JP2512271Y2 - 硬貨包装機における棒金受渡し装置 - Google Patents

硬貨包装機における棒金受渡し装置

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JP2512271Y2
JP2512271Y2 JP2088190U JP2088190U JP2512271Y2 JP 2512271 Y2 JP2512271 Y2 JP 2512271Y2 JP 2088190 U JP2088190 U JP 2088190U JP 2088190 U JP2088190 U JP 2088190U JP 2512271 Y2 JP2512271 Y2 JP 2512271Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、硬貨包装部で包装された棒金をシュートに
よって放出口へ案内した後に昇降可能に設けられたバケ
ット内に受入れて上方へ搬送する硬貨包装機に係り、特
に、シュートからバケット内に棒金を受渡す棒金受渡し
装置に関する。
(従来の技術) 従来、硬貨包装機等においては、包装された棒金を昇
降可能なバケット等によって機体の上方へ搬送すること
によって取出し等の後処理が容易に行えるようになって
いる。
そして、包装された棒金をバケットへ受入れる機構と
しては、例えば実開昭61−123010号公報に示されるよう
に、シュートによって放出口から転動可能な状態に案内
された棒金を放出口に開閉可能に設けられたシャッター
板によって止めておき、バケットが棒金を受入可能な位
置に位置したことを確認した上で、シャッター板が開放
され、棒金が自重によって転動落下し、バケット内へ受
入れられるようになっていた。
(考案が解決しようとする課題) しかし、従来の機構では、棒金が自重によって転動落
下するため、棒金が斜めになったり包装不良による包装
紙のはみだし等によって棒金がバケット内へ確実に受入
れられず、バケットからの棒金の放出時にその棒金が引
っ掛かって放出できなくなるといった問題があった。
また、バケットが棒金を受入れ可能な位置に位置する
のをシャッタ板を閉塞した状態で待っている間に、次の
棒金がシュート内に放出されてきた場合、2本の棒金が
一緒になってしまい、シャッタ板を開放すると2本の棒
金が転動落下してバケット内に入ろうとするが、バケッ
トは1本の棒金しか受入れることができず、2本目の棒
金はバケットが上昇した後に、バケットの下方へ落下し
てしまうという問題があった。
本考案は、このような点に鑑みてなされたもので、シ
ュートで案内される棒金をバケットに確実に受渡すこと
ができ、しかも、バケットが棒金を受入れ可能な位置に
位置するのを棒金を放出せずに待っている間に硬貨包装
部から次の棒金がシュートに放出されても、放出せずに
ある棒金と次の棒金とを確実に分離して受渡すことがで
きる硬貨包装機における棒金受渡し装置を提供すること
を目的とするものである。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 本考案は、硬貨包装部22で包装された棒金をシュート
27によって放出口29へ案内した後に昇降可能に設けられ
たバケット14内に受入れて上方へ搬送する硬貨包装機1
において、前記シュート27の放出口29とバケット14の受
入口56の間に設けられ、その略中間位置が最も低くなる
円弧面72を有する案内板71と、この案内板71の上方の回
転軸心を中心として案内板71の円弧面72に沿って前記シ
ュート27側からバケット14側へ回転可能に設けられ、案
内板71の円弧面72との間で棒金を少なくとも1本収容し
得るとともにシュート27の放出口29に臨んだ位置で棒金
を受取ってバケット14の受入口56に臨んだ位置で棒金を
バケット14内へ放出可能とする形状に形成された凹部77
a,77bを有する回転体74と、前記硬貨包装部22からの棒
金放出信号またはシュート27の棒金検知信号に基づき前
記回転体74を回転させて凹部77a,77bに収容した棒金を
