JP3239088B2 - 増幅回路 - Google Patents

増幅回路

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JP3239088B2
JP3239088B2 JP21502697A JP21502697A JP3239088B2 JP 3239088 B2 JP3239088 B2 JP 3239088B2 JP 21502697 A JP21502697 A JP 21502697A JP 21502697 A JP21502697 A JP 21502697A JP 3239088 B2 JP3239088 B2 JP 3239088B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は増幅回路に関し、更
に詳しく言えば、オーディオ信号の大小に連動して電源
電圧を切替えて省電力を図るいわゆる切替型の電源回路
を備え、省電力が図られた増幅回路の改善を目的とす
る。
【0002】
【従来の技術】以下で従来の切替型の電源回路を有する
増幅回路について説明する。この回路は、図2に示すよ
うに、電流増幅アンプ11と、アンプ11の最終出力段
の第1〜第4のパワートランジスタQ11〜Q14に、
アンプ11の出力電圧Vout の変化に合せて、高電圧V
ccH ,低電圧VccL のいずれかを電源電圧Vccとして供
給する第1の電源回路12と、負側に同様の電源電圧−
VccH ,−VccL を供給する制御回路13とを有してい
る。
【0003】アンプ11は、入力信号を増幅して出力電
圧Vout として出力する回路であって、その最終出力段
は、NPN型の第1,第2のトランジスタQ11,Q1
2と、PNP型の第3,第4のトランジスタQ13,Q
14と、第1の抵抗R31および第2の抵抗R32より
構成される。第1のトランジスタQ11のエミッタは第
2のトランジスタQ12のベースに接続し、第3のトラ
ンジスタQ13のエミッタが第4のトランジスタQ14
のベースに接続している。また、第1のトランジスタQ
11のエミッタと第3のトランジスタQ12のエミッタ
との間に、第1の抵抗R31が接続し、第2のトランジ
スタQ12のエミッタと第4のトランジスタQ14のエ
ミッタが接続し、第4のトランジスタQ14のベースが
第3のトランジスタQ13のエミッタに接続し、第4の
トランジスタQ14のエミッタと第3のトランジスタQ
13のエミッタとの間に第2の抵抗R32を接続詞、第
1のトランジスタQ11のベースが入力となり、第2の
トランジスタQ12のエミッタが出力OUTとなってい
る。
【0004】第1の電源回路12は、パワーMOSFE
TM11,抵抗R11〜R15,ツェナーダイオードZ
D11,ドライバトランジスタQ15、第1〜第3のダ
イオードD11〜D13を有する。パワーMOSFET
M11のソースは高電圧VccH に接続し、ゲートは抵抗
R11を介してやはり高電圧VccH に接続している。ま
た、このゲートは同時に抵抗R12を介してドライバト
ランジスタQ15のコレクタに接続している。またその
ドレインはアンプの最終出力段の第2のトランジスタQ
12のコレクタに接続し、同時に第1のダイオードD1
1を介して低電圧VccL と接続している。
【0005】ドライバトランジスタQ15のベースとエ
ミッタは、抵抗R13によって接続しており、そのエミ
ッタは、一方VccLには、ZD1のカソードが接続さ
れ、そのアノードは、R14を介して接地されている。
Q15のエミッタは、ZD11のアノードに接続され、
接地されている。ドライバトランジスタQ15のベース
には、抵抗R15,ダイオードD13が直列接続されて
おり、第3のダイオードD13と並列に第2のダイオー
ドD12が接続されている。
【0006】また、コンデンサC1の一端がドライバト
ランジスタQ15のエミッタに接続し、他端が抵抗R1
5を介してドライバトランジスタQ15のベースに接続
している。上記の電源回路には、アンプ11の出力電圧
Vout が常時第2,第3のダイオードD12,D13を
介して入力される。第2のダイオードD12はch1の
出力電圧の入力部となり、第3のダイオードD13はc
h2の出力電圧の入力部となる。負側の電源電圧の供給
については、正側の第1の電源回路12の動作とほぼ同
様なので説明を省略し、以下では正側の動作についての
み説明する。
【0007】ch1については、アンプ11の出力電圧
Vout が所定の基準電圧Vref(VccL−VZD11)よ
