JP4919633B2 - 車椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、使用者が座席部に着座した状態で走行もしくは搬送できる車椅子(介助車)の改良に関するものである。
従来より使用されている車椅子の多くは、JIS規格大型と呼ばれるものが使用されている。このような車椅子の場合、座幅×奥行きが400×400mm以上であり、多くの高齢者をはじめとする使用者にとって、大きすぎることから、座位姿勢の崩れを引き起こし、斜め座りといった姿勢を助長することがある。
斜め座りの場合には、やがて脊柱の側彎を生じたり、座位での身体へ当接圧力分布が不適切となると、特定の箇所に長時間当接圧力が集中し、褥瘡などの原因になる。
このような状態が悪化した場合には、身体の姿勢の偏りに対応して、所定厚みのパッドなどを介在させることで対策したり、使用者には不快な抑制帯を用いたりすることが多いが、このような対応では不十分であることは明らかである。
そこで、特許文献1や特許文献2に示すような技術も工夫されている。
特開2005−66250号公報 特開平2−232050号公報
特許文献1のものは、傾斜をつけた座面部、もしくは座面部材であり、適宜車椅子の座面部上に配置などして、使用者の着座姿勢を臀部下の座面部材の傾斜により補助しようとするものであり、特許文献2のものは、車椅子の背もたれのクッションに横方向を支持するボルスターを着脱可能に形成している。
しかしながら、特許文献1の座面部(部材)は、単純な構成で簡便な使用に向く点は良いとしても、車椅子の座面部などと別体に構成されるものであるから、該別体の座面部(部材)が車椅子の座面部との間で位置ズレを生じて、かえって着座姿勢を不安定にさせるおそれがあるし、使用者が座った状態で適切な位置に調節することができないことや、座面部(部材)自体紛失したりする場合もあり、必ずしも実用的ではない。
また、いずれの実施形態に開示された座面部の傾斜の調整機構もあまり実用的でなく、実現味の薄いもので、例えば、図7ないし図15で示す構成のものは使用者の身体の一部を挟んでしまう危険もあり、実際の使用を真剣に考慮したものと評価することはできない。
同様に、特許文献2のパッド状とされたボルスターも、使用者の状態に応じて調整できる構造となっておらず、パッドのクッション性で吸収する構成であり、従来の所定厚みのパッドを使用する方法と実質的な違いが無く、使用者にとって好ましいものではない。
本発明は上述の課題を解決するためになされたもので、車椅子(介助車)上において、使用者の状態に応じて、斜め座りの着座姿勢となることを不快感なく安全かつ適切に防ぐことができ、容易に体位を保持することができる車椅子を提供することを目的とする。
本発明は、使用者が着座するための座面部と、該座面部の上に配置された腰部背もたれ部と該腰部背もたれ部の上に配置された背もたれ本体を含む背もたれ部と、を有する座席部と、該座席部および車輪を支持するフレーム部とを備えており、前記座面部が、進行方向に関して左右の端部の少なくとも一方が上下に可動することにより、該座面部上面を前記左右方向に沿って所定角度傾斜させる傾斜角度設定手段と、前記座面部の前記傾斜状態を保持するための保持手段とを備え、使用者が着座した状態で前記傾斜角度を設定し得る構成と、少なくとも、前記背もたれ部を前後方向傾斜調整させるリクライニング機構および前記背もたれ部と前記座面部との成す角度を維持したまま全体を前後方向に傾斜調整させるチルト機構のいずれかの機構を具備し、さらに、前記背もたれ本体を所望の角度で前屈させる前屈用の駆動手段とを備えることを特徴とする。
上記構成によれば、車椅子の座面部の左右端部の少なくとも一方を例えば上方に可動すると、該座面部は、傾斜もしくは曲折により形成される傾斜面となる。
すなわち、車椅子の座面部に、該可動構造を組み込んでいるので、車椅子と座面部は一体的であるから、別体の座面部材やパッドを用いる場合のように、紛失することもないし、特に位置ずれを生じることがないので、好ましい。
また、座面部自体を可動に構成しており、例えば、車椅子の上に別体に傾斜調整機構を備える座面部材を載せるのではないので、使用者の身体の一部が、該傾斜調整機構に挟まれたりすることもなく、安全に使用することができる。