案内板71に沿ってバケット14側へ搬送した後にバケット
14の受入口56へ放出させるとともに、その搬送途中にお
いてバケット14が受入口56に位置していないことを検知
したときには搬送途中位置で待機するように回転体74の
回転駆動制御を行う回転駆動制御手段91とからなる棒金
受渡し装置16である。
(作用) 本考案では、硬貨包装部22で包装された棒金がシュー
ト27に放出されると、硬貨包装部22からの棒金放出信号
またはシュート27の棒金検知信号が回転駆動制御手段91
に入力されて回転体74が回転されるとともに、シュート
27によって放出口29に案内される棒金が回転体74の凹部
77a,77b内に収容される。そして、回転体74の凹部77a,7
7bに収容された棒金は案内板71の円弧面72に沿ってシュ
ート27側からバケット14側へ搬送され、凹部77a,77bが
バケット14の受入口56に臨んだ位置で、凹部77a,77b内
の棒金が受入口56へ放出されてバケット14内に確実に収
容される。
また、回転体74の凹部77a,77bに収容された棒金が案
内板71の円弧面72に沿ってシュート27側からバケット14
側へ搬送されている途中において、バケット14が受入口
56に位置していないことを検知したときには、その搬送
途中位置で回転体74の回転が停止されて待機される。そ
して、バケット14が受入口56に位置したことを検知され
れば、回転体74が回転されて棒金が受入口56へ放出され
る。一方、バケット14が受入口56に位置していず、搬送
途中位置で回転体74の回転が停止されて待機していると
きに、硬貨包装部22で包装された次の棒金がシュート27
に放出されれば、その棒金はシュート27の放出口29に至
るが、その棒金と回転体74の凹部77a,77b内に収容され
ている前に包装された棒金とは分離されており、バケッ
ト14が受入口56に位置して回転体74が回転されれば、凹
部77a,77bに収納された棒金のみが受入口56へ放出さ
れ、回転体74の凹部77a,77bがシュート27の放出口29に
臨む位置に回転したときに次に包装された棒金が凹部77
a,77bに収容されて搬送される。
(実施例) 以下、本考案の一実施例の構成を図面を参照して説明
する。
第4図は、本考案の棒金受渡し装置を適用した硬貨包
装機としての硬貨入出金機1を示しており、まずは、こ
の硬貨入出金機1の構成を簡単に説明する。
機体2の上面に硬貨がばら状態で投入される硬貨投入
口3が設けられ、この硬貨投入口3の下側に投入された
硬貨を硬貨通路4に1枚ずつ繰出す硬貨繰出装置5が配
設され、この硬貨繰出装置5の側部に硬貨通路4を通じ
て1枚ずつ送り込まれる硬貨を金種別に分類する硬貨分
類装置6が配設され、この硬貨分類装置6の下側に金種
別に分類された硬貨を一時保留する一時保留装置7が配
設され、この一時保留装置7の下側に一時保留された硬
貨を金種別に収納する金種別硬貨収納繰出装置8が配設
されている。
また、機体2の中央部には、金種別硬貨収納繰出装置
8から繰出される硬貨をコンベア9a,9bを通じて受入れ
るか、あるいは、硬貨通路4の選択的な通路切換によっ
て硬貨通路4から直接投出される硬貨をシュート10を通
じて受入れ、その受入れた硬貨を包装処理または計数処
理の箇所へ1枚ずつ繰出すようになされた硬貨繰出装置
11が配設されている。
そして、この硬貨繰出装置11の第1硬貨通路11aから
包装処理のために1枚ずつ繰出される硬貨を所定枚数集
積させるとともに包装して棒金を作成する包装装置12が
配設されているとともに、硬貨繰出装置11の第2硬貨通
路11bから計数処理のために1枚ずつ繰出される硬貨を
受入れる硬貨振分装置13が配設されている。
また、機体2の右内側部には、包装装置12で作成され
た棒金をバケット14に載せて上方へ搬送するリフト装置
15が配設され、このリフト装置15の下部位置に包装装置
12から放出される棒金を1本ずつバケット14に受渡す本
考案の棒金受渡し装置16が配設され、リフト装置15の上
