JP3099571B2 - パワ−用半導体装置 - Google Patents
パワ−用半導体装置Info
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Description
FETをブリッジに接続し、これを交互にオンさせて誘
導負荷を駆動制御する場合に用いられるパワ−用半導体
装置に関する。
て、「電子技術」(1992年5月号、第20ペ−ジ図
15、 社発行)に示されているように、4個のパ
ワ−MOSFETをブリッジ接続し誘導負荷を2組に分
けたパワ−M0SFETを交互にオン、オフして駆動す
るように構成したものがある。これを図7に示すと、電
源Vccと接地間にパワ−MOSFET1と2が直列に
接続され,同様に電源Vccと接地間にパワ−MOSF
ET3と4が直列に接続され,パワ−MOSFET1と
2との接続点と、パワ−MOSFET3と4の接続点と
の間に誘導負荷Lが接続され、ブリッジ回路構成とされ
ている。各パワ−MOSFET1と3、2と4のゲ−ト
には、制御回路からパルス幅変調(以下,PWMとい
う)信号が交互に印加されてこのパワ−MOSFET1
と3、2と4を交互にオン,オフするようにしている。
この誘導負荷Lとしては、ステップモ−タ、車両のウイ
ンド用モ−タ,ワイパ用モ−タ,電動パワ−ステアリン
グ用モ−タなどが該当する。このような誘導負荷Lを使
用した場合、PWM信号はその回転数制御を行うことに
なる。
ドレインとソ−ス間には寄生ダイオ−ドD1〜D4が等
価的に並列に接続されるように寄生する。そして、図8
のパワ−MOSFET2の断面図に示すように、パワ−
MOSFET2には、寄生ダイオ−ドD2の他に、寄生
バイポ−ラトランジスタB2も寄生している。他のパワ
−MOSFETについても同様である。寄生ダイオ−ド
D2はN- のエピタキシヤル層5とP形のウエル層6と
のPN接合部で生じるものであり、寄生バイポ−ラトラ
ンジスタB2はエピタキシヤル層5と、ウエル層6と、
ソ−スとなるN+ の拡散層7とにより生じるものであ
る。 なお、図中の8はパワ−MOSFETのチャンネ
ルに面して配置されたゲートである。
のPWM信号をパワ−MOSFET1と3のゲ−トに加
えることにより、パワ−MOSFET1と3がオン状態
になって電流I1が電源Vcc−パワ−MOSFET1
−誘導負荷L−パワ−MOSFET3−接地の経路で流
れたとする。次に、パワ−MOSFET1をタ−ンオフ
すると、誘導負荷Lに逆起電力が発生して、誘導負荷L
の一端Aの電位が接地より低くなり、一端Aの電位が負
に転じると、パワ−MOSFET2の寄生ダイオ−ドD
2が順方向にバイアスされる。 その結果、貫流電流I
2が接地−寄生ダイオ−ドD2−誘導負荷L−パワ−M
OSFET3−接地の経路で流れる。
タ−ンオンする。このとき、寄生ダイオ−ドD2が順方
向のバイアスから急激に逆バイアスされる。これによ
り、逆回復時間の間では、大きなラッシュ電流I3が電
源Vcc−パワ−MOSFET1−寄生ダイオ−ドD2
−接地の経路に流れる。
D2の他にパワ−MOSFET2の寄生バイポ−ラトラ
ンジスタB2のベ−スコレクタ間を流れ、寄生バイポ−
ラトランジスタB2のベ−ス電位を上昇させ、ついに
は、この寄生バイポ−ラトランジスタB2をタ−ンオン
させてしまう。この結果、寄生バイポ−ラトランジスタ
B2のタ−ンオンによって電流がパワ−MOSFET2
に集中し、局所的な発熱によってパワ−MOSFET2
が破壊されることになるという問題がある。したがって
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、交互に誘導
負荷を駆動している二つのパワ−MOSFETのうちの
一方が誘導負荷の駆動状態から非駆動状態へと反転した
