JPH06181078A - コネクタの連結構造 - Google Patents

コネクタの連結構造

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JPH06181078A
JPH06181078A JP4352306A JP35230692A JPH06181078A JP H06181078 A JPH06181078 A JP H06181078A JP 4352306 A JP4352306 A JP 4352306A JP 35230692 A JP35230692 A JP 35230692A JP H06181078 A JPH06181078 A JP H06181078A
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JP
Japan
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connector
terminal
male connector
male
housing
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Application number
JP4352306A
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English (en)
Inventor
Katsumi Kamiyama
勝巳 神山
Toshihiko Masuda
敏彦 増田
Hitoshi Sakai
均 酒井
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ターミナルの不完全な嵌合状態を検知する検
出機能を具備すると共に、ターミナルの保持力をアップ
させて抜け出しを確実に防止できる多極化に対応可能な
コネクタの連結構造を提供する。 【構成】 上部にある雄コネクタ51はハウジング51
aの下部側壁には雌ターミナル10のくびれ部まで達す
る突起挿入孔58が設けられている。また中間にある雄
コネクタ52はハウジング52aの上部側壁には雄コネ
クタ51との連結のための係止突起55が設けられてお
り、下部側壁には突起挿入孔59及び係止突起56が隣
接して設けられており、分岐コネクタに嵌合された時の
係止用の嵌合凹部52bが形成されている。更に下部に
ある雄コネクタ53はハウジング53aの上部側壁には
雄コネクタ52との連結のための係止突起57及び突起
挿入孔60が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ワイヤーハー
ネス等の接続電線の接続に好適なコネクタの連結構造に
関し、特には接続端子の抜け止めを確実に行うための二
重係止構造を兼ねたコネクタの連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から自動車等のワイヤーハーネスの
電線接続には各種コネクタが使用されており、コネクタ
相互の接続構造や接続端子のコネクタへの固定構造等も
様々のものが提案されている。その一例を実開平3−8
8278号公報等に開示されているジョイントコネクタ
で説明する。図17に示すようにジョイントコネクタ2
0は、複数の雌ターミナル25が嵌挿された雄コネクタ
22と、オスタブ34aが形成されたジョイント端子3
4と一体成形された雌コネクタ33から構成されてい
る。雄コネクタ22は、絶縁材料により形成され、端子
収納室26が上下2段で複数列に設けられると共に、各
端子収納室26において雄コネクタ22の側壁に雌ター
ミナル25を係合状態に固定する弾性変形可能なロック
片23が設けられている。各端子収納室26は、先端に
オスタブ34aを挿入する端子挿通孔26aが設けられ
ている。ロック片23は、先端部に雌ターミナル25に
設けられた係合孔25aに係合される突起23aが端子
収納室26内に向けて突出して設けられている。また、
雌コネクタ33は、絶縁材料により雄コネクタ22の先
端部を緊密に嵌合するキャップ状に形成され、その凹部
35の底壁にジョイント端子34が埋設されて、そのオ
スタブ34aが凹部35内に突出した状態になってい
る。また凹部35側壁には、雄コネクタ22の外側にロ
ック片23が突出したときに該ロック片23に当接され
