JP4908855B2 - 熱可塑性樹脂組成物および樹脂成形品 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物および樹脂成形品 Download PDF

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Description

本発明は、主としてポリアミド樹脂と脂肪族ポリエステル樹脂からなる熱可塑性樹脂組成物、およびこれを成形してなる樹脂成形品に関する。詳しくは、衝撃強度等の機械的特性が改良され、自動車、電気・電子機器、機械部品等の材料として好適な、熱可塑性樹脂組成物及びこれを成形してなる樹脂成形品に関する。
エンジニアリングプラスチックスとしてのポリアミド樹脂、特にポリアミド6樹脂は、成形加工の容易さ、機械的強度、耐熱性、耐薬品性、その他の物理的、化学的特性に優れていることから、自動車、電気・電子機器、精密機器などの分野における各種部品の材料として汎用されている。そして、ポリアミド樹脂の用途分野が広がると共に、靭性や耐衝撃性の更なる向上が求められ、また、近年の環境保全の観点から、成形品の廃棄時における減容化および細粒化の容易さや、生分解性などの性能も要望されてきている。これらの要求を満たすため、ポリアミド樹脂に脂肪族ポリエステル樹脂を配合した種々の樹脂組成物が提案されている。
例えば脂肪族ポリエステルに、ポリアミドがブレンドされた樹脂組成物が開示されている(例えば特許文献1参照)。しかしながら、基本的に脂肪族ポリエステルとポリアミド樹脂は非相溶であり、特に衝撃強度等の機械的特性が不十分であった。
従って、生分解性を保持すると共に、耐衝撃性等の機械的特性に優れる樹脂組成物の開発が望まれていた。
特開2003−238775号
本発明は、斯かる実情に鑑みてなされたものであり、その目的は生分解性を保持し、且つ耐衝撃性等の機械的特性に優れる、総合的に優れた性能を有する樹脂組成物を提供することにある。
本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、主としてポリアミド樹脂と、特定の脂肪族ポリエステル樹脂からなる樹脂組成物に、エポキシ化合物を配合することで上記課題を解決することを見出し、本発明を完成させた。
即ち本発明の要旨は、(A)ポリアミド樹脂、(B)脂肪族ポリエステル樹脂、及び(A)ポリアミド樹脂と(B)脂肪族ポリエステル樹脂の合計100重量部に対して、(C)エポキシ化合物1〜30重量部を含む熱可塑性樹脂組成物であって、(B)脂肪族ポリエステル樹脂が、下記(I)式で表される脂肪族オキシカルボン酸単位を0〜30モル%、下記(II)式で表される脂肪族ジオ−ル単位を35〜50モル%、並びに下記(III)式で表される脂肪族ジカルボン酸単位を35〜50モル%含むことを特徴とする熱可塑性樹脂組成物、及びこれを成形してなる樹脂成形品に存する。
Figure 0004908855
(式中、R及びRは2価の脂肪族炭化水素基を示し、Rは直接結合または2価の脂肪族炭化水素基を示す。)
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、生分解性を保持すると共に、機械的特性、特に耐衝撃性が向上し、総合的にバランスのとれた性能を有するため、環境に対応し得るエンジニアリングプラスチック材料として、各種構造体の材料として期待される。
特には耐衝撃性が要求される各種構造体材料としての使用が期待され、具体的には、航空機、ロケット、人工衛星などの航空・宇宙機、鉄道、船艇、自動車、自動二輪車、自転車などの輸送機器の構造材や外板、圧力部材;電気・電子機器における筐体や内部精密部品;筆記用具、机、椅子などの各種事務用品、各種の樹脂成形品を含む日用品などとして好適に使用出来る。
以下、本発明を詳細に説明するが、以下に記載する構成要件の説明は、本発明の実施態様の代表例であり、これらの内容に本発明は限定されるものではない。
