JP4945848B2 - 可変抵抗器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は補聴器、計測器、通信機器、センサその他の産業機器などに使用される可変抵抗器、特に小型の可変抵抗器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の可変抵抗器として、特公平5−59561号公報に記載のように、端子を取り付けた抵抗基板を樹脂ケースにインサートモールドし、摺動子を取り付けたロータとOリングとをケース内に収納し、金属カバーをケースに被せてロータの浮き上がりを規制するとともに、カバーに設けた脚部の穴をケースの側面に形成した凸部に係合させることで、カバーを抜け止めしたものが知られている。
また、他の例として、特開平5−3108号公報のように、金属カバーを樹脂ケースの上から被せるとともに、カバーに突設した脚部をケースの底面で内側に折り曲げるようにしたものも知られている。
いずれの可変抵抗器も、Oリングや摺動子のばね反力によるロータのケースからの浮き上がりを、金属カバーを用いて防止したものである。
【0003】
ところで、ロータの上面には工具係合溝が形成されており、ドライバーなどの工具をこの工具係合溝に係合させて回すことにより、抵抗値を調整している。ところが、ロータの始点位置と終点位置とを決定する必要があるので、ストッパ機構を設けなければならない。一般の可変抵抗器では、ロータの外周部とケースの内周部とに互いに当接するストッパ用凸部を設け、ロータの回転角度を一定範囲に規制している。しかし、これでは成形が面倒になるとともに、ロータの凸部とケースの凸部とが干渉し、ロータの組付が難しくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、金属カバーの窓穴の内縁に突起を一体に形成し、この突起をロータの上面に形成した凸部に当てることで、ロータの回転角度を規制したものも提案されている。
しかし、例えば2〜3mm程度の寸法の小型可変抵抗器においては、構成部品も小型薄肉となり、部品の強度を確保することが難しくなる。特に、金属板の板厚が非常に薄くなり、金属カバーの突起とロータの凸部とが当たった時、金属カバーが変形してロータの回転規制ができなくなる可能性がある。
【0005】
そこで、本発明の目的は、金属カバーとロータとの間にストッパ機構を設ける場合に、その強度を確保し、ロータの回転角度を確実に規制できる可変抵抗器を提供することにある。
他の目的は、組立の簡単で安価な可変抵抗器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的は請求項1に記載の発明によって達成される。すなわち、請求項1に記載の発明は、上下両方向に開口する筒形のケースと、ケースの下部開口部に嵌合され、上面に集電電極とこの集電電極を中心とする円弧状の抵抗体とが形成された基板と、ケースの上部開口部に回転可能に嵌合され、上面に工具係合溝を有するロータと、ロータの下面に取り付けられ、上記集電電極に接する第1コンタクトアームと上記抵抗体に接する第2コンタクトアームとを一体に形成した摺動子と、ロータの上面を支える天板部と、天板部にロータの工具係合溝が露出するよう形成された窓穴と、天板部の外周部からケースの側面に沿って下方へ伸びる一対の脚部とを有し、ケースの上部より被せられ、脚部をケースの底面で内側に折り曲げることで基板の下面を支える金属カバーとを備え、上記ロータの上面には工具係合溝の周囲に環状溝が形成され、この環状溝の内部にストッパ部が形成され、上記金属カバーの窓穴の内縁部に、上記ロータの環状溝に挿入するべく下方へ折り曲げられ、上記ストッパ部に当接してロータの回転角度を規制するストッパ片が突設されており、上記ストッパ片は一方の上記脚部に最接近した窓穴の位置に設けられていることを特徴とする可変抵抗器を提供する。
【0007】
上下方向に開口した筒形のケースの下部開口部に基板を嵌合させ、ケースの上部から摺動子を取り付けたロータを収容し、金属カバーをケースの上部より被せ、その脚部をケースの底面で内側へ折り曲げることで、基板の下面を支える。これにより、金属カバーの天板部がロータの浮き上がりを抑えると同時に、基板の下方への脱落を防止する。