そして、本願の車椅子では、その座面部に着座する使用者の身体が右に傾く場合には、右側が高くなるように、左に傾く場合には左側が高くなるように座面部を調整する。丁度良い傾斜となったら、前記保持手段で、該傾斜角度を固定することができる。しかも、使用者が着座した状態で、その着座における姿勢を見ながら適切な角度に調整できる。これにより、調整した使用者にとって最適な傾斜角度を確実に保持できるので、使用者の「斜め座りの姿勢」を安全かつ確実に補助した状態に保つことができる。
また、座面部に着座した使用者の背中が丸くなる所謂「円背」(えんぱい)の状態となっている場合には、背もたれ本体を前傾させることで、このような使用者の背や頭部にそれぞれ適切に当接させやすくすることができ、円背症状が見られる使用者であっても、背中全体を背もたれ本体全体により均等に支えることができる。
なお、本発明の車椅子は、電動であってもよく、また「介助車」や「歩行補助車」、「ベビーカー」等の要介助者が座面に座って移動する手段を含むものである。
好ましくは、前記座面部の前記進行方向に関して左右方向の寸法の略中央を通る仮想の中心線の周囲に沿って、前記座面部が回動することで、前記傾斜角度を調整する構成としたことを特徴とする。
上記構成によれば、座面部の中央を挟んで左右の半分の領域を曲折させるだけでなく、前記中心軸の周囲に回動することでも、左右方向への傾斜を形成することができ、左右端部を各別に可動させる構成よりも単純で、形成しやすく、しかも、座面はフラットな状態とできるので座った状態を維持しやすいという利点がある。
好ましくは前記背もたれ本体の上方で、使用者の頭部を支持できる位置にヘッドレストが設けられており、該ヘッドレストは、前記座面部の傾斜角度とは別に左右方向に対する角度を姿勢調整される構成としたことを特徴とする。
上記構成によれば、前記座面部が傾斜したことで、前記ヘッドレストが使用者の頭部に斜めに当たることを防止し、ヘッドレストを適切な角度にすることができる。
好ましくは、前記座席部の両側部には、肘掛け部が配置されており、該肘掛け部が前記座面部に対して相対的に高さ調整可能とされていることを特徴とする。
上記構成によれば、前記座面部が傾斜した場合に、傾斜の上となった側の前記肘掛け部を座面部に対して相対的に下降させたり、傾斜の下になった側の肘掛け部を座面部に対して相対的に上昇させることで、肘掛け部を身体を支える適切な高さに調整することができる。また、車椅子の乗降時に肘掛け部の高さを下げて、乗降しやすくできる。
また、本発明は、使用者が着座するための座面部と、該座面部の上に配置された腰部背もたれ部と該腰部背もたれ部の上に配置された背もたれ本体およびヘッドレストを含む背もたれ部と、を有する座席部と、該座席部および車輪を支持するフレーム部とを備えており、前記背もたれ部の背もたれ本体および/または背もたれ本体より上方に配置されたヘッドレストについて、その進行方向に関して左右の端部の少なくとも一方が、前方へ曲折するように所定角度傾斜される傾斜角度設定手段と、該背もたれ部の該傾斜状態を保持するための保持手段とを備え、使用者が着座した状態で前記傾斜角度を設定し得る構成と、少なくとも、前記背もたれ部を前後方向傾斜調整させるリクライニング機構および前記背もたれ部と前記座面部との成す角度を維持したまま全体を前後方向に傾斜調整させるチルト機構のいずれかの機構を具備し、さらに、前記背もたれ本体を所望の角度で前屈させる前屈用の駆動手段を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、前記座面部に着座する使用者の身体が左右のいずれかに傾く場合に、これを座面部に傾斜を与えて姿勢を補助するのではなく、進行方向に関して左右の側であって、身体の倒れ込む側の使用者の身体の背部または頭部、あるいはその両方を、前方に押すように傾斜させることで、使用者の背部や頭部を支えるよう押さえることで、使用者に垂直に近い着座姿勢をとらせるようにするものである。
これにより、少なくとも、斜め座りや脊柱の側彎が軽度である場合には、座面部を傾斜させる場合と比べて、着座感に違和感が少なく、使用者の姿勢を補助することができる。
また、座面部に着座した使用者の背中が丸くなる所謂「円背」(えんぱい)の状態となっている場合には、背もたれ本体を前傾させることで、このような使用者の背や頭部にそれぞれ適切に当接させやすくすることができ、円背症状が見られる使用者であっても、背中全体を背もたれ本体全体により均等に支えることができる。
