな特徴である。
【発明の効果】
【0145】本願発明は、ネットワークとコンピュータ
ーシステムを最大限利用することでのコスト低減効果に
よって、小口の取引であっても受託購入を可能にし、実
質的な負担価額を一覧表示で簡単に比較できることから
価格及び商品並びに販売店評価といった情報の比較可能
性に優れており、また情報収集、データ入力を委託者や
販売店の精神活動に依存するため、低コストに緻密な情
報を提供することが可能な取引及び決済並びに情報の仲
介システムを可能とする。
【0146】また、特に新たな付加コストに耐えられな
い中小、零細の優良販売店にとってはコスト0のマーケ
ティング媒体としてメリットが大きく、先行利用者の商
品評価が蓄積していけば新規に他の委託者が購入しよう
とした際にこれらの評価情報を参考にすることができる
ため、通信販売であっても先行利用者の評価が良いもの
は安心して購入できる。反面、評価の低い販売店や、返
品が多い不良販売店については、排除される効果があ
る。
【0147】このシステムは、どんな販売店のどんな物
品も委託者、販売店の双方が安心、安全、オープンにし
かも匿名で取引できるため、ほとんどの場合の電子商取
引における結節点(ゲートウェイ)となることができる
ことから、販売店1店につき1回限りの単発利用でもプラ
イバシーの開示を必要としないので精神的なストレスが
なく、自己の個人情報及び購入実績など購入商品の情報
の管理や決済手続きを一元化できるメリットは大きい。
【0148】このシステムを利用した個人売買では、両
者が匿名で商品のやりとり並びに決済が可能な点はメリ
ットが大きい。
【0149】氏名、住所等の個人特定情報を個々に指定
して開示選択が可能なため、個人情報を開示してアフタ
ーサービス等を受けなければならないときも対応でき
る。
【0150】運送会社の選定に際して、従来の販売店が
指定する方法から、運送会社(受託者)の選択権を購入
者側が取り戻すことになり、配送料金や手数料を直接も
らい受ける先が委託者であることから、必然的に委託者
側に立たざるを得ないシステムであるため、委託者重視
のサービス姿勢へと向かう。
【0151】本願仲介システムの運営主体が全国に拠点
を持つ信用の高い大手運送会社とその提携銀行であれ
ば、商品の物流サービスと決済サービスとの同期のとれ
た包括的なシステム運営が可能であるため、委託者にと
っては見知らぬ販売店との初めての取引や個人売買にも
安心して望むことができ、また規模の経済、範囲の経済
の作用が働くため配送・手数料は低額に抑えることが可
能であるため、経済的にも優れたシステムを提供でき
る。
【0152】本願仲介システムは、仲介業者はあくまで
受託購入であり、また在庫リスクや運転資金の問題は発
生しない。
【0153】物理的な店舗を持たなくてもウェブサイト
を作成して簡単に電子商取引市場に参入できることは、
反面販売店のモラルの低下が避けられない。しかし電子
店舗でさえ、物品販売なら倉庫などなんらかの属地的な
制約が生じ、倉庫や工場などはそう簡単に変更できるも
のではない。本願仲介システムの販売店情報は集荷先情
報など属地的な情報も蓄積され、またその属地的な情報
を基に事業を行う運送会社が、消費者の受託者として取
引当事者となるため、不良販売店の不正行為に対して一
定水準以下の販売店の電子商取引市場への参入抑止効果
や排除効果があるものと思われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願電子商取引装置全体の概念図である。
【図2】決済管理装置と委託者端末の構成である。
【図3】本願仲介システムへのインターネットユーザー
の加入申込の概念図である。
【図4】図3における加入申込を受け付けるウェブサイ
トの入力項目である。
【図5】図3のシステムフローである。
【図6】図4での入力を促すウェブサイト上の表示内容
である。
【図7】データベースのファイアーオールの機能を示す
概念図である。
【図8】受託者の購入委託申込受付手続きの概念図であ
る。
【図9】図8における購入委託申込受付ウェブサイトの
入力項目と個別案件データベースに格納される手段の概
念図である。
【図10】図9において入力された販売店が安全性に問
題がある販売店であるときの委託者に注意喚起を促しま
たは入力手続きを中断する情報検索・提供・表示手段の
販売店照合機能のプログラムフローである。
【図11】販売店情報データベースを参照して受託者の
過去の取引実績から安全な販売店かどうか照合する手段
のプログラムフローである。
