JP2007024267A - 流体軸受装置およびこれを備えたモータ - Google Patents

流体軸受装置およびこれを備えたモータ Download PDF

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Abstract

【課題】 この種の流体軸受装置において、軸受内部の圧力状態を適正化する流体流路を精度良くかつ安定して形成する。
【解決手段】 軸受部材7に、軸受部材7を軸方向に貫通する流体流路としての連通孔12を設け、かつ軸受部材7の軸方向下端に位置する第一スラスト軸受部T1の側に小径部12aを、軸方向上端に位置する第二スラスト軸受部T2の側に大径部12bをそれぞれ設ける。小径部12aを、スリーブ部8の下端面に形成される、第1のスラスト動圧発生部としての第一スラスト軸受面8bより外径側に開口させる。また、大径部12bを、ハウジング部9の上端面に形成される、第2のスラスト動圧発生部としての第二スラスト軸受面9aより内径側に開口させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、軸受部材に対して相対回転する軸部材をそのラジアル軸受隙間に形成される流体膜を介してラジアル方向で回転自在に支持する流体軸受装置に関するものである。この種の軸受装置は、情報機器、例えばHDD等の磁気ディスク駆動装置、CD−ROM、CD−R/RW、DVD−ROM/RAM等の光ディスク駆動装置、MD、MO等の光磁気ディスク駆動装置等のスピンドルモータ用、レーザビームプリンタ(LBP)のポリゴンスキャナモータ、プロジェクタのカラーホイール、あるいは電気機器、例えば軸流ファンなどの小型モータ用として好適に使用可能である。
上記各種モータには、高回転精度の他、高速化、低コスト化、低騒音化等が求められている。これらの要求性能を決定づける構成要素の1つに当該モータのスピンドルを支持する軸受があり、近年では、上記要求性能に優れた特性を有する流体軸受の使用が検討され、あるいは実際に使用されている。
この種の流体軸受は、軸受隙間内の潤滑流体に動圧を発生させるための動圧発生部を備えた動圧軸受と、動圧発生部を備えていない、いわゆる真円軸受(軸受断面が真円形状である軸受)とに大別される。
例えば、HDD等のディスク駆動装置のスピンドルモータに組み込まれる流体軸受装置では、軸部材をラジアル方向に支持するラジアル軸受部およびスラスト方向に支持するスラスト軸受部の双方を動圧軸受で構成する場合がある。この種の流体軸受装置(動圧軸受装置)におけるラジアル軸受部としては、例えば軸受部材の内周面(軸受部材がハウジングと軸受スリーブとを備える場合には、軸受スリーブの内周面)と、これに対向する軸部材の外周面との何れか一方に、動圧発生部としての動圧溝を形成すると共に、両面間にラジアル軸受隙間を形成するものが知られている。また、スラスト軸受部としては、例えば軸受スリーブの軸方向端面に、動圧発生部としての動圧溝を形成すると共に、この軸受スリーブの軸方向端面と、これに対向する軸部材のフランジ部端面との間にスラスト軸受隙間を形成するものが知られている(何れも、例えば特許文献1を参照)。
また、上記軸受隙間を含む軸受内部の圧力バランスを保つ等の目的で、軸受スリーブの外周面に軸方向の溝を形成し、軸受内部に、ラジアル軸受隙間の軸方向両端間で潤滑油等の流体を流通させる流体流路を構成したものが知られている(例えば、特許文献2を参照)。
特開2003−239951号公報 特開2003−232353号公報
この種の流体流路は、軸受部材(軸受スリーブ)の成形と同時に、あるいは軸受部材成形後の後加工によって形成することができる。しかしながら、流体流路の内径寸法は一般に微小(数十μm〜数百μm程度)であるから、これを精度良くかつ安定して形成することは難しい。
上述の問題は、流体流路を大径化することにより解決することができる。しかしながら、その一方で、流体流路の全体を単に大径化しただけでは、軸受部材の強度低下を招く恐れがある。また、流体流路の大径化に伴い、他の流体保持空間から流体流路へ流体が過剰に流れ込むことで、本来圧力が高まるべき箇所から流体が逃げ、あるいは局所的に負圧状態を生じる恐れがある。そのため、却って軸受内部の圧力バランスが崩れる可能性がある。
本発明の課題は、この種の流体軸受装置において、軸受内部の圧力状態を適正化する流体流路を精度良くかつ安定して形成することである。
