JP4926938B2 - ケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂 - Google Patents

ケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂 Download PDF

Info

Publication number
JP4926938B2
JP4926938B2 JP2007500533A JP2007500533A JP4926938B2 JP 4926938 B2 JP4926938 B2 JP 4926938B2 JP 2007500533 A JP2007500533 A JP 2007500533A JP 2007500533 A JP2007500533 A JP 2007500533A JP 4926938 B2 JP4926938 B2 JP 4926938B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resorcin
ketone
weight
parts
formalin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007500533A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2006080331A1 (ja
Inventor
伸男 海部
弘吏 中岡
尚俊 肥沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hodogaya Chemical Co Ltd
Original Assignee
Hodogaya Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hodogaya Chemical Co Ltd filed Critical Hodogaya Chemical Co Ltd
Priority to JP2007500533A priority Critical patent/JP4926938B2/ja
Publication of JPWO2006080331A1 publication Critical patent/JPWO2006080331A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4926938B2 publication Critical patent/JP4926938B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G8/00Condensation polymers of aldehydes or ketones with phenols only
    • C08G8/02Condensation polymers of aldehydes or ketones with phenols only of ketones
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G8/00Condensation polymers of aldehydes or ketones with phenols only
    • C08G8/28Chemically modified polycondensates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G8/00Condensation polymers of aldehydes or ketones with phenols only
    • C08G8/04Condensation polymers of aldehydes or ketones with phenols only of aldehydes
    • C08G8/08Condensation polymers of aldehydes or ketones with phenols only of aldehydes of formaldehyde, e.g. of formaldehyde formed in situ
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G8/00Condensation polymers of aldehydes or ketones with phenols only
    • C08G8/04Condensation polymers of aldehydes or ketones with phenols only of aldehydes
    • C08G8/08Condensation polymers of aldehydes or ketones with phenols only of aldehydes of formaldehyde, e.g. of formaldehyde formed in situ
    • C08G8/20Condensation polymers of aldehydes or ketones with phenols only of aldehydes of formaldehyde, e.g. of formaldehyde formed in situ with polyhydric phenols
    • C08G8/22Resorcinol
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J161/00Adhesives based on condensation polymers of aldehydes or ketones; Adhesives based on derivatives of such polymers
    • C09J161/04Condensation polymers of aldehydes or ketones with phenols only

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Phenolic Resins Or Amino Resins (AREA)