(A)ポリアミド樹脂;
以下、本発明を詳細に説明する。本発明に用いる(A)ポリアミド樹脂としては、3員環以上のラクタム、重合可能なω−アミノ酸、二塩基酸とジアミンなどの重縮合によって得られるポリアミドである。具体的には、ε−カプロラクタム、アミノカプロン酸、エナントラクタム、7−アミノヘプタン酸、11−アミノウンデカン酸、9−アミノノナン酸、α−ピロリドン、α−ピペリドンなどの重合体、ヘキサメチレンジアミン、ノナメチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、メタキシリレンジアミンなどのジアミンと、テレフタル酸、イソフタル酸、アジピン酸、セバチン酸、ドデカン二塩基酸、グルタ−ル酸などのジカルボン酸とを重縮合せしめて得られる重合体またはこれらの共重合体、例えばポリアミド4、6、7、8、11、12、6・6、6・9、6・10、6・11、6・12、6T、6/6・6、6/12、6/6T等が挙げられる。
本発明に用いる(A)ポリアミド樹脂としてはポリアミド6が好ましく、ポリアミド6・6との混合物であってもよい。中でも、ISO−307に定められた、96%濃硫酸中、0.5重量%濃度、23℃で測定した粘度数が70〜200の範囲のポリアミド6が好ましく、更にこの粘度数が95〜190のポリアミド6が好ましい。粘度数が70以上とすることで、最終的に得られるポリアミド樹脂組成物(以下、最終樹脂組成物と略称する場合がある。)の機械的強度が向上する傾向にあり、また200以下とすることで溶融流動性が改善される傾向にある。
また優れた外観の成形品を要求される場合には、ポリアミド6やポリアミド6・6などの脂肪族ポリアミドに、半芳香族ポリアミド樹脂を併用配合することもできる。この際の配合比率は、脂肪族ポリアミドと半芳香族ポリアミドとを、重量比で60:40〜99:1とするのが好ましい。半芳香族ポリアミドの配合比率が40重量部より多いと、最終樹
脂組成物の耐熱剛性、成形品製造時の離型性などが低下する場合があり、逆に1重量部より少ないと成形品の外観改良効果が低い場合がある。
(B)脂肪族ポリエステル;
次に、本発明に用いる(B)脂肪族ポリエステル樹脂について説明する。本発明に用いる(B)脂肪族ポリエステル樹脂は、下記(I)、(II)及び(III)で示される単位を、各々所定のモル%で含有することを特長とする。本発明に用いる(B)脂肪族ポリエステル樹脂を構成する、各単位の割合は、下記(I)式で表される脂肪族オキシカルボン酸単位が0〜30モル%、下記(II)式で表される脂肪族ジオ−ル単位が35〜50モル%、並びに下記(III)式で表される脂肪族ジカルボン酸単位が35〜50モル%である。そして本発明に用いる(B)脂肪族ポリエステル樹脂は、これに対応する脂肪族オキシカルボン酸、脂肪族及び/又は脂環式ジオ−ル、並びに脂肪族ジカルボン酸の所定量を共重合させることにより製造することが出来る。(B)脂肪族ポリエステル樹脂の数平均分子量は任意だが、通常10000〜200000であり、好ましくは30000〜100000である。
Figure 0004908855
(式中、R及びRは2価の脂肪族炭化水素基を示し、Rは直接結合または2価の脂肪族炭化水素基を示す。)
前記(I)式の脂肪族オキシカルボン酸単位は、HO−R−COOH(Rは、2価の脂肪族炭化水素基を示す。)で示される分子中に1個の水酸基とカルボキシル基を有する脂肪族オキシカルボン酸またはその誘導体(環状単量体、環状二量体、無水物、エステル等)を使用することにより得られる。
脂肪族オキシカルボン酸としては、好ましくは、Rが炭素数1〜20のアルキレン基又は炭素数2〜20のアルケニレン基であるものが好ましく、更には、下式(I−1)で示されるα−オキシカルボン酸が好ましい。
Figure 0004908855
