JP2003329033A - 磁気ディスク装置用スピンドルユニット - Google Patents
磁気ディスク装置用スピンドルユニットInfo
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- JP2003329033A JP2003329033A JP2003060782A JP2003060782A JP2003329033A JP 2003329033 A JP2003329033 A JP 2003329033A JP 2003060782 A JP2003060782 A JP 2003060782A JP 2003060782 A JP2003060782 A JP 2003060782A JP 2003329033 A JP2003329033 A JP 2003329033A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】磁気ディスク装置などのスピンドルユニットを
小型化し、回転精度を向上させる。 【解決手段】スピンドルユニットは、ハブ1に嵌合した
シャフト5をハウジング13に内設したすべり軸受2で
回転自在に支持する。すべり軸受2は、その内周面にラ
ジアル軸受部2aとその両端部にスラスト軸受部2bを
一体的に成形され、その一端部をハブ1に形成されたボ
ス4の端面に、他端部をシャフト5の端部の鍔部6と間
隙をもって対向して配置される。間隙の設定は、すべり
軸受2にシャフト5を挿入し、すべり軸受2の他端部
に、シャフト鍔部6を内包しシャフト鍔部6の厚みに所
定の間隙をプラスした凹部を有する治具24を当接し、
ボス4の端面がすべり軸受2の一端部に接触するまでボ
ス4の孔をシャフト5に圧入し、その後治具24を取外
す。
小型化し、回転精度を向上させる。 【解決手段】スピンドルユニットは、ハブ1に嵌合した
シャフト5をハウジング13に内設したすべり軸受2で
回転自在に支持する。すべり軸受2は、その内周面にラ
ジアル軸受部2aとその両端部にスラスト軸受部2bを
一体的に成形され、その一端部をハブ1に形成されたボ
ス4の端面に、他端部をシャフト5の端部の鍔部6と間
隙をもって対向して配置される。間隙の設定は、すべり
軸受2にシャフト5を挿入し、すべり軸受2の他端部
に、シャフト鍔部6を内包しシャフト鍔部6の厚みに所
定の間隙をプラスした凹部を有する治具24を当接し、
ボス4の端面がすべり軸受2の一端部に接触するまでボ
ス4の孔をシャフト5に圧入し、その後治具24を取外
す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気ディスク装置,
光ディスク装置,レーザビーム用ポリゴンミラーおよび
VTR用シリンダモータ等のスピンドルユニットに係
り、特に、スピンドルを小型,高精度に回転させるため
の軸受装置に関する。
光ディスク装置,レーザビーム用ポリゴンミラーおよび
VTR用シリンダモータ等のスピンドルユニットに係
り、特に、スピンドルを小型,高精度に回転させるため
の軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータのダウンサイジング化に伴
い、磁気デイスク装置や光デイスク装置の小型化と高速
化が進展している。特に磁気デイスク装置では、記録の
高密度化により小型大容量化が進められており、これに
伴って記録媒体である磁気ディスクを定速回転させるス
ピンドルユニットの高性能化とコンパクト化が必要にな
っている。
い、磁気デイスク装置や光デイスク装置の小型化と高速
化が進展している。特に磁気デイスク装置では、記録の
高密度化により小型大容量化が進められており、これに
伴って記録媒体である磁気ディスクを定速回転させるス
ピンドルユニットの高性能化とコンパクト化が必要にな
っている。
【0003】従来の磁気ディスク用スピンドルユニット
では、一般に玉軸受で支持されているが、スピンドルが
高速化されると、玉軸受方式では回転数に同期しない非
同期振動が増加するので、トラックピッチを小さくする
ことができず、記録の高密度化に限界があった。このた
め、今後の高速回転スピンドルでは、油膜を介して支持
するすべり軸受方式を採用せざるを得ない状況になって
いる。
では、一般に玉軸受で支持されているが、スピンドルが
高速化されると、玉軸受方式では回転数に同期しない非
同期振動が増加するので、トラックピッチを小さくする
ことができず、記録の高密度化に限界があった。このた
め、今後の高速回転スピンドルでは、油膜を介して支持
するすべり軸受方式を採用せざるを得ない状況になって
いる。
【0004】しかし、スピンドルをすべり軸受で支持す
る場合は、半径方向及び軸方向の位置決めをするととも
に、振動を防止するための手段が必要であり、それぞれ
に対応したラジアル及びスラスト軸受が配置される。そ
して、流体潤滑であるため潤滑剤を軸受部に維持するこ
とと、磁気ディスクのコンタミを防止する目的からシー
ル装置が不可欠の構成要素となる。
る場合は、半径方向及び軸方向の位置決めをするととも
に、振動を防止するための手段が必要であり、それぞれ
に対応したラジアル及びスラスト軸受が配置される。そ
して、流体潤滑であるため潤滑剤を軸受部に維持するこ
とと、磁気ディスクのコンタミを防止する目的からシー
ル装置が不可欠の構成要素となる。
【0005】すべり軸受方式を採用したスピンドルとし
て特開昭61−201916号公報には、半径,軸方向の振動を