【図12】返品が発生したときの返品レポートの作成の
要否を判断するプログラムフローである。
【図13】委託者から注文を受け付けた受託者から販売
店に自動的に発信される電子メールのサンプルである。
【図14】(図14−1)図13の電子メールを受信し
た販売店が販売店入力ウェブサイトで必要な情報を入力
する際の入力手順と、入力を受け付けた際の本仲介シス
テムのシステムフローである。 (図14−2)図14−1で入力された内容の委託者へ
の確認電子メールのサンプルである。
【図15】図14−1の販売店入力ウェブサイトで機能
するプログラムフローである。
【図16】物流システムで印字される集荷配送指示明細
書の印字項目一覧である。
【図17】商品を委託者に引渡してからの仲介システム
の業務及びシステムフローチャートである。
【図18】委託者が利用する仲介システムのウェブ型イ
ンターフェースのサンプル画面と、該ウェブサイトの機
能を示すものである。
【図19】返品指示手段の動作プログラムのフローチャ
ートである。
【図20】委託者の備忘記録としてのメモ(商品や販売
店への寸評や感想)並びに詳細画面では販売店や商品に
対する評価情報の更新を行った場合のデータベース格納
プログラムのフローチャートである。
【図21】取引終了時における個別案件データベースか
ら各データベースへの格納処理される際のプログラムフ
ローと、各データベースの格納区分明細である。
【図22】仲介システムと銀行保有の決済管理装置との
連結部分である決済システムとの関係を示したものであ
る。
【図23】決済システムのシステムフローと委託者への
引落済並びに残高不足の連絡用電子メールの生成・送信
までのシステムフローである。
【図24】返品が発生したときの決済システムのシステ
ムフローと委託者への返金処理完了の連絡用電子メール
の生成・送信までのシステムフローである。
【図25】マーケティングシステムにおける、データベ
ース群と情報解析手段の関係を示したものである。
【図26】(図26―1〜6)情報提供ウェブサイトサ
ンプル検索画面と情報提供システムの情報検索サービス
の機能を示すものである。 (図26―7)図26―1〜6の検索結果を表示する画
面である。
【図27】図26で検索した商品の注文を受託した場合
に、販売店に自動的に発信される電子メールのサンプル
である。
【図28】本個人売買システムにおける個人間の売買に
利用される専用掲示板機能を持つウェブサイトのサンプ
ル画面と、該ウェブサイトの機能を示すものである。
【図29】個人売買が提示条件で成立したことを知らせ
る電子メールのサンプルである。
【符号の説明】
1 販売店 2 販売店のウェブサイト 3 委託者(インターネットユーザー) 4 物流システム 5 販売店メールサーバー 7 委託者端末(ウェブ端末) 8 受託者(仲介業者) 9 仲介システム 10 仲介システムの制御部 11 メールサーバー 16、18、20、21、22 データベース群 24 入力装置 26 提携銀行 27 決済システム 28 提携銀行保有の決済管理装置 28.2 決済サーバー 45 加入申込受付ウェブサイト 45.2 仮IDNo.・仮暗証番号付与・表示手段 46 電子メール置換手段 47 データベース格納手段 47.1 委託者メールアドレス自動割当手段 48 照合手段 53 配送・手数料決定及び改定手段 54 委託者購入指示受付ウェブサイト 55 情報検索・提供・表示手段 56 申込受付No.付与手段 58 販売店に送信される注文書を兼ねる注文電子メー
ル 63 仲介システムログインウェブサイト 60.4 委託者の確認のため販売店が入力した内容を通知
する電子メール 62 引渡し完了入力受付手段 64、65 取引案件一覧ウェブページ 68 購入履歴一覧ウェブページ 70 返品指示手段 72 返品完了入力受付手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 404 G06F 17/60 404 504 504 ZEC ZEC B65G 61/00 210 B65G 61/00 210

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネットなどの通信ネットワーク
    上で受託者(本願発明の実施主体の呼称)が委託者(本
    願発明の利用主体の呼称)からの電子商取引における購
    入手続を受託する、受託購入方式での仲介取引を成立さ
    せる電子商取引装置であって、該委託者及び該受託者に
    よってアクセス可能な通信ネットワークと、該通信ネッ
