JP2010135209A - プラズマ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラズマ処理装置の電極構造をコンパクトにし、かつ電極が放電で熱変形しても電極と固体誘電体との間に異常放電が起きるのを防止する。
【解決手段】電極11の放電面11aに誘電体からなる誘電部材12を被せる。電極11の背面11bに固定部材13を対面させる。固定部材13を誘電部材12に対し位置固定する。背面11bと、固定部材13の背面対向面13bの一方に収容凹部15を形成し、他方を平坦面にする。板ばね14の基部14bを収容凹部15に収容する。板ばね14の弾性接触部14aを上記平坦面に弾力的に当てる。
【選択図】図1

Description

この発明は、プラズマ処理装置に関し、特に、電極の放電面に電極とは別体の固体誘電体からなる誘電部材が分離可能に設けられたプラズマ処理装置に関する。
特許文献1のプラズマ処理装置では、電極の放電面に誘電部材が分離可能に被さっている。電極の放電面とは反対側の背面には固定部材(リテーナ)が設けられている。固定部材は誘電部材に対し位置固定されている。電極の背面と固定部材の電極背面を向く面とには、それぞれ収容凹部が形成されている。電極背面の収容凹部に圧縮コイルばねの一端部が収容されている。固定部材の収容凹部に上記圧縮コイルばねの他端部が収容されている。圧縮コイルばねによって電極が誘電部材に弾力的に押し付けられている。これにより、電極の放電面と誘電部材の間に隙間が形成されるのを防止でき、電極と誘電部材の間にアーク等の異常放電が起きるのを防止できる。
特開2007−220578号公報
圧縮コイルばねは伸縮ストロークが比較的大きい。そのため、電極又は固定部材の収容凹部の深さが比較的大きい。ひいては、電極又は固定部材の厚さが比較的大きい。
また、電極は、放電によって発熱し変形する。この熱変形により、電極と固定部材の位置がずれる。すると、圧縮コイルばねの一端部と他端部をそれぞれ収容している収容凹部どうしの位置がずれる。そのため、圧縮コイルばねの軸線が捻じ曲げられ、ばね力の向きが斜めになったり、圧縮コイルばねの中間部が電極背面と固定部材の間に食い込んだりすることが考えられる。そうすると、電極を誘電部材に十分に押し付けることができなくなるおそれがある。
上記課題を解決するため、本発明は、処理ガスを放電によりプラズマ化(分解、励起、活性化、ラジカル化、イオン化を含む)し被処理物に当て、被処理物の表面処理を行なう装置において、
(a)前記放電を生成する放電面と、この放電面の反対側の背面を有する電極と、
(b)前記放電面に被さる固体誘電体からなる誘電部材と、
(c)前記背面に対面する背面対向面を有し、前記誘電部材に対し位置固定された固定部材と、
(d)基部と、この基部に連なる弾性接触部を有する板ばねと、
を備え、前記背面と前記背面対向面とのうち一方に収容凹部が形成され、前記背面と前記背面対向面のうち他方の少なくとも前記収容凹部及び前記収容凹部の周辺と対向する部分は平坦面になり、前記板ばねの基部が前記収容凹部に収容され、前記板ばねの弾性接触部が前記平坦面に弾力的に当たっていることを特徴とする。
板ばねの弾性力によって電極が誘電部材に押し当てられる。したがって、放電面と誘電部材との間に隙間が形成されるのを防止でき、電極と誘電部材の間にアーク等の異常放電が起きるのを防止できる。
電極は、プラズマ放電によって熱を持ち、変形する。電極の熱変形に伴なって、板ばねが、電極と固定部材のうち平坦面を有する側に対し変位し平坦面に擦れる。板ばねの擦れる相手側が平坦面であるから、板ばねを滑りやすくでき、板ばねが引っ掛かったり捩れたりするのを防止できる。したがって、電極が熱変形して板ばねが変位しても、板ばねのばね力を電極に十分に付与できる。よって、電極の放電面を誘電部材に確実に押し当て、放電面と誘電部材の間に隙間が出来るのを確実に防止でき、電極と誘電部材間に異常放電が起きるのを確実に防止できる。この結果、電極及び誘電部材の損傷を確実に回避できる。
板ばねは、圧縮コイルばねに比べ延び縮みの幅が十分に小さい。したがって、ばね力の方向の収容スペースを、圧縮コイルばねを用いた場合に比べ十分に小さくできる。よって、収容凹部の深さを小さくできる。ひいては、電極の放電面から背面に至る厚さを小さくでき、電極構造をコンパクトにできる。