りも低い場合には、ドライバトランジスタQ15のベー
ス電位が十分に上昇せず、ドライバトランジスタQ15
のVBEがONする電圧に至らないので、ドライバトラン
ジスタQ15はOFFしている。すると、ドライバトラ
ンジスタQ15のコレクタ電流が流れないためパワーM
OSFETM11もOFFし、アンプ11の最終出力段
のトランジスタQ12のコレクタには、第1のダイオー
ドD11を介して低電圧VccL が電源電圧Vccとして供
給される。
【0008】また、出力電圧Vout が所定の基準電圧V
ref よりも高電圧の際には、抵抗R15,第2のダイオ
ードD12を介して入力されるドライバトランジスタQ
15のベース電位が上昇して、ドライバトランジスタQ
15はONする。すると、ドライバトランジスタQ15
にコレクタ電流が流れるので、パワーMOSFETM1
1もONし、アンプ11の最終出力段のトランジスタQ
12のコレクタには、パワーMOSFETM11を介し
て高電圧VccH が供給される。
【0009】以上のようにして、上記回路では、基準電
圧Vref を出力電圧Vout が上回ると、電源電圧Vccが
高電圧VccH になり、基準電圧Vref を出力電圧が下回
ると、電源電圧Vccが低電圧VccL にしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述した回路は、更
に、符号20で示す第2の電源回路が設けられている。
つまり第1の整流回路21の出力は、VccLおよび−
VccLとなり、この間にはコンデンサーCaおよびC
bが接続されている。また第2の整流回路22の出力
は、VccHおよび−VccHとなり、この間にはコン
デンサCcとCdが接続されている。このコンデンサC
a、Cbの間とコンデンサCc、Cdの間は接地されて
いる。更には第1の整流回路21の出力は、フューズ2
3、24を介して電源トランスと接続され、第2の整流
回路22の入力は、リレー25、26を介して電源トラ
ンスと接続されている。
【0011】一方、第1のトランジスタQ11のベース
にコレクタが接続され、VccHにエミッタが接続され
たプリドライバーの一要素であるトランジスタQAが接
続されてる。尚、符号27は、AB級アンプとするため
のバイアス回路であり、符号28は定電流回路である。
【0012】ところが第1の問題として、以下のことが
発生した。つまり電源がオフした際、コンデンサCa>
Cc(Cb>Cd)なので、放電が開始される電源がオ
フした直後、VccL(−VccL)の方がVccH
(−VccH)よりも先に小さくなり、パワーMOSF
ETM11のソース・ドレイン間にかかる電圧は、ほぼ
VccH−0ボルト(−VccH−(0ボルト))とな
る。この時M11には、動作上で一番大きな電圧が加わ
り、素子耐圧を越えて破壊に至る事があった。
【0013】また第2の問題として以下の事が発生し
た。つまり電源VccL(−VccL)は、扱う電流が
小さいことから、負荷ショート保護としてフューズ2
3、24を使っている。しかし負荷ショートでフューズ
が切れ、VccL(−VccL)が供給されず、その結
果トランジスタQ11、Q12(Q13、Q14)は、
トランジスタとして動作せず、hFEが1に近づく。つま
りトランジスタQ11、Q12がダイオードとして働
き、Q11のベースに流れる電流供給が異常に大きくな
り、そのASOを越えて、QAが破壊することがあっ
た。通常はQAのコレクタ電流は、1/(hFE1×hFE
2)でよかったものが、ダイオード動作により増加する
からである。ここでhFE1は、Q11のhFE、hFE2はQ
12のhFE2である。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題に
鑑みてなされ、第1に、電源回路の第1の電源電圧また
は前記第2の電源電圧の供給が絶たれたとき、強制的に
前記スイッチングトランジスタをオンさせる事で解決す
るものである。また電源回路は、電源がオフした際、ま
たは負荷ショートで第1の電源電圧に接続されたフュー
ズが切断された場合、強制的に前記スイッチングトラン
ジスタをオンさせることで解決するものである。
【0015】電源が断たれたときは、強制的にスイッチ
ングトランジスタをオンさせることで、ドレイン電圧V
ccLをVccHに近づけ、ソース・ドレイン間の電圧
を小さくしている。また強制的にオンさせることで、Q
1、Q2のトランジスタ動作を行わせ、Q1のベースに
接続されているトランジスタQAの負荷を軽減してい