Description

本発明は、レゾルシンホルマリン樹脂の分子量を調節しケトン変性することによって、レゾルシン単量体含有量およびレゾルシン5核体以上のレゾルシンホルマリン樹脂含有量の双方を低減し、接着剤使用時に未反応レゾルシンが昇華して作業環境を悪化させることが少なく、優れた接着性を有する、ケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂に関する。
従来、レゾルシンホルマリン樹脂は硬化速度が速いので、接着剤、合板、集成材、表面被覆剤等に使用され、特にゴムや繊維に対する接着力が優れているので、タイヤ用接着剤、ゴムホース用接着剤として使用されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4参照)。
レゾルシンホルマリン樹脂を接着剤として使用する場合、レゾルシンホルマリン樹脂が十分な流動性を有していること、および溶媒が共存している場合には均一に溶解していることが要求される。流動性に着目した場合、重縮合物の構成成分の中からレゾルシン5核体以上の構成比を低減させることによって、十分な流動性が得られることが経験的に知られている。レゾルシン5核体以上になると、3次元構造のものの比率が急に高くなるために、流動性が失われると考えられている。また、流動性を付与するために有機溶媒で希釈することも考えられるが、有機溶媒の使用は作業環境の悪化、接着力低下の可能性を有しているので好ましくない。有機溶媒を使用しないで、アニオン界面活性剤によって水中に分散させて接着剤とする方法もあるが(例えば、特許文献5参照)、水分散系の長期安定性という点で不安を残している。
樹脂中の未反応ホルムアルデヒド含量を抑制する目的で、2段階の反応で樹脂を製造している報告がある(例えば、特許文献6参照)。段ボール等の撥水性紙製品用接着材となるアルデヒド樹脂の製造方法特許で、実施例ではホルムアルデヒドとメチルエチルケトンで第1段階の反応を行い、その生成物とレゾルシンで第2段階の反応を行って、生成物中のホルムアルデヒド含量を0.1%としている。ただし、このアルデヒド樹脂はレゾルシンホルマリン樹脂の応用ではない。
特公昭48−12185号公報 特開平4−148920号公報 特開平6−100850号公報 特開2000−178849号公報 特開昭57−167342号公報 EP0498301A2公報
上述のように、重縮合物の構成成分の中からレゾルシン5核体以上の構成比を低減させることによって、溶媒が水の場合十分な流動性が得られることが知られているが、レゾルシン5核体以上の構成比を低減させるように反応条件をゆるやかに設定した場合、生成物の分子量分布が単に低分子側にずれるだけの結果となり、通常は逆に未反応レゾルシン濃度が高くなってしまう。レゾルシン濃度が高くなると、接着剤使用時にレゾルシンが昇華して、作業環境を悪化させ、接着力をも低下させる可能性があるので好ましくない。レゾルシン1モルに対して0.6モルのホルムアルデヒドを反応させた場合、反応終了後約33重量%程度の未反応レゾルシンが含有され、0.8モルのホルムアルデヒドを反応させた場合は、約20重量%の未反応レゾルシンが含有されていることから、未反応レゾルシンの量は15重量%に抑えるべきということで、未反応レゾルシン含有量を減少させるために減圧度0.05mmHg、130℃でレゾルシンを昇華除去したことが報告されている(例えば、特許文献7参照)。また、メチルイソブチルケトンを溶媒とし、水を抽出剤として連続抽出器を使用し、未反応レゾルシン含有量を5.5%に減じたことが報告されている(例えば、特許文献8参照)。しかし、これらの方法は反応終了後に真空蒸留を必要としたり、連続抽出器を使用して長時間の操作を要する等、工業的に不利である。
逆に未反応レゾルシン濃度を低下させるために反応条件を激しくすると、5核体以上のレゾルシン多核体が大量に生成してしまい好ましくない。ここで、反応が水系で行われることから、反応終了後に高濃度の塩を添加して高分子量成分の溶解度を低下させ、析出後除去する方法が考えられる。しかしこの方法は、塩析工程をさらに付加させる必要があって不利であり、またレゾルシンホルマリン樹脂中に残存する無機塩による接着力低下、無機塩に起因する被着体の腐食が懸念され、実施されていない。この塩析工程を付加させないで、1段反応であっても7核体以上の構成比を増加させない工夫が開示されている(例えば、特許文献9参照)。これは、レゾルシン多核体の溶解度を低下させるために、反応系に大量の塩を共存させる方法であるが、この方法では水相から析出したレゾルシン多核体がガム状になってしまうので、レゾルシンまでもがガム状物質に採り込まれる結果、反応速度の低下を招いて反応時間が長くなってしまう。工業的製造においては、長時間反応におけるガム状物質の生成は、撹拌停止、送液系のつまり等を起こすので採用することはむずかしい。
特公昭54−932号公報 特公昭49−14550号公報 特開2003−277308号公報
本発明は、全工程が同一反応容器内で行われる製造方法によって製造されたケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂であり、水溶液にした場合に適度な流動性を有し、レゾルシン単量体含有量およびレゾルシン5核体以上のケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂とレゾルシン5核体以上のレゾルシンホルマリン樹脂の含有量の双方を低減した、ケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂の提供を目的としている。
本発明は、水溶媒中にレゾルシン(A)を水100重量部に対して100〜200重量部添加して溶解し、触媒の有機酸または無機酸(B1)を水100重量部に対して0.2〜0.6重量部添加し、反応系を0〜150℃に維持しながら、1〜40%ホルマリン(C)を、レゾルシン(A)に対して、ホルムアルデヒド/レゾルシン=0.3〜0.8mol比として、撹拌下に1〜300分間かけて滴下し、滴下終了後さらに20〜90分間撹拌して反応させ、冷却後に、1〜30%アンモニア水(D1)を有機酸または無機酸(B1)に対して1.0〜2.0倍モル添加して中和し、レゾルシン(A)に対して等量〜5倍量の抽出溶媒(E)を上記反応液に注加して抽出し、この抽出工程をN回繰り返し、残った水層を共沸して残留している抽出溶媒(E)を除去し、冷却してレゾルシンホルマリン縮合液(F)を得て、この縮合液(F)100重量部に、一般式[1]で表される液状ケトン(H)10〜80重量部、触媒の有機酸又は無機酸(B2)を0.1〜1.5重量部添加後、50〜100℃まで昇温しこの温度を維持しながら5〜24時間反応を続け、反応終了後、この反応液100重量部に、水10〜50重量部を注加し共沸により液状ケトン(H)と共沸によって除去される量の水を除去し残存する水層部を取り出し、1〜30%アンモニア水(D2)で中和して得られる樹脂(G)である、樹脂(G)のゲルパーミエーションクロマトグラフィー分析で得られる全体のピーク面積に対して、レゾルシン単量体に相当するピーク面積が3〜9%であり、レゾルシン5核体以上に相当するピーク面積が30%〜55%である、ケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂であり、また上記工程からなる、ケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂の製造方法である。ただし、Nは2〜5の整数を表す。
Figure 0004926938
[式中、R1、R2は同一でも異なっていてもよく、メチル基、エチル基、n−プロピル基、2−プロピル基、n−ブチル基、セカンダリーブチル基、イソブチル基またはターシャリーブチル基を表す。]