るストッパ36が形成されている。
【0003】図18に示すように、雄コネクタ22内に
雌ターミナル25を固定する場合は、雄コネクタ22の
端子収納室26に雌ターミナル25を押し込むと、該雌
ターミナル25は端子収納室26内に突出しているロッ
ク片23の突起23aを先端部外面に乗り上げながら前
方に嵌入し、係合孔25aの中にロック片23の突起2
3aが係合することにより前後移動が拘束された状態に
固定される。そして、雄コネクタ22に雌コネクタ33
を取付けながらオスタブ34aが端子挿通孔26aから
挿入して雌ターミナル25と電気的に接続される。な
お、図19に示すように、雌ターミナル25の嵌挿が不
完全でロック片23の突起23aが雌ターミナル25の
外面に乗り上げたままの状態であると、該ロック片23
が雄コネクタ22の外面から突出した状態となるので、
雌コネクタ33のストッパ36がロック片23の先端に
当接して、それ以上の挿入が阻止される。したがって、
雌コネクタ33の嵌合時に、雄コネクタ22内に嵌挿さ
れた雌ターミナル25の不完全な嵌挿状態を検知するこ
とができるので、ターミナルの不完全な接続状態を見過
ごすことがない。しかし、上記コネクタの接続構造にあ
っては、不完全な嵌挿状態を検知することはできるが、
雄コネクタ22に形成した端子収納室26内の雌ターミ
ナル25は、ロック片23によってのみ保持される構造
であるため保持力に限界がある。
【0004】また、最近では電子機器等の小型軽量化が
要求されるため、コネクタについても小型軽量化が望ま
れている。しかし、ターミナルをコネクタ内のハウジン
グランスのみにより保持する構造では、小型軽量化を図
る際に、保持力が著しく低下してコネクタの信頼性が損
なわれる恐れがある。そのため、ハウジングランスとは
別にターミナルのロック機構を設ける必要があるが、製
造工程における金型の複雑化及びコストアップにつなが
り、コネクタの小型軽量化とターミナルの保持力向上と
を同時に達成するには困難を要する。
【0005】そこで、コネクタの小型化とターミナルの
保持力アップに関して、実開昭59−26881号公報
に記載されたコネクタハウジングの連結構造を説明す
る。図20に示すようにコネクタハウジング1は、下部
ハウジング2と上部ハウジング3および覆板4から成
る。下部ハウジング2と上部ハウジング3は上面に開放
された端子収納室8が一列に形成され、結合部材5によ
って折り曲げ可能な状態で結合されている。また、覆板
4の両面には端子収納室8の数に対応した数の係止用突
起4aが形成されており、結合部材6により上部ハウジ
ング3と折り曲げ可能な状態で結合されている。まず、
リード線9端部に取付けられた接続端子11が各端子収
納室8に収納され、覆板4が上部ハウジング3上に被せ
られる。そして、そのままの状態で下部ハウジング2上
に折り曲げて組み付けが完了する。図21に示すように
前記組み付けによって覆板4上に形成された係止用突起
4aと各接続端子11が係合して、接続端子11の抜け
出しが防止される。よって、係止用突起4aが覆板4上
に固定されているため、弾性変形可能なロック片と異な
り接続端子の保持力は大きく、小型化を図ることができ
る。しかし、このタイプでは2段構造までしかできず、
接続端子の数が多くなると長いハウジングが必要になり
作業性が悪くなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のジョイントコネ
クタの接続構造では、雄コネクタの端子収納室に嵌挿さ
れる接続ターミナルの保持力が十分でなく、特に小型化
に伴う保持力の低下により接続ターミナルが外部作用に
よって端子収納室から抜け出る恐れがあり、安全性の面
で問題がある。また、最近の傾向としてコネクタの多極
化が進み、より一層コネクタの小型軽量化と組付けの作
業性が求められている。しかし、上述のコネクタハウジ
ングの連結構造では、コネクタの極数の多極化に対応す
ることができず、組付けの作業性の面でも課題がある。
本発明の目的は、上述の課題を鑑みてなされたものであ
りターミナルの不完全な嵌合状態を検知する検出機能を
具備すると共に、ターミナルの保持力をアップさせて抜
け出しを確実に防止できる多極化に対応可能なコネクタ
の連結構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る前記目的