防止するための手段として、回転軸とこの回転軸を回転
自在に支持するように軸方向及び円周方向に間隙を設け
た円筒状のハウジングと、この間隙部に磁性流体を封入
し、磁性流体の外部への漏出を防止するためシール装置
を両端部に備えるとともに、回転軸の表面及びこの回転
軸の両端面に対向するステップ状の動圧溝をもつ軸受力
発生部材を備え、回転による動圧作用によって、振動を
抑制して回転精度を安定的に維持する方法が開示されて
いる。
て特開昭61−201916号公報には、半径,軸方向の振動を
防止するための手段として、回転軸とこの回転軸を回転
自在に支持するように軸方向及び円周方向に間隙を設け
た円筒状のハウジングと、この間隙部に磁性流体を封入
し、磁性流体の外部への漏出を防止するためシール装置
を両端部に備えるとともに、回転軸の表面及びこの回転
軸の両端面に対向するステップ状の動圧溝をもつ軸受力
発生部材を備え、回転による動圧作用によって、振動を
抑制して回転精度を安定的に維持する方法が開示されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記すべり軸受方式の
従来技術では、軸受力発生用溝の動圧効果によって油膜
の剛性を高め回転精度の向上を図るものであるが、軸受
力発生部材が軸受部とは別体配置と成るため、適正な寸
法の精度管理が困難で、動圧力のバランスが崩れると逆
に振動を増幅してしまう恐れがあった。また、単にステ
ップ状の溝では動圧が小さく、スピンドルが垂直方向に
配置される場合には不十分となる場合があった。
従来技術では、軸受力発生用溝の動圧効果によって油膜
の剛性を高め回転精度の向上を図るものであるが、軸受
力発生部材が軸受部とは別体配置と成るため、適正な寸
法の精度管理が困難で、動圧力のバランスが崩れると逆
に振動を増幅してしまう恐れがあった。また、単にステ
ップ状の溝では動圧が小さく、スピンドルが垂直方向に
配置される場合には不十分となる場合があった。
【0007】ところで、回転機器が小型化し高速化され
てくると、スピンドルユニットで最も問題になるのが軸
受部の寸法精度の管理である。中でも、スラスト軸受部
の間隙寸法は、直接的に軸受の剛性や損失に大きく影響
するため、加工機械の公差精度に頼って必要な寸法精度
を確保しているのが現状である。しかし、より高い機械
精度が必要とされるにつれ、加工に特別な装置や手数あ
るいは技術が必要となって、コスト高になるとともに量
産性を低下させている。
てくると、スピンドルユニットで最も問題になるのが軸
受部の寸法精度の管理である。中でも、スラスト軸受部
の間隙寸法は、直接的に軸受の剛性や損失に大きく影響
するため、加工機械の公差精度に頼って必要な寸法精度
を確保しているのが現状である。しかし、より高い機械
精度が必要とされるにつれ、加工に特別な装置や手数あ
るいは技術が必要となって、コスト高になるとともに量
産性を低下させている。
【0008】特に、磁気ディスク装置の小型化では、磁
気ディスクの薄板化とともにディスク間隔も大幅に縮小
されるので、機械加工あるいは読み違いの誤差等によっ
て、軸受の間隙を過大に設定すると、振動の増幅あるい
は外乱などによる衝撃によって、上下の磁気ディスク上
にセットされた相互の磁気ヘッドが接触,衝突して情報
のリード,ライト不良を生じ、ついにはヘッド破壊など
のトラブルに発展する。
気ディスクの薄板化とともにディスク間隔も大幅に縮小
されるので、機械加工あるいは読み違いの誤差等によっ
て、軸受の間隙を過大に設定すると、振動の増幅あるい
は外乱などによる衝撃によって、上下の磁気ディスク上
にセットされた相互の磁気ヘッドが接触,衝突して情報
のリード,ライト不良を生じ、ついにはヘッド破壊など
のトラブルに発展する。
【0009】また、軸受を型成形によって加工して量産
性を上げる方法も提案されている。しかし、成形加工は
軸方向の寸法精度管理が難しく、スラスト軸受の適正な
間隙の確保あるいはスピンドルの位置決めが隘路となっ
ている。
性を上げる方法も提案されている。しかし、成形加工は
軸方向の寸法精度管理が難しく、スラスト軸受の適正な
間隙の確保あるいはスピンドルの位置決めが隘路となっ
ている。
【0010】さらに、スピンドルユニットの小型化と高
速化に伴い、磁性流体のシールにも依然問題が残されて
いる。
速化に伴い、磁性流体のシールにも依然問題が残されて
いる。
【0011】本発明の目的は、従来技術の問題点を克服
し、小型化に対応した必要な回転精度または潤滑性能を
確保できるスピンドルユニットを提供することにある。
本発明の第二の目的は、小型化に対応した必要な回転精
度を確保できるスピンドルユニットと、その量産性に優
れた製造方法を提供することにある。本発明の第三の目
的は、回転振動や磁気ヘッドの接触が防止でき、コンパ
クト化と記録の高密度化とが可能な磁気ディスク装置を
提供することにある。
し、小型化に対応した必要な回転精度または潤滑性能を
確保できるスピンドルユニットを提供することにある。
本発明の第二の目的は、小型化に対応した必要な回転精
度を確保できるスピンドルユニットと、その量産性に優
れた製造方法を提供することにある。本発明の第三の目
的は、回転振動や磁気ヘッドの接触が防止でき、コンパ
クト化と記録の高密度化とが可能な磁気ディスク装置を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、ハブに嵌合したシャフトをハウジングに内
