JP4940281B2 - 車両用フード - Google Patents

車両用フード Download PDF

Info

Publication number
JP4940281B2
JP4940281B2 JP2009231886A JP2009231886A JP4940281B2 JP 4940281 B2 JP4940281 B2 JP 4940281B2 JP 2009231886 A JP2009231886 A JP 2009231886A JP 2009231886 A JP2009231886 A JP 2009231886A JP 4940281 B2 JP4940281 B2 JP 4940281B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hood
flat surface
surface portion
skin
back surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009231886A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011079386A (ja
Inventor
浩祐 赤坂
陽介 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2009231886A priority Critical patent/JP4940281B2/ja
Priority to EP20100179206 priority patent/EP2305540B1/en
Publication of JP2011079386A publication Critical patent/JP2011079386A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4940281B2 publication Critical patent/JP4940281B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/08Front or rear portions
    • B62D25/10Bonnets or lids, e.g. for trucks, tractors, busses, work vehicles
    • B62D25/105Bonnets or lids, e.g. for trucks, tractors, busses, work vehicles for motor cars
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/34Protecting non-occupants of a vehicle, e.g. pedestrians
    • B60R2021/343Protecting non-occupants of a vehicle, e.g. pedestrians using deformable body panel, bodywork or components

Description

本発明は、車体の前部に有したパワーユニット収容室を開閉するための、フードに関し、特に、フードスキンを補強するためのフードインナ(フードフレーム)の、改良技術に関する。パワーユニット収容室には、エンジン等の動力源が収納される。
近年は、走行中の車両に歩行者等の衝突物が衝突したときに備えて、衝突物を保護するための対策が進められている。特に、走行中の車両が衝突物に衝突した場合(一次衝突)には、その直後に、衝突物がフードに衝突(二次衝突)することがある。このような二次衝突に備えて、フードの構造を改良した技術が、下記の特許文献1で知られている。
この特許文献1で知られているフードのフードインナは、このフードインナの縁に沿って形成された外枠部と、この外枠部よりも内側に形成された複数の中枠部及び複数の貫通孔(開口部)とを有している。複数の中枠部は、フードインナの車幅方向に配列された補強部分であり、概ねフードインナの前後方向に細長い。複数の貫通孔は、フードインナの概ね中央位置において、複数の中枠部の間や、外枠部と中枠部の間に位置する。
特許文献1によれば、各貫通孔の左右両側が、中枠部によって囲まれているので、各貫通孔の部位におけるフードインナの剛性が確保される。この結果、フードインナによってフード全体の剛性が確保される。しかし、フードには、歩行者等の衝突物が二次衝突したときに、この衝突物を十分に保護するという、もう一つの機能を一層高めることも求められている。衝突物を、より一層十分に保護するには、更なる改良が求められる。
特開2006−321314公報
本発明は、車両用フードの所定の剛性を十分に確保するとともに、二次衝突した衝突物を保護するという、相反する2つの特性を満足することができる技術を、提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体に対し左右のヒンジによって開閉可能に取り付けられる車両用フードにおいて、