本発明では、1〜40%ホルマリン(C)をレゾルシン(A)に対して滴下する際に、ホルムアルデヒド/レゾルシン=0.3〜0.8mol比として、攪拌下に20〜300分間かけて断続的に滴下を行うこともできる。
本発明の好ましい態様としては、レゾルシンホルマリン縮合液(F)100重量部に、一般式[1]で表される液状ケトン(H)20〜80重量部、触媒の有機酸又は無機酸(B2)を0.1〜1.5重量部添加し、水と液状ケトン(H)の共沸温度以下で5〜24時間反応し、反応終了後、この反応液100重量部に、水10〜50重量部を注加し共沸により液状ケトン(H)と共沸によって除去される量の水を除去し、残存する水層部を取り出し、1〜30%アンモニア水(D2)で中和して得られる樹脂(G)であり、最終的に反応生成物濃度が30〜80重量%で、適度な流動性を有することを特徴とする、ケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂であり、また上記特徴を有する、ケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂の製造方法である。
液状ケトン(H)は、液状ケトン(H)100g当たりケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂を1g以上溶解する有機溶媒である。また、これらの液状ケトン(H)中から選択される1種または2種以上の混合物として使用してもよい。
一般式[1]で表される液状ケトン(H)の具体例としては、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンが挙げられる。中でもR1がメチル基、R2がエチル基のメチルエチルケトンが好ましい。本発明においては、一般式[1]で表される液状ケトン(H)はレゾルシンホルマリン樹脂の変性に寄与している。本発明のケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂は、ケトン変性されたことにより、接着性能において改善がなされると考えられる。
本発明のケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂は、レゾルシンとホルムアルデヒドとの縮合反応とケトンによるレゾルシンホルマリン樹脂の変性の2段階の反応によって製造されることを特徴としている。レゾルシンとホルムアルデヒドとの縮合反応では、その生成物の分子量は通常122ずつ増加してゆく。一方ケトンによる変性では、例えば、メチルエチルケトンの場合、分子量の増加はメチルエチルケトンの分子量の72か、または脱水反応を伴って分子量の増加は54である。このことから、生成物の分子量を適正な範囲に収めるための反応設計はケトン変性のほうがやり易くなるという利点がある。
第1段階の反応および第2段階の反応において、5核体以上の成分が多くならないように反応を制御しているので、最終的に得られた反応生成物は水との混合物であるにもかかわらず適度な流動性を有している。また最終生成物までの以上の全工程が、同一反応容器内で行われる製造方法であることも有利である。
ケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂の製造工程に、触媒として使用される有機酸または無機酸(B2)としては、塩酸、硫酸、リン酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸等が挙げられる。好ましくは塩酸である。
本発明のケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂は、全工程を同一反応容器内で行うことができ、レゾルシン単量体含有量およびレゾルシン5核体以上のケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂とレゾルシン5核体以上のレゾルシンホルマリン樹脂の含有量の双方が低減されており、分子量が適正な範囲内に収められているので、水溶液にした場合に適度な流動性を有し、接着剤使用時に未反応レゾルシンが昇華して作業環境を悪化させることが少なく、ケトン変性されたことによって優れた接着力を有している。
実施例1で得られた樹脂のゲルパーミエーションクロマトグラフ図である。 実施例1で得られたケトン変性前樹脂の液体クロマトグラフ図である。 実施例1で得られたケトン変性樹脂の液体クロマトグラフ図である。 実施例2で得られた樹脂のゲルパーミエーションクロマトグラフ図である。 実施例3で得られた樹脂のゲルパーミエーションクロマトグラフ図である。 比較例1で得られた樹脂のゲルパーミエーションクロマトグラフ図である。
製造に使用される反応槽としては、酸触媒反応を行うので、耐酸性のものであれば通常の装置を使用することができる。共沸前の反応液pHの好ましい範囲は4〜7、共沸後の反応液pHの好ましい範囲は7〜10である。
本発明で製造に使用される有機溶媒は、蒸留で回収し再使用することができる。使用できる有機溶媒の種類としては、トルエン、キシレン等の芳香族系炭化水素、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類以外に、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類がある。
製造に使用されるホルマリン(C)中のホルムアルデヒド濃度は、1〜40%、好ましくは30〜40%である。またホルマリンの使用量は、ホルマリン中のホルムアルデヒドモル数が、レゾルシン(A)に対して、ホルマリン/レゾルシン=0.3〜0.8mol比、好ましくはホルマリン/レゾルシン=0.5〜0.8mol比となるような量である。
攪拌下に行うホルマリン(C)の滴下時間は1〜300分間であり、好ましくは20〜120分間であり、さらに好ましくは60〜120分間である。
以下、実施例を挙げて本発明を詳しく説明する。
2リットルガラス製コルベンに水280g、レゾルシン523.6gを入れ、50℃で溶解させた後、パラトルエンスルホン酸1.2gを反応槽に入れた。反応系を120〜125℃に維持しながら、37%ホルマリン224.0g(ホルムアルデヒド/レゾルシンとのmol比=0.58)を300分間かけて滴下し、滴下終了後さらに60分間撹拌して反応を進行させた。反応系の温度を室温まで冷却した後、25%アンモニア水0.7gで中和した中和液にトルエン792mLを注加して抽出し、抽出工程を4回繰り返し、水524gを仕込み共沸後、冷却してレゾルシンホルマリン縮合液793g(レゾルシン含有量は約8%、固形分444g)を得た(ケトン変性前樹脂)。このレゾルシンホルマリン縮合液にメチルエチルケトン311g(レゾルシンホルマリン縮合液に対して39.2%)を加えて攪拌混合した後、35%塩酸(触媒)7.7gを添加し70℃で24時間反応した。反応終了後に室温まで冷却し、25%アンモニア水でpH5まで中和し、更に水250g加えメチルエチルケトンを共沸により除去した後、再度室温まで冷却してpH8から9になるまで25%アンモニア水を加えた。次に水を加え固形分50重量%に調整することにより、レゾルシン及びレゾルシン5核体以上のレゾルシンホルマリン樹脂含量の低減したケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂932gを得た(レゾルシン含有量は8.6%、固形分466g)。
得られたケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂をテトラヒドロフランに溶解させて、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー分析を行い、未反応レゾルシン〜レゾルシン5核体以上の分布を測定した。得られたクロマトグラムを図1に示した。得られたクロマトグラムのピーク面積比は次のとおりであった。
