JP4936698B2 - パワーアンプシステム - Google Patents

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Description

本発明は、パワーアンプシステムに係り、特にGNDオープン地絡保護機能を有したパワーアンプシステムに関するもので、例えばカーオーディオセットに使用されるものである。
図5は、カーオーディオセットに搭載されるパワーアンプシステムの従来例を示す。図5中のパワーアンプIC50は、外部端子として、電源端子(Vcc端子)11、接地端子(GND端子)12、出力端子13、リップル端子14などが設けられている。パワーアンプIC50の電源端子11と接地端子12の間には、外部の直流電源(バッテリー)21が接続されるとともに、パワーアンプIC50を起動するための外部の電源ICやマイコン等を含む制御用IC22が接続されている。そして、パワーアンプIC50のリップル端子14には、バイアス電圧平滑用のリップルフィルタ用コンデンサ23が外付け接続され、出力端子13にはスピーカ(図示せず)が接続されて使用される。制御用IC22から出力する制御信号はバイアス回路19に入力される。
パワーアンプIC50において、電源端子11と出力端子13との間にはPMOS型のプッシュ側出力トランジスタPTが接続され、出力端子13と接地端子12との間にはNMOS型のプル側出力トランジスタNTが接続され、これらのMOS型の出力トランジスタはプッシュプル型のパワーアンプ回路16を構成している。このパワーアンプ回路16のプッシュプル出力ノードは、出力端子13に接続されている。ここで、Dは接地電位側に接続されたプル側出力トランジスタNTのドレイン・ソース間に存在する寄生ダイオードである。
負電位検出回路17は、パワーアンプ回路16の出力電位が負電位になったことを検出するものであり、負電位検出出力ノードがゲートインピーダンス制御回路52に接続されている。
バイアス回路19は、前記制御用IC22から出力される制御信号により起動制御され、パワーアンプ回路16のドライバ回路16aにバイアス電圧を供給することによってパワーアンプ回路16を動作可能にするものであり、バイアス電圧出力ノードはドライバ回路16aおよびリップル端子14に接続されている。
ゲートインピーダンス制御回路52は、電源側に接続されたプッシュ側出力トランジスタPTのゲート・ソース間に接続され、負電位検出回路17により制御される。
このようなパワーアンプシステムを例えば通常のユーザーがカーオーディオセットに搭載する際、パワーアンプIC50とバッテリー21との配線の接続を誤り易く、例えばバッテリー21の接地端子側をパワーアンプIC50の出力端子13に誤接続してしまい、パワーアンプIC50の接地端子12がバッテリー21の接地端子に接続されないでオープン状態(GNDオープン地絡状態)になる場合がある。この場合、制御用IC22の接地端子もバッテリー21の接地端子に接続されていない状況である。
このような誤接続状態の時は、一見すると、制御用IC22やパワーアンプIC50は、接地端子側がオープンであるので起動しないように思われるが、パワーアンプIC50の接地端子12→寄生ダイオードD→出力端子13を経由して動作電流が流れるので、制御用IC22は正常に起動してしまう。つまり、制御用IC22は、誤接続されていることを検知することなく、パワーアンプIC50を起動するための制御信号を送信することになる。したがって、誤接続されているにも拘らず、パワーアンプIC50のバイアス回路19が起動してしまう。
これと同時に、パワーアンプIC50の出力端子13が負電位になっていることを負電位検出回路17が検知し、この検知出力によりゲートインピーダンス制御回路52が動作する。この際、前述したようにバイアス回路19が動作しているので、ゲートインピーダンス制御回路52の動作状況に応じてプッシュ側出力トランジスタPTを保護できるかどうかが分かれる。
例えば、ゲートインピーダンス制御回路52の感度を高く設定してゲートインピーダンスを極小に抑えた場合は、プッシュ側出力トランジスタPTは破壊すること無く保護可能である。しかし、ゲートインピーダンス制御回路52の感度を高く設定すると、パワーアンプIC50が電源に対して正常に接続された状態でスピーカ(図示せず)を駆動している最中に、スピーカの逆起電力によって負電位検出回路17が誤動作する場合が生じ、プッシュ側出力トランジスタPTをカットオフさせてしまうことにつながり、音質を損ねかねない。
