JP4904131B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタに係り、特に、端子を一次係止する端子係止ランスを有するコネクタハウジングと、端子の挿入方向と直交する方向から該コネクタハウジング内に装着され、端子を二次係止するスペーサとを備えたコネクタである。
上述したコネクタとして、本発明者は図15及び図16に示すようなコネクタを提案した(特願2005−336897号)。同図に示すように、コネクタは、インナーハウジング(=ハウジング本体)10と、アウターハウジング(=アウター部)20との2部品から構成されている。インナーハウジング10は、端子収容室11及び端子係止ランス12を有している。端子係止ランス12は、端子収容室11に収容された端子30を係止するものである。
アウターハウジング20は、スペーサ部21と、フロント部22と、一対の側面カバー部23とが一体に形成されている。スペーサ部21は、端子30の挿入方向Y1と直交する装着方向Y2からインナーハウジング10に装着されると共に端子収容室11に対する端子30の挿入を許可する仮係止位置と端子30を係止して端子収容室11からの抜けを防止する本係止位置との双方の位置でインナーハウジング10に係止される。
フロント部22は、インナーハウジング10の端子30の挿入方向先端側を覆い、端子収容室11に連通する相手端子挿入孔24が設けられている。一対の側面カバー部23は、インナーハウジング10の挿入方向Y1及び装着方向Y2の両方向と直交する直交方向Y3を挟んで覆う。
上記一対の側面カバー部23には、仮係止溝25と本係止溝26とが設けられている。インナーハウジング10の直交方向Y3側の側面には、係止突部13が設けられている。上記仮係止溝25は、スペーサ部21が仮係止位置にある状態で係止突部13と仮係止するように設けられている。本係止溝26は、スペーサ部21が本係止位置にある状態で係止突部13と本係止するように設けられている。
上述したコネクタは、インナーハウジング10とアウターハウジング20との間に僅かなら隙間S(図15(B))が存在し、側面カバー部23の先端後端部の角部等に電線が引っかかりアウターハウジング20がめくれインナーハウジング10とアウターハウジング20との係止が解除されたり、側面カバー部23が破損する虞があった。
また、上述したインナーハウジング10及びアウターハウジング20の係止は、インナーハウジング10に設けた係止突部13−アウターハウジング20に設けた本係止溝26での1箇所でしか本係止を行っていない。このため係止が弱く、図16(A)に示すように、電線40に装着方向Y2のインナーハウジング10側に向かう力Fが加わると、図16(B)に示すように、本係止溝26と係止突部13との係止に浮きが生じたり、インナーハウジング10とアウターハウジング20との係止が外れてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、カバー部のめくれや損失を防止すると共にハウジング本体とアウター部とを強固に本係止することができるコネクタを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、端子収容室及び該端子収容室に収容された端子を係止する端子係止ランスを有するハウジング本体、並びに、前記端子の挿入方向と直交する装着方向から前記ハウジング本体に設けた嵌合溝内に嵌め込まれるスペーサ部が形成されたアウター部、を備え、前記スペーサ部が、前記端子を係止せずに前記端子収容室に対する前記端子の挿入を許可する仮係止位置と前記端子を係止して前記端子収容室からの抜けを防止する本係止位置との双方の位置で前記ハウジング本体に係止されるコネクタにおいて、前記アウター部が、前記ハウジング本体の側面を覆う一対の側面カバー部と、前記一対の側面カバー部において前記挿入方向の反対側の端部間に設けられた前記ハウジング本体の端子収容室の全部を露出する開口部と、前記側面カバー部の前記装着方向側の端部且つ前記ハウジング本体よりも前記挿入方向の反対側に前記一対の側面カバー間を連結する連結部と、を有することを特徴とするコネクタに存する。
請求項1記載の発明によれば、側面カバー部の装着方向の端部に一対の側面カバーを連結する連結部を備えているので、側面カバー部の角部から電線が隙間に侵入する虞が無く、且つ側面カバー部が連結されているので側面カバー部が容易に開いてしまう事が無く、捲れや破損を防止することができる。また、電線に対してハウジング本体の離脱方向に力が加えられたとしても、電線が連結部に引っかかることによって、ハウジング本体に離脱方向への応力が働くことがない。
