JP2012071623A - 車両用開閉体 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用開閉体のストッパ当接部にかかる衝撃を緩和すること。
【解決手段】インナパネル22は、アウタパネル21の裏面に沿って延びている平面部27と、平面部27を補強するように平面部27に形成された、ビード状のビード部33、34と、開口部11を閉じたときに、車体10に有しているストッパ15に当接するように、平面部27から開口部11へ向かって膨出したストッパ当接部30とからなる。ビード部33、34は、一端がストッパ当接部30に向かって延びる。
【効果】ビード部33、34がストッパ当接部30に向かって延ばされるため、ストッパ15からストッパ当接部30に伝わる衝撃は、ストッパ当接部30からビード部33、34に分散する。衝撃を分散することで、ストッパ当接部30にかかる衝撃を緩和することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジンルームの開口部等の上部にスイング可能に設けられて、開口部を開閉する車両用開閉体に関する。
車両のエンジンルームやトランクルームには、上部に開口部が形成される。この開口部は、車室側に設けられたヒンジ軸を中心に、開閉体を回転させることで開閉される。
車両用開閉体として、エンジンルーム開閉用フードが知られている(例えば、特許文献1(第3図)参照。)。
特許文献1に示されるエンジンフードは、基体としてのアウタパネルと、このアウタパネルに貼り合わされアウタパネルを補助するインナパネルとからなり、エンジンルームの上部にスイング可能に設けられる。
エンジンルームは、エンジンフード側に向かって突出するストッパを有し、このストッパに向かって突出するストッパ当接部が、インナパネルの先端に設けられる。ストッパ当接部がストッパに当接することで、エンジンフードを閉じた際のインナパネルに加わる衝撃を和らげることができる。
ところで、エンジンフードを閉じた状態では、ストッパ当接部がストッパに当接している。ストッパ当接部がストッパに当接した状態で、車体下部から上部に向かって衝撃が加わることがある。衝撃は、ストッパを介してストッパ当接部に加わる。
ストッパ当接部にかかる衝撃を緩和することができる技術の提供が望まれる。
実公平7−2367号公報
本発明は、ストッパ当接部にかかる衝撃を緩和することができる技術の提供を課題とする。
請求項1に係る発明は、車体に形成されている開口部を開閉する車両用開閉体であって、
開口部を閉じるためのアウタパネルと、このアウタパネルを補強するべくアウタパネルに重ねられて一体化されたインナパネルとからなり、
このインナパネルは、
アウタパネルの裏面に沿って延びている平面部と、
この平面部を補強するように平面部に形成された、ビード状のビード部と、
開口部を閉じたときに、車体に有しているストッパに当接するように、平面部から開口部へ向かって膨出したストッパ当接部と、からなり、
ビード部は、一端がストッパ当接部に向かって延びることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、ビード部は、少なくとも第1ビード部と第2ビード部とからなり、
これらの第1及び第2ビード部の、それぞれの延長線同士が交差する位置に、ストッパ当接部が設けられていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、延長線同士が交差する交差角は、鋭角であり、
第1ビード部の一端と、第2ビード部の一端とを接続する接続部は、湾曲形状に形成されることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、第1ビード部の一端は、ストッパ当接部まで延ばされ、
接続部は、第2ビード部の一端から第1ビード部の一端に向かって拡大するように形成されることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、拡大するように形成された接続部に、インナパネルの組立作業に使用する組立作業孔が設けられることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、平面部に開口状の窓部が設けられ、
この窓部の周縁部に沿ってビード部が設けられることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、平面部に開口状の窓部が設けられ、
