JP4915163B2 - 動圧流体軸受けユニット及びこの動圧流体軸受けユニットを用いた回転装置 - Google Patents

動圧流体軸受けユニット及びこの動圧流体軸受けユニットを用いた回転装置 Download PDF

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Description

本発明は、潤滑油の漏洩をほぼ完全に防止できる信頼性に優れた動圧流体軸受けユニット(以下、単に「軸受けユニット」と記す)及びこの軸受けユニットを用いた回転装置に関するものである。
先ず、図6至図14を用いて、従来技術の軸受けユニットを説明する。
図6は従来技術の第1形態の軸受けユニットの構成を示す断面側面図、図7は図6に示した軸受けユニットの一構成部品であるラジアル軸受け部材の斜視図、図8は図7に示したラジアル軸受の断面図、図9は図6に示した軸受けユニットの一構成部品を示していて、同図Aはその斜視図、同図Bはその上面図、そして同図Cは同図BのC−C線上における断面図、図10は図6に示した軸受けユニットの組立方法を説明するための各構成部品の斜視図、図11は従来技術の第2形態の軸受けユニットの構成を示す断面側面図、図12は回転装置の一つであるモータのステータアセンブリに組み込んだ図6に示した軸受けユニットに前記モータのロータアセンブリの軸を挿入して前記モータを組み立てる組立方法を説明するためのステータアセンブリ及びロータアセンブリの断面図、図13は図12に示したステータアセンブリとロータアセンブリとを組み立てて構成された従来技術の前記一形態のモータの断面図、そして図14は前記ステータアセンブリと前記ロータアセンブリとの組み立て時に軸受けユニットの上端部分に生じやすい好ましくない状態を説明するための断面図である。
先ず、図6乃至図10を用いて、従来技術の第1形態の軸受けユニットの構成、構造を説明する。
図6において、符号1Cはこの軸受けユニットを指す。この軸受けユニット1Cは、図7乃至図10に示したように、軸Sの周回り方向の支持を行う動圧流体軸受けであるラジアル軸受け20と、このラジアル軸受け20の外側に形成されるハウジング30と、このハウジング30の底部に形成されたスラスト軸受け40とオイルシール50などとから構成されている。
ラジアル軸受け20は、図7及び図8に示したように、回転軸支しようとする回転装置に適した所定の直径と長さを備えた筒状部材21であって、その筒状部材21の上端面22から外周面24、そして下端面23にわたって複数本の溝25、図7では3本の溝25(25a、25b、25c)が所定の等角間隔で形成されている。
また、ラジアル軸受け20の中心部には、軸Sの直径より僅かに太い同一直径の貫通孔
26が形成されており、その貫通孔26の内周面27には、図8に示したような動圧発生溝28が軸方向に所定の間隔を開けて形成されている。動圧発生溝28はV字状の溝で前記内周面の全周に連続的に形成して構成されており、更に、その動圧発生溝28が動圧軸受けの軸方向に所定の間隔を開けて2段以上の連続溝として形成されている。
ラジアル軸受け20の材料としては、焼結金属を用いるのが望ましいが、真鍮、ステンレスなどの金属または樹脂などを用いることができる。
ラジアル軸受20が焼結金属で構成されている場合、このラジアル軸受け20のみを高温の潤滑油L内に漬けて真空引きし、ラジアル軸受け20の材料である焼結金属内に潤滑油Lを含浸させておく。
ハウジング30は、有底の円筒状カップ構造で形成されており、開口部31から底部32に近い部分は前記ラジアル軸受け20を収容する空間33で、その直径は隙間バメ、圧入などによりラジアル軸受け20が嵌合できる寸法である。また、底部32はその中央部にスラスト軸受け40を配設するスラスト空間34で、その直径は前記ラジアル軸受け20の空間33のそれより大幅に小さく、両空間33、34に段差35が形成されている(図9C)。
ハウジング30の材質は、POM(ポリオキシメチレン)、ナイロン、LCP(液晶ポリマー)などの樹脂であって、成形により形成されている。
また、スラスト軸受け手段は動圧流体軸受けでもピヴォット型軸受けでもよい。図6に図示の軸受けユニット1Cでは軸Sの下端を球状とし、スラスト軸受け40を樹脂としてピヴォット型のスラスト軸受け手段としている。スラスト軸受け40は軸Sの下端部を軸支できるようにスラスト空間34に配設される板状の部材である。