部位置にバケット14から放出される棒金を受取って機体
2の右外方向または機体2内の収納箱17へ振分け可能と
する棒金振分装置18が配設されている。
また、機体2の右側部には、棒金振分装置18で振分け
られる棒金を収納する棒金収納装置19およびこの棒金収
納装置19を通じて棒金を収納する棒金収納投出装置20が
並設され、棒金収納投出装置20の上部から棒金を投出可
能となっている。
次に、前記包装装置12の構成を説明する。
この包装装置12は、硬貨重積部21と硬貨包装部22とを
有している。硬貨集積部21は、一対のベルトで構成され
るベルト筒23内に硬貨繰出装置11の第1硬貨通路11aか
ら1枚ずつ繰出される硬貨を包装単位枚数分(例えば50
枚)重積する。硬貨包装部22は、硬貨重積部21で包装単
位枚数分重積された重積硬貨を上下動する案内棒24で受
取って硬貨包装部22内に導き、その重積硬貨の周囲を複
数の包装ローラ25で挟持して回転させつつ包装紙26を供
給し、重積硬貨の周囲に包装紙26を巻付けるとともに図
示しない巻込鉤で包装紙26の上下縁部を重積硬貨の端面
に巻込んで、棒状の棒金を作成する。
そして、包装装置12の硬貨包装部22で作成された棒金
は、垂直姿勢でシュート27に放出され、このシュート27
の円弧状の姿勢切換面28(第5図に示す)を通じて水平
姿勢に変換されるとともに、棒金受渡し装置16に臨んで
開口された放出口29に向かって下降傾斜するシュート27
のガイド面30を通じてその放出口29へ転動放出される。
また、硬貨重積部21および硬貨包装部22で重積が崩れた
硬貨や包装単位枚数に達しなかった端数の硬貨は、シュ
ート31を通じて機体2内の収納箱32またはシュート33を
通じて機体2内から自由に引出し可能とする返却箱34に
導かれるようになっており、それらのシュート27,31,33
への棒金または硬貨の導出切換は一対のシャッタ35,36
にて行われる。
次に、前記リフト装置15を第1図、第4図および第5
図に示して説明する。
このリフト装置15は、機体2の右内側部に上下方向に
沿って設けられた筒枠41内に配設されており、この筒枠
41の上下部にそれぞれ回転軸42が回転自在に架設され、
この各回転軸42の両端にそれぞれ固定された上下のプー
リ43間に一対のベルト44がそれぞれ張設され、下側の回
転軸42がモータ45で正逆回転駆動されることにより、一
対のベルト44が正逆回動するようになっている。
そして、一対のベルト44間に支持板46が固定され、こ
の支持板46に設けられた軸受部47に支軸48が貫通嵌合さ
れ、この支軸48の両端に前記バケット14が揺動可能に取
付けられている。このバケット14は、筒枠41内を昇降移
動可能とし、底板49、上板50、両側板51とから棒金を収
容可能とする枠状に形成され、その底板49と上板50とは
棒金受入放出側に向けて拡開され、底板49には支軸48の
両端に嵌合する取付片52が設けられ、支軸48に取付けら
れたばね53によって上方へ回動付勢されて底板49の棒金
受入放出側が通常上昇傾斜するようになっている。ま
た、底板49には先端にローラ54を回転自在に有するレバ
ー55が取付けられており、このローラ54は底板49の棒金
受入放出側の先端より突出する位置に配置される。
また、支持板46には検知片46aが突設され、前記棒金
受渡し装置16から棒金を受入れる受入口56にバケット14
が臨む位置で検知片46aを検知するセンサ57が配設され
ているとともに、前記棒金振分装置18にバケット14内の
棒金を放出する放出口58の位置で検知片46aを検知する
センサ59が配設されている。
また、前記筒枠41には受入口56および放出口58の位置
に対応して開口部60,61がそれぞれ設けられている。
なお、リフト装置15の途中には、バケット14で上方へ
搬送される棒金を途中位置から機体2の前面に取出すた
めの棒金途中投出装置62が設けられており、投出枠63が
機体2の前面に引出されると、ガイド板64がバケット14
のローラ54の上昇域に侵入し、棒金を収容して上昇して