設したすべり軸受で回転自在に支持し、前記ハウジング
の外周に固設したステータと前記ステータに対向して前
記ハブの内面に固設したロータマグネットとによりモー
タを形成し、前記モータにより前記ハブを回転駆動する
磁気ディスク装置用スピンドルユニットにおいて、前記
すべり軸受を構成するラジアル軸受とスラスト軸受とを
一つの部材に形成し、前記スラスト軸受を前記ハブに形
成したボス端面に対向させて配置し、前記すべり軸受部
に潤滑剤を保持させたものである。
成するため、ハブに嵌合したシャフトをハウジングに内
設したすべり軸受で回転自在に支持し、前記ハウジング
の外周に固設したステータと前記ステータに対向して前
記ハブの内面に固設したロータマグネットとによりモー
タを形成し、前記モータにより前記ハブを回転駆動する
磁気ディスク装置用スピンドルユニットにおいて、前記
すべり軸受を構成するラジアル軸受とスラスト軸受とを
一つの部材に形成し、前記スラスト軸受を前記ハブに形
成したボス端面に対向させて配置し、前記すべり軸受部
に潤滑剤を保持させたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1,
図2及び図3を用いて説明する。図1は本発明による磁
気ディスク装置用スピンドルユニットの縦断面図であ
る。図2は焼結すべり軸受の斜視図である。図3はすべ
り軸受の軸方向の間隙設定時の状態を示す断面図であ
る。
図2及び図3を用いて説明する。図1は本発明による磁
気ディスク装置用スピンドルユニットの縦断面図であ
る。図2は焼結すべり軸受の斜視図である。図3はすべ
り軸受の軸方向の間隙設定時の状態を示す断面図であ
る。
【0014】図1で、磁気ディスク21を装着するハブ
1のボス4部にシャフト5が圧入固定されている。ハブ
1の内側に配置されるハウジング13の内周側にはすべ
り軸受2が取付けられている。すべり軸受2のラジアル
軸受2aは、シャフト5と所定の間隙を介してハブ1を
回転自在に支持している。
1のボス4部にシャフト5が圧入固定されている。ハブ
1の内側に配置されるハウジング13の内周側にはすべ
り軸受2が取付けられている。すべり軸受2のラジアル
軸受2aは、シャフト5と所定の間隙を介してハブ1を
回転自在に支持している。
【0015】ベースプレート3に固持されるハウジング
13の外周部にはステータ7が取付られ、ハブ1のこれ
に対向する内周面にはロータマグネット8が固着され、
ロータマグネット8とステータ7はモータ9を構成して
ハブ1を回転駆動させる。
13の外周部にはステータ7が取付られ、ハブ1のこれ
に対向する内周面にはロータマグネット8が固着され、
ロータマグネット8とステータ7はモータ9を構成して
ハブ1を回転駆動させる。
【0016】また、すべり軸受2の一端部はハブ1に形
成されたボス4端面に、他端部はシャフト5の端部に形
成された鍔部6と僅かの間隙を介して対向して配置され
ており、ハブ1の軸方向の位置決めをするとともに、ハ
ブ1及び磁気ディスク21などの重量を支持するスラス
ト軸受2bを構成している。磁気ディスク21はスペー
サ23を介してクランプ22により締結される。
成されたボス4端面に、他端部はシャフト5の端部に形
成された鍔部6と僅かの間隙を介して対向して配置され
ており、ハブ1の軸方向の位置決めをするとともに、ハ
ブ1及び磁気ディスク21などの重量を支持するスラス
ト軸受2bを構成している。磁気ディスク21はスペー
サ23を介してクランプ22により締結される。
【0017】このように、軸受部は軸受2,ハブ1およ
びシャフト5の3個のパーツのみで構成し、部品数を最
小限にとどめシンプル化している。
びシャフト5の3個のパーツのみで構成し、部品数を最
小限にとどめシンプル化している。
【0018】通常、ラジアル軸受の直径間隙は1〜2・
D/1000(D:軸径)の範囲内に、またスラスト軸
受の場合は動圧発生用溝の深さとほぼ同程度で、数十ミ
クロン以下の精度に設定される。
D/1000(D:軸径)の範囲内に、またスラスト軸
受の場合は動圧発生用溝の深さとほぼ同程度で、数十ミ
クロン以下の精度に設定される。
【0019】また、ラジアル軸受2a,スラスト軸受2
bを配置した空間部には潤滑剤として磁性流体11が封
入されている。シャフト5の下方部にはキャップ12が
設けられ、ハウジング13の他端部にねじあるいは接着
剤等によって固定されており、磁性流体11の外部への
洩れを防止している。
bを配置した空間部には潤滑剤として磁性流体11が封
入されている。シャフト5の下方部にはキャップ12が
設けられ、ハウジング13の他端部にねじあるいは接着
剤等によって固定されており、磁性流体11の外部への
洩れを防止している。
【0020】一方、ハウジング13の一端部側には磁性
流体シール10が設けられ、ハブ1のボス4外周部との
間に磁気回路を形成し、これによって内部に封入された
磁性流体11はキャップ12,磁性流体シール10によ
って保持され、シールと潤滑作用に共用される。また、
シャフト5にはラジアル軸受2aの内周面に対向して油
室14が設けられている。
流体シール10が設けられ、ハブ1のボス4外周部との
間に磁気回路を形成し、これによって内部に封入された
磁性流体11はキャップ12,磁性流体シール10によ
って保持され、シールと潤滑作用に共用される。また、
シャフト5にはラジアル軸受2aの内周面に対向して油
室14が設けられている。