前記板ばねが基部を一対有し、前記弾性接触部が、前記一対の基部を橋絡し、前記平坦面に向けて凸になるよう湾曲していることが好ましい。
これによって、電極又は固定部材を一対の基部で二点支持できる。また、板ばねと平坦面との滑りを良好にすることができる。
前記電極が、厚さ方向(放電面から背面に至る方向)と直交する長手方向と短手方向を有する場合、前記一対の基部の対峙方向が、電極の短手方向を向いていてもよい。或いは、前記一対の基部の対峙方向が、電極の長手方向を向いていてもよい。
前記板ばねの長さ(前記一対の基部どうしの対峙距離)が幅(前記対峙距離と直交する方向の寸法)より大きくてもよい。板ばねの幅が長さより大きくてもよい。
前記収容凹部が、前記電極に設けられ、前記平坦面が、前記固定部材に設けられていることが好ましい。
これにより、固定部材に凹部を形成する必要がなく、固定部材の強度を確保できる。収容凹部が電極すなわち金属に形成されているから、板ばねの基部が収容凹部の角に突き当たっても、収容凹部の角が傷むのを防止できる。
本発明は、大気圧近傍下でプラズマを生成して表面処理する大気圧プラズマ処理に適している。ここで、大気圧近傍とは、1.013×10〜50.663×10Paの範囲を言い、圧力調整の容易化や装置構成の簡便化を考慮すると、1.333×10〜10.664×10Paが好ましく、9.331×10〜10.397×10Paがより好ましい。
本発明によれば、電極の厚さを小さくでき、電極構造をコンパクトにできる。更に、電極が放電で熱変形しても電極と誘電部材との間に異常放電が起きるのを防止できる。
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
図1に示すように、本発明の第1実施形態に係るプラズマ処理装置1は、被処理物支持部2と、処理ヘッド3を備えている。
支持部2は、ステンレスやアルミニウム等の金属で構成され、平面視で四角形の平板状になっている。支持部2の上面(支持面2a)に被処理物9が配置される。被処理物9は、例えばフラットパネルディスプレイ用のガラス基板である。被処理物9は、ガラス基板に限られず、例えば連続シート状の樹脂フィルムでもよく、半導体基板でもよい。
金属製の支持部2は、接地線2eを介して電気的に接地されている。これにより、支持部2が接地電極(第2電極)を兼ねている。支持部2すなわち接地電極の上面2a(第2放電面)には、固体誘電体層(図示省略)が形成されている。
処理ヘッド3は、支持部2の上方ひいては被処理物9の上方に離れて配置されている。図示は省略するが、支持部2と処理ヘッド3の何れか一方に移動機構が接続されている。移動機構によって支持部2ひいては被処理物9と処理ヘッド3が図1の左右方向に相対移動される。
処理ヘッド3は、第1電極ユニット10を含んでいる。電極ユニット10は、電極11と、誘電部材12と、固定部材13を備えている。電極11は、アルミニウムやステンレス等の金属で構成されている。図1及び図2に示すように、電極11は、長手方向を図1の紙面と直交する方向に向け、短手方向を図1の左右方向に向けた厚い平板状になっている。図示は省略するが、電極11に電源が接続されている。これにより、電極11は、電界印加電極になっている。電極11の下面は、後記プラズマ放電を生成するための第1放電面11aになっている。電極11の上面は、放電面11aの反対側の背面11bになっている。電極11の内部には、冷却水を通す冷却路11cが形成されている。
図1に示すように、放電面11aに誘電部材12が被せられている。誘電部材12は、アルミナ等のセラミック(固体誘電体)で構成され、長手方向を図1の紙面と直交する方向に向け、短手方向を図1の左右方向に向けた板状になっている。電極11の短手方向の両端部は、誘電部材12より左右の外側に延び出し、かつ上に突出している。誘電部材12の材質は、セラミックに代えて石英でもよい。誘電部材12は、電極11に対し分離可能になっている。したがって、誘電部材12のメンテナンスを容易に行なうことができる。
電源からの電圧供給によって、電界印加電極11と、接地電極としての支持部2との間に電界が印加され、大気圧近傍のプラズマ放電が生成される。これにより、誘電部材12と支持部2との間の空間が放電空間3aとなる。被処理物9は、放電空間3a内に配置される。