くるバケット14のローラ54がガイド板64に当接し、バケ
ット14の棒金受入放出側がばね53に抗して下降揺動し、
バケット14内の棒金が投出枠63内に転動放出され、機体
2の外に投出されるようになっている。
また、リフト装置15の上部には、前記棒金振分装置18
が設けられており、ガイド板65がバケット14のローラ54
の上昇域に配設されていて、棒金を収容して上昇してく
るバケット14のローラ54がガイド板65に当接すると、バ
ケット14の棒金受入放出側がばね53に抗して下降揺動
し、バケット14内の棒金が棒金振分装置18内へ転動放出
されるようになっている。そして、この棒金振分装置18
は、転動放出される棒金を回動可能に設けられた受渡し
部材66で受止めてコンベア67上に取込み、このコンベア
67で棒金を搬送して棒金収納装置19に連通するシュート
68へ放出するか、収納箱17の所定位置に放出収納するよ
うにしている。
次に、前記棒金受渡し装置16を説明する。
前記シュート27の放出口29と前記バケット14の受入口
56との間に案内板71が設けられており、この案内板71に
は、その略中間位置が最も低くなるように後述する回転
体74の回転軸75を中心とする円弧面72が形成されている
とともに、バケット14側の縁部に棒金の放出をガイドす
るガイド面73が形成されている。
この案内板71の上側に回転体74が配設されており、こ
の回転体74は、回転軸75を中心として案内板71の円弧面
72に沿ってシュート27側からバケット14側(第1図反時
計回り)へ回転可能に設けられ、回転軸75に取付けられ
た同一形状の一対の受渡し部材76によって、案内板71と
の間で棒金を1本収容し得るとともにシュート27の放出
口29に臨んだ位置で棒金を受取ってバケット14の受入口
56に臨んだ位置で棒金をバケット14内へ放出可能とする
形状の凹部77a,77bが対称的な2箇所に形成されてい
る。この一対の受渡し部材76は、案内板71の円弧面72に
沿って回転可能とする円弧板部78と、凹部77a,77bの一
側を構成して放出口29で受取った棒金を案内板71に沿っ
てバケット14側へ搬送するとともに受入口56へ放出させ
る押圧板部79と、凹部77a,77bの他側を構成して押圧板
部79との間で棒金を収容する保持板部80と、第1図
(a)(c)に示す回転体74の待機位置で放出口29から
放出される棒金を係止する係止板部81とから形成されて
いる。
また、第5図に示すように、回転体74の軸方向両端に
は回転軸75が回転自在に支持される側板82(図には一方
のみ示す)が配設され、一方の側板82を貫通する回転軸
75の端部に回転体74を回転させるモータ83が連結されて
いるとともに、その回転軸75に回転体74の回転位置を検
知するための検知手段84が設けられている。この検知手
段84は、第2図(a)(b)(c)(第1図(a)
(b)(c)に示す回転体74の回転位置にそれぞれ対応
している)にも示すように、回転軸75に一対のスリット
85a,85bを対称位置に有する検知板86を固定するととも
に、この検知板86のスリット85a,85bの位置を検知する
センサ87を設けており、第1図(a)または第1図
(c)に示す回転体74の待機位置でセンサ87が検知板の
スリット85aまたはスリット85bを検知するようになって
いる。
また、バケット14の受入口56の下面には、棒金受渡し
装置16からバケット14への棒金の放出を検知するセンサ
88が配設されている。
また、第3図には回転体74の回転駆動制御を行う回転
駆動制御手段91を示し、この回転駆動制御手段91は、制
御部92を有し、この制御部92に硬貨包装部22からの棒金
放出信号、シュート27に設けられ硬貨包装部22から放出
されてくる棒金を検知するセンサ93からの棒金検知信
号、センサ57からのバケット検知信号、センサ87からの
回転位置検知信号が入力され、これらの信号に基づいて
制御部92はモータ83の回転を制御する。なお、この実施
例では、制御部92に硬貨包装部22およびシュート27のセ