このようにケースに予め基板を固定しておく必要がなく、ケース、ロータ、基板の3者を金属カバーによって一体的に保持できるので、組立が簡単であり、しかもケースの形状を単純化できるので、製造コストを低減できる。
【0008】
ロータの上面には環状溝が形成され、金属カバーの窓穴の内縁部に下方へ折曲形成されたストッパ片が環状溝の中に挿入される。ロータを回転させると、環状溝の内部に形成されたストッパ部が金属カバーのストッパ片に当たり、ロータは停止する。このとき、ロータを強く回すと、ストッパ片に曲げ荷重が作用し、ストッパ片が変形してロータの回転規制ができなくなる可能性がある。しかし、ストッパ片はロータの環状溝に挿入されているので、その板厚方向の曲げ変形が環状溝で規制され、ストッパ片とストッパ部とが外れるのを防止できる。そのため、金属カバーが薄肉金属であっても、ロータの回転角度を確実に規制できる。本発明では、金属カバーのストッパ片が一方の脚部に最接近した窓穴の位置に設けられているので、ロータと係合してその回転を規制する際、カバーの変形に対する剛性をより向上させることができ、金属カバーが薄肉金属であってもロータの回転角度を効果的に規制することができる。
【0009】
請求項2のように、金属カバーの窓穴の内縁部に、ロータの環状溝に向かって湾曲するバーリング加工部を形成し、ロータの上面を金属カバーの天板部より下方に位置させるのがよい。
すなわち、バーリング加工部を形成するとともに、ロータの上面を金属カバーの天板部より下方に位置させると、バーリング加工部がドライバーを挿入した時のガイドとなり、工具係合溝への誘い込みが良好となる。また、バーリング加工部によって金属カバーの天板部の強度が増し、ストッパ片を補強する効果を有する。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1〜図8は本発明にかかる可変抵抗器の一例を示す。
この可変抵抗器は、ケース1、抵抗基板10、パッキング20、リード端子30、ロータ40、摺動子50および金属カバー60などで構成されている。
【0012】
ケース1は、はんだ付けの熱に耐え、高温雰囲気で安定動作を可能にするため、例えば46ナイロン等の耐熱性の高いポリアミド系やポリフェニレンサルファイド、ポリブチレンテレフタレート、液晶ポリマー等の熱可塑性樹脂、あるいはエポキシ、ジアリルフタレート、不飽和ポリエステル等の熱硬化性樹脂にて製作される。ケース1は上下両方向に開口する筒形に形成され、上部には円形の上部開口部2が、下部には角形の下部開口部3がそれぞれ形成されている。ケース1の内面で、かつ上下方向の中間部には、ロータ40と抵抗基板10との間にパッキング20を配置するための一定の隙間を確保する環状のスペーサ部4が突設されている。また、ケース1の対向する2つの外側面にはガイド溝5が形成されている。
【0013】
ケース1の下部開口部3には抵抗基板10が嵌合されている。抵抗基板10は、例えばアルミナ等のセラミック材料やポリフェニレンサルファイド,液晶ポリマー等の耐熱性樹脂で角板状に形成されている。図5に示すように、抵抗基板10の上面には、例えばサーメット抵抗やカーボン抵抗よりなる略C字形の抵抗体11がスクリーン印刷や転写等の方法によって形成されている。抵抗体11の両端部は、基板10上に形成された個別電極12,13を介して基板10の一方の側縁に引き出されている。また、基板10の上面には抵抗体11の中心位置に位置する集電電極14が形成され、この集電電極14は基板10の他方の側縁へ引き出されている。抵抗基板10の上面はケース1の内面に形成されたスペーサ部4の下面に当接することで、嵌合深さが規定されている(図3,図4参照)。
【0014】
抵抗基板10の上面には、はんだ付けの熱や使用温度の変化に対し安定したパッキング効果を発揮するとともに電気的絶縁性に優れたパッキング20が環状に形成されている。具体的には、シリコーンゴムやフッ素ゴム、フロロシリコーンゴムなどが抵抗基板10の上面でかつ抵抗体11の周囲を取り囲むように、塗布などにより形成され、硬化されている。