好ましくは、前記背もたれ本体および/または前記ヘッドレストは、中央部と中央部の両側縁に配置された脇部とを備えており、前記各脇部が前方に曲折するよう回動することで、前記傾斜角度を調整する構成とした車椅子により、達成される。
上記構成によれば、背部や頭部全体の重みを背もたれ部の中央領域で支えつつ、中央部の左右に隣接して配置された脇部が回動して姿勢が傾いた使用者の側面側から支えることができ、使用者の背面からバランスよく支えることができる。
好ましくは、前記ヘッドレストにおける脇部の進行方向面であって中央部側には、切り欠き部が形成されている車椅子により、達成される。
上記構成によれば、姿勢が傾いた使用者の頭部を、ヘッドレストの脇部によって側面側から支える際に、使用者の耳部に対応した切り欠き部によって、耳部を長時間圧迫することなく、側頭部全体で支えるよう使用できる。
以下、この発明の好適な実施形態を添付図面を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明の好ましい実施形態に係る車椅子の全体を示す概略斜視図、図2は図1の車椅子の概略側面図、図3は図1の車椅子の概略背面図であり、図4は図1の車椅子の座面部を除いてフレーム部の構造を明らかにした概略平面図である。
図1において、車椅子10は、使用者が着座するための座面部20と、背もたれ本体30およびヘッドレスト40を含む背もたれ部12とを有する座席部11と、該座席部11および車輪60を支持するフレーム部50を備えている。
この車椅子10は、使用者が座面部20に着座し、介助を担当する者がハンドル15を保持して、押すことができる介助車とされているが、車輪60の後輪部を大きくとり、使用者自ら後輪部を操作するよう構成してもよい。
車椅子10の各構造部材はフレーム部50である金属や樹脂製のフレームにより支持されている。フレーム部50を構成する金属等は、使用者の体重を支え、必要以上に重くない例えば金属製のパイプが使用されている。
車椅子10は、例えば、一対の小さな車輪であって、操舵できるよう回動可能にフレーム部50に連結された前輪と、一対の大きな車輪であって、図示しないブレーキ機能が付与された後輪とを有しており、これらの各車輪は基本フレーム61により支持されている。この基本フレーム61は、図2ないし図4で平行斜線(ハッチング)を付して表現されているフレームであり、平面視上はほぼ矩形もしくは正方形をなして、使用者を支える基本フレームである。
図2に示されているように、基本フレーム61の上に固定され、その上方の座面部支持フレーム63および後述する背もたれ支持フレーム64を支持するのが、メカフレーム62である。メカフレーム62は、基本フレーム61と座席部11を接続するもので、それに関連して座席部11の動きに関与するいくつかの可動部分を有している。また、上記座席部支持フレーム63は、図2ないし図4に示されている。図4に示されているように、基本フレーム61の上で、メカフレーム62と座面部支持フレーム63は、それぞれ平面視でほぼ矩形のフレームであって、重なるように配置される。
座面部支持フレーム63上には、該フレームの外形に沿ってほぼ矩形の座面部20が固定されている。この実施形態では座面部20は使用者が着座した際にソフトな感触を与えるように、比較的柔軟な弾性に富む材料を内包したマット部であって、成形された座席板上に弾性層を配置することで形成している。なお、座面部20の進行方向先端側における両側縁に沿って上方に突出した突起部が形成されており、使用者の足側でも左右方向に支えることを補助する構成とされている。
座面部20の両側部の外側には、図1に示すように肘掛け部65,65が配置されている。各肘掛け部65,65は前後方向に延びる長い板状の肘載せを有し、肘載せの中央付近から縦方向に延びるロッド部86を有している。このロッド部86が固定手段85によりメカフレーム62の前後方向の中央付近に固定されている。各肘掛け部65,65は固定手段85のつまみ87を緩めてロッド部86を昇降させた後、つまみ87を締めることにより、高さ調整されるようになっている。
なお、各肘掛け部65の高さを最も下げた状態では、座面部20と略同等の高さまで下げられるよう構成されている。
さらに、図1に示すように、座面部支持フレーム63の前端付近の幅方向両側には、それぞれ支軸58を介して下方に延びるようにアーム56,56が取付けられ、該アーム56,56の先端には足載せとなるステップ55,55が設けられている。アーム56は支軸58を中心に回動するよう構成されており、また、ステップ55はアーム56と連結した連結部を中心に回動するよう構成されている。