上記とは逆にゲートインピーダンス制御回路52の感度を低く設定してゲートインピーダンスを大きくした場合は、前述したような誤接続状態においてバイアス回路19が起動し、負電位検出回路17によりゲートインピーダンス制御回路52が動作した時に、プッシュ側出力トランジスタPTを十分に保護することができない。
したがって、従来例の回路においては、パワーアンプIC50の正常接続状態時の音質確保およびGNDオープン地絡状態時のプッシュ側出力トランジスタPTの保護強度の両立を達成するためには、ゲートインピーダンス制御回路52および負電位検出回路17の設定を注意深く行わなければならず、チップ内素子の製造プロセスに依存するばらつきに対する設計マージンが極めて低いものであった。
なお、特許文献1の「音声電力増幅装置の地絡保護装置」には、音声電力増幅回路ユニットに印加される電源部からの印加電源電圧とユニット接地端子との間の電圧を電圧検出部で検出し、検出結果に基づいて適正と判定された時にスイッチ回路をオン制御し、電力増幅回路ユニットの回路が接地短絡と判定された時にオフ制御するスイッチ駆動信号を生成する制御部とを具備することが開示されている。
また、特許文献2の「電力増幅器」には、終段が直流バイアスを伴ったプッシュプル構成のパワートランジスタ回路により構成され、かつスピーカ駆動出力端が地絡した時にはパワートランジスタの直流バイアスを遮断して過電流通電を阻止する地絡破壊保護回路を内蔵することが開示されている。
特開2004−112019号公報 特開2001−7659号公報
本発明は前記した従来の問題点を解決すべくなされたもので、パワーアンプICがGNDオープン地絡状態に誤接続された状態の時、パワーアンプシステム制御用マイコン等がパワーアンプICに起動用の制御信号を送った場合でも、パワーアンプICの出力信号の音質を損ねることなく、プッシュ側出力トランジスタを破壊しないように確実に保護し得るパワーアンプシステムを提供することを目的とする。
本発明のパワーアンプシステムは、電源端子、接地端子、出力端子、リップル端子および外部から起動用の制御信号が入力する制御端子と、前記電源端子と前記接地端子との間にそれぞれMOSトランジスタからなるプッシュ側出力トランジスタおよびプル側出力トランジスタが接続され、プッシュプル出力ノードが前記出力端子に接続されたパワーアンプ回路と、前記出力端子が負電位になったことを検出する負電位検出回路と、リップルフィルタを構成する抵抗の端部が前記リップル端子に接続され、前記パワーアンプ回路に所定のパワーアンプバイアス電圧を供給するバイアス回路と、前記制御端子の入力および前記負電位検出回路の出力により、誤接続時の起動時、前記バイアス回路の起動を阻止し、正常接続時の起動後、前記制御端子の入力および前記リップル端子の電位により、前記バイアス回路の動作を維持するバイアス起動回路とを有するパワーアンプ集積回路装置と、前記パワーアンプ集積回路装置のリップル端子に外付け接続された前記リップルフィルタ用のコンデンサとを具備することを特徴とする。
本発明のパワーアンプシステムによれば、例えばカーオーディオセットに搭載した際の誤接続モードの一種であるGNDオープン地絡状態において、パワーアンプシステム制御用マイコン等がパワーアンプICに起動用の制御信号を送った場合でも、パワーアンプICの出力信号の音質を損ねることなく、プッシュ側出力トランジスタを破壊しないように確実に保護することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。この説明に際して、全図にわたり共通する部分には共通する参照符号を付す。
<第1の実施形態>
図1は、本発明のパワーアンプシステムの第1の実施形態を示すブロック図である。図1中のパワーアンプIC10は、外部端子として、電源端子(Vcc端子)11、接地端子(GND端子)12、出力端子13、リップル端子14、制御端子15などが設けられている。パワーアンプIC10の電源端子11と接地端子12の間には、外部の直流電源(バッテリー)21が接続されるとともに、外部の電源ICやマイコン等を含む制御用IC22が接続される。そして、パワーアンプIC10のリップル端子14には、バイアス電圧平滑用のリップルフィルタ用コンデンサ23が外付け接続され、出力端子13にはスピーカ(図示せず)が接続されて使用される。パワーアンプIC10の制御端子15には、バッテリー21を動作電源とする外部の制御用IC22から出力する制御信号が入力される。