式(I−1)中のnは、0〜10の整数であり、好ましくは0〜5の整数である。式(I−1)のオキシカルボン酸の具体例としては、グリコ−ル酸、L−乳酸、D−乳酸、D,L−乳酸、2−ヒドロキシ−n−酪酸、2−ヒドロキシ−3−メチル−n−酪酸、2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル−n−酪酸、3−ヒドロキシ−n−酪酸、4−ヒドロキシ−n−酪酸、2−ヒドロキシ−n−吉草酸、3−ヒドロキシ−n−吉草酸、4−ヒドロキシ−n−吉草酸、5−ヒドロキシ−n−吉草酸、2−ヒドロキシ−n−カプロン酸、2−ヒドロキシ−i−カプロン酸、3−ヒドロキシ−n−カプロン酸、4−ヒドロキシ−n−
カプロン酸、5−ヒドロキシ−n−カプロン酸、6−ヒドロキシ−n−カプロン酸等が挙げられる。
またオキシカルボン酸誘導体としては例えば、プロピオラクトン、ブチロラクトン、バレロラクトン、カプロラクトン、ラウロラクトン等のラクトン類が挙げられる。これらのオキシカルボン酸の中で好ましいのは乳酸またはグリコ−ル酸であり、特に好ましいのは乳酸である。乳酸は、ポリエステル共重合体製造時の重合速度の増大が特に顕著であることから乳酸が好ましい。
前記式(II)のジオ−ル単位に対応する脂肪族又は脂環式ジオ−ルは、HO−R−OH(Rは2価の鎖式または脂環式の脂肪族炭化水素基を示す。)で示されるジオ−ルである。式(II)中、Rで示される2価の脂肪族炭化水素基としては、好ましくは鎖式アルキレン基であり、その炭素数は、通常2〜10、好ましくは3〜10、更に好ましくは4〜6である。また、Rで示される脂環式炭化水素基としては、好ましくはシクロアルキレン基であり、その炭素数は通常3〜10、好ましくは4〜6である。中でもRで示される2価の脂肪族炭化水素基としては、直鎖のアルキレン基であることが好ましく、その炭素数は、通常2〜10、好ましくは3〜10、更に好ましくは4〜6である。
上記の様な脂肪族又は脂環式ジオ−ルの具体例としては、エチレングリコ−ル、1,3−プロパンジオ−ル、1,4−ブタンジオ−ル、1,2−ブタンジオ−ル、1,5−ペンタンジオ−ル、1,6−ヘキサンジオ−ル、1,8−オクタンジオ−ル、1,10−デカンジオ−ル、1,12−ドデカンジオ−ル、1,14−テトラデカンジオ−ル、1,16−ヘキサデカンジオ−ル、1,18−オクタデカンジオ−ル、1,2−シクロヘキサンジオ−ル、1,4−シクロヘキサンジオ−ル、1,2−シクロヘキサンジメチロ−ル、1,4−シクロヘキサンジメチロ−ル等が挙げられる。
これらは2種以上、例えば脂肪族ジオ−ルと脂環式ジオ−ルの混合物として使用することも出来る。上記のジオ−ルの中でも、本発明に用いる(B)脂肪族ポリエステル樹脂の物性の面から、エチレングリコ−ル、1,3−プロパンジオ−ル、1,4−ブタンジオ−ルを用いることが好ましく、中でも1,3−プロパンジオ−ル、1,4−ブタンジオ−ルが好ましく、特に1,4−ブタンジオ−ルが好ましい。
前記式(III)の脂肪族ジカルボン酸単位に対応する、脂肪族ジカルボン酸またはその誘導体は、HOOC−R−COOH(Rは直接結合または2価の脂肪族炭化水素基を示す。)で示されるジカルボン酸、その低級アルコ−ルエステル又は酸無水物である。式中、Rとしては、直接結合または鎖式アルキレン基が好ましく、中でも直鎖のアルキレン基であることが好ましく、その炭素数は通常1〜10、好ましくは1〜6である。
ジカルボン酸類としては、例えば、蓚酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカジカルボン酸、ドデカジカルボン酸、1,14−テトラデカンジカルボン酸、1,16−ヘキサデカンジカルボン酸、1,18−オクタデカンジカルボン酸、ダイマ−酸およびその水添物、ヘキサヒドロフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸、ヘキサヒドロテレフタル酸等が挙げられる。
