JP4905652B2 - 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 - Google Patents
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Description
(A)両末端に水酸基を有するジオルガノポリシロキサン及び/又は両末端にアルコキシシリル基を有するジオルガノポリシロキサン 100質量部、
(B)ポリオキシプロピレン変性シリコーン 0.1〜10質量部、
(C)比表面積(BET法)が50m2/g以上、比表面積(BET法)/比表面積(CTAB法)=1.0〜1.3、水分含有量が1質量%以下であり、表面処理されていない湿式シリカ 1〜50質量部、
(D)一分子中にケイ素原子に結合した加水分解可能な基を少なくとも3個有するシラン又はシロキサンであって、テトラキス(メチルエチルケトオキシム)シラン、メチルトリス(ジメチルケトオキシム)シラン、メチルトリス(メチルエチルケトオキシム)シラン、エチルトリス(メチルエチルケトオキシム)シラン、メチルトリス(メチルイソブチルケトオキシム)シラン、ビニルトリス(メチルエチルケトオキシム)シラン、メチルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、メチルトリアセトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、メチルトリイソプロペノキシシラン、ビニルトリイソプロペノキシシラン、フェニルトリイソプロペノキシシラン、ビニルトリブタノキシムシラン、並びにこれらのシランの部分加水分解縮合物から選ばれるもの 1〜20質量部、
(F)シランカップリング剤であって、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、N−β−(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリイソプロペノキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジイソプロペノキシシランから選ばれるもの
0〜20質量部
を含有することを特徴とする室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を提供する。
(式中、Rは同一又は異種の非置換もしくは置換の1価炭化水素基であり、Yは−R1−O−(C3H6O)j−Hであり、R1は炭素数1〜12のアルキレン基であり、kは1以上の整数、mは1以上の整数、k+mは10以上の整数、nは4以上の整数、jは5以上の整数である。)
また、(C)成分の含水量が1質量%以下であることが好ましい。
(E)硬化触媒 0.01〜10質量部
及び/又は
(F)シランカップリング剤 0.1〜20質量部
を含有することができる。上記組成物は、シーリング剤、接着剤として有効に使用される。
本発明の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の(A)成分は、両末端に水酸基を有するジオルガノポリシロキサン及び/又は両末端にアルコキシシリル基を有するジオルガノポリシロキサンであり、これは本組成物のベースポリマーとして使用されるものである。本成分としては、下記の一般式(4),(5)で示されるものを使用し得る。
(式中、R2は同一又は異種の非置換もしくは置換の炭素数1〜10の1価炭化水素基であり、R3は炭素数1〜6の同一又は異種の非置換もしくは置換の1価炭化水素基であり、Xは酸素原子又は炭素数2〜6の非置換もしくは置換の2価炭化水素基である。aは10以上の整数であり、nは1〜3の整数である。)
また、R3は、独立にメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基等のアルキル基、イソプロペニル基等のアルケニル基のような炭素数1〜6の1価炭化水素基、あるいはこれらの基の水素原子の一部又は全部をハロゲン原子等で置換したクロロメチル基、3,3,3−トリフロロプロピル基などの1価の置換炭化水素基を挙げることができる。反応性等を考慮すると、特にメチル基、エチル基が好ましい。
Xは酸素原子、又はエチレン基、プロピレン基、ブチレン基、2−メチルプロピレン基等の炭素数2〜6の2価炭化水素基、あるいはこれらの基の水素原子の一部又は全部をハロゲン原子等で置換した2価の置換炭化水素基を挙げることができる。