パワーアンプIC10において、電源端子11と出力端子13との間にはPMOS型のプッシュ側出力トランジスタPTが接続され、出力端子13と接地端子12との間にはNMOS型のプル側出力トランジスタNTが接続され、これらのMOS型の出力トランジスタはプッシュプル型のパワーアンプ回路16を構成している。このパワーアンプ回路16のプッシュプル出力ノードは、出力端子13に接続されている。ここで、Dは接地電位側に接続されたプル側出力トランジスタNTのドレイン・ソース間に存在する寄生ダイオードである。
負電位検出回路17は、パワーアンプ回路16の出力電位が負電位になったことを検出するものであり、負電位検出出力ノードはバイアス起動回路18に接続されている。
バイアス起動回路18は、制御端子15から入力する制御信号および負電位検出回路17の出力(負電位検出信号)ならびに後述するリップル端子の電位により制御され、後述するバイアス回路19の起動をバイアス起動信号により制御する。この場合、これらの制御信号、負電位検出信号、リップル電位検出信号の論理レベル(活性レベル/非活性レベル)およびその変化順序の組み合わせに応じて、バイアス起動信号の生成が制御されるように構成されている。
バイアス回路19は、バイアス起動回路18から出力されるバイアス起動回路制御信号により起動制御され、パワーアンプ回路16のドライバ回路16aにバイアス電圧を供給することによってパワーアンプ回路16を動作可能にする。バイアス電圧出力ノードはドライバ回路16aおよびリップル端子14に接続されている。
リップル端子電位検出回路20は、リップル端子14の電位を検出するものであるが、リップル端子の電位をそのまま利用する場合には省略可能である。
このようなパワーアンプシステムを例えば通常のユーザーがカーオーディオセットに搭載する際、パワーアンプIC10とバッテリー21との配線の接続を誤り易く、例えばバッテリー21の接地端子側をパワーアンプIC10の出力端子13に誤接続してしまい、パワーアンプIC10の接地端子12がバッテリー21の接地端子に接続されないでオープン状態(GNDオープン地絡状態)になる場合がある。この場合、制御用IC22等の接地端子もバッテリー21の接地端子に接続されていない状況である。
このような誤接続状態の時は、一見すると、制御用IC22やパワーアンプIC10は、接地端子側がオープンであるので起動しないように思われるが、パワーアンプIC10の接地端子12→寄生ダイオードD→出力端子13を経由して動作電流が流れるので、制御用IC22は正常に起動してしまう。つまり、制御用IC22は、誤接続されていることを検知することなく、パワーアンプIC10を起動するための活性レベルの制御信号をパワーアンプIC10の制御端子15に送信することになり、この制御信号はバイアス起動回路18に入力される。これと同時に、パワーアンプIC10の出力端子13が負電位になっていることを負電位検出回路17が検知し、活性レベルの負電位検出信号もバイアス起動回路18に入力される。
このようにバイアス起動回路18に活性レベルの制御信号と活性レベルの負電位検出信号が入力されても、負電位検出信号入力を無効として扱い、バイアス起動信号をオフとする(バイアス回路19を起動させない)。したがって、パワーアンプIC10は、バイアス電圧が供給されずに、オフした状態のままとなる。この場合、プッシュ側出力トランジスタPTを見れば、ドレイン・ソース間電圧がほぼバッテリー21の電圧になっており、バイアス回路19を起動させないので、プッシュ側出力トランジスタPTが破壊されることを確実に防ぐことが可能になる。
一方、パワーアンプIC10が電源に対して正常に接続された状態の時には、バイアス起動回路18には活性レベルの制御信号が入力されており、バイアス起動信号がオンであり、バイアス回路19は動作している。また、リップル端子14の電位が所定値以上に立ち上がった場合には、リップル端子電位が活性レベルの信号としてバイアス起動回路18に入力されている。この後、スピーカを駆動している最中にスピーカの逆起電力により負電位検出回路17が誤動作し、活性レベルの負電位検出信号がバイアス起動回路18に入力されたとしても、バイアス起動信号はオフしないように設定しているので、プッシュ側出力トランジスタPTをカットオフさせることなく、音質を損ねることも無い。
