JP3969161B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ランスを備えたコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、端子金具を抜け止めするためのランスを備えた多段式のコネクタの一例として特開平6−325814号公報に記載されたものが知られている。このものは、図10に示すように、ハウジング1に後方から端子金具2を挿入可能なキャビティ3が上下2段設けられるとともに、各キャビティ3の上面側からは、挿入される端子金具2に押圧されることで弾性変形されて上方の撓み空間4内に退避し、端子金具2が正規深さに達すると復帰して端子金具2に対して係止されるランス5が突設されている。ハウジング1のうち撓み空間4の上方には、ランス5が弾性限度を超えて撓み変形する手前の段階でランス5を受けることで、ランス5が過度に撓み変形するのを防止するための過度撓み規制壁6が設けられている。
【0003】
一方、ランスを撓み規制して端子金具に対する保持力を増大させるためのフロントリテーナを備えたコネクタの一例として特開平5−47433号公報に記載されたものが知られている。このものは、図11に示すように、ハウジング1がキャビティ3、ランス5、撓み空間4及び過度撓み規制壁6を有する端子収容部7を備え、この端子収容部7に対して、撓み空間4内に進入することで端子金具2に係止したランス5の撓み変形を規制可能な撓み規制部8aを有するフロントリテーナ8が前方から組み付けられるようになっている。フロントリテーナ8は、組み付けに伴って端子収容部7の外周側を取り囲む周壁8bを有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した図10に示すコネクタでは、ランス5と撓み空間4と過度撓み規制壁6とが高さ方向に積み上がるような配置となっている。一方、図11に示すコネクタでは、ランス5と撓み空間4と過度撓み規制壁6とフロントリテーナ8の周壁8bとが高さ方向に積み上がる配置となっている。このように、両コネクタは、共に高さ方向に沿って長大化するという問題を有していた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、コネクタの小型化を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、コネクタハウジングには、端子金具を挿入可能なキャビティと、キャビティ内に突設されるとともに、挿入される端子金具によって撓まされた後、端子金具が正規深さに達すると復帰して端子金具に係止可能なランスとが備えられ、且つ前記キャビティが前記ランスの撓み方向に沿って複数段並んで配されているものにおいて、前記ランスには、その片側の側面から前記撓み方向と交差する向きに突出するとともに、ランスに対してその撓み方向前側に配されたキャビティにおける前記撓み方向に沿った側壁と対向して配される係合部が設けられ、この係合部が、前記側壁により受けられることで前記ランスが過度に撓み変形するのが規制されるようになっており、かつ、前記側壁には前記端子金具に突設されたスタビライザを挿通可能な挿通溝が凹設されているところに特徴を有する。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、コネクタハウジングには、同コネクタハウジングの外周側を取り囲む周壁と、前記ランスの撓み空間内に進入することでランスの撓み変形を規制可能な撓み規制部とを有するフロントリテーナが組付可能とされるものにおいて、前記係合部のうち前記周壁と対向して配されたものは、前記周壁により受けられることで前記ランスが過度に撓み変形するのが規制されるようになっているところに特徴を有する。
【0007】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記係合部は、前記ランスのほぼ全長にわたって連結して形成されているところに特徴を有する。
【0008】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
ランスから撓み方向と交差する向きに突出させた係合部を、撓み方向前側のキャビティにおける撓み方向に沿った側壁によって受けることでランスの過度撓みを規制するようにしたから、従来のように撓み方向前側のキャビティとの間に過度撓み規制壁を介設した場合と比較して、ランスの撓み方向についてコネクタの小型化を図ることができる。
【0009】
<請求項2の発明>
ランスから撓み方向と交差する向きに突出させた係合部を、フロントリテーナの周壁によって受けることでランスの過度撓みを規制するようにしたから、従来のように、過度撓み規制壁とフロントリテーナの周壁とがランスの撓み方向に沿って積み上がるものと比較して、ランスの撓み方向についてコネクタの小型化を図ることができる。
【0010】
<請求項3の発明>
係合部によってランスを補強することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図1ないし図9によって説明する。本実施形態では、フロントリテーナを有する多段式の雌側コネクタを示す。このものは、大まかには、雌側端子金具30と、雌側端子金具30を収容するハウジング10と、ランス21の撓み変形を規制するためのフロントリテーナ40とを備えている。なお、以下では、図3及び図4の左方を前方とし、右方を後方として説明し、また上下方向の記載は、図1及び図3を基準とする。