放電空間3aに、処理ガス供給路4aが連なっている。供給路4aは、図示しない処理ガス供給源に連なっている。処理ガス供給源は、処理内容に応じた処理ガスを蓄えている。例えば、処理内容が被処理物9の表面の親水化であれば、酸素(O)等を主成分とする酸化性ガスを処理ガスとして用いるとよい。処理内容が被処理物9の表面の撥水化であれば、CF等のフッ素系化合物を主成分として含むガスを処理ガスとして用いるとよい。
図1に示すように、電極11の上側には固定部材13が設けられている。図2の二点鎖線に示すように、固定部材13は、電極11の長手方向に間隔を置いて複数配置されている。固定部材13は、樹脂などの絶縁体で構成されている。図1及び図2に示すように、各固定部材13は、左右に延び、電極11を左右に跨ぐ門型(C字形状)になっている。図1に示すように、固定部材13の中間部の下面が、電極11の背面11bと対面し、背面対向面13bになっている。固定部材13の両端部は、電極11より左右の外側に延出し、かつ、下方へ突出している。固定部材13の両端部が、誘電部材12の両端部にボルト(図示せず)等の連結手段にて連結されている。これにより、固定部材13が誘電部材12に対し位置固定されている。
電極11と各固定部材13との間に板ばね14が介在されている。図3に示すように、板ばね14は、一対の基部14b,14bと、これら基部14bを橋絡する弾性接触部14aを有している。弾性接触部14aは、上方の背面対向面13bに向けて凸になるよう湾曲している。この弾性接触部14aの両端部に基部14bがそれぞれ連なっている。
図1に示すように、背面11bの各固定部材13に対応する箇所には、収容凹部15が形成されている。収容凹部15に板ばね14が収容されている。板ばね14の基部14bが収容凹部15の内底面に接している。一対の基部14b,14bは、電極11の短手方向に対峙している。基部14b,14bどうしの対峙距離(板ばね14の長さ)は、板ばね14の幅(基部14b,14bどうしの対峙方向と直交する方向の寸法)より大きい。板ばね14の中央部の弾性接触部14aが、収容凹部15ひいては電極11の背面11bより上に突出している。弾性接触部14aは、固定部材13の中間部の平坦な背面対向面13bに弾力的に当たっている。
上記構成のプラズマ処理装置1にて表面処理を行なう際は、被処理物9を配置部2の上にセットし、電極11に電圧を供給し、電極11,2間に大気圧グロー放電を生成する。また、処理ガス供給源の処理ガスを、供給路4aを経て放電空間3aに供給する。これにより、処理ガスが放電空間3a内でプラズマ化される。このプラズマ化された処理ガスが、被処理物9に接触する。これにより、被処理物9の表面上で反応が起き、所望の表面処理が行なわれる。
電極ユニット10においては、板ばね14のばね力によって電極11が下方へ押され、放電面11aが誘電部材12に押し当てられる。したがって、放電面11aと誘電部材12の間に隙間が形成されるのを防止することができる。これによって、電極11と誘電部材12の間にアーク等の異常放電が起きるのを防止でき、電極11及び誘電部材12の損傷を回避することができる。
電極11は、プラズマ放電によって熱を持ち、主に長手方向に伸びるように変形する。電極11の熱変形と共に、板ばね14が固定部材13に対し変位し、背面対向面13bに擦れる。背面対向面13bは平坦になっているから、板ばね14が滑りやすい。したがって、板ばね14が固定部材13に引っ掛かったり捩れたりするのを防止できる。更に、弾性接触部14aが背面対向面13bに向けて凸になるよう湾曲しているから、板ばね14を一層滑りやすくでき、板ばね14の引っ掛かりや捩れをより確実に防止できる。したがって、電極11が熱変形を来たしても、板ばね14のばね力を電極11に十分に付与し続けることができ、放電面11aの誘電部材12への押し当て状態を維持できる。よって、電極11の熱変形に拘らず、電極11と誘電部材12の間に隙間が出来るのを確実に防止でき、異常放電が起きるのを確実に防止できる。この結果、電極11及び誘電部材12の損傷を確実に回避できる。
また、固定部材13への板ばね14の引っ掛かりを防止できるため、固定部材13に過度の応力が加えられるのを回避でき、固定部材13の破損を防止できる。