    トワークと電子通信するコンピューターシステムと、を
    含み、該コンピューターシステムは、該委託者の該コン
    ピューターシステムへのアクセスの可否を確認する認証
    手段と、該手段で検索及び照合可能な該委託者の認証情
    報の格納部と、該委託者の購入委託申込の意思並びに販
    売店情報及び商品情報などの購入希望商品に係る情報を
    該通信ネットワーク上で該委託者から受け付ける購入委
    託申込受付手段と、該販売店の販売許諾の意思確認及び
    該商品並びに該販売店自身の詳細情報について該通信ネ
    ットワーク上で該販売店から受け付ける販売店入力受付
    手段と、該委託者の返品依頼及び返品理由などの返品情
    報について該通信ネットワーク上で該委託者から受け付
    ける返品指示受付手段と、以上の手段で得られた情報を
    個別案件情報として格納する手段と、該個別案件情報が
    格納される個別案件情報格納部と、を有する仲介システ
    ムを、具備するコンピューターシステムである、電子商
    取引装置。
  2. 【請求項2】 上記仲介システムは、該システムが有す
    る上記購入委託申込受付手段が、該委託者の購入委託申
    込の意思並びに販売店情報及び商品情報などの購入希望
    商品に係る情報について該通信ネットワーク上で該委託
    者から受け付ける上記方式に替えて、該受託者から該委
    託者に付与された専用のメールソフトで作成される該意
    思並びに該情報が記載された電子メール、または該受託
    者から該委託者に付与された汎用メールソフトで利用で
    きるテンプレートメールファイルの内容に該意思並びに
    該情報が記載された電子メール、または該受託者から該
    委託者に付与された専用アプリケーションソフトで作成
    され、該意思並びに該情報が記載された購入申込用シー
    トが添付された電子メール、のいずれか一つを受信して
    自動的に該意思並びに該情報の項目を一定の手段で識別
    して受け付ける方式であることを特徴とする、購入委託
    申込受付手段である、仲介システムであることを特徴と
    する、請求項1に記載の電子商取引装置。
  3. 【請求項3】 上記仲介システムは、該装置に格納され
    た情報から電子メールを組成・送信する手段を有する電
    子メール置換手段を含み、該電子メール置換手段に対し
    て、上記購入委託申込受付手段で受け付けた内容や該委
    託者の個人情報を該販売店に通知する注文書を兼ねる注
    文電子メールと、上記販売店入力受付手段で受け付けた
    内容を該委託者に通知する電子メールと、返品指示受付
    手段で受け付けた内容を該販売店に通知する電子メール
    と、を組成・送信指示する手段、を含むことを特徴とす
    る、仲介システムである、前期各項のいずれか1項に記
    載の電子商取引装置。
  4. 【請求項4】 上記仲介システムは、該委託者の上記認
    証情報を含む個人特定情報並びに個人属性情報に区分さ
    れる個人情報について受け付ける手段と、該個人情報が
    格納される個人情報格納部と、該個人情報の検索手段
    と、検索した該個人情報を提供及び表示する手段と、を
    含むことを特徴とする、仲介システムである、前期各項
    のいずれか1項に記載の電子商取引装置。
  5. 【請求項5】 上記仲介システムは、該システムが有す
    る上記購入委託申込受付手段が、上記注文電子メール内
    に、該委託者の上記個人特定情報の記載の要否の選択に
    ついて個々の項目毎にその選択を受け付ける手段、を含
    むことを特徴とする、購入委託申込受付手段である、仲
    介システムであることを特徴とする、請求項3または4
    に各項に記載の電子商取引装置。
  6. 【請求項6】 上記仲介システムは、該受託者が保有す
    るまたは他者が保有するまたは共同で保有する物流シス
    テムとの連絡手段または該通信ネットワークとの通信手
    段を介した連絡手段を含み、該手段は、該商品の該販売
    店からの集荷及び該委託者へ配送するときに使用する該
    物流システムに対する該販売店先への集荷指示並びに該
    委託者先への配送指示手段と、返品が生じたときの該委
    託者先への集荷指示並びに該販売店先への配送指示手段
    と、該物流システムからの該委託者への配送が完了した