上記座面部20は、進行方向である図1のX方向に関して左右の端部の少なくとも一方が上下に可動することで、座面部20上面を左右方向に沿って所定角度傾斜させる傾斜角度設定手段と、傾斜状態を保持するための保持手段を備えている。
そのような構造の一例について説明すると、該座面20が載置固定された座面支持フレーム63は、図2および図3に示すように、メカフレーム62の上に固定されている。このメカフレーム62は図3において、上方が大きく開いた扁平なアングル状に表れており、その幅方向(Y方向)の中央の位置には、回動中心23において、X方向に沿った支軸により回動可能に固定されている。回動中心23は座面部20の幅寸法の略中央に相当する。回動中心23の両側には、上記傾斜角度設定手段として、ほぼ「ハ」の字状に配置された一対のローリング用メカロック22,22が配置されている。
すなわち、各メカロック22,22の上端はメカフレーム62に、開いた下端は基本フレーム61に固定されている。メカロック22,22は、例えば図5に示すように構成されている。
図5(a)はメカロック22の一部を拡大してその断面を示す図であり、図5(b)は軸の周囲に沿った動きを示す図である。
図において、メカニカルロック22は、そのロッド52に対して、その周囲に配置された筒体51が矢印L方向に移動したり、その移動を阻止したりすることができるようにいる。
図5(a)に示すように、筒体51に収容されたロッド52の周囲には、複数の短い環体53が僅かな隙間を有して配置されている。筒体51内で、各環体53,53の間にはコイルスプリング54,54の各端部が固定されており、該コイルスプリング54はロッド52の外周に巻回されている。また、筒体51と環体53とは動かないように固定されている。
図5(b)に示すように、筒体51と一体の操作片(操作レバーと接続されている)51aをロックRの状態から解除Kの状態に回動させると、図5(a)の筒体51はロッド52の周囲で回動し、コイルスプリング54の内径が大きくなって、ロッド52は筒体51に対して相対的に矢印L方向に移動可能となる。
逆に、筒体51と一体の操作片51aを解除状態からロックRの状態に回動させると、図5(a)の筒体51はロッド52の周囲で図5(b)の矢印と逆に回動し、コイルスプリング54の内径が小さくなって、ロッド52を締め付けるから、ロッド52は筒体51に対して固定される。
このようにして、メカロック22を装着したロッドはそれぞれ長さ方向に伸縮することができるだけでなく、伸縮位置で固定可能である。したがって、メカロック22,22は、座面部20の傾斜状態を保持するための保持手段も兼ねるものである。
なお、メカロック22,22は固定手段を備えたガスシリンダやネジによる固定構造など通常知られる各種の固定構造に変えてもよいが、座面を保持するため容易に動いてしまうことがない構造を採用する必要がある。
各傾斜駆動手段としてのメカロック22,22は図1のハンドル15に設けたレバー21,21の一方により操作されるようになっている。レバー21は一方の操作によって左右の各メカロック22を操作できる。したがって、レバー操作の程度により傾斜角度を決めることができるので、各レバー21が座面部の傾斜調整手段に相当し、使用者が座面部20に座った状態で、介助者等がハンドル15を持ちながら座面部20の傾きを調整できる。
これにより、本実施形態の座面部20は、支軸による固定部23を中心として、図1に示すように仮想の中心軸Cの周囲に回動することで、該中心軸Cの水平位置は保持したまま、左右のいずれかの一方の端部が上に、他方の端部が下を向くように傾斜し、その傾斜角度を任意に調整できるとともに、当該傾斜角度で保持されることになる。
図6は、座面部20が左を下側になるよう傾斜した状態を示している。同様にして、右を下に傾斜させ、その位置で保持することも可能である。このように座面部20は回動中心23を中心としてローリング可能とされている。
しかも使用者が座面部20に着座した状態においても、介助者は上記レバー21,21の一方を操作することにより座面部20の傾斜調整を行うことができるようになっている。
図2において、座面部支持フレーム63の後端からほぼ垂直に起立し背もたれ本体30を保持する主フレーム64−1と、該座面部支持フレーム63の途中から後方へ斜めに起立して延びて腰部背もたれ30aを保持する副フレーム64−2により、図1の背もたれ本体30とヘッドレスト40でなる背もたれ部12が支持されている。