オイルシール50は、図10に示したように、所定の厚みで形成されたドーナツ状円板構造の部材であって、中央部にはラジアル軸受け20の軸挿通孔26と同軸の軸挿通孔51が形成されており、外径もラジアル軸受け20の外径と同一の寸法で形成されている。従って、オイルシール50は軸挿通孔51を除いてハウジング30を密閉した構造となっている。
この軸受けユニット1Cを組み立てるには、ハウジング30の開口部31から内部に、予め、潤滑油Lが含浸されたラジアル軸受20を嵌め込み、そのスラスト空間34の底部32にスラスト受け40を配設し、ハウジング30の開口部31をオイルシール50で閉鎖する。その後、軸S挿入前にオイルシール50の軸挿通孔51からスラスト受け40に対して所定の少量の潤滑油Lを滴下する。
そしてテーパーStが予め形成されている軸Sをこのように組み立てられた軸受けユニット1Cのオイルシール50の軸挿通孔51からラジアル軸受け20の軸挿通孔26に挿入する。この場合、軸SのテーパーSt部分がオイルシール50の軸挿通孔51に対面する位置に留まるように軸Sが形成されている。
このように組み立てることによって、図6に示した軸受けユニット1Cが得られる。従って図8に示したように、軸Sを矢印Rの方向に回転させると、動圧が発生し、図13に示したような回転装置の一つであるモータ90を円滑に回転させることができる。
そしてこの軸受けユニット1Cにおいては、ラジアル軸受け20の上端面22に形成されている3本の溝25aをオイルシール50が塞ぐことにより管状の空間通路が形成され、ラジアル軸受け20の外周面24に形成されている3本の溝25bをハウジング30の円筒部内周面で塞ぐことにより管状の空間通路が形成され、そしてラジアル軸受け20の下端面23に形成されている3本の溝25cはスラスト空間34に解放されて、これらの空間通路からなる連通通路25を通じて軸Sの動圧発生溝28に潤滑油Lを供給、循環させることができる。また、潤滑油Lが循環する場合、このテーパーStの存在により通常の回転状態では潤滑油Lの表面張力で、この軸受けユニット1Cの唯一の開口部分である軸挿通孔51からその潤滑油Lが漏洩することを防止できる。
図11に示した従来技術の第2形態の軸受けユニット1Dの構造のものもある。前記軸受けユニット1Cが軸Sが上方に抜け易い難点を解決した構造のもので、この軸受けユニット1Dは、軸Sの下端部から少し上方の外周に溝Scを形成し、下端部をピボット状に形成して、これらの部分がスラスト空間34内に納まるような構造を採っている。そしてスラスト空間34の底部には、中央部に軸Sを差し込んで押し広げられる柔軟性のある抜止ワッシャWを収容できる空間34aと軸Sの下端部Sbを収容できる空間34bとが同心円的に形成されているスラスト空間34が構成されている。これらの空間34a、34bは連通通路25とも連通し、潤滑油Lが循環することができるスラスト空間でもある。
その他の構成、構造は軸受けユニット1Cと同一であるので、それらの部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
このように軸Sの先端に形成した溝Scと抜止ワッシャWの存在により、一旦組み立てれば、軸Sは軸受けユニット1Dから容易に抜け出ることはない。
このような軸受けユニット1C、1D(以下、「軸受けユニット1C」を用いて説明する)の一組立方法としては、軸Sを挿入した後、その軸S付きの軸受けユニット1Cを前記のように予め別工程で高温の潤滑油L内に漬けて真空引きし、ラジアル軸受け20の材料である焼結金属内に潤滑油Lを含浸させ、その後、そのような軸受けユニット1Cを回転装置、例えば、モータ90のステータアセンブリの中央部に装着し、そのような構造で構成された軸Sの上端部にロータアセンブリを装着してモータ90を組み立てていた。
特開2005−69382号(第9〜18頁、図3〜図5)
モータ90の他の組立方法としては、図12及び図13に示したような方法がある。図12Aにおいて、符号70はロータアセンブリを指し、同図Bにおいて符号80はステータアセンブリを指す。
ロータアセンブリ70は、円筒状カップ構造のケース71からなり、平面部72とこれに垂直な筒部73を備え、ケース71の平面部72の回転中心部に軸装着部74が垂直に形成されており、この軸装着部74に軸Sが垂直に圧入されていて、筒部73の内周面にマグネット75が取り付けられているアセンブリである。