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下で本発明の実施形態に係る増
幅回路を図面を参照しながら説明する。この増幅回路
は、図1に示すように、電流増幅アンプ1と、アンプ1
の最終出力段の第1〜第4のパワートランジスタQ1〜
Q4に、アンプ1の出力電圧Vout の変化に合せて、高
電圧VccH ,低電圧VccL のいずれかを電源電圧Vccと
して供給する電源回路2と、保護回路3とを有してい
る。又図面では省略したが、−VccH、−VccLの
間にも、同様に電源回路、保護回路が接続されている。
動作は同じであるので、以下片側のみ説明する。
【0017】アンプ1は、入力信号を増幅して出力電圧
Vout として出力する回路であって、その最終出力段
は、NPN型の第1,第2のトランジスタQ1,Q2
と、PNP型の第3,第4のトランジスタQ3,Q4
と、第1,第2の抵抗R11、R12より構成される。
第1のトランジスタQ1のエミッタは第2のトランジス
タQ2のベースに接続し、第3のトランジスタQ3のエ
ミッタが第4のトランジスタQ4のベースに接続してい
る。また、第1のトランジスタQ1のエミッタと第3の
トランジスタQ3のエミッタとの間に、第1の抵抗R1
1、R12が接続され、第2のトランジスタQ2のエミ
ッタと第4のトランジスタQ4のエミッタが接続し、第
4のトランジスタQ4のベースが第3のトランジスタQ
3のエミッタに接続し、第1のトランジスタQ1のベー
スが入力となり、第2のトランジスタQ2のエミッタが
出力OUTとなっている。また第2のトランジスタと第
4のトランジスタの中点と第1の抵抗R11と第2の抵
抗R12との中点は共通接続され、出力outと成ってい
る。
【0018】第1の電源回路2は、パワーMOSFET
M1,抵抗R1〜R5、ツェナーダイオードZD1,ド
ライバトランジスタQ5,第1〜第3のダイオードD1
〜D3等を有する。パワーMOSFETM1のソースは
高電圧VccH に接続し、ゲートは抵抗R1を介して高電
圧VccH に接続している。また、このゲートは同時に抵
抗R2を介してドライバトランジスタQ5のコレクタに
接続している。またそのドレインはアンプの最終出力段
の第2のトランジスタQ2のコレクタに接続し、同時に
第1のダイオードD1を介して低電圧VccL と接続して
いる。なお、低電圧VccL は第1の電源電圧の一例であ
り、高電圧VccH は第2の電源電圧の一例で有る。
【0019】ドライバトランジスタQ5のベースとエミ
ッタは、抵抗R3によって接続しており、そのエミッタ
はZD1を介してVccLに接続されている。またZD
1のアノードは、抵抗R14を介して接地されている。
ドライバトランジスタQ5のベースには、抵抗R5、ダ
イオードD3が直列接続されており、第3のダイオード
D3と並列に第2のダイオードD2が接続されている。
【0020】また、コンデンサC1の一端がドライバト
ランジスタQ5のエミッタに接続し、他端が抵抗R5を
介してドライバトランジスタQ5のベースに接続してい
る。一方、保護回路3が設けられている。この保護回路
3は、トランジスタQ6、Q7、抵抗R6〜R11、ダ
イオードD4、ツェナーダイオードZD2より成る。
【0021】トランジスタQ5のエミッタは、ダイオー
ドD4のアノードが接続され、カソードは、VccLに
エミッタを接続されたトランジスタQ7のコレクタと接
続されている。またダイオードD4のカソードは、抵抗
R11、R10を介して−VccHと接続されている。
またR11とR10の中点は、ツェナーダイオードZD
2を介して抵抗R4と接続されている。
【0022】更にはトランジスタQ7のベースとVcc
Lとの間には、抵抗R8が接続され、トランジスタQ6
のコレクタとQ7のベースには抵抗R9が接続され、ベ
ースには、R6を介して保護回路3のコントロール端子
が設けられ、ベースとGNDの間には抵抗R7が接続さ
れている。またトランジスタQ4のコレクタにはアノー
ドが接続されたダイオードD10が接続され、−Vcc
Lが供給されている。
【0023】最後に図面では省略したが、図2の第2の
電源回路20が点A、B、C、Dに接続されている。図
2のA、B、C、Dが図1のものと対応している。また
点E、F、Gには、図2のQA、バイアス回路27およ
び定電流回路が接続されている。一方、負側にも、ほぼ
同様の回路2、3が設けられており、これによって負の
電源電圧については高電圧−VccH ,低電圧−VccL の
いずれかが選択されて供給されることになる。この場合
にも、第3のトランジスタQ3のコレクタは、パワーM