前記課題を解決するため、本発明は、軸受部材と、軸受部材に対して相対回転する軸部材と、軸部材と軸受部材との間のラジアル軸受隙間に形成される流体膜を介して軸部材と軸受部材の何れか一方をラジアル方向で回転自在に支持するラジアル軸受部とを備えたものにおいて、軸受部材に、その軸方向両側に開口し、ラジアル軸受隙間を含む軸部材の外周面と軸受部材の内周面との隙間の両端間で流体を流通可能な流体流路を設け、かつ流体流路の流路面積を、その軸方向で異ならせたことを特徴とする流体軸受装置を提供する。
このように、本発明は、軸受部材に設けられた流体流路の流路面積を、その軸方向で異ならせたことを特徴とするものである。かかる構成によれば、流体流路のうち、少なくともその流路面積を大きくした領域では、かかる流体流路の加工性や成形性を改善することができる。また、軸受内部での流体の保有量が増加することで、流体の劣化を抑制することが可能となる。加えて、流体流路にその流路面積を小さくした領域を設けることで、流体の流体流路への過剰な流れ込みを極力回避して、軸受内部における圧力バランスを適正に保つことができる。
上記流体流路は、例えば流路面積の小さい第一流路部と、第一流路部に比べて流路面積の大きい第二流路部とを設けたものとすることができる。
上記流体流路を有する流体軸受装置として、例えばスラスト軸受隙間に形成される流体膜を介して軸部材と軸受部材の何れか一方をスラスト方向で回転自在に支持する第1のスラスト軸受部をさらに備え、かつ第1のスラスト軸受部に、そのスラスト軸受隙間に流体の動圧作用を発生させる第1の動圧発生部を設けたものが考えられる。この場合、流体流路がスラスト軸受隙間の圧力発生領域に開口していると、開口部を介して圧力の逃げが生じ、動圧発生部による動圧効果が不十分となる恐れがある。従って、流体流路は、第1の動圧発生部を避けてその内径側もしくは外径側に開口するのが望ましい。
第1の動圧発生部よりも外径側に流体流路を開口させる場合、軸部材の必要軸径との兼ね合いから第1の動圧発生部の形成領域を内径側に拡大することは難しい。この場合、流体流路の当該開口部を流路面積の小さい第一流路部とすることで、第1の動圧発生部の形成領域を可能な限り外径側に拡大することが可能となる。従って、第1の動圧発生部で容易に必要面積を確保することができ、軸受設計の自由度が高まる。
また、流体軸受装置の他の構成として、スラスト軸受隙間に形成される流体膜を介して軸部材と軸受部材の何れか一方をスラスト方向で回転自在に支持する第2のスラスト軸受部をさらに備え、かつ第2のスラスト軸受部に、そのスラスト軸受隙間に流体の動圧作用を発生させる第2の動圧発生部を設けたものが考えられる。
上記構成において、流体流路を開口させるに当たり、当該軸受装置の外径側では、内径側に比べて寸法上の制約が緩やかであるため、第2の動圧発生部の形成領域を容易に外径側へ拡大することができる。従って、流体流路を第2の動圧発生部よりも内径側に開口させる場合には、その開口面積に関係なく、第2の動圧発生部の形成領域を確保することができる。これにより、当該開口部を第一流路部に比べてその流路面積を大きくした第二流路部とした場合でも、これによる第2の動圧発生部の面積減少を回避することができ、軸受設計のさらなる容易化が図られる。
流体流路は、その流路面積を軸方向で異ならせた領域(例えば第一流路部と第二流路部)を有するものである限り、種々の形態を採ることができる。具体的には、例えば流体流路を、軸受部材の軸方向一端側に開口する第二流路部と、第二流路部との間で段差を有し、かつ軸受部材の軸方向一端側に開口する第一流路部とで構成することができる。あるいは、第二流路部から第一流路部に向けてその流路面積が漸次縮小する領域を、流体流路の軸方向一部又は全体に亘って設けた構成とすることができる。
これら流体流路を含む軸受内部の流体保有空間は、通常、シール空間を介して大気と連通可能となるように構成される。この場合、第一流路部を、第二流路部を介して外気に開放するようにスラスト軸受部を設けるのが望ましい。第一流路部を第1の動圧発生部より外径側に開口する場合には、かかる第1の動圧発生部を、シール空間とは反対側の大気閉塞側に設けるのが望ましい。かかる構成によれば、軸受部材の、外気に連通するシール空間の側に第1の動圧発生部を設ける場合と比べて、かかるスラスト軸受隙間における流体圧力を容易に高めることができる。