一方のステータアセンブリ80は、板状のケーシング81の所定の位置に、このケーシング81の平面に対して垂直に軸受けユニット取付兼鉄心取付用の円筒82が形成されており、この円筒82の内部に前記軸受けユニット1Cが固定されており、円筒82の外周面には鉄心83とコイル84とが固定されて構成されたアセンブリである。符号85は回路基板である。
このモータ90の組立方法は、ステータアセンブリ80のケーシング81に固定された軸受けユニット1Cに、軸Sがロータアセンブリ70の中心に固定された軸Sを挿入する方法であり、その結果、図13に示した状態のモータ90に組み立てることができる。
ロータアセンブリ70の軸Sを軸受けユニット1Cに挿入する際には、予め、ラジアル軸受け20のスラスト軸受け40側に所定量の潤滑油Lを点滴しておく。
また、軸Sの先端に所定量の潤滑油Lを付着させておくこともある。これによって、軸Sがラジアル軸受け20の内部を通過する際に軸Sを円滑に挿入させることができる。
軸Sを軸受けユニット1Cに挿入する時に軸受けユニット1Cの内部の空気は、スラスト軸受け40側のラジアル軸受け20の下端面23からラジアル軸受け20の外周面24、そしてラジアル軸受け20の上端面22に形成されている連通通路25を通じてオイルシール50の軸挿通孔51と軸SのテーパーStとの間で唯一開口している軸開放端から軸受けユニット1Cの外部に吐き出される。この時、図14に示すように前記軸開放端側のオイルシール50の軸挿通孔51と軸SのテーパーSt部には潤滑油Lが溢れ出た状態となる。
また、軸SにはテーパーStが付されていることにより表面張力で潤滑油Lの漏洩を防ぐ構造となっているが、軸Sが回転するとラジアル軸受け20の動圧発生溝28で動圧が発生し、周囲の静圧、即ち、圧力は低下する。もし、この時、軸受けユニット1Cの空間内に潤滑油Lを完全に充填できずに軸挿入時に空気が残留していると、この空気の体積が膨張し、前記軸開放端側の潤滑油Lの油面が上昇する。更に軸Sの回転と共に遠心力が発生し、前記軸開放端側の潤滑油Lは軸受けユニット1Cの外部へ飛散し易くなる。
この現象により軸受けユニット1Cの内部の潤滑油Lが飛散により消費されることになり、良好な潤滑が得られない問題が生じ、信頼性が低下するという課題がある。
本発明は、このような課題を解決しようとするものであって、潤滑油の飛散、漏洩を極度に防止できて信頼性に優れた軸受けユニット及びこの軸受けユニットを用いた回転装置を得ることを目的とする。
それ故、本発明の動圧流体軸受けユニットは、軸を動圧により回転自在に軸支できる動圧発生溝が形成された円筒状の軸挿通孔が形成されている動圧流体軸受け手段と、軸の下端を軸支するスラスト軸受け手段と、動圧流体軸受け手段を収容できる直径の開口部と底部を備えたハウジングと、中央部に軸挿通孔が形成されており、ハウジングの前記開口部に嵌合されるオイルシール手段とを備える。
そして、ハウジング内に動圧流体軸受け手段と動圧流体軸受け手段の上方にオイルシールを嵌合することによりハウジングの内周面と動圧流体軸受け手段の外周面との間に軸方向に形成された複数の連通通路と、ハウジングの内周面とオイルシールとの外周面との間で、前記オイルシールの円周方向等間隔に配設されるとともに軸方向にわたって形成された溝形状または切り込み形状の複数の気道と、気道が前記連通通路と連通するように形成されていることを特徴とする。
そして、本発明の回転装置は、ケースと、ケースの回転中心で予め回転面に対して垂直に取り付けられた軸と、回転中心から所定の距離を離して予め固定されているマグネットとを備えたロータアセンブリの軸を、ケースの平面に対して予め垂直に動圧流体軸受けユニットが固定され、動圧流体軸受けユニットの周りに配設された鉄心とコイルとを備えたステータアセンブリの動圧流体軸受け手段に挿入して回転自在に支持できるように構成されている。
動圧流体軸受けユニットは、軸を動圧により回転自在に軸支できる動圧発生溝が形成された円筒状の軸挿通孔が形成されている動圧流体軸受け手段と、軸の下端を軸支するスラスト軸受け手段と、動圧流体軸受け手段を収容できる直径の開口部と底部を備えたハウジングと、中央部に軸挿通孔が形成されており、ハウジングの開口部に嵌合されるオイルシール手段とを備える。