OSFETM2を介して高電圧−VccH に接続され、ダ
イオードD10を介して−VccLと接続されている。
【0024】以下で上記回路の動作について説明する。
上記の電源回路には、アンプ1の出力電圧Vout が常時
第2,第3のダイオードD2,D3を介して入力され
る。第2のダイオードD2はch1の出力電圧の入力部
となり、第3のダイオードD3はch2の出力電圧の入
力部となる。図1に示す回路では、ch1に対応するア
ンプ1のみ示しているので、以下ではch1の場合のみ
説明する。また、負側の電源電圧の供給については、正
側の電源回路12の動作とほぼ同様なので説明を省略
し、以下では正側の動作についてのみ説明する。
【0025】ch1については、アンプ1の出力電圧V
out が所定の基準電圧Vref よりも低い場合には、ドラ
イバトランジスタQ5のベース電位が十分に上昇せず、
ドライバトランジスタQ5のVBEがONする電圧に至ら
ないので、ドライバトランジスタQ5はOFFしてい
る。すると、ドライバトランジスタQ5のコレクタ電流
が流れないためパワーMOSFETM1もOFFし、ア
ンプ1の最終出力段のトランジスタQ2のコレクタに
は、第1のダイオードD1を介して低電圧VccL が電源
電圧Vccとして供給される。
【0026】また、出力電圧Vout が所定の基準電圧V
ref よりも高電圧の際には、抵抗R5,第2のダイオー
ドD2を介して入力され、ドライバトランジスタQ5の
ベース電位が上昇し、ドライバトランジスタQ5はON
する。すると、ドライバトランジスタQ5にコレクタ電
流が流れるので、パワーMOSFETM1もONし、ア
ンプ1の最終出力段のトランジスタQ2のコレクタに
は、パワートランジスタM1を介して高電圧VccH が供
給される。
【0027】以上のようにして、上記回路では、基準電
圧Vref を出力電圧Vout が上回ると、電源電圧Vccが
高電圧VccH になり、基準電圧Vref を出力電圧が下回
ると、電源電圧Vccが低電圧VccL にしている。続いて
本発明の保護回路動作を説明する。従来例でも説明した
2つのモードで説明する。
【0028】第1のモードは、電源がオフした場合であ
る。従来では、コンデンサCa>Cc(Cb>Cd)な
ので、放電が開始される電源がオフした直後、VccL
(−VccL)の方がVccH(−VccH)よりも先
に小さくなり、パワートランジスタM11のソース・ド
レイン間にかかる電圧は、ほぼVccH−VccL(−
VccH−(−VccL))となりる。M11には、動
作上で一番大きな電圧が加わり、素子耐圧を越えて破壊
に至る事があった。
【0029】しかし本発明は、コントロール端子をLに
することでパワートランジスタM1を強制的にオンさせ
ている。つまり通常動作時は、コントロール端子をHに
しておく。トランジスタQ6、Q7がオンし、ダイオー
ドD4が逆バイアスされているので、電源の切替動作は
行われる。
【0030】しかし電源がオフしたとき、コントロール
端子をLにすると、トランジスタQ7がオフになるの
で、−VccHによりダイオードD4は、順バイアスさ
れる。トランジスタQ5のエミッタは、強制的にマイナ
ス電圧まで引っ張られるので、M1はオンし、素子M1
の破壊を防止できる。第2のモードは、負荷ショート等
でフューズが切れ、VccL(−VccL)が供給され
無くなった場合である。
【0031】トランジスタQ1、Q2(Q3、Q4)
は、コレクタがオープンとなりトランジスタとして動作
せず、hFEが1に近づく。つまりトランジスタQ1、Q
2がダイオードとして働き、Q1ののベースに流れる電
流供給が異常に大きくなり、QAのASOを越え破壊す
る。しかし本発明では、VccLが供給されなくなると
コントロール端子のH、Lに関わらず、ダイオードD4
のカソードは、−VccHによってマイナス電位に引っ
張られる。従って、Q5のベースには、GNDからD5
を介してベース電流が供給され、トランジスタQ5のエ
ミッタをマイナス電圧まで強制的に引っ張るので、Q5
はオンし、M1はオンし、トランジスタQ1、Q2をト
ランジスタ動作させ、プリドライバーのトランジスタQ
Aの破壊を防止できる。
【0032】尚、ZD2のカソードは、接地されている
ので、R10とR11との間は、ツェナー電位V(ZD
2)分マイナスに押し下げており、−VccHが変動し
ても安定して保護できるように構成されている。ここで
スイッチングトランジスタM1は、MOSFETで説明
