JP4942360B2 - プラズマ処理装置の電極構造 - Google Patents

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この発明は、プラズマ放電により液晶パネルや半導体基板等の被処理物の洗浄、表面改質、エッチング、アッシング、成膜等の表面処理を行なう装置に関し、特にその電極構造に関する。
この種のプラズマ処理装置は、一対の電極を備えている。これら電極間で大気圧プラズマ放電を生成し、この放電空間に処理ガスを導入してプラズマ化する。このプラズマ化された処理ガスを被処理物に接触させる。これによって、洗浄、表面改質等の表面処理を行なうことができる。
電極の対向面には固体誘電体が設けられている。固体誘電体は、アルミナ等の溶射膜で構成される場合の他、セラミックや石英ガラス等の板で構成される場合もある。
特開平9−92493号公報 特開2004−111385号公報
固体誘電体が溶射膜の場合、電極と溶射膜固体誘電体がプラズマ処理時の熱で膨張する際、互いの膨張率の違いによって熱応力が生じ、撓むおそれがある。
固体誘電体が板状の場合、電極とは別体に構成でき、そうすると上記の熱応力が生じるおそれを回避できる。一方、電極と板状固体誘電体との間に隙間が出来やすい。特に、電極の放電面及び板状固体誘電体が鉛直になっている場合に、隙間が出来やすい。そのような隙間があると、そこで異常放電が起きやすく、セラミックが割れる等のダメージを招くおそれがある。
上記問題点を解決するため、本発明は、処理ガスを放電空間に導入してプラズマ化し被処理物に当て、該被処理物の表面処理を行なうプラズマ処理装置の電極構造において、
第2の電極と対向方向に離れて対向する放電面を有する第1の電極と、
固体誘電体からなり、前記第1の電極の前記放電面に被さって前記第2の電極との間に前記放電空間を画成する誘電部材と、
弾性を有し、前記第1の電極前記放電面とは反対側の背部に配置されて、前記第1の電極を前記対向方向に押すように付勢する弾性部材と、
を備え、前記弾性部材の付勢力によって、前記第1の電極が前記誘電部材に弾性的に押し当てられて固定されることを特徴とする。
これによって、第1の電極の放電面と誘電部材の間に隙間が形成されるのを防止でき、アーク等の異常放電が起きるのを防止することができ、誘電部材や第1の電極がダメージを受けるのを回避することができる。また、第1の電極を誘電部材に弾性的に押し当てるものであるので、押し当て力が過度になるのを防止でき、誘電部材が過度の力を受けて破損するのを防止することができる。
前記誘電部材に対し位置固定された状態で前記第1の電極の前記放電面とは反対側の背部に配置されたリテーナを備え、
前記弾性部材が、前記リテーナと前記第1の電極の間に圧縮状態で挟まれていることが望ましい。
前記第1の電極の背面又は前記リテーナの前記第1の電極背面との対向面に収容凹部が形成され、この収容凹部に前記弾性部材が圧縮状態で収容されていてもよい。
前記第1の電極と前記リテーナの両方に前記弾性部材のための収容凹部が形成されていてもよい。
前記弾性部材が、圧縮ばねにて構成されていることが好ましい。
前記誘電部材に対し位置固定された状態で前記第1の電極に宛がわれたリテーナを備え、
このリテーナが、弾性を有して前記第1の電極を前記固体誘電体の側へ付勢し、前記弾性部材として提供されるようになっていてもよい。
前記リテーナが、前記誘電部材に接合された接合部と、前記第1の電極に引っ掛けられた引掛部とを一体に有していることが好ましい。この引掛部が前記第1の電極を前記固体誘電体に向けて付勢していてもよい。
本発明は、大気圧近傍下でプラズマを生成し表面処理するのに好適である。大気圧近傍(略常圧)とは、1.013×104〜50.663×104Paの範囲を言い、圧力調整の容易化や装置構成の簡便化を考慮すると、1.333×104〜10.664×104Pa(100〜800Torr)が好ましく、9.331×104〜10.397×104Pa(700〜780Torr)がより好ましい。
本発明によれば、弾性部材によって電極を固体誘電体に押し付けることができ、電極と固体誘電体との間に隙間が形成されるのを防止することができる。ひいては、電極と固体誘電体との間に異常放電が起きるのを防止でき、電極や固体誘電体がダメージを受けるのを回避することができる。
以下、本発明の第1実施形態を説明する。
図1及び図2は、大気圧プラズマ処理装置の処理ヘッド1を示したものである。処理ヘッド1は、図示しない架台によって支持されている。処理ヘッド1の下方の処理位置に、被処理物Wが配置されるようになっている。被処理物Wは、例えば一辺の長さが1〜2m程度の大面積の液晶パネル用ガラス基板である。ガラス基板Wは、搬送機構によって左右(図1の矢印方向)にスキャンされるようになっている。基板Wが静止する一方、処理ヘッド1が左右に移動されるようになっていてもよい。
