JP2002033149A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2002033149A
JP2002033149A JP2000215777A JP2000215777A JP2002033149A JP 2002033149 A JP2002033149 A JP 2002033149A JP 2000215777 A JP2000215777 A JP 2000215777A JP 2000215777 A JP2000215777 A JP 2000215777A JP 2002033149 A JP2002033149 A JP 2002033149A
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terminal
housing
connector
peripheral wall
inner housing
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JP2000215777A
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Takao Murakami
孝夫 村上
Masaru Fukuda
優 福田
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端子のガタ付きを抑制して振動等による耐久
性を向上させることができるコネクタを提供する。 【解決手段】 電線30を接続した端子32を収容する
端子収容室13を有したインナハウジング12と、この
インナハウジング12を内部に嵌め込んむと共に電線3
0及び端子32を挿入させる筒状の端子挿入部23を有
したアウタハウジング21とでコネクタハウジング11
を構成したコネクタ10であって、端子32の端子本体
33に位置決め部33cを設け、この位置決め部33c
に対向する端子収容室13に該位置決め部33cが係合
される位置決め案内部14cを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタハウジン
グの端子収容室に収容された端子に接続の電線をゴム栓
でシールした防水コネクタ等のコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のコネクタとして、図10に示す
ものがある。このコネクタ1は、図10に示すように、
電線5とゴム栓6を圧着した端子7を収容する端子収容
室3を形成したハウジング2を備えていて、該端子収容
室3の底壁には端子7を係止する可撓性の片持ち梁状弾
性腕(所謂ランス)4を上方に一体突出形成してある。
【0003】そして、ハウジング2の端子収容室3内に
後側より端子7を挿入すると、該端子7は弾性腕4の撓
み変形により端子収容室3内に係止される。また、弾性
腕4で端子収容室3内に係止された端子7の下部は、該
端子収容室3内に前側より挿入されたスペーサ8により
ガタ付くことなく支持される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のコネクタ1
では、ハウジング2の端子収容室3内に端子7が弾性腕
4で係止されて収容され、かつ、端子7がガタ付きを防
ぐスペーサ8により支持されているが、図11に示すよ
うに、端子7のガタ付き(Δd)はハウジング2の端子
収容室3の高さ寸法Aとスペーサ8の厚みC及び端子7
の高さBの3つの公差が累積して発生するため(Δd=
A−C−B)、そのバラ付きが大きくなった。これによ
り、端子収容室3内の端子7のガタ付きが大きくなり、
振動等による耐久性を損なうおそれがあった。
【0005】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、端子のガタ付きを抑制して振
動等による耐久性を向上させることができるコネクタを
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、電線
を接続した端子を収容する端子収容室を有したインナハ
ウジングと、このインナハウジングを内部に嵌め込むと
共に前記電線及び端子を挿入させる筒状の端子挿入部を
有したアウタハウジングとでコネクタハウジングを構成
したコネクタであって、前記端子の端子本体に位置決め
部を設け、この位置決め部に対向する前記端子収容室に
該位置決め部が係合される位置決め案内部を設けたこと
を特徴とする。
【0007】このコネクタでは、端子の端子本体に設け
られた位置決め部と、この位置決め部に対向するインナ
ハウジングの端子収容室に設けられて該位置決め部が係
合する位置決め案内部とにより、端子収容室内に対する
端子のガタ付きが抑制され、振動等による耐久性が向上