ンサ93が接続され、硬貨包装部22から棒金放出信号およ
びシュート27のセンサ93から棒金検出信号が入力される
ことに基づいてモータ83を制御して回転体74を回転させ
るが、棒金放出信号または棒金検知信号のいずれか一方
の信号の入力に基づいてモータ83を制御して回転体74を
回転させるようにしてもよい。
次に、本実施例の作用を説明する。
まず、全体的な棒金処理は、包装装置12の硬貨重積部
21で硬貨を重積するとともに硬貨包装部22で重積硬貨を
包装して棒金を作成し、この作成された棒金をシュート
27に放出して棒金受渡し装置16によりリフト装置15のバ
ケット14内に1本ずつ収容し、リフト装置15を作動させ
てバケット14内の棒金を上方へ搬送する。そして、バケ
ット14内の棒金は、搬送途中で棒金途中放出装置62によ
って選択的に機体2の前面に投出されるか、最上部まで
搬送されて棒金振分装置18に放出される。棒金振分装置
18では棒金を機体2内の収納箱17か棒金収納装置19また
は棒金収納投出装置20へ振分けて収納させる。
次に、棒金受渡し装置16の棒金受渡し動作を説明す
る。
待機状態では、第1図(a)および第2図(a)に示
す待機位置で回転体74が停止され、また、リフト装置15
のバケット14が受入口56に臨む位置に位置して停止され
ている。
そして、包装装置12で作成された棒金は、垂直姿勢で
シュート27に放出され、このシュート27の円弧状の姿勢
切換面28を通じて水平姿勢に変換されるとともに、シュ
ート27のガイド面30によって放出口29へ向けて転動さ
れ、第1図(a)に示すように、回転体74の係止板部81
に当接される。
また、硬貨包装部22から棒金が放出されたときの棒金
放出信号およびシュート27のセンサ93が棒金が検知した
ときの棒金検知信号が回転駆動制御手段91の制御部92に
入力され、制御部92によってモータ83が駆動され、回転
体74が第1図反時計回り方向に回転される。
そして、回転体74が回転されると、回転体74の係止板
部81が案内板71に向けて回転するとともに、回転体74の
凹部77aがシュート27の放出口29に臨み、この凹部77aに
棒金が転動して入り、さらに、押圧板部79で棒金を強制
的に凹部77a内に取込んで収容する。この凹部77a内に収
容された棒金は、案内板71の円弧面72に沿ってシュート
27側からバケット14側へ搬送され、そして、第1図
(b)に示すように、凹部77aがバケット14の受入口56
に臨んだ位置でその受入口56へ放出されてバケット14内
に収容される。
このとき、センサ88によって棒金がバケット14に放出
されたことが確認されれば、リフト装置15が作動され、
棒金を収納したバケット14が上昇される。
また、棒金の放出後も回転体74の回転は継続され、第
2図(a)に示すように、検知板86のスリット85aがセ
ンサ87で検知でされることにより、モータ83が停止さ
れ、第1図(a)の待機位置で回転体74が停止される。
従って、回転体74は1回転して待機位置に復帰する。
また、棒金が回転体74の凹部77aに収容されて案内板7
1の円弧面72に沿って搬送されている途中において、第
1図(c)に示すように、バケット14が受入口56に臨む
位置に戻っていないことがセンサ57で検知されれば、第
2図(c)に示すように、検知板86のスリット85bがセ
ンサ87で検知されることにより、モータ83が停止され、
第1図(c)の待機位置で回転体74が停止され、凹部77
a内の棒金が受入口56へ放出される直前で保留される。
そして、バケット14が受入口56に臨む位置に戻ったこと
がセンサ57で検知されれば、モータ83が再駆動されて回
転体74が回転され、棒金が受入口56へ放出される。な
お、回転体74は第1図(a)の待機位置に復帰する。
また、第1図(c)に示すように、バケット14が受入
口56に臨む位置に戻っていず、凹部77a内の棒金が受入
口56へ放出される直前で保留されている状態において、
硬貨包装部22で棒金の作成が完了すれば、棒金はシュー