請求項2記載の発明は、前記ハウジング本体が、前記挿入方向の反対側に前記連結部と係止してする前記ハウジング本体と前記アウター部とを前記本係止位置で係止するための係止手段を有することを特徴とする請求項1に記載のコネクタに存する。
請求項2記載の発明によれば、ハウジング本体の挿入方向の反対側に連結部と係止してするハウジング本体とアウター部とを本係止位置で係止するための係止手段を有しているので、ハウジング本体とアウター部との係止が強固となり、ハウジング本体のアウター部からの離脱を確実に防ぐことができる。
請求項3記載の発明は、前記係止手段が、前記挿入方向の反対側に向かって突出する係止突起から構成され、前記ハウジング本体に前記挿入方向の反対側に向かって突出する凸部が設けられ、前記連結部に前記アウター部の装着時において前記凸部と嵌合する凹部が設けられ、そして、前記凹部及び前記凸部が、前記挿入方向側の幅よりも前記挿入方向の反対側の幅が広くなるように、設けられていることを特徴とする請求項2に記載のコネクタに存する。
請求項3記載の発明によれば、係止手段が、挿入方向の反対側に向かって突出する係止突起から構成され、ハウジング本体に挿入方向の反対側に向かって突出する凸部が設けられ、連結部にアウター部の装着時において凸部と嵌合する凹部が設けられ、そして、凹部及び凸部が、挿入方向側の幅よりも挿入方向の反対側の幅が広くなるように、設けられているので、アウター部の装着時において連結部がハウジング本体の後方に変形する応力が作用する際に、ハウジング本体の凸部が連結して連結部の変形を防ぐことができ、係止突起の連結部との係止代を確保することができ、ハウジング本体とアウター部との係止が強固となり、ハウジング本体のアウター部からの離脱を確実に防ぐことができる。
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、側面カバー部の装着方向の端部に一対の側面カバーを連結する連結部を備えているので、側面カバー部の角部から電線が隙間に侵入する虞が無く、且つ側面カバー部が連結されているので側面カバー部が容易に開いてしまう事が無く、捲れや破損を防止することができる。また、電線に対してハウジング本体の離脱方向に力が加えられたとしても、電線が連結部に引っかかることによって、ハウジング本体に離脱方向への応力が働くことがない。
請求項2記載の発明によれば、ハウジング本体の挿入方向の反対側に連結部と係止してするハウジング本体とアウター部とを本係止位置で係止するための係止手段を有しているので、ハウジング本体とアウター部との係止が強固となり、ハウジング本体のアウター部からの離脱を確実に防ぐことができる。
請求項3記載の発明によれば、係止手段が、挿入方向の反対側に向かって突出する係止突起から構成され、ハウジング本体に挿入方向の反対側に向かって突出する凸部が設けられ、連結部にアウター部の装着時において凸部と嵌合する凹部が設けられ、そして、凹部及び凸部が、挿入方向側の幅よりも挿入方向の反対側の幅が広くなるように、設けられているので、アウター部の装着時において連結部がハウジング本体の後方に変形する応力が作用する際に、ハウジング本体の凸部が連結して連結部の変形を防ぐことができ、係止突起の連結部との係止代を確保することができ、ハウジング本体とアウター部との係止が強固となり、ハウジング本体のアウター部からの離脱を確実に防ぐことができる。
第1実施形態
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、第1実施形態における本発明のコネクタのインナーハウジングとアウターハウジングとを示す分解斜示図である。図2は、仮係止位置における図1に示すコネクタの背面図である。図3は、本係止位置における図1に示すコネクタの背面図である。図4は、図2に示すコネクタのII−II線断面図である。図5は、図3に示すコネクタのIII−III線断面図である。図6は、図4に示すコネクタのIV部分の拡大図である。図7は、図5に示すコネクタのV部分の拡大図である。