この窓部の周縁部に沿って、第1ビード部及び第2ビード部が設けられ、
周縁部は、アウタパネルに当接される当接部と、接続部近傍でアウタパネルから離れる方向に突出する突出部とからなることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、ストッパ当接部は、平面部から開口部に向かって延ばされる突出壁部と、この突出壁部の先端からストッパの当接面に沿う方向に向かって延ばされると共にストッパの当接面に当接する座面とを備え、
ビード部は、平面部から開口部に向かって突出すると共に、一端が突出壁まで延びていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ストッパ当接部に向かって溝形状のビード部が延ばされる。ビード部がストッパ当接部に向かって延ばされるため、ストッパからストッパ当接部に伝わる衝撃は、ストッパ当接部からビード部に分散する。衝撃を分散することで、ストッパ当接部にかかる衝撃を緩和することができる。
請求項2に係る発明では、第1及び第2ビード部の、それぞれの延長線同士が交差する位置に、ストッパ当接部が設けられている。第1及び第2ビード部近傍の剛性の高い部位にストッパ当接部を設ける。剛性の高い部位にストッパ当接部を設けることで、ストッパ当接部の変形を防止することができる。
請求項3に係る発明では、第1ビード部の一端と、第2ビード部の一端とを接続する接続部は、湾曲形状に形成される。接続部が湾曲形状に形成されることで、アウタパネル側から開閉体に被衝突物が衝突した場合に、衝突によってインナパネルが受ける衝撃は湾曲形状に沿って分散される。インナパネルが衝撃を分散させることで、被衝突物が受ける衝撃を和らげることができる。
請求項4に係る発明では、第1ビード部の一端のみをストッパ当接部まで延ばす。ストッパ当接部周縁のスペースは限られている。スペースが限られているため、複数のビード部をストッパ当接部まで延ばすことは困難である。第1ビード部の一端のみをストッパ当接部まで延ばし、第2ビード部の一端を接続部に繋げることで、ストッパ当接部近傍の強度を保ちつつ、成形が容易なインナパネルとすることができる。
請求項5に係る発明では、接続部に組立作業孔が設けられる。剛性の高い接続部に組立作業孔が設けられるため、組立作業時におけるインナパネルの変形を防止することができる。
加えて、第1ビード部に向かって拡大するように形成された接続部に組立作業孔が設けられる。拡大され広い領域を有する接続部に組立作業孔を設けるため、任意の大きさに組立作業孔を設けることができる。
請求項6に係る発明では、平面部に開口状の窓部が設けられる。窓部を設けることでインナパネルの軽量化を図ることができる。加えて、窓部の周縁部に沿ってビード部が設けられる。窓部を開けることで低下した剛性を高めることができる。即ち、インナパネルの軽量化を図りつつ、高い剛性を確保することができる。
請求項7に係る発明では、接続部近傍でアウタパネルから離れる方向に突出する突出部を設けた。剛性の高い接続部近傍に突出部を設け、アウタパネルからインナパネルを離す。アウタパネル側から被衝突物が衝突した場合に、剛性の高い接続部近傍をアウタパネルから離すことで、確実にアウタパネルを変形させることができる。アウタパネルを変形させることで、被衝突物の衝突により発生する衝撃を吸収する。被衝突物が受ける衝撃を和らげることができる。
請求項8に係る発明では、ストッパ当接部は、平面部から開口部に向かって延ばされ、ビード部も、平面部から開口部に向かって突出する。即ち、ストッパ当接部とビード部とを同じ方向に向かって突出させる。同じ方向に向かって突出させるため、成形が容易である。
本発明に係る車両用開閉体を取付けた車両の正面図である。 図1に示されたインナパネルの斜視図である。 図2の要部拡大図である。 図2に示された第1ビード部、第2ビード部及び接続部を説明する図である。 図2の5−5線断面図である。 図2の6−6線断面図である。 図3に示されたインナパネルが衝撃を受けた状態の作用説明図である。 図3に示されたインナパネルの組立て作業における作用説明図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1は、車両用開閉体としてのエンジンフード20を開けた状態で車体を正面から見た図であり、図2は、エンジンフード20を閉じた状態でインナパネル22を平面から透視した図であり、図3は、図2の要部拡大図である。
