JPH0514483Y2 - - Google Patents

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JPH0514483Y2
JPH0514483Y2 JP884387U JP884387U JPH0514483Y2 JP H0514483 Y2 JPH0514483 Y2 JP H0514483Y2 JP 884387 U JP884387 U JP 884387U JP 884387 U JP884387 U JP 884387U JP H0514483 Y2 JPH0514483 Y2 JP H0514483Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、上面と、該上面と略直角で、略平行
に対向する2つの下垂部からなり、上面の中央に
円形の貫通孔が形成され、下垂部にはケースの対
向する外側面に設けられた突起部と係合する透孔
窓が形成されている上蓋を有する回転型密閉部品
に関する。
〔従来の技術〕
第5図aはこの種の回転型密閉部品の1つであ
る密閉型可変抵抗器の従来例の中央横断面図、第
5図bはその上蓋8の斜視図である。絶縁基板1
の上面の中央部に集電電極部1aが、その外周に
離間して略同心円状に抵抗体1bがそれぞれ被着
形成されている。抵抗体1bと連接する終端電極
部(図示省略)と集電電極部1aとに接続するリ
ード端子2a,2b,2c(2aは図示省略)が
PPS(ポリフエニレンサルフアイド)等の樹脂よ
りなるケース3に集電電極部1aの中央部と抵抗
体1bおよびリード端子2a,2b,2cの外部
回路接続部とを露出させてインサートモールド成
形されている。下面にくし歯状の接点バネ4が固
着され、かつ上面にOリング5を載置した回転体
6がケース3の上面開口部から挿入されている。
さらに、下方に開口した断面がコの字状の金属性
の上蓋7の対向する下垂部の各々に設けられた角
形の透孔窓8b,8cがケース3の対向する外側
面に設けられた突起部3a,3bに嵌合して、回
転体6の上面とケース3の内壁面にOリング5を
圧接させるように上蓋8が組付けられている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述した従来の回転型密閉部品は、個々の部品
加工寸法のばらつき、特にケース3の突起部3
a,3bおよび上蓋8の透孔窓8b,8cの位置
精度によりOリング5の圧接状態がばらつく構造
となつており、Oリング5の圧接状態が弱いと密
閉不良となるという欠点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の回転型密閉部品は、 各透孔窓に連接し、貫通孔の近傍に至る2つの
スリツトが形成され、ケースの上面から突起部の
下辺までの距離をl1、上蓋の上面下側から透孔窓
の下辺までの距離をl2、前記スリツトによつて透
孔窓の両側に形成された腕部の弾性変形限界にお
ける上蓋の上面下側から透孔窓の下辺までの距離
をl3とすると、l3>l1≧l2の関係が成立する。
〔作用〕
したがつて、腕部のバネ性によつてOリングが
確実に圧接されて組立てられ、密閉不良がなくな
る。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例について図面を参照して
説明する。
第1図は本考案の回転型密閉部品(密閉型可変
抵抗器)の第1の実施例の分解図、第2図は第1
の実施例の上蓋組立前のケース3と上蓋7の関係
を示す中央横断面図、第3図aは第1の実施例の
平面図、第3図bは中央横断面図である。
アルミナセラミツク等の方形状の絶縁基板1の
上面の中央部に銀パラジウム等の集電電極部1a
と、その外周に離間して略同心円状に酸化ルテニ
ウム等の抵抗体1bと、抵抗体1bの終端部と連
接する銀パラジウム等の終端電極部(図示省略)
が被着形成されている(第2図、第3図)。リー
ド端子2a,2b,2cは無酸素銅等の金属板を
プレス成形した後、はんだ等で表面にメツキ処理
したリード端子で、集電電極部1aおよび終端電
極部(図示省略)と熱圧着法等の手段により接続
されている。ケース3はPPS(ポリフエニレンサ
ルフアイド)等の樹脂でなり、リード端子2a,
2b,2cを接続した絶縁基板1を集電電極部1
aの中央部と抵抗体1bおよびリード端子2a,
2b,2cの外部回路接続部とを露出させてイン
サートモールド成形したものである。くし歯状の
接点バネ4は銀、パラジウム、銅等の合金線より
なる。PPS等の樹脂をモールド成形した回転体6
の下面に接点バネ4が熱かしめ等の手段により固
着され、かつ上面にOリング5を載置してケース
3の上面の円形中空部3dへ挿入されている。上
蓋7はステンレス等の金属板をプレス成形した下
方に開口した断面が略コの字状をしており、その
上面の中央に円形の貫通孔7aが形成され、2つ
の下垂部が略平行に対向し、下垂部の各々に透孔
窓7b,7cと透孔窓7b,7cに連接し、上面
の貫通孔7aの近傍に至る2つのスリツト7dが
形成されている。上蓋7の下垂部に設けられた透
孔窓7b,7cをケース3の対向する外側面に設
けた突起部3a,3bに嵌め合せ、回転体6の上
面とケース3の内壁面にOリング5を圧接させる
ように上蓋7を組付けることにより製品が完成す
る。
ここで、ケース3と上蓋7のフアスニング機構
について第2図を参照して説明する。ケース3の