また、軸受部材は、樹脂又は金属の一体成形品とすることで、流体流路を、軸受部材の成形時に軸受部材本体と同時に形成することができる。
上記構成の流体軸受装置は、この流体軸受装置を備えたモータとして好適に提供可能である。
以上のように、本発明によれば、この種の流体軸受装置において、軸受内部の圧力状態を適正化する流体流路を精度良くかつ安定して形成することができる。
以下、本発明の第1実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る流体軸受装置1を組込んだ情報機器用スピンドルモータの一構成例を概念的に示している。このスピンドルモータは、HDD等のディスク駆動装置に用いられるもので、軸2およびハブ部10を備えた軸部材3を回転自在に非接触支持する流体軸受装置(動圧軸受装置)1と、例えば半径方向のギャップを介して対向させたステータコイル4およびロータマグネット5と、ブラケット6とを備えている。ステータコイル4はブラケット6の外径側に取付けられ、ロータマグネット5は軸部材3のハブ部10外周に取付けられている。流体軸受装置1の軸受部材7は、ブラケット6の内周に固定される。また、軸部材3のハブ部10には、図示は省略するが、磁気ディスク等のディスク状情報記録媒体(以下、単にディスクという。)が一又は複数枚保持される。このように構成されたスピンドルモータにおいて、ステータコイル4に通電すると、ステータコイル4とロータマグネット5との間に発生する励磁力でロータマグネット5が回転し、これに伴って、軸部材3および軸部材3のハブ部10に保持されたディスクが軸2と一体に回転する。
図2は、流体軸受装置1を示している。この流体軸受装置1は、軸部材3と、軸部材3の軸2を内周に収容可能な軸受部材7とを主に備えている。なお、説明の便宜上、軸方向両端に形成される軸受部材7(ハウジング部9)開口部のうち、蓋部材11で封口される側を下側、封口側と反対の側を上側として以下説明する。
軸部材3は、例えば軸受部材7の開口側に配置されるハブ部10と、ハブ部10の径方向中央から回転軸方向に延びる軸2とを備えている。
ハブ部10は金属あるいは樹脂で形成され、軸受部材7の開口側(上側)を覆う円盤部10aと、円盤部10aの外周部から軸方向下方に延びる筒状部10bと、筒状部10bの外周に設けられるディスク搭載面10cおよび鍔部10dとで構成される。図示されていないディスクは、円盤部10aの外周に外嵌され、ディスク搭載面10cに載置される。そして、図示しない適当な保持手段(クランパなど)によってディスクがハブ部10に保持される。
軸2は、この実施形態ではハブ部10と一体に形成され、その下端に抜止めとしてフランジ部2bを別体に備えている。フランジ部2bは、金属製で、例えばねじ結合等の手段により軸2に固定される。なお、軸2とハブ部10とは上述のように金属あるいは樹脂で一体成形される他、軸2とハブ部10とをそれぞれ別体に形成することもできる。この場合、例えば軸2を金属製とし、この金属製の軸2をインサート部品としてハブ部10と一体に軸部材3を樹脂で型成形することができる。
軸受部材7は、軸方向両端を開口した形状をなし、略円筒状のスリーブ部8、およびスリーブ部8の外径側に位置し、スリーブ部8を内周に保持するハウジング部9とを主に備えている。この実施形態では、軸受部材7は、例えばLCPやPPS、PEEK等の結晶性樹脂、あるいはPSU、PES、PEI等の非晶性樹脂をベース樹脂とする樹脂組成物で射出成形され、これにより、スリーブ部8およびハウジング部9が一体に形成される。
スリーブ部8の内周面8aの全面又は一部円筒面領域には、ラジアル動圧発生部として複数の動圧溝を配列した領域が形成される。この実施形態では、例えば図3に示すように、複数の動圧溝8a1、8a2をヘリングボーン形状に配列した領域が軸方向に離隔して2箇所形成される。上側の動圧溝8a1の形成領域では、動圧溝8a1が、軸方向中心m(上下の傾斜溝間領域の軸方向中央)に対して軸方向非対称に形成されており、軸方向中心mより上側領域の軸方向寸法X1が下側領域の軸方向寸法X2よりも大きくなっている。従って、軸部材3の回転時には、非対称の動圧溝8a1によってラジアル軸受隙間の潤滑油が下方に押込まれる。
スリーブ部8の下端面の全面または一部環状面領域には、第一スラスト軸受面8bが設けられる。この実施形態では、第一スラスト軸受面8bに、第1のスラスト動圧発生部として、例えば図5に示すように、複数の動圧溝8b1をスパイラル形状に配列した領域が形成される。この第一スラスト軸受面8b(動圧溝8b1形成領域)はフランジ部2bの上端面2b1と対向し、軸2(軸部材3)の回転時には、上端面2b1との間に第一スラスト軸受部T1のスラスト軸受隙間を形成する(図2を参照)。