【0015】
抵抗基板10の個別電極12,13および集電電極14が引き出された両側縁部には、3本のリード端子30,31,32が溶接,ヒータチップによる熱圧着,はんだ付け等により取り付けられ、電極12,13,14と電気的に接続されている。特に、リード端子32は二股状に形成され、集電電極14の引出し部に2箇所で接続されている。リード端子30〜32の外部接続部30a〜32aは、ケース1のガイド溝5が設けられた側面とは異なる面から引き出されており、ケース1の外側面に沿って上方へ折り曲げられている。外部接続部30a〜32aを折り曲げやすくするため、外部接続部には穴30b〜33bが形成されている。なお、外部接続部30a〜32aを折り曲げずに水平方向に引き出してもよい。
【0016】
ロータ40は、例えばポリフェニレンサルファイド,液晶ポリマー等の耐熱性樹脂によって略円柱形状に形成されており、ケース1の上部開口部3に回転可能に嵌合される。ロータ40の上面中央部には円柱形のボス部41が突設され、このボス部41上面にドライバなどの工具が係合する十字状の工具係合溝42が形成されている。ボス部41の外周には環状溝43が形成され、環状溝43の内部にストッパ44が形成されている。ロータ40の下面中央部には位置決め用突起45が突設され、下面の偏心位置には回り止め用突起46(図6参照)が突設されている。さらに、ロータ40の下面には、上記突起45,46を取り囲むように環状壁部47が突設されている。この環状壁部47は抵抗基板10上に形成されたパッキング20に接触し、ロータ40と抵抗基板10との間に密閉空間21(図3,図4参照)を形成する役割を有する。特に、ロータ40をケース1の上部開口部3に嵌合させたとき、ロータ40の下面がケース1のスペーサ部4の上面に当接することで、ロータ40と抵抗基板10との間隔が一定になり、後述する摺動子50およびパッキング20の圧縮代が一定になる。
【0017】
摺動子50は、バネ性と導電性とに優れた材料、例えば銅合金、不錆鋼、貴金属系合金などによって製作され、その上側には略円盤状のベース部51が設けられている。ベース部51には、図8に示すようにロータ40の突起45,46と嵌合する穴52,53が形成され、摺動子50はロータ40に対して回り止めされて取り付けられる。この実施例では摺動子50の穴52,53をロータ40の突起45,46に嵌合させた後、突起46を熱カシメすることで、摺動子50を固定してある。ベース部51の外周部には、略直線状の第1コンタクトアーム54と円弧状の第2コンタクトアーム55とが一体に形成され、これらコンタクトアーム54,55はベース部51の下面側に折り返されている。第1コンタクトアーム54の先端部には抵抗基板10の集電電極14に弾性的に接触する単一の接点部54aが形成されている。第2コンタクトアーム55の先端部は櫛歯状に別れており、その先端部に抵抗基板10の抵抗体11と弾性的に摺接する複数の接点部55aが形成されている。なお、図8において、二点鎖線はコンタクトアーム54,55の自由位置を示し、実線は抵抗基板10に圧接したときの位置を示す。
【0018】
金属カバー60は防錆効果および非はんだ濡れ性を持つステンレススチールや洋白などの銅合金で製作されている。カバー60には、ケース1の上面に配置されてロータ40の浮き上がりを規制する天板部61が設けられ、その中央にロータ40の円柱状ボス部41が露出する円形の窓穴62が形成されている。窓穴62の内縁には下方へ折り曲げられたバーリング加工部63が形成されており、ロータ40の環状溝43に挿入されている。バーリング加工部63の一部には下方へ長く突出するストッパ片64が形成されており、このストッパ片64が環状溝43に挿入され、ストッパ部44の側面に当たることでロータ40の回転角度が規制される。天板部61の両側部には同一幅のスカート部65が延設され、このスカート部65の下縁から舌片状の脚部66が下方へ突設されている。カバー60をケース1に被せた時、脚部66はケース1のガイド溝5に係合し、ケース1の底面より下方へ突出する。そこで、脚部66の先端部をケース1の底面に沿って内側へ折り曲げることで、カバー60はケース1に取り付けられる。この実施例では、脚部66を内側に折り曲げやすくするため、脚部66には穴67が形成されている。