nは1〜3の整数であるが、特には2又は3であることが好ましい。
(B)成分のポリオキシプロピレン変性シリコーンは、下記一般式(1)〜(3)で表される1種又は2種以上のものが好ましく、これは本発明のノンサグ剤として作用するものである。
(式中、Rは同一又は異種の非置換もしくは置換の1価炭化水素基であり、Yは−R1−O−(C3H6O)j−Hであり、R1は炭素数1〜12のアルキレン基であり、kは1以上の整数、mは1以上の整数、k+mは10以上の整数、nは4以上の整数、jは5以上の整数である。)
(C)成分の湿式シリカは、本発明の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物において、充填剤として作用するものである。湿式シリカの製造方法は、珪砂を原料とする珪酸ソーダを原料として、その水溶液を中和してシリカを析出し、ろ過・乾燥する方法、ケイ酸ソーダに代えてアルコキシシランを用い、加水分解反応を行う方法等が知られている。この湿式シリカは、比表面積(BET法)が50m2/g以上、好ましくは75m2/g以上、特に好ましくは100〜400m2/gであり、かつ比表面積(BET法)/比表面積(CTAB法)=1.0〜1.3、好ましくは1.0〜1.2、特に好ましくは1.0〜1.1であり、水分含有量が1質量%以下、好ましくは0.5質量%以下である。比表面積(BET法)が50m2/g未満では機械的強度の付与が不十分となる。また、比表面積(BET法)/比表面積(CTAB法)が1.0〜1.3の範囲外であったり、水分含有量が1質量%を超えたりすると、組成物が混練中にゲル化する。ここで、比表面積(BET法)は窒素吸着量による表面積であり、比表面積(CTAB法)はN−セチル−N,N,N−トリメチルアンモニウムブロマイドの吸着量による表面積であり、この比が1に近いほど内部に細孔を有していないものとなり、水分が内部細孔に吸着されにくい構造となる。そのため、たとえ見かけ上水分含有量が多くても、除去しやすいものとなる。この湿式シリカは、例えばSiloa72X(ローディアジャパン社製)等として入手可能である。また、含水量は事前にバッチ式乾燥槽、連続式リボンブレンダー等により所定量まで乾燥、調製することもできる。
(D)成分の1分子中にケイ素原子に結合した加水分解可能な基を少なくとも3個有するシラン又はシロキサンは、本発明の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物において、保存安定剤、架橋剤として作用するものである。シラン化合物及びその部分加水分解物が有する加水分解性基としては、例えばケトオキシム基、アルコキシ基、アセトキシ基、イソプロペノキシ基等が挙げられる。具体例としては、テトラキス(メチルエチルケトオキシム)シラン、メチルトリス(ジメチルケトオキシム)シラン、メチルトリス(メチルエチルケトオキシム)シラン、エチルトリス(メチルエチルケトオキシム)シラン、メチルトリス(メチルイソブチルケトオキシム)シラン、ビニルトリス(メチルエチルケトオキシム)シランなどのケトオキシムシラン類、及びメチルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシランなどのアルコキシシラン類、メチルトリアセトキシシラン、ビニルトリアセトキシシランなどのアセトキシシラン類、メチルトリイソプロペノキシシラン、ビニルトリイソプロペノキシシラン、フェニルトリイソプロペノキシシランなどのイソプロペノキシシラン類、並びにこれらのシランの部分加水分解縮合物が挙げられる。これらは単独で用いても複数種を併用してもよい。
(E)成分の硬化触媒は、本発明の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物において、(A)成分と(D)成分の反応、及び組成物の加水分解による硬化反応の触媒として作用するものである。