車体10は、上部に開口部11を有するエンジンルーム12が前部に設けられ、このエンジンルーム12にエンジン13が収納される。
エンジンルーム12の開口部11の前部に、エンジンフード20をロックするためのロック機構14が設けられ、このロック機構14の近傍に、上方に向かって突出しエンジンフード20に当接することでエンジンフード20を支持するストッパ15が複数設けられる。
16、16は前輪、17、17は前照灯である。
エンジンフード20は、エンジンルーム12の開口部11を開閉するための、前開き式の部材であり、鋼板や軽量合金等の金属製板材からなる。
エンジンフード20は、外板となるアウタパネル21と、このアウタパネル21を補強するためにアウタパネル21の裏面の全体にわたって接合されるインナパネル22とからなる。インナパネル22の車室側端部にヒンジ23、23が設けられることで、エンジンフード20は開閉可能に取付けられる。
インナパネル22の先端にフードストライカ25が設けられ、このフードストライカ25がエンジンルーム12の前部に設けられるラッチ26に嵌合する。即ち、ロック機構14は、フードストライカ25と、ラッチ26とからなる。
インナパネル22は、一般面としての平面部27に開口状の窓部28が複数設けられると共に、エンジンルーム12の開口部11に向かって、複数のストッパ当接部30が膨出される。ストッパ当接部30は、エンジンフード20を閉じた際にストッパ15に当接する。
窓部28の周縁部32に沿って、第1ビード部33、33及び第2ビード部34、34が形成され、平面部27の車幅方向にわたって、屈曲部35が延ばされる。第1、第2ビード部33、34は、平面部27を補強し、屈曲部35は、車体10が被衝突物に正面から衝突した場合に。折曲がることで衝突による衝撃を吸収する。
屈曲部35の一部から、開口部11側へ膨出させるようにしてストッパ当接部30、30は設けられ、これらのストッパ当接部30、30に向かって第1ビード部33、33及び第2ビード部34、34の一端33a、33a、34a、34aが延ばされる。
窓部28を設けることでインナパネル22の軽量化を図ることができる。加えて、窓部28の周縁部32に沿ってビード部33、34が設けられる。窓部28を開けることで低下した剛性を高めることができる。即ち、インナパネル22の軽量化を図りつつ、高い剛性を確保することができる。
窓部28の周縁部32は、アウタパネル21に当接される当接部37と、アウタパネル21から離れる方向(図3、下側)に向かって突出する突出部38とを備える。
屈曲部35の前方に、インナパネル22の先端部41をエンジンルーム側に向かって凹ませ、フードストライカ25が取付けられるストライカ取付部42が設けられる。
フードストライカ25は、ストライカスティフナ43を介してストライカ取付部42に取付けられる。
ストライカ取付部42は、インナパネル22の先端部41の一部をエンジンルーム12側に向かって凹ませて設けられる。凹ませて設けることで、剛性の高いストライカ取付部42を屈曲部35よりも低い位置に設ける。即ち、ストライカ取付部42と屈曲部35とを異なる高さに設ける。
車体10が被衝突物に正面から衝突した場合に、衝突で生じる衝撃は、屈曲部35が折れ曲がることで吸収される。剛性の高いストライカ取付部42を屈曲部35と異なる高さに設けることで、車体の正面衝突時に確実に屈曲部35を曲げることができる。
ストライカ取付部42の後部から車体後方に向かって、アウタパネル21を補強する補強部材40が設けられる。
第1ビード部33と第2ビード部34の詳細を次図で説明する。
図4は、第1ビード部33と第2ビード部34との関係を説明する図である。
図4(a)に示すように、第1ビード部33は、一端33aがストッパ当接部30に到達するよう延ばされ、第2ビード部34は、一端34aが接続部50に接続される。接続部50は、第2ビード部34の一端34aから第1ビード部33の一端33aに向かって拡大するよう形成される。
(b)に示すように、一端34aに接続部50が形成された第2ビード部34を、ストッパ当接部30及び第1ビード部33の一端33aに接続するようにして、第1、第2ビード部33、34、接続部50、ストッパ当接部30は、一体的に形成されている。
第1及び第2ビード部34、34の、それぞれの延長線L1、L2同士が交差する位置に、ストッパ当接部30は設けられ、延長線L1、L2同士が交差する交差角θ1は、鋭角である。