ハウジング内に動圧流体軸受け手段と動圧流体軸受け手段の上方にオイルシールを嵌合することによりハウジングの内周面と動圧流体軸受け手段の外周面との間に軸方向に形成された複数の連通通路と、ハウジングの内周面とオイルシールとの外周面との間で、前記オイルシールの円周方向等間隔に配設されるとともに軸方向にわたって溝形状または切り込み形状の複数の気道と、気道が連通通路と連通するように形成されていることを特徴とする。
前記軸受けユニットの前記連通通路は、前記動圧流体軸受け手段の外周面に軸方向に複数本の溝が形成されていて、該動圧流体軸受け手段と前記ハウジングの内周面との間で形成されており、前記気道は、前記オイルシールの外周面に軸方向に形成された複数の凹部が形成されていて、該動圧流体軸受け手段と前記ハウジングの内周面との間で形成されていることを特徴とする。
また、前記軸受けユニットの前記連通通路及び前記気道は、前記ハウジングの内周面に軸方向に形成された複数本の溝と該ハウジングに嵌め込まれた前記動圧流体軸受け手段及び前記オイルシールの外周面との間で形成されていることを特徴とする。
そしてまた、前記軸受けユニットは、前記動圧流体軸受け手段の前記オイルシール面側の平面と前記オイルシールの前記動圧流体軸受け手段面側の平面との間に、前記連通通路に連通する第2の連通通路が形成されていることを特徴とする。
更に、前記軸受けユニットは、前記動圧流体軸受け手段の前記オイルシール面側の平面と前記オイルシールの前記動圧流体軸受け手段面側の平面とが密着していて、両者間に前記連通通路に連通する第2の連通通路が形成されていることを特徴とする。
そして更に、前記軸受けユニットは、前記動圧流体軸受け手段の前記オイルシール面側の平面に溝が形成されていて、前記オイルシールの前記動圧流体軸受け手段面側の面が平面で、前記両面を密着させることによって両者間に前記連通通路に連通する第2の連通通路が形成されていることを特徴とする。
更にまた、前記軸受けユニットは、前記動圧流体軸受け手段の前記オイルシール面側の面が平面で、前記オイルシールの前記動圧流体軸受け手段面側の平面に溝が形成されていて、前記両面を密着させることにより前記両者間に前記連通通路に連通する第2の連通通路が形成されていることを特徴とする。
そして更にまた、前記軸受けユニットにおいては、前記オイルシールの少なくとも前記動圧流体軸受け手段側の面が撥油処理されていることを特徴とする。
そして更にまた、前記軸受けユニットにおいては、少なくとも前記動圧流体軸受け手段及びスラスト軸受け部が潤滑油で被覆されていることを特徴とする。
そして更にまた、前記軸受けユニットにおいては、前記動圧流体軸受け手段が焼結金属で形成されていることを特徴とする。
それ故、本発明の軸受けユニット及びこの軸受けユニットを用いた回転装置によれば、ハウジングの開口部とオイルシールの外周面との間に所要の気道を設けたことにより、この気道から内部の空気を排気することができ、また、上面連通通路を設けたことにより潤滑油が前記オイルシールの軸挿通孔の軸開放端から漏れることを防止している。
従って、本発明によれば、気道を設けたことから、軸受けユニット内部の空気は常に大気圧に短絡されていること、そして使用中、軸受けユニット内の潤滑油が温度、気圧により膨張したとしても、その潤滑油は飛散することが無く、軸受けユニットの寿命の低下を防止することができる信頼性に優れた動圧流体軸受けユニット及びこの動圧流体軸受けユニットを用いたモータなどの回転装置を得ることができる。
本発明は、ハウジングの開口部とオイルシールの外周面との間に所要の気道を設け、これらの気道から内部の空気を排気することができる軸受けユニット及びこの軸受けユニットを用いた回転装置に関するものである。
以下、図を用いて、本発明の軸受けユニット及びこの軸受けユニットを用いた回転装置を説明する。
なお、本明細書の記述を簡素化する観点から、従来技術の軸受けユニット1C、1Dの構成、構造と同一の部分には同一の符号を付して、それらの説明を省略する。また、それら構成、構造を示す図面の図示も省略する。
先ず、図1乃至図4を用いて、本発明の第1実施例の軸受けユニット及びこれを用いた回転装置の一つであるモータを説明する。
図1は本発明の第1実施例の軸受けユニットの断面図、図2は図1に示した軸受けユニットを上方から見た上面図であって、同図Aは第1実施例のオイルシールを用いた構造のの軸受ユニットの上面図、同図Bは第2実施例のオイルシールを用いた構造の軸受ユニットの上面図、図3は本発明の一実施例のモータの断面図、そして図4は本発明の第1実施例の軸受けユニットの変形である軸受けユニットに用いるハウジングの断面図である。