同図に示すように、このコネクタは、図1に示すように、合成樹脂製のインナーハウジング10と、合成樹脂製のアウターハウジング20とを有している。インナーハウジング10には、装着方向Y2に沿って二段に各々8個づつの端子収容室11が設けられている。アウターハウジング20は、端子収容室11に収容された端子30(図4及び図5)の挿入方向Y1と直交する装着方向Y2からインナーハウジング10に装着する。上記端子収容室11には、図4及び図5に示すように、挿入方向Y1の後方からメス型の端子30が挿入される。
上述したインナーハウジング10は、略箱型であり、嵌合溝14が形成されている。嵌合溝14は、インナーハウジング10の挿入方向Y1中間に設けられている。嵌合溝14は、直交方向Y3に延在し、後述するアウターハウジング20のスペーサ部21が嵌め込まれる。
インナーハウジング10はまた、図4及び図5に示すように、下壁W1と、可撓性の端子係止ランス12(以下係止ランス12)とを備えている。係止ランス12は、嵌合溝14よりも端子30の先端側に設けられている。係止ランス12は、先端側に向かうに従って下壁W1に近づくように設けられている。この下壁W1及び係止ランス12によって端子収容室11先端側の装着方向Y2が区画されている。
インナーハウジング10はまた、嵌合溝14よりも端子30の後側に設けられ、下壁W1と水平な水平隔壁W2及び上壁W3を有している。この下壁W1、水平隔壁W2及び上壁W3によって端子収容室11後部の装着方向Y2が区画されている。インナーハウジング10はさらに、図1に示すように、一対の左右側面15(外側面)と、複数の垂直隔壁W4とを有している。一対の左右側面15は、挿入方向Y1及び装着方向Y2の両方向と垂直な直交方向Y3に対向するように設けられている。複数の垂直隔壁W4は、左右側面15に水平に設けられている。
この一対の左右側面15間に端子収容室11が設けられている。左右側面15及び垂直隔壁W4によって端子収容室11の直交方向Y3が区画されている。インナーハウジング10の左右側面15の外側には各々、アウターハウジング20の仮係止溝25及び本係止溝26と係止する係止突部13が形成されている。
アウターハウジング20には、フロント部22と、側面カバー部23と、ロックアーム部27と、スペーサ部21とが一体成形されている。フロント部22は、図4及び図5に示すように、インナーハウジング10の挿入方向Y1先端側を覆うように設けられている。フロント部22には、各端子収容室11に連通すると共に相手側オス端子が挿入される相手端子挿入孔24(以下端子挿入孔24)が成形されている。
側面カバー部23は、インナーハウジング10の左右側面15を覆うように設けられている。側面カバー部23は、図1に示すように、内側に仮係止溝25、本係止溝26が成形されている。ロックアーム部27は、図4及び図5に示すように、相手側コネクタハウジング(図示せず)に係止されるロック突起27Aが成形されている。
上述した仮係止溝25及び本係止溝26は各々、図1に示すように、アウターハウジング20の挿入方向Y1後端部より挿入方向Y1に沿って一直線状に成形されている。スペーサ部21は、図4及び図5に示すように、水平隔壁W5及び上壁W6を備えている。この水平隔壁W5及び上壁W6によって端子収容室11中間部の装着方向Y2が区画されている。スペーサ部21は、図1に示すように、側面カバー部23に水平な複数の垂直隔壁W7を備えている。この垂直隔壁W7によって端子収容室11中間部の直交方向Y3が区画されている。
上記端子30は、図4及び図5に示すように、筒部31と、第1係止段部32と、第2係止段部33と、圧着片34を有している。筒部31は、例えば略矩形状に設けられ、相手側オス端子(相手端子)が進入する。第1係止段部32は、係止ランス12と係止する。第2係止段部33は、第1係止段部32よりも後端側に設けられ、スペーサ部21と係止する。また、圧着片34は、第2係止段部33よりも後端側に設けられ、電線40がかしめ固定されている。
アウターハウジング20は、図1に示すように、板状の保護ブリッジ28(=第1板状部)を有する。保護ブリッジ28は、挿入方向Y1後端の一対の側面カバー部23間に設けられている。保護ブリッジ28は、図4に示すように、仮係止位置で端子収容室11よりも装着方向Y2のインナーハウジング10側に位置するように設けられている。保護ブリッジ28には、その装着方向Y2のアウターハウジング20側端部に直交方向Y3に沿った第1係止突部28A(=係止手段)が設けられている。
