JP4901919B2 - X線コンピュータ断層撮影装置及びx線検出装置製造方法 - Google Patents

X線コンピュータ断層撮影装置及びx線検出装置製造方法 Download PDF

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本発明は、X線コンピュータ断層撮影装置(以下、「X線CT装置」と称する。)及びX線検出装置製造方法に関し、特に散乱X線を除去するコリメータに対して所望の位置に検出器ユニットを位置決めすることができるものに関する。
X線CT像の高分解能化、高精細化の要求に伴い、固体検出器のシンチレータブロックがフォトダイオードのパターンと同じ2次元配列の構造であるマルチスライス型のX線CT装置が用いられることが多くなり、実用化されている。これに伴って、円弧状のコリメータに複数配列された個々の検出器ユニットの中のX線を瑕疵化させるための個々のシンチレータ・セグメントの配置に対する位置精度を高める必要がある。
このような検出器のチャンネル方向の調整は、コリメータ単板に対してピッチが合致するように位置決めする必要がある。また、上述したようなマルチスライス型のX線CT装置においては、チャンネル方向のみならずスライス方向の調整も高精度に要求される場合もある。
一方、リアルタイムに像を得るための技術として、大面積検出器を用いることが検討されている。しかし、現在主流の固体検出器では、フォトダイオードチップの大面積化することはウエハサイズ、材料歩留り、加工性及び製造装置の関係で実用化が困難である。さらに、シンチレータ材料についてもインゴットサイズ、材料歩留り、加工性等から、直接大面積検出器を製造することは困難である。
特開平9−218269号公報
上述した従来のマルチスライス型のX線CT装置においては次のような問題があった。すなわち、コリメータに対して検出器ユニットを位置決めする際に、高精度の位置決めを行うための調整装置が必要となる。このため、一度出荷したX線CT装置の検出器ユニットに異常が発生し、検出器ユニットの交換が必要と判断された場合であっても、高精度な位置決めを行うための特別な装置が必要となることから、現場で検出器ユニットを交換することは不可能である。このため、X線検出装置全体をX線CT装置から取り出して換装していた。
一方、上述したような大面積検出器を用いたX線CT装置においては、コリメータも同様に大型化することになるから、コリメータ単板の反りを抑制することは困難である。
そこで本発明は、特殊な装置を必要とせず、調整を意識せずに機械的に組立てるだけで、容易にコリメータに対して検出器の位置決めを行うことができるX線CT装置及びX線検出装置製造方法を提供することを目的としている。
また本発明は、大面積検出器を用いた場合であっても高精度に位置決めを行うことができるX線CT装置及びX線検出装置製造方法を提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明のX線CT装置及びX線検出装置製造方法は次のように構成されている。
被検体の断層像を求めるX線コンピュータ断層撮影装置において、上記被検体に向けてX線を照射するX線源と、このX線源から照射され、チャンネル方向に沿って配置された複数のコリメータ単板を有するコリメータを通過した上記X線を複数の検出器ユニットで検出するX線検出装置、チャンネル方向に沿って配置されたベース部材と、このベース部材にチャンネル方向に沿って配置され複数のコリメータ単板を保持する複数のコリメータモジュールと、これら複数のコリメータモジュールに対応して設けられた検出器ユニットとを備え、上記コリメータモジュールは、上記X線入射側及び出射側に配置された入射側サポート及び出射側サポートと、上記入射側サポート及び上記出射側サポートには、上記コリメータ単板が上記X線の進行方向に沿って配置される溝が形成されていることを特徴とする。
(3)被検体の断層像を求めるX線コンピュータ断層撮影装置において、上記被検体に向けてX線を照射するX線源と、このX線源から照射され、チャンネル方向に沿って配置された複数のコリメータ単板を有するコリメータを通過した上記X線を複数の検出器ユニットで検出するX線検出装置と、チャンネル方向に沿って配置されたベース部材と、このベース部材にチャンネル方向に沿って配置され複数のコリメータ単板を保持する複数のコリメータモジュールと、これら複数のコリメータモジュールに対応して設けられた検出器ユニットとを備え、上記コリメータモジュールには、上記ベース部材に嵌合する嵌合部と、上記検出器ユニットに設けられた嵌合部が嵌合する被嵌合部が設けられていることを特徴とする。