【0019】
次に、上記実施例よりなる可変抵抗器の組立方法を説明する。
まず、ケース1の下部開口部3に抵抗基板10を嵌合させる。抵抗基板10には事前にリード端子30〜32を固定するとともに、パッキング20を塗布しておく。次に、ケース1の上部開口部2にロータ40を嵌合させる。このとき、ロータ40の下面には摺動子50が取り付けられているので、ロータ40はケース1から浮き上がった位置にある。
【0020】
次に、上方より金属カバー60をケース1に被せ、カバー60の脚部66をケース1の側面のガイド溝5によって挿入する。そして、ケース1の下端面より下方へ突出した脚部66を内側へ折り曲げることで、脚部66をケース1の下面に係止させる。これによって、カバー60の天板部61がロータ40の上面を押え、ロータ40の下面をスペーサ部4の上面に当接またはほぼ当接状態とするとともに、脚部66が抵抗基板10の底面を支え、抵抗基板10の上面をスペーサ部4の下面に押し付ける。そのため、ケース1に対してロータ40、抵抗基板10などの各部品が一体的に組み付けられるとともに、ロータ40と抵抗基板10の間隔がほぼ一定に維持され、摺動子50およびパッキング20の圧縮代が一定になる。すなわち、パッキング20のシール圧が一定となることで、シール性のバラツキを解消できるとともに、摺動子50のばね圧も一定となり、安定した電気的特性が得られる。
【0021】
こうして組み立てられた可変抵抗器は、ロータ40の工具係合溝42にドライバーの先端部を係合させてロータ40を回動させることにより、中心接点部54aが集電電極14に接触したまま、摺動接点部55aが抵抗体11上を摺動する。そのため、端子30と端子32との間の抵抗値あるいは端子31と端子32との間の抵抗値を変化させることができる。そして、所望の位置でロータ40を停止させれば、パッキング20の摩擦力によってロータ40の回転が規制されるので、抵抗体11と摺動接点部55aとの接触位置のずれが抑えられ、抵抗値が安定する。
【0022】
また、ロータ40をドライバーで回す際、ロータ40の上面が金属カバー60の天板部61より下方に位置しており、しかも金属カバー60の窓穴62の内縁にバーリング加工部63が形成されているので、ドライバーがバーリング加工部63によってガイドされて誘い込まれ、工具係合溝42に容易に係合させることができる。
【0023】
ロータ40を何れかの回転方向に回転させると、金属カバー60に形成されたストッパ片64がロータ40の環状溝43に形成されたストッパ部44に当たることにより、ロータ40の回転角度が規制される。このとき、ドライバーによってロータ40を強く回すと、ストッパ片64に曲げ応力が作用し、ストッパ片64が変形してしまう可能性がある。特に、小型の可変抵抗器の場合、金属カバー60の板厚が非常に薄く、強度が低いからである。しかし、ストッパ片64は環状溝43に挿入されているので、ストッパ片64に曲げ応力が作用したとき、環状溝43の内側面に沿うように変形するだけであり、ストッパ部44から外れる恐れがない。そのため、ロータ40の回転角度を確実に規制できる。
【0024】
なお、本発明にかかる可変抵抗器は上記実施例に限定されるものではない。
上記実施例では、抵抗基板10とロータ40との間にパッキング20を介装し、両者の間をシールする例を示したが、これに限らず、例えばロータ40とケース1との間をOリングなどを用いてシールし、抵抗基板10とケース1との間を接着剤あるいはインサートモールドなどでシールしてもよい。
上記実施例では、ケース1を上下方向に開口した筒形とし、その下方より抵抗基板10を嵌合させた後、金属カバー60の脚部66をケース1の底面で折り曲げ、抵抗基板10の下面を支えるようにしたが、抵抗基板10をケース1に固定し、金属カバー60の脚部66をケース1の側面に係合させて抜け止めしてもよい。