一方、インナーハウジング10は、図1に示すように、アウターハウジング20の装着時に板状の保護ブリッジ28と重なるように、装着方向Y2側に向かって突出して設けられた挿入方向Y1に可撓な板状の梁19を有している。梁19には、直交方向Y3に沿った第2係止突部19A(=係止手段)が設けられている。第2係止突部19Aは、本係止位置で第1係止突部28Aと係合する。
次に、上述したコネクタの組み付けについて説明する。まず、アウターハウジング20を装着方向Y2のインナーハウジング10側にスライドさせてインナーハウジング10に装着する。このとき、スペーサ部21をインナーハウジング10の嵌合溝14に挿入させる。仮係止位置までスライドさせると、インナーハウジング10に成形された係止突部13がアウターハウジング20の仮係止溝25で仮係止される。
図4に示すように、この仮係止位置において、水平隔壁W2の上面、水平隔壁W5の上面、係止ランス12の上面は、段差なく連なっている。仮係止位置においてスペーサ部21は、端子収容室11に対する端子30の挿入を許容するようになっている。
次に、端子30を先ず下段の端子収容室11に挿入する。端子30は、インナーハウジング10の後部から端子収容室11に挿入される。端子30は、下壁W1に沿って先端に向かって進入される。端子30の先端が係止ランス12まで進入すると、係止ランス12は装着方向Y2の反対側に撓む。端子30の先端が係止ランス12よりも先端側まで進入すると、係止ランス12は装着方向Y2側に復元する。これにより、係止ランス12が端子30の第1係止段部32に係止して端子30を仮係止し、端子30が端子収容室11に収容保持される。
次に、上段の端子収容室11に端子30を挿入する。端子30は、インナーハウジング10の後部から端子収容室11に挿入される。端子30は、まず水平隔壁W2の上面、スペーサ部21の水平隔壁W5上面の順に沿って先端に向かって進入される。端子30の先端が係止ランス12まで進入すると、係止ランス12が装着方向Y2の反対側に撓む。端子30の先端が係止ランス12よりも先端側まで進入すると、係止ランス12は装着方向Y2側に復元する。これにより、係止ランス12が端子30の第1係止段部32に係止して端子30を仮係止し、端子30が端子収容室11に収容保持される。
最後に、アウターハウジング20をさらに装着方向Y2に押圧してスライドさせる。これにより、仮係止溝25と係止突部13との係止がはずれ、インナーハウジング10に成形された係止突部13がアウターハウジング20の本係止溝26で係止され本係止位置となる。
また、上記スライドにより第2係止突部19Aが第1係止突部28Aに達すると梁19が挿入方向Y1に向かって撓む。さらにスライドされて第2係止突部19Aが第1係止突部28Aよりも装着方向Y2の反対側に位置すると梁19が挿入方向Y1の後端側に復元し、第1係止突部28Aと第2係止突部19Aとが係止され本係止位置となる。
このとき、図5に示すように、端子収容室11上段においては、スペーサ部21の水平隔壁W5、上壁W6が端子30の第2係止段部33に係止して、端子30が本係止される。このように、本係止位置において、スペーサ部21は端子30を係止して、たとえ、係止ランス12による端子30の係止が解除されても、端子30が端子収容室11から抜けないようになっている。
上述したコネクタによれば、保護ブリッジ28が、仮係止位置で端子収容室11よりも装着方向Y2側に位置するように、一対の側面カバー部23間の挿入方向Y1の反対側に設けられている。このため、たとえ第1係止突部28A、第2係止突部19Aの係止が外れてしまったとしても、図8に示すように、保護ブリッジ28が電線40に引っかかってアウターハウジング20とインナーハウジング10とが外れてしまうことがないので、インナーハウジング10とアウターハウジング20とを強固に本係止することができる。隙間Sの開きを規制するため、側面カバー部23のめくれや破損も防止することができる。
また、上述したコネクタによれば、梁19が、アウターハウジング20の装着時に保護ブリッジ28と重なるように、装着方向Y2側に向かって突出して設けられている。保護ブリッジ28及び梁19の各々にインナーハウジング10とアウターハウジング20とを本係止位置で係止するための第1係止突部28A、第2係止突部19Aが設けられている。