処理ヘッド1は、上側の整流部2と、下側のプラズマ生成部3を有している。整流部2とプラズマ生成部3は、図1と直交する前後方向(図2において左右)に長く延びている。
整流部2は、図示しない処理ガス源(図示せず)に接続されている。処理ガス源には、処理目的に応じた処理ガスが蓄えられている。整流部2は、処理ガス源から供給された処理ガスを長手方向に均一化するようになっている。
処理ヘッド1のプラズマ生成部3は、金属からなる外筐10と、左右一対をなす電極ホルダ20,20と、電極30,30と、誘電部材40,40を有している。図1に示すように、プラズマ生成部3は、略左右対称になっている。
外筐10は、金属にて構成されている。外筐10は、プラズマ生成部3の左右側部と前後端部に配置されている。
外筐10の内部に左右一対のホルダ20が設けられている。ホルダ20は、硬質樹脂等の絶縁体にて構成されている。ホルダ20は、大略コ字状の断面をなし、図1と直交する前後方向に延びている。
各ホルダ20に電極30が収容されている。各電極30は、アルミニウム等の金属で構成されている。電極30は、大略四角形の断面を有し、図1と直交する前後方向に延びている。電極30の長さは、処理すべき基板Wの前後方向の寸法より大きいことが望ましく、例えば1m〜2mである。
左右の電極30は、狭い間隔を隔てて対向するように配置されている。左右の電極30のうち何れか一方が、電源(図示せず)に接続されて電源電極となり、他方の電極30が、接地されて接地電極となっている。電源電極30への電圧供給により、一対の電極30間に電界が印加され大気圧プラズマ放電が生成されるようになっている。これら電極30の互いの対向面が、放電面を構成している。各電極30の放電面は垂直になっている。
各電極30の底部には、放電延長凸部33が凸設されている。放電延長凸部33は、電極30の長手方向に延びている。放電延長凸部33は、電極30の主部分31の放電面と面一に連続する面を有している。放電延長凸部33によって、電極30の放電面が下方に延長されている。
各電極30の放電面とは反対側の背面には、上下に離れて一対の凸条34,34が形成されている。各凸条34は、電極30の長手方向に延びている。
各電極30の内部には、温調用媒体を通す温調媒体通路39が形成されている。
各電極30の放電面に誘電部材40が被せられている。誘電部材40は、アルミナ(Al)をはじめとするセラミック等の固体誘電体からなる一体物で構成されている。誘電部材40は、幅方向を垂直に向けるとともに、前後方向に延びる板状をなしている。一対の誘電部材40,40どうしが、左右に対向して配置されている。
各誘電部材40の対向面とは反対側の背部に凹部が形成されている。これにより、誘電部材40の上端部と下端部は、相対的に厚肉になる一方、上下方向の中間の主誘電部41は、垂直な薄板状になっている。
各誘電部材40の背部の凹部に、対応する電極30の放電面側の部分が収容されている。主誘電部41の背面に電極30の放電面が当接されている。誘電部材40の上端部は、電極30の上面の放電面寄りの部分に被さっている。誘電部材40の下端部は、電極30の放電延長凸部33を含む底部の放電面寄りの部分の下側に配置されている。
一対の誘電部材40の対向面どうし間にスリット状のガス通路49が形成されている。ガス通路49の上端部は、一対のホルダ20の上端部どうし間を介して整流部2に連なっている。ガス通路49の下端は、吹出し口49aとなっている。
一方の誘電部材40の対向面に浅い凹部を形成し、この凹部と他方の誘電部材40との間に上記ガス通路40が形成されるようにするとよい。
上記一対の電極30間への電界印加によって、ガス通路49内がプラズマ放電空間となる。
誘電部材40の底部とホルダ20の底部との境界の上端部は、電極30の放電延長凸部33と電極30の主部分31の底面とによって作る凹部に臨むように位置されている。これによって、アークが放電延長凸部33から上記境界を伝って基板Wに落ちるのが防止されている。
処理ヘッド1の底面には、薄い金属板18が設けられている。金属板18は、ホルダ20の底面と誘電部材40の底面に跨るように被さっている。金属板18は、図示しないアース線を介して電気的に接地されている。金属板18によって、電源電極30から基板Wへのアーク等の異常放電が防止されている。
図3に示すように、電極30の背部には、リテーナ50が設けられている。リテーナ50は、ユニレート(登録商標)等の適度な強度を有する樹脂にて構成され、大略コ字状をなし、上下に延びている。リテーナ50の材質としては、上記の他、ガラス、セラミック、ロスナボード、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)等の高耐熱樹脂を適用してもよい。図2に示すように、リテーナ50は、電極30の長手方向に離れて複数配置されている。リテーナ50の配置間隔は、例えば20〜50cm程度が好ましく、等間隔で配置するのが好ましい。