さらには、これらの延長線L1、L2同士の交差する位置が、屈曲部(図2、符号35)に重なることが望ましい。
第1及び第2ビード部34、34近傍の剛性の高い部位にストッパ当接部30を設ける。剛性の高い部位にストッパ当接部30を設けることで、ストッパ当接部30の変形を防止することができる。
ストッパ当接部30周縁のスペースは限られている。スペースが限られているため、複数のビード部33、34をストッパ当接部30まで延ばすことは困難である。第1ビード部33の一端33aのみをストッパ当接部30まで延ばし、第2ビード部34の一端34aを接続部50に繋げることで、ストッパ当接部30近傍の強度を保ちつつ、成形が容易なインナパネル22とすることができる。
接続部50は、第2ビード部34の一端34aから拡大するようにして第1ビード部33の一端33aに接続され、第1ビード部33の一端33aから、第2ビード部34の一端34aまでを接続する部位は、湾曲形状に形成される。
図3も合わせて参照し、接続部50近傍に突出部38を設ける。アウタパネル(図1、符号21)に被衝突物が衝突した場合に、剛性の高い接続部50近傍をアウタパネルから離すことで、確実にアウタパネルを変形させることができる。アウタパネルを変形させることで、被衝突物の衝突により発生する衝撃を吸収する。被衝突物が受ける衝撃を和らげることができる。
このような接続部50の略中央にインナパネル22の組立作業に使用する組立作業孔51が設けられる。組立作業孔51の詳細は後述する。
ストッパ当接部30の詳細を次図以降で説明する。
図5は、図2の5−5線断面図であり、図6は、図2の6−6線断面図である。
インナパネル22は、両端22a、22bがアウタパネル21にかしめにより接合される。
ストッパ当接部30は、平面部27から開口部11に向かって延ばされる突出壁部52と、この突出壁部52の先端からストッパ15の当接面53に沿う方向に向かって延ばされると共にストッパ15の当接面53に当接する座面54とを備える。
第2ビード部34は、一端34aが接続部50を介して突出壁部52まで延びている。
さらに、第2ビード部34は、平面部27から開口部11に向かって突出する。底面34bから両側の側壁34c、34cが斜めに立ち上げられることで、第2ビード部34は、断面視カップ形状を呈する。側壁33c、33cの上端は、平面部27に繋がる。
図3に示す、第1ビード部33についても、第2ビード部34と同様である。即ち、平面部27から開口部11に向かって突出すると共に、一端が突出壁部52まで延びている。加えて、底面33bから両側の側壁33c、33cが斜めに立ち上げられる。
ストッパ当接部30は、平面部27から開口部11に向かって延ばされ、ビード部33、34も、平面部27から開口部11に向かって突出する。即ち、ストッパ当接部30とビード部33、34とを同じ方向に向かって突出させる。同じ方向に向かって突出させるため、成形が容易である。
このようなインナパネル22の作用について詳細を次図以降で説明する。
図7は、衝撃を受けたインナパネル22の作用説明図である。
ストッパ(図5、符号15)からストッパ当接部30に向かって、即ち、図面裏側から図面表側に向かって、衝撃Fが加わることがある。ビード部33、34がストッパ当接部30に向かって延ばされ、屈曲部35上にストッパ当接部30が設けられる。ストッパからストッパ当接部30に伝わる衝撃Fは、ストッパ当接部30からビード部33、34及び屈曲部35に分散する。衝撃Fを分散することで、ストッパ当接部30にかかる衝撃を緩和することができる。
また、アウタパネル(図5、符号21)に向かって、上方から被衝突物が衝突することがある。被衝突物が衝突することで、接続部50近傍に矢印(1)で示すような衝撃が加わる。
第1ビード部33の一端33aと、第2ビード部34の一端34aとを接続する接続部50は、湾曲形状50aに形成される。接続部50が湾曲形状50aに形成されることで、アウタパネル側から開閉体に被衝突物が衝突した場合に、衝突によってインナパネル22が受ける衝撃は湾曲形状に沿って分散される。インナパネル22が衝撃を分散させることで、被衝突物が受ける衝撃を和らげることができる。
図8は、組立て作業におけるインナパネル22の作用説明図である。特に、(a)はインナパネル22を運搬装置57で運搬する際の作用説明図、(b)はインナパネル22をアウタパネル21に取付ける際の作用説明図である。