は、電線端部に固着された接続端子がハウジング内に形
成された端子収納室に挿入された少なくとも2つの同種
のコネクタの連結構造において、第1のコネクタのハウ
ジング上に連結用の突起部と第2のコネクタに設けた突
起部が嵌入される挿入孔を設けると共に、第2のコネク
タのハウジング上に前記第1のコネクタの前記突起部又
は第3のコネクタの突起部が嵌入する挿入孔を設けるこ
とによって複数のコネクタが連結されることを特徴とす
るコネクタの連結構造によって達成される。更には、前
記接続端子が前記挿入孔から嵌入される前記突起部によ
って二重係止されることを特徴とするコネクタの連結構
造によって達成される。
【0008】
【作用】本発明のコネクタの連結構造によれば、挿入孔
に突起部が嵌入されることによって複数の同種コネクタ
を極数に応じて連結することができると共に、挿入孔側
のコネクタに収納された接続端子に突起部が嵌入される
ことによって接続端子の二重係止が行われ、接続端子が
抜け出るのを確実に防止する。また、接続端子のハウジ
ング内への嵌挿が不完全な状態であると突起部が嵌入で
きないため、接続端子の不完全な嵌挿状態が即座に検知
することができる。
【0009】
【実施例】以下、図1乃至図9を参照して本発明の第1
実施例を説明する。図1は嵌合前のジョイントコネクタ
の斜視図、図2は2つの雄コネクタの連結状態を示す斜
視図、図3は図1のA−A断面図、図4は図2のB−B
断面図、図5は嵌合したジョイントコネクタの斜視図、
図6は図1のC−C断面図、図7は図5のD−D断面
図、図8は図5のE−E断面図、図9は図7のF−F断
面図である。
【0010】図1に示すようにジョイントコネクタは、
ジョイント端子が内設された分岐コネクタ40と、該分
岐コネクタ40に嵌合される2つの雄コネクタ42,4
3から構成されている。分岐コネクタ40は、図6に示
すようにハウジング40a内にコネクタ収納室41が形
成されており、該コネクタ収納室の内壁部には雄コネク
タを係止する嵌合突部40b,40cと収納室内に突出
したジョイント端子13が設けられている。このジョイ
ント端子13のコネクタ収納室41に突出するオスタブ
13a,13bの長さの相違は以下で説明する雄コネク
タ42,43内に収納される雌ターミナル11,12の
収納深さによって決まる。
【0011】雄コネクタ42は、図3に示すようにハウ
ジング42a内に複数の端子収納室46が形成されてお
り、電線端部に固着された雌ターミナル11が嵌挿され
ている。この雌ターミナル11は抜け止め防止用の係止
ランス42cによって端子収納室46内に係止されてい
る。また、ハウジング42aの別の雄コネクタ43側に
面した側壁上には雄コネクタ43と連結するための係止
突起44と突起挿入孔48が2対互いに隣接して設けら
れており、もう一方の側壁上には分岐コネクタ40のコ
ネクタ収納室41に嵌合するための嵌合凹部42bが形
成されている。更に、ハウジング42aの前端部にはオ
スタブが挿入される端子挿入孔46aが形成されてい
る。
【0012】一方、雄コネクタ43は、ハウジング43
a内に複数の端子収納室47が形成されており、電線端
部に固着された雌ターミナル12が嵌挿されている。こ
の雌ターミナル12は抜け出し防止用の係止ランス43
cによって端子収納室47内に係止されている。また、
ハウジング43aの前記雄コネクタ42側に面した側壁
上には雄コネクタ42の突起挿入孔48に対向した位置
に係止突起45が形成され、その係止突起に隣接し雄コ
ネクタ42の係止突起44に対向した位置に突起挿入孔
49が形成されている。また、もう一方の側壁上には分
岐コネクタ40のコネクタ収納室41に嵌合するための
嵌合凹部43bが形成されている。更に、ハウジング4
2aの前端部にはオスタブが挿入される端子挿入孔47
aが形成されている。
【0013】雄コネクタ42と雄コネクタ43との相違
点は、係止突起44,45及び突起挿入孔48,49の
配設位置であり、相対的に逆の配置になる。この内、突
起挿入孔48,49の配設位置に雌ターミナル11,1
2のくびれ部が位置するようにして係止突起44,45
により雌ターミナル11,12は二重係止される。よっ
て、端子収納室46,47の深さが決まると共に、雌タ
ーミナル11,12の収納位置、係止ランス42c,4