上記保護ブリッジ28及び梁19の各々に設けた第1係止突部28A、第2係止突部19Aにより、図5に示すように、挿入方向Y1後端側の電線40よりも装着方向Y2側でインナーハウジング10とアウターハウジング20とを本係止することができるため、電線40に装着方向Y2側に向かう力が加わったとしても第1係止突部28A、第2係止突部19Aの係止が外れることがない。
第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。図9は、第2実施形態におけるコネクタの底面図である。図10(A)及び(B)は各々、図9に示すコネクタを構成するアウターハウジングの上面斜示図及び底面斜示図である。図11(A)及び(B)は各々、図9に示すコネクタを構成するインナーハウジングの上面斜示図及び底面斜示図である。図12は、第2実施形態におけるコネクタのIV部分の拡大図である。図13は、第2実施形態におけるコネクタのV部分の拡大図である。
図9〜図13において、図1〜図8について上述した第1実施形態のコネクタと同等の部分には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。第1実施形態と異なる点は、楔型凹部28B(=凹部)を設けた点と、楔型凸部19B(=凸部)を設けた点である。楔型凹部28Bは、保護ブリッジ28の梁19側の面に装着方向Y2に沿って設けられている。一方、楔型凸部19Bは、梁19の保護ブリッジ28側の面に楔型凹部28Bと装着方向Y2にスライド可能に嵌合するように装着方向Y2に沿って設けられている。
上記楔型凹部28Bは、図9及び図10に示すように、保護ブリッジ28側、即ち挿入方向Y1反対側に向かうに従って直交方向Y3の幅が広くなるように設けられている。一方、楔型凸部19Bも、保護ブリッジ28側、即ち挿入方向Y1反対側に向かうに従って直交方向Y3の幅が広くなるように設けられている。
上述したスペーサ部21をインナーハウジング10の嵌合溝14に挿入するように、アウターハウジング20を装着方向Y2に向かってスライドさせてインナーハウジング10に装着すると、楔型凸部19Bと楔型凹部28Bとが装着方向Y2にスライド可能に嵌合する。
ところで、第1係止突部28Aと第2係止突部19Aとが本係止する前に梁19が撓んで、保護ブリッジ28に梁19から挿入方向Y1の反対側に向かう力が加えられる。この力により、保護ブリッジ28が挿入方向Y1の反対側に変形してしまう。第1実施形態では、このように保護ブリッジ28が変形すると、第1係止突部28Aと第2係止突部19Aとの係り代がなくなってしまう。
これに対して、第2実施形態では、上述した挿入方向Y1の反対側に向かうに従って直交方向Y3の幅が広くなる楔型凹部28B及び楔型凸部19Bが設けられている。即ち、楔型凹部28B及び楔型凸部19Bは、挿入方向Y1側の幅よりも挿入方向Y1の反対側の幅が広くなるように、設けられている。このため、保護ブリッジ28と梁19とは挿入方向Y1に係止され、保護ブリッジ28が変形を防止し、一定の係り代を確保することができる。このため、インナーハウジング10とアウターハウジング20とをより一層、強固に係止することができる。
なお、上述した第2実施形態では、楔型凹部28B及び楔型凸部19Bが挿入方向Y1の反対側に向かうに従って直交方向Y3の幅が徐々に広くなるように設けられていたが、本発明はこれに限ったものではない。楔型凹部28B及び楔型凸部19Bとしては、挿入方向Y1側の幅よりも挿入方向Y1の反対側の幅が広くなるように、設ければよく、例えば、図14(A)及び(B)に示すように設けてもよい。
また、上述した第1及び第2実施形態では、アウターハウジング20にフロント部22を一体に形成していたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、フロント部22をアウターハウジング20と別体に設けてもよい。
また、上述した第1及び第2実施形態では、保護ブリッジ28及び梁19の各々に本係止位置で係止するための第1係止突部28A及び第2係止突部19Aが設けられていたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、保護ブリッジ28及び梁19の何れか一方に係止突部を設け、他方にこの係止突部と本係止位置で係止する係止溝を設けても良い。
また、上述した第1及び第2実施形態では、梁19を挿入方向Y1に可撓に設けていたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、保護ブリッジ28の方を挿入方向Y1に可撓に設けても良いし、保護ブリッジ28及び梁19の両方を挿入方向Y1に可撓に設けてもよい。
