JPH03258875A - フェノール樹脂ワニスの製造方法 - Google Patents

フェノール樹脂ワニスの製造方法

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JPH03258875A
JPH03258875A JP5590290A JP5590290A JPH03258875A JP H03258875 A JPH03258875 A JP H03258875A JP 5590290 A JP5590290 A JP 5590290A JP 5590290 A JP5590290 A JP 5590290A JP H03258875 A JPH03258875 A JP H03258875A
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JP
Japan
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varnish
dehydration
ester compound
reduced pressure
under reduced
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Pending
Application number
JP5590290A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Nakami
裕昭 仲見
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Kyocera Chemical Corp
Original Assignee
Toshiba Chemical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ (産業上の利用分野) 本発明は、減圧脱水工程を安定化し、ワニスの品質バラ
ツキを低減した、生産性に優れたフェノール樹脂ワニス
の製造方法に関する。
(従来の技術) 積層板等に使用されるフェノール樹脂ワニスは、一般に
次のようにして製造される。 フェノール類、ホルマリ
ン、触媒等を蒸気ジャケット付き反応釜に仕込み、所定
温度で所定時間縮合反応させ、次いでジャケット内に蒸
気を通しながら反応釜内を減圧脱水して反応樹脂中の水
を除去−した後冷却し、その後メタノール等の溶剤で希
釈し、難燃剤、可塑剤等の添加剤を加えてフェノール樹
脂ワニスが製造されている。
(発明が解決しようとする課題〉 そのようにしてフェノール樹脂ワニスを製造する場合、
反応釜内をには減圧脱水時にワニスが硬化して付着し、
製造ロットが重ねられるつれて徐々に反応釜の熱伝導率
が悪くなる。 そのため、次第に減圧脱水の時間が長く
なり、またワニスにも品質バラツキが発生し、生産性が
低下するという欠点がある。 そして、ワニスの品質バ
ラツキをなくすため、反応釜内壁に付着した硬化ワニス
の除去清掃を頻繁に行わなければならず、作業性の点に
おいても問題であった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、減圧脱
水工程を安定化させ、ワニスの品質パラツキを低減し、
かつ生産性に優れたフェノール樹脂ワニスの製造方法を
提供することを目的としている。
[発明の構成コ (課題を解決するための手段) 本発明者は、上記の目的を達成しようと鋭意研究を重ね
た結果、特定のリン酸エステル化合物を脱水工程以前に
添加することによって、上記目的が達成されることを見
いだし、本発明を完成したものである。
すなわち、本発明は、 触媒の存在下でフェノール類とアルデヒド類を縮合反応
させ、減圧脱水した後、希釈剤及び他の添加剤を配合す
るフェノール樹脂ワニスの製造方法において、前記減圧
脱水をする前に、25℃における粘度1.0ポアズ以下
、沸点300℃以上のリン酸エステル化合物を添加する
ことを特徴とするフェノール樹脂ワニスの製造方法であ
る。
本発明に用いるフェノール類としては、特に限定するも
のではなく、フェノール、クレゾール、キシレノール、
プロピルフェノール、ブチルフェノール、オクチルフェ
ノール、ノニルフェノール等が挙げられ、これらは単独
又は2種以上混合して使用することができる。
本発明に用いるアルデヒド類としては、ホルムアルデヒ
ド、パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ベンズ
アルデヒド、フルフラール等が挙げられ、これらは単独
又は2種以上混合して使用することができる。
この反応において、硫酸、塩酸、酢酸、パラトルエンス
ルホン酸等の酸触媒及びアンモニア、モノメチルアミン
、ジメチルアミン等のアルカリ性触媒を使用することが
できる。
本発明に用いる希釈剤としてはメチルアルコール、エチ
ルアルコール、プロピルアルコール、ブチルアルコール
、アセトン、トルエン等が挙げられ、これらは単独もし
くは2種以上混合して使用することができる。
本発明は、フェノール類、アルデヒド類を反応させるが
本発明の目的に反しない範囲において可塑剤、難燃剤等
を添加配合することができる。
可塑剤としては反応型可塑剤、すなわち、乾性植物油又
はエポキシ化油とフェノール類を反応させたもの等であ
る。 ここで用いる乾性植物油としてアマニ油、桐油、
ヒマシ油、脱水しマシ油等が用いられ、フェノール類と
しては、フェノール、クレゾール、プロピルフェノール
、ブチルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェ
ノール等を用いることができる。
本発明に用いるリン酸エステル化合物としては、粘度1
.Oポアズ(25℃)以下、沸点300℃(7601H
g)以上のものであることが望ましい、 具体的なリン
酸エステル化合物としては、クレジルジフェニルホスフ
ェート、トリフェニルホスフェート、トリオクチルホス
フェートなどがあり、エステル種の選択、組合せは自由
になし得る。 トリクレジルホスフェート(1,03ポ
アズ)のようにリン酸エステル化合物の粘度が1.0ポ
アズ(25℃)を超えるとフェノール樹脂の粘度を低下
させることができず、脱水工程の安定化に寄与せず好ま
しくない、 また、トリブチルホスフェート(289℃
)のように沸点が300℃(760nn HQ )未満
であると減圧脱水時に反応系外に飛散する恐れがあり好
ましくない。 また、リン酸エステル化合物は、台底す
るフェノール樹脂と相溶し、フェノール樹脂の粘度を低
下させるものであることが望ましい、 リン酸エステル
化合物の添加時点は、減圧脱水を始める前であるが、そ
の時点における添加量は、本来、樹脂に配合すべき所定
量を最大量としても、あるいはその一部を添加17ても
よく、脱水状況と所望の効果に応じて添加量を決定する
ことが望ましい、 一部を添加した場合の残量は脱水後
に添加される。 もちろん、減圧脱水工程を損なわない
手段があれば、配合する時点は、脱水直前、脱水初期、
脱水中期のいずれでもよく、脱水状況に応じて最良の方
法を決めることができる。
本発明のフェノール樹脂ワニスの製造方法は次のように
して行う、 触媒の存在下でフェノール類とアルデヒド
類の還流反応を 100分間行い、その後、リン酸エス
テル化合物を添加して減圧脱水を行う、 脱水後減圧を
止め冷却した後、溶剤を加えてフェノール樹脂ワニスを
製造することができる。
本発明において脱水工程を安定化させるために、リン酸
エステル化合物を添加させることを説明したが、−数的
には、脱水後添加配合させるものの内より、フェノール
と反応せず、フェノール樹脂と相溶性がよく、粘度が1
.0ポアズ以下、沸点が300℃以上のものであれは良
いので広く応用することができる。
(作用) 本発明のフェノール樹脂ワニスの製造方法は、リン酸エ
ステル化合物を脱水以前に配合することによってフェノ
ール樹脂の粘度を低下させ、脱水工程を安定化し、ワニ
スの品質を一定にすることができるものである。
(実施例) 次に本発明を実施例によって説明するが、本発明はこれ
らの実施例によって限定されることはない、 以下の実
施例及び比較例において、F部Jとは「重量部」を意味
する。
実施例 桐油400部、フェノール1000部、パラトルエンス
ルホン酸10%水溶液20部を反応釜に仕込み、IH℃
で2時間反応させた後、40%モノメチルアミン20部
、37%ホルマリン1100部を加えて 100分間還
流反応を行った後、クレジルジフェニルホスフェート2
00部を添加して減圧脱水を行った。
減圧脱水終点の80℃の時点で減圧を止め、冷却した後
、メタノール250部、トルエン250部を加えて十分
均一に混合してフェノール樹脂ワニスを製造する。 実
施例は、反応釜の清掃後、20ロツトのワニス製造を行
ない、20ロツトのワニスの品質(ワニス粘度、ワニス
ゲルタイム)及び脱水時間の平均天とバラツキσを求め
、その結果を第1表に示した。 なお、清掃後第1回目
、第10回目および第20回目のロットの品質値と脱水
時間を第1表に併記した。
比較例 桐油400部、フェノール1000部、パラトルエンス
ルホン酸10%水溶液20部を反応釜に仕込み、100
℃で2時間反応させた後、40%モノメチルアミン20
部、37%ホルマリン1100部を加えて 100分間
還流反応を行った後、減圧脱水を行った。
減圧脱水終点の80℃の時点で減圧を止め冷却した後、
メタノール250部、トルエン250部、クレジルジフ
ェニルホスフェート200部を添加配合し、均一に撹拌
してフェノール樹脂ワニスを製造する。
反応釜清浄後、20ロツトを製造して実施例と対照比較
した。
[発明の効果] 以上の説明及び第1表の結果から明らかなように、本発
明のフェノール樹脂ワニスの製造方法によれば、脱水工
程が安定化し、ワニスの品質のバラツキが低減し、かつ
生産性に優れたフェノール樹脂ワニスを製造することが
できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 触媒の存在下でフェノール類とアルデヒド類を縮合
    反応させ、減圧脱水した後、希釈剤及び他の添加剤を配
    合するフェノール樹脂ワニスの製造方法において、前記
    減圧脱水をする前に、25℃における粘度1.0ポアズ
    以下、沸点300℃以上のリン酸エステル化合物を添加
    することを特徴とするフェノール樹脂ワニスの製造方法
JP5590290A 1990-03-07 1990-03-07 フェノール樹脂ワニスの製造方法 Pending JPH03258875A (ja)

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JPH03258875A true JPH03258875A (ja) 1991-11-19

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