レゾルシン …8.6%
レゾルシン2核体…14.2%
レゾルシン3核体…13.3%
レゾルシン4核体…11.5%
レゾルシン5核体以上…52.4%
採用したゲルパーミエーションクロマトグラフィー分析条件を次に示した。
測定機種:東ソー製HLC−8020
カラム:東ソー製(G−2500)+(G−2500)+(G−4000)
カラム温度:40℃
溶媒:テトラヒドロフラン
流量:1ml/min
得られたケトン変性前レゾルシンホルマリン樹脂およびケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂について、液体クロマトグラフィー分析を行った。得られた結果を図2および図3に示した。ケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂の場合はケトン変性したことによって、15分前後に新たなピークが出現していることがわかる。これらの成分によって、新たに接着性能等が向上する可能性がある。
採用した液体クロマトグラフィー分析条件を次に示した。
測定機種:島津製HPLC SPC−6AV
カラム:DEVELOSIL ODS−UG−5
カラム温度:40℃
検出器:UV(254nm)
溶媒:メタノール/水
流量:0.8ml/min
2リットルガラス製コルベンに水280g、レゾルシン523.6gを入れ、50℃で溶解させた後、パラトルエンスルホン酸1.2gを反応槽に入れた。反応系を120〜125℃に維持しながら、37%ホルマリン204.6g(ホルムアルデヒド/レゾルシンとのmol比=0.53)を300分間かけて滴下し、滴下終了後さらに60分間撹拌して反応を進行させた。反応系の温度を室温まで冷却した後、25%アンモニア水0.7gで中和した中和液にトルエン916mLを注加して抽出し、抽出工程を4回繰り返し、水524gを仕込み共沸後、冷却してレゾルシンホルマリン縮合液742g(レゾルシン含有量は約8%、固形分415g)を得た(ケトン変性前樹脂)。このレゾルシンホルマリン縮合液にメチルエチルケトン260g(レゾルシンホルマリン縮合液に対して35.0%)を加えて攪拌混合した後、35%塩酸(触媒)7.7gを添加し70℃で20時間反応した。反応終了後に室温まで冷却し、25%アンモニア水でpH5まで中和し、更に水250g加えメチルエチルケトンを共沸により除去した後、再度室温まで冷却してpH8から9になるまで25%アンモニア水を加えた。次に水を加え固形分50重量%に調整することにより、レゾルシン及びレゾルシン5核体以上のレゾルシンホルマリン樹脂含量の低減したケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂872gを得た(レゾルシン含有量は8.7%、固形分436g)。
得られたケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂をテトラヒドロフランに溶解させて、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー分析を行い、未反応レゾルシン〜レゾルシン5核体以上の分布を測定した。得られたクロマトグラムを図4に示した。得られたクロマトグラムのピーク面積比は次のとおりであった。
レゾルシン …8.7%
レゾルシン2核体…15.3%
レゾルシン3核体…14.5%
レゾルシン4核体…12.3%
レゾルシン5核体以上…49.3%
2リットルガラス製コルベンに水280g、レゾルシン523.6gを入れ、50℃で溶解させた後、パラトルエンスルホン酸1.2gを反応槽に入れた。反応系を120〜125℃に維持しながら、37%ホルマリン250.9g(ホルムアルデヒド/レゾルシンとのmol比=0.65)を300分間かけて滴下し、滴下終了後さらに60分間撹拌して反応を進行させた。反応系の温度を室温まで冷却した後、25%アンモニア水0.7gで中和した中和液にトルエン720mLを注加して抽出し、抽出工程を4回繰り返し、水524gを仕込み共沸後、冷却してレゾルシンホルマリン縮合液851g(レゾルシン含有量は約8%、固形分477g)を得た(ケトン変性前樹脂)。このレゾルシンホルマリン縮合液にメチルエチルケトン260g(レゾルシンホルマリン縮合液に対して30.6%)を加えて攪拌混合した後、35%塩酸(触媒)7.7gを添加し70℃で20時間反応した。反応終了後に室温まで冷却し、25%アンモニア水でpH5まで中和し、更に水250g加えメチルエチルケトンを共沸により除去した後、再度室温まで冷却してpH8から9になるまで25%アンモニア水を加えた。次に水を加え固形分50重量%に調整することにより、レゾルシン及びレゾルシン5核体以上のレゾルシンホルマリン樹脂含量の低減したケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂1001gを得た(レゾルシン含有量は8.3%、固形分500g)。
得られたケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂をテトラヒドロフランに溶解させて、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー分析を行い、未反応レゾルシン〜レゾルシン5核体以上の分布を測定した。得られたクロマトグラムを図5に示した。得られたクロマトグラムのピーク面積比は次のとおりであった。
レゾルシン …8.3%
レゾルシン2核体…14.2%
レゾルシン3核体…13.2%
レゾルシン4核体…11.4%
レゾルシン5核体以上…52.8%
[比較例1]
2リットルガラス製コルベンに水280g、レゾルシン523.6gを入れ、50℃で溶解させた後、パラトルエンスルホン酸1.2gを反応槽に入れた。反応系を120〜125℃に維持しながら、37%ホルマリン224gを300分間かけて滴下し、滴下終了後さらに60分間撹拌して反応を進行させた。反応系の温度を室温まで冷却した後、25%アンモニア水0.7gで中和した中和液にトルエン792mLを注加して抽出し、抽出工程を2回繰り返し、水524gを仕込み共沸後、冷却してレゾルシンホルマリン樹脂893g(レゾルシン含有量は約14%、固形分500g)を得た。
得られたレゾルシンホルマリン樹脂をテトラヒドロフランに溶解させて、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー分析を行い、未反応レゾルシン〜レゾルシン5核体以上の分布を測定した。分析条件は実施例1と同条件であり、得られたクロマトグラムを図6に示した。得られたクロマトグラムのピーク面積比は次のとおりであった。
レゾルシン …14.3%
レゾルシン2核体…23.8%
レゾルシン3核体…19.9%
レゾルシン4核体…14.9%
レゾルシン5核体以上…27.1%
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本出願は、2005年1月25日出願の日本特許出願(特願2005−016604)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
本発明のケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂は、水溶液にした場合に適度な流動性を有し、レゾルシン単量体含有量およびレゾルシン5核体以上のケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂とレゾルシン5核体以上のレゾルシンホルマリン樹脂の含有量の双方が低減されているので、接着剤使用時に未反応レゾルシンが昇華して作業環境を悪化させることが少ない、優れた接着力を有しているので、コスト的に有利であり、タイヤ用接着剤、ゴムホース用接着剤として有用である。