    旨の完了通知を受け付ける手段と、該物流システムから
    の該販売店への返品手続きの完了通知を受け付ける手段
    と、を含むことを特徴とする、仲介システムである、前
    期各項のいずれか1項に記載の電子商取引装置。
  7. 【請求項7】 上記仲介システムは、上記個別案件情報
    格納部から商品情報として商品情報格納部に転載及び格
    納する手段と、該手段で転載及び格納される商品情報格
    納部と、該情報の検索手段と、検索された該情報を提供
    及び表示する手段と、を含むことを特徴とする、仲介シ
    ステムである、前期各項のいずれか1項に記載の電子商
    取引装置。
  8. 【請求項8】 上記仲介システムは、該システムでの取
    引に関わる該委託者の備忘記録としての該委託者のメモ
    入力(商品についての寸評など、自由な入力を受け付け
    ることが可能)の受付手段と、該情報を上記商品情報格
    納部のメモ情報格納区分に格納する手段と、該情報が格
    納されるメモ情報格納部と、該情報の提供及び表示の要
    求を受け付ける手段と、該情報を提供及び表示する手段
    と、を含むことを特徴とする、仲介システムである、請
    求項7に記載の電子商取引装置。
  9. 【請求項9】 上記仲介システムは、商品についての該
    委託者の個人的評価の入力を受け付ける手段と、該情報
    を上記商品情報格納部の評価情報格納区分に格納する手
    段と、該情報が格納される評価情報格納部と、該情報の
    提供及び表示の要求を受け付ける手段と、該情報を提供
    及び表示する手段と、を含むことを特徴とする、仲介シ
    ステムである、請求項7及び8に記載の電子商取引装
    置。
  10. 【請求項10】 上記仲介システムは、上記個別案件情
    報格納部から販売店情報として販売店情報格納部に転載
    及び格納する手段と、該手段で転載及び格納される販売
    店情報格納部と、該情報の検索手段と、検索された該情
    報を提供及び表示する手段と、を含むことを特徴とす
    る、仲介システムである、前期各項のいずれか1項に記
    載の電子商取引装置。
  11. 【請求項11】 上記仲介システムは、同一の販売店の
    返品が一定期間に一定回数に達した場合において要注意
    販売店として該受託者の担当者に対して該販売店の上記
    返品情報を通知する手段を含み、安全性の観点から受託
    者担当者によって判定される販売店の属性情報である指
    定情報について該担当者から受け付ける手段と、該情報
    を上記販売店情報格納部の指定情報格納区分に格納する
    手段と、該情報が格納される指定情報格納部と、該情報
    の提供及び表示の要求を受け付ける手段と、該情報を提
    供及び表示する手段と、を含むことを特徴とする、仲介
    システムであることを特徴とする、請求項10に記載の電
    子商取引装置。
  12. 【請求項12】 上記仲介システムは、上記購入委託申
    込受付手段で受け付けた販売店名等と上記販売店情報格
    納部の情報とを突合し、該販売店が要注意先や取引停止
    ・禁止などの区分に指定された販売店に該当するかどう
    かを照合する手段と、該販売店が取引停止・禁止などの
    区分に指定された販売店に該当する場合は、該ウェブサ
    イト上で該委託者に注意喚起を促す手段と、該購入委託
    申込受付手段の処理を中断する手段と、を含むことを特
    徴とする、仲介システムである、請求項11に記載の電子
    商取引装置。
  13. 【請求項13】 上記仲介システムは、販売店について
    の該委託者の個人的評価の入力を受け付ける手段と、該
    情報を上記販売店情報格納部の評価情報格納区分に格納
    する手段と、該情報が格納される評価情報格納部と、該
    情報の提供及び表示の要求を受け付ける手段と、該情報
    を提供及び表示する手段と、を含むことを特徴とする、
    仲介システムである、請求項10から12のいずれか1項に
    記載の電子商取引装置。
  14. 【請求項14】 上記仲介システムは、該委託者が過去
    に取引した商品や販売店に係る取引履歴情報を一覧表示
    させる要求を該委託者から受け付ける手段と、該取引履
    歴情報を該委託者に対して一覧表示する手段と、該一覧
    表示に含めてまたは該一覧表示から連動(他のウェブサ
    イトのサイト・アドレスを入力して該他のウェブサイト