スリーブ部8の外径側に位置するハウジング部9は略筒状をなすもので、その軸方向幅をスリーブ部8のそれに比べて長幅としている。この実施形態では、ハウジング部9は、その軸方向下端をスリーブ部8の下端面(第一スラスト軸受面8b)よりも更に下端側に突出させた形態をなす。
ハウジング部9の一端側端面(上端面)はその内周に連続するスリーブ部8の上端面8cよりも若干上方に位置し、その全面または一部環状領域には、第二スラスト軸受面9aが設けられる。この実施形態では、第二スラスト軸受面9aに、第2のスラスト動圧発生部として、例えば図4に示すように複数の動圧溝9a1をスパイラル形状(図5に示す動圧溝8b1とはそのスパイラル方向が逆となっている。)に配列した領域が形成される。この第二スラスト軸受面9a(動圧溝9a1形成領域)はハブ部10の円盤部10aの下端面10a1と対向し、軸部材3の回転時には、下端面10a1との間に後述する第二スラスト軸受部T2のスラスト軸受隙間を形成する(図2を参照)。
ハウジング部9(軸受部材7)の下端側を封口する蓋部材11は、金属あるいは樹脂で形成され、ハウジング部9の下端内周側に設けられた段部9bに固定される。ここで、固定手段は特に限定されず、例えば接着(ルーズ接着、圧入接着を含む)、圧入、溶着(例えば超音波溶着)、溶接(例えばレーザ溶接)などの手段を、材料の組合わせや要求される組付け強度、密封性などに合わせて適宜選択することができる。
ハウジング部9の外周には、上方に向かって漸次拡径するテーパ状のシール面9cが形成される。このテーパ状のシール面9cは、筒状部10bの内周面10b1との間に、軸受部材7の封口側(下方)から開口側(上方)に向けて半径方向寸法が漸次縮小した環状のシール空間Sを形成する。このシール空間Sは、軸2およびハブ部10の回転時、第二スラスト軸受部T2のスラスト軸受隙間の外径側と連通している。
軸受部材7の径方向中間部には、図3に示すように、軸受部材7を軸方向に貫通する流体流路としての連通孔12が1又は複数本形成される。この連通孔12は、この実施形態では、円周方向等間隔に4箇所設けられ、その下端でスリーブ部8の第一スラスト軸受面8bよりも外径側に開口する(図5を参照)。また、連通孔12はその上端でハウジング部9の第二スラスト軸受面9aよりも内径側に開口する(図4を参照)。これにより、軸受装置内部を後述する潤滑油で充満した状態では、両スラスト軸受部T1、T2のスラスト軸受隙間の間で潤滑油が流通可能となる。また、スリーブ部8の軸方向両端面8b、8c間、あるいはこれらの内径側に位置するラジアル軸受隙間を含む、軸2の外周面2aとスリーブ部8の内周面8aとの隙間の両端間で潤滑油が流通可能となる(何れも図2を参照)。
また、連通孔12は軸方向でその断面積を異ならせた形態をなし、この実施形態では、第一スラスト軸受面8bを含む下端面の開口側で比較的小径(小径部12a)に、第二スラスト軸受面9aを含む上端面の開口側で比較的大径(大径部12b)に形成されている。
これら連通孔12は、例えば軸受部材7を樹脂で射出成形する際、軸受部材7の成形と同時に成形することができる。その際、図示は省略するが、連通孔12の成形には、例えば上述した連通孔12に対応した形状を有する成形ピン、ここでは小径部12aおよび大径部12bに対応した外径寸法を有する成形ピンが使用される。
上記構成の流体軸受装置1の内部には潤滑油が充填され、潤滑油の油面は常にシール空間S内に維持される。この実施形態では、例えば図2に示すように、連通孔12、および連通孔12の軸方向両端側にそれぞれ形成されるスラスト軸受部T1、T2の各スラスト軸受隙間を含む領域(図2中散点模様で示す領域)に潤滑油が充填される。潤滑油としては、種々のものが使用可能であるが、HDD等のディスク駆動装置用の流体軸受装置に提供される潤滑油には、その使用時あるいは輸送時における温度変化を考慮して、低蒸発率及び低粘度性に優れたエステル系潤滑油、例えばジオクチルセバケート(DOS)、ジオクチルアゼレート(DOZ)等が好適に使用可能である。