図2において、主フレーム64−1の回動中心である支軸24と、副フレーム64−2の回動中心である支軸25が設けられており、それぞれの支軸はY方向に延びている。リクライニング用の駆動手段であるリクライニング用ガスシリンダ26の作用を利用して、これら各支軸24,25の回りに同時に回動させることで、図8に示すように、これらのフレームは、座面部20に対して角度θ1をとることができる。角度θ1は可変であり、例えば、いずれかの支軸24,25にストッパを設けることで所定角度とした状態で保持することができる。これにより、車椅子10はその背もたれ部12の角度を調整可能なリクライニング機能を有する。
さらに、図9を参照して理解されるように、座面部支持フレーム63は、後端付近を支軸27によりメカフレーム62に対して軸止されており、先端側は自由端となっている。そして、該自由端とメカフレーム62または基本フレーム61側との間に駆動手段としてのガスシリンダ28を設けることにより、チルト機能を備えている。このチルト機能は図9に示されているように、座面部20と背もたれ本体30との開き角度を変化しないで維持したまま、該座面部20とメカフレーム62との成す角度θ2を角度調整するものであって、座面部20の前後方向における角度を調整するものである。
次に図1の背もたれ部12に含まれる各部の動きを実現する構成を説明する。
図1ないし図3を参照すると、背もたれ支持フレーム64には支軸29を介して背もたれフレーム66が固定されている。背もたれフレーム66は背もたれ支持フレーム64上で所定幅で上方に延びており、背もたれ本体30を固定支持している。
具体的には、背もたれフレーム66は、中央で所定幅寸法に形成され縦方向に長い中央部背もたれ71と、上記背もたれフレーム66から両側方に張り出すように設けられ、縦方向に2箇所ずつ配置された蝶番67,67,68,68により固定された脇部背もたれ72,72を有している。脇部背もたれ72,72は例えば図示するように上部が広くなった変形四角形で、図7に示すように蝶番67,67,68,68の回動により両側縁が前方に向かって閉じる方向に回動するよう可動させ、つまみ73,73を操作することによって調整した角度を保持することができる。つまり、保持手段であるつまみ73,73を緩めることで、脇部背もたれ72,72を軸支する蝶番67,68の固定が解除されて脇部背もたれ72,72の前方への角度を調整でき、適切な角度とした状態でつまみ73,73を締めることで適切な角度で保持するよう固定できる。
なお、これらの操作は、使用者が座面部20に座った状態で調整できるため、使用者の状態に応じて適切な角度に調整することができる。
さらに、図3に示すように、背もたれフレーム66のほぼ中央部に設けた支軸83によりヘッドレストベース81が固定されている。ヘッドレストベース81は所定の面積を有するベース板で両側縁において、上下方向に沿って支持ロッド82,82を上下方向に移動可能に支持している。
支持ロッド82,82の上端にはヘッドレスト40が固定されている。ヘッドレスト40は中央部ヘッドレスト41と、該中央部ヘッドレスト41の両側部に配置された脇部ヘッドレスト42,42を有している。ここで、図示の構造とは異なり、脇部ヘッドレスト42,42は、脇部背もたれ72,72と同様に蝶番などで接続されて、好ましくは背もたれと同様に両側縁が前方に向かって閉じる方向に可動することができるようにされる。
背もたれ本体30とヘッドレスト40は、例えば、座面部20などと同様に使用者の身体が触れた際にソフトな感触を与えるように、成形された背もたれ板上に比較的柔軟な弾性に富む材料を内包したマット部を配置している。
また、ヘッドレスト40を支持しているヘッドレストベース81は、支軸83において、背もたれフレーム66に対して矢印Fに示すように回動できるようにされている。
つまり、図6に示すように座面部20を傾斜させることに伴い、背もたれ本体30は同じ方向に傾斜することになるが、ヘッドレスト40は支軸83で回動できるため、略垂直方向に向かうよう調整されて、脇部ヘッドレスト42,42の角度もあって、使用者の頭部を支えるよう構成されている。このように、ヘッドレスト40は座面部20の傾斜角度の影響を受けず、独立して左右方向に対する角度を調整可能とされている。