Claims (20)

  1. 水溶媒中にレゾルシン(A)を水100重量部に対して100〜200重量部添加して溶解し、触媒の有機酸または無機酸(B1)を水100重量部に対して0.2〜0.6重量部添加し、反応系を0〜150℃に維持しながら、1〜40%ホルマリン(C)を、レゾルシン(A)に対して、ホルムアルデヒド/レゾルシン=0.3〜0.8mol比として、撹拌下に1〜300分間かけて滴下し、滴下終了後さらに20〜90分間撹拌して反応させ、冷却後に、1〜30%アンモニア水(D1)を有機酸または無機酸(B1)に対して1.0〜2.0倍モル添加して中和し、レゾルシン(A)に対して等量〜5倍量の抽出溶媒(E)を上記反応液に注加して抽出し、この抽出工程をN回繰り返し、残った水層を共沸して残留している抽出溶媒(E)を除去し、冷却してレゾルシンホルマリン縮合液(F)を得て、この縮合液(F)100重量部に、一般式[1]で表される液状ケトン(H)10〜80重量部、触媒の有機酸又は無機酸(B2)を0.1〜1.5重量部添加後、50〜100℃まで昇温しこの温度を維持しながら5〜24時間反応を続け、反応終了後、この反応液100重量部に、水10〜50重量部を注加し共沸により液状ケトン(H)と共沸によって除去される量の水を除去し、残存する水層部を取り出し、1〜30%アンモニア水(D2)で中和して得られる樹脂(G)であり、樹脂(G)のゲルパーミエーションクロマトグラフィー分析で得られる全体のピーク面積に対して、レゾルシン単量体に相当するピーク面積が3〜9%であり、レゾルシン5核体以上に相当するピーク面積が30%〜55%である、ケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂。ただし、Nは2〜5の整数を表す。
    Figure 0004926938
    [式中、R1、R2は同一でも異なっていてもよく、メチル基、エチル基、n−プロピル基、2−プロピル基、n−ブチル基、セカンダリーブチル基、イソブチル基またはターシャリーブチル基を表す。]
  2. 前記した1〜40%ホルマリン(C)を、レゾルシン(A)に対して、ホルムアルデヒド/レゾルシン=0.3〜0.8mol比として、撹拌下に20〜300分間かけて断続的に滴下して添加を行うものである、請求項1記載のケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂。
  3. 前記したレゾルシンホルマリン縮合液(F)100重量部に対して、一般式[1]で表される液状ケトン(H)20〜80重量部、触媒の有機酸又は無機酸(B2)を0.1〜1.5重量部添加し、水と液状ケトン(H)の共沸温度以下で5〜24時間反応し、反応終了後、この反応液100重量部に、水10〜50重量部を注加し共沸により液状ケトン(H)と共沸によって除去される量の水を除去し、残存する水層部を取り出し、1〜30%アンモニア水(D2)で中和して得られる樹脂(G)であり、最終的に反応生成物濃度が30〜80重量%で、適度な流動性を有することを特徴とする、請求項1または請求項2記載のケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂。
  4. 一般式[1]で表される液状ケトン(H)の、一般式[1]における基R1がメチル基であり、R2がエチル基である、請求項1〜請求項3いずれかの項に記載のケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂。
  5. 一般式[1]で表される液状ケトン(H)が、レゾルシンホルマリン樹脂を100g中に1g以上溶解する能力を有していることを特徴とする、請求項1〜請求項4いずれかの項に記載のケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂。
  6. 一般式[1]で表される液状ケトン(H)が一般式[1]で表される液状ケトンの2種以上の混合物として使用されることを特徴とする、請求項1〜請求項5いずれかの項に記載のケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂。
  7. 前記した有機酸または無機酸(B2)が塩酸である、請求項1〜請求項6いずれかの項に記載のケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂。
  8. 前記したホルマリン(C)中のホルムアルデヒドモル数が、レゾルシン(A)のモル数に対して、ホルムアルデヒド/レゾルシン=0.5〜0.8mol比である、請求項1〜請求項7いずれかの項に記載のケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂。
  9. 前記したホルマリン(C)の滴下時間が、20〜120分である、請求項1〜請求項8いずれかの項に記載のケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂。
  10. 前記した液状ケトン(H)反応後に液状ケトン(H)を共沸によって除去する前に、1〜30%アンモニア水(D2)で反応液のpHを4〜7に調整し、共沸後に1〜30%アンモニア水(D2)で中和してpH7〜10に調整することを特徴とする請求項1〜請求項9いずれかの項に記載のケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂。
  11. 水溶媒中にレゾルシン(A)を水100重量部に対して100〜200重量部添加して溶解し、触媒の有機酸または無機酸(B1)を水100重量部に対して0.2〜0.6重量部添加し、反応系を0〜150℃に維持しながら、1〜40%ホルマリン(C)を、レゾルシン(A)に対して、ホルムアルデヒド/レゾルシン=0.3〜0.8mol比として、撹拌下に1〜300分間かけて滴下し、滴下終了後さらに20〜90分間撹拌して反応させ、冷却後に、1〜30%アンモニア水(D1)を有機酸または無機酸(B1)に対して1.0〜2.0倍モル添加して中和し、レゾルシン(A)に対して等量〜5倍量の抽出溶媒(E)を上記反応液に注加して抽出し、この抽出工程をN回繰り返し、残った水層を共沸して残留している抽出溶媒(E)を除去し、冷却してレゾルシンホルマリン縮合液(F)を得て、この縮合液(F)100重量部に、一般式[1]で表される液状ケトン(H)10〜80重量部、触媒の有機酸又は無機酸(B2)を0.1〜1.5重量部添加後、50〜100℃まで昇温しこの温度を維持しながら5〜24時間反応を続け、反応終了後、この反応液100重量部に、水10〜50重量部を注加し共沸により液状ケトン(H)と共沸によって除去される量の水を除去し、残存する水層部を取り出し、1〜30%アンモニア水(D2)で中和して得られる樹脂(G)であり、樹脂(G)のゲルパーミエーションクロマトグラフィー分析で得られる全体のピーク面積に対して、レゾルシン単量体に相当するピーク面積が3〜9%であり、レゾルシン5核体以上に相当するピーク面積が30%〜55%であることを特徴とする、ケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂の製造方法。ただし、Nは2〜5の整数を表す。
    Figure 0004926938
    [式中、R1、R2は同一でも異なっていてもよく、メチル基、エチル基、n−プロピル基、2−プロピル基、n−ブチル基、セカンダリーブチル基、イソブチル基またはターシャリーブチル基を表す。]
  12. 前記した1〜40%ホルマリン(C)を、レゾルシン(A)に対して、ホルムアルデヒド/レゾルシン=0.3〜0.8mol比として、撹拌下に20〜300分間かけて断続的に滴下して添加を行うことを特徴とする、請求項11記載のケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂の製造方法。
  13. 前記したレゾルシンホルマリン縮合液(F)100重量部に対して、一般式[1]で表される液状ケトン(H)20〜80重量部、触媒の有機酸又は無機酸(B2)を0.1〜1.5重量部添加し、水と液状ケトン(H)の共沸温度以下で5〜24時間反応し、反応終了後、この反応液100重量部に、水10〜50重量部を注加し共沸により液状ケトン(H)と共沸によって除去される量の水を除去し、残存する水層部を取り出し、1〜30%アンモニア水(D2)で中和して得られる樹脂(G)であり、最終的に反応生成物濃度が30〜80重量%で、適度な流動性を有することを特徴とする、請求項11または請求項12記載のケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂の製造方法。
  14. 一般式[1]で表される液状ケトン(H)の、一般式[1]における基R1がメチル基であり、R2がエチル基であることを特徴とする、請求項11〜請求項13いずれかの項に記載のケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂の製造方法。
  15. 一般式[1]で表される液状ケトン(H)が、レゾルシンホルマリン樹脂を100g中に1g以上溶解する能力を有していることを特徴とする、請求項11〜請求項14いずれかの項に記載のケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂の製造方法。
  16. 一般式[1]で表される液状ケトン(H)が一般式[1]で表される液状ケトンの2種以上の混合物として使用されることを特徴とする、請求項11〜請求項15いずれかの項に記載のケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂の製造方法。
  17. 前記した有機酸または無機酸(B2)が塩酸であることを特徴とする、請求項11〜請求項16いずれかの項に記載のケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂の製造方法。
  18. 前記したホルマリン(C)中のホルムアルデヒドモル数が、レゾルシン(A)のモル数に対して、ホルムアルデヒド/レゾルシン=0.5〜0.8mol比であることを特徴とする、請求項11〜請求項17いずれかの項に記載のケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂の製造方法。
  19. 前記したホルマリン(C)の滴下時間が、20〜120分であることを特徴とする、請求項11〜請求項18いずれかの項に記載のケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂の製造方法。
  20. 前記した液状ケトン(H)反応後に液状ケトン(H)を共沸によって除去する前に、1〜30%アンモニア水(D2)で反応液のpHを4〜7に調整し、共沸後に1〜30%アンモニア水(D2)で中和してpH7〜10に調整することを特徴とする請求項11〜請求項19いずれかの項に記載のケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂の製造方法。
JP2007500533A 2005-01-25 2006-01-25 ケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂 Active JP4926938B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007500533A JP4926938B2 (ja) 2005-01-25 2006-01-25 ケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005016604 2005-01-25
JP2005016604 2005-01-25
PCT/JP2006/301107 WO2006080331A1 (ja) 2005-01-25 2006-01-25 ケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂
JP2007500533A JP4926938B2 (ja) 2005-01-25 2006-01-25 ケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2006080331A1 JPWO2006080331A1 (ja) 2008-06-19
JP4926938B2 true JP4926938B2 (ja) 2012-05-09