ときに他方のパワ−MOSFETがラッシュ電流により
破壊されるのを防止することができるパワ−用半導体装
置を提供することを目的としている。
負荷の一端と電源との間に接続され、誘導負荷を駆動す
る第1のパワ−MOSFETと、誘導負荷の前記一端と
接地との間に接続され、第1のパワ−MOSFETと交
互に上記誘導負荷を駆動する第2のパワ−MOSFET
と、第1および第2のパワ−MOSFETの少なくとも
いずれか一方が誘導負荷の駆動状態から非駆動状態へと
反転したときに誘導負荷の前記一端が所定電位に変化し
たときその変化している間非駆動状態にある方のパワ−
MOSFETをタ−ンオンさせる転流手段とを備えるも
のとした。
SFETにより誘導負荷を交互に駆動し、いずれか一方
のパワ−MOSFETが誘導負荷の駆動状態から非駆動
状態に反転したときに、誘導負荷の一端が所定電位に変
化すると、少なくとも非駆動状態にある方のパワ−MO
SFETを転流手段により、タ−ンオンさせ、このタ−
ンオンされたパワ−MOSFETの寄生ダイオ−ドに流
れる貫流電流の一部を同パワ−MOSFETのチヤネル
を通して流し、寄生ダイオ−ドに流れる貫流電流を少な
くし、ラッシュ電流を抑制して、寄生バイポ−ラトラン
ジスタのタ−ンオン作用を抑制することになる。これに
より、パワ−MOSFETの破壊が防止される。
例について、図面に基づき説明する。図1はこの発明の
第1の実施例の構成を示す回路図である。図1の実施例
では、図7と同様に4個のパワ−MOSFETでフルブ
リッジ構成とするが、説明を簡略にするために、2個の
みを示している。したがって誘導負荷Lも図7と同様
に、パワ−MOSFET1と2との接続点と、図示省略
したパワ−MOSFET3と4との接続点間に接続され
ている。各パワ−MOSFET1〜4のゲ−トには、制
御回路からPWM信号が入力されるようになっており、
このPWM信号により、パワ−MOSFET1と3,2
と4が交互にオン,オフして誘導負荷Lを駆動するよう
になっている。以下、パワ−MOSFET1と2の側に
ついて説明する。
る転流手段が設けられている。すなわち、誘導負荷Lの
一端Aはコンパレ−タ11の反転入力端{(−)入力
端)}に接続されている。コンパレ−タ11の非反転入
力端{(+)入力端}は接地されている。コンパレ−タ
11の出力端は逆流防止用のダイオ−ド12を介してパ
ワ−MOSFET2のゲ−トに接続されている。このダ
イオ−ド12は,誘導負荷Lの一端Aの電位が正でパワ
−MOSFET2のゲ−トをタ−ンオンさせる際に、電
流がコンパレ−タ11に逆流されるのを防止するための
ものである。このゲ−トは抵抗13を介してア−スされ
ている。抵抗13はパワ−MOSFET2をタ−ンオフ
させるために用いられている。これらのコンパレ−タ1
1、ダイオ−ド12,抵抗13とにより、転流手段が構
成されている。
らのPWM信号により,パワ−MOSFET1がオン状
態からオフ状態へ反転したとき、誘導負荷Lに逆起電力
が発生し、この逆起電力により、誘導負荷Lの一端Aの
電位が負に転じる。これにより、パワ−MOSFET2
の寄生ダイオ−ドD2が順方向にバイアスされることに
なる。したがって、寄生ダイオ−ドD2から誘導負荷L
方向に貫流電流I2が流れる。
11の反転入力端に印加されており、この一端Aが負に
転じることにより、コンパレ−タ11の出力がハイレベ
ル(たとえば、5V)に変わる。その結果、このハイレ
ベルの出力はダイオ−ド12を通してパワ−MOSFE
T2のゲ−トに印加される。したがって、パワ−MOS
FET2がタ−ンオンする。パワ−MOSFET2がタ
−ンオンすることにより、上記貫流電流I2の一部の電
流I4がパワ−MOSFET2のチヤネルを流れること
になる。