この車両用フードは、フードスキンと、このフードスキンを補強するべくフードスキンの裏面におけるほぼ全面にわたって重ねられた板材のフードインナとからなり、
このフードインナは、フードインナの開閉基端において、前記左右のヒンジを取付けるための左右のヒンジ取付部と、これら左右のヒンジ取付部の、前記フードインナの開閉基端側から前記フードインナの開閉先端へ向かって延びた左右の補強ビーム部と、前記左の補強ビーム部と前記右の補強ビーム部との間に渡って、前記フードインナの中央部に開けられた、車幅方向に細長い貫通孔と、この貫通孔から前記開閉先端にわたって形成されたインナ先端部とからなり、
前記貫通孔は、前記フードスキンの裏面に向かって貫通し、この貫通した周縁には、前記フードスキンの裏面に接合される接合フランジが形成されており、
前記インナ先端部は、前記開閉先端から前記接合フランジへ向かって延びた第1平坦面部と、この第1平坦面部の延出端から前記接合フランジへ且つ前記フードスキンの裏面へ向かって傾斜しつつ延びた傾斜面部と、この傾斜面部の延出端から前記接合フランジへ向かって延びた第2平坦面部と、この第2平坦面部の延出端から前記接合フランジまで延びた連結部とを有し、
前記左右の補強ビーム部は、前記左右のヒンジ取付部と前記傾斜面部とを連結することで平面視略L字状をなすことを特徴とする。
請求項2に係る発明では、前記第1及び第2平坦面部が、それぞれ前記フードスキンの裏面に対して、略平行に形成されることで、前記第1平坦面部から前記フードスキンの裏面までの高さは、前記第2平坦面部から前記フードスキンの裏面までの高さよりも大きく設定されていることを特徴とした。
請求項に係る発明では、前記第1平坦面部の前後方向の長さは、前記第2平坦面部の前後方向の長さよりも大きく設定されていることを特徴とする。
請求項に係る発明では、前記フードインナは、前記貫通孔の位置において、前記インナ基端部と前記インナ先端部との間を連結する連結片を備え、
この連結片は、前記フードインナを補強する機能を有しないことを特徴とする。
請求項に係る発明では、前記フードインナは、前記貫通孔から前記開閉基端にわたって形成されたインナ基端部を有し、このインナ基端部は、第3平坦面部を有しており、この第3平坦面部は、前記フードスキンの裏面に対して略平行に形成されており、前記第3平坦面部から前記フードスキンの裏面までの高さは、前記第2平坦面部から前記フードスキンの裏面までの高さに対して、略同等に設定されており、前記第2平坦面部と前記第3平坦面部とに渡ってインシュレータが掛け渡されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、フードインナにおいて、左右のヒンジ取付部から開閉先端へ向かって、左右の補強ビーム部を設けたものである。このため、フードインナの中央部に、車幅方向に細長い大きい貫通孔を開けたにもかかわらず、フードインナの剛性を左右の補強ビーム部によって十分に確保することができる。しかも、この貫通孔の途中を別個の補強部材によって補強する必要はない。つまり、貫通孔の位置において、インナ基端部とインナ先端部との間を補強部材で繋ぐ必要はない。そして、フードインナに貫通孔を有している部位においては、フードスキンの面方向の剛性を低減することができる。このため、衝突物の衝突時においては衝突物を保護することができる。
さらには、貫通孔から開閉先端にわたって形成されたインナ先端部の構成は、前後2段の段差状に形成されている。つまり、開閉先端側の第1平坦面部(第1の段部)と、その後方の第2平坦面部(第2の段部)との間に段差を有している。第1平坦面部と第2平坦面部との間は、フードスキンの裏面へ向かって傾斜しつつ延びた傾斜面部によって繋がれている。このように、インナ先端部の構成は、前後2段の段差状に形成したので、フードスキンの前部に必要な所定の剛性を、インナ先端部によって十分に確保することができる。この結果、フードの前部に必要な所定の剛性を、十分に確保することができる。
フードにおいて、貫通孔に近い方の第2平坦面部は、フードインナにおける貫通孔の部位の剛性を確保する部分である。一方、フードにおいて、開閉先端に近い方の第1平坦面部が位置している部分は、フードに二次衝突した衝突物を保護するための部位である。このため、第1平坦面部からフードスキンの裏面までの高さを、第2平坦面部からフードスキンの裏面までの高さよりも、大きく設定した。高さを大きく設定したので、二次衝突の衝突エネルギーを受けたフードスキンは、第1平坦面部へ向かって大きく変形して、衝突エネルギーを吸収することができる。この結果、衝突物を十分に保護することができる。
一般に、衝突物がフードに二次衝突するときの衝突方向は、フードの前上方から後下方へ向かう方向、つまり後下がり方向である。これに対し、傾斜面部は後上がり方向に傾斜しているので、衝突方向に対しては概ね直交するように傾斜することになる。傾斜面部の板面が、二次衝突の衝突方向に概ね臨むので、衝突方向に対する傾斜面部の剛性は、比較的小さい。二次衝突の衝突エネルギーを受けた傾斜面部は、容易に変形して、衝突エネルギーを吸収することができる。この結果、衝突物を十分に保護することができる。