Family

ID=36740361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007500533A Active JP4926938B2 (ja) 2005-01-25 2006-01-25 ケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂

Country Status (9)

Country Link
US (1) US7834124B2 (ja)
EP (1) EP1842864B1 (ja)
JP (1) JP4926938B2 (ja)
KR (1) KR101154635B1 (ja)
CN (1) CN101107283B (ja)
ES (1) ES2426498T3 (ja)
PL (1) PL1842864T3 (ja)
TW (1) TWI366580B (ja)
WO (1) WO2006080331A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4983187B2 (ja) * 2006-07-24 2012-07-25 住友化学株式会社 レゾルシン/ホルムアルデヒド樹脂の製造方法
CN101516942B (zh) * 2006-09-29 2012-10-24 保土谷化学工业株式会社 生产mek改性的间苯二酚/甲醛树脂、并行地进行特定原料的回收和再利用的方法
JP4307499B2 (ja) * 2006-09-29 2009-08-05 保土谷化学工業株式会社 特定原料の回収および再利用が並行して行われるmek変性レゾルシンホルマリン樹脂の製造方法
CN101338028B (zh) * 2007-09-21 2010-11-10 江苏国立化工科技有限公司 间苯二酚树脂及制备方法
CN108840698B (zh) * 2018-07-19 2021-10-15 航天特种材料及工艺技术研究所 一种多孔c/c复合材料及制备方法
EP4087898A1 (en) * 2020-01-09 2022-11-16 Sumitomo Chemical Advanced Technologies, LLC, D.B.A. Sumika Electronic Materials Phloroglucinolic resins, methods of making, and uses in rubber compositions
CN112592452A (zh) * 2020-10-27 2021-04-02 安徽鑫固环保股份有限公司 一种间苯二酚蒸馏残渣资源化利用的方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3412068A (en) * 1964-03-24 1968-11-19 Mobil Oil Corp Water-soluble resins and their preparation, said resins resulting from simultaneous condensation of a ketone, an aldehyde, a monohydric phenol and resorcinol
US3947425A (en) * 1972-05-25 1976-03-30 Weyerhaeuser Company Rapid curing, hydrophilic resin compositions
JPS54932B1 (ja) * 1970-12-15 1979-01-18
JPS57115413A (en) * 1981-01-05 1982-07-17 Sumitomo Chem Co Ltd Reduction of free resorcinol content in resorcinol resin
JPS57143316A (en) * 1981-03-02 1982-09-04 Sumitomo Chem Co Ltd Preparation of resorcin-formaldehyde resin
JP2003277308A (ja) * 2002-03-19 2003-10-02 Toshio Honda 低分子量レゾルシンホルムアルデヒド反応生成物
JP2005281675A (ja) * 2004-03-02 2005-10-13 Sumitomo Chemical Co Ltd レゾルシン/ホルムアルデヒド樹脂の製造方法
JP2006199594A (ja) * 2005-01-18 2006-08-03 Sumitomo Chemical Co Ltd レゾルシンとメチルエチルケトンの反応生成物