上記構成の流体軸受装置1において、軸2(軸部材3)の回転時、スリーブ部8の内周面8aのラジアル軸受面となる領域(上下2箇所の動圧溝8a1、8a2形成領域)は、軸2の外周面2aとラジアル軸受隙間を介して対向する。そして、軸2の回転に伴い、上記ラジアル軸受隙間の潤滑油が動圧溝8a1、8a2の軸方向中心側に押し込まれ、その圧力が上昇する。このような動圧溝8a1、8a2の動圧作用によって、軸2をラジアル方向に非接触支持する第一ラジアル軸受部R1と第二ラジアル軸受部R2とがそれぞれ構成される。
これと同時に、スリーブ部8の第一スラスト軸受面8b(動圧溝8b1形成領域)とこれに対向するフランジ部2bの上端面2b1との間のスラスト軸受隙間、およびハウジング部9の第二スラスト軸受面9a(動圧溝9a1形成領域)とこれに対向するハブ部10(円盤部10a)の下端面10a1との間のスラスト軸受隙間に、動圧溝8b1、9a1の動圧作用により潤滑油の油膜がそれぞれ形成される。そして、これら油膜の圧力によって、軸部材3をスラスト方向に非接触支持する第一スラスト軸受部T1と第二スラスト軸受部T2とがそれぞれ構成される。
このように、軸受部材7に流体流路としての連通孔12を設けることで、この連通孔12を介して、軸受部材7(スリーブ部8)の下端に位置する第二スラスト軸受部T2のスラスト軸受隙間と軸受部材7の開口側(ハウジング部9の外径側)に形成されるシール空間Sとの間が連通状態となる。これによれば、例えば何らかの理由で第2スラスト軸受部T2の側の流体(潤滑油)圧力が過度に高まり、あるいは低下するといった事態を避けて、軸部材3をスラスト方向に安定して非接触支持することが可能となる。
また、第一スラスト軸受部T1のスラスト軸受隙間の側(下端側)に第一流路部としての小径部12aを設けることで、スリーブ部8の第一スラスト軸受面8b(動圧溝8b1形成領域)の面積を外径方向に拡張することができる。これにより、ディスク枚数の増加に伴う回転体(軸部材3)の例えばラジアル方向の負荷をスラスト軸受部でも支持することができ、安定した回転精度を得ることができる。また、連通孔12の、第1スラスト軸受部T1のスラスト軸受隙間の開口側に小径部12aを設けることで、当該スラスト軸受隙間における流体の流体流路(連通孔12)への逃げを極力抑えつつも、ラジアル軸受隙間の両端間で流体を流通させ、両端間における圧力バランスを保つことができる。同時に、軸受部材7に設けられた連通孔12の、第二スラスト軸受部T2のスラスト軸受隙間の側(上端側)に第二流路部としての大径部12bを設けることにより、大径部12bを含む軸受内部における潤滑油の保有領域を増加させることができる。かかる構成は、この実施形態のように、軸受部材7を樹脂で一体成形して、ラジアル軸受隙間やスラスト軸受隙間以外の潤滑油保有領域が比較的小さい場合に特に有効である。
また、この実施形態では、大径部12bを有する連通孔12を軸受部材7の射出成形により形成したので、少なくとも大径部12bに対応する箇所では、かかるピンの剛性あるいは強度を高めることができる。また、大径部12bを設けることで、小径部12aの軸方向幅を小さくすることができるので、これにより成形用ピンの、小径部12aに対応する箇所における曲げ剛性を改善することができる。従って、流体軸受装置1の小型化を狙って、連通孔12(流体流路)を小径化する場合、かかる連通孔12の内径寸法に対応してピンの外径寸法を全体的に小さくしたとしても、ピンの剛性や強度を確保することができる。そのため、流体軸受装置1、およびこの流体軸受装置1を備えたモータの小型化にも容易に対応することができる
また、この方法で形成された流体流路であれば、加工後流路内における切粉等の発生が抑えられるため、この種の不要物を除去するための洗浄を簡略化あるいは省略することができ、コストの面でも優位である。
また、この実施形態では、第1ラジアル軸受部R1の動圧溝8a1は、軸方向中心mに対して軸方向非対称(X1>X2)に形成されているため(図3参照)、軸2の回転時、動圧溝8a1による潤滑油の引き込み力(ポンピング力)は上側領域が下側領域に比べて相対的に大きくなる。そして、この引き込み力の差圧によって、スリーブ部8の内周面8aと軸2の外周面2aとの間に満たされた潤滑油が下方に流動し、第1スラスト軸受部T1のスラスト軸受隙間→連通孔12→上端面8cと下端面10a1との間の軸方向隙間、という経路を循環して、第1ラジアル軸受部R1のラジアル軸受隙間に再び引き込まれる。このように、軸受部材7に軸方向の連通孔12を設け、潤滑油がラジアル軸受隙間を含む軸受内部空間を流動循環するように構成することで、各軸受隙間をはじめとする軸受内部の圧力バランスが適正に保たれる。また、軸受内部空間の潤滑油の好ましくない流れ、例えば潤滑油の圧力が局部的に負圧になる現象を防止して、負圧発生に伴う気泡の生成、気泡の生成に起因する潤滑油の漏れや振動の発生等の問題を解消することができる。