またジカルボン酸類の低級アルコ−ルエステルとしては、例えば、ジメチルエステル、ジエチルエステル、ジブチルエステル等の炭素数1〜4の脂肪族アルコ−ルエステル類が挙げられる。またこの酸無水物としては、無水コハク酸、無水アジピン酸などが挙げられる。これらは2種以上を任意の割合で用いてもよい。これらの中でも、本発明に用いるポリエステル樹脂の物性面から、コハク酸、アジピン酸が好ましく、コハク酸が特に好ましい。
本発明に用いる(B)脂肪族ポリエステル樹脂の構成成分であるジカルボン酸成分としては、その一部に芳香族ジカルボン酸を含んでいても良い。この際、全ジカルボン酸成分中における芳香族ジカルボン酸の割合は60モル%以下、中でも50モル%以下、特に30モル%以下であることが好ましい。
本発明に用いる(B)脂肪族ポリエステル樹脂中の各単位の割合は次の通りである。即ち、式(I)の単位は0〜30モル%であり、式(II)及び(III)の単位は、各々35〜50モル%、好ましくは40〜49.75モル%、更に好ましくは45〜49.5モル%であり、式(II)と式(III)の単位の割合は、通常、実質的に等しくなる。ここで、両者の割合が実質的に等しいとは、通常、両者の割合の差が3モル%以内、好ましくは2モル%以内であることを意味する。尚、式(II)のジオ−ル単位に相当するジオ−ルとして、鎖式及び環式の脂肪族ジオ−ル類を併用する場合には、両者の合計含有量が、上記の範囲内となればよい。
また本発明に用いる(B)脂肪族ポリエステル樹脂の構成成分においては、式(I)の単位は任意の単位であるが、中でも必須単位として含むのが好ましく、その場合の割合は、通常0.02〜30モル%、好ましくは0.5〜20モル%、更に好ましくは1〜10モル%の範囲である。式(I)の単位が少なすぎる場合には本発明に用いる(B)脂肪族ポリエステル樹脂の生分解性の効果が小さくなり、また多すぎてもその結晶性が低下し過ぎるので成形上好ましくない場合がある。
本発明に用いる(B)脂肪族ポリエステル樹脂は、例えば特開平8−239461号公報に記載される様に、前記(II)及び(III)の単位に対応するジオ−ル及びジカルボン酸またはその誘導体を反応させて製造すればよく、この際、式(I)の単位に対応する脂肪族オキシカルボン酸を、上述した所定の範囲の量となるように共重合させればよい。
式(II)に対応するジオ−ルの使用量は、式(III)に対応するジカルボン酸またはその誘導体(ジカルボン酸量基準の値)と実質的に等モルであるが、エステル化反応中に留出することを考慮し、通常、1〜20モル%過剰に使用される。式(I)に対応する脂肪族オキシカルボン酸の使用量は、式(III)に対応するジカルボン酸またはその誘導体100モルに対して、通常0〜60モル、中でも0.04〜60モル、更には1〜40モル、特に2〜20モルであることが好ましい。
脂肪族オキシカルボン酸の添加時期は、重縮合反応以前であれば特に限定されないが、原料仕込み時に触媒と同時に添加する方法、オキシカルボン酸溶液に予め触媒を溶解させて添加する方法などを採用することが出来る。
本発明に用いる(B)脂肪族ポリエステル樹脂を製造する際には、重合触媒を使用することが好ましい。重合触媒としては従来公知の任意のものを使用でき、特に限定されないが、具体的には例えばゲルマニウム、チタン、アンチモン、スズ、マグネシウム、カルシウム、亜鉛等の化合物が挙げられ、中でもゲルマニウム、チタン、亜鉛等の化合物が好ましく、特に酸化ゲルマニウム等のゲルマニウム化合物が好ましい。
重合触媒の使用量は、重縮合反応で使用されるモノマ−全体量に対して、通常0.001重量%以上、好ましくは0.005重量%以上であり、通常、3重量%以下、1.5重量%以下である。触媒の添加時期は、重縮合反応の開始以前であれば得に限定されないが、原料仕込み時に添加することが好ましく、中でも水溶液に触媒を溶解して添加する方法が好ましい。特に触媒の保存性の観点から、脂肪族オキシカルボン酸に触媒を溶解して添
加する方法が好ましい。