このように、請求項1に係る発明では、フードの所定の剛性を十分に確保するとともに、二次衝突した衝突物を保護するという、相反する2つの特性を満足することができる。
加えて、請求項1に係る発明では、左右の補強ビーム部が、第2平坦面部及び傾斜面部まで延びているので、第2平坦面部や傾斜面部に作用した荷重を左右の補強ビーム部によって受けることができる。このため、フードインナの中央部に、車幅方向に細長い大きい貫通孔を開けたにもかかわらず、フードインナの剛性を左右の補強ビーム部によって、一層十分に確保することができる。
請求項2に係る発明では、第1平坦面部から前記フードスキンの裏面までの高さは、第2平坦面部からフードスキンの裏面までの高さよりも大きく設定されている。
加えて、請求項に係る発明では、第1平坦面部の前後方向の長さが、第2平坦面部の前後方向の長さよりも大きく設定されている。
インナ先端部において、前後方向の全長を考えたときに、フードスキンの裏面から深い位置にある第1平坦面部の長さを、浅い位置にある第2平坦面部の長さよりも、大きく設定した方が、二次衝突の衝突エネルギーを吸収し易いからである。
上述のように、フードにおいて、第1平坦面部が位置している部分は、フードに二次衝突した衝突物を保護するための部位である。第1平坦面部の長さを大きくしたので、衝突エネルギーを受けたフードスキンが、第1平坦面部へ向かって大きく変形する範囲は広がる。この結果、この部分におけるフードの保護性能を高めることができる。しかも、第1平坦面部の長さを大きくすることによって、第1平坦面部における板面方向の剛性を、低減することができる。二次衝突の衝突エネルギーを受けたフードスキンが、第1平坦面部へ当たったときに(底突きしたときに)、第1平坦面部は比較的容易に裏面側へ変形して、衝突エネルギーを更に吸収することができる。この結果、衝突物をより十分に保護することができる。
一方、フードにおいて、貫通孔に近い方の第2平坦面部は、フードスキンの裏面に接合される接合フランジに、連結部を介して連なっており、フードインナにおける貫通孔の周囲の剛性を確保する部分である。このため、第2平坦面部における板面方向の剛性は、比較的大きいことが求められる。これに対応するために、第2平坦面部の長さを短くした。長過ぎると、第2平坦面部における板面方向の剛性が低下するので、第2平坦面部による補強の効果が下がるからである。第1平坦面部よりも第2平坦面部を短かくすることによって、第2平坦面部における板面方向の剛性を高めることができる。
また、第2平坦面部が短かいので、二次衝突の衝突エネルギーを受けたフードスキンが、第2平坦面部へ当たったときに、第2平坦面部が板面方向に確実に折れ曲がる点(屈曲点)を、予め最適な部位に設定することができる。このため、第2平坦面部においても、比較的容易に裏面側へ変形して、衝突エネルギーを更に吸収することができる。
請求項に係る発明では、貫通孔の周縁は、連結片によって前後に繋がれている。貫通孔が車幅方向に細長いので、フードインナを折り曲げ成形時において、成形歪みを防止することができる。
請求項に係る発明では、インナ先端部の第2平坦面部とインナ基端部の第3平坦面部とに渡って、インシュレータを掛け渡すことができる。つまり、第2平坦面部を利用してフードにインシュレータを取付けることができる。しかも、平坦な第2平坦面部及び第3平坦面部にインシュレータを重ね合わせることができるので、各平坦面部とインシュレータとの間のシール性を高めることができる。
本発明に係るフードを備えた車両の正面図である。 図1に示されたフードにおけるフードインナをフードスキン側から見た斜視図である。 図2の3−3線断面図である。 図2の4−4線断面図である。 図3に示されたフードの説明図である。 図2に示されたフードインナにインシュレータを取付けた構成をフードスキン側から見た斜視図である。 図6の7−7線断面図である。
本発明を実施するための形態を添付図に基づいて以下に説明する。
実施例に係る車両用フードについて、図1〜図7に基づき説明する。
図1は、正面から見た車両10において、フード14を全開にした状態を示している。車体11は、前部にフード14を有している。このフード14は、車体11の前部に有したエンジンルーム12(パワーユニット収容室12)の上部開口12aを開閉するための、前開き形式の部材である。エンジンルーム12にはエンジン13(動力源13)が収納されている。
図2は、図1に示すフード14におけるフードインナ30を、フードスキン側から見た構成を示している。図3は、図1に示すフード14を車両10の側方から見た断面構成を示している。つまり、図3は、図2に示すフード14を3−3線方向から見た断面構成を示す。但し、図3においては、フード14を全閉にした状態を示している。
図3に示すように、フード14は、外板となるフードスキン20と、このフードスキン20を補強するためのフードインナ30(フードフレーム30)とからなる。フードスキン20及びフードインナ30は、鋼板や軽量合金等の金属製板材からなる。フードインナ30は、フードスキン20の裏面におけるほぼ全面にわたって重ねられ且つ接合されることにより、一体化されている。フードスキン20の断面形状は、前端から上後方へ湾曲しつつ延び、更に上後方へ向かって緩やかに延びた形状である。