以上、本発明の第1実施形態を説明したが、本発明は、この実施形態に限定されることなく、他の構成を採ることもできる。以下、流体軸受装置の他の構成例について説明する。なお、以下に示す図において、第1実施形態と構成・作用を同一にする部位および部材については、同一の参照番号を付し、重複説明を省略する。
図5は、本発明の第2実施形態に係る流体軸受装置21を示している。この実施形態において、軸部材22は、軸22aおよび軸22aの下端に一体または別体に設けられたフランジ部22bを備えている。
軸受部材27は、スリーブ部8およびスリーブ部8の外径側に位置し、スリーブ部8と一体に形成されるハウジング部29とを備えている。
ハウジング部29は、その軸方向両端をスリーブ部8の両端面8b、8cよりも軸方向上下に突出させた形態をなす。上端突出部29aの内周には環状のシール部24が、その下端面24bをスリーブ部8の上端面8cに当接させた状態で固定される。シール部24の内周面24aと、この面に対向する軸22aの外周面22a1との間には、環状のシール空間S2が形成される。ハウジング部29の下端突出部29bの内周には、軸受部材27の下端側を封口する蓋部材25が固定される。
蓋部材25の上端面の一部環状領域には、第二スラスト軸受面25aが設けられる。この実施形態では、第二スラスト軸受面25aに、スラスト動圧発生部として、例えば図4に示す動圧溝配列領域が形成される。第二スラスト軸受面25aの外周には上方に突出する突出部25bが設けられる。突出部25bの上端に位置する当接面25b1をスリーブ部8の下端面に当接させた状態で、蓋部材25が下端突出部29bに固定される。
流体流路は、この実施形態では、軸受部材27を軸方向に貫通し、その軸方向両側(スリーブ部8の両端面8b、8cの側)に開口する連通孔12と、蓋部材25の当接面25b1に設けられ、連通孔12の下端開口側と、後述するスラスト軸受部T11、T12のスラスト軸受隙間とを連通する半径方向溝25cとで構成される。また、シール部24の下端面24bには、連通孔12の下端開口側と、第一ラジアル軸受部R1のラジアル軸受隙間上端とを連通する半径方向溝24b1が1又は複数本形成されている。
上記構成の流体軸受装置21において、軸部材22の回転時、スリーブ部8の第一スラスト軸受面(下端面)8bと軸部材22のフランジ部22bの上端面22b1との間に第一スラスト軸受部T11が形成されると共に、蓋部材25の第二スラスト軸受面25aとフランジ部22bの下端面22b2との間に第二スラスト軸受部T12が形成される。
この実施形態においても、軸受部材27に、その断面積を異ならせた(小径部12aおよび大径部12bを有する)連通孔12を設けることで、上記第1実施形態と同様の効果(圧力バランスの適正化、流体流路の成形性改善、潤滑油の保有量増加など)を得ることができる。
以上の第1、第2実施形態では、軸受部材7、27を一体成形品とした場合を説明したが、特にこの形態に限ることなく例えば軸受部材7、27を二以上の部材で構成することもできる。
図7は、本発明の第3実施形態に係る流体軸受装置31を示している。同図における流体軸受装置31は、主に軸受部材7を構成するスリーブ部8およびハウジング部9とを別体とした点で、第1実施形態に係る流体軸受装置1(図2を参照)と構成を異にする。
スリーブ部8は、例えば黄銅やアルミ等の金属で形成され、あるいは焼結金属の多孔質体で形成される。この実施形態では、スリーブ部8は、銅を主成分とする焼結金属の多孔質体で形成され、その外周面8dをハウジング部9の内周面9dに接着、圧入、あるいは溶着等の手段により固定している。また、このように、スリーブ部8をハウジング部9とは別体に形成し、これをハウジング部9に固定する形態を採るのであれば、例えば図示は省略するが、軸2を、フランジ部2bを有しないストレートな形状とすることもできる。この場合、ハウジング部9は、蓋部材11を底部として一体に形成することで、有底円筒形をなす。