本発明に用いる(B)脂肪族ポリエステル樹脂の製造条件は、原料モノマ−の組合せ、組成比、触媒の種類、量などの組合せにより適宜選択して決定すればよいが、反応温度は通常、150℃以上、好ましくは180℃以上であり、通常260℃以下、中でも250℃以下、更には240℃以下、特に230℃以下であることが好ましい。また重合反応時間は2時間以上、好ましくは4〜15時間である。反応圧力は10mmHg以下、中でも2mmHg以下の減圧条件下であることが好ましい。
本発明に用いる(B)脂肪族ポリエステル樹脂の固有粘度は、1,1,2,2−テトラクロロエタン/フェノ−ル=1/1(重量費)の混合溶媒を使用し、30℃において溶液濃度0.5g/dlで測定した値として、通常0.5〜4dl/g、中でも0.8〜3dl/g、更には1〜2.5dl/gであることが好ましい。固有粘度が小さ過ぎると機械的強度が不十分な場合があり、逆に大きすぎても成形加工が困難となる場合がある。
本発明の樹脂組成物中の(B)脂肪族ポリエステル樹脂の含有量は、特に限定されないが、通常(A)ポリアミド樹脂100重量部に対し、1〜500重量部であり、中でも5〜300重量部、更には10〜250重量部であることが好ましい。本発明に用いる(B)脂肪族ポリエステル樹脂の量が少なすぎると、本発明の樹脂組成物の生分解性が低下し、逆に多すぎても耐衝撃性等、機械的物性の向上が不十分となる場合がある。
また本発明に用いる(B)脂肪族ポリエステル樹脂には、前記(I)〜(III)の構成単位以外にも、本発明の効果を損なわない範囲で、他の共重合成分を導入することが出来る。他の共重合成分の原料としては、ヒドロキシ安息香酸などの芳香族オキシカルボン酸類、ビスフェノ−ルA等の芳香族ジオ−ル類、テレフタル酸、イソフタル酸などの芳香族ジカルボン酸類、トリメチロ−ルプロパン、グリセリン等の多価アルコ−ル類、りんご酸などの多価オキシカルボン酸類などが挙げられる。
(C)エポキシ化合物;
本発明に用いる(C)エポキシ化合物とは、分子末端にエポキシ基を有する、分子量が数百から数万程度のオリゴマ−ないしポリマ−を意味する。具体的には、製造原料から分類される、ビスフェノ−ルAとエピクロルヒドリンとよりなるグリシジルエ−テル型エポキシ樹脂、カルボン酸類とエピクロルヒドリンとよりなるグリシジルエステル型エポキシ樹脂、アミン類とエピクロルヒドリンとよりなるグリシジルアミン型エポキシ樹脂、及び脂環型エポキシ樹脂などが挙げられる。
中でも、グリシジルエ−テル型が好ましい。(C)エポキシ化合物の配合量は、(A)ポリアミド樹脂及び(B)脂肪族ポリエステル樹脂の合計100重量部に対して、1〜30重量部であり、中でも2〜20重量部、特に2〜10重量部であることが好ましい。1重量部より少ないと、衝撃強度や滞留熱安定性の改良効果が十分ではなく、30重量部より多いと、溶融粘度が上がり成形性が低下する。
更に本発明の樹脂組成物には、本発明の目的に損なわない範囲で、無機充填剤や熱可塑性樹脂を必要に応じて含有させてもよい。
無機充填材は、例えば本発明の樹脂組成物の強度、剛性、耐熱剛性、寸法安定性を改良する目的で配合する。本発明に用いる無機充填材としては、例えばガラス繊維、炭素繊維、ガラスフレ−ク、ガラスビ−ズ、マイカ、タルク、カオリン、ワラストナイト、チタン酸カリウムウィスカ−などが挙げられる。これらは単独でも二種以上を併用してもよい。上記無機充填材の中では、溶融流動性、耐衝撃性、塗装後の製品外観の観点から、その平
均粒子径または繊維径が0.5〜6μmのタルク、またはワラストナイトを用いることが好ましく、その配合量は、(A)ポリアミド樹脂と(B)脂肪族ポリエステル樹脂の合計100重量部に対して60重量部以下、中でも10〜50重量部とすることが好ましい。