Family Cites Families (49)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1614172A (en) * 1921-04-25 1927-01-11 Firm Chemische Fabriken Dr Kur Condensation product of ketones and phenols
US1624082A (en) * 1923-06-29 1927-04-12 Fritz V Briesen Resins and process of making the same
US1883415A (en) * 1929-06-21 1932-10-18 Bakelite Gmbh Process of hardening phenol-aldehyde condensation products
US2079210A (en) * 1932-08-30 1937-05-04 Helmuth Reichhold Phenol-aldehyde condensation products
US2069725A (en) * 1935-03-09 1937-02-02 Ellis Foster Co Drying oil composition and process of making same
US2538883A (en) * 1947-07-18 1951-01-23 Union Carbide & Carbon Corp Phenol-modified acetone resins
US3006883A (en) * 1958-10-24 1961-10-31 Smith Paper Mills Ltd Howard Method of producing a phenol formaldehyde acetone resin
US3133034A (en) * 1960-12-16 1964-05-12 Koppers Co Inc Resorcinol-formaldehyde resins and adhesives made therefrom
US3390127A (en) * 1964-03-24 1968-06-25 Mobil Oil Corp Water-soluble ketone-aldehyde-phenol resins and process of making same
US3409571A (en) * 1964-11-30 1968-11-05 Hooker Chemical Corp Phenol-aldehyde/phenol-ketone condensate-phosphorus containing esters
US3321358A (en) * 1965-12-20 1967-05-23 Mobil Oil Corp Plywood bonded with a resinous composition comprising a ketone-aldehyde resin and a chemically basic clay
JPS4812185B1 (ja) 1970-02-23 1973-04-18
JPS4914550B1 (ja) 1970-12-04 1974-04-08
CA958826A (en) * 1970-12-04 1974-12-03 Shoji Tanaka Adhesive composition
JPS4914550A (ja) 1972-05-20 1974-02-08
US3919151A (en) * 1972-11-24 1975-11-11 Koppers Co Inc Preparation of low free resorcinol containing resorcinol-phenol copolymer resins
US4034012A (en) * 1975-03-17 1977-07-05 Weyerhaeuser Company Acetone-formaldehyde-resorcinol resin compositions and adhesives prepared therefrom
SE415367B (sv) * 1977-05-13 1980-09-29 Casco Ab Forfarande for limning med resorcinolhartslim med anvendning av en uppslamning av paraformaldehyd som herdare samt herdarkomposition for anvendning vid settet
JPS54932A (en) 1977-06-06 1979-01-06 Hitachi Ltd Document with mark controlling feed
US4158650A (en) * 1977-08-04 1979-06-19 Mitsui Toatsu Chemicals, Inc. Process for producing modified phenolic resin
US4241201A (en) * 1979-04-13 1980-12-23 Hooker Chemicals & Plastics Corp. Phenolic resins with improved low temperature processing stability
US4314050A (en) * 1978-10-30 1982-02-02 Ppg Industries, Inc. Method of preparing a phenolic aldehyde resin and resin composition for an adhesive system to be applied to glass fibers
DE3069534D1 (en) * 1979-12-27 1984-11-29 Mitsui Petrochemical Ind Novolak resin composition and products formed therefrom
US4376854A (en) * 1981-04-10 1983-03-15 Hodogaya Chemical Co., Ltd. Process for preparing resorcinol copolymers
JPS57167342A (en) 1981-04-10 1982-10-15 Hodogaya Chem Co Ltd Production of novolak resin dispersion
JPS60260611A (ja) * 1984-06-08 1985-12-23 Mitsubishi Petrochem Co Ltd 高分子量クレゾ−ルノボラツク樹脂の製造方法
JP2590342B2 (ja) * 1986-11-08 1997-03-12 住友化学工業株式会社 ポジ型フォトレジスト用ノボラック樹脂及びそれを含有するポジ型フォトレジスト組成物
DE3888585T2 (de) * 1987-07-06 1994-09-01 Bridgestone Corp Klebstoffzusammensetzung für Fasermaterial und Verfahren zu ihrer Herstellung.
US4997804A (en) * 1988-05-26 1991-03-05 The United States Of America As Represented By The United States Department Of Energy Low density, resorcinol-formaldehyde aerogels
GB8829984D0 (en) * 1988-12-22 1989-02-15 Borden Uk Ltd Phenolic resins
DE3901930A1 (de) * 1989-01-24 1990-07-26 Hoechst Ag Verfahren zur herstellung von novolaken und deren verwendung
FR2642078B1 (fr) * 1989-01-25 1992-08-28 Ceca Sa Resines formophenoliques de type novolaque resultant de la condensation de phenols et d'aldehydes lourds. leur preparation. leur application au renforcement du caoutchouc
US5075414A (en) * 1989-12-18 1991-12-24 Indspec Chemical Corporation Resorcinol-modified phenolic resin binder for reinforced plastics
JP3062560B2 (ja) 1990-10-12 2000-07-10 株式会社ブリヂストン 軽量ホースの製造方法
DE4103752A1 (de) 1991-02-07 1992-08-13 Fuller H B Gmbh Verfahren zur herstellung eines wasserloeslichen (form)-aldehydharzes und dieses enthaltende klebstoffzusammensetzung
CN1067250A (zh) * 1991-05-28 1992-12-23 北京师范大学 桐酸系间苯二酚甲醛树脂的合成方法
US5372909A (en) * 1991-09-24 1994-12-13 Mitsubishi Kasei Corporation Photosensitive resin composition comprising an alkali-soluble resin made from a phenolic compound and at least 2 different aldehydes
JPH06100850A (ja) 1992-09-22 1994-04-12 Mokushitsu Shinsozai Gijutsu Kenkyu Kumiai 木材−フェノール樹脂接着剤の製造方法
CA2128912A1 (en) * 1993-08-17 1995-02-18 Zygmunt Teodorczyk Modified phenol-aldehyde resin and binder system
TW354796B (en) * 1994-01-27 1999-03-21 Kashima Oil Process for producing highly reactive modified phenolic resin
DE4404809A1 (de) * 1994-02-16 1995-08-17 Huels Chemische Werke Ag Keton-Aldehydharze mit breiter Verträglichkeit, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung
US5726257A (en) * 1994-08-30 1998-03-10 Sumitomo Chemical Company, Ltd. Esterified resorcinol-carbonyl compound condensates and epoxy resins therewith
US5936056A (en) * 1997-03-07 1999-08-10 Indspec Chemical Corporation Non-volatile resorcinolic resins and methods of making and using the same
US5928836A (en) * 1997-09-29 1999-07-27 Clariant Finance (Bvi) Limited Fractionated novolak resin copolymer and photoresist composition therefrom
JP2000178849A (ja) 1998-12-16 2000-06-27 Bridgestone Corp 綿セルロース再生繊維コードおよび空気入りタイヤ
KR100709520B1 (ko) * 2000-02-29 2007-04-20 도오꾜오까고오교 가부시끼가이샤 페놀 노볼락 수지, 그것의 합성 방법, 및 이것을 사용한포지티브형 포토레지스트 조성물
US7074861B2 (en) * 2003-02-18 2006-07-11 Indspec Chemical Corporation Modified resorcinol resins and applications thereof
JP4118914B2 (ja) * 2003-10-07 2008-07-16 保土谷化学工業株式会社 レゾルシンホルマリン樹脂の製造方法
JP4256828B2 (ja) * 2003-10-07 2009-04-22 保土谷化学工業株式会社 ケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3412068A (en) * 1964-03-24 1968-11-19 Mobil Oil Corp Water-soluble resins and their preparation, said resins resulting from simultaneous condensation of a ketone, an aldehyde, a monohydric phenol and resorcinol
JPS54932B1 (ja) * 1970-12-15 1979-01-18
US3947425A (en) * 1972-05-25 1976-03-30 Weyerhaeuser Company Rapid curing, hydrophilic resin compositions
JPS57115413A (en) * 1981-01-05 1982-07-17 Sumitomo Chem Co Ltd Reduction of free resorcinol content in resorcinol resin
JPS57143316A (en) * 1981-03-02 1982-09-04 Sumitomo Chem Co Ltd Preparation of resorcin-formaldehyde resin
JP2003277308A (ja) * 2002-03-19 2003-10-02 Toshio Honda 低分子量レゾルシンホルムアルデヒド反応生成物
JP2005281675A (ja) * 2004-03-02 2005-10-13 Sumitomo Chemical Co Ltd レゾルシン/ホルムアルデヒド樹脂の製造方法
JP2006199594A (ja) * 2005-01-18 2006-08-03 Sumitomo Chemical Co Ltd レゾルシンとメチルエチルケトンの反応生成物