【0021】図2に、すべり軸受2の斜視図を示す。す
べり軸受2は、安価な焼結粉末合金あるいはプラスチッ
ク系の材料を使用して、型で円筒状に成形すると共に、
その内周面及び両端面に、それぞれ回転によって動圧作
用を発揮するような動圧溝を成形して、ラジアル軸受2
aとスラスト軸受2bを一体形成している。この動圧溝
は、ラジアル軸受2aに非対称3円弧溝15,スラスト
軸受2bには可逆回転に対応するように給油溝17b間
にランド部20を頂点として、テーパ状18及び逆テー
パ状19に形成する。これらの溝は型成形によって容易
に形成できるが、溝を成形する際、まずスラスト軸受2
b部のテーパランドをパンチで形成し、軸受2をハウジ
ング13に圧入した後に、ラジアル軸受2a部に非対称
3円弧溝15を形成する。このため、片側のテーパ溝で
は回転に対する方向性をもつことになり、軸受2をハウ
ジング13に圧入する際、1個毎に方向性を確認する必
要があるが、テーパ状18及び逆テーパ状19に形成す
ることにより方向性がなくなるため、軸受2の圧入作業
の自動化が容易となり量産性が向上する。
べり軸受2は、安価な焼結粉末合金あるいはプラスチッ
ク系の材料を使用して、型で円筒状に成形すると共に、
その内周面及び両端面に、それぞれ回転によって動圧作
用を発揮するような動圧溝を成形して、ラジアル軸受2
aとスラスト軸受2bを一体形成している。この動圧溝
は、ラジアル軸受2aに非対称3円弧溝15,スラスト
軸受2bには可逆回転に対応するように給油溝17b間
にランド部20を頂点として、テーパ状18及び逆テー
パ状19に形成する。これらの溝は型成形によって容易
に形成できるが、溝を成形する際、まずスラスト軸受2
b部のテーパランドをパンチで形成し、軸受2をハウジ
ング13に圧入した後に、ラジアル軸受2a部に非対称
3円弧溝15を形成する。このため、片側のテーパ溝で
は回転に対する方向性をもつことになり、軸受2をハウ
ジング13に圧入する際、1個毎に方向性を確認する必
要があるが、テーパ状18及び逆テーパ状19に形成す
ることにより方向性がなくなるため、軸受2の圧入作業
の自動化が容易となり量産性が向上する。
【0022】尚、すべり軸受2の外周部は切欠溝16を
形成し、軸受2をハウジング13に圧入する際の基準に
している。
形成し、軸受2をハウジング13に圧入する際の基準に
している。
【0023】また、すべり軸受の径方向の精度は、サイ
ジング法によって高精度に仕上ることが可能であり、ラ
ジアル軸受2aの寸法公差を数ミクロン以下にすること
ができる。
ジング法によって高精度に仕上ることが可能であり、ラ
ジアル軸受2aの寸法公差を数ミクロン以下にすること
ができる。
【0024】しかし、軸方向の公差は型成形だけで同等
の精度を得ることは不可能であり、スラスト軸受2bの
間隙の調整方法が問題になる。
の精度を得ることは不可能であり、スラスト軸受2bの
間隙の調整方法が問題になる。
【0025】本実施例では、スピンドルユニットの組立
時に位置決め用の治具24を用いることで、軸方向の寸
法精度に関係なく間隙を一定に設定する。
時に位置決め用の治具24を用いることで、軸方向の寸
法精度に関係なく間隙を一定に設定する。
【0026】図3は、すべり軸受の軸方向の間隙設定に
ついて、(a)圧入前、(b)圧入後、(c)完成状態
を示す断面図である。
ついて、(a)圧入前、(b)圧入後、(c)完成状態
を示す断面図である。
【0027】スピンドルユニットを組み立てる際、ハウ
ジング13に固定した軸受2にシャフト5を挿入すると
共に、軸受2の端部にシャフト鍔部6を内包するような
凹部25を設けた治具24を装着する。この治具24の
外径は、ハウジング13の内径に案内され、かつ凹部2
5の深さ寸法は、鍔部6の厚みにスラスト軸受2bの軸
方向間隙(e)をプラスした値に加工される。
ジング13に固定した軸受2にシャフト5を挿入すると
共に、軸受2の端部にシャフト鍔部6を内包するような
凹部25を設けた治具24を装着する。この治具24の
外径は、ハウジング13の内径に案内され、かつ凹部2
5の深さ寸法は、鍔部6の厚みにスラスト軸受2bの軸
方向間隙(e)をプラスした値に加工される。
【0028】次に、シャフト5の上端面にハブ1のボス
4孔部をあてがい、ハブ1の上端面の当て板26を介し
て、ボス4の端部とスラスト軸受2bの一端部が接触す
るまで圧入する。この際、上下の中心がずれないよう
に、治具24の外径をハウジング13の内径に嵌合する
とともに、上部の当て板26の中心を押圧する。これに
よって、ハブ1が位置決めされて、(b)の状態とな
る。
4孔部をあてがい、ハブ1の上端面の当て板26を介し
て、ボス4の端部とスラスト軸受2bの一端部が接触す
るまで圧入する。この際、上下の中心がずれないよう
に、治具24の外径をハウジング13の内径に嵌合する
とともに、上部の当て板26の中心を押圧する。これに
よって、ハブ1が位置決めされて、(b)の状態とな
る。
【0029】圧入後、治具24,当て板26を取外し、
キヤップ12を固定すれば完成状態(c)となる。組立
時の軸方向間隙(e)はスラスト軸受2bの上下の間隙
をプラスした値に設定される。
キヤップ12を固定すれば完成状態(c)となる。組立
時の軸方向間隙(e)はスラスト軸受2bの上下の間隙
をプラスした値に設定される。
【0030】以上のように、本実施例のスピンドルユニ
ットを、磁気ディスク装置に適用すれば、すべり軸受2
の間隙を確実に管理できるので、振動や衝撃等による磁