これにはジオクテート錫等の錫エステル化合物、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジオクトエート等のアルキル錫エステル化合物、テトライソプロポキシチタン、テトラ−n−ブトキシチタン、テトラキス(2−エチルヘキソキシ)チタン、ジプロポキシビス(アセチルアセトナ)チタン、チタニウムイソプロポキシオクチレングリコール等のチタン酸エステル又はチタンキレート化合物、ナフテン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛、亜鉛−2−エチルオクトエート、鉄−2−エチルヘキソエート、コバルト−2−エチルヘキソエート、マンガン−2−エチルヘキソエート、ナフテン酸コバルト、アルコキシアルミニウム化合物等の有機金属化合物、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン等のアミノアルキル基置換アルコキシシラン、ヘキシルアミン、リン酸ドデシルアミン、テトラメチルグアニジン、ジアザビシクロノナン等のアミン化合物及びその塩、ベンジルトリエチルアンモニウムアセテート等の第4級アンモニウム塩、酢酸カリウム、酢酸ナトリウム、蓚酸リチウム等のアルカリ金属の低級脂肪酸塩、ジメチルヒドロキシルアミン、ジエチルヒドロキシルアミン等のジアルキルヒドロキシルアミン、テトラメチルグアニジルプロピルトリメトキシシラン、テトラメチルグアニジルプロピルメチルジメトキシシラン、テトラメチルグアニジルプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン等のグアニジル基を含有するシラン又はシロキサン等が例示されるが、特には錫エステル化合物、アルキル錫エステル化合物が好適に使用される。これらはその1種に限定されず、2種もしくはそれ以上の混合物として使用してもよい。
(F)成分のシランカップリング剤は、本発明の組成物において接着性付与成分としての作用を有する成分である。シランカップリング剤としては、当該技術分野で公知のものが好適に使用される。特には加水分解性基としてアルコキシシリル基、アルケノキシシリル基を有するものが好ましく、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、N−β−(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリイソプロペノキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジイソプロペノキシシラン等が例示される。特にはアミン系のシランカップリング剤の使用が好ましい。
また、本発明の効果を阻害しない限りにおいて、上記成分以外に一般に知られている添加剤を使用しても差し支えない。添加剤としては、可塑剤としてのシリコーンオイル、イソパラフィン等が挙げられ、必要に応じて顔料、染料、蛍光増白剤等の着色剤、防かび剤、抗菌剤、昆虫忌避剤、海洋生物忌避剤等の生理活性添加剤、ブリードオイルとしてのフェニルシリコーンオイル、フロロシリコーンオイル、シリコーンと非相溶の有機液体等の表面改質剤、トルエン、キシレン、溶剤揮発油、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、低沸点イソパラフィン等の溶剤も添加され得る。
両末端に水酸基を有する粘度50,000mPa・sのジメチルポリシロキサン100質量部、1,3,5,7−テトラメチル−1,3,5,7−テトラヒドロテトラシクロシロキサンと一方の片末端にアリル基、他方の片末端に水酸基を有する重合度9のポリプロピレングリコールの付加反応物を2質量部、水分量0.8質量%の湿式シリカ(Siloa72X ローディアジャパン社製)を15質量部、ビニルトリブタノキシムシラン8質量部、ジブチルスズジオクトエート0.15質量部、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン1質量部を乾燥条件下で均一になるまで混合して組成物1を調製した。
実施例1において、1,3,5,7−テトラメチル−1,3,5,7−テトラヒドロテトラシクロシロキサンと一方の片末端にアリル基、他方の片末端に水酸基を有する重合度9のポリプロピレングリコールの付加反応物に代えて、1,3,5,7−テトラメチル−1,3,5,7−テトラヒドロテトラシクロシロキサンと一方の片末端にアリル基、他方の片末端に水酸基を有する重合度23のポリプロピレングリコールの付加反応物を用いた以外は、実施例1と同様の手法で組成物2を調製した。
実施例1において、水分量0.8質量%の湿式シリカ(Siloa72X ローディアジャパン社製)に代えて水分量0.5質量%の湿式シリカ(ファインシールE70 トクヤマ社製)を用いた以外は、実施例1と同様の手法で組成物3を調製した。