3cの配設位置及び端子挿入孔46a,47aの深さが
決まる。
【0014】次に雄コネクタ42と雄コネクタ43の連
結について説明する。図2に示すように雄コネクタ42
と雄コネクタ43の連結は、係止突起44,45が突起
挿入孔48,49に挿入されることにより一体化された
多極化コネクタを形成するものであり、詳細については
図4で説明する。図4に示すように雄コネクタ42上に
設けた係止突起44が雄コネクタ43上に設けた突起挿
入孔49に挿入されると共に、雄コネクタ43上に設け
た係止突起45が雄コネクタ42上に設けた突起挿入孔
48に挿入されることにより雄コネクタ42と雄コネク
タ43が緊密に連結される。この時、係止突起44が雄
コネクタ43に嵌挿されている雌ターミナル12のくび
れ部まで挿入されると共に、係止突起45が雄コネクタ
42に嵌挿されている雌ターミナル11のくびれ部まで
挿入されることにより雌ターミナル11,12は係止ラ
ンス42c,43cによる係止と合わせて二重係止され
ることになる。よって、雌ターミナル11,12の保持
力がアップして抜け出し防止が確実に行われる。しかも
雌ターミナル11,12の嵌挿が不完全である場合、連
結時に係止突起44,45がくびれ部まで挿入できない
ので即座に不完全な嵌挿状態を認識することができる。
【0015】次に連結された雄コネクタ42,43の分
岐コネクタ40への嵌合について説明する。図5に示す
ように分岐コネクタ40のコネクタ収納室41に雄コネ
クタ42,43が連結された状態で嵌合される。更に図
7で詳細な説明をする。図7に示すように分岐コネクタ
40のコネクタ収納室41に雄コネクタ42,43が嵌
合されると、分岐コネクタ40内に設けられたオスタブ
13aが雄コネクタ42内の端子収納室46に嵌挿され
た雌ターミナル11に端子挿入孔46aから嵌挿される
と共に、オスタブ13bが雄コネクタ43内の端子収納
室47に嵌挿された雌ターミナル12に端子挿入孔47
aから嵌挿されることにより雌ターミナル11,12に
固着された電線相互の電気的接続が達成される。この
時、雄コネクタ42の側壁に設けた嵌合凹部42bがコ
ネクタ収納室41に設けられた嵌合突部40bに係止さ
れると共に、雄コネクタ43の側壁に設けた嵌合凹部4
3bがコネクタ収納室41に設けられた嵌合突部40c
に係止されることにより雄コネクタ42,43が分岐コ
ネクタ40に確実に嵌合される。よって、雄コネクタ4
2,43が雌ターミナルの不完全な嵌挿等によって緊密
に連結されていないと分岐コネクタ40に嵌合するこが
できず、即座に不完全な嵌挿状態を認識することができ
る。
【0016】更に図5のE−E断面である図8で雄コネ
クタ内での雌ターミナルとオスタブの関係を説明する。
図8に示すように雄コネクタ43が分岐コネクタ40に
嵌合されている状態では、分岐コネクタ40内に埋設さ
れた同形の3つのジョイント端子13,14,15が雄
コネクタ43内に嵌挿されている3つの雌ターミナル1
2に端子挿入孔47aから嵌挿されている。この時、端
子収納室47を仕切っている隔壁43dを切り欠くよう
に形成された突起挿入孔49に挿入された2つの係止突
起44a,44bが雌ターミナル12a,12cの一方
のくびれ部及び雌ターミナル12bの両端のくびれ部を
係止するように挿入される。これにより雌ターミナル1
2a,12b,12cの抜け出しが防止される。
【0017】図9は雄コネクタの挿入方向から見た断面
図であり、雌ターミナル11a,11b,11c及び雌
ターミナル12a,12b,12cが各々端子収納室4
6,47に設けられた係止ランス42c,43cによっ
て係止されている。また、雄コネクタ42,43の隔壁
42d,43dを切り欠くように形成された突起挿入孔
48,49に係止突起44,45が挿入されることによ
って雄コネクタ42側の雌ターミナル11a,11c及
び雄コネクタ43側の雌ターミナル12a,12cの一
方のくびれ部が係止されると共に、雄コネクタ42側の
雌ターミナル11bと雄コネクタ43側の雌ターミナル
12bの両端のくびれ部が係止される。よって、全ての
雌ターミナルが係止ランス42c,43cと係止突起4
4,45によって二重係止されることになる。これによ
り雄コネクタ内への雌ターミナルの不完全な嵌挿状態が
検知できると共に、雌ターミナルの抜け出し等の不所望