気ディスクとヘッドの接触や衝突を防止でき、情報のリ
ード,ライト不良あるいは磁気ヘッド破壊などのトラブ
ルが無くなる。
ットを、磁気ディスク装置に適用すれば、すべり軸受2
の間隙を確実に管理できるので、振動や衝撃等による磁
気ディスクとヘッドの接触や衝突を防止でき、情報のリ
ード,ライト不良あるいは磁気ヘッド破壊などのトラブ
ルが無くなる。
【0031】また、すべり軸受は焼結粉末合金あるいは
プラスチック材料によって型成形し、ラジアル、スラス
ト軸受を一体化できるため、部品数を少なくするととも
に、量産性が良くしかも寸法精度の高い位置決めができ
る。
プラスチック材料によって型成形し、ラジアル、スラス
ト軸受を一体化できるため、部品数を少なくするととも
に、量産性が良くしかも寸法精度の高い位置決めができ
る。
【0032】次に、このように構成される磁気ディスク
用スピンドルユニットの動作作用について説明する。ス
テータ7のコイルに通電すると、ロータマグネット8は
回転力を受け、磁気ディスク21を装着したハブ1、及
びシャフト5が回転する。
用スピンドルユニットの動作作用について説明する。ス
テータ7のコイルに通電すると、ロータマグネット8は
回転力を受け、磁気ディスク21を装着したハブ1、及
びシャフト5が回転する。
【0033】軸受油室14内には磁性流体11が封入さ
れており、シャフト5の回転による動圧効果によって、
ラジアル軸受2a、及びスラスト軸受2bの摺動面には
油膜が形成される。この油膜の発生状態を図4、及び図
5により説明する。図4はすべり軸受2の平面図、図5
は図4のA−A断面図である。
れており、シャフト5の回転による動圧効果によって、
ラジアル軸受2a、及びスラスト軸受2bの摺動面には
油膜が形成される。この油膜の発生状態を図4、及び図
5により説明する。図4はすべり軸受2の平面図、図5
は図4のA−A断面図である。
【0034】図に示すようにラジアル軸受2aには、回
転方向に対し非対称形3円弧溝15、またスラスト軸受
2bにはランド部20を頂点として、回転方向に対しテ
ーパ溝18及び逆テーパ溝19がそれぞれ形成されると
ともに、これらの溝は給油溝17a,17b及び切欠溝
16を介して油室14に連通している。このためシャフ
ト5が矢印の如く回転すると、ラジアル軸受2aに形成
された非対称3円弧溝15は回転方向に、次第に狭くな
る流路となるので、この部に流入した磁性流体11は昇
圧し、円弧溝数に対応した油膜圧力分布P1 が発生す
る。この圧力分布P1 は内周の120度間隔にピークを
生じるが、軸受2の中心がずれるとギャップの狭い部分
の圧力が高くなって、中心位置に押し戻すように作用す
るので、回転中心のバランスが維持される。尚、磁性流
体11は給油溝17a,17bを介して、油室14から
順次給油されるので油膜圧力分布を安定に維持できる。
転方向に対し非対称形3円弧溝15、またスラスト軸受
2bにはランド部20を頂点として、回転方向に対しテ
ーパ溝18及び逆テーパ溝19がそれぞれ形成されると
ともに、これらの溝は給油溝17a,17b及び切欠溝
16を介して油室14に連通している。このためシャフ
ト5が矢印の如く回転すると、ラジアル軸受2aに形成
された非対称3円弧溝15は回転方向に、次第に狭くな
る流路となるので、この部に流入した磁性流体11は昇
圧し、円弧溝数に対応した油膜圧力分布P1 が発生す
る。この圧力分布P1 は内周の120度間隔にピークを
生じるが、軸受2の中心がずれるとギャップの狭い部分
の圧力が高くなって、中心位置に押し戻すように作用す
るので、回転中心のバランスが維持される。尚、磁性流
体11は給油溝17a,17bを介して、油室14から
順次給油されるので油膜圧力分布を安定に維持できる。
【0035】一方、スラスト軸受2bにはテーパ溝1
8,逆テーパ溝19とランド部20からなるテーパラン
ド溝が、軸受2の両端面に対称的に形成されている。
8,逆テーパ溝19とランド部20からなるテーパラン
ド溝が、軸受2の両端面に対称的に形成されている。
【0036】静止時に、スラスト軸受2bの一端面はハ
ブ1のボス4端面と接触しているが、回転とともに浮上
して油膜を形成する。正逆いずれの回転でも、動圧作用
によって図5に示すように、回転方向(A,B)に対応
した油膜圧力分布P2,P3が形成されシャフト5を支持
する。
ブ1のボス4端面と接触しているが、回転とともに浮上
して油膜を形成する。正逆いずれの回転でも、動圧作用
によって図5に示すように、回転方向(A,B)に対応
した油膜圧力分布P2,P3が形成されシャフト5を支持
する。
【0037】両端部のスラスト軸受2bは、同一形状に
成形されるため、ほぼ同様の油膜圧力分布となる。しか
し、油膜の厚みは数ミクロン程度であり、スラスト軸受
2bに対向して配置されるボス4端面およびシャフト鍔
部6の直角度の精度が、正常な油膜を形成するための重
要なポイントとなる。
成形されるため、ほぼ同様の油膜圧力分布となる。しか
し、油膜の厚みは数ミクロン程度であり、スラスト軸受
2bに対向して配置されるボス4端面およびシャフト鍔
部6の直角度の精度が、正常な油膜を形成するための重
要なポイントとなる。
【0038】本実施例では、ボス4端面の直角度の精度
は図3で説明したように治具24を用い、シャフト5と
ボス4の嵌合部長さ寸法を適正化し、またシャフト鍔部
6の精度をシャフト5と一体加工することによって、数
ミクロン以下の精度が得られることを確認している。