する。これにより、ガタ付きによる端子の相手側端子と
の接点摩耗が確実に防止され、端子の接点信頼性がより
一段と向上する。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載のコネク
タであって、前記端子本体の両側面に位置決め部として
の凸部をそれぞれ一体突出形成すると共に、前記端子収
容室の両側壁に位置決め案内部としての凹状の溝部をそ
れぞれ一体形成したことを特徴とする。
【0009】このコネクタでは、端子本体の両側面に凸
部をそれぞれ一体突出形成すると共に、端子収容室の両
側壁に凹状の溝部をそれぞれ一体形成するだけの簡単な
構造により、端子収容室内に対する端子のガタ付きが簡
単かつ確実に抑制され、信頼性の高いコネクタが低コス
トで製造される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0011】図1は本発明の一実施形態の防水コネクタ
(コネクタ)の組み付け前の状態を示す縦断面図、図2
は同コネクタのインナハウジングをアウタハウジングに
仮嵌合した状態で端子を挿入する前の縦断面図、図3は
同仮嵌合状態で端子の挿入途中の状態を示す縦断面図、
図4は同仮嵌合状態で端子の一次係止の状態を示す縦断
面図、図5は同インナハウジングをアウタハウジングに
本嵌合したコネクタの組み付け完了状態を示す縦断面
図、図6は同コネクタの組み付け完了状態の正面図、図
7は同インナハウジングの端子収容室に収容される端子
の斜視図、図8は同端子の収容状態を示す断面図であ
る。
【0012】図1〜図6に示すように、コネクタ10の
コネクタハウジング11は、電線30及びゴム栓31を
圧着した端子32を収容する左右一対の端子収容室1
3,13を一体形成した合成樹脂製のインナハウジング
12と、このインナハウジング12を内部に嵌め込むと
共に電線30とゴム栓31及び端子32を挿入させる左
右一対で略円筒状の端子挿入部23,23を一体形成し
た合成樹脂製のアウタハウジング21とで構成され、こ
れらインナハウジング12とアウタハウジング21との
間には防水パッキン20が介在されている。
【0013】インナハウジング12は、後側が開口して
アウタハウジング21の内周壁部24の内周面側に嵌合
される略四角筒状の内周壁部(周壁部)14とこの内周
壁部14の周囲を覆うように後方に延びて該アウタハウ
ジング21の内周壁部24の外周面側に嵌合される略四
角筒状の外周壁部(周壁部)15とこれら内,外周壁部
14,15を後側に一体形成する前壁部16とを有して
いて、該内周壁部14の中央の側壁を兼ねた仕切壁14
aを境にして左右に一対の端子収容室13,13を形成
してある。
【0014】インナハウジング12の各端子収容室13
に対向する内周壁部14内の上側には、該各端子収容室
13に収容された端子32を係止する可撓性係止部17
を前側から後側に延びるようにそれぞれ一体突出形成し
てある。この各可撓性係止部17の自由端側の下部には
端子32の係止部33aに係止される係止用突起17a
を一体突出形成してあると共に、該自由端側の後部には
解除用突起17bを一体突出形成してある。また、内周
壁部14の上壁側と各可撓性係止部17との間には撓み
許容空間18を形成してある。さらに、内周壁部14の
各端子収容室13を成す両側壁14a,14bの中央に
は位置決め案内部としての断面凹状の溝部14cを水平
に延びるように一体形成してある。
【0015】また、インナハウジング12の内周壁部1
4の外周面の下後側には、アウタハウジング21の内周
壁部24に形成された係合孔(係合部)27に係止され
てこれら両ハウジング12,21の仮嵌合状態(仮係止
状態)を保持する仮係止爪(仮係止部)19aを一体突
出形成してあると共に、該内周壁部14の外周面の下前
側には、アウタハウジング21の係合孔27に係止され
てこれら両ハウジング12,21の本嵌合状態(本係止
状態)を保持する本係止爪(本係止部)19bを一体突
出形成してある。
【0016】そして、上記仮嵌合状態で、略円筒状の各
端子挿入部23の後方より挿入されて各端子収容室13
に収容される端子32を可撓性係止部17で係止するよ
うになっていると共に、インナハウジング12の前壁部
16側をアウタハウジング21の前方に所定長突出自在
になっている(この突出長を図2中符号Yで示す)。ま
た、端子32の後端側の防水栓加締め部35に圧着され
たゴム栓31が視認部になっていて、このゴム栓(視認
部)31を上記仮嵌合状態から上記本嵌合状態に移行す
る際に略円筒状の各端子挿入部23内に移動するように
してあり、このゴム栓31の移動をアウタハウジング2
1の後側から視認できるようになっている(このゴム栓
31の移動量を図4中符号Zで示す)。
【0017】インナハウジング12の外周壁部15の先