なお、制御用IC22から出力する制御信号が非活性レベルの時は、パワーアンプIC10のバイアス起動回路18はオフであり、バイアス起動信号はオフである。
以上の動作を纏めて次表に示す。
Figure 0004936698
<負電位検出回路の第1の具体例>
図2は、図1中の負電位検出回路17の第1の具体例を示す。この負電位検出回路は、NPN型の検出用トランジスタQ1と、このトランジスタQ1のベースとパワーアンプIC10の接地端子(GND端子)12の間に接続された抵抗R1と、上記トランジスタQ1のエミッタとパワーアンプIC10の出力端子(Out端子)13の間に接続された抵抗R2と、上記トランジスタQ1のコレクタとパワーアンプIC10の電源端子11の間に接続された抵抗R3とからなり、上記トランジスタQ1のコレクタが検出出力ノードAとなっている。
いま、パワーアンプIC10が電源に対して正常に接続されている場合は、出力端子13の電位がGNDより高くなり、検出用トランジスタQ1のベースに電流が流れないので、検出出力ノードAは“H”レベルとなり、非検出状態である。
これに対して、パワーアンプIC10が電源に対して誤接続されている場合は、出力端子13の電位がGNDより低くなる。この場合、検出用トランジスタQ1のベース・エミッタ間に順方向電圧VBEが発生すれば、検出用トランジスタQ1のベースに電流が流れるので、検出用トランジスタQ1がオン動作し、検出出力ノードAは“L”レベルとなり、検出状態となる。
なお、抵抗R1、R2は、その値を適宜設定することが可能であり、前述した誤接続状態の時に接地端子12から出力端子13までの電流パスができた場合のサージ入力等に対する破壊耐量を向上させる目的で挿入している。なお、抵抗R1、R2のいずれか一方が無くても良い。また、検出用トランジスタQ1のエミッタバック耐圧が低い場合には、図中の点線で示すように、検出用トランジスタQ1のベース・エミッタ接合と並列にベース・エミッタ接合(ダイオード)とは逆方向のPN接合素子を挿入しても良い。
<負電位検出回路の第2の具体例>
図3は、図1中の負電位検出回路17の第2の具体例を示す。この負電位検出回路において、NPN型の接地電位検出用トランジスタQ1のベースが基準電位Vrefに接続され、コレクタと電源ノードとの間に抵抗R1が接続され、エミッタと接地電位GNDとの間に抵抗R3が接続されている。
NPN型の出力電位検知用トランジスタQ2のベースが前記基準電位Vrefに接続され、コレクタと電源ノードとの間に抵抗R2が接続され、エミッタとパワーアンプIC10の出力端子13との間に抵抗R4が接続されている。
そして、接地電位検出用トランジスタQ1のコレクタと出力電位検知用トランジスタQ2のコレクタは電圧コンパレータCPの2つの入力ノードに対応して接続されており、このコンパレータCPの出力ノードが検出出力ノードAとなり、図1中のバイアス起動回路18に接続されている。
いま、パワーアンプIC10が電源に対して正常に接続されている場合は、出力端子13の電位が接地電位と同電位、もしくは、それより高くなる。この場合、抵抗R2の電圧降下が抵抗R1の電圧降下よりも小さくなるように、抵抗R1、R2、R3、R4の抵抗比を設定しておけば、コンパレータCPの出力ノードAは“L”レベル状態(非検出状態)である。
これに対して、パワーアンプIC10が電源に対して誤接続されている場合は、パワーアンプIC10の出力端子13の電位が接地電位より低くなる。この場合、抵抗R2の電圧降下が抵抗R1の電圧降下よりも大きくなるように、抵抗R1、R2、R3、R4の抵抗比を設定しておけば、コンパレータCPの出力ノードAは“H”レベル状態(検出状態)である。
なお、抵抗R4は、出力端子13のサージ入力等に対する破壊耐量を向上させるようにその値を適宜設定する必要ある。また、出力電位検知用トランジスタQ2のエミッタバック耐圧が低い場合には、図中の点線で示すように、出力電位検出用トランジスタQ2のベース・エミッタ接合と並列にベース・エミッタ接合(ダイオード)とは逆方向のPN接合素子を挿入しても良い。
<バイアス起動回路の具体例>