な事故が未然に防止できる。
【0018】次に、図10乃至図16を参照して本発明
の第2実施例を説明する。図10は連結前の雄コネクタ
の斜視図、図11は図10のG−G断面図、図12は連
結された雄コネクタの斜視図、図13は図12のH−H
断面図、図14は分岐コネクタに嵌合した状態を示す斜
視図、図15は図14のI−I断面図、図16は4つ以
上の雄コネクタを連結する場合の断面図である。本実施
例では3つの雄コネクタを連結して分岐コネクタに嵌合
する雄コネクタの連結構造を説明する。図10及び図1
1に示すように雄コネクタ51,52,53の端子収納
室61,62,63には同形の雌ターミナル10,1
1,12が嵌挿されており係止ランス51c,52c,
53cによって係止されているが、ハウジング51a,
52a,53aは各々異なる構造をしている。上部にあ
る雄コネクタ51はハウジング51aの下部側壁には雌
ターミナル10のくびれ部まで達する突起挿入孔58が
設けられている。また中間にある雄コネクタ52はハウ
ジング52aの上部側壁には雄コネクタ51との連結の
ための係止突起55が設けられており、下部側壁には突
起挿入孔59及び係止突起56が隣接して設けられてお
り、分岐コネクタに嵌合された時の係止用の嵌合凹部5
2bが形成されている。更に下部にある雄コネクタ53
はハウジング53aの上部側壁には雄コネクタ52との
連結のための係止突起57及び突起挿入孔60が設けら
れている。
【0019】図12及び図13は雄コネクタ51,5
2,53が連結された状態を示している。図13に示す
ように雄コネクタ52の上部側壁に設けた係止突起55
が雄コネクタ51の突起挿入孔58より雌ターミナル1
0のくびれ部に至まで挿入される。次に雄コネクタ53
の係止突起57が雄コネクタ52の突起挿入孔59より
雌ターミナル11のくびれ部に至まで挿入されると共
に、雄コネクタ52の下部側壁に設けた係止突起56が
雄コネクタ53の突起挿入孔60より雌ターミナル12
のくびれ部に至まで挿入される。この係止突起56は別
の係止突起55,57と形成位置が異なっているため、
雌ターミナル12の係止位置も雌ターミナル10,11
とは異なり端子収納室63の深さを適宜設定することに
より位置決めされる。この連結によって各雌ターミナル
10,11,12のくびれ部が係止突起55,56,5
7によって係止されることにより各雌ターミナル10,
11,12が二重係止され、各雌ターミナルの保持力が
アップして抜け出し防止が確実に行われる。しかも雌タ
ーミナル10,11,12の内、少なくとも1つが不完
全な嵌挿である場合、係止突起55,56,57の内、
少なくとも1つがくびれ部まで挿入できないので即座に
不完全な嵌挿状態を認識することができる。
【0020】図14及び図15は連結された雄コネクタ
51,52,53を分岐コネクタ50に嵌合した状態を
示している。図15に示すように分岐コネクタ50のコ
ネクタ収納室に雄コネクタ51,52,53が嵌合され
ると、分岐コネクタ50内に埋設されたジョイント端子
16のオスタブ16aが雄コネクタ51内の端子収納室
61に嵌挿された雌ターミナル10に端子挿入孔61a
から嵌挿されると共に、オスタブ16bが雄コネクタ5
2内の端子収納室62に嵌挿された雌ターミナル11に
端子挿入孔62aから嵌挿される。更に同時にオスタブ
16cが雄コネクタ53内の端子収納室63に嵌挿され
た雌ターミナル12に端子挿入孔63aから嵌挿され
る。ことにより雌ターミナル10,11,12に固着さ
れた電線相互の電気的接続が達成される。この時、雄コ
ネクタ51,52,53が雌ターミナルの不完全な嵌挿
等によって緊密に連結されていないと分岐コネクタ50
に嵌合するこができず、即座に不完全な嵌挿状態を認識
することができる。
【0021】図16は上述の3つの雄コネクタ51,5
2,53の内、雄コネクタ51,52の間に雄コネクタ
54及び該雄コネクタ54と同形のものを必要数に応じ
て連結する実施例を示す。これは第2実施例を発展させ
たものであり、使用極数によって連結する雄コネクタ5
4の個数を増減させることができる。雄コネクタ54に
おいても雌ターミナル17は雄コネクタ52の係止突起
55が突起挿入孔65に挿入されることにより雌ターミ
ナル17は係止ランスと合わせて二重係止され雄コネク