この軸受けユニット1Aも、軸受けユニット1Cと同様に、軸Sの周回り方向の支持を行う動圧流体軸受け部材であるラジアル軸受け20と、このラジアル軸受け20の外側に形成されるハウジング30と、このハウジング30の底部に形成されたスラスト軸受け40とオイルシール50Aなどとから構成されている。
ラジアル軸受け20の構造は、図7及び図8に示したものと同様の構造であり、その構造の説明は省略する。材料としては、焼結金属を用いていて、高温の潤滑油L内に漬けて真空引きし、焼結金属内に潤滑油Lを含浸させている。
ハウジング30は、これも図9に示した構造のものと同一の構造のものである。その材質としては、POM(ポリオキシメチレン)、ナイロン、LCP(液晶ポリマー)などの樹脂を用いてることができ、成形により形成することができる。
また、スラスト軸受け40も、動圧流体軸受けでもピヴォット型軸受けでもよく、図6に図示の軸受けユニット1Cに用いられているように、軸Sの下端を球状とし、スラスト軸受け40を樹脂としてピヴォット型のスラスト軸受け手段としている。スラスト軸受け40は軸Sの下端部を軸支できるようにスラスト空間34に配設される板状の部材である。
従来技術の軸受けユニット1Cと唯一異なる点は、オイルシール50Aの構造である。オイルシール50Aの構造は、先ず図1及び図2Aに示したように、所定の厚みで形成されたドーナツ状円板構造の部材であって、中央部にはラジアル軸受け20の軸挿通孔26とよりやや大きめの口径の軸挿通孔51が同心になるように形成されており、外径はハウジング30の開口部31の内周部分に嵌め込められる大きさの寸法で形成されている。
ただし、図2Aに示したオイルシール50Aには、その外周面に等角間隔で断面半円形状の微細な溝52が多数形成されていて、あたかも歯車のような構造のものである。
図2Bに示したオイルシール50Bは、その外周面の相対向する4箇所の円弧部分を平行に切断して切り込み53を形成したものである。
この軸受けユニット1Aの組立は、軸受けユニット1Cのそれと同様である。ハウジング30の開口部31にオイルシール50A或いは50Bを嵌め込むと、図1及び図2に示したように、オイルシール50の開口部31の内周面と前記溝52或いは切り込み53とで複数の気道54a、54bが形成される。
前者の気道54aは多数形成されるため、それらの一部分が潤滑油Lにより封鎖されても他の気道54aで通路を確保することができる。また、後者の気道54bは円弧状であるため、この気道54bに潤滑油Lが浸入しても、くさび効果により隙間の狭い両端に潤滑油Lが集中し、潤滑油Lが分断されるので空間通路は確保できる。
図2Aに示したオイルシール50Aをハウジング30の開口部31に嵌め込む場合には、そのオイルシール50Aの外周面に歯車のように多数の溝52を形成してあることから、図7に示したようなラジアル軸受20の外周面24に形成されている数本の溝25bとハウジング30の内周面とで形成されている連通通路25と回転位相を考えることなく連通させることができ、複数本の連通通路25と連通する気道54aを形成することができる。
また、図2Bに示したオイルシール50Bの場合は、オイルシール50Aの外周面が複数本の連通通路25を開口させる切り込み53が形成されているため、このオイルシール50Bをハウジング30の開口部31に嵌め込む時に連通通路25と切り込み53との回転位相を考えることなくハウジング30の開口部31にオイルシール50Bを嵌めることができ、複数本の連通通路25が開口する気道54bを形成することができる。
これらのオイルシール50A、50Bをハウジング30の開口部31に嵌め込む場合には、ラジアル軸受20の外周面24に形成されているそれぞれの溝25bとハウジング30の内周面とで形成されている連通通路25と連通するように一致させるように組み立てる必要がある。
このような構成、構造で組み立てられた本発明の軸受けユニット1Aは、図12Bに示したと同様に、ステータアセンブリ80Aのケーシング81に組み込まれ、上方からロータアセンブリ70の軸Sを軸受けユニット1Aの軸挿通孔51、26に挿入することにより図3に示したような本発明の一実施例のモータ90Aが得られる。