本発明に用いる、他の熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリフェニレンエ−テル(PPE)樹脂、ポリカ−ボネ−ト樹脂、ポリブチレンテレフタレ−ト樹脂やポリエチレンテレフタレ−ト樹脂等の芳香族ポリエステル樹脂、ポリフェニレンエ−テル樹脂、アラミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ノボラックフェノ−ル樹脂等が挙げられる。更には、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)の共重合体、スチレン・エチレン・ブテン・スチレン(SEBS)の3元ブロック共重合体、エチレン・ブテンラバ−(EBR)、エチレン・プロピレンラバ−(EPR)、エチレン・オクテンラバ−(EOR)等の、弾性重合体などが挙げられる。そしてこれらの、他の熱可塑性樹脂は(A)ポリアミド樹脂との相溶化を目的に各種酸、各種不飽和基などで変性されたものであってもよい。
更に、本発明の樹脂組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、他の添加剤を必要に応じて含有させてもよい。具体的には例えば、シリカなどの結晶核剤;酸化チタン、硫化亜鉛、カ−ボンブラック、ベンガラ、コバルト塩、銅塩などの顔料;ニグロシン、アジン系染料、アゾ系染料などの染料;ノルマルブチレンスルホン酸アミド等の可塑剤;エステル系、アミド系、脂肪酸系、アルコ−ル系、ポリエチレンワックス系などの離型剤・滑剤;臭化銅、塩化銅、ヨウ化銅ヨウ化カリウム、ハイドロタルサイトなどの熱安定剤;フェノ−ル化合物、ホスファイト化合物、ホスフェ−ト化合物などの酸化防止剤;ヒンダ−トアミン等の紫外線安定剤;ハロゲン含有有機化合物及びアンチモン化合物、ポリリン酸メラミン、シアヌル酸メラミン、ホスファゼン、ホスフィネ−ト金属塩、硼酸亜鉛、水酸化マグネシウムなどの難燃剤;発泡剤;帯電防止剤等を含有する事が出来る。
本発明の樹脂組成物は、(A)ポリアミド樹脂、(B)脂肪族ポリエステル樹脂、(C)エポキシ化合物、及び必要に応じて使用される各種添加剤などを配合し、従来公知の任意の方法により、製造することが出来、具体的には例えばドライブレンドや溶融混練する方法が挙げられる。ドライブレンドは例えば、リボンブレンダ−、ヘンシェルミキサ−、ドラムブレンダ−等を使用して行えばよく、溶融混練はブラベンダ−プラストグラフ、ラボブラストミル、ニ−ダ−、バンバリ−ミキサ−等を使用して行えばよい。
溶融混練時の加熱温度は、通常230〜290℃である。混練時における各成分の分解を抑制するには、前記の熱安定剤を使用するのが好ましい。各成分は、付加的成分を含めて混練機に一括して供給するか、または順次に供給することが出来、付加的成分を含め各成分から選ばれた2種以上の成分を予め混合しておいてもよい。更には、ガラス繊維などの繊維状強化充填材は、押出機の途中から、樹脂が溶融した後に添加することにより、破砕を避け、高い特性を発揮させることが出来るので好ましい。
また本発明の樹脂成形品は、上述してきた樹脂組成物を、従来公知の任意の、熱可塑性樹脂の成形法、例えば、射出成形、中空成形、押出成形、圧縮成形、カレンダ−成形、回転成形などの成形法を用いて、製造することが出来る。本発明の樹脂成形品の具体的な用途としては、電気・電子機器分野、自動車分野、機械分野、医療分野、包装分野、繊維分野などに使用される各種製品が挙げられる。本発明の樹脂成形品を成形する際には、これに用いる、本発明の樹脂組成物の流動性が良いため、中でも射出成形法が好適である。射出成形の際は、樹脂温度を240〜280℃とすることが好ましい。
本発明の樹脂成形品は、生分解性、離型性及び機械的特性に優れており、特に耐衝撃性が要求される各種構造体材料としての使用が期待される。具体的には、例えば、航空機、
ロケット、人工衛星などの航空・宇宙機、鉄道、船艇、自動車、自動二輪車、自転車などの輸送機器の構造材や外板、圧力部材;電気・電子機器における筐体や内部精密部品;筆記用具、机、椅子などの各種事務用品、各種の樹脂成形品を含む日用品などとして好適に使用することが出来る。