)チャンネル方向に沿って延設されたベース部材に設けられた位置決めピンに嵌入される穴部を有するモジュールベースにスライス方向に沿って複数の検出器モジュールを搭載する検出器モジュール位置決め方法において、モニタ画面上に位置決めマークを形成する位置決めマーク形成工程と、取付用ベースに設けられた位置決めピンに上記穴部を嵌入して上記モジュールベースを固定するモジュールベース取付工程と、上記モジュールベースを撮像し、上記モニタ画面上に表示する撮像工程と、上記位置決めマークに基づいて上記検出器モジュールを位置決めする位置調整工程とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、X線源を用いた位置決め装置等の特殊な機器を必要とせず、調整を意識せずに機械的に組立てるだけで、容易にコリメータに対して検出器の位置決めを行うことが可能となる。
また本発明によれば、大面積検出器を用いた場合であっても高精度に位置決めを行うことが可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係るX線検出装置が組み込まれたX線CT装置の概要を示す図。 同X線検出装置に組み込まれた検出部の要部を示す図。 同検出部に組み込まれたシンチレータ及び櫛形調整用部品を示す図。 同櫛形部品の変形例を示す図。 本発明の第2の実施の形態に係るX線検出装置の要部を示す図。 同X線検出装置に組み込まれた検出器ユニットの組立方法を示す図。 同X線検出装置の変形例を示す図。 本発明の第3の実施の形態に係るX線検出装置を示す組立分解図。 同X線検出装置に組み込まれたコリメータユニットを示す図。 同X線検出装置に組み込まれたコリメータユニット及び検出器ユニットを示す図。 同X線検出装置に組み込まれた検出器ユニットの組立方法を示す図。
図1は本発明の第1の実施の形態に係るX線CT装置10を示す図、図2の(a),(b)はX線CT装置10に組み込まれたX線検出装置20の要部を示す図である。X線CT装置10は、X線源11と、このX線源11を中心として弧状に形成されたX線検出装置20とを備えている。なお、図1中RはX線の照射方向、Wは被検体を示している。
X線検出装置20は、コリメータ部30と、このコリメータ部30にチャンネル方向Cに沿って取り付けられた複数の検出器ユニット40とを備えている。
コリメータ部30は、撮像上有害な散乱X線を除去する機能を有しており、チャンネル方向Cに延設されスライス方向Sに並設された一対のコリメータサポート31,32と、このコリメータサポート31,32間にチャンネル方向Cに沿って配置された複数枚のコリメータ単板33とを備えている。コリメータ単板33はモリブデン等X線吸収率の高い材料から形成されている。また、X線検出装置20がX線CT装置10に組込まれたとき、コリメータ単板33の面は、スライス方向Sに対し平行となるように配置され、かつ、全てのコリメータ単板33の面の延長線上にX線源11が位置するように配置されている。さらに、コリメータサポート31,32には予め溝(不図示)が形成され、この溝にコリメータ単板33が挿入されているので、個々のコリメータ単板33の配置は同一ピッチで、かつ、累積誤差が少ないものとなっている。
検出器ユニット40は、入射したX線の強度を電気信号として出力する機能を有しており、基板41と、この基板41上にチャンネル方向Cとスライス方向Sに沿って光電変換素子が配列されたフォトダイオードチップ42と、このフォトダイオードチップ42の入射面のそれぞれに対応してシンチレータセグメントが格子状の反射材の枠内に配置されるよう構成され、X線を受光することにより可視光を発するシンチレータブロック43と、基板41に設けられフォトダイオードチップ42からの出力を積算したり、スライス厚を変えるための出力切換えを行なう機能を有する半導体チップ(不図示)とを備えている。シンチレータブロック43のスライス方向S上下端部には、図2の(b)及び図3の(a),(b)に示すように櫛型調整用部品45,45が取り付けられている。
櫛型調整用部品45は、コリメータ単板33の端部が嵌合する凹部45aがR方向からみてシンチレータセグメントをスライス方向Sに区画している反射材の延長線上に配置されているとともに個々のコリメータ単板33に嵌合するよう設けられている。
このように構成されたX線検出装置20では、次のようにしてコリメータ単板33と検出器ユニット40との位置合わせを行う。