従って、本発明の第1実施例の軸受けユニット1Aは、多数の気道54aが形成されているため、軸受けユニット1Aの内部の空気は常に大気圧に短絡され、内部の空気が温度、気圧により膨張したとしても、気道54aから吐き出され、軸受けユニット1Aの内部の潤滑油Lは飛散することが無く、回転装置90Aの寿命の低下を防止することができる。
一例として軸受けユニット1Aの主な寸法を挙げると、ラジアル軸受20の軸挿通孔26の直径は1.5〜3.0mm程度、ラジアル軸受20の最大外径は2.6〜2.8mm程度、4.5〜8.0mm程度、気道54aの太さは0.1〜0.2mm程度である。
軸受けユニット1Aにおける気道54a、54bはオイルシール50の外周面に複数の溝52或いは切り込み53を形成し、ハウジング30の開口部の内周面との間で連通通路25及び気道54a、54bを形成したが、図4に示したように、内周面の軸方向に複数の溝36を平行に開口部31まで形成されたハウジング30Aを用い、一方、ラジアル軸受20の外周面24には溝52a或いは52bを形成せず(不図示)、そしてまたオイルシール50の外周面(不図示)にも溝52を形成せず(不図示)、前記ラジアル軸受20及びオイルシール50を嵌め込むことにより連通通路25及び気道54a、54bを形成する構造を採るようにしてもよい。
また、軸Sの抜けを防ぐために、図12に示したように、軸Sの先端に溝Scを形成し、抜止ワッシャWを用いることにより軸受けユニット組み立てれば、軸Sは軸受けユニットから抜け出ることはない。
次に、図5を用いて、本発明の第2実施例の軸受けユニットを説明する。なお、図1に示した第1実施例の軸受けユニット1Aと同一の構成、構造の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
符号1Bは本発明の第2実施例の軸受けユニットを指す。この軸受けユニット1Bも、軸受けユニット1Cと同様に、構成部品は同じである。ただし、オイルシール50Aの厚みは、図1に示した軸受けユニット1Aのオイルシール50の厚みより僅かに薄いものである。
そのような比較的薄いオイルシール50Aをハウジング30の開口部31(図7)の内周面に圧入により嵌め込めば、図5に示したように、ラジアル軸受20のオイルシール50A側平面とオイルシール50Aのラジアル軸受20側平面との間に、例えば、0.2mm程度の隙間(上面連通通路G)を形成することができる。
このように軸受けユニット1Bを図10Bで説明したようにステータアセンブリ80に組み込み、ロータアセンブリ70の軸Sをこの軸受けユニット1Bに挿入し、モータに組み立てる場合には、軸受けユニット1Bのスラスト軸受け40側には、予め、潤滑油Lを点滴し、また、軸Sの挿入時に軸Sとラジアル軸受け20の内周面とが金属接触を起こさないよう円滑に挿入させるために、軸Sの先端に潤滑油Lを塗布しておくとよい。
軸Sを軸受けユニット1Bに挿入すると、軸受けユニット1Bの内部の空気は連通通路25からオイルシール50Aの外周部に形成されている気道54aを通り、軸受けユニット1Bの外部へ吐き出される。そして同時に、潤滑油Lは軸Sとラジアル軸受け20の僅かな空隙及びスラスト空間34に溜まっていく。
この時、ラジアル軸受け20の上側に潤滑油Lが溢れ出ても、上面連通通路Gに進入し、オイルシール50Aの内径部の軸挿通孔(軸開放端)51側に潤滑油Lが溢れ出すことがない。

「ここで注意しなければならないことは、上面連通通路Gの隙間が狭いと、軸Sの挿入時に潤滑油Lは毛細管現象により連通通路Gに引き込まれ、その引き込まれた潤滑油Lが側面部の連通通路25の上方部を塞ぐことがある。従って、上面連通通路Gは適度な隙間を必要とすることである。
この現象を防止するための一方法としては、オイルシール50A、50Bの下面に撥湯処理をしておくか、オイルシール50A、50Bの材料そのものを撥湯性を備えたもので形成しておけば、軸S挿入時の潤滑油Lが上面連通通路Gを通って連通通路25に達することを阻止することができる。
このため、図5に示したように、ラジアル軸受20の上端面22の直上のハウジング30の開口部31の内周面に段差36を設け、この段差位置までオイルシール50Aを嵌め込んで前記上面連通通路Gを精密に確保する構造を採ってもよい。
また、前記段差36を設けず、ハウジング30の内周面は同一面とし、内部に収容するスラスト軸受け40の厚み、ラジアル軸受20の長さ、上面連通通路Gの隙間、オイルシール50Aの厚みを精密に加工し、これら全体の長さからハウジング30の内部の深さを割り出し、その開口部31にオイルシール50Aを嵌め込み、その上面がハウジング30の開口部31の上縁と同一面となるように圧入するようにすれば上面連通通路Gの隙間を精密に確保することができる。