図1に示すように、フード14の後端部は、左右のヒンジ15,15を介して車体11に開閉可能に取り付けられている。フード14の前部は、閉鎖した状態において、ロック機構16により車体11にロック可能である。ロック機構16は、車体11に取り付けられたラッチ16aと、フードインナ30に取り付けられたストライカ16bとからなる。
ここで、フードインナ30において、左右のヒンジ15,15が取り付けられる方の端30r(車体前後方向の後端30r)のことを、「開閉基端30r」といい、ストライカ16bが取り付けられる方の端30f(車体前後方向の前端30f)のことを、「開閉先端30f」ということにする。
図2に示すように、フードインナ30は、板材の折り曲げ成形品であり、車幅中心線CLに対して左右対称形に形成されている。図2及び図3に示すように、このフードインナ30は、外枠部31と、左右のヒンジ取付部32,32と、左右の補強ビーム部33,33と、貫通孔34と、インナ先端部35と、インナ基端部36とを有している。
外枠部31は、フードインナ30の縁に沿って全周に形成された部分である。
左右のヒンジ取付部32,32は、フードインナ30の開閉基端30rにおいて、左右のヒンジ15,15(図1参照)を取付けるための部分である。
左右の補強ビーム部33,33は、左右のヒンジ取付部32,32から開閉先端30fへ向かって延びた細長い部分であり、フードインナ30の上面30a(フードスキン20の裏面20aに対向した面30a)から裏面20aへ向かって膨出している。
貫通孔34(開口部34)は、左の補強ビーム部33と右の補強ビーム部33との間に渡って、フードインナ30の中央部に開けられている。この貫通孔34は、フードスキン20の裏面20aに向かって貫通しており、車幅方向に細長く形成されている。この貫通した貫通孔34の周縁34aには、フードスキン20の裏面20aに接合される接合フランジ37が、全周にわたって形成されている。この接合フランジ37は、フードスキン20の裏面20aに接着や溶接によって接合される。
なお、図2及び図4に示すように、貫通孔34の周縁34aは、車幅中心線CL上の位置において、連結片38によって前後に繋がれている。貫通孔34が車幅方向に細長いので、フードインナ30を折り曲げ成形時において、成形歪みを防止するために、必要に応じて連結片38が設けられる。この連結片38は、フードインナ30の板面方向に窪むように成形されており、フードインナ30を補強する機能は、全く又はほとんど有していない。連結片38の有無については任意である。
図2及び図3に示すように、インナ先端部35は、貫通孔34から開閉先端30fにわたって形成された部分であり、前後2段の段差状に形成されている。詳しく説明すると、このインナ先端部35は、左右の第1平坦面部35a,35aと、左右の傾斜面部35b,35bと、左右の第2平坦面部35c,35cと、左右の連結部35d,35dとを有する。
フードインナ30を上から見たときに、左右の第1平坦面部35a,35aは、左右の補強ビーム部33,33よりも車幅中心線CLへ若干寄った位置に配置されており、開閉先端30fから接合フランジ37の前端(フードインナ30の後方)へ向かって延びている。
左右の傾斜面部35b,35bは、左右の第1平坦面部35a,35aの延出端35ar,35arから、接合フランジ37の前端へ且つフードスキン20の裏面20aへ向かって、傾斜しつつ延びている。
左右の第2平坦面部35c,35cは、左右の傾斜面部35b,35bの延出端35br,35brから接合フランジ37の前端へ向かって延びている。
左右の連結部35d,35dは、左右の第2平坦面部35c,35cの延出端35cr,35crから接合フランジ37の前端まで、フードスキン20の裏面20aへ向かって、傾斜しつつ延びている。
図5(a)は、本発明の実施例に係るフード14のインナ先端部35を示している。フードスキン20の裏面20aのうち、第1平坦面部35aが対面する部位に対し、この第1平坦面部35aは略平行に形成されている。また、フードスキン20の裏面20aのうち、第2平坦面部35cが対面する部位に対し、この第2平坦面部35cは略平行に形成されている。第1平坦面部35aからフードスキン20の裏面20aまでの高さ、つまり第1高さはH1である。一方、第2平坦面部35cからフードスキン20の裏面20aまでの高さ、つまり第2高さはH2である。第1高さH1は、第2高さH2よりも大きく設定されている。
第1平坦面部35aの前後方向の長さ(第1長さ)は、L1である。一方、第2平坦面部35cの前後方向の長さ(第2長さ)は、L2である。第1長さL1は、第2長さL2よりも大きく設定されている。
以上の説明をまとめると、次の通りである。