端部(当接部)15aは逆円錐面状に形成されていて、
インナハウジング12とアウタハウジング21の本嵌合
時に該インナハウジング12の外周壁部15の先端部1
5aとアウタハウジング21の内周壁部24のパッキン
受部28との間に防水パッキン20を密着状態で保持す
るようになっている。
【0018】インナハウジング12の前壁部16の各端
子収容室13に対向する位置には図示しない相手側コネ
クタの相手側端子を挿通させる端子挿通孔16aをそれ
ぞれ形成してある。この各端子挿通孔16aの前面側の
周囲にはテーパ状案内面16bを形成してある。また、
インナハウジング12の前壁部16の各端子挿通孔16
aの上方には、図示しない棒状の端子抜き治具を挿入さ
せる治具挿入孔16cを形成してある。
【0019】そして、端子抜き治具の先端部を相手側端
子の挿入方向と同方向より治具挿入孔16c内に挿入す
ると、この端子抜き治具の先端部が可撓性係止部17の
解除用突起17bの傾斜面に当たって係止用突起17a
を上方に移動させるようになっている。即ち、インナハ
ウジング12とアウタハウジング21の仮嵌合状態で、
治具挿入孔16cより挿入された端子抜き治具の先端部
で可撓性係止部17の解除用突起17bが押圧されて、
該可撓性係止部17の係止用突起17aが撓み許容空間
18内において端子32の係止部33aから離反する方
向に変位するようになっている。
【0020】防水パッキン(弾性体)20はゴム部材に
より環状に形成してあり、該防水パッキン20の外周面
側には前後に山形の凸部20a,20aを一体突出形成
してある。この前後の凸部20a,20aがインナハウ
ジング12の外周壁部15の先端部15aとアウタハウ
ジング21の内周壁部24のパッキン受部28との間で
密着されるようになっている。
【0021】アウタハウジング21は、中央の仕切壁2
2を境に後側に一体突出形成された左右一対で略円筒状
の端子挿入部23,23と、仕切壁22より前側に一体
突出形成されて各端子挿入部23と連通する端子挿入部
を兼ねた略四角筒状の内周壁部(周壁部)24と、この
内周壁部24を内包する略四角筒状の外周壁部(周壁
部)25とで前後面側がそれぞれ開口した二重構造にな
っている。この各端子挿入部23内には端子32に圧着
されると共に電線30に隙間なく嵌合された視認部とし
てのゴム栓(防水栓)31が圧入等により収容されるよ
うになっている。即ち、電線30の端子32側に装着さ
れたゴム栓31は本嵌合時に電線30と略円筒状の端子
挿入部23との間に密着した状態で収容されるようにな
っている。
【0022】また、アウタハウジング21の内周壁部2
4内の仕切壁22のインナハウジング21の可撓性係止
部17の撓み許容空間18に対向する位置には、板状の
撓み阻止部26を一体突出形成してある。この撓み阻止
部26はインナハウジング12とアウタハウジング21
の本嵌合時に撓み許容空間18内に挿入されて可撓性係
止部17の撓み変形を阻止するようになっている。
【0023】さらに、アウタハウジング21の内周壁部
24の下側には、インナハウジング12の内周壁部14
の仮係止爪19aと本係止爪19bがそれぞれ係脱され
る矩形の係合孔(係合部)27をそれぞれ形成してあ
る。また、アウタハウジング21の内周壁部24の基端
部の仕切壁22側には、環状でゴム製の防水パッキン2
0を受けるV字状のパッキン受部(弾性体受部)28を
一体突出形成してある。
【0024】尚、アウタハウジング21の外周壁部25
の内面両側中央には、図示しない相手側コネクタハウジ
ングの両端側の各凸部を案内する凹部25dをそれぞれ
形成してある。また、アウタハウジング21の外周壁部
25の上壁の前側には、図示しない相手側コネクタの可
撓性係止アームが係脱される係止孔(係止部)29を形
成してある。さらに、図5に示すように、組み付けが完
了したインナハウジング12の内周壁部14とアウタハ
ウジング21の弾性体装着用の内周壁部24との間には
所定のクリアランスtが形成されるようになっている。
【0025】図1,図2及び図7,図8に示すように、
端子32の端子本体33は四角筒状の雌形になってい
て、その両側面33b,33bの略中央には位置決め部
としての凸部33cを水平方向に延びるようにそれぞれ
一体突出形成してある。この各凸部33cは各端子収容
室13の両側の凹状の溝部14cに係合されて該各端子
収容室13内における端子32の収容状態が位置決めさ
れるようになっている。また、この収容時に端子本体3
3の係止部としての後縁上端33aが可撓性係止部17
の係止用突起17aで係止されるようになっている。
尚、端子32の芯線加締め部34に電線30の芯線30
aが加締めにより圧着されていると共に、該端子32の
防水栓加締め部35にゴム線31の前端部が加締めによ
り圧着されている。