予めシンチレータブロックの反射材のスライス方向延長線上に凹部45aが配置されるよう位置を決めて取り付けられているので、コリメータ単板33の端部に櫛型調整用部品45の凹部45aを嵌合させることで、簡単にコリメータ単板33と検出ユニット40との位置合わせを行うことができる。シンチレータブロック43に対する櫛型調整用部品45の取付精度を高精度に行うことで、コリメータ単板33とフォトダイオードチップ42又はシンチレータブロック43の反射材とのずれ量は無視できる程度に小さくすることができる。
なお、図2の(b)に示すように、櫛型調整用部品45に、コリメータサポート31,32側の内寸法と櫛型調整用部品45を含むスライス方向のシンチレータブロック43の外寸法を規定することにより、スライス方向についても高精度の位置決めを行うことが可能である。さらに、櫛型調整用部品45の先端のスライス方向S外方の側面にはテーパ部46が形成されているので、コリメータ部30と検出器ユニット40を嵌め合せる際スライス方向に多少のズレを伴っても検出器ユニット40を嵌め合せることを可能とするとともに位置決め可能な構造となる。
さらに、隣り合う検出器ユニット40のスライス方向についての位置合わせは予め基板41の背面(コリメータ単板33と対向した面)にシンチレータブロック43のパターンを基準にしてアライメントマーク47を刻設しておくことで、このアライメントマークが並置されるように位置合わせすればよい。
上述したように本第1の実施の形態に係るX線CT装置10によれば、高精度の位置決めを行う特殊な機器を必要とすることなく、調整を意識せずに機械的に組立てるだけで、容易に、かつ、高精度にコリメータに対して検出器の位置決めを行うことができる。この結果、製品としてX線CT装置10を出荷後、現地で検出器ユニット40に万一トラブルが生じても、短時間に検出器ユニット40の交換が可能となる。
図4の(a),(b)は、櫛型調整用部品45の変形例である櫛型調整用部品48,49を示す図である。すなわち、図4の(a)に示すように櫛型調整用部品48においては、コリメータ板33全てに対して凹部48aを形成するのではなく、少なくとも2枚以上のコリメータ板に対して挿入できる凹部48aを設けるようにしてもよく、同様の効果を得ることができる。
また、図4の(b)に示すように櫛型調整用部品49においては、コリメータ単板33に対して凹部49aの先端49b側をテーパ状とすることで、コリメータ板33に対して挿入し易くなり、より短時間の組み立てが可能となる。なお、先端49bより奥側では、高精度に位置決めされるように嵌合部49cを形成する。
図5は本発明の第2の実施の形態に係るX線CT装置10Aに組み込まれたX線検出部10の要部を示す図である。X線検出部10は、コリメータ部130と、このコリメータ部130にチャンネル方向Cに沿って取り付けられた検出器ユニット140とを備えている。
コリメータ部130は、散乱X線を除去する機能を有しており、スライス方向Sに対向配置されチャンネル方向Cに延設される一対のコリメータサポート131,132と、このコリメータサポート131,132間にチャンネル方向Cに並設された複数枚のコリメータ単板133とを備えている。コリメータ単板133はモリブデン等X線吸収率の高い材料から形成されている。また、X線検出装置120がX線CT装置10Aに組込まれたとき、コリメータ単板133の面は、スライス方向Sに対し平行となるように配置され、かつ、全てのコリメータ単板133の面の延長線上にX線源11が位置するように配置されている。さらに、コリメータサポート131,132は予め溝(不図示)を形成し、この溝にコリメータ単板133を挿入しているので、同一ピッチで、かつ、累積誤差が少ないものが製作されている。
コリメータサポート131,132には、後述する位置決めプレート150の一対の位置決めピン154,154が挿入される丸穴131a及び長穴132aがコリメータ単板133の位置を決める溝を基準として形成されている。また、コリメータサポート131,132には、コリメータサポート131,132のX線源11側からR方向にザグリ部131b,132bが形成されている。ザグリ部131b,132bには、さらに貫通孔が設けられ、締結用ネジ139をX線源11側から挿入し、位置決めプレート150に形成されたネジ穴153で検出器ユニット140を締結・固定できるようにした。