図2に示すように、実施例では、フードインナ30において、左右のヒンジ取付部32,32から開閉先端30fへ向かって、左右の補強ビーム部33,33を設けたものである。このため、フードインナ30の中央部に、車幅方向に細長い大きい貫通孔34を開けたにもかかわらず、フードインナ30の剛性を左右の補強ビーム部33,33によって十分に確保することができる。しかも、この貫通孔34の途中を別個の補強部材によって補強する必要はない。つまり、貫通孔34の位置において、インナ先端部35とインナ基端部36との間を補強部材で繋ぐ必要はない。そして、フードインナ30に貫通孔34を有している部位においては、フードスキン20の面方向の剛性を低減することができる。このため、二次衝突時においては衝突物(図示せず)を保護することができる。
このように、実施例では、フード14の所定の剛性を十分に確保するとともに、二次衝突した衝突物を保護するという、相反する2つの特性を満足することができる。
さらには、フードインナ30を上から見たときに、左右の補強ビーム部33,33は、左右の傾斜面部35b,35b及び左右の第2平坦面部35c,35cまで延びている。つまり、左右の傾斜面部35b,35b及び左右の第2平坦面部35c,35cは、左右の補強ビーム部33,33の延出端33a,33aから車幅中心線CLの近傍(車幅中央の近傍)まで延びている。このため、左側における補強ビーム部33と傾斜面部35bと第2平坦面部35cの組み合わせ構造は、平面視略L字状の構成となる。同様に、右側における補強ビーム部33と傾斜面部35bと第2平坦面部35cの組み合わせ構造も平面視略L字状の構成となる。
このように、左右の補強ビーム部33,33が、傾斜面部35b,35b及び第2平坦面部35c,35cまで延びているので、傾斜面部35b,35bや第2平坦面部35c,35cに作用した荷重を左右の補強ビーム部によって受けることができる。このため、フードインナ30の中央部に、車幅方向に細長い大きい貫通孔34を開けたにもかかわらず、フードインナ30の剛性を左右の補強ビーム部33,33によって、一層十分に確保することができる。
図5(a)に示す実施例において、貫通孔34から開閉先端30fにわたって形成されたインナ先端部35の構成は、前後2段の段差状に形成されている。つまり、開閉先端30f側の第1平坦面部35a(第1の段部35a)と、その後方の第2平坦面部35c(第2の段部35c)との間に段差を有している。第1平坦面部35aと第2平坦面部35cとの間は、フードスキン20の裏面20aへ向かって傾斜しつつ延びた傾斜面部35bによって繋がれている。このように、インナ先端部35の構成は、前後2段の段差状に形成したので、フードスキン20の前部に必要な所定の剛性を、インナ先端部35によって十分に確保することができる。この結果、フード14の前部に必要な所定の剛性を、十分に確保することができる。
また、フード14において、貫通孔34に近い方の第2平坦面部35cは、フードインナ30における貫通孔34の部位の剛性を確保する部分である。一方、フード14において、開閉先端30fに近い方の第1平坦面部35aが位置している部分は、フード14に二次衝突した衝突物を保護するための部位である。このため、第1平坦面部35aからフードスキン20の裏面20aまでの高さH1を、第2平坦面部35cからフードスキン20の裏面20aまでの高さH2よりも、大きく設定した。高さH1を大きく設定したので、二次衝突の衝突エネルギーを受けたフードスキン20は、第1平坦面部35aへ向かって大きく変形して、衝突エネルギーを吸収することができる。この結果、衝突物を十分に保護することができる。
図5(b)には、上記図5(a)の実施例に対する比較例を示している。比較例に係るフード14Aは、フードスキン20Aとフードインナ30Aとからなる。フードインナ30Aのインナ先端部35Aは、基本的な構成が、実施例のインナ先端部35と概ね同様の構成である。しかし、比較例は次の点で実施例と相違する。すなわち、第1平坦面部35aからフードスキン20の裏面20aまでの高さ(第1高さ)はH1Aである。第2平坦面部35cからフードスキン20の裏面20aまでの高さ(第2高さ)はH2Aである。第1高さH1Aは、第2高さH2Aよりも小さい(H1A<H2A)。このため、傾斜面部35bは後下がり方向に傾斜することになる。
一般に、図示せぬ衝突物がフード14,14Aに二次衝突するときの衝突方向は、フード14,14Aの前上方から後下方へ向かう方向Sb(図5(a),(b)に示す矢印Sb方向)、つまり、後下がり方向Sbである。このため、比較例の傾斜面部35bは、衝突方向Sbに対して概ね同方向に傾斜することになる。従って、衝突方向Sbに対する傾斜面部35bの剛性は大きい。
これに対し、図5(a)に示す、実施例の傾斜面部35bは、後上がり方向に傾斜しているので、衝突方向Sbに対しては概ね直交するように傾斜することになる。傾斜面部35bの板面が、二次衝突の衝突方向Sbに概ね臨むので、衝突方向Sbに対する傾斜面部35bの剛性は、比較的小さい。二次衝突の衝突エネルギーを受けた傾斜面部35bは、容易に変形して、衝突エネルギーを吸収することができる。この結果、衝突物を十分に保護することができる。