    に接続しなくても、該他のウェブサイトのサイト・アド
    レスがリンク付けしてあるウェブページの所定の箇所を
    マウスポインターなどのユーザインターフェースで指定
    して該他のサイトへ簡単に接続することが可能な処置が
    なされている状態)して上記評価情報、指定情報、メモ
    情報などの付随情報を該委託者に対して表示する手段
    と、上記購入委託申込受付手段に接続したウェブサイト
    に該委託者を該ウェブページから連動して接続させる手
    段と、該購入委託申込受付手段に接続したウェブサイト
    の所定の入力要求項目に該一覧表示に含まれた項目を転
    載し、該委託者の購入委託申込の入力手続きを簡便化す
    る手段と、を含むことを特徴とする、仲介システムであ
    る、請求項7から13のいずれか1項に記載の電子商取引
    装置。
  15. 【請求項15】 上記仲介システムは、該委託者の上記
    個人属性情報の開示度合いや新規実績の発生の都度取引
    実績を加味して自動的に次回の配送料・手数料体系(重
    量、容量、材質などに応じた配送料・手数料価格体系)
    を決定または改定する手段と、該情報を配送・手数料価
    格情報格納部に格納する手段と、該情報が格納される配
    送・手数料価格情報格納部と、該情報の提供及び表示の
    要求を受け付ける手段と、該情報を提供及び表示する手
    段と、を含むことを特徴とする、仲介システムである、
    請求項7から14のいずれか1項に記載の電子商取引装
    置。
  16. 【請求項16】 上記仲介システムは、該受託購入仲介
    業務及び物流業務に従事する従業員の職域並びに役職別
    に、上記個人情報及び上記取引履歴情報その他の該委託
    者のプライバシーに係わる情報へのアクセスレベルの設
    定を可能にする、従業員照合手段と、該手段で検索及び
    照合可能な該従業員の認証情報の格納部と、を含むこと
    を特徴とする、仲介システムである、請求項7から15の
    いずれか1項に記載の電子商取引装置。
  17. 【請求項17】 上記コンピューターシステムは、前期
    各項の仲介システムと提携金融機関の保有する決済装置
    と連携して機能する、決済システムであって、上記個別
    案件情報格納部及び上記配送・手数料価格情報格納部か
    ら提供された情報に基づいて計算した配送・手数料相当
    額を加算した代金相当額について、該受託者の登録口座
    からの引落若しくはデビットカード及びネット決済可能
    なデビット口座から受託者の口座への振替指示をする手
    段と、クーリングオフ可能期間等の一定期間が経過する
    まで受託者の口座に預り金として滞留させ、該期間の経
    過後に上記販売店入力受付手段で登録を受け付けた該販
    売店の口座番号への送金指示をする手段と、該一定期間
    中に返品に至った場合は商品代金相当額から所定の返品
    手数料等を控除した残額を該委託者の該口座への返金指
    示をする手段と、を有する決済システムを、さらに含む
    ことを特徴とする、前期各項のいずれか1項に記載の電
    子商取引装置。
  18. 【請求項18】 上記決済システムは、上記物流システ
    ムからの該委託者への配送が完了した旨の完了通知を受
    け付ける手段で受け付けた旨の通知を上記仲介システム
    から通知されたことを契機に、上記委託者口座から上記
    受託者の口座への振替指示をする手段と、該物流システ
    ムからの該販売店への返品手続きの完了通知を受け付け
    る手段で該通知を受け付けた旨の通知を上記仲介システ
    ムから通知されたことを契機に、該委託者の該口座に返
    金指示をする手段と、を含むことを特徴とする、決済シ
    ステムである、請求項17に記載の電子商取引装置。
  19. 【請求項19】 上記電子商取引装置は、該装置が含む
    上記コンピューターシステムが、該電子商取引装置の実
    施の過程で該装置の特性(該委託者と該販売店から信憑
    性の高い情報が低コストで収集できる)を活かして得ら
    れる多様な情報を提供する情報提供システムであって、
    上記各項に記載の多様な情報格納部に格納された情報を
    検索対象として、多様な条件を指定して検索できる多様
    な条件検索手段を、情報提供システムの利用者に提供す