上面連通通路Gの隙間が常に空間に保たれていることにより、軸Sの挿入時及び軸Sの回転時にオイルシール50Aの外径部の気道54aと共に内径部の軸挿通孔(軸開放端)51側が軸受けユニット1Bの内部の空気排出用の隙間としてより効率良く機能する。
以上のことにから、オイルシール50Aの内径部の軸開放端51側に潤滑油Lは溢れることなく、軸Sの回転時、潤滑油Lが軸受けユニット1Bの外部へ飛散による漏洩が無くなるため、軸受けユニット1Bの内部に潤滑油Lが保たれ、常に良好な潤滑が得られ、より一層信頼性の高い軸受けユニットを得ることができる。
なお、前記各実施例では、回転装置としてモータを採り上げて説明したが、本発明の軸受けユニットは、モータの回転軸の軸受け用の軸受けユニットに限定されるものではなく、糸、ワイヤなどの線状物、幅広フィルム、磁気テープなどの帯状物などの巻き取りを行う装置に用いられるガイロローラ、アイドラー、キャプスタン、ピンチローラ等々の軸受けにも適用できることを付言しておく。
本発明は電子・電気産業分野、精密機械産業分野、自動車産業分野などで利用することができる。
本発明の第1実施例の動圧流体軸受けユニットの断面図である。 図1に示した動圧流体軸受けユニットを上方から見た上面図であって、同図Aは第1実施例のオイルシールを用いた構造の動圧流体軸受けユニットの上面図、同図Bは第2実施例のオイルシールを用いた構造の動圧流体軸受けユニットの上面図である。 本発明の一実施例のモータの断面図である。 本発明の第1実施例の動圧流体軸受けユニットの変形である動圧流体軸受けユニットに用いるハウジングの断面図である。 本発明の第2実施例の動圧流体軸受けユニットの断面図である。 従来技術の第1形態の動圧流体軸受けユニットの構成を示す断面側面図である。 図6に示した動圧流体軸受けユニットの一構成部品であるラジアル軸受け部材の斜視図である。 図7に示したラジアル軸受の断面図である。 図6に示した動圧流体軸受けユニットの一構成部品を示していて、同図Aはその斜視図、同図Bはその上面図、同図Cは同図BのC−C線上における断面図である。 図6に示した動圧流体軸受けユニットの組立方法を説明するための各構成部品の斜視図である。 従来技術の第2形態の動圧流体軸受けユニットの構成を示す断面側面図である。 回転装置の一つであるモータのステータアセンブリに組み込んだ図6に示した動圧流体軸受けユニットに前記モータのロータアセンブリの軸を挿入して前記モータを組み立てる組立方法を説明するためのステータアセンブリ及びロータアセンブリの断面図である。 図12に示したステータアセンブリとロータアセンブリとを組み立てて構成された従来技術の前記一形態のモータの断面図である。 前記ステータアセンブリと前記ロータアセンブリとの組み立て時に動圧流体軸受けユニットの上端部分に生じやすい好ましくない状態を説明するための断面図である。
符号の説明
1A…本発明の第1実施例の動圧流体軸受けユニット、1B…本発明の第2実施例の動圧流体軸受けユニット、20…ラジアル軸受、25…連通通路、28…動圧発生溝、30…ハウジング、40…スラスト軸受け、50A…オイルシール、51…軸挿通孔(軸開放端)、52…溝、53…切り込み、54a,54b…気道、90A…本発明の一実施例のモータ、S…軸、St…軸Sのテーパー、L…潤滑油

Claims (11)

  1. 軸を動圧により回転自在に軸支できる動圧発生溝が形成された円筒状の軸挿通孔が形成されている動圧流体軸受け手段と、
    前記軸の下端を軸支するスラスト軸受け手段と、
    前記動圧流体軸受け手段を収容できる直径の開口部と底部を備えたハウジングと、
    中央部に軸挿通孔が形成されており、前記ハウジングの前記開口部に嵌合されるオイルシール手段とを備え、
    前記ハウジング内に前記動圧流体軸受け手段と前記動圧流体軸受け手段の上方に前記オイルシールを嵌合することにより前記ハウジングの内周面と前記動圧流体軸受け手段の外周面との間に軸方向に形成された複数の連通通路と、前記ハウジングの内周面と前記オイルシールとの外周面との間で、前記オイルシールの円周方向等間隔に配設されるとともに軸方向にわたって形成された溝形状または切り込み形状の複数の気道と、前記気道が前記連通通路と連通するように形成されていること