図4に示すように、電極30の背面の上下の凸条34には、それぞれ一定の間隔置きに切欠部35が形成されている。この切欠部35にリテーナ50が嵌め込まれている。
図3に示すように、リテーナ50の上端部は、電極30の上面に被さるとともに、誘電部材40の上端部の背面に宛がわれ、ボルト60によって誘電部材40の上端部に接合されている。リテーナ50の下端部は、電極30の下側に入り込むとともに、誘電部材40の下端部の背面に宛がわれ、他のボルト60にて誘電部材40の下端部に接合されている。ボルト60はPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)等の樹脂で構成され、絶縁性を有している。
リテーナ50の電極背面を向く面には、収容凹部50aが形成されている。凹部50aは、上下に離れて2つ(複数)設けられている。
一方、電極30の背面のちょうど凸条34の切欠部35の底面には、収容凹部35aが形成されている。電極30の収容凹部35aは、リテーナ50の収容凹部50aと互いに向き合って連なっている。
上記の収容凹部50a,35aに、圧縮コイルばね70からなる弾性部材が圧縮状態で収容されている。圧縮コイルばね70の一端部は、リテーナ50の凹部50aの底面に押し当てられ、他端部は、電極30の凹部35aの底面に押し当てられている。この圧縮ばね70により、電極30が誘電部材40の主誘電部41側へ付勢されている。
上記構成のプラズマ処理装置によって基板Wをプラズマ処理する際は、処理ガス源から処理ガスを、処理ヘッド1の整流部2に導入する。処理ガスは、整流部2を経て、プラズマ生成部3のガス通路49に均一に導入される。併行して、電源電極30に電圧を供給する。これによって、一対の電極30間に電界が印加されて略大気圧下でプラズマ放電が生成される。これによって、ガス通路49が略大気圧のプラズマ放電空間となり、このガス通路49内に導入された処理ガスがプラズマ励起される。このプラズマガスが、吹出し口49aから吹き出され、基板Wの表面と接触する。これによって、洗浄や表面改質(例えば濡れ性向上)などの所望の表面処理を施すことができる。
プラズマ放電によって電極30や誘電部材40が熱を持ち、互いに異なる膨張率で膨張しようとする。一方、電極30と誘電部材40は、互いに独立して伸長でき、熱応力が生じるのを防止することができる。
プラズマ処理装置によれば、圧縮ばね70によって電極30の垂直な放電面を誘電部材40の垂直な主誘電部41の背面に押し当てることができる。これによって、電極30の放電面と誘電部材40の間に隙間が形成されるのを防止することができる。よって、電極30と誘電部材40の間にアーク等の異常放電が起きるのを防止でき、誘電部材40や電極30がダメージを受けるのを回避することができる。圧縮ばね70によって電極30を弾性的に付勢するものであるので、電極30が誘電部材40に過度の力で押し付けられるのを防止できる。したがって、セラミック製誘電部材40が過度の力を受けて破損することはない。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。以下の実施形態において、既述の実施形態と重複する構成に関しては、図面に同一符号を付して説明を省略する。
図5に示すように、第2実施形態の装置では、上記リテーナ50及び圧縮ばね70に代えて、上下一対のリテーナ80,90が用いられている。図6に示すように、上下の各リテーナ80,90は、電極30の長手方向に離れて複数配置されている。これらリテーナ80,90は、弾性を有する樹脂で構成されている。リテーナ80,90の材質としては、ユニレート(登録商標)等やポリカーボネートを用いてもよい。
上側のリテーナ80は、接合部81と引掛部82を一体に有する略L字状のピースである。リテーナ80の接合部81は、誘電部材40の上端部の背面に宛がわれ、ボルト60によって誘電部材40の上端部に接合されている。引掛部82は、接合部81の誘電部材側とは反対側の端部から下方へ突出されている。
一方、電極30の凸条34の上面には、引掛凹部36が形成されている。引掛凹部36は、電極30の長手方向に離れて複数配置されている。各引掛凹部36にリテーナ80の引掛部82が引っ掛けられている。この引っ掛け状態の引掛部82は、自然状態(図5の二点鎖線)よりも誘電部材側とは反対側の方向に弾性変形されている。これによって、リテーナ80は、電極30の上側部を誘電部材40の主誘電部41に向けて付勢する弾性部材として提供されている。
