JP4915163B2 - 動圧流体軸受けユニット及びこの動圧流体軸受けユニットを用いた回転装置 - Google Patents
動圧流体軸受けユニット及びこの動圧流体軸受けユニットを用いた回転装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4915163B2 JP4915163B2 JP2006201826A JP2006201826A JP4915163B2 JP 4915163 B2 JP4915163 B2 JP 4915163B2 JP 2006201826 A JP2006201826 A JP 2006201826A JP 2006201826 A JP2006201826 A JP 2006201826A JP 4915163 B2 JP4915163 B2 JP 4915163B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing unit
- hydrodynamic
- bearing means
- oil seal
- fluid bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Description
26が形成されており、その貫通孔26の内周面27には、図8に示したような動圧発生溝28が軸方向に所定の間隔を開けて形成されている。動圧発生溝28はV字状の溝で前記内周面の全周に連続的に形成して構成されており、更に、その動圧発生溝28が動圧軸受けの軸方向に所定の間隔を開けて2段以上の連続溝として形成されている。
この軸受けユニット1Cを組み立てるには、ハウジング30の開口部31から内部に、予め、潤滑油Lが含浸されたラジアル軸受20を嵌め込み、そのスラスト空間34の底部32にスラスト受け40を配設し、ハウジング30の開口部31をオイルシール50で閉鎖する。その後、軸S挿入前にオイルシール50の軸挿通孔51からスラスト受け40に対して所定の少量の潤滑油Lを滴下する。
そして、ハウジング内に動圧流体軸受け手段と動圧流体軸受け手段の上方にオイルシールを嵌合することによりハウジングの内周面と動圧流体軸受け手段の外周面との間に軸方向に形成された複数の連通通路と、ハウジングの内周面とオイルシールとの外周面との間で、前記オイルシールの円周方向等間隔に配設されるとともに軸方向にわたって形成された溝形状または切り込み形状の複数の気道と、気道が前記連通通路と連通するように形成されていることを特徴とする。
動圧流体軸受けユニットは、軸を動圧により回転自在に軸支できる動圧発生溝が形成された円筒状の軸挿通孔が形成されている動圧流体軸受け手段と、軸の下端を軸支するスラスト軸受け手段と、動圧流体軸受け手段を収容できる直径の開口部と底部を備えたハウジングと、中央部に軸挿通孔が形成されており、ハウジングの開口部に嵌合されるオイルシール手段とを備える。
ハウジング内に動圧流体軸受け手段と動圧流体軸受け手段の上方にオイルシールを嵌合することによりハウジングの内周面と動圧流体軸受け手段の外周面との間に軸方向に形成された複数の連通通路と、ハウジングの内周面とオイルシールとの外周面との間で、前記オイルシールの円周方向等間隔に配設されるとともに軸方向にわたって溝形状または切り込み形状の複数の気道と、気道が連通通路と連通するように形成されていることを特徴とする。
「ここで注意しなければならないことは、上面連通通路Gの隙間が狭いと、軸Sの挿入時に潤滑油Lは毛細管現象により連通通路Gに引き込まれ、その引き込まれた潤滑油Lが側面部の連通通路25の上方部を塞ぐことがある。従って、上面連通通路Gは適度な隙間を必要とすることである。
Claims (11)
- 軸を動圧により回転自在に軸支できる動圧発生溝が形成された円筒状の軸挿通孔が形成されている動圧流体軸受け手段と、
前記軸の下端を軸支するスラスト軸受け手段と、
前記動圧流体軸受け手段を収容できる直径の開口部と底部を備えたハウジングと、
中央部に軸挿通孔が形成されており、前記ハウジングの前記開口部に嵌合されるオイルシール手段とを備え、
前記ハウジング内に前記動圧流体軸受け手段と前記動圧流体軸受け手段の上方に前記オイルシールを嵌合することにより前記ハウジングの内周面と前記動圧流体軸受け手段の外周面との間に軸方向に形成された複数の連通通路と、前記ハウジングの内周面と前記オイルシールとの外周面との間で、前記オイルシールの円周方向等間隔に配設されるとともに軸方向にわたって形成された溝形状または切り込み形状の複数の気道と、前記気道が前記連通通路と連通するように形成されていること
を特徴とする動圧流体軸受けユニット。 - 前記連通通路は、前記動圧流体軸受け手段の外周面に軸方向に複数本の溝が形成されていて、前記動圧流体軸受け手段と前記ハウジングの内周面との間で形成されており、
前記気道は、前記オイルシールの外周面に軸方向に形成された複数の凹部が形成されていて、前記動圧流体軸受け手段と前記ハウジングの内周面との間で形成されていること
を特徴とする請求項1に記載の動圧流体軸受けユニット。 - 前記連通通路及び前記気道は、前記ハウジングの内周面に軸方向に形成された複数本の溝と前記ハウジングに嵌め込まれた前記動圧流体軸受け手段及び前記オイルシールの外周面との間で形成されていること
を特徴とする請求項1に記載の動圧流体軸受けユニット。 - 前記動圧流体軸受け手段の前記オイルシール面側の平面と前記オイルシールの前記動圧流体軸受け手段面側の平面との間に、前記連通通路に連通する第2の連通通路が形成されていること