図4は、図1中のバイアス起動回路18、バイアス回路19およびリップル端子電位検出回路20の具体例を示す。バイアス起動回路18において、負電位検出信号が入力される負電位検出ノードAは抵抗R2、R3を直列に介して接地電位GNDに接続されており、抵抗R2、R3の直列接続ノードは抵抗R4を介してNPN型のトランジスタQ2のベースに接続されている。このトランジスタQ2のエミッタは接地電位に接続され、コレクタはダイオードD1、D2が直列に接続されたダイオードスタック回路を介して接地電位に接続されており、また、NPN型のトランジスタQ4のベースに接続されるとともに抵抗R5を介してNPN型のトランジスタQ3のエミッタに接続されている。このトランジスタQ3は、コレクタが電源(Vcc)ノードに接続され、ベースが制御端子15に接続されている。トランジスタQ4は、エミッタが抵抗R7を介して接地電位に接続され、コレクタが抵抗R6を介して電源ノードに接続されている。
バイアス回路19において、NMOS型のトランジスタM1は、ゲートがバイアス起動回路18のトランジスタQ4のコレクタに接続され、ドレインが電源ノードに接続され、ソースがNPN型のトランジスタQ5のベースに接続されるとともに、抵抗R8を介してトランジスタQ5のエミッタに接続されている。このトランジスタQ5は、コレクタが電源ノードに接続され、エミッタが抵抗R9、R10、ダイオードD3を直列に介して接地電位に接続されている。
上記抵抗R9、R10の直列接続ノードは、リップル端子電位検出回路20の抵抗R11を介してリップル端子14に接続されている。ここで、上記抵抗R11およびリップル端子14に外付け接続されているコンデンサ23は、リップルフィルタを構成している。リップル端子電位検出回路20において、NPN型のトランジスタQ6は、ベースがリップル端子14に接続され、コレクタが電源ノードに接続され、エミッタが抵抗R12、R13を直列に介して接地電位に接続されている。上記抵抗R12、R13の直列接続ノードは、バイアス起動回路18の抵抗R1を介してNPN型のトランジスタQ1のベースに接続されている。このトランジスタQ1のエミッタは接地電位に接続され、コレクタは抵抗R2、R3の直列接続ノードに接続されている。
バイアス回路19において、NPN型のトランジスタQ7は、コレクタが電源ノードに接続され、ベースがトランジスタQ6のベースに接続され、エミッタは抵抗R14およびダイオードD4、D5が直列に接続されたダイオードスタック回路を介して接地電位に接続されている。上記抵抗R14およびダイオードD4の直列接続ノードは、NPN型のトランジスタQ8のベースに接続されている。このトランジスタQ8は、エミッタが抵抗R15を介して接地電位に接続され、コレクタがパワーアンプバイアスノードBとなってパワーアンプドライバ回路16aに接続されている。
(初期状態)
初期状態では、制御端子15が非活性レベル(“L”)であり、トランジスタQ3,Q4がオフ状態であり、トランジスタM1およびQ5もオフ状態であり、リップルフィルタ用のコンデンサ23は充電されていない状態である。よって、トランジスタQ6、Q7もオフ状態であり、トランジスタQ8にはパワーアンプバイアス電流が流れていない。
(起動時)
この後、制御端子15にマイコン等から活性レベル(“H”)が与えられた時の動作を説明する。制御端子15が“H”レベルになった瞬間は、リップルフィルタ用のコンデンサ23は充電されていないので、トランジスタQ6はオフ状態のままであり、この状態ではトランジスタQ1もオフ状態になるように抵抗R12、R13の値を設定している。
このように制御端子15が活性レベル(“H”)であると、トランジスタQ3がオン状態になる。この時、負電位検出信号が活性レベル(“H”)であれば、トランジスタQ2がオン状態になり、トランジスタQ3がオン状態になっていてもトランジスタQ4をオフ状態にすることができる。このような起動防止動作によって、GNDオープン地絡状態において制御端子15が“H”レベルになっても、トランジスタQ8にパワーアンプバイアス電流が流れることは無いので、パワーアンプ回路16を確実に保護することが可能となる。
(正常な動作状態における誤動作の防止)