外周面8dには、1本又は複数本の軸方向溝32が軸方向全長に亘って形成されており、この軸方向溝32により流体流路が構成される。この実施形態では、第一スラスト軸受部T1の側を小径部32a、第二スラスト軸受部T2の側を大径部32bとする軸方向溝32が円周方向等間隔に複数本(例えば3本)形成される場合を例示している。なお、これ以外の構成は、第1実施形態に準じるので説明を省略する。
図8は、本発明の第4実施形態に係る流体軸受装置41を示している。同図における流体軸受装置41は、主に軸受部材27を構成するスリーブ部8およびハウジング部29(49)とを別体とした点で、第2実施形態に係る流体軸受装置21(図6を参照)と構成を異にする。
スリーブ部8は、例えば黄銅やアルミ等の金属で形成され、あるいは焼結金属の多孔質体で形成される。この実施形態では、スリーブ部8は、銅を主成分とする焼結金属の多孔質体で形成され、その外周面8dをハウジング部49の内周面49aに接着、圧入、あるいは溶着等の手段により固定している。
外周面8dには、1本又は複数本の軸方向溝32が軸方向全長に亘って形成されており、この軸方向溝32および蓋部材25の当接面25b1に設けられる半径方向溝25cとで流体流路が構成される。この実施形態では、第一スラスト軸受部T1、T2の側を小径部32a、シール空間S2に連通する側を大径部32bとする軸方向溝32が円周方向等間隔に複数本(例えば3本)形成される場合を例示している。
ハウジング部49は、この実施形態では、図6に示すシール部24およびハウジング部29とを一体化した形状をなす。また、図6に示す半径方向溝24b1に代えて、この図示例では周方向溝8c1および半径方向溝8c2がスリーブ部8の上端面8cに形成され、これにより軸方向溝32の上端開口部と第一ラジアル軸受部R1のラジアル軸受隙間上端とを連通している。なお、これ以外の構成は、第2実施形態に準じるので説明を省略する。
図9は、本発明の第5実施形態に係る流体軸受装置51を示している。同図における流体軸受装置51は、主に軸受部材27を構成するスリーブ部8とハウジング部29(59)を別体とし、かつ軸受部材27の下端を封口する蓋部材25を、ハウジング部59と一体化した点で、第2実施形態に係る流体軸受装置21(図6を参照)と構成を異にする。
ハウジング部59は、蓋部材25を底部とする、いわゆる有底円筒状に形成される。ハウジング部59の内周大径面59aとその下端に設けられた内周小径面59bとの間には段差が設けられ、かかる段差の軸方向端面59cに半径方向溝25cが形成される。また、図示は省略するが、ハウジング部59の内周面を軸方向に亘って均一径とし、これにより第一、第二スラスト軸受面8b、25aの面積を外径側に広げた構成を採ることもできる。なお、これ以外の構成は、第2実施形態および第4実施形態に準じるので説明を省略する。
これら何れの実施形態(第3〜第5実施形態)においても、軸受部材7、27に、その断面積を異ならせた(小径部32aおよび大径部32bを有する)軸方向溝32を設けることで、上記第1、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、以上の実施形態(第1〜第5実施形態)では、ラジアル軸受部R1、R2およびスラスト軸受部T1、T2として、へリングボーン形状やスパイラル形状の動圧溝により潤滑油の動圧作用を発生させる構成を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、ラジアル軸受部R1、R2として、図示は省略するが、軸方向の溝を円周方向の複数箇所に形成した、いわゆるステップ状の動圧発生部、あるいは、円周方向に複数の円弧面を配列し、対向する軸2の外周面2aとの間に、くさび状の径方向隙間(軸受隙間)を形成した、いわゆる多円弧軸受を採用してもよい。
あるいは、ラジアル軸受面となるスリーブ部8の内周面8aを、動圧発生部としての動圧溝や円弧面等を設けない真円内周面とし、この内周面と対向する軸2の真円状外周面2aとで、いわゆる真円軸受を構成することができる。
また、スラスト軸受部T1、T2の一方又は双方は、同じく図示は省略するが、スラスト軸受面8b、9a、25aとなる領域に、複数の半径方向溝形状の動圧溝を円周方向所定間隔に設けた、いわゆるステップ軸受、あるいは波型軸受(ステップ型が波型になったもの)等で構成することもできる。
また、以上の実施形態では、軸受部材7、27の側にラジアル軸受面が、また、軸受部材7、27や蓋部材25の側にスラスト軸受面8b、9a、25aがそれぞれ形成される場合を説明したが、これら動圧発生部が形成される軸受面は、例えばこれらに対向する軸2やフランジ部2bあるいはハブ部10の側(回転側)に設けることもできる。