また、上記実施例では、抵抗基板10にリード端子30〜32を固定し、表面実装型の可変抵抗器を構成したが、リード端子を下方へ突出させ、リード端子付きの可変抵抗器としてもよい。また、電極12〜14を基板10の底面側まで引き出すことにより、リード端子を省略してもよい。
ロータ40の工具係合溝42は、十字状に限定するものではなく、マイナス状であってもよい。
【0025】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、請求項1に記載の発明によれば、筒形のケースの下部開口部に基板を嵌合させ、上方よりロータおよび摺動子を収容した後、金属カバーを上から被せて脚部をケースの下面側で折り曲げることにより、可変抵抗器を組み立てたので、ケースに予め基板を固定しておく必要がなく、ケース、ロータ、基板の3者を金属カバーによって一体的に保持できる。そのため、組立が簡単であり、ケースの形状を簡略化でき、製造コストを低減できる。
また、ロータの上面に環状溝を形成するとともに、環状溝の内部にストッパ部を形成し、金属カバーの窓穴の内縁部に、ロータの環状溝に挿入されるストッパ片を下方へ折り曲げて形成し、このストッパ片をロータのストッパ部に当接させてロータの回転角度を規制するようにしたので、ロータを強く回しても、ストッパ片の曲げ変形が環状溝で規制され、ストッパ片とストッパ部とが外れるのを防止できる。そのため、金属カバーが薄肉金属であっても、ロータの回転角度を確実に規制できる。
また、ストッパ機構がロータと金属カバーとの間に形成されるので、ロータとケースとの間に形成する場合に比べて成形が簡単であり、かつロータの組付が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる可変抵抗器の一例の分解斜視図である。
【図2】図1の可変抵抗器の平面図,正面図および底面図である。
【図3】図2のX−X線断面図である。
【図4】図2のY−Y線断面図である。
【図5】抵抗基板の平面図である。
【図6】ロータの平面図,Z−Z断面図および底面図である。
【図7】ロータに摺動子を取り付けた状態の底面図である。
【図8】摺動子の平面図,正面図,左側面図および右側面図である。
【符号の説明】
1 ケース
10 抵抗基板
11 抵抗体
14 集電電極
40 ロータ
42 工具係合溝
43 環状溝
44 ストッパ部
50 摺動子
60 金属カバー
61 天板部
62 窓穴
63 バーリング加工部
64 ストッパ片
66 脚部

Claims (2)

  1. 上下両方向に開口する筒形のケースと、
    ケースの下部開口部に嵌合され、上面に集電電極とこの集電電極を中心とする円弧状の抵抗体とが形成された基板と、
    ケースの上部開口部に回転可能に嵌合され、上面に工具係合溝を有するロータと、
    ロータの下面に取り付けられ、上記集電電極に接する第1コンタクトアームと上記抵抗体に接する第2コンタクトアームとを一体に形成した摺動子と、
    ロータの上面を支える天板部と、天板部にロータの工具係合溝が露出するよう形成された窓穴と、天板部の外周部からケースの側面に沿って下方へ伸びる一対の脚部とを有し、ケースの上部より被せられ、脚部をケースの底面で内側に折り曲げることで基板の下面を支える金属カバーとを備え、
    上記ロータの上面には工具係合溝の周囲に環状溝が形成され、この環状溝の内部にストッパ部が形成され、
    上記金属カバーの窓穴の内縁部に、上記ロータの環状溝に挿入するべく下方へ折り曲げられ、上記ストッパ部に当接してロータの回転角度を規制するストッパ片が突設されており、
    上記ストッパ片は一方の上記脚部に最接近した窓穴の位置に設けられていることを特徴とする可変抵抗器。
  2. 上記金属カバーの窓穴の内縁部には、ロータの環状溝に向かって湾曲するバーリング加工部が形成され、
    上記ロータの上面は金属カバーの天板部より下方に位置していることを特徴とする請求項1に記載の可変抵抗器。
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