【0026】以上実施形態のコネクタ10を組み付ける
場合には、図2に示すように、コネクタハウジング11
の外側を成すアウタハウジング21の内周壁部24のパ
ッキン受部28に防水パッキン20を嵌め込んでセット
する。次に、アウタハウジング21の内周壁部24内に
コネクタハウジング11の内側を成すインナハウジング
12の内周壁部14を嵌め込み、アウタハウジング21
の内周壁部24の係合孔27にインナハウジング12の
内周壁部14の仮係止爪19aを係止させて、アウタハ
ウジング21にインナハウジング12を仮嵌合させる。
この仮嵌合状態で、インナハウジング12の前壁部16
はアウタハウジング21の前方に距離Yだけ突出してい
る。
【0027】そして、図3に示すように、上記仮嵌合状
態で、電線30及びゴム栓31を圧着した端子32をア
ウタハウジング21の各端子挿入部23内に挿入してイ
ンナハウジング12の各端子収容室13内に収容する
と、図4に示すように、端子32の端子本体33の後縁
上端33aが可撓性係止部17の係止用突起17aで係
止されて、端子32が可撓性係止部17により一次係止
される。この際、端子32はその凸部33cが端子収容
室13内の断面凹状の溝部14cに係合されて案内され
ることでスムーズに収容される。
【0028】次に、図5に示すように、アウタハウジン
グ21の内周壁部24内にインナハウジング12の内周
壁部14を更に嵌め込むと、アウタハウジング21の内
周壁部24の係合孔27にインナハウジング12の内周
壁部14の本係止爪19bが係止され、インナハウジン
グ12がアウタハウジング21に本嵌合されてコネクタ
10の組み付けが完了する。
【0029】また、インナハウジング12とアウタハウ
ジング21の本嵌合時に、インナハウジング12の可撓
性係止部17の撓み許容空間18内にアウタハウジング
21の撓み阻止部26が挿入される。これにより、端子
32を一次係止した可撓性係止部17の該端子32から
離反する方向への撓み変形が撓み阻止部26により確実
に阻止され、端子32は可撓性係止部17の係止用突起
17aによる係止と該可撓性係止部17の撓み変形を阻
止する撓み阻止部26の間接的な係止とにより簡単かつ
確実に二重係止される。
【0030】この端子32のインナハウジング12の可
撓性係止部17とアウタハウジング21の撓み阻止部2
6とによる二重係止のセット完了状態は、インナハウジ
ング12が仮嵌合状態から本嵌合状態へ移行する際のア
ウタハウジング21の前方における後退動(図2の距離
Yの移動)と、略円筒状の端子挿入部23内を移動する
ゴム栓31のアウタタハウジング21の後方における後
退動(図4の距離Zの移動)の両方の移動から簡単に確
認される。
【0031】即ち、インナハウジング12が仮嵌合状態
から本嵌合状態へ移行する際に、アウタハウジング21
の前方におけるインナハウジング12の後退動と、この
後退動と同時に略円筒状の端子挿入部23内を移動する
ゴム栓31のアウタタハウジング21の後方における後
退動とがコネクタハウジング11の前後両方向で簡単に
確認され、ワイヤハーネス製造工程における作業者の検
査確認のための移動が従来に比べて格段に少なくなり、
その作業性がより一段と向上する。
【0032】さらに、インナハウジング12とアウタハ
ウジング21の本嵌合時に、インナハウジング12の外
周壁部15の当接部としての先端部15aの傾斜面(逆
円錐面)により防水パッキン20がパッキン受部28と
の間で密着される。また、この本嵌合時に、電線30の
端子32側に装着されたゴム栓31はアウタハウジング
21の端子挿入部23内に密着した状態で収容される。
これらにより、組み付けが完成したコネクタ10全体の
防水性がより一段と向上する。
【0033】このように、インナハウジング12とアウ
タハウジング21の本嵌合時に、インナハウジング12
の外周壁部15の先端部15aの傾斜面とアウタハウジ
ング21の内周壁部24の基端部側の断面V溝状のパッ
キン受部28との間にゴム製の防水パッキン20の各凸
部20a,20aをそれぞれ密着させたので、アウタハ
ウジング21への振動をゴム製の防水パッキン20で吸
収することができる。
【0034】また、図8に示すように、端子32の端子
本体33の両側面33b,33bに一体突出形成された
各凸部33cと、この各凸部33cに対向するインナハ
ウジング12の各端子収容室13の両側壁部14a,1
4bに一体形成されて該各凸部33cが係合する断面凹
状の各溝部14cとにより、各端子収容室13内に対す
る端子32のガタ付きが少なくなる。即ち、図8に示す
ように、端子32のガタ付き(Δd′)は、端子収容室
13の底面から溝部14cの天井面までの高さA′と端
子32の端子本体33の底面か凸部33cの上面までの
高さB′の2つの公差の累積だけで済み(Δd′=A′