り、図7の従来例の貫流電流I2は寄生ダイオ−ドD2
にのみに流れ、寄生ダイオ−ドD2に流れる貫流電流I
2が大きいのに対して、図1では,パワ−MOSFET
2のチヤネルに流れる貫流電流I4の分だけ寄生ダイオ
−ドD2に流れる貫流電流I2が低減する。
オンすると、誘導負荷Lの一端Aの電位が上昇し、正に
転じる。この電位はコンパレ−タ11の反転入力端に印
加さ、コンパレ−タ11の出力がロ−レベルに転じ、そ
の結果、パワ−MOSFET2がタ−ンオフする。ま
た、パワ−MOSFET2の寄生ダイオ−ドD2を流れ
ていた貫流電流I2が小さいことから、この寄生ダイオ
−ドD2および寄生バイポ−ラトランジスタB2を流れ
るラッシュ電流の流通期間が短くなる。したがって、バ
イポ−ラトランジスタB2がタ−ンオンできず、パワ−
MOSFET2への電流集中による破壊が防止される。
−MOSFET1のオンからオフへの反転時に、転流手
段により、パワ−MOSFET2をタ−ンオンさせて寄
生ダイオ−ドD2に流れる貫流電流I2を減少させ、再
度パワ−MOSFET1がタ−ンオンに転じると、転流
手段により、パワ−MOSFET2をタ−ンオフさせる
ようにしているから、パワ−MOSFET2のラッシュ
電流を少なくでき、パワ−MOSFET2の破壊を防止
できるとともに、ラッシュ電流によって発生するスイッ
チング損失を少なくでき、スイッチング速度を従来より
高速にできるという効果を奏する。
す。図2において,図1と同一部分には、同一符号を付
して,構成の重複説明を避ける。ここでは、図1におけ
る転流手段の主体をなすコンパレ−タ11に代えてNP
N形バイポ−ラトランジスタ14とPNP形バイポ−ラ
トランジスタ15が使用されている。
タ14のエミッタは誘導負荷Lの一端Aに接続されてお
り、そのベ−スは接地され、コレクタはPNP形バイポ
−ラトランジスタ15のベ−スに接続されている。PN
P形バイポ−ラトランジスタ15のエミッタは、たとえ
ば、電源Vccやその他の高電圧、たとえば、5Vの電
源Vなどに接続されるようになっており、そのコレクタ
はダイオ−ド12を介してパワ−MOSFET2のゲ−
トに接続されている。その他の構成は図1と同じであ
る。
と同様にして、パワ−MOSFET1がオン状態からオ
フ状態に転じて、誘導負荷Lの一端Aの電位が負に転じ
ると、NPN形バイポ−ラトランジスタ14にベ−ス電
流が流れ、そのコレクタ電位が低下する。したがって、
PNP形バイポ−ラトランジスタ15のエミッタからベ
−スに向かってベ−ス電流が流れ、そのコレクタ電位が
上昇し、ついには、パワ−MOSFET2がタ−ンオン
する。また、パワ−MOSFET1が再度タ−ンオンし
て、誘導負荷Lの一端Aの電位が再び正に転じると、N
PN形バイポ−ラトランジスタ14がオフとなり、した
がって、PNP形バイポ−ラトランジスタ15もオフと
なる。これにより、パワ−MOSFET2がその瞬間に
タ−ンオフし、パワ−MOSFET2へのラッシュ電流
が抑制されることになる。
パレ−タ11に代えて、NPN形バイポ−ラトランジス
タ14とPNP形バイポ−ラトランジスタ15により、
誘導負荷Lの一端Aの電位が負になると、パワ−MOS
FET2をタ−ンオンし、一端Aの電位が正になると、
瞬時にパワ−MOSFET2をタ−ンオフするようにし
ているので,NPN形バイポ−ラトランジスタ14とP
NP形バイポ−ラトランジスタ15を2個追加するだけ
で、パワ−MOSFET2をラッシュ電流による破壊か
ら保護できるとともに、ラッシュ電流による損失を減少
でき、スイッチング速度を上げることができるという効
果を奏する。
イポ−ラトランジスタ14の代わりにN形MOSFET
を使用し、PNP形バイポ−ラトランジスタ15の代わ
りにP形MOSFETを使用しても、同じ動作が得られ