実施例1において、1,3,5,7−テトラメチル−1,3,5,7−テトラヒドロテトラシクロシロキサンと一方の片末端にアリル基、他方の片末端に水酸基を有する重合度9のポリプロピレングリコールの付加反応物に代えて、一方の片末端にアリル基、他方の片末端に水酸基を有する重合度9のポリプロピレングリコールを用いた以外は、実施例1と同様の手法で組成物4を調製した。
実施例1において、1,3,5,7−テトラメチル−1,3,5,7−テトラヒドロテトラシクロシロキサンと一方の片末端にアリル基、他方の片末端に水酸基を有する重合度9のポリプロピレングリコールの付加反応物に代えて、一方の片末端にアリル基、他方の片末端に水酸基を有する重合度23のポリプロピレングリコールを用いた以外は、実施例1と同様の手法で組成物5を調製した。
両末端に水酸基を有する粘度50,000mPa・sのジメチルポリシロキサン100質量部、平均式(Me3SiO1/2)2(Me2SiO)18(HMeSiO)20で示されるシロキサンと一方の片末端にアリル基、他方の片末端に水酸基を有する重合度9のポリプロピレングリコールの付加反応物を2質量部、水分量0.5質量%の湿式シリカ(Siloa72X ローディアジャパン社製)を20質量部、両末端にトリメチルシロキシ基を有する粘度100mPa・sのジメチルポリシロキサンを25質量部、メチルトリブタノキシムシラン8質量部、ジオクチルスズジラウレート0.15質量部、γ−エチレンジアミノプロピルトリメトキシシラン0.8質量部を乾燥条件下で均一になるまで混合して組成物6を調製した。
実施例4において、平均式(Me3SiO1/2)2(Me2SiO)18(HMeSiO)20で示されるシロキサンと一方の片末端にアリル基、他方の片末端に水酸基を有する重合度9のポリプロピレングリコールの付加反応物に代えて、平均式(Me3SiO1/2)2(Me2SiO)31(HMeSiO)7で示されるシロキサンと一方の片末端にアリル基、他方の片末端に水酸基を有する重合度23のポリプロピレングリコールの付加反応物を用いた以外は、実施例4と同様の手法で組成物7を調製した。
実施例4において、平均式(Me3SiO1/2)2(Me2SiO)18(HMeSiO)20で示されるシロキサンと一方の片末端にアリル基、他方の片末端に水酸基を有する重合度9のポリプロピレングリコールの付加反応物に代えて、平均式(HMe2SiO1/2)2(Me2SiO)18で示されるシロキサンと一方の片末端にアリル基、他方の片末端に水酸基を有する重合度23のポリプロピレングリコールの付加反応物を用いた以外は、実施例4と同様の手法で組成物8を調製した。
実施例4において、平均式(Me3SiO1/2)2(Me2SiO)18(HMeSiO)20で示されるシロキサンと一方の片末端にアリル基、他方の片末端に水酸基を有する重合度9のポリプロピレングリコールの付加反応物に代えて、一方の片末端にアリル基、他方の片末端に水酸基を有する重合度23のポリプロピレングリコールを用いた以外は、実施例4と同様の手法で組成物9を調製した。
実施例4において、水分量0.5質量%の湿式シリカ(Siloa72X ローディアジャパン社製)に代えて水分量0.5質量%の乾式シリカ(エロジルR972 日本アエロジル(株)製)を用いた以外は、実施例4と同様の手法で組成物10を調製した。
両末端に水酸基を有する粘度20,000mPa・sのジメチルポリシロキサン100質量部、平均式(Me3SiO1/2)2(Me2SiO)18(HMeSiO)20で示されるシロキサンと一方の片末端にアリル基、他方の片末端に水酸基を有する重合度9のポリプロピレングリコールの付加反応物を2質量部、水分量0.5質量%の湿式シリカ(Siloa72X ローディアジャパン社製)を20質量部、ビニルトリメトキシシラン5質量部、ジプロポキシビス(アセチルアセトナ)チタン3質量部を乾燥条件下で均一になるまで混合して組成物11を調製した。
両末端に水酸基を有する粘度20,000mPa・sのジメチルポリシロキサン100質量部、平均式(Me3SiO1/2)2(Me2SiO)18(HMeSiO)20で示されるシロキサンと一方の片末端にアリル基、他方の片末端に水酸基を有する重合度9のポリプロピレングリコールの付加反応物を2質量部、水分量0.5質量%の湿式シリカ(Siloa72X ローディアジャパン社製)を20質量部、ビニルトリイソプロペノキシシラン5質量部、テトラメチルグアニジルプロピルトリメトキシシラン1質量部を乾燥条件下で均一になるまで混合して組成物12を調製した。