【0012】
ハウジング10は、合成樹脂製とされ、図1及び図3に示すように、雌側端子金具30を後方から挿入可能なキャビティ13が設けられた端子収容部11と、端子収容部11の外周面に連結されるとともに前方へ開口する外筒部12とから構成されている。端子収容部11と外筒部12との間には、前方から相手の雄側コネクタ(図示せず)が嵌合可能とされ、端子収容部11の上面には、嵌合した雄側コネクタをロックするための片持ち状のロックアーム14が突設されている。また端子収容部11の外周面のうちロックアーム14の直前位置には、雄側コネクタとハウジング10との間を防水するためのシールリング15が嵌着されている。また端子収容部11の後面には、各キャビティ13を防水するための一括ゴム栓16と、一括ゴム栓16を保持するための押さえ部材17とを前後に並べた状態で収容可能な収容凹部18が凹設されている。これら一括ゴム栓16及び押さえ部材17には、雌側端子金具30に接続された電線Wを導出させるべく電線挿通孔がそれぞれ穿設されている。
【0013】
キャビティ13は、端子収容部11において高さ方向に2段、幅方向に3列並んで配設されている。このうち上段側のキャビティ13における上壁19と、上下のキャビティ13間を仕切る隔壁20(上段側のキャビティ13における下壁、下段側のキャビティ13における上壁)とが、端子収容部11における前端位置から長さ方向略中央位置まで切欠されている。そして、これら上壁19及び隔壁20の前端面からは、各キャビティ13に対応して片持ち状のランス21が前方へ突出して設けられており、各ランス21は、キャビティ13内に挿入される雌側端子金具30に係止してこれを抜け止め状態に保持可能とされている。ランス21は、前方へ延出するアーム部22と、アーム部22の下面からキャビティ13内に突出する係止部23とから構成されている。アーム部22は、係止部23よりも前方へ突出して形成されるとともに上方に撓み変形可能とされており、その上方に設けられた撓み空間24内に退避されるようになっている(図6)。係止部23は、雌側端子金具30により押圧される後面がテーパ状に形成されることでアーム部22の撓み変形を案内可能とされ、雌側端子金具30に対して係止される前面がオーバーハング状に形成されることで、雌側端子金具30を強固に保持できるようになっている。
【0014】
雌側端子金具30は、金属板をプレス成形することで形成されており、略角筒状に形成されるとともに内部に雄側端子金具(図示せず)に対して弾接可能な弾性接触片33を備えた本体部31と、電線Wの端末に圧着接続可能なバレル部32とを前後に連結した構成となっている。本体部31の上部後端に形成されたあご部34に対してランス21の係止部23が係止可能とされている。また、図9に示すように、本体部31における右側面からは、キャビティ13における右側の側壁25に凹設された挿通溝26内に挿通可能なスタビライザ35が突設されている。
【0015】
フロントリテーナ40は、合成樹脂製とされ、図1及び図3に示すように、端子収容部11に対して前方から被せ付けられるようになっており、端子収容部11の外周側を取り囲む略角筒状をなす周壁41と、端子収容部11の前面側を覆う前壁42とを備えている。前壁42からは、ハウジング10のうち上下各ランス21の前方空間(上壁19及び隔壁20が切欠された空間)に対して進入するとともに、各キャビティ13内に挿入した雌側端子金具30を支持可能な支持壁43が後方へ突出して設けられている。各支持壁43からは、各ランス21の撓み空間24内に進入することでランス21の撓み変形を規制可能な撓み規制部44がそれぞれ後方へ突出して設けられている。この撓み規制部44は、支持壁43の約半分程度の厚みを有している。
【0016】
フロントリテーナ40は、撓み規制部44がランス21の撓み空間24の前方に退避することでランス21の撓み変形を許容する仮係止位置(図3)と、撓み規制部44が撓み空間24内に進入する本係止位置(図7)との間を、端子収容部11に対して前後に移動可能とされている。フロントリテーナ40の周壁41のうち、幅方向両側部には、図4に示すように、スリットを入れることで片持ち状の保持アーム45が一対設けられている。この保持アーム45が端子収容部11の外側面から突設された仮係止位置用突部27または本係止位置用突部28に係止されることで、端子収容部11に対してフロントリテーナ40を、仮係止位置(図4)と本係止位置(図8)とに選択的に保持できるようになっている。
【0017】
また前壁42には、図2に示すように、雄側端子金具がキャビティ13内に進入するのを許容する雄側端子金具挿通孔46と、雌側端子金具30を取り外す際にランス21を強制的に撓み変形させるための治具を挿入可能な治具挿入孔47とが互いに高さ方向及び幅方向についてずれた位置に配設されている。また、図3に示すように、周壁41によってシールリング15を前方へ抜け止め状態に保持可能とされている。
【0018】