ト27に放出されて放出口29に至るが、回転体74の係止板
部81に当接して停止される。そして、バケット14が戻る
ことで、回転体74が回転されると、凹部77a内の棒金が
受入口56へ放出されるとともに、放出口29の棒金が凹部
77b内に収容され、バケット14側へ上述と同様に搬送さ
れる。
以上のように、棒金受渡し装置16によって棒金をバケ
ット14内に確実に収容させることができ、バケット14か
らの棒金放出時に棒金が引っ掛かって放出できなくなる
ようなことを防止することができ、また、バケット14が
受入口56に位置するのを待っている間に次の棒金がシュ
ート27に放出されても、その棒金と前の棒金とを分離状
態に保つことができ、2本の棒金が同時にバケット14へ
放出されるのを防止することができる。
なお、回転体74の凹部は、少なくとも1箇所に設けら
れていればよく、棒金を一度に複数収納できるようにし
てもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、回転体の凹部がシュートの放出口に
臨んだ位置で凹部内に放出口から棒金を受取るととも
に、回転体の凹部がバケット受入口に臨んだ位置で凹部
内の棒金をバケット内へ放出するため、棒金をシュート
からバケット内へ確実に受渡すことができ、また、回転
体の凹部に収容した棒金をシュート側からバケット側へ
搬送している途中において、バケットが受入口に位置し
ていないときには、その搬送途中位置で回転体を停止さ
せて待機させることができ、さらに、この待機状態にお
いて、硬貨包装部で包装された次の棒金がシュートに放
出されても、その棒金と回転体の凹部に収容されている
前に包装された棒金とは分離されており、バケットが受
入口に位置して回転体が回転されれば、凹部内の棒金の
みをバケットに受渡すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)(c)は本考案の硬貨包装機におけ
る棒金受渡し装置の側面図、第2図(a)(b)(c)
は検知手段の側面図、第3図は回転駆動制御手段のブロ
ック図、第4図は硬貨包装機としての硬貨入出金機の断
面図、第5図は一部の斜視図である。 1……硬貨包装機としての硬貨入出金機、14……バケッ
ト、16……棒金受渡し装置、22……硬貨包装部、27……
シュート、29……放出口、56……受入口、71……案内
板、72……円弧面、74……回転体、77a,77b……凹部、9
1……回転駆動制御手段。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬貨包装部で包装された棒金をシュートに
    よって放出口へ案内した後に昇降可能に設けられたバケ
    ット内に受入れて上方へ搬送する硬貨包装機において、 前記シュートの放出口とバケットの受入口の間に設けら
    れ、その略中間位置が最も低くなる円弧面を有する案内
    板と、 この案内板の上方の回転軸心を中心として案内板の円弧
    面に沿って前記シュート側からバケット側へ回転可能に
    設けられ、案内板の円弧面との間で棒金を少なくとも1
    本収容し得るとともにシュートの放出口に臨んだ位置で
    棒金を受取ってバケットの受入口に臨んだ位置で棒金を
    バケット内へ放出可能とする形状に形成された凹部を有
    する回転体と、 前記硬貨包装部からの棒金放出信号またはシュートの棒
    金検知信号に基づき前記回転体を回転させて凹部に収容
    した棒金を案内板に沿ってバケット側へ搬送した後にバ
    ケットの受入口へ放出させるとともに、その搬送途中に
    おいてバケットが受入口に位置していないことを検知し
    たときには搬送途中位置で待機するように回転体の回転
    駆動制御を行う回転駆動制御手段と を具備したことを特徴とする硬貨包装機における棒金受
    渡し装置。
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