Also Published As

Publication number Publication date
ES2426498T3 (es) 2013-10-23
PL1842864T3 (pl) 2013-12-31
EP1842864A4 (en) 2012-10-03
TWI366580B (en) 2012-06-21
WO2006080331A1 (ja) 2006-08-03
EP1842864B1 (en) 2013-07-24
KR101154635B1 (ko) 2012-06-08
CN101107283A (zh) 2008-01-16
JPWO2006080331A1 (ja) 2008-06-19
US20090018304A1 (en) 2009-01-15
US7834124B2 (en) 2010-11-16
EP1842864A1 (en) 2007-10-10
CN101107283B (zh) 2010-08-18
KR20070100953A (ko) 2007-10-15
TW200633965A (en) 2006-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4926938B2 (ja) ケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂
US20080112876A1 (en) Method of Stabilizing Resorcinol Resins and Gel Compositions Made Therefrom
JP2592473B2 (ja) 尿素アルデヒド重縮合物の製造方法
JP5087231B2 (ja) ケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂の製造方法
US7718752B2 (en) Process for producing resorcinol-formalin resin
JP4256828B2 (ja) ケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂
JP5087232B2 (ja) レゾルシン−メチルエチルケトン−ホルマリン樹脂
JP5239196B2 (ja) 低粘度フェノール類変性芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂の製造方法
JP4885104B2 (ja) ケトン変性レゾルシンホルマリン樹脂の製造方法
JP4885828B2 (ja) レゾルシンホルマリン樹脂
CS254981B2 (en) Acid-curable mixture for mastics with slight contractibility and method of its production
JP4399977B2 (ja) 芳香族炭化水素変性フェノール樹脂の製造方法
KR100559058B1 (ko) 수분산 수지 조성물 및 이의 제조방법
CN112236247A (zh) 铸型造型用粘结剂组合物
JP2011089008A (ja) 硬化性樹脂組成物の製造方法
JP2006169486A (ja) レゾルシン樹脂の製造方法
JPH09227646A (ja) ノボラック型フェノール樹脂の芳香族カルボン酸エステルの製造方法
JP2002105157A (ja) フェノール樹脂の製造方法
JP2003212944A (ja) ノボラック型フェノール樹脂の製造方法
JPS62212411A (ja) 変性フエノ−ル樹脂の製造法
JP2003002941A (ja) ノボラック型フェノール樹脂の製造方法
JP2005075937A (ja) ノボラック型フェノール樹脂の製造方法
JP2006143979A (ja) レゾルシン樹脂の製造方法
JP2010013501A (ja) レゾルシンホルムアルデヒド樹脂の製造方法
JPH03258875A (ja) フェノール樹脂ワニスの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070124

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071130

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080507

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120131

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120208

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150217

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4926938

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150217

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150217

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250