さて、図1に示すように、各ランス21のアーム部22における右側面からは、右側方(撓み方向と交差する向き)に突出する係合部29が設けられている。各係合部29は、図2に示すように、アーム部22における前端部右側端と共にフロントリテーナ40の治具挿入孔47を通して前方外部に露出する位置に配されており、治具挿入孔47内に挿入した治具によって押圧操作可能とされている。なお以下では、キャビティ13、ランス21及び係合部29に関して上下段を区別する場合には、上段側については各符号に添え字Aを付し、下段側について符号に添え字Bを付すものとし、上下段を区別せずに総称する場合は、添え字を付さないものとする。
【0019】
上段側の係合部29Aは、図3及び図5に示すように、アーム部22Aの全長にわたって連結されるとともに上壁19の前端面に連結され、下段側の係合部29Bは、アーム部22Bの全長にわたって連結されるとともに隔壁20の前端面に連結されることで、それぞれランス21A,21Bを補強している。上段側の係合部29Aは、仮係止位置に装着されたフロントリテーナ40における周壁41の上部41aと対向して配され、下段側の係合部29Bは、上段側(撓み方向前側)のキャビティ13Aにおける図5に示す右側の側壁25Aと対向して配されている。この側壁25Aは、ランス21の撓み方向である上下方向に沿って形成されている。そして、上段側のランス21Aが撓み変形される際には、ランス21Aが弾性限度を越える手前の段階で係合部29Aが周壁41の上部41aに係合され、下段側のランス21Bが撓み変形される際には、ランス21Bが弾性限度を超える手前の段階で係合部29Bが側壁25Aの下面に係合されることで、それぞれのランス21A,21Bが過度に撓み変形して塑性変形するのが防止されるようになっている。すなわち、フロントリテーナ40の周壁41の上部41aが上段側のランス21Aに対する過度撓み規制部を構成し、上段側のキャビティ13Aの側壁25Aが下段側のランス21Bに対する過度撓み規制部を構成している。
【0020】
本実施形態は以上のような構造であり、続いてその作用について説明する。まず、図3及び図4に示すように、ハウジング10に対してシールリング15、一括ゴム栓16及び押さえ部材17を組み付けるとともに、フロントリテーナ40を仮係止位置に装着した状態で、各雌側端子金具30を各キャビティ13内に挿入する作業を行う。
【0021】
キャビティ13内に雌側端子金具30を挿入する途中では、図6に示すように、本体部31によって係止部23の後面が押圧されるのに伴い、アーム部22が上方へ撓み変形されるとともに撓み空間24内に退避する。この挿入過程では、スタビライザ35が挿通溝26内に挿通されることで挿入動作が円滑に案内される(図9)。雌側端子金具30がキャビティ13内に正規深さまで挿入されると、アーム部22が弾性復帰するとともに係止部23の前面があご部34に係止されることで、雌側端子金具30がキャビティ13から抜け止め状態に保持される。このとき、各雌側端子金具30は、本体部31の前半部分がフロントリテーナ40の支持壁43によって上下にがたつきなく支持される。
【0022】
全ての雌側端子金具30を挿入し終えたら、フロントリテーナ40を仮係止位置から本係止位置へと押し込む。フロントリテーナ40が本係止位置に達すると、図7及び図8に示すように、各支持壁43が本体部31の後端部を除いたほぼ全域を支持するとともに、各撓み規制部44が各撓み空間24内に進入する。これにより、ランス21が不用意に撓み変形するのが規制されるから、雌側端子金具30を一層強固に抜け止め保持することができる。
【0023】
一方、メンテナンスなどの事情により雌側端子金具30を取り外す場合がある。その場合は、フロントリテーナ40を仮係止位置に戻して撓み規制部44を撓み空間24の前方へ退避させてから、治具挿入孔47内に前方から治具を挿入する(図2)。挿入した治具によりアーム部22及び係合部29の前端部を上方へ押圧操作することで、ランス21を強制的に撓み変形させる。そして、係止部23があご部34から外れた状態までランス21を撓ませつつ雌側端子金具30をキャビティ13から引き抜くようにする。
【0024】
ところで、この取り外し作業時には、治具を操作する力が過大になってしまい、ランス21が過度に撓み変形させられる可能性がある。例えば、上段側のランス21Aを過度に撓み変形させようとした場合には、図9に示すように、係合部29Aがフロントリテーナ40の周壁41の上部41aによって受けられることで、ランス21Aが弾性限度を超えて過度に撓み変形させられるのが防がれる。一方、下段側のランス21Bを過度に撓み変形させようとした場合には、係合部29Bが上段側のキャビティ13Aにおける図9に示す右側の側壁25Aの下面によって受けられることで、ランス21Bが弾性限度を超えて過度に撓み変形させられるのが防がれる。このように、各ランス21が塑性変形するのが防止されるので、取り外した雌側端子金具30を再度キャビティ13内に挿入する際にも、ランス21の雌側端子金具30に対する抜け止め機能を確実に発揮させることができる。
【0025】
以上説明したように本実施形態によれば、下段側のランス21Bの側面に、撓み方向と交差する向きに突出するとともに、上段側(撓み方向前側)のキャビティ13Aにおける撓み方向に沿った側壁25Aと対向する係合部29Bを設け、この係合部29Bを側壁25Aにより受けることでランス21Bの過度撓みを規制するようにしたから、図10に示す従来のように上段側のキャビティとの間に過度撓み規制壁を介設した場合と比較して、ランスの撓み方向についてコネクタの小型化を図ることができる。
【0026】
その一方、上段側のランス21Aの側面に、撓み方向と交差する向きに突出するとともに、フロントリテーナ40の周壁41と対向する係合部29Aを設け、この係合部29Aを周壁41により受けることでランス21Aの過度撓みを規制するようにしたから、図11に示す従来のように、過度撓み規制壁とフロントリテーナの周壁とがランスの撓み方向に沿って積み上がるものと比較して、ランスの撓み方向についてコネクタの小型化を図ることができる。
【0027】
しかも、係合部29をランス21のアーム部22の全長にわたって連結するよう形成したから、ランス21を補強することができ、雌側端子金具30に対する保持力を増大させることができる。
【0028】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記した実施形態では、キャビティを上下2段に配したコネクタについて示したが、キャビティを上下3段以上配したものにも本発明は適用可能である。またフロントリテーナを備えたものであれば、キャビティが1段のものにも本発明は適用可能である。
【0029】
(2)上記した実施形態では、係合部がアーム部の全長にわたって連結されたものを示したが、例えば係合部がアーム部の一部に連結されるものも本発明に含まれる。
(3)上記した実施形態では、フロントリテーナを備えたコネクタについて示したが、キャビティがランスの撓み方向に沿って複数段配されたコネクタについては、フロントリテーナを省略したものにも本発明は適用可能である。
【0030】
(4)上記した実施形態では、ランスが片持ち状のものを示したが、ランスが両持ち状のものにも本発明は適用可能である。
(5)上記した実施形態では、雌側端子金具を備えた雌側コネクタについて示したが、雄側端子金具を備えた雄側コネクタも本発明は含まれる。
(6)上記した実施形態では、防水機能を備えたコネクタについて示したが、非防水タイプのコネクタにも本発明は適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るハウジングとフロントリテーナの正面図
【図2】ハウジングにフロントリテーナを組み付けた状態を示す正面図
【図3】ハウジングにフロントリテーナを仮係止位置に組み付けた状態を示す図2のX−X線断面図
【図4】ハウジングにフロントリテーナを仮係止位置に組み付けた状態を示す図2のY−Y線断面図
【図5】図3のZ−Z線断面図
【図6】雌側端子金具をキャビティ内に挿入する途中の状態を示す図2のX−X線断面図
【図7】雌側端子金具をキャビティ内に正規に挿入し、ハウジングにフロントリテーナを本係止位置に組み付けた状態を示す図2のX−X線断面図
【図8】ハウジングにフロントリテーナを本係止位置に組み付けた状態を示す図2のY−Y線断面図
【図9】ランスの過度撓みが規制された状態を示す図3のZ−Z線断面図
【図10】従来例の断面図
【図11】他の従来例の断面図
【符号の説明】
10…ハウジング(コネクタハウジング)
13(13A)…キャビティ
21(21A,21B)…ランス
24…撓み空間
25A…側壁
29(29A,29B)…係合部
30…雌側端子金具(端子金具)
40…フロントリテーナ
41…周壁
44…撓み規制部
Claims (3)
- コネクタハウジングには、端子金具を挿入可能なキャビティと、キャビティ内に突設されるとともに、挿入される端子金具によって撓まされた後、端子金具が正規深さに達すると復帰して端子金具に係止可能なランスとが備えられ、且つ前記キャビティが前記ランスの撓み方向に沿って複数段並んで配されているものにおいて、
前記ランスには、その片側の側面から前記撓み方向と交差する向きに突出するとともに、ランスに対してその撓み方向前側に配されたキャビティにおける前記撓み方向に沿った側壁と対向して配される係合部が設けられ、この係合部が、前記側壁により受けられることで前記ランスが過度に撓み変形するのが規制されるようになっており、
かつ、前記側壁には前記端子金具に突設されたスタビライザを挿通可能な挿通溝が凹設されていることを特徴とするコネクタ。 - コネクタハウジングには、同コネクタハウジングの外周側を取り囲む周壁と、前記ランスの撓み空間内に進入することでランスの撓み変形を規制可能な撓み規制部とを有するフロントリテーナが組付可能とされるものにおいて、
前記係合部のうち前記周壁と対向して配されたものは、前記周壁により受けられることで前記ランスが過度に撓み変形するのが規制されるようになっていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。 - 前記係合部は、前記ランスのほぼ全長にわたって連結して形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のコネクタ。
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