検出器ユニット140は、位置決めプレート150と、フォトダイオード基板160とから構成されている。位置決めプレート150は、板材151と、この板材151に設けられた窓部152と、両端に設けられたネジ穴153と、板材151に圧入された一対の位置決めピン154,154とを備えている。
フォトダイオードとシンチレータブロックを搭載したフォトダイオード基板160は、位置決めプレート150に圧入された一対の位置決めピン154,154に対して後述する調整装置180を用いて所定の位置関係となるよう位置決めされている。
マスターベース170は、図6の(b)に示すように、板材171と、この板材171上に形成されたダミー検出器パック172及び一対のピン173,173とから形成されている。ダミー検出器パック172には、ピン173,173を基準としてセンタ軸を決めるための十字マーク174a,174bが刻設されている。すなわち、ピン173,173間を結ぶ直線上に十字マーク174a,174bが配置される。
図6の(a)は調整装置180を示す図である。調整装置180は、ベース181と、調整部182と、撮像部183とを備えている。
ベース181には、位置決めピン154,154を挿入するためのピン穴181a,181bが設けられている。調整部182は、XYθ調整機構182aと、このXYθ調整機構182aによって駆動されるクランプ機構182bとを備えている。
撮像部183は、定点から位置決めプレート150上面を撮像するCCDカメラユニット184a,184bと、これらCCDカメラユニット184a,184bからの画像を表示するモニタ185a,185bとを備えている。
このように構成されたX線検出装置120は、次のようにして組み立てられる。すなわち、調整装置180のモニタ185a,185bの画面上に基準となるクロスライン186a,186bを設定する。マスターベース170をベース181に取り付け、十字マーク174a,174bが視野内に収まるようにCCDカメラユニット184a,184bの撮像位置をおおまかに調整する。さらにモニタ185a,185b上に表示してあるクロスライン186a,186bを写し出されている十字マーク174a,174bと一致するように移動させる。
次に、マスターベース170を取り外し、位置決めプレート150とフォトダイオード基板160とをネジ164で仮組みした状態で取り付ける。このため、検出器ユニット140をコリメータサポート131,132に組み立てるときと同様な状態が再現される。
次に、クランプ機構182bでフォトダイオード基板160のみを把持する。モニタ185a,185b上のクロスライン186a,186bと、検出器パック163のシンチレータブロックパターンとを確認しながら、XYθ調整機構182bによってXYθ3軸方向で調整を行い、シンチレータセグメント間にスライス方向Sに延設されている反射材とクロスライン186a,186bとが重なるように位置合わせする。なお、クロスライン186a,186bと、シンチレータブロックパターンとのスライス方向Sのずれ量は、いずれか一方で合致するように調整するのではなく、バランス良く、両方のずれ量が同等(同一)となるように調整する。調整後、ネジ164を本締めしてフォトダイオード基板160と位置決めプレート150とを一体化する。
これにより、フォトダイオード基板160を位置決めピン154に対して高精度に位置決めした状態で、位置決めプレート150に固定することができる。
次に、検出器ユニット140の位置決めピン154,154をコリメータサポート131,132の丸穴131a及び長穴132aに挿入する。位置決めピン154は丸穴131aに嵌合するので、コリメータサポート131,132に対して検出器ユニット140を高精度に位置決めすることができる。なお、スライス方向Sに長い長穴132aを設けることにより、検出器ユニット140をチャンネル方向Cに複数個配列した場合に、スライス方向のずれ量を許容できるようにしている。
上述したように本第2の実施の形態に係るX線検出装置120によれば、検出器パック163を位置決めプレート150に高精度に位置決めして固定しておき、一方、コリメータサポート131,132側には丸穴131a及び長穴132aをコリメータ単板133に対する取り付け位置を基準として形成しておくことで、検出器ユニット140とコリメータサポート131,132との位置決めを位置決めピン154を利用して簡便に行うことが可能となり、不意の交換の際にも容易に応じることが可能となる。
なお、検出器パック163の位置決めプレート150への位置決めは生産工場等で行うことで、出荷されたX線CT装置10Aの検出器ユニット140を交換する際において、特別な機器を用いることなく、高精度に組立てを行うことができる。