本発明の樹脂組成物は、生産性が高いため、上述した用途の中でも、特に、生産量の多い自動二輪車や自動車の構造材、外板、圧力部材などの他、電気・電子機器における筐体、機械内部の歯車などの微小精密部品に代表される樹脂成形品として利用するのが好ましい。具体的には、自動二輪車のメインフレ−ム、自動車のプラットホ−ム等の基本骨格材料;フロントエプロン、フ−ド、ル−フ、ハ−ドトップル−フ、ピラ−、トランクリッド、ドア、フェンダ−、サイドミラ−カバ−等の自動車外板;フロントエアダム、リアスポイラ−、サイドエアダム、エンジンアンダ−カバ−等の空力部材;インストルメントパネル等の自動車内装材;フレキシブルディスクやハ−ドディスク等の電気・電子機器における筐体;歯車、配線コネクタ、各種スイッチ等の微小精密部品などの樹脂成形品が挙げられる。
以下、実施例および比較例を示し、本発明を更に具体的に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の例に制約されるものではない。以下の例で使用した原材料及び物性測定方法は次の通りである。
[原材料]
(A)ポリアミド樹脂;
三菱エンジニアリングプラスチックス社製 ポリアミド6 商品名:ノバミッド1010J。粘度数118、融点223℃。
(B)脂肪族ポリエステル:
(B−1)脂肪族ポリエステル樹脂1 (ポリブチレンサクシネ−トラクテ−ト;PBSL)
脂肪族ポリエステル樹脂1は、以下の方法により製造した。
攪拌装置、窒素導入口、加熱装置、減圧装置を備えた反応容器に、コハク酸118.1重量部、1,4−ブタンジオ−ル104.5重量部、酸化ゲルマニウムを予め1重量%溶解させた90重量%乳酸水溶液6.40重量部を仕込み、窒素置換によって系内を窒素雰囲気下にした。次に系内を攪拌しながら220℃に昇温し、この温度で1時間反応させた。その後30分かけて230℃に昇温し、同時に1時間30分かけて0.07×10Paになるように減圧し、この圧力下で4時間反応を行い、白色のポリエステルを得た。得られた脂肪族ポリエステルの固有粘度は1.82dl/gであった。各成分のモル%は、コハク酸単位48.8モル%、1,4−ブタンジオ−ル単位48.8モル%、乳酸単位2.4モル%であった。
(B−2)脂肪族ポリエステル樹脂2 (ポリブチレンサクシネ−トラクテ−トアジペ−ト;PBSLA)
脂肪族ポリエステル樹脂2は、以下の方法により製造した。
上記(B−1)脂肪族ポリエステル共重合体−1の製造方法において、コハク酸118.1重量部に代えてコハク酸94.48重量部及びアジピン酸29.23重量部とした以外は、同様に重合反応を行った。得られたポリエステル重合体の固有粘度は1.82dl/gであった。各成分のモル%は、コハク酸単位38.7モル%、1,4−ブタンジオ−ル単位48.8モル%、乳酸単位2.8モル%、アジピン酸単位9.7モル%であった。
(C)エポキシ化合物
ビスフェノ−ルA−ジグリシジルエ−テル型エポキシ樹脂:(ジャパンエポキシレジン社製、エピコ−ト1010K、エポキシ当量約4000)。
[物性測定法]
(1)固有粘度;
1,1,2,2−テトラクロロエタン/フェノ−ル=1:1(重量比)の混合溶媒を使用し、30℃において溶液濃度0.5g/dlで測定した溶液粘度から求めた。ハギンズ定数は0.33とした。
(2)ポリマ−組成;
H−NMR法により測定したスペクトルの面積比により各成分の組成(モル%)を計算した。
(3)機械的特性;
引張強度試験はISO527に準拠して絶乾、23℃で引張強度及び引張伸度を測定した。曲げ弾性率はISO178に準拠して絶乾、23℃で曲げ弾性率を測定した。シャルピ−衝撃強度はISO179−2に準拠して絶乾、23℃で測定した。
(4)生分解性試験;
テストピ−スを5月間、土中に埋没させた後、目視により観察し、複数の虫食い状の穴が認められれば生分解性有り(○)、穴が認められない場合は生分解性無し(×)と判定した。