は図3で説明したように治具24を用い、シャフト5と
ボス4の嵌合部長さ寸法を適正化し、またシャフト鍔部
6の精度をシャフト5と一体加工することによって、数
ミクロン以下の精度が得られることを確認している。
【0039】このように、回転中はラジアル軸受2aと
スラスト軸受2bとの動圧油膜により回転系が支持され
るため、スピンドルユニットの縦,横姿勢に関わらずど
のような姿勢でも安定した回転を維持できる。また、ス
ラスト軸受2bが両端面に設けられていることにより、
モーメント荷重を高めることができるので、シャフト5
の倒れに対しても強い構造になっている。
スラスト軸受2bとの動圧油膜により回転系が支持され
るため、スピンドルユニットの縦,横姿勢に関わらずど
のような姿勢でも安定した回転を維持できる。また、ス
ラスト軸受2bが両端面に設けられていることにより、
モーメント荷重を高めることができるので、シャフト5
の倒れに対しても強い構造になっている。
【0040】尚、本スピンドルユニットの内部に封入さ
れた磁性流体11は、一方をキヤップ12で完全に密閉
し、他方は磁性流体シール10装置によって、非接触で
シールされるように構成してハウジング13の内部に保
持される。
れた磁性流体11は、一方をキヤップ12で完全に密閉
し、他方は磁性流体シール10装置によって、非接触で
シールされるように構成してハウジング13の内部に保
持される。
【0041】図6は本発明の第二の実施例におけるスラ
スト軸受2bの平面図である。
スト軸受2bの平面図である。
【0042】本実施例では、動圧発生要素としてのスラ
スト軸受2bの形状に関わり、テーパランドのランド部
をスラスト面の内周27、及び外周27´にも拡大し設
けたことを特徴とする。このため、回転による動圧作用
によって、給油溝17bからテーパ溝18部に導入され
た磁性流体11は、内,外周のランド27,27´部で
堰止められるため昇圧効果が向上して、油膜圧力分布が
改善され軸受剛性を高める。
スト軸受2bの形状に関わり、テーパランドのランド部
をスラスト面の内周27、及び外周27´にも拡大し設
けたことを特徴とする。このため、回転による動圧作用
によって、給油溝17bからテーパ溝18部に導入され
た磁性流体11は、内,外周のランド27,27´部で
堰止められるため昇圧効果が向上して、油膜圧力分布が
改善され軸受剛性を高める。
【0043】図7は本発明の第三の実施例におけるスピ
ンドルユニットの断面図で、図8は図7におけるシール
装置の部分断面図である。第一実施例との構造上の相違
点は、ハウジング13の一端部に配置されたことにあ
る。
ンドルユニットの断面図で、図8は図7におけるシール
装置の部分断面図である。第一実施例との構造上の相違
点は、ハウジング13の一端部に配置されたことにあ
る。
【0044】ハブ1のボス4外周面に対向して、ポール
ピース29,29´と軸方向にN,S極と着磁したマグ
ネット30で構成される磁性流体シール10を配置する
と共に、ボス4外周面にねじシール28を設ける。この
ねじシール28はシャフト5の回転によって、流体を矢
印の如く軸受2の内側に押し込むように構成される。
ピース29,29´と軸方向にN,S極と着磁したマグ
ネット30で構成される磁性流体シール10を配置する
と共に、ボス4外周面にねじシール28を設ける。この
ねじシール28はシャフト5の回転によって、流体を矢
印の如く軸受2の内側に押し込むように構成される。
【0045】また、ねじシール28のねじ溝部は上端側
のポールピース29の内側に設ける。
のポールピース29の内側に設ける。
【0046】このようなシール構造によれば、静止時の
磁性流体11は、ポールピース29,29´とマグネッ
ト30および磁性材のボス4とで形成される磁気回路に
よって、ボス4の端部でシールされる。一方、回転中の
磁性流体11には遠心力が作用するが、ボス4の外周面
に設けられたねじシール28の動圧作用によって内部に
押し戻す効果と、磁性流体シール10との相乗作用でシ
ール性能が向上し、外部に洩れて磁気ディスク21を汚
染することはない。
磁性流体11は、ポールピース29,29´とマグネッ
ト30および磁性材のボス4とで形成される磁気回路に
よって、ボス4の端部でシールされる。一方、回転中の
磁性流体11には遠心力が作用するが、ボス4の外周面
に設けられたねじシール28の動圧作用によって内部に
押し戻す効果と、磁性流体シール10との相乗作用でシ
ール性能が向上し、外部に洩れて磁気ディスク21を汚
染することはない。
【0047】以上、本発明の動圧軸受スピンドルユニッ
トを磁気ディスク装置に適用した場合について説明した
が、光ディスク装置やレーザビーム用ポリゴンミラーお
よびVTRシリンダモータなどに用いても同様の作用,
効果を得ることができる。
トを磁気ディスク装置に適用した場合について説明した
が、光ディスク装置やレーザビーム用ポリゴンミラーお
よびVTRシリンダモータなどに用いても同様の作用,
効果を得ることができる。
【0048】上記実施例によるスピンドルユニットは、
ラジアル軸受部に円弧状,スラスト軸受部にテーパラン
ド状の動圧溝を設け、回転による動圧作用で圧力油膜を
発生させスピンドルを支持するため、振動を抑制し回転
精度が高まる。また、スラスト軸受部は可逆回転に対応
したテーパランド状溝なので、軸受を圧入する際、上下
の方向性がなくなるため量産性を向上できる。また、シ
ャフトの圧入に際して、スラスト軸受の間隙に相当する