    を特徴とする動圧流体軸受けユニット。
  2. 前記連通通路は、前記動圧流体軸受け手段の外周面に軸方向に複数本の溝が形成されていて、前記動圧流体軸受け手段と前記ハウジングの内周面との間で形成されており、
    前記気道は、前記オイルシールの外周面に軸方向に形成された複数の凹部が形成されていて、前記動圧流体軸受け手段と前記ハウジングの内周面との間で形成されていること
    を特徴とする請求項1記載の動圧流体軸受けユニット。
  3. 前記連通通路及び前記気道は、前記ハウジングの内周面に軸方向に形成された複数本の溝と前記ハウジングに嵌め込まれた前記動圧流体軸受け手段及び前記オイルシールの外周面との間で形成されていること
    を特徴とする請求項1記載の動圧流体軸受けユニット。
  4. 前記動圧流体軸受け手段の前記オイルシール面側の平面と前記オイルシールの前記動圧流体軸受け手段面側の平面との間に、前記連通通路に連通する第2の連通通路が形成されていること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の動圧流体軸受けユニット。
  5. 前記動圧流体軸受け手段の前記オイルシール面側の平面と前記オイルシールの前記動圧流体軸受け手段面側の平面とが密着して両者間に、前記連通通路に連通する第2の連通通路が形成されていることを特徴とする請求項に記載の動圧流体軸受けユニット。
  6. 前記動圧流体軸受け手段の前記オイルシール面側の平面に溝が形成されていて、前記オイルシールの前記動圧流体軸受け手段面側の面が平面で、前記両面を密着することによって両者間に前記連通通路に連通する第2の連通通路が形成されていることを特徴とする請求項に記載の動圧流体軸受けユニット。
  7. 前記動圧流体軸受け手段の前記オイルシール面側の面が平面で、前記オイルシールの前記動圧流体軸受け手段面側の平面に溝が形成されていて、前記両面を密着することにより前記両者間に前記連通通路に連通する第2の連通通路が形成されていることを特徴とする請求項に記載の動圧流体軸受けユニット。
  8. 前記オイルシールの少なくとも前記動圧流体軸受け手段側の面が撥油処理されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の動圧流体軸受けユニット。
  9. 少なくとも前記動圧流体軸受け手段及びスラスト軸受け部が潤滑油で被覆されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の動圧流体軸受けユニット。
  10. 前記動圧流体軸受け手段が焼結金属で形成されていることを特徴とする請求項1〜9のいずかに記載の動圧流体軸受けユニット。
  11. ケースと、前記ケースの回転中心で予め回転面に対して垂直に取り付けられた軸と、前記回転中心から所定の距離を離して予め固定されているマグネットとを備えたロータアセンブリの前記軸を、ケースの平面に対して予め垂直に動圧流体軸受けユニットが固定され、前記動圧流体軸受けユニットの周りに配設された鉄心とコイルとを備えたステータアセンブリの前記動圧流体軸受け手段に挿入して回転自在に支持できるように構成されている回転装置において、
    前記動圧流体軸受けユニットは、
    軸を動圧により回転自在に軸支できる動圧発生溝が形成された円筒状の軸挿通孔が形成されている動圧流体軸受け手段と、
    前記軸の下端を軸支するスラスト軸受け手段と、
    前記動圧流体軸受け手段を収容できる直径の開口部と底部を備えたハウジングと、
    中央部に軸挿通孔が形成されており、前記ハウジングの前記開口部に嵌合されるオイルシール手段と
    を備え、
    前記ハウジング内に前記動圧流体軸受け手段と前記動圧流体軸受け手段の上方に前記オイルシールを嵌合することにより前記ハウジングの内周面と前記動圧流体軸受け手段の外周面との間に軸方向に形成された複数の連通通路と、前記ハウジングの内周面と前記オイルシールとの外周面との間で、前記オイルシールの円周方向等間隔に配設されるとともに軸方向にわたって形成された溝形状または切り込み形状の複数の気道と、前記気道が前記連通通路と連通するように形成されていること
    を特徴とする回転装置。
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