(5)滞留熱安定性;
東洋精機社製 キャピログラフ1Cを用い、270度、6080sec−1の条件下で、サンプルを投入してから測定するまでの滞留時間が3分と30分の場合での溶融粘度を各々測定し、次式に従い溶融粘度保持率を求めた。溶融粘度の値が高い程、流動性に優れることを示し、また、保持率の値が高い程、滞留熱安定性に優れることを示す。
溶融粘度保持率(%)=(滞留時間30分での溶融粘度)/(滞留時間3分での溶融粘度)×100
[実施例1〜3及び比較例1〜5]
ポリアミド樹脂、脂肪族ポリエステル樹脂、及びエポキシ化合物を、表1に示される配合比率となるようドライブレンドした混合物を、二軸押出機(日本製鋼所社製、TEX30HSST L/D=42)のホッパ−に投入し、吐出量20kg/h、スクリュ−回転数150rpm、バレル温度260℃の条件下で押出し、ペレット化して樹脂組成物のペレットを得、滞留熱安定性の評価を行った。また、得られたペレットから、射出成形機(住友重機械社製、型式SH−100)により、シリンダ−温度250℃、金型温度80℃の条件下でISO試験片を成形し、機械的特性を測定した。更に、得られたペレットから、卓上熱プレス機により、厚み0.3〜0.37mmのフィルムを作成し、これを2cm×2cmに切断してテストピ−スとしたものについて、生分解性を評価した。結果を表−1に示した。
Figure 0004908855
表1の結果から以下のことが判る。即ち、(A)ポリアミド樹脂と(B)脂肪族ポリエステル樹脂に(C)エポキシ化合物を配合した実施例1〜3の樹脂組成物は、シャルピ−衝撃強度や引張伸度などの機械的特性に優れ、生分解性を示すと共に、滞留熱安定性にも優れている。
逆に(B)脂肪族ポリエステル樹脂を配合していない比較例1は生分解性を示さず、シャルピ−衝撃強度も小さい。そして(A)ポリアミド樹脂を配合していない比較例5は曲げ弾性率が小さく、機械的特性が十分ではない。また(C)エポキシ化合物を配合していない比較例2、3、4はシャルピ−衝撃強度や引張伸度が低く、滞留熱安定性に劣っている。

Claims (5)

  1. (A)ポリアミド樹脂、(B)脂肪族ポリエステル樹脂、及び(A)ポリアミド樹脂と(B)脂肪族ポリエステル樹脂の合計100重量部に対して(C)エポキシ化合物1〜30重量部を含む熱可塑性樹脂組成物であって、(B)脂肪族ポリエステル樹脂が、下記(I)式で表される脂肪族オキシカルボン酸単位を0.02〜30モル%、下記(II)式で表される脂肪族ジオール単位を35〜50モル%、並びに下記(III)式で表される脂肪族ジカルボン酸単位を35〜50モル%含むことを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。
    Figure 0004908855
    (式中、R及びRは2価の脂肪族炭化水素基を示し、Rは直接結合または2価の脂肪族炭化水素基を示す。)
  2. (B)脂肪族ポリエステル樹脂における、前記(II)式で表される脂肪族ジオ−ル単位と前記(III)式で表される脂肪族ジカルボン酸単位が、各々、45〜49.5モル%であることを特徴とする請求項1に記載の熱可塑性樹脂組成物
  3. 前記(II)式におけるRが、炭素数2〜10の直鎖アルキレン基または炭素数3〜10のシクロアルキレン基であり、前記(III)式におけるRが、直接結合または炭素数1〜10の直鎖アルキレン基であることを特徴とする請求項1又は2に記載の熱可塑性樹脂組成物。
  4. (A)ポリアミド樹脂が、粘度数が70〜200のポリアミド6であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の樹脂組成物を成形して成ることを特徴とする樹脂成形品。
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