さらに、X線源11側からザグリ部131b,132bを介して検出器ユニット140の締結用ネジ139にアクセスできることから、X線検出装置120の外側にメンテナンススペースを設ける必要がなくなり、X線CT装置を小型化することができる。また、X線CT装置10Aを設置した現場において、X線検出装置120をX線CT装置10Aから取り外すことなく、検出器ユニット140を交換することが容易になる。
図7は、コリメータサポート131,132の変形例である。スライス方向Sに長い長穴132aの代わりにコリメータサポートの側端面から切り込む長溝134であってもよい。また、ザグリ部131b,132bの代わりにコリメータサポートの側端面から切り込む溝部135のように形成してもよい。
図8は本発明の第3の実施の形態に係るX線CT装置10Bに組み込まれたX線検出装置200を示す組立分解図である。X線検出装置200は、X線CT装置に組み込まれるベース210と、このベース210に取り付けられる複数のコリメータモジュール220,230と、このコリメータモジュール220,230に対応して設けられた検出器ユニット240とを備えている。
ベース210は、円弧状のサポート211,212及びこれらサポート211,212の端部に取り付けられたサポートブロック213,214とを備えている。サポート211,212には、位置決めピン211a,212aが突設されている。
コリメータモジュール220,230は、図9の(a),(b)及び図10の(a)に示すように、X線透過率の高い例えばカーボン繊維強化樹脂(CFRP)材製のX線源側のサポート221及び検出器ユニット側のサポート222とを備えている。すなわち、X線はサポート221,222の順に透過した後、検出器ユニット240に到達する構造となっている。
サポート221,222にはそれぞれ単板挿入用溝221a,222aが形成されており、これら単板挿入用溝221a,222a間にはコリメータ単板223が挿入されている。単板挿入用溝221a,222aは概ね1mm弱と浅いため、単板挿入用溝221a,222aはサポート221,222の表面に対して垂直に形成されている。また、単板挿入用溝221a,222aは、コリメータ単板223の厚さよりも幅広く形成されており、挿入されたコリメータ単板223部分は接着剤によって固定されることで、コリメータモジュール220の剛性が維持される。
このため、サポート221,222を固定端とし、コリメータ単板223の両持ち構造と仮定したとき、スパンを短くでき、サポート221,222側に単板挿入用溝221a,222aを予め形成しておくことで、スライス方向Sにおける反りを矯正する効果を併せ持たせることが可能となる。
また、サポート221,222のそれぞれに設けられる単板挿入用溝221a,222aのピッチPを互いに異なる値に設定することにより、組立てられたコリメータモジュール220のコリメータ単板223はX線源11を中心とした放射状に配置することが可能となる。
サポート221,222にはそれぞれ切り欠き溝221b,222bが形成されており、これら切り欠き溝221b,222bはサポート221,222に形成された単板挿入用溝221a,222aのうち中心となる単板挿入用溝221a,222aの位置と一致している。
図10の(a)に示すコリメータモジュール230は基本的な構成をコリメータモジュール220と同じく構成されている。なお、231,232はサポート、233はコリメータ単板を示している。コリメータモジュール220,230は保持するコリメータ単板の枚数が異なるのみで、構造はほぼ同じである。また枚数の違いは2枚である。
コリメータモジュール220,230をベース210に取り付ける際には、サポートそれぞれの切り欠き溝221b,222bを基準として、センター位置を位置決めして組み立てるため、放射状に組立てられたコリメータ単板223はサポート中心を通る垂線の延長線上にX線源11が位置する。
図10の(b)は、コリメータモジュール220,230の接続部分Qを拡大して示す図である。モジュール構造であるため、コリメータモジュール220,230間の間隙を通ってX線(図中二点鎖線T)が直接検出器ユニット240に入射するパスが存在することになる。サポート221,222は、カーボン繊維強化樹脂のようにX線透過率の高い樹脂を用いているものの、全くX線減衰がないわけではない。この結果、均一な強度分布を持つX線が照射されたときに、検出器で検出する信号としては間隙ωが存在する部分のみX線強度が高いものと検出する場合がある。