両末端に酸素原子を介してトリメトキシシリル基を有する粘度20,000mPa・sのジメチルポリシロキサン100質量部、平均式(Me3SiO1/2)2(Me2SiO)18(HMeSiO)20で示されるシロキサンと一方の片末端にアリル基、他方の片末端に水酸基を有する重合度9のポリプロピレングリコールの付加反応物を2質量部、水分量0.5質量%の湿式シリカ(Siloa72X ローディアジャパン社製)を23質量部、両末端にトリメチルシリル基を有する粘度100mPa・sのジメチルポリシロキサン25質量部、メチルトリメトキシシラン5質量部、ジプロポキシビス(アセチルアセトナ)チタン4質量部を乾燥条件下で均一になるまで混合して組成物13を調製した。
両末端にエチレン基を介してトリメトキシシリル基を有する粘度30,000mPa・sのジメチルポリシロキサン100質量部、平均式(Me3SiO1/2)2(Me2SiO)18(HMeSiO)20で示されるシロキサンと一方の片末端にアリル基、他方の片末端に水酸基を有する重合度9のポリプロピレングリコールの付加反応物を2質量部、水分量0.5質量%の湿式シリカ(Siloa72X ローディアジャパン社製)を23質量部、両末端にトリメチルシリル基を有する粘度100mPa・sのジメチルポリシロキサン8質量部、ビニルトリメトキシシラン5質量部、テトラプロポキシチタン1.5質量部を乾燥条件下で均一になるまで混合して組成物14を調製した。
Claims (4)
- (A)両末端に水酸基を有するジオルガノポリシロキサン及び/又は両末端にアルコキシシリル基を有するジオルガノポリシロキサン 100質量部、
(B)ポリオキシプロピレン変性シリコーン 0.1〜10質量部、
(C)比表面積(BET法)が50m2/g以上、比表面積(BET法)/比表面積(CTAB法)=1.0〜1.3、水分含有量が1質量%以下であり、表面処理されていない湿式シリカ 1〜50質量部、
(D)一分子中にケイ素原子に結合した加水分解可能な基を少なくとも3個有するシラン又はシロキサンであって、テトラキス(メチルエチルケトオキシム)シラン、メチルトリス(ジメチルケトオキシム)シラン、メチルトリス(メチルエチルケトオキシム)シラン、エチルトリス(メチルエチルケトオキシム)シラン、メチルトリス(メチルイソブチルケトオキシム)シラン、ビニルトリス(メチルエチルケトオキシム)シラン、メチルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、メチルトリアセトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、メチルトリイソプロペノキシシラン、ビニルトリイソプロペノキシシラン、フェニルトリイソプロペノキシシラン、ビニルトリブタノキシムシラン、並びにこれらのシランの部分加水分解縮合物から選ばれるもの 1〜20質量部、
(F)シランカップリング剤であって、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、N−β−(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリイソプロペノキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジイソプロペノキシシランから選ばれるもの
0〜20質量部
を含有し、かつ(B)成分が、下記一般式(1)〜(3)
(式中、Rは同一又は異種の非置換もしくはハロゲン置換の1価炭化水素基であり、Yは−R1−O−(C3H6O)j−Hであり、R1は炭素数1〜12のアルキレン基であり、kは1以上の整数、mは1以上の整数、k+mは10以上の整数、nは4以上の整数、jは5以上の整数である。)
のいずれかで示されるポリオキシプロピレン変性シリコーンであることを特徴とする室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。 - 更に、(E)硬化触媒 0.01〜10質量部
を含むことを特徴とする請求項1記載の組成物。 - (F)シランカップリング剤 0.1〜20質量部
を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の組成物。 - シーリング剤又は接着剤用である請求項1〜3のいずれか1項記載の組成物。
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