さらに実施例では、第1長さL1が第2長さL2よりも大きく設定されている。インナ先端部35において、前後方向の全長を考えたときに、フードスキン20の裏面20aから深い位置にある第1平坦面部35aの第1長さL1を、浅い位置にある第2平坦面部35cの第2長さL2よりも大きく設定した方が、二次衝突の衝突エネルギーを吸収し易いからである。
上述のように、フード14において、第1平坦面部35aが位置している部分は、フード14に二次衝突した衝突物を保護するための部位である。第1平坦面部35aの第1長さL1を大きくしたので、衝突エネルギーを受けたフードスキン20が、第1平坦面部35aへ向かって大きく変形する範囲は広がる。この結果、この部分におけるフード14の保護性能を高めることができる。しかも、第1平坦面部35aの第1長さL1を大きくすることによって、第1平坦面部35aにおける板面方向の剛性を、低減することができる。二次衝突の衝突エネルギーを受けたフードスキン20が、第1平坦面部35aへ当たったときに(底突きしたときに)、第1平坦面部35aは比較的容易に裏面側へ変形して、衝突エネルギーを更に吸収することができる。この結果、衝突物をより十分に保護することができる。
一方、フード14において、貫通孔34に近い方の第2平坦面部35cは、フードスキン20の裏面20aに接合される接合フランジ37に、連結部35dを介して連なっており、フードインナ30における貫通孔34の周囲の剛性を確保する部分である。このため、第2平坦面部35cにおける板面方向の剛性は、比較的大きいことが求められる。これに対応するために、第2平坦面部35cの長さL2を短くした。長過ぎると、第2平坦面部35cにおける板面方向の剛性が低下するので、第2平坦面部35cによる補強の効果が下がるからである。第1平坦面部35aよりも第2平坦面部35cを短かくすることによって、第2平坦面部35cにおける板面方向の剛性を高めることができる。
また、第2平坦面部35cが短かいので、二次衝突の衝突エネルギーを受けたフードスキン20が、第2平坦面部35cへ当たったときに、第2平坦面部35cが板面方向に確実に折れ曲がる点Pb(屈曲点Pb)を、予め最適な部位に設定することができる。このため、第2平坦面部35cにおいても、比較的容易に裏面側へ変形して、衝突エネルギーを更に吸収することができる。
図2及び図3に示すように、インナ基端部36は、貫通孔34から開閉基端30rにわたって形成された部分であり、第1傾斜面部36aと、第3平坦面部36bと、第2傾斜面部36cとを有する。
第1傾斜面部36aは、フードスキン20の車幅方向の端から端までにわたって、細長く形成された部分であり、開閉基端30rから接合フランジ37の後端へ且つフードスキン20の裏面20aへ向かって、傾斜しつつ延びている。
第3平坦面部36bは、左の補強ビーム部33から右の補強ビーム部33までにわたって、細長く形成された部分であり、第1傾斜面部36aの延出端36afから接合フランジ37の後端へ向かって延びている。
第2傾斜面部36cは、左の補強ビーム部33から右の補強ビーム部33までにわたって、細長く形成された部分であり、第3平坦面部36bの延出端36bfから接合フランジ37の後端まで、フードスキン20の裏面20aへ向かって、傾斜しつつ延びている。
フードスキン20の裏面20aのうち、第3平坦面部36bが対面する部位に対し、この第3平坦面部36bは略平行に形成されている。第3平坦面部36bからフードスキン20の裏面20aまでの高さ、つまり第3高さはH3である。この第3高さH3は、第2高さH2に対して、略同等に設定されている。
図6及び図7に示すように、左右の第2平坦面部35c,35cと第3平坦面部36bとに渡って、フード14の内外における遮音のためのインシュレータ40が掛け渡されている。このようにして、インナ先端部35の第2平坦面部35c,35cと、インナ基端部36の第3平坦面部36bとの間に、インシュレータ40を掛け渡すことができる。第2平坦面部35c,35cを利用してフード14にインシュレータ40を取付けることができる。しかも、平坦な第2平坦面部35c,35c及び第3平坦面部36bにインシュレータ40を重ね合わせることができるので、各平坦面部35c,35c,36bとインシュレータ40との間のシール性を高めることができる。
本発明のフード14は、車体11の前部にエンジンルーム12を有した自動車に用いるのに好適である。
10…車両、11…車体、14…フード、15…ヒンジ、20…フードスキン、20a…裏面、30…フードインナ、30r…開閉基端、30f…開閉先端、32…ヒンジ取付部、33…補強ビーム部、34…貫通孔、35…インナ先端部、35a…第1平坦面部、35ar…延出端、35b…傾斜面部、35br…延出端、35c…第2平坦面部、35cr…延出端、35d…連結部、36…インナ基端部、36b…第3平坦面部、37…接合フランジ、38…連結片、40…インシュレータ、H1…第1平坦面部からフードスキンの裏面までの高さ、H2…第2平坦面部からフードスキンの裏面までの高さ、H3…第3平坦面部からフードスキンの裏面までの高さ、L1…開閉先端から接合フランジへ向かう方向の長さ、L2…開閉先端から接合フランジへ向かう方向の長さ。