さらに好ましくは、ヘッドレスト40の脇部ヘッドレスト42は、図1に示されているように、前面側の中央部ヘッドレスト41側には、一部を凹状とした切り欠き部である窪み42aを設けて使用者の耳部の膨らみを受容することができるようになっている。
さらに、図2に示すように、背もたれ支持フレーム64と背もたれフレーム66の間には駆動手段としての前屈用メカロック(図2の符号32参照)が配置されている。これにより、図2の矢印Gに示すように、支軸29から上が所望の角度で前屈することができる。つまり、図9に示すように、背もたれ部12の上方領域である背もたれ本体30の前後方向における角度を、腰部背もたれ30aに対して角度θ3のように調整可能とされている。
したがって、座面部20に着座した使用者の背中が丸くなる所謂「円背」(えんぱい)の状態となっている場合には、背もたれ本体30とヘッドレスト40を前傾させることで、このような使用者の背や頭部にそれぞれ適切に当接させやすくすることができ、腰部背もたれ30aへの当接と合わせて、背もたれ部12全体で円背症状が見られる使用者であっても、背中全体を均等に支えることができる。
本実施形態の車椅子10は以上のように構成されており、座面部20は図1および図6にしめされているように、矢印C方向に回動可能である。このため、使用者が身体の変形などに起因して右に傾いた着座姿勢をとる傾向がある場合には、例えば、図6に示すように、座面部20を左下がりの傾斜とすることにより、これを矯正して垂直な座位に近づけることができる。しかも傾斜角度は座った状態で任意に調整可能で、調整角度位置で保持できるから、使用者の「斜め座りの姿勢」を症状に応じて、安全かつ確実に補正した状態に保つことができる。
さらに、座面部20を回動させて、傾斜面とした場合には、図6に示すように、支軸83の周囲でヘッドレストベース81を、背もたれフレーム66に対して回動させ支持ロッド82,82が垂直となるようにすることができる。これにより、座面部20が傾斜したことで、座面部支持フレーム63以上の構成が傾斜し、ヘッドレスト40が使用者の頭部に斜めに当たることを防止することができる。
また、座面部20を図1の矢印C方向に回動しなくても、あるいはこのような回動に加えて、背もたれ本体の各脇部背もたれ72,72が使用状態の概略平面図である図7の矢印Eに示すように回動することで、身体が右に傾き易い人が車椅子10に乗る場合には、図7の矢印のように、背もたれ本体30の右側の脇部背もたれ72を前方に曲げて、背中や頭部を押さえると身体の姿勢を安定させることができる。
一方、座面部20の回動と背もたれ本体30の曲折を併用する場合においては、身体が右に傾き易い人が車椅子10に乗る場合に、座面部20の右が上になるように回動させるとともに、背もたれ本体30に関しては、図7の矢印Eに示すように左側の脇部背もたれ72前方に曲げて、背中や頭部を押さえると、身体の姿勢をより一層安定させることができる。
尚、ヘッドレスト40の左右の脇部ヘッドレスト42,42を独立に可動する場合は、上記背もたれ本体30の左右の脇部背もたれ72,72の可動と同様に使用することができる。
また、ヘッドレスト40の可動は、座面部20の動きに加えて、あるいは、背もたれ本体30の上記可動に加えて、さらには、座面部20の可動と背もたれ本体30の可動とに加えて行うことができ、その場合の動きは、上記したように、座面部20と背もたれ本体30の可動を併用する場合と同様に可動させることになる。
本発明は上述の各実施形態に限定されない。
例えば、座面部20の角度を調整する構造に、背もたれ本体30で採用したような脇部72,72が独立して回動する構造を採用してもよく、中央部71を設けずに、脇部72,72だけの2枚の板状部材が中心で軸支されて回動する構成としてもよい。
また、座面部20の中央部に回動中心23を形成するのではなく、一方向に傾く傾向がある使用者に対する専用品として、回動中心23を座面部20の一方の端部側に配置してもよい。
さらに、背もたれ本体30の角度を調整する構造として、座面部20で採用したような中央部の回動中心23を軸点として面全体が回動する構造を採用してもよい。
さらにまた、左右の肘掛け部65,65が近接する方向に折り畳み可能とされていてもよく、車輪部60の前輪と後輪が近接する方向に折り畳み可能とされていてもよい。
上述の各実施形態における各構成は、必要により、その一部を省略したり、他の構成と入れ換えて、異なる構成の組み合わせのもとで実施されてもよい。