板ばね14は、圧縮コイルばねに比べ延び縮みの幅が十分に小さい。したがって、電極11の厚さ方向の収容スペースを、圧縮コイルばねを用いた場合に比べ十分に小さくできる。よって、収容凹部15の深さを小さくできる。ひいては、電極11の厚さを小さくでき、電極構造10をコンパクトにすることができる。
板ばね14の一対の基部14b,14bによって、電極11を二点支持できる。
板ばね収容凹部15が電極11すなわち金属で形成されているから、板ばね14の基部14bが収容凹部15の角に突き当たっても、収容凹部15の角が傷むのを防止できる。固定部材13に板ばね収容凹部を形成する必要がなく、固定部材13の強度を確保できる。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。以下の実施形態において既述の形態と重複する構成に関しては、図面に同一符号を付して説明を省略する。
図4は、本発明の第2実施形態を示したものである。この実施形態では、板ばね14の上下(垂直方向)の向きが第1実施形態とは逆になっている。板ばね14を収容する収容凹部15は、電極11にではなく、固定部材13の下面(背面対向面13b)に形成されている。電極11の背面11bが平坦面になっている。板ばね14の弾性接触部14aが、収容凹部15ひいては固定部材13の背面対向面13bから下に突出し、電極11の平坦面11bに弾力的に当たっている。
図5は、本発明の第3実施形態を示したものである、この実施形態では、板ばね14の水平方向の向きが第1実施形態(図1、図2)とは90度異なっている。板ばね14の長さ方向(基部14b,14bの対峙方向)が、電極11の長手方向(図5において上下)に向けられている。弾性接触部14aが、湾曲しつつ電極11の長手方向に沿って延びている。これにより、板ばね14の電極長手方向への滑りをより良好にすることができる。
図6は、本発明の第4実施形態を示したものである。この実施形態では、板ばね14の幅が、板ばね14の長さ(基部14b,14bどうしの対峙距離)より大きい。これにより、電極11を誘電部材12に確実にしっかりと押し当てることができる。板ばね14の幅方向は、電極11の長手方向に向いていてもよく、電極11の短手方向に向いていてもよい。
第1実施形態(図1)のプラズマ処理装置1は、被処理物9を放電空間3aの内部に配置してプラズマを被処理物9に直接的に当てる所謂ダイレクト式であったが、本発明は、ダイレクト式のプラズマ処理に限られず、被処理物9を放電空間3aの外部に配置して処理する所謂リモート式のプラズマ処理にも適用できる。
図7は、リモート式プラズマ処理に係る第5実施形態を示したものである。リモート式プラズマ処理装置1Xの被処理物支持部2は、接地電極としての機能を有していない。接地電極21は、処理ヘッド3に設けられている。
詳述すると、リモート式プラズマ処理装置1Xの処理ヘッド3は、電界印加側(図7において右)の第1電極ユニット10と、接地側(図7において左)の第2電極ユニット20を備えている。2つの電極ユニット10,20は、ほぼ対称になり、かつ左右に対向している。第1電極ユニット10は、第1実施形態(図1)の第1電極ユニット10を90度回転させた姿勢になっている。放電面11a及び背面11aは、垂直になっている。板ばね14の長さ方向(基部14b,14bどうしの対峙方向)は、垂直(上下)に向けられている。
第2電極ユニット20は、接地電極21(第2電極)と、誘電部材22と、固定部材23とを有している。接地電極21は、図示しない接地線を介して電気的に接地されている。接地電極21の垂直な放電面21aに誘電部材22が設けられている。誘電部材12,22どうし間の隙間の上下方向の中間部分が放電空間3aになる。処理ガス供給路4aが、誘電部材12,22どうし間の隙間の上側部分を介して放電空間3aに連なっている。誘電部材12,22どうし間の隙間の放電空間3aより下側部分が、吹き出し口3bになる。放電空間3aでプラズマ化された処理ガスが、吹き出し口3bから下方へ吹き出され、被処理物9に接触する。これにより、被処理物9の表面処理がなされる。