る。また、上記一端Aの電圧が負の間だけパワ−MOS
FET2をタ−ンオンさせる方法として、このほかたと
えば,一端Aの電圧を正負反転させ、その結果を昇圧し
て、パワ−MOSFET2のゲ−トに入力させてもよ
い。
も、パワ−MOSFET1および2がともにN形のパワ
−MOSFETとされているが、この両者のいずれか、
もしくは両方がP形のパワ−MOSFETとされている
場合にも、同様にして寄生ダイオ−ドD2を流れるラッ
シュ電流が抑制される。
ワ−MOSFET2に流れる貫流電流に対する対策を示
しているが、これとは逆に、パワ−MOSFET1を貫
流電流から保護するようにすることができる。図3は、
パワ−MOSFET1に流れる貫流電流対策として、第
3の実施例の構成を示す。 この図3において、図1と
同一部分には、同一符号を付してある。誘導負荷Lの一
端Aはコンパレ−タ16の非反転入力端に接続されてい
る。コンパレ−タ16の反転入力端には、電源Vccの
電圧が印加されるようになっている。コンパレ−タ16
の出力端は昇圧回路17の入力端に接続されている。昇
圧回路17の出力端はダイオ−ド12を介してパワ−M
OSFET1のゲ−トに接続されている。また、このゲ
−トは抵抗13を介して接地されている。この第3の実
施例では、コンパレ−タ16,昇圧回路17,ダイオ−
ド12,抵抗13とにより転流手段が構成される。
T2がオンしている間、誘導負荷Lの方からパワ−MO
SFET2方向に電流I5が流れる。パワ−MOSFE
T2がタ−ンオフすると、誘導負荷Lの逆起電力によっ
てその一端Aの電位が上昇し、ついには、電源Vccの
電圧より高くなる。これにより、寄生ダイオ−ドD1が
順方向にバイアスされ、寄生ダイオ−ドD1に貫流電流
I2が流れ始める。
タ16の反転入力端に印加され、この電位が電源Vcc
の電圧より高くなったことがコンパレ−タ16により検
出される。したがって、コンパレ−タ16の出力がハイ
レベルとなり、この出力は昇圧回路17によって昇圧さ
れ、その昇圧された電圧がダイオ−ド12を経てパワ−
MOSFET1のゲ−トに印加され、このパワ−MOS
FET1がタ−ンオンする。
圧を越えると、パワ−MOSFET1のゲ−トに高い電
圧が印加され、パワ−MOSFET1がタ−ンオンし、
そのチャネルを通る貫流電流I4が誘導負荷Lの方から
パワ−MOSFET1のチヤネルを通して電源Vccに
向かって流れる。パワ−MOSFET2が再びタ−ンオ
ンすると、一端Aの電位が下がり、コンパレ−タ16の
出力がロ−レベルとなり、パワ−MOSFET1が瞬時
にタ−ンオフする。
1,第2の実施例とは逆にパワ−MOSFET2のオフ
に際して、パワ−MOSFET2がオンからタ−ンオフ
して誘導負荷Lの逆起電力により、その一端Aの電位が
電源Vccの電圧以上になると、パワ−MOSFET1
をタ−ンオンさせて、パワ−MOSFET1の貫流電流
を寄生ダイオ−ドD1とそのチャネルの電流とに分流す
るとともに、一端Aの電位が電源Vccの電圧以下に低
下すると、パワ−MOSFET1を瞬時にタ−ンオフす
るようにしているから、パワ−MOSFET1の寄生ダ
イオ−ドD1,および図示しない寄生バイポ−ラトラン
ジスタを流れるラッシュ電流を少なくすることがてき
る。したがって、電流集中によるパワ−MOSFET1
の破壊を防止することができ、また、ラッシュ電流が抑
制され、損失が小さく、スイッチング速度が速くなると
いう効果を奏する。
す。誘導負荷Lの一端AがPNP形バイポ−ラトランジ
スタ18のエミッタに接続されており、そのベ−スに
は、電源Vccの電圧が印加され、コレクタはダイオ−
ド12を介してパワ−MOSFET1のゲ−トに接続さ
れている。このゲ−トは抵抗13を介して接地されてい
る。かくして、PNP形バイポ−ラトランジスタ18,