を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の動圧流体軸受けユニット。 - 前記動圧流体軸受け手段の前記オイルシール面側の平面と前記オイルシールの前記動圧流体軸受け手段面側の平面とが密着して両者間に、前記連通通路に連通する第2の連通通路が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の動圧流体軸受けユニット。
- 前記動圧流体軸受け手段の前記オイルシール面側の平面に溝が形成されていて、前記オイルシールの前記動圧流体軸受け手段面側の面が平面で、前記両面を密着することによって両者間に前記連通通路に連通する第2の連通通路が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の動圧流体軸受けユニット。
- 前記動圧流体軸受け手段の前記オイルシール面側の面が平面で、前記オイルシールの前記動圧流体軸受け手段面側の平面に溝が形成されていて、前記両面を密着することにより前記両者間に前記連通通路に連通する第2の連通通路が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の動圧流体軸受けユニット。
- 前記オイルシールの少なくとも前記動圧流体軸受け手段側の面が撥油処理されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の動圧流体軸受けユニット。
- 少なくとも前記動圧流体軸受け手段及びスラスト軸受け部が潤滑油で被覆されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の動圧流体軸受けユニット。
- 前記動圧流体軸受け手段が焼結金属で形成されていることを特徴とする請求項1〜9のいずかに記載の動圧流体軸受けユニット。
- ケースと、前記ケースの回転中心で予め回転面に対して垂直に取り付けられた軸と、前記回転中心から所定の距離を離して予め固定されているマグネットとを備えたロータアセンブリの前記軸を、ケースの平面に対して予め垂直に動圧流体軸受けユニットが固定され、前記動圧流体軸受けユニットの周りに配設された鉄心とコイルとを備えたステータアセンブリの前記動圧流体軸受け手段に挿入して回転自在に支持できるように構成されている回転装置において、
前記動圧流体軸受けユニットは、
軸を動圧により回転自在に軸支できる動圧発生溝が形成された円筒状の軸挿通孔が形成されている動圧流体軸受け手段と、
前記軸の下端を軸支するスラスト軸受け手段と、
前記動圧流体軸受け手段を収容できる直径の開口部と底部を備えたハウジングと、
中央部に軸挿通孔が形成されており、前記ハウジングの前記開口部に嵌合されるオイルシール手段と
を備え、
前記ハウジング内に前記動圧流体軸受け手段と前記動圧流体軸受け手段の上方に前記オイルシールを嵌合することにより前記ハウジングの内周面と前記動圧流体軸受け手段の外周面との間に軸方向に形成された複数の連通通路と、前記ハウジングの内周面と前記オイルシールとの外周面との間で、前記オイルシールの円周方向等間隔に配設されるとともに軸方向にわたって形成された溝形状または切り込み形状の複数の気道と、前記気道が前記連通通路と連通するように形成されていること
を特徴とする回転装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006201826A JP4915163B2 (ja) | 2006-07-25 | 2006-07-25 | 動圧流体軸受けユニット及びこの動圧流体軸受けユニットを用いた回転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006201826A JP4915163B2 (ja) | 2006-07-25 | 2006-07-25 | 動圧流体軸受けユニット及びこの動圧流体軸受けユニットを用いた回転装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008025789A JP2008025789A (ja) | 2008-02-07 |
JP4915163B2 true JP4915163B2 (ja) | 2012-04-11 |
Family
ID=39116616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006201826A Expired - Fee Related JP4915163B2 (ja) | 2006-07-25 | 2006-07-25 | 動圧流体軸受けユニット及びこの動圧流体軸受けユニットを用いた回転装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4915163B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106763152A (zh) * | 2016-12-21 | 2017-05-31 | 中国北方发动机研究所(天津) | 一种涡轮增压器动态限油式止推轴承 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3713143B2 (ja) * | 1998-07-09 | 2005-11-02 | 東京パーツ工業株式会社 | 動圧軸受モータ |
JP2001271828A (ja) * | 2000-03-28 | 2001-10-05 | Ntn Corp | 動圧型焼結含油軸受ユニット |
JP3971982B2 (ja) * | 2001-11-13 | 2007-09-05 | Ntn株式会社 | 流体軸受装置 |