また、上述した第2実施形態では、保護ブリッジ28に楔型凹部28B、梁19に楔型凸部19Bを設けていたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、保護ブリッジ28に楔型凸部19Bを設け、梁19に楔型凹部28Bを設けてもよい。このとき、楔型凸部19B及び楔型凹部28Bは、梁19側、即ち挿入方向Y1に向かうに従って直交方向Y3の幅が広くなるように設けられる。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
第1実施形態における本発明のコネクタのインナーハウジングとアウターハウジングとを示す分解斜示図である。 仮係止位置における図1に示すコネクタの背面図である。 本係止位置における図1に示すコネクタの背面図である。 図2に示すコネクタのII−II線断面図である。 図3に示すコネクタのIII−III線断面図である。 図4に示すコネクタのIV部分の拡大図である。 図5に示すコネクタのV部分の拡大図である。 第1係止突部と第2係止突部との係止が外れた状態での断面図である。 第2実施形態におけるコネクタの底面図である。 (A)及び(B)は各々、図9に示すコネクタを構成するアウターハウジングの上面斜示図及び底面斜示図である。 (A)及び(B)は各々、図9に示すコネクタを構成するインナーハウジングの上面斜示図及び底面斜示図である。 第2実施形態におけるコネクタのIV部分の拡大図である。 第2実施形態におけるコネクタのV部分の拡大図である。 他の実施形態における楔型凹部、楔型凸部の部分拡大図である。 (A)は従来のコネクタの一例を示す正面斜示図であり、(B)は(A)に示すコネクタの背面斜示図である。 (A)は正常時における図15に示すコネクタのA−A線断面図であり、(B)は異常時における図15に示すコネクタのA−A線断面図である。
符号の説明
10 インナーハウジング(ハウジング本体)
11 端子収容室
12 端子係止ランス
19 梁
19A 第2係止突部(係止手段)
19B 楔型凸部(凸部)
20 アウターハウジング(アウター部)
21 スペーサ部
23 側面カバー部
28 保護ブリッジ(連結部)
28A 第1係止突部(係止手段)
28B 楔型凹部(凹部)
30 端子
Y1 挿入方向
Y2 装着方向
Y3 直交方向

Claims (3)

  1. (A)端子収容室及び該端子収容室に収容された端子を係止する端子係止ランスを有するハウジング本体、並びに、
    (B)前記端子の挿入方向と直交する装着方向から前記ハウジング本体に設けた嵌合溝内に嵌め込まれるスペーサ部が形成されたアウター部、を備え、
    前記スペーサ部が、前記端子を係止せずに前記端子収容室に対する前記端子の挿入を許可する仮係止位置と前記端子を係止して前記端子収容室からの抜けを防止する本係止位置との双方の位置で前記ハウジング本体に係止されるコネクタにおいて、
    前記アウター部が、前記ハウジング本体の側面を覆う一対の側面カバー部と、前記一対の側面カバー部において前記挿入方向の反対側の端部間に設けられた前記ハウジング本体の端子収容室の全部を露出する開口部と、前記側面カバー部の前記装着方向側の端部且つ前記ハウジング本体よりも前記挿入方向の反対側に前記一対の側面カバー間を連結する連結部と、を有する
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ハウジング本体が、前記挿入方向の反対側に前記連結部と係止してする前記ハウジング本体と前記アウター部とを前記本係止位置で係止するための係止手段を有することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記係止手段が、前記挿入方向の反対側に向かって突出する係止突起から構成され、
    前記ハウジング本体に前記挿入方向の反対側に向かって突出する凸部が設けられ、
    前記連結部に前記アウター部の装着時において前記凸部と嵌合する凹部が設けられ、そして、
    前記凹部及び前記凸部が、前記挿入方向側の幅よりも前記挿入方向の反対側の幅が広くなるように、設けられていることを特徴とする請求項2に記載のコネクタ。
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