ダイオ−ド12,抵抗13により転流手段を構成してい
る。その他の構成は図1ないし図3と同じである。
ゲ−トにPWM信号を加え、このパワ−MOSFET2
がオンしているとき、電流I5が誘導負荷Lの方からパ
ワ−MOSFET2の方向に流れる。次に、パワ−MO
SFET2がタ−ンオフすると、誘導負荷Lの逆起電力
により、その一端Aの電位が上昇し、ついには、電源V
ccの電圧以上に高くなる。その結果、パワ−MOSF
ET1の寄生ダイオ−ドD1が順方向にバイアスされ、
寄生ダイオ−ドD1には、誘導負荷Lの方から貫流電流
I2が流れる。
トランジスタ18のベ−スには、ベ−ス電流が流れ、こ
のPNP形バイポ−ラトランジスタ18がタ−ンオンし
て,そのコレクタからダイオ−ド12を経てパワ−MO
SFET1のゲ−トとソ−ス間に一端Aの電圧が印加さ
れる。したがって、パワ−MOSFET1がタ−ンオン
して、貫流電流I4がパワ−MOSFET1のチヤネル
を通して流れる。すなわち、貫流電流が寄生ダイオ−ド
D1と寄生バイポ−ラトランジスタB1とに分離して流
れることになり,これらの寄生ダイオ−ドD1と寄生バ
イポ−ラトランジスタB1を流れるラッシュ電流が少な
くなる。
ば、パワ−MOSFET2のオン時からタ−ンオフする
ことにより、誘導負荷Lの逆起電力によりその一端Aの
電位が電源Vccの電圧以上になると、PNP形バイポ
−ラトランジスタ18によりパワ−MOSFET1をタ
−ンオンさせ、貫流電流を寄生ダイオ−ドD1とパワ−
MOSFET1のチヤネルを通して流れるようにして、
分流するようにしているから、上記第3の実施例と同様
の効果を奏する。
す。誘導負荷Lの一端AがPNP形バイポ−ラトランジ
スタ18のエミッタに接続されており、そのベ−スは電
源Vccの電圧が印加されるようになっている。また、
PNP形バイポ−ラトランジスタ18のコレクタはNP
N形バイポ−ラトランジスタ19のベ−スに接続されて
いる。
レクタには、電圧Vの電源が接続されるようになってい
る。NPN形バイポ−ラトランジスタ19のエミッタは
パワ−MOSFET1のゲ−トに接続されているととも
に、このゲ−トは抵抗13を介して接地されている。こ
れらのPNP形バイポ−ラトランジスタ18,NPN形
バイポ−ラトランジスタ19,抵抗13により転流手段
が構成されている。その他の構成は図4と同じである。
る。図5では、図4と同様に、パワ−MOSFET2の
ゲ−トにPWM信号を加えパワ−MOSFET2がオン
している状態から、タ−ンオフして誘導負荷Lの逆起電
力により、その一端Aの電位が電源Vccの電圧よりも
高くなって貫流電流がパワ−MOSFET1に流れよう
とした場合に、PNP形バイポ−ラトランジスタ18が
オンして、NPN形バイポ−ラトランジスタ19がオン
となり、電圧Vがパワ−MOSFET1のゲ−トに印加
され、パワ−MOSFET1がタ−ンオンする。
るために,電源Vccとは別に電圧Vの電源が用いられ
ている。この場合、(V>Vcc)であり、たとえば、
電源Vccの電圧が12Vのときに、電圧Vは15Vと
なるようにしている。この高い電圧がNPN形バイポ−
ラトランジスタ19を経てパワ−MOSFET1のゲ−
トに印加される。この電圧Vが印加されて、パワ−MO
SFET1が上記のようにタ−ンオンすることにより、
貫流電流が寄生ダイオ−ドD1とチヤネルを通して流
れ、図4の場合と同様に分流されることになり、したが
って、ラッシュ電流が抑制される。
OSFET2のオン状態からタ−ンオフしてパワ−MO
SFET1に貫流電流が流れようとしたときに、パワ−
MOSFET1をPNP形バイポ−ラトランジスタ18
とNPN形バイポ−ラトランジスタ19とにより、パワ
−MOSFET1をタ−ンオンさせるようにしているか
ら、第4の実施例同様の効果を奏する。