    る機能を含み、該利用者の条件検索要求を受け付けて該
    多様な条件検索手段に該要求を伝達する手段と、該多様
    な条件検索手段で検索及び提供された該多様な情報を一
    覧表示にしたウェブページを該利用者に対して表示する
    手段と、上記購入委託申込受付手段に接続したウェブサ
    イトに該委託者を該ウェブページから連動して接続させ
    る手段と、該購入委託申込受付手段に接続したウェブサ
    イトの所定の入力要求項目に該一覧表示に含まれた項目
    を転載し、該委託者の購入委託申込の入力手続きを簡便
    化する手段と、を有することを特徴とする、情報提供シ
    ステムを、さらに具備するコンピューターシステムであ
    る、請求項7から18のいずれか1項に記載の電子商取引
    装置。
  20. 【請求項20】 上記情報提供システムは、該システム
    が有する上記多様な条件検索手段が、商品名または商品
    名の一部から検索する商品名検索手段と、上記メモ情報
    格納部に格納されたメモ中で使用された字句を検索条件
    に該字句を含むメモ情報及び該メモ情報を備える商品を
    検索するメモ条件検索手段と、商品の属性区分を多段階
    的に絞り込んで検索することが可能な商品絞込み検索手
    段と、購入者(委託者)の属性区分を多段階的に絞り込
    み、該属性を持った購入者が過去に購入した商品の情報
    を検索することが可能な購入者絞込み検索手段と、販売
    店の業種属性を指定して販売店を検索する販売店業種検
    索手段と、販売店名または販売店名の一部から検索する
    販売店名検索手段と、検索された販売店の扱う商品を検
    索する手段、のうち一以上の検索手段を含むことを特徴
    とする、多様な条件検索手段である、情報提供システム
    であることを特徴とする、請求項19に記載の電子商取引
    装置。
  21. 【請求項21】 上記情報提供システムは、該システム
    が有する上記多様な条件検索手段に含まれる各検索手段
    を組み合わせての検索が可能であり、各検索条件を組み
    合わせたものを一つの検索手段と看做してこれに検索名
    称を自由に付すことを可能にする手段と、該名称が付さ
    れた検索手段の情報を検索条件名検索情報として格納す
    る手段と、を含み、該検索条件名検索情報が格納される
    検索条件名検索情報格納部と、該検索条件名検索情報に
    基づいて簡単に希望の属性を備える商品及び販売店を検
    索できる検索条件名検索手段と、を含むことを特徴とす
    る、条件検索手段である、情報提供システムであること
    を特徴とする、請求項19から20のいずれか1項に記載の
    電子商取引装置。
  22. 【請求項22】 上記情報提供システムは、上記検索条
    件名検索情報の内容に合致または類似の属性を持った商
    品の取引または販売店の取引または委託者の取引並びに
    これらを複合して条件指定した条件の取引が新規に発生
    した場合に、該新規取引の内容が記載された、該検索条
    件名検索情報を登録した者宛の電子メールの作成及び送
    信の指示を上記電子メール置換手段に対して行う手段、
    を有することを特徴とする、情報提供システムである、
    請求項19から21のいずれか1項に記載の電子商取引装
    置。
  23. 【請求項23】 上記情報提供システムは、広告情報を
    格納する広告情報格納部を含み、該広告情報格納部に格
    納された商品の該広告情報のうち、上記検索条件名検索
    情報に合致または類似の属性を持った商品または販売店
    の広告情報が記載された、該検索条件名検索情報を登録
    した者宛の電子メールの作成及び送信の指示を上記電子
    メール置換手段に対して行う手段、を有することを特徴
    とする、情報提供システムである、請求項21または22に
    記載の電子商取引装置。
  24. 【請求項24】 上記情報提供システムは、一定の属性
    を持つ者をマーケティング対象とした上記広告情報格納
    部に格納された広告情報について、該一定の属性を持つ
    該委託者宛に該情報が記載された電子メールの作成及び
    送信の指示を上記電子メール置換手段に対して行う手段
    を含むことを特徴とする、情報提供システムである、請
    求項23に記載の電子商取引装置。
  25. 【請求項25】 上記情報提供システムは、上記広告情