上面から突起部3a,3bの下辺までの距離を
l1、上蓋7の上面内側から透孔窓7b,7cの下
辺までの距離をl2、腕部7eが弾性変形限界の上
蓋7の上面内側から透孔窓7b,7cの下辺まで
の距離をl3とすると、l3>l1≧l2の関係になるよう
に設計し、加工する。また、ケース3には上蓋7
の入り勝手を兼ねた腕部7eの変形時の逃げ溝と
なる切欠部3cを腕部と対応する位置に設けられ
ている。以上により、腕部7eのバネ性でOリン
グ5を回転体6の上面とケース3の内壁に圧接さ
せた状態で回転型密閉部品の一例である密閉型可
変抵抗器が形成される。
第4図は本考案の回転型密閉部品の第2の実施
例で、上蓋の斜視図である。
本実施例では上蓋7の貫通孔7aの周囲にバー
リング部7fが設けられており、これにより上蓋
7の上面の断面2次モーメントが大きくなり、O
リング5の反発力で上蓋7の上面の変形する度合
いが小さくなるため、Oリング5の反発力が大き
い構造の回転型密閉品の密閉性の保持に有効であ
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、各透孔窓に連接
し、貫通孔の近傍に至る2つのスリツトを形成し
て、透孔窓の両側に腕部を形成することにより、
上蓋の腕部のバネ性によりOリングが確実に圧接
されて組立てられるため、製品の致命的な欠陥と
なる密閉不良が皆無となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の回転型密閉部品の第1の実施
例の分解斜視図、第2図は第1の実施例の上蓋組
立て前のケース3と上蓋7との関係を示す中央横
断面図、第3図aは第1の実施例の平面図、第3
図bはその中央横断面図、第4図は本考案の回転
型密閉部品の第2の実施例で、上蓋の斜視図、第
5図aは密閉型可変抵抗器の従来例の中央横断面
図、第5図bは上蓋8の斜視図である。 1……絶縁基板、1a……集電電極部、1b…
…抵抗体、2a,2b,2c……リード端子、3
……ケース、3a,3b……突起部、3c……切
欠部、3d……円形中空部、4……接点バネ、5
……Oリング、6……回転体、7……上蓋、7a
……貫通孔、7b,7c……透孔窓、7d……ス
リツト、7e……腕部、7f……バーリング部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上面と、該上面と略直角で、略平行に対向する
    2つの下垂部からなり、上面の中央に円形の貫通
    孔が形成され、下垂部にはケースの対向する外側
    面に設けられた突起部と係合する透孔窓が形成さ
    れている上蓋を有する回転型密閉部品において、 前記各透孔窓に連接し、前記貫通孔の近傍に至
    る2つのスリツトが形成され、ケースの上面から
    突起部の下辺までの距離をl1、上蓋の上面下側か
    ら透孔窓の下辺までの距離をl2、前記スリツトに
    よつて透孔窓の両側に形成された腕部の弾性変形
    限界における上蓋の上面下側から透孔窓の下辺ま
    での距離をl3とすると、l3>l1≧l2の関係が成立す
    ることおよび前記ケースの突起部を有する面に前
    記上蓋の入り勝手を兼ねた腕部の変形時の逃げ溝
    となる切欠部を腕部と対応する位置に設けている
    ことを特徴とする回転型密封部品。
JP884387U 1987-01-23 1987-01-23 Expired - Lifetime JPH0514483Y2 (ja)

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JP884387U JPH0514483Y2 (ja) 1987-01-23 1987-01-23

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JP884387U JPH0514483Y2 (ja) 1987-01-23 1987-01-23

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JPS63118205U JPS63118205U (ja) 1988-07-30
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JP884387U Expired - Lifetime JPH0514483Y2 (ja) 1987-01-23 1987-01-23

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002299106A (ja) * 2001-04-02 2002-10-11 Murata Mfg Co Ltd 可変抵抗器

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JPH0636338B2 (ja) * 1989-07-20 1994-05-11 コパル電子株式会社 ロータリスイッチのロータ

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JP2002299106A (ja) * 2001-04-02 2002-10-11 Murata Mfg Co Ltd 可変抵抗器

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