流体流路を構成する連通孔12は、図示の位置に限らず、軸受部材7、27を軸方向両側で開口する限り、任意の位置に形成することができる。また、流体流路を連通孔12と半径方向溝25c、あるいは軸方向溝32と半径方向溝25cとで形成する場合、これらを対向する部材の側に設けることも可能である。例えば図7〜図9において軸方向溝32はスリーブ部8の側に形成されているが、これをハウジング部9、49、59の側に形成することもできる。あるいは図6、図8、図9において蓋部材25あるいはハウジング部59の側に形成されている半径方向溝25cを、これと対向するスリーブ部8の側に形成することもできる。
また、上記実施形態では、流体流路を、小径部12aおよび大径部12bを有する連通孔12あるいは軸方向溝32で構成した場合を例示したが、流体流路は、その流路面積を軸方向で異ならせたものである限り、上述の形態に限定されるものではない。一例として、軸受部材7の軸方向両側に開口する連通孔12に、その断面積(流路面積)が漸次拡大する領域、例えばテーパ状の領域を軸方向一部又は全体に亘って設けた構成を挙げることができる。図10は、連通孔12の小径部12aおよび大径部12bとの間に截頭円錐部12c(テーパ状領域)を設けた場合を例示している。かかる構成によれば、連通孔12の成形に係るピンの耐久性をより一層高めることができるため、好ましい。
本発明の第1実施形態に係る流体軸受装置を組込んだスピンドルモータの断面図である。 第1実施形態に係る流体軸受装置の断面図である。 軸受部材の断面図である。 軸受部材を矢印Aの方向から見た端面図である。 軸受部材を矢印Bの方向から見た端面図である。 本発明の第2実施形態に係る流体軸受装置の断面図である。 本発明の第3実施形態に係る流体軸受装置の断面図である。 本発明の第4実施形態に係る流体軸受装置の断面図である。 本発明の第5実施形態に係る流体軸受装置の断面図である。 流体流路の他の構成を示す図である。
符号の説明
1、21、31、41、51 流体軸受装置
2、22a 軸
2b、22b フランジ部
3、22 軸部材
4 ステータコイル
5 ロータマグネット
7、27 軸受部材
8 スリーブ部
8b 第一スラスト軸受面
8b1 動圧溝
9、29、49、59 ハウジング部
9a 第二スラスト軸受面
9a1 動圧溝
10 ハブ部
12 連通孔
12a 小径部
12b 大径部
25 蓋部材
25a 第二スラスト軸受面
25c 半径方向溝
32 軸方向溝
32a 小径部
32b 大径部
S、S2 シール空間
R1、R2 ラジアル軸受部
T1、T2、T11、T12 スラスト軸受部

Claims (6)

  1. 軸受部材と、軸受部材に対して相対回転する軸部材と、軸部材と軸受部材との間のラジアル軸受隙間に形成される流体膜を介して軸部材と軸受部材の何れか一方をラジアル方向で回転自在に支持するラジアル軸受部とを備えた流体軸受装置において、
    軸受部材に、その軸方向両側に開口し、ラジアル軸受隙間を含む軸部材の外周面と軸受部材の内周面との隙間の両端間で流体を流通可能な流体流路を設け、かつ流体流路の流路面積を、その軸方向で異ならせたことを特徴とする流体軸受装置。
  2. 流体流路に、流路面積の小さい第一流路部と、第一流路部に比べて流路面積の大きい第二流路部とを設けた請求項1記載の流体軸受装置。
  3. スラスト軸受隙間に形成される流体膜を介して軸部材と軸受部材の何れか一方をスラスト方向で回転自在に支持する第1のスラスト軸受部をさらに備え、かつ第1のスラスト軸受部に、そのスラスト軸受隙間に流体の動圧作用を発生させる第1の動圧発生部を設けた請求項2記載の流体軸受装置。
  4. スラスト軸受隙間に形成される流体膜を介して軸部材と軸受部材の何れか一方をスラスト方向で回転自在に支持する第2のスラスト軸受部をさらに備え、かつ第2のスラスト軸受部に、そのスラスト軸受隙間に流体の動圧作用を発生させる第2の動圧発生部を設けた請求項3記載の流体軸受装置。
  5. 第二流路部を第2の動圧発生部よりも内径側に開口させた請求項4記載の流体軸受装置。
  6. 軸受部材は樹脂又は金属の一体成形品である請求項1記載の流体軸受装置。
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