凹部を有する治具で位置決めしているので、数ミクロン
以下の間隙が容易にかつ確実に設定できる。このため、
スピンドルユニットのコンパクト化が実現できると共
に、ラジアル,スラスト軸受部の一体成形が可能になっ
て、量産性を向上できる。また、磁性流体シールとその
内部にねじシールを設け、静止時は磁性流体シールの磁
気回路でシールし、回転中は磁性流体シールとねじシー
ルの動圧効果による相乗作用でシールするので、小型化
と高速化の中でも磁性流体の漏れを確実に防止できる。
また磁気ディスク装置では、上記実施例のスピンドルユ
ニットで磁気ディスクを支持するので、必要な小型化と
回転精度が確保でき、またディスクやヘッドの損傷を防
止でき、記録密度も向上できる。
ラジアル軸受部に円弧状,スラスト軸受部にテーパラン
ド状の動圧溝を設け、回転による動圧作用で圧力油膜を
発生させスピンドルを支持するため、振動を抑制し回転
精度が高まる。また、スラスト軸受部は可逆回転に対応
したテーパランド状溝なので、軸受を圧入する際、上下
の方向性がなくなるため量産性を向上できる。また、シ
ャフトの圧入に際して、スラスト軸受の間隙に相当する
凹部を有する治具で位置決めしているので、数ミクロン
以下の間隙が容易にかつ確実に設定できる。このため、
スピンドルユニットのコンパクト化が実現できると共
に、ラジアル,スラスト軸受部の一体成形が可能になっ
て、量産性を向上できる。また、磁性流体シールとその
内部にねじシールを設け、静止時は磁性流体シールの磁
気回路でシールし、回転中は磁性流体シールとねじシー
ルの動圧効果による相乗作用でシールするので、小型化
と高速化の中でも磁性流体の漏れを確実に防止できる。
また磁気ディスク装置では、上記実施例のスピンドルユ
ニットで磁気ディスクを支持するので、必要な小型化と
回転精度が確保でき、またディスクやヘッドの損傷を防
止でき、記録密度も向上できる。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、ラジアル軸受とスラス
ト軸受とを一体化し、部品数を少なくでき、量産性が良
いスピンドルユニットを提供することができる。
ト軸受とを一体化し、部品数を少なくでき、量産性が良
いスピンドルユニットを提供することができる。
【図1】本発明の第一の実施例によるスピンドルユニッ
トの縦断面図。
トの縦断面図。
【図2】スピンドルユニットのすべり軸受の斜視図。
【図3】すべり軸受の軸方向の間隙設定時の状態遷移を
示す断面図。
示す断面図。
【図4】平面図で示したすべり軸受のラジアル軸受部の
円弧状溝による動圧分布の説明図。
円弧状溝による動圧分布の説明図。
【図5】図4のA−A断面図で、スラスト軸受部のテー
パランド溝による動圧分布の説明図。
パランド溝による動圧分布の説明図。
【図6】第二の実施例によるスラスト軸受の平面図。
【図7】第三の実施例によるスピンドルユニットの縦断
面図。
面図。
【図8】第三の実施例によるシール装置の部分断面図。
1…ハブ、2…すべり軸受、2a…ラジアル軸受、2b
…スラスト軸受、3…ベースプレート、4…ボス、5…
シャフト、6…シャフト鍔部、12…キヤップ、13…
ハウジング、24…治具、25…凹部。
…スラスト軸受、3…ベースプレート、4…ボス、5…
シャフト、6…シャフト鍔部、12…キヤップ、13…
ハウジング、24…治具、25…凹部。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G11B 19/20 G11B 19/20 E
H02K 7/08 H02K 7/08 A
21/22 21/22 M
(72)発明者 富田 謙二
茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日
立製作所機械研究所内
(72)発明者 井上 知昭
茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日
立製作所機械研究所内
Fターム(参考) 3J011 AA01 AA07 BA04 CA01 CA04
JA03 KA02 KA03 MA12 PA10
RA04
3J016 AA02 BB14
5D109 BA14 BA17 BA20 BB03 BB12
BB18 BB21 BB22 BC12
5H607 AA04 BB01 BB07 BB09 BB14
BB17 BB25 CC01 DD03 DD14
FF01 GG01 GG02 GG09 GG12
GG15 GG25
5H621 GA01 GA04 HH01 JK19
Claims (2)
- 【請求項1】ハブに嵌合したシャフトをハウジングに内
設したすべり軸受で回転自在に支持し、前記ハウジング
の外周に固設したステータと前記ステータに対向して前
記ハブの内面に固設したロータマグネットとによりモー
タを形成し、前記モータにより前記ハブを回転駆動する
磁気ディスク装置用スピンドルユニットにおいて、 前記すべり軸受を構成するラジアル軸受とスラスト軸受
とを一つの部材に形成し、前記スラスト軸受を前記ハブ
に形成したボス端面に対向させて配置し、前記すべり軸
受部に潤滑剤を保持させたことを特徴とする磁気ディス
ク装置用スピンドルユニット。 - 【請求項2】請求項1に記載の磁気ディスク装置用スピ
ンドルユニットにおいて、前記ボスの外周部に潤滑剤を
前記すべり軸受部に保持するためのシールを構成したこ