−B′)、振動等による耐久性が向上する。これによ
り、ガタ付きによる端子32の相手側端子との接点摩耗
が確実に防止され、端子32の接点信頼性がより一段と
向上する。
【0035】さらに、端子本体33の両側面33b,3
3bに凸部33cをそれぞれ一体突出形成すると共に、
端子収容室13の両側壁14a,14bに断面凹状の溝
部14cをそれぞれ一体形成するだけの簡単な形状によ
り、端子収容室13内に対する端子32のガタ付きが簡
単かつ確実に抑制され、信頼性の高いコネクタ10が低
コストで製造される。
【0036】尚、前記実施形態によれば、図7に示すよ
うに、端子32の端子本体33の両側面33b,33b
の中央に水平方向に長めのスパンLで延びる凸部33c
をプレス加工等により一体突出成形したが、図9に示す
ように、上記長めのスパンLになるように、端子32′
の端子本体33の両側面33b,33bの中央に前後各
一対の凸部33c′,33c′を不連続にそれぞれ一体
突出形成しても良い。また、ゴム栓を後端部に圧着する
タイプの端子を用いたが、ゴム栓を電線に装着して端子
に圧着しないタイプの端子を用いても良い。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、端子の端子本体に位置決め部を設け、この位置
決め部に対向するインナハウジングの端子収容室に該位
置決め部が係合される位置決め案内部を設けたので、端
子収容室内に対する端子のガタ付きを少なくすることが
でき、振動等による耐久性を向上させることができる。
これにより、ガタ付きによる端子の相手側端子との接点
摩耗を確実に防止することができ、端子の接点信頼性を
より一段と向上させることができる。
【0038】請求項2の発明によれば、端子本体の両側
面に位置決め部としての凸部をそれぞれ一体突出形成す
ると共に、端子収容室の両側壁に位置決め案内部として
の凹状の溝部をそれぞれ一体形成したので、端子収容室
内に対する端子のガタ付きを簡単な構造で確実に抑制す
ることができ、信頼性の高いコネクタを低コストで製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のコネクタの組み付け前の
状態を示す断面図である。
【図2】上記コネクタのインナハウジングをアウタハウ
ジングに仮嵌合した状態で端子を挿入する前の断面図で
ある。
【図3】上記仮嵌合状態で端子の挿入途中の状態を示す
断面図である。
【図4】上記仮嵌合状態で端子の一次係止の状態を示す
断面図である。
【図5】上記インナハウジングをアウタハウジングに本
嵌合したコネクタの組み付け完了状態を示す断面図であ
る。
【図6】上記コネクタの組み付け完了状態の正面図であ
る。
【図7】上記インナハウジングの端子収容室に収容され
る端子の斜視図である。
【図8】上記端子の収容状態を示す断面図である。
【図9】上記端子収容室に収容される他の端子の斜視図
である。
【図10】従来のコネクタの断面図である。
【図11】従来のコネクタの端子の収容状態を示す断面
図である。
【符号の説明】
10 コネクタ 11 コネクタハウジング 12 インナハウジング 13 端子収容室 14a,14b 側壁 14c 凹状の溝部(位置決め案内部) 21 アウタハウジング 23 端子挿入部 30 電線 32,32′ 端子 33 端子本体 33b 側面 33c 凸部(位置決め部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E087 EE14 FF08 FF13 GG15 GG16 GG24 GG31 GG32 GG34 LL03 LL04 LL12 RR02 RR06 RR12 RR29 RR36 RR41

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線を接続した端子を収容する端子収容
    室を有したインナハウジングと、このインナハウジング
    を内部に嵌め込むと共に前記電線及び端子を挿入させる
    筒状の端子挿入部を有したアウタハウジングとでコネク
    タハウジングを構成したコネクタであって、 前記端子の端子本体に位置決め部を設け、この位置決め
    部に対向する前記端子収容室に該位置決め部が係合され
    る位置決め案内部を設けたことを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコネクタであって、 前記端子本体の両側面に位置決め部としての凸部をそれ
    ぞれ一体突出形成すると共に、前記端子収容室の両側壁
    に位置決め案内部としての凹状の溝部をそれぞれ一体形
    成したことを特徴とするコネクタ。
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