組立作業孔51は、インナパネル22を運搬する際に、運搬装置57のハンガー58が掛けられたり、インナパネル22をアウタパネル21に取付ける際に、インナパネル22を押さえるための治具59が通される。即ち、インナパネル22の組立作業に用いるための作業用の孔である。
図3も参照して、接続部50に組立作業孔51が設けられる。剛性の高い接続部50に組立作業孔51が設けられるため、組立作業時におけるインナパネル22の変形を防止することができる。
尚、本発明に係る車両用開閉体は、車体前部に設けたエンジンフードを例に説明したが、車体後方のトランクルームを開閉するためのものであってもよく、車体の前後を問わず用いることができる。
本発明の車両用開閉体は、エンジンルームの開口部を開閉するエンジンフードに好適である。
10…車体、11…開口部、15…ストッパ、20…エンジンフード(車両用開閉体)、21…アウタパネル、22…インナパネル、27…平面部、28…窓部、30…ストッパ当接部、32…周縁部、33…第1ビード部(ビード部)、33a…(第1ビード部の)一端、34…第2ビード部(ビード部)、34a…(第2ビード部の)一端、37…当接部、38…突出部、50…接続部、50a…湾曲形状、51…組立作業孔、52…突出壁部、53…当接面、54…座面、L1、L2…延長線。

Claims (8)

  1. 車体に形成されている開口部を開閉する車両用開閉体であって、
    前記開口部を閉じるためのアウタパネルと、このアウタパネルを補強するべくアウタパネルに重ねられて一体化されたインナパネルとからなり、
    このインナパネルは、
    前記アウタパネルの裏面に沿って延びている平面部と、
    この平面部を補強するように前記平面部に形成された、ビード状のビード部と、
    前記開口部を閉じたときに、前記車体に有しているストッパに当接するように、前記平面部から前記開口部へ向かって膨出したストッパ当接部と、からなり、
    前記ビード部は、一端が前記ストッパ当接部に向かって延びることを特徴とする車両用開閉体。
  2. 前記ビード部は、少なくとも第1ビード部と第2ビード部とからなり、
    これらの第1及び第2ビード部の、それぞれの延長線同士が交差する位置に、前記ストッパ当接部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の車両用開閉体。
  3. 前記延長線同士が交差する交差角は、鋭角であり、
    前記第1ビード部の一端と、前記第2ビード部の一端とを接続する接続部は、湾曲形状に形成されることを特徴とする請求項2記載の車両用開閉体。
  4. 前記第1ビード部の一端は、前記ストッパ当接部まで延ばされ、
    前記接続部は、前記第2ビード部の一端から前記第1ビード部の一端に向かって拡大するように形成されることを特徴とする請求項3記載の車両用開閉体。
  5. 前記拡大するように形成された接続部に、前記インナパネルの組立作業に使用する組立作業孔が設けられることを特徴とする請求項4記載の車両用開閉体。
  6. 前記平面部に開口状の窓部が設けられ、
    この窓部の周縁部に沿って前記ビード部が設けられることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項記載の車両用開閉体。
  7. 前記平面部に開口状の窓部が設けられ、
    この窓部の周縁部に沿って、前記第1ビード部及び前記第2ビード部が設けられ、
    前記周縁部は、前記アウタパネルに当接される当接部と、前記接続部近傍で前記アウタパネルから離れる方向に突出する突出部とからなることを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれか1項記載の車両用開閉体。
  8. 前記ストッパ当接部は、前記平面部から前記開口部に向かって延ばされる突出壁部と、この突出壁部の先端から前記ストッパの当接面に沿う方向に向かって延ばされると共に前記ストッパの当接面に当接する座面とを備え、
    前記ビード部は、前記平面部から前記開口部に向かって突出すると共に、一端が前記突出壁まで延びていることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項記載の車両用開閉体。
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