とを特徴とする磁気ディスク装置用スピンドルユニッ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003060782A JP2003329033A (ja) | 2003-03-07 | 2003-03-07 | 磁気ディスク装置用スピンドルユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003060782A JP2003329033A (ja) | 2003-03-07 | 2003-03-07 | 磁気ディスク装置用スピンドルユニット |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05397395A Division JP3752263B2 (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 磁気ディスク装置用のスピンドルユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003329033A true JP2003329033A (ja) | 2003-11-19 |
Family
ID=29707312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003060782A Withdrawn JP2003329033A (ja) | 2003-03-07 | 2003-03-07 | 磁気ディスク装置用スピンドルユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003329033A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006194385A (ja) * | 2005-01-14 | 2006-07-27 | Ntn Corp | 動圧軸受装置 |
KR100660474B1 (ko) | 2005-01-27 | 2006-12-22 | 에이테크솔루션(주) | 스러스트베어링이 튜브형상을 가지는하드디스크드라이브용 스핀들모터 |
JP2008025789A (ja) * | 2006-07-25 | 2008-02-07 | Sony Corp | 動圧流体軸受けユニット及びこの動圧流体軸受けユニットを用いた回転装置 |
JP2008275159A (ja) * | 2007-04-26 | 2008-11-13 | Minebea Co Ltd | 流体動圧軸受装置 |
US7520674B2 (en) * | 2004-12-16 | 2009-04-21 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. | Magnetic disk device with rotor supported by fluid bearing |
US7578621B2 (en) | 2004-09-09 | 2009-08-25 | Nidec Corporation | Fluid dynamic-pressure bearing device and spindle motor |
-
2003
- 2003-03-07 JP JP2003060782A patent/JP2003329033A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7578621B2 (en) | 2004-09-09 | 2009-08-25 | Nidec Corporation | Fluid dynamic-pressure bearing device and spindle motor |
US7520674B2 (en) * | 2004-12-16 | 2009-04-21 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. | Magnetic disk device with rotor supported by fluid bearing |
JP2006194385A (ja) * | 2005-01-14 | 2006-07-27 | Ntn Corp | 動圧軸受装置 |
KR100660474B1 (ko) | 2005-01-27 | 2006-12-22 | 에이테크솔루션(주) | 스러스트베어링이 튜브형상을 가지는하드디스크드라이브용 스핀들모터 |
JP2008025789A (ja) * | 2006-07-25 | 2008-02-07 | Sony Corp | 動圧流体軸受けユニット及びこの動圧流体軸受けユニットを用いた回転装置 |
JP2008275159A (ja) * | 2007-04-26 | 2008-11-13 | Minebea Co Ltd | 流体動圧軸受装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20041224 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20051118 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060131 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20060410 |