図10の(c)は、上述した問題を解決した変形例を示す図である。すなわち、大型のコリメータモジュール220のサポート221,222の両端部をX線源11側から見て裾広がりになるようにテーパ状に形成し、小型のコリメータモジュール230のサポート232の両端部を検出器ユニット240側から見て裾広がりになるようにテーパ状に形成することで、サポート221,222,231,232を透過しないでX線が直接検出器ユニット240に到達することを防止することができる。これにより、ほぼ検出器ユニット240全面において、特異なX線強度分布が生じることを防止でき、検出器ユニット240で検出したX線強度に依存する電気信号は、検出器ユニット240全面で均一となることから、補正等の特別な処理を施すことなく画像を構成することが可能となる。
検出器ユニット240は、モジュールベース241と、このモジュールベース241にスライス方向に縦列に配置された4つの検出器パック242a〜242dとを備えている。モジュールベース241には、位置決めピン243が突設されている。
図11の(a)は調整装置250を示す図である。調整装置250は、ベース251と、調整部252と、撮像部253とを備えている。ベース251には、ピン251a,251bが設けられている。調整部252は、架台252aと、この架台252aに設けられた1軸ステージ252bと、この1軸ステージ252bに案内されてスライス方向Sに沿って往復動するXYθ調整機構252cと、このXYθ調整機構252cによって駆動されるクランプ機構252dとを備えている。
撮像部253は、定点から検出器パック242a〜242dのスライス方向Sの両端を撮像する5台のCCDカメラユニット254a〜254eと、これらCCDカメラユニット254a〜254eからの画像を表示するモニタ255a〜255eとを備えている。
次に、図11の(b)に示すマスターベース260を説明する。マスターベース260は、板材261から形成され、この板材261には一対の位置決めピン用のピン穴262とスライス方向Sに長穴のピン穴263が形成されている。板材261には、ピン穴262,263を基準としてセンタ軸が決まるようにマシン精度で十字マーク264a〜264eが形成されている。
このように構成されたX線検出装置200は、次のようにして組み立てられる。すなわち、調整装置250のモニタ255a〜255eの画面上に基準となるクロスライン256a〜256eを設定する。マスターベース260をベース251に取り付け、十字マーク264a〜264eが視野内に収まるようにCCDカメラユニット254a〜254eの撮像位置をおおまかに調整する。さらにモニタ255a〜255e上に表示してあるクロスライン256a〜256eを写し出されている十字マーク264a〜264eと一致するように移動させる。
次に、マスターベース260を取り外し、クランプ機構252dで検出器パック242aのみを把持する。モニタ255a,255b上のクロスライン256a,256bと、検出器パック242aのシンチレータブロックパターンとを確認しながら、XYθ調整機構252cによってXYθ3軸方向で調整を行い、シンチレータセグメント間にスライス方向Sに並設されてい反射材とクロスライン256a,256bとが重なるように位置合わせする。なお、クロスライン256a,256bと、シンチレータブロックパターンとのスライス方向Sのずれ量は、いずれか一方で合致するように調整するのではなく、バランス良く、両方のずれ量が同等(同一)となるように調整する。調整後、ネジ(不図示)を本締めして検出器パック242aとモジュールベース241とを一体化する。
同様にして検出器パック242b〜242dをモジュールベース241に対して高精度に位置決めすることができる。
次に、コリメータモジュール220をモジュールベース241に圧入したピンによってチャンネル方向Cに拘束され、高精度に位置決めされる。モジュールベース241のピン穴241aと長穴241bには、ベース210の位置決めピン211a,212aが嵌合し、高精度に位置決めされる。