下側のリテーナ90は、接合部91と引掛部92を一体に有する略L字状のピースである。リテーナ90の接合部91は、誘電部材40の下端部の背面に宛がわれ、ボルト60によって誘電部材40の下端部に接合されている。接合部91は、誘電部材40の下端部から上方へ延び、電極30の主部分31の底面に突き当たっている。この接合部91の上端部から引掛部92が他方の電極との対向方向へ向けて突出されている。引掛部92の先端は、放電延長凸部33の背面に突き当たっている。この状態のリテーナ90は、自然状態(図5の二点鎖線)よりも背部方向に弾性変形されている。これによって、リテーナ90は、電極30を誘電部材40の主誘電部41に向けて付勢する弾性部材として提供されている。
第2実施形態によれば、上下のリテーナ80,90によって、電極30の放電面を誘電部材40の主誘電部41の背面に押し当てることができ、第1実施形態と同様に、電極30と主誘電部41との間に隙間が形成されるのを防止することができる。
この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の改変をなすことができる。
例えば、弾性部材は、ばねや弾性樹脂に限られず、ゴムを用いてもよい。
第1実施形態において、圧縮ばね70のための収容凹部は、電極30にのみ形成されていてもよく、リテーナ50にのみ形成されていてもよい。
リテーナ50は一体物が好ましいが、強度等に問題がなければ、例えば上下に複数のピースに分割されていてもよい。
ばね70は、1つのリテーナ50につき2つに限られず、1つでもよく、3つ以上でもよい。ばね70の強度は、誘電部材40が割れるほど強過ぎず、電極30を主誘電部41に十分に押し付け得ないほど弱すぎない範囲内において適宜設定可能である。
実施形態のプラズマ処理装置は、被処理物を一対の電極間の放電空間の外部に配置し、これに向けてプラズマガスを吹き出す所謂リモート式であったが、本発明はこれに限られず、被処理物を一対の電極間の放電空間の内部の配置する所謂ダイレクト式のプラズマ処理装置にも適用可能である。
本発明は、洗浄、表面改質、エッチング、アッシング、成膜等の種々のプラズマ表面処理に適用可能である。
本発明は、例えば半導体製造における基板のプラズマ表面処理に利用可能である。
本発明の第1実施形態に係る大気圧プラズマ処理装置の処理ヘッドの正面断面図である。 図1のII−II線に沿う上記処理ヘッドの側面断面図である。 上記処理ヘッドの要部を拡大して示す正面断面図である。 上記処理ヘッドの主要構成の分解斜視図である。 第2実施形態に係る処理ヘッドの図3相当の正面断面図である。 上記第2実施形態に係る処理ヘッドの主要構成の分解斜視図である。
符号の説明
W ガラス基板(被処理物)
1 処理ヘッド
2 整流部
3 プラズマ生成部
10 外筐
18 金属板
20 ホルダ
30 電極
31 電極の主部分
33 放電延長凸部
34 凸条
35 切欠部
35a 収容凹部
36 引掛凹部
39 温調媒体通路
40 誘電部材
40a 凹部
41 主誘電部
49 ガス通路,プラズマ放電空間
49a 吹出し口
50 リテーナ
50a 収容凹部
60 ボルト
70 圧縮ばね(弾性部材)
80,90 リテーナ(弾性部材)
81,91 接合部
82,92 引掛部

Claims (6)

  1. 処理ガスを放電空間に導入してプラズマ化し被処理物に当て、該被処理物の表面処理を行なうプラズマ処理装置の電極構造において、
    第2の電極と対向方向に離れて対向する放電面を有する第1の電極と、
    固体誘電体からなり、前記第1の電極の前記放電面に被さって前記第2の電極との間に前記放電空間を画成する誘電部材と、
    弾性を有し、前記第1の電極前記放電面とは反対側の背部に配置されて、前記第1の電極を前記対向方向に押すように付勢する弾性部材と、
    を備え、前記弾性部材の付勢力によって、前記第1の電極が前記誘電部材に弾性的に押し当てられて固定されることを特徴とするプラズマ処理装置の電極構造。
  2. 前記誘電部材に対し位置固定された状態で前記第1の電極の前記放電面とは反対側の背部に配置されたリテーナを備え、
    前記弾性部材が、前記リテーナと前記第1の電極の間に圧縮状態で挟まれていることを特徴とする請求項1に記載の電極構造。
  3. 前記第1の電極又はリテーナに収容凹部が形成され、この収容凹部に前記弾性部材が圧縮状態で収容されていることを特徴とする請求項2に記載の電極構造。
  4. 前記弾性部材が、圧縮ばねにて構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の電極構造。
  5. 前記誘電部材に対し位置固定された状態で前記第1の電極に宛がわれたリテーナを備え、
    このリテーナが、弾性を有して前記第1の電極を前記固体誘電体の側へ付勢し、前記弾性部材として提供されていることを特徴とする請求項1に記載の電極構造。
  6. 前記リテーナが、前記誘電部材に接合された接合部と、前記第1の電極に引っ掛けられた引掛部とを一体に有していることを特徴とする請求項5に記載の電極構造。
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