したが、バイポーラトランジスタでも良い。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る増幅
回路によれば、第1に、電源回路の第1の電源電圧また
は前記第2の電源電圧の供給が絶たれたとき、強制的に
前記スイッチングトランジスタをオンさせているため、
また第2として、電源がオフした際、または負荷ショー
トで第1の電源電圧に接続されたフューズが切断された
場合、強制的に前記スイッチングトランジスタをオンさ
せている。
【0034】電源が断たれたときは、強制的にスイッチ
ングトランジスタをオンさせることで、ドレイン電圧V
ccLをVccHに近づけ、ソース・ドレイン間の電圧
を小さくしている。また強制的にオンさせることで、Q
1、Q2のトランジスタ動作を行わせ、Q1のベースに
接続されているトランジスタQAの負荷を軽減してい
る。
【0035】従って、スイッチングトランジスタやプリ
ドライバーのトランジスタの破壊が防止でき、安定した
増幅動作が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る増幅回路の回路図であ
る。
【図2】一般の切替型の電源回路の動作を説明する図で
ある。
【符号の説明】
M1 パワートランジスタ Q5 ドライバトランジスタ Q1 第1のトランジスタ Q2 第2のトランジスタ Q3 第3のトランジスタ Q4 第4のトランジスタ ZD1 ツェナーダイオード out 出力電圧 VccH 高電圧(第2の電源電圧) VccL 低電圧(第1の電源電圧)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NPN型の第1、第2のトランジスタ
    と、PNP型の第3、第4のトランジスタとを備え、前
    記第1のトランジスタのエミッタが前記第2のトランジ
    スタのベースに接続され、前記第3のトランジスタのエ
    ミッタが前記第4のトランジスタのベースに接続され、
    第1のトランジスタのエミッタと前記第3のトランジス
    タのエミッタとの間に、第1の抵抗および第2の抵抗が
    接続され、第2のトランジスタのエミッタと前記第4の
    トランジスタのエミッタが接続され、前記第1のトラン
    ジスタおよび第3のトランジスタのベースが入力とな
    り、前記第2のトランジスタおよび第4のトランジスタ
    のエミッタが出力となる最終段出力部を有し、入力信号
    を増幅して出力する増幅部と、前記増幅部に、第1の電源電圧を供給する第1の整流回
    路および前記第1の電源電圧より高い第2の電源電圧を
    供給する第2の整流回路と、 前記増幅部と第1の整流回路の出力端子間に接続された
    パワー用のスイッチング素子と、 増幅部からの出力電圧と基準電圧と比較して制御され前
    記パワースイッチング素子をドライブするドライブ用の
    スイッチング素子と、 電源のオフ時又は負荷ショート時にコントロールされる
    コントロール用の第1スイッチング素子と、 前記コントロール用のスイッチング素子にてコントロー
    ルされ前記ドライバ用のスイッチング素子を強制的に動
    作させるコントロール用の第2スイッチング素子とより
    なり、 通常動作時増幅部からの出力信号が基準電圧より低い時
    は前記ドライブ用のスイッチング素子にてパワー用のス
    イッチング素子をオフし、増幅部に第1の整流回路から
    の低い第1の電源電圧を供給し、出力信号が基準電圧よ
    り高い時は前記ドライブ用のスイッチング素子にてパワ
    ー用のスイッチング素子をオンし、増幅部に第2の整流
    回路からの高い第2の電源電圧を供給し、 電源がオフした際又は負荷がショートされた際、前記コ
    ントロール用の第1スイッチング素子をオフし 第2ス
    イッチング素子をオンし、前記ドライバー用のスイッチ
    ング素子を制御しパワー用のスイッチング素子を強制的
    にオンさせるこ とを特徴とする増幅回路。
  2. 【請求項2】 前記パワー用のスイッチング素子はスイ
    ッチングトランジスタであり、該スイッチングトランジ
    スタの制御電極には抵抗を介してドライブ用のスイッチ
    ング素子であるトランジスタのコレクタが接続され、前
    記ドライブ用のトランジスタのベースには増幅部の出力
    信号が加えられることを特徴とする請求項1記載の増幅
    回路。
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