    報格納部に格納された該広告情報のうち、該情報提供シ
    ステムに接続したウェブサイト上で該検索条件と合致ま
    たは類似した属性の広告情報と、検索している該委託者
    の属性にマーケティング対象の属性が合致または類似し
    た広告情報と、を提供する手段を含むことを特徴とす
    る、情報提供システムである、請求項23または24に記載
    の電子商取引装置。
  26. 【請求項26】 上記情報提供システムは、前期各項に
    記載の多様な情報格納部に格納された情報から様々な傾
    向を自動的に解析する情報解析手段と、該解析情報を格
    納する解析情報格納部と、該解析情報を提供及び表示す
    る手段と、一定の属性を持つ委託者または全委託者宛
    に、該情報が記載された電子メールの作成及び送信の指
    示を上記電子メール置換手段に対して行う手段と、を含
    むことを特徴とする、情報提供システムである、請求項
    19から25のいずれか1項に記載の電子商取引装置。
  27. 【請求項27】 上記コンピューターシステムは、該シ
    ステムに含まれる仲介システム及び決済システムを利用
    して行う委託者同士の個人売買システムであって、売り
    希望者(売りを希望する委託者)または買い希望者(買
    いを希望する委託者)の売り希望または買い希望の物品
    の属性情報及び価格情報などを受け付ける手段と、該情
    報をウェブサイト上に掲示する手段と、掲示された内容
    に対して買い手(売り希望に対して買いを申し出た委託
    者)または売り手(買い希望に対して売りを申し出た委
    託者)の提示した価格情報を受け付ける手段と、該価格
    情報をウェブサイト上に掲示する手段と、他の買い手ま
    たは他の売り手の提示する価格情報を受け付ける手段
    と、該他の買い手または他の売り手の提示する価格情報
    をウェブサイト上に掲示する手段と、売り希望者または
    買い希望者の売買成立の意思を受け付ける手段と、売買
    が成立した価格を提示した買い手または売り手宛に売買
    が成立した旨と売買内容が記載された電子メールの作成
    及び送信の指示を上記電子メール置換手段に対して行う
    手段と、該売買が成立した価格を提示した買い手または
    売り手の売買成立の意思の確認を受け付ける手段と、個
    人売買交渉が継続中において該個人売買情報を記憶及び
    格納する手段と、該情報を格納する個人売買情報格納部
    と、を有することを特徴とする、個人売買システムを、
    さらに含むことを特徴とする、請求項17から26のいずれ
    か1項に記載の電子商取引装置。
  28. 【請求項28】 上記コンピューターシステムは、該シ
    ステムに含まれる仲介システム及び決済システムを利用
    して行うオンラインモールシステムであって、一定の条
    件をクリアした販売店の出店希望と該販売店の出展商品
    内容を確認するためにも必要である該商品の属性情報と
    該販売店自身の販売店情報について受け付ける手段と、
    該販売店情報及び該商品情報を格納する手段と、該販売
    店情報及び該商品情報を掲示する手段と、該委託者の購
    入委託申込を受け付ける手段と、返品理由などの返品情
    報について該委託者の返品依頼を受け付ける返品指示受
    付手段と、これらの手段で得られたこれらの情報を個別
    案件情報として格納する手段と、を有するオンラインモ
    ールシステムを、さらに含むことを特徴とする、請求項
    17から27のいずれか1項に記載の電子商取引装置。
  29. 【請求項29】 上記コンピューターシステムは、該シ
    ステムに含まれる仲介システム及び決済システムを利用
    して行う共同購入システムであって、商品の大量処分を
    行いたい販売店からのオファーを該受託者が受け付ける
    手段と、または商品の共同購入で価格低減を図りたい委
    託者の意向を受け付ける手段と、該受託者が専用掲示板
    に記載または電子メールで他の委託者に該共同購入の情
    報を通知する手段と、該他の委託者の該商品の購入希望
    の意思表示を該受託者が受け付ける手段と、を有する共
    同購入システムを、さらに含むことを特徴とする、請求
    項17から28のいずれか1項に記載の電子商取引装置。
  30. 【請求項30】 上記電子商取引装置は、該装置が含む