上述したように本第3の実施の形態に係るX線検出装置200によれば、大面積検出器の採用に伴って、大型のコリメータ単板、例えば200mm長程度のコリメータ単板223,233を使用する場合であってもその反り量を数10μm程度に抑制することができる。また、コリメータモジュール220と検出器モジュール140同士を同一基準で組み立てることが可能であるため、部品加工の精度保証(累積誤差)が容易になる。また、検出器パック242a〜242dをシンチレータブロックのパターンを見ながらアライメントできるため、容易にスライス方向Sに沿って複数個の検出器パックを高精度に位置決めすることが可能である。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
本発明によれば、X線源を用いた位置決め装置等の特殊な機器を必要とせず、調整を意識せずに機械的に組立てるだけで、容易にコリメータに対して検出器の位置決めを行うことが可能となる。
また本発明によれば、大面積検出器を用いた場合であっても高精度に位置決めを行うことが可能となる。
10,10A,10B…X線CT装置
20…X線検出装置
33…コリメータ単板
45…櫛型調整用部品
120…X線検出装置
131,132…コリメータサポート
133…コリメータ単板
140…検出器ユニット
150…位置決めプレート
160…フォトダイオード基板
180…調整装置
200…X線検出装置
211,212…サポート
220,230…コリメータモジュール
240…検出器ユニット

Claims (5)

  1. 被検体の断層像を求めるX線コンピュータ断層撮影装置において、
    上記被検体に向けてX線を照射するX線源と、
    このX線源から照射され、チャンネル方向に沿って配置された複数のコリメータ単板を有するコリメータを通過した上記X線を複数の検出器ユニットで検出するX線検出装置
    チャンネル方向に沿って配置されたベース部材と、
    このベース部材にチャンネル方向に沿って配置され複数のコリメータ単板を保持する複数のコリメータモジュールと、
    これら複数のコリメータモジュールに対応して設けられた検出器ユニットとを備え、
    上記コリメータモジュールは、上記X線入射側及び出射側に配置された入射側サポート及び出射側サポートと、
    上記入射側サポート及び上記出射側サポートには、上記コリメータ単板が上記X線の進行方向に沿って配置される溝が形成されていることを特徴とするX線コンピュータ断層撮影装置
  2. 上記コリメータモジュールのうち隣接するコリメータモジュールにおける入射側サポート相互の相対面は、上記X線の進行方向と交わる方向に形成されていることを特徴とする請求項に記載のX線コンピュータ断層撮影装置
  3. 被検体の断層像を求めるX線コンピュータ断層撮影装置において、
    上記被検体に向けてX線を照射するX線源と、
    このX線源から照射され、チャンネル方向に沿って配置された複数のコリメータ単板を有するコリメータを通過した上記X線を複数の検出器ユニットで検出するX線検出装置
    チャンネル方向に沿って配置されたベース部材と、
    このベース部材にチャンネル方向に沿って配置され複数のコリメータ単板を保持する複数のコリメータモジュールと、
    これら複数のコリメータモジュールに対応して設けられた検出器ユニットとを備え、
    上記コリメータモジュールには、上記ベース部材に嵌合する嵌合部と、
    上記検出器ユニットに設けられた嵌合部が嵌合する被嵌合部が設けられていることを特徴とするX線コンピュータ断層撮影装置
  4. チャンネル方向に沿って延設されたベース部材に設けられた位置決めピンに嵌入される穴部を有するモジュールベースにスライス方向に沿って複数の検出器モジュールを搭載する検出器モジュール位置決め方法において、
    モニタ画面上に位置決めマークを形成する位置決めマーク形成工程と、
    取付用ベースに設けられた位置決めピンに上記穴部を嵌入して上記モジュールベースを固定するモジュールベース取付工程と、
    上記モジュールベースを撮像し、上記モニタ画面上に表示する撮像工程と、
    上記位置決めマークに基づいて上記検出器モジュールを位置決めする位置調整工程とを備えていることを特徴とするX線検出装置製造方法。
  5. 上記位置決めマーク形成工程は、上記ベース部材に設けられた位置決めピンに嵌入される穴部を有し、かつ、上記穴部と上記検出器モジュールに対応する基準点との位置関係が高精度に規定された基準点とを有するマスターベースを撮像し、モニタ画面上に表示するマスターベース撮像工程と、
    上記基準点の位置に上記位置決めマークを形成するマーク形成工程とを具備することを特徴とする請求項記載のX線検出装置製造方法。
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