本発明の実施形態にかかる車椅子の概略斜視図。 図1の車椅子の概略側面図。 図1の車椅子の概略平面図。 図1の車椅子のフレーム部の概略平面図。 図1の車椅子に用いるメカロックの一例を示す図。 図1の車椅子の座面部を傾斜させた状態を示す概略背面図。 図1の車椅子の使用状態の一例を示す概略平面図。 図1の車椅子のリクライニングの状態を示す概略側面図。 図1の車椅子のチルトの状態を示す概略側面図。
10・・・車椅子、11・・・座席部、12・・・背もたれ部、20・・・座面部、30・・・背もたれ本体、40・・・ヘッドレスト、50・・・フレーム部、60・・・車輪

Claims (7)

  1. 使用者が着座するための座面部と、
    該座面部の上に配置された腰部背もたれ部と該腰部背もたれ部の上に配置された背もたれ本体およびヘッドレストを含む背もたれ部と、を有する座席部と、
    該座席部および車輪を支持するフレーム部と
    を備えており、
    前記座面部が、進行方向に関して左右の端部の少なくとも一方が上下に可動することにより、該座面部上面を前記左右方向に沿って所定角度傾斜させる傾斜角度設定手段と、
    前記座面部の前記傾斜状態を保持するための保持手段とを備え、
    使用者が着座した状態で前記傾斜角度を設定し得る構成と、
    少なくとも、前記背もたれ部全体を前後方向傾斜調整させるリクライニング機構および前記背もたれ部と前記座面部との成す角度を維持したまま全体を前後方向に傾斜調整させるチルト機構のいずれかの機構を具備し、
    さらに、前記背もたれ部の上部を構成する前記背もたれ本体および前記ヘッドレストだけを所望の角度で前屈させる前屈用の駆動手段
    を備える
    ことを特徴とする車椅子。
  2. 前記座面部の前記進行方向に関して左右方向の寸法の略中央を通る仮想の中心線の周囲に沿って、前記座面部が回動することで、前記傾斜角度を調整する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の車椅子。
  3. 前記背もたれ本体の上方で、使用者の頭部を支持できる位置にヘッドレストが設けられており、該ヘッドレストは、前記座面部の傾斜角度とは別に左右方向に対する角度を姿勢調整される構成としたことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の車椅子。
  4. 前記座席部の両側部には、肘掛け部が配置されており、該肘掛け部が前記座面部に対して相対的に高さ調整可能とされていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の車椅子。
  5. 使用者が着座するための座面部と、
    該座面部の上に配置された腰部背もたれ部と該腰部背もたれ部の上に配置された背もたれ本体およびヘッドレストを含む背もたれ部と、を有する座席部と、
    該座席部および車輪を支持するフレーム部と
    を備えており、
    前記背もたれ部の背もたれ本体および/または背もたれ本体より上方に配置されたヘッドレストについて、その進行方向に関して左右の端部の少なくとも一方が、前方へ曲折するように所定角度傾斜される傾斜角度設定手段と、該背もたれ部の該傾斜状態を保持するための保持手段とを備え、使用者が着座した状態で前記傾斜角度を設定し得る構成と、
    少なくとも、前記背もたれ部全体を前後方向傾斜調整させるリクライニング機構および前記背もたれ部と前記座面部との成す角度を維持したまま全体を前後方向に傾斜調整させるチルト機構のいずれかの機構を具備し、
    さらに、前記背もたれ部の上部を構成する前記背もたれ本体および前記ヘッドレストだけを所望の角度で前屈させる前屈用の駆動手段
    を備える
    ことを特徴とする車椅子。
  6. 前記背もたれ本体および/または前記ヘッドレストは、中央部と中央部の両側縁に配置された脇部とを備えており、前記各脇部が前方に曲折するよう回動することで、前記傾斜角度を調整する構成としたことを特徴とする請求項5に記載の車椅子。
  7. 前記ヘッドレストにおける脇部の進行方向面であって中央部側には、切り欠き部が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の車椅子。
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