JP3864942B2 (ja) * | 2003-08-25 | 2007-01-10 | ソニー株式会社 | 軸受ユニット及びこの軸受ユニットを用いたモータ |
JP2003329033A (ja) * | 2003-03-07 | 2003-11-19 | Hitachi Ltd | 磁気ディスク装置用スピンドルユニット |
US7111988B2 (en) * | 2003-12-09 | 2006-09-26 | Sunonwealth Electric Machine Industry Co., Ltd. | Dustproof structure for a sleeve bearing |
JP2006029483A (ja) * | 2004-07-20 | 2006-02-02 | Nippon Densan Corp | 動圧軸受装置 |
JP2006183807A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Nidec Sankyo Corp | 軸受装置 |
-
2006
- 2006-07-25 JP JP2006201826A patent/JP4915163B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106763152A (zh) * | 2016-12-21 | 2017-05-31 | 中国北方发动机研究所(天津) | 一种涡轮增压器动态限油式止推轴承 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008025789A (ja) | 2008-02-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6271612B1 (en) | Spindle motor | |
US7830637B2 (en) | Hydrodynamic bearing device and disk rotation apparatus | |
US7029179B2 (en) | Bearing unit, and motor using same | |
JP2003235199A (ja) | スピンドルモータ | |
JP2005114165A (ja) | 流体動圧軸受、スピンドルモータ及びハードディスクドライブ装置 | |
JP2006105398A (ja) | 流体動圧軸受装置 | |
JP2007198479A (ja) | 軸受ユニット及びこの軸受ユニットを用いたモータ | |
WO2010029840A1 (ja) | 流体軸受装置およびその製造方法 | |
JP4428364B2 (ja) | 軸受ユニット及びこの軸受ユニットを用いたモータ | |
JP2007024267A (ja) | 流体軸受装置およびこれを備えたモータ | |
JP3864942B2 (ja) | 軸受ユニット及びこの軸受ユニットを用いたモータ | |
JP4915163B2 (ja) | 動圧流体軸受けユニット及びこの動圧流体軸受けユニットを用いた回転装置 | |
JP4329787B2 (ja) | 軸受ユニット及びこの軸受ユニットを用いた駆動モータ | |
KR100618371B1 (ko) | 동압 유체 베어링 모터 및 이를 구비한 디스크 구동장치 | |
US8299665B2 (en) | Motor | |
JP2007110795A (ja) | 回転電機およびその製造方法 | |
JP3601081B2 (ja) | スピンドルモータ | |
JP2005214239A (ja) | 軸受ユニット及びこの軸受ユニットを用いたモータ | |
JP2009180295A (ja) | 油漏れ防止キャップ | |
JP2005147266A (ja) | 軸受ユニット、軸受ユニットを有するモータ及び電子機器 | |
JP3450451B2 (ja) | スピンドルモータ | |
JP2005337364A (ja) | 動圧軸受装置 | |
JP3267396B2 (ja) | ブラシレスモータ | |
JP3556985B2 (ja) | スピンドルモータ | |
JP4743027B2 (ja) | 軸受ユニット及びこの軸受ユニットを用いたモータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090422 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20100113 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20100326 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110607 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110801 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111227 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120109 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150203 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150203 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |