JP3337124B2 - コネクタ - Google Patents
コネクタInfo
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- lock arm
- locking
- terminal fitting
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Description
備えたコネクタに関する。
のコネクタの一般的な構造は、図4及び図5に示すよう
になっている。すなわち、ハウジングaには端子金具b
を挿入するキャビティcが横方向に並んで形成される一
方、ハウジングaの側面には、リテーナdが挿入される
差込溝eがキャビティcを横切るようにして形成されて
いる。リテーナdは、基板上に端子金具bのアゴ部等に
係合する係合突部fが設けられる一方、基板の一端に操
作板を立ち上げたL字形に形成されている。そして、リ
テーナdを操作板により差込溝eに差し込むと、まずリ
テーナdは、図5(A)に示すように、係合突部fがキ
ャビティcの側方に退避した仮係止位置に保持され、係
る状態でキャビティc内に端子金具bが挿入されてラン
ス機構を介して抜け止め状態に一次係止される。続い
て、リテーナdがさらに押し込まれて同図(B)に示す
本係止位置に保持されると、係合突部fがキャビティc
内に突入して端子金具bのアゴ部の後面に係合し、もっ
て端子金具bが二次係止されるようになっている。
タでは、リテーナdを仮係止位置と本係止位置にそれぞ
れロックする手段として、リテーナdの基板の下面に突
部gを突設する一方、差込溝eにおける上記の基板が摺
接される溝面に、仮係止溝hと本係止溝iとが穿設され
ていて、突部gをまず手前側の仮係止溝hに嵌めること
で仮係止位置にロックし、さらに押し込んで突部gを奥
側の本係止溝iに嵌めることで本係止位置にロックする
構造となっている。このように突部gと係止溝h,iと
を凹凸嵌合させる構造であると、どうしてもハウジング
aの下側の壁面の厚さを大きく取る必要があり、その分
ハウジングaの背が高くなるという問題があった。本発
明は上記の点に鑑み改良が加えられたものであって、そ
の目的は、サイドリテーナを備えたタイプのコネクタに
おいて小型化を図るところにある。
めの手段として、請求項1の発明は、端子金具の挿入さ
れるキャビティを設けたコネクタハウジングと、このコ
ネクタハウジングの一側面から前記キャビティを横切る
ように差し込まれて前記端子金具を二重係止するリテー
ナとを備えるとともに、前記コネクタハウジングにおけ
る前記リテーナの差込面と直交する面に、相手のコネク
タハウジングとの間をロックするための撓み変形可能な
ロックアームが設けられたコネクタにおいて、前記リテ
ーナには、前記ロックアームを設けた面上におけるロッ
クアームの支点寄りの位置をスライドして、このロック
アームとの間にその撓み空間を残して進入可能な重なり
部が設けられ、この重なり部と前記ロックアームを設け
た面との間に、前記リテーナのロック手段が設けられて
いる構成としたところに特徴を有する。請求項2の発明
は、請求項1の発明において、前記ロック手段は、前記
リテーナを前記端子金具の挿抜を許容する仮係止位置
と、前記端子金具を二重係止する本係止位置とでそれぞ
れ保持し得るようになっているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明にお
いて、前記コネクタハウジングには、前記重なり部の進
入端が嵌まる嵌合部が設けられているところに特徴を有
する。
ハウジングに差し込まれると、リテーナに設けられた重
なり部が、ロックアームを設けた面上をスライドしてロ
ックアームの撓み空間を残した位置に進入し、その間に
設けられたロック手段によってロックされる。重なり部
の進入する位置はいわゆるデッドスペースとなってお
り、そのデッドスペースを利用することにより、ハウジ
ングの背が高くなることを招くことなくリテーナのロッ
ク手段を配設することができる。ひいてはハウジングの
小型化が図られる。 <請求項2の発明>リテーナは、端子金具の挿抜の許容
される仮係止位置と、端子金具を二重係止する本係止位
置とにそれぞれロックされる。 <請求項3の発明>重なり部の浮き上がりが防止され
て、リテーナのロックをより確実に行うことができる。
ないし図3に基づいて説明する。この実施形態は、本発
明を雌側のコネクタに適用した場合を例示している。図
1において、雌側のコネクタハウジング1(以下単に雌
ハウジングという)は合成樹脂材によって形成されてお
り、図示3個のキャビティ3が横方向に並んで形成され
た本体部2における左右両側縁に、側壁4が立てられた
形状となっており、その前端側(同図の向こう側)が、
図示しない相手の雄側のコネクタハウジングのフード部
内に嵌合可能とされている。
端末に接続された雌側端子金具7がそれぞれ後面側から
挿入され、図2に示すように、金属ランス8がキャビテ
ィ3の天井面に形成された係止段部10に係止されるこ
とで、抜け止め状態に一次係止されるようになってい
る。
は、相手の雄ハウジングとの間を嵌合状態にロックする
ためのロックアーム12が設けられている。このロック
アーム12は、本体部2の上面における中央より少し前
端側の位置で立ち上がったのち、後面側に延出するよう
にして形成されており、上記の立ち上がった部分を支点
部13として延出端側が弾性的な撓み変形可能となって
いる。したがって、この雌ハウジング1が相手の雄ハウ
ジングに嵌合されると、ロックアーム12が撓み変形し
つつ押し込まれ、正規に嵌合されるとロックアーム12
が復元変形して、その上面に設けられたロック突部14
が雄ハウジング側の係止部に係止されることによって、
正規の嵌合状態にロックされるようになっている。
ャビティ3に挿入された雌側端子金具7を二次係止すべ
くリテーナ16が装着可能となっている。リテーナ16
は、細長い基板17の上面に、雌側端子金具7のアゴ部
9に係合可能な係合突部18が形成され、基板17の一
端側に押圧操作用の操作板19が立ち上がって形成され
ている。
図1の手前側の側面には、上記したロックアーム12の
支点部13の後方と対応する位置において、リテーナ1
6の差込溝21が形成されている。この差込溝21は、
図3に示すように、基板17を挿入することのできる基
板挿入部22が、各キャビティ3の底部が横切るように
して反対側の側面の位置まで形成されているとともに、
各キャビティ3を仕切る側壁に、係合突部18の通過を
許容する切欠部23が形成されている。また本体部2の
手前側の側面には、操作板19を面一に嵌めることので
きる収容部24が形成されている。
の上端からは、基板17と平行に重なり板26が一体的
に形成されている。一方、雌ハウジング1の手前側の側
壁4の下端部には、上記の重なり板26を挿入可能な挿
入口27が収容部24と連通状に形成され、他方の側壁
4に重なり板26の先端26Aが嵌まる嵌合口28が開
口されている。したがって、リテーナ16が差込溝21
に差し込まれると、重なり板26が挿入口27から本体
部2の上面に沿いつつ、ロックアーム12の支点部13
の後方のスペースSを通って進入可能となっている。
ロック突部31が突設されている。一方、雌ハウジング
1の本体部2の上面における図3の左端部側には、上記
したロック突部31が嵌合可能な2本の係止溝32,3
3が形成されている。そのうち手前側(同図の右側)が
仮係止溝32、奥側(左側)が本係止溝33となってい
る。
ロック突部31が手前の仮係止溝32に嵌まったところ
で、リテーナ16は図3(A)に示す仮係止位置にロッ
クされる。このとき、リテーナ16の各係合突部18は
キャビティ3の側方に退避していて、雌側端子金具7の
挿抜が許容されるようになっている。一方ロック突部3
1が奥側の本係止溝33に嵌まったところでは、リテー
ナ16は図3(B)に示す本係止位置にロックされる。
ここでは、操作板19が収容部24内に面一に嵌まりつ
つ、係合突部18が各キャビティ3内に突入するように
なっている。
続いてその作用を説明する。図3(A)の矢線に示すよ
うに、重なり板26の先端を挿入口27に合わせつつリ
テーナ16を差込溝21に差し込む。重なり板26は本
体部2の上面に沿ってロックアーム12の支点部13の
後方を通過して進入し、まずロック突部31が手前の仮
係止溝32に嵌まることでリテーナ16が仮係止位置に
ロックされる。この仮係止位置では係合突部18がキャ
ビティ3の側方に退避しているので、雌側端子金具7が
キャビティ3内に挿入されることが許容され、既述した
ように金属ランス8によって一次係止される。
さらに押し込むと、ロック突部31が仮係止溝32から
外れつつ重なり板26も同様に進出し、今度は図3
(B)に示すように、奥側の本係止溝33に嵌まること
でリテーナ16が本係止位置にロックされる。このとき
重なり板26の先端26Aが嵌合口28に嵌まること
で、重なり板26の浮き上がりも阻止される。ここで
は、各係合突部18がキャビティ3内に突入して、図2
に示すように雌側端子金具7のアゴ部9の後面に係合
し、これにより雌側端子金具7は抜け止め状態に二次係
止される。このようにリテーナ16が本係止位置に装着
されたら、図示しない相手の雄ハウジングと嵌合され、
正規に嵌合されたところでロックアーム12によってハ
ウジング同士がロックされる。
6に対して、ロックアーム12の支点部13の後方に進
入可能な重なり板26を設けて、この重なり板26とこ
れが摺接される本体部2の上面との間にロック機構(ロ
ック突部31と係止溝32,33)が設けられている。
ロックアーム12の支点部13の後方のスペースSは、
元々ロックアーム12に対して撓み変形をさせるために
必要なものであって、いわばデッドスペースとなってい
る。一方、本体部2の上面は、ロックアーム12を支持
すべく強度が必要で、また金属ランス8を係止する係止
段部10を設ける必要上から下面側と比較して元々厚肉
に形成されている。そして、上記したデッドスペースに
進入する重なり板26にロック突部31を設け、元々厚
肉に形成された本体部2の上面に係止溝32,33を形
成するのであるから、雌ハウジング1の背を高くするこ
となくリテーナ16のロック手段を配設することが可能
となる。
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態とは逆に、重なり板に係止溝を、雌
ハウジングの本体部の上面にロック突部を設ける構造と
してもよい。
持ち梁状のものを例示したが、ロックアームがシーソ状
の撓み変形可能に設けられたものにも同様に適用するこ
とができる。 (3)ロックアームが雄コネクタ側に配されている場合
には、雄コネクタ側に本発明を適用することも可能であ
る。
図、(B)は本係止された状態の同図
Claims (3)
- 【請求項1】 端子金具の挿入されるキャビティを設け
たコネクタハウジングと、このコネクタハウジングの一
側面から前記キャビティを横切るように差し込まれて前
記端子金具を二重係止するリテーナとを備えるととも
に、前記コネクタハウジングにおける前記リテーナの差
込面と直交する面に、相手のコネクタハウジングとの間
をロックするための撓み変形可能なロックアームが設け
られたコネクタにおいて、 前記リテーナには、前記ロックアームを設けた面上にお
けるロックアームの支点寄りの位置をスライドして、こ
のロックアームとの間にその撓み空間を残して進入可能
な重なり部が設けられ、この重なり部と前記ロックアー
ムを設けた面との間に、前記リテーナのロック手段が設
けられていることを特徴とするコネクタ。 - 【請求項2】 前記ロック手段は、前記リテーナを前記
端子金具の挿抜を許容する仮係止位置と、前記端子金具
を二重係止する本係止位置とでそれぞれ保持し得るよう
になっていることを特徴とする請求項1記載のコネク
タ。 - 【請求項3】 前記コネクタハウジングには、前記重な
り部の進入端が嵌まる嵌合部が設けられていることを特
徴とする請求項1または請求項2記載のコネクタ。
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
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---|---|
JPH11162547A JPH11162547A (ja) | 1999-06-18 |
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ID=18215354
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP32890097A Expired - Fee Related JP3337124B2 (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | コネクタ |
Country Status (1)
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Families Citing this family (2)
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---|---|---|---|---|
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JP7044813B2 (ja) * | 2020-02-04 | 2022-03-30 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ |
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---|---|---|---|---|
JPH0690940B2 (ja) * | 1989-05-25 | 1994-11-14 | 矢崎総業株式会社 | 端子金具の二重係止構造をもつ電気コネクタ |
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-
1997
- 1997-11-28 JP JP32890097A patent/JP3337124B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
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---|---|
JPH11162547A (ja) | 1999-06-18 |
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