パワーアンプIC10が電源に対して正常に接続されている状態の時、制御端子15が活性レベル(“H”)、負電位検出信号が活性レベル(“L”)である場合は、トランジスタQ2はオフ状態であるが、トランジスタQ3、Q4はオン状態、トランジスタM1およびQ5もオン状態であるので、リップルフィルタ用のコンデンサ23が充電され、トランジスタQ8にパワーアンプバイアス電流が流れる。パワーアンプバイアス状態に移行した後は、トランジスタQ6、Q1がオン状態であるので、負電位検出信号が活性レベル(“H”)になっても、トランジスタQ2がオンすることは無く、バイアス回路19の動作を妨げない。よって、パワーアンプ回路16の出力によりスピーカを駆動している最中にスピーカの逆起電力により負電位検出回路17が誤動作する場合があっても、パワーアンプ回路16の動作をカットオフさせることなく、音質を損ねることも無い。したがって、負電位検出回路17、バイアス起動回路18を設計し易いシンプルな構成でありながら、パワーアンプシステムの音質およびGNDオープン地絡強度の両立を実現することが可能となる。
本発明のパワーアンプシステムの第1の実施形態を示すブロック図。 図1中の負電位検出回路の第1の具体例を示す回路図。 図1中の負電位検出回路の第2の具体例を示す回路図。 図1中のバイアス起動回路、バイアス回路およびバイアス回路の具体例を示す回路図。 カーオーディオセットに搭載されるパワーアンプシステムの従来例を示すブロック図。
符号の説明
10…パワーアンプIC、11…電源端子、12…接地端子、13…出力端子13…リップル端子、15…制御端子、16…プッシュプル型パワーアンプ回路、16a…ドライバ回路、17…負電位検出回路、18…バイアス起動回路、19…バイアス回路、20…リップル端子電位検出回路、21…バッテリー、22…制御用IC、23…リップルフィルタ用コンデンサ、PT…プッシュ側出力トランジスタ、NT…プル側出力トランジスタ、D…ダイオード。

Claims (4)

  1. 電源端子、接地端子、出力端子、リップル端子および外部から起動用の制御信号が入力する制御端子と、
    前記電源端子と前記接地端子との間にそれぞれMOSトランジスタからなるプッシュ側出力トランジスタおよびプル側出力トランジスタが接続され、プッシュプル出力ノードが前記出力端子に接続されたパワーアンプ回路と、
    前記出力端子が負電位になったことを検出する負電位検出回路と、
    リップルフィルタを構成する抵抗の端部が前記リップル端子に接続され、前記パワーアンプ回路に所定のパワーアンプバイアス電圧を供給するバイアス回路と、
    前記制御端子の入力および前記負電位検出回路の出力により、誤接続時の起動時、前記バイアス回路の起動を阻止し、正常接続時の起動後、前記制御端子の入力および前記リップル端子の電位により、前記バイアス回路の動作を維持するバイアス起動回路
    とを有するパワーアンプ集積回路装置と、
    前記パワーアンプ集積回路装置のリップル端子に外付け接続された前記リップルフィルタ用のコンデンサ
    とを具備することを特徴とするパワーアンプシステム。
  2. 前記プル側出力トランジスタのドレイン・ソース間に寄生ダイオードが存在することを特徴とする請求項1に記載のパワーアンプシステム。
  3. 前記バイアス起動回路は、
    初期状態において、前記制御端子の非活性状態の論理レベルに基づいてパワーアンプバイアス電流が流れない状態になり、この後、前記出力端子が外部直流電源の接地電位に接続されるとともに前記接地端子が開放状態になったGNDオープン地絡状態の時に前記制御端子が活性状態の論理レベルになっても、前記負電位検出回路から入力する負電位検出信号が活性状態の論理レベルになることで、前記パワーアンプバイアス電流が流れない状態を維持してパワーアンプの起動を防止する手段と、
    前記パワーアンプ回路の正常動作状態において、前記負電位検出回路から入力する負電位検出信号が非活性状態の論理レベルである場合は前記パワーアンプバイアス電流が流れる状態に移行し、この後は負電位検出信号が活性状態の論理レベルになってもリップル端子の電位が活性状態である場合、前記パワーアンプバイアス電流が流れる状態を維持する手段
    とを具備することを特徴とした請求項1または2に記載のパワーアンプシステム。
  4. 前記パワーアンプシステムは、カーオーディオセットに使用され、前記パワーアンプ集積回路装置の電源端子にはバッテリーが接続され、前記パワーアンプ集積回路装置の出力端子にはスピーカが接続され、前記パワーアンプ集積回路装置の制御端子には前記バッテリーを動作電源とする外部の制御用集積回路装置から制御信号が入力することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のパワーアンプシステム。
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