    上記コンピューターシステムが、コンピューターで読取
    り可能なコンピュータープログラムの該通信ネットワー
    クを使った送信手段を具備し、さらに該装置は、該送信
    手段で電子伝送され、または記録媒体に記録されて該委
    託者に送付された支援用プログラムソフトが読み込ま
    れ、前期各項に記載の電子商取引装置に含まれる該コン
    ピューターシステムの処理機能の一部を分担する機能を
    備えた、該通信ネットワークにアクセス可能な委託者保
    有のコンピューターを具備する、前期各項のいずれか1
    項に記載の電子商取引装置。
  31. 【請求項31】 記録媒体での移送及び上記通信手段で
    電子伝送可能であり、請求項1から30のいずれか1項に
    記載の電子商取引装置に含まれる上記コンピューターシ
    ステムで読み込まれ、該いずれか1項に記載の電子商取
    引装置に含まれる該コンピューターシステムを、仲介シ
    ステムとして機能させるためのプログラムソフト。
  32. 【請求項32】 記録媒体での移送及び上記通信手段で
    電子伝送可能であり、請求項17から30のいずれか1項に
    記載の電子商取引装置に含まれる上記コンピューターシ
    ステムで読み込まれ、該いずれか1項に記載の電子商取
    引装置に含まれる該コンピューターシステムを、決済シ
    ステムとして機能させるためのプログラムソフト。
  33. 【請求項33】 記録媒体での移送及び上記通信手段で
    電子伝送可能であり、請求項19から30のいずれか1項に
    記載の電子商取引装置に含まれる上記コンピューターシ
    ステムで読み込まれ、該いずれか1項に記載の電子商取
    引装置に含まれる該コンピューターシステムを、情報提
    供システムとして機能させるためのプログラムソフト。
  34. 【請求項34】 記録媒体での移送及び上記通信手段で
    電子伝送可能であり、請求項27から30のいずれか1項に
    記載の電子商取引装置に含まれる上記コンピューターシ
    ステムで読み込まれ、該いずれか1項に記載の電子商取
    引装置に含まれる該コンピューターシステムを、個人売
    買システムとして機能させるためのプログラムソフト。
  35. 【請求項35】 記録媒体での移送及び上記通信手段で
    電子伝送可能であり、請求項28から30のいずれか1項に
    記載の電子商取引装置に含まれる上記コンピューターシ
    ステムで読み込まれ、該いずれか1項に記載の電子商取
    引装置に含まれる該コンピューターシステムを、オンラ
    インモールシステムとして機能させるためのプログラム
    ソフト。
  36. 【請求項36】 記録媒体での移送及び上記通信手段で
    電子伝送可能であり、請求項29または30に記載の電子商
    取引装置に含まれる上記コンピューターシステムで読み
    込まれ、該いずれか1項に記載の電子商取引装置に含ま
    れる該コンピューターシステムを、共同購入システムと
    して機能させるためのプログラムソフト。
  37. 【請求項37】 記録媒体での移送及び上記通信手段で
    電子伝送可能であり、請求項30に記載の電子商取引装置
    に含まれる上記コンピューターシステムの処理機能の一
    部を分担する上記委託者保有のコンピューターとして機
    能させるための請求項30に記載の支援用プログラムソフ
    ト。
  38. 【請求項38】 請求項31から37のいずれか1項に記載
    のプログラムソフトを記録したコンピューター読み取り
    可能な記録媒体。
  39. 【請求項39】 上記請求項6から30に記載の電子商取
    引装置に含まれる仲介システムで使用される集荷配送明
    細書または集荷配送明細書となる専用用紙であって、注
    文電子メール内に該委託者の個人特定情報のうち記載否
    を選択された項目は記載されない特徴を有する該販売店
    の控用と、商品の識別を可能にするための包装箱にシー
    ルまたは糊などによって塗布することが可能な商品への
    塗布用と、該受託者の控用と、該委託者の控用と、を含
    む集荷配送明細書の作成手段と、該作成手段で作成され
    た該集荷配送明細書または該手段で印字され集荷配送明
    細書となる専用用紙。
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