タ54からの抜け出し防止が確実に行われる。また、連
結個数が増加しても連結力は低下することなく、コスト
的には連結個数が多い程、コスト削減につながる。
【0022】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、例えば分岐コネクタに嵌合される雄コネクタのハ
ウジング構造は収納されるターミナル数が2つであれば
二重係止のための係止突起は1つで良く、また収納され
るターミナル数が4つであっても係止突起は少なくとも
2つあれば良い。よって、4つの雌ターミナルを収納し
た雄コネクタの一方の側壁に1つの係止突起を有し2つ
の雌ターミナルを収納した雄コネクタが2個連結するこ
とも可能である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るコネ
クタの連結構造によると、二重係止によって雌ターミナ
ルの保持力がアップして抜け出しを確実に防止すること
ができる。また、雌ターミナルの不完全な嵌挿状態が雄
コネクタの連結時又は分岐コネクタへの嵌合時に即座に
認識できるため、雌ターミナルの確実な嵌挿と保持が確
保でき、コネクタの信頼性を大幅に向上させることがで
きる。更には、極数に応じて連結する雄コネクタの数が
増減できるため、コストの削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すジョイントコネクタ
の嵌合前の斜視図である。
【図2】2つの雄コネクタの連結状態を示す斜視図であ
る。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】雄コネクタが嵌合したジョイントコネクタの斜
視図である。
【図6】図1のC−C断面図である。
【図7】図5のD−D断面図である。
【図8】図5のE−E断面図である。
【図9】図7のF−F断面図である。
【図10】本発明の第2実施例を示す3つの雄コネクタ
の連結前の斜視図である。
【図11】図10のG−G断面図である。
【図12】3つの雄コネクタが連結された状態の斜視図
である。
【図13】図12のH−H断面図である。
【図14】雄コネクタが分岐コネクタに嵌合した状態を
示す斜視図である。
【図15】図14のI−I断面図である。
【図16】4つ以上の雄コネクタを連結する場合の断面
図である。
【図17】従来のジョイントコネクタの嵌合前の状態を
示す断面図である。
【図18】従来のジョイントコネクタの嵌合状態を示す
部分断面図である。
【図19】従来のジョイントコネクタの不完全な嵌合状
態を示す部分断面図である。
【図20】従来の別タイプの雄コネクタを示す斜視図で
ある。
【図21】従来の別タイプの雄コネクタの断面図であ
る。
【符号の説明】
40 分岐コネクタ 40b,40c 嵌合突部 41 コネクタ収納室 42,43 雄コネクタ 42c,43c 係止ランス 42b,43b 嵌合凹部 44,45 係止突起 46,47 端子収納室 48,49 突起挿入孔 51,52,53,54 雄コネクタ 51c,52c,53c 係止ランス 55,56,57,64 係止突起 58,59,60,65 突起挿入孔 61,62,63 端子収納室

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線端部に固着された接続端子がハウジ
    ング内に形成された端子収納室に挿入された少なくとも
    2つの同種のコネクタの連結構造において、第1のコネ
    クタのハウジング上に連結用の突起部と第2のコネクタ
    に設けた突起部が嵌入される挿入孔を設けると共に、第
    2のコネクタのハウジング上に前記第1のコネクタの前
    記突起部又は第3のコネクタの突起部が嵌入する挿入孔
    を設けることによって複数のコネクタが連結されること
    を特徴とするコネクタの連結構造。
  2. 【請求項2】 前記接続端子が前記挿入孔から嵌入され
    る前記突起部によって二重係止されることを特徴とする
    請求項1に記載のコネクタの連結構造。
JP4352306A 1992-12-11 1992-12-11 コネクタの連結構造 Pending JPH06181078A (ja)

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