6により説明する。ここではP形のパワ−MOSFET
1’が用いられている。これにともない、図5の場合に
対して、NPN形トランジスタ20のエミッタが接地さ
れ、コレクタがパワ−MOSFET1’のゲ−トに接続
されている。PNP形バイポ−ラトランジスタ18,N
PN形バイポ−ラトランジスタ20,抵抗13により転
流手段が構成されている。その他の構成は図5と同様で
ある。
ゲ−トにPWM信号が加えられ,オン状態からタ−ンオ
フすると、誘導負荷Lの逆起電力でその一端Aの電位が
電源Vccの電圧より高くなり、これにより寄生ダイオ
−ドD1’に貫流電流I2が流れるとともに、PNP形
バイポ−ラトランジスタ18がタ−ンオンし、それによ
ってNPN形バイポ−ラトランジスタ20がオンとな
る。
トはNPN形バイポ−ラトランジスタ20を介して、接
地され、パワ−MOSFET1’がタ−ンオンする。し
たがって、パワ−MOSFET1’のチヤネルを通し
て、貫流電流I4が流れ、貫流電流は寄生ダイオ−ドD
1’に流れる貫流電流と分流されることになり、上記第
5の実施例と同様にラッシュ電流を抑制することにな
る。
負荷の一側のみ図示して説明したが、誘導負荷の他側に
ついても同様に適用される。また、一側においても第1
および第2のパワ−MOSFET1(1’),2のいず
れか一方に転流手段を設けたものを示したが、双方に付
加することにより、第1および第2のパワ−MOSFE
Tのどちらもラッシュ電流による破壊から保護すること
ができる。
構成を第1,第2のパワ−MOSFETにより交互に誘
導負荷を駆動し、少なくともいずれか一方が誘導負荷の
駆動状態から非駆動状態へと反転したときに誘導負荷の
一端の電位が所定電位に変化すると、その変化している
間少なくとも非駆動状態にある方のパワ−MOSFET
をタ−ンオンさせるようにしたので、このタ−ンオンし
た方のパワ−MOSFETの寄生ダイオ−ドに流れる貫
流電流の一部をそのチヤネルを通して流すようにし、寄
生ダイオ−ドに流れる貫流電流を小さくすることができ
る。これにより、ラッシュ電流を抑制することができ、
ラッシュ電流による損失を少なくできるとともに、スイ
ッチング速度を速くできる。また、寄生バイポ−ラトラ
ンジスタのタ−ンオンを防止することができ、電流集中
によるパワ−MOSFETの破壊を防止することができ
るという効果が得られる。
構成を示す回路図である。
である。
を示す説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 誘導負荷の一端と電源との間に接続さ
れ、前記誘導負荷を駆動する第1のパワ−MOSFET
と、前記 誘導負荷の前記一端と接地との間に接続され、前記
第1のパワ−MOSFETと交互に上記誘導負荷を駆動
する第2のパワ−MOSFETと、 前記第1および第2のパワ−MOSFETの少なくとも
いずれか一方が前記誘導負荷の駆動状態から非駆動状態
へと反転したときに誘導負荷の前記一端が所定電位に変
化したときその変化している間非駆動状態にある方のパ
ワ−MOSFETをタ−ンオンさせる転流手段とを備え
たことを特徴とするパワ−用半導体装置。 - 【請求項2】 前記転流手段は、誘導負荷の前記一端の
電位が負に転じている間のみ前記誘導負荷の非駆動状態
にある方のパワ−MOSFETをタ−ンオンさせること
を特徴とする請求項1記載のパワ−用半導体装置。 - 【請求項3】 前記転流手段は、誘導負荷の前記一端の
電位が電源電圧より高くなっている間のみ前記誘導負荷
の非駆動状態にある方のパワ−MOSFETをタ−ンオ
ンさせることを特徴とする請求項1記載のパワ−用半導
体装置。
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