Claims (5)

  1. 車体に対し左右のヒンジによって開閉可能に取り付けられる車両用フードにおいて、
    この車両用フードは、フードスキンと、このフードスキンを補強するべくフードスキンの裏面におけるほぼ全面にわたって重ねられた板材のフードインナとからなり、
    このフードインナは、
    フードインナの開閉基端において、前記左右のヒンジを取付けるための左右のヒンジ取付部と、
    これら左右のヒンジ取付部の、前記フードインナの開閉基端側から前記フードインナの開閉先端へ向かって延びた左右の補強ビーム部と、
    前記左の補強ビーム部と前記右の補強ビーム部との間に渡って、前記フードインナの中央部に開けられた、車幅方向に細長い貫通孔と、
    前記貫通孔から前記開閉先端にわたって形成されたインナ先端部とからなり、
    前記貫通孔は、前記フードスキンの裏面に向かって貫通し、この貫通した周縁には、前記フードスキンの裏面に接合される接合フランジが形成されており、
    前記インナ先端部は、
    前記開閉先端から前記接合フランジへ向かって延びた第1平坦面部と、
    この第1平坦面部の延出端から前記接合フランジへ且つ前記フードスキンの裏面へ向かって傾斜しつつ延びた傾斜面部と、
    この傾斜面部の延出端から前記接合フランジへ向かって延びた第2平坦面部と、
    この第2平坦面部の延出端から前記接合フランジまで延びた連結部とを有し、
    前記左右の補強ビーム部は、前記左右のヒンジ取付部と前記傾斜面部とを連結することで平面視略L字状をなすことを特徴とした車両用フード。
  2. 前記第1及び第2平坦面部が、それぞれ前記フードスキンの裏面に対して、略平行に形成されることで、前記第1平坦面部から前記フードスキンの裏面までの高さは、前記第2平坦面部から前記フードスキンの裏面までの高さよりも大きく設定されていることを特徴とした請求項1記載の車両用フード。
  3. 前記第1平坦面部の前後方向の長さは、前記第2平坦面部の前後方向の長さよりも大きく設定されていることを特徴とした請求項1又は請求項2記載の車両用フード。
  4. 前記フードインナは、前記貫通孔の位置において、前記インナ基端部と前記インナ先端部との間を連結する連結片を備え、
    この連結片は、前記フードインナを補強する機能を有しないことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項記載の車両用フード。
  5. 前記フードインナは、前記貫通孔から前記開閉基端にわたって形成されたインナ基端部を有し、
    このインナ基端部は、第3平坦面部を有しており、
    この第3平坦面部は、前記フードスキンの裏面に対して略平行に形成されており、
    前記第3平坦面部から前記フードスキンの裏面までの高さは、前記第2平坦面部から前記フードスキンの裏面までの高さに対して、略同等に設定されており、
    前記第2平坦面部と前記第3平坦面部とに渡ってインシュレータが掛け渡されていることを特徴とした請求項1から請求項までのいずれか1項記載の車両用フード。
JP2009231886A 2009-10-05 2009-10-05 車両用フード Expired - Fee Related JP4940281B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009231886A JP4940281B2 (ja) 2009-10-05 2009-10-05 車両用フード
EP20100179206 EP2305540B1 (en) 2009-10-05 2010-09-24 Vehicular hood