接地電極21の垂直な背面21bに収容凹部25が形成されている。収容凹部25に板ばね24が収容されている。板ばね24の長さ方向(基部24b,24bどうしの対峙方向)は、垂直(上下)に向けられている。接地電極21の背部に固定部材23が設けられている。板ばね24の弾性接触部24aが、凹部25から突出し、固定部材23の平坦な背面対向面23bに男性的に当たっている。板ばね24が接地電極21を誘電部材22に弾力的に押し当てている。これにより、放電面21aと誘電部材22との間に隙間が形成されるのが防止され、異常放電が起きるのが防止されている。
この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の改変をなすことができる。
例えば、板ばね14は片持ち状でもよい。板ばね14は、皿ばねでもよい。
電極11,21の背面と固定部材13,23の背面対向面とのうち収容凹部15,25が設けられていない側の面は、少なくとも収容凹部15,25及び収容凹部15,25の周辺と対向する部分が平坦面になっていればよく、面の必ずしも全体が平坦である必要はない。誘電部材12と固定部材13とは一体であってもよい。
複数の実施形態を互いに組み合わせてもよい。例えば、第5実施形態(図7)でも、第2実施形態(図4)と同様に板ばね14,24の向きを裏表逆にし、収容凹部15,25を固定部材13,23に形成し、電極11,21の背面11b,21bを平坦面にしてもよい。第5実施形態(図7)でも、第3実施形態(図5)と同様に板ばね14,24の長さ方向(基部の対峙方向)を電極11,21の長手方向に向けてもよい。
本発明は、表面改質(親水化、撥水化等)、アッシング、洗浄、エッチング、成膜などの種々の表面処理に適用可能である。大気圧近傍下でのプラズマ処理に限られず、真空下でのプラズマ処理にも適用可能である。
本発明の第1実施形態に係るダイレクト式プラズマ処理装置の概略構成を示す断面図である。 上記プラズマ処理装置の電極構造の平面図である。 上記プラズマ処理装置の板ばねの斜視図である。 本発明の第2実施形態を示し、処理ヘッドの断面図である。 本発明の第3実施形態を示し、電極構造の平面図である。 本発明の第4実施形態を示し、板ばねの斜視図である。 本発明の第5実施形態を示し、リモート式プラズマ処理装置の概略構成を示す断面図である。
符号の説明
1 ダイレクト式大気圧プラズマ処理装置
1X リモート式大気圧プラズマ処理装置
2 被処理物支持部
3 処理ヘッド
3a 放電空間
9 被処理物
10 第1電極ユニット
11 第1電極
11a 第1放電面
11b 背面
12 誘電部材
13 固定部材
13b 背面対向面
14 板ばね
14a 弾性接触部
14b 基部
15 収容凹部
20 第2電極ユニット
21 第2電極
21a 放電面
21b 背面
22 誘電部材
23 固定部材
23b 背面対向面
24 板ばね
24a 弾性接触部
24b 基部
25 収容凹部

Claims (3)

  1. 処理ガスを放電によりプラズマ化し被処理物に当て、被処理物の表面処理を行なう装置において、
    (a)前記放電を生成する放電面と、この放電面の反対側の背面を有する電極と、
    (b)前記放電面に被さる固体誘電体からなる誘電部材と、
    (c)前記背面に対面する背面対向面を有し、前記誘電部材に対し位置固定された固定部材と、
    (d)基部と、この基部に連なる弾性接触部を有する板ばねと、
    を備え、前記背面と前記背面対向面とのうち一方に収容凹部が形成され、前記背面と前記背面対向面のうち他方の少なくとも前記収容凹部及び前記収容凹部の周辺と対向する部分は平坦面になり、前記板ばねの基部が前記収容凹部に収容され、前記板ばねの弾性接触部が前記平坦面に弾力的に当たっていることを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 前記板ばねが基部を一対有し、前記弾性接触部が、前記一対の基部を橋絡し、かつ前記平坦面に向けて凸になるよう湾曲していることを特徴とする請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記収容凹部が、前記電極に設けられ、前記平坦面が、前記固定部材に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のプラズマ処理装置。
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