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009231886A JP4940281B2 (ja) 2009-10-05 2009-10-05 車両用フード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011079386A JP2011079386A (ja) 2011-04-21
JP4940281B2 true JP4940281B2 (ja) 2012-05-30

Family

ID=43221997

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009231886A Expired - Fee Related JP4940281B2 (ja) 2009-10-05 2009-10-05 車両用フード

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP2305540B1 (ja)
JP (1) JP4940281B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5719721B2 (ja) * 2011-08-22 2015-05-20 本田技研工業株式会社 車両用フード
JP5906127B2 (ja) * 2012-04-27 2016-04-20 本田技研工業株式会社 車両用フード
JP5761212B2 (ja) * 2013-01-15 2015-08-12 トヨタ自動車株式会社 車両用フード構造
JP6145710B2 (ja) * 2013-11-14 2017-06-14 トヨタ車体株式会社 フードの構造
JP6708070B2 (ja) * 2016-09-09 2020-06-10 三菱自動車工業株式会社 車両のフード
US11498515B2 (en) 2018-01-26 2022-11-15 Sabic Global Technologies B.V. Front end panel assembly for an electric vehicle
CN111845951B (zh) * 2019-04-16 2021-12-07 比亚迪股份有限公司 一种发动机舱盖结构及车辆

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4255783A (en) * 1979-05-30 1981-03-10 United Technologies Corporation Selective commutation circuit for an inverter
JP4289072B2 (ja) * 2003-08-11 2009-07-01 スズキ株式会社 自動車フード構造
JP4036219B2 (ja) * 2004-12-20 2008-01-23 トヨタ車体株式会社 自動車のエンジンフード構造
JP4774804B2 (ja) 2005-05-18 2011-09-14 日産自動車株式会社 自動車のエンジンフード構造
JP4395597B2 (ja) * 2006-02-22 2010-01-13 本田技研工業株式会社 車両用エンジンフード
JP4719039B2 (ja) * 2006-03-15 2011-07-06 株式会社神戸製鋼所 自動車用フード
JP2010030501A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Toray Ind Inc 自動車用フードパネル

Also Published As

Publication number Publication date
EP2305540A1 (en) 2011-04-06
JP2011079386A (ja) 2011-04-21
EP2305540B1 (en) 2011-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4940281B2 (ja) 車両用フード
JP4407755B2 (ja) 車両用フード構造
JP6052226B2 (ja) 車両前部構造
US20200391805A1 (en) Vehicle hood
JP6160464B2 (ja) 車両の前部車体構造
JP2017088058A (ja) バンパリインフォースメント
JP6708070B2 (ja) 車両のフード
JP7067334B2 (ja) 車両後部構造
JP2014136453A (ja) 車両用フード構造
JP4857671B2 (ja) 車両のフード構造
JP6470348B2 (ja) 車体前部構造
JP4407476B2 (ja) 車両のカウル構造
JP5176519B2 (ja) 車両のフード構造
JP6237290B2 (ja) 車体前部構造
JP2018090069A (ja) 車両後端部構造
JP4444741B2 (ja) ボンネットフード構造
JP6066315B2 (ja) 車両前部構造
JP5694702B2 (ja) 車両におけるフードロックストライカの取付構造
JP6078507B2 (ja) 車体構造
JP2007308060A (ja) フード補強構造
JP6708069B2 (ja) 車両用フード
JP2012071623A (ja) 車両用開閉体
JP2010280268A (ja) 車両用のフロントバンパ
JP2016124510A (ja) フード
JP5343897B2 (ja) 車両用フード構造

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110830

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111004

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120227

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150302

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4940281

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees