JP2014006047A - 放射線画像撮影用グリッド及びその製造方法、並びに放射線画像撮影システム - Google Patents

放射線画像撮影用グリッド及びその製造方法、並びに放射線画像撮影システム Download PDF

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Abstract

【課題】複数枚の小グリッドからなるグリッドにおいて、小グリッド間の隙間を小さくする。
【解決手段】第2のグリッド14は、支持基板22に接合された小グリッド17〜20から構成されている。小グリッド17〜20は、グリッドとして機能するグリッド部17a〜20aと、小グリッド17〜20を支持基板22に取り付ける際に位置決めに用いられる一対の第1のアライメントマーク17b〜20bとを備えている。第1のアライメントマーク17b〜20bは、X線透過性を有し、グリッド部17a〜20aの支持基板22に接合される面に、対向する2辺に近接して配置されている。これにより、各小グリッド17〜20のグリッド部17a〜20aの外周からは、アライメントマークを設けるための外縁部が省略されており、小グリッド17〜20の間の間隔Sは、X線画像検出器の1画素のサイズよりも小さくされている。
【選択図】図2

Description

本発明は、放射線画像の撮影に用いられるグリッド及びその製造方法と、このグリッドを用いた放射線画像撮影システムとに関する。
X線は、物体に入射したときの相互作用により強度と位相とが変化し、位相変化が強度の変化よりも高い相互作用を示すことが知られている。このX線の性質を利用し、被検体によるX線の位相変化(角度変化)に基づいて、X線吸収能が低い被検体から高コントラストの画像(以下、位相コントラスト画像と称する)を得るX線位相イメージングの研究が盛んに行われている。
X線位相イメージングの一種として、2枚の透過型の回折格子(グリッド)によるタルボ干渉効果を用いたX線画像撮影システムが考案されている(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)。このX線画像撮影システムは、X線源から見て、被検体の背後に第1のグリッドを配置し、第1のグリッドからタルボ干渉距離だけ下流に第2のグリッドを配置している。第2のグリッドの背後には、X線を検出して画像を生成するX線画像検出器(FPD:Flat Panel Detector)が配置されている。第1のグリッド及び第2のグリッドは、一方向に延伸されたX線吸収部及びX線透過部を、延伸方向に直交する配列方向に沿って交互に配列した縞状のグリッドである。タルボ干渉距離とは、第1のグリッドを通過したX線が、タルボ干渉効果によって自己像(縞画像)を形成する距離である。
上記X線画像撮影システムでは、第1のグリッドの自己像と第2のグリッドとの重ね合わせ(強度変調)により生じるモアレ縞を、縞走査法により検出し、被検体によるモアレ縞の変化から被検体の位相情報を取得する。縞走査法とは、第1のグリッドに対して第2のグリッドを、第1のグリッドの面にほぼ平行で、かつ第1のグリッドの格子方向(条帯方向)にほぼ垂直な方向に、格子ピッチを等分割した走査ピッチで並進移動させながら複数回の撮影を行い、X線画像検出器で得られる各画素値の変化から、被検体で屈折したX線の角度分布(位相シフトの微分像)を取得する方法であり、この角度分布に基づいて被検体の位相コントラスト画像を得る。この縞走査法は、レーザ光を利用した撮影装置においても用いられている(例えば、非特許文献2参照)。
第1及び第2のグリッドは、例えば、X線吸収部のピッチが数μmという微細な構造を要する。また、第1及び第2のグリッドのX線吸収部は、高いX線吸収性が求められる。特に第2のグリッドは、縞画像を確実に強度変調させるため、第1のグリッドよりも高いX線吸収性を必要とする。そのため、第1及び第2のグリッドのX線吸収部は、原子量の重い金(Au)で形成され、第2のグリッドのX線吸収部は、X線の進行方向に対して比較的大きな厚みを有すること、いわゆるアスペクト比(X線を吸収する部分における厚みを幅で除算した値)が高いことが必要とされている。
上記グリッドを製造する方法として、シリコン半導体プロセスを用いることが考えられている。このシリコン半導体プロセスでは、例えば、シリコンウエハに異方性エッチングを行なって溝を形成し、この溝内にAu等を充填してX線吸収部を形成する。しかし、シリコン半導体プロセスは、加工可能なサイズがウエハのサイズに制限されるため、大きなサイズのグリッドを製造することができない。位相コントラスト画像の撮影可能なサイズは、第1及び第2グリッドのサイズに制限されるため、シリコン半導体プロセスを用いて形成されたグリッドでは小さな撮影サイズしか得られない。
大きな面積のグリッドを得るため、小さな面積のグリッド(以下、小グリッドと呼ぶ)を複数枚並べて大きな面積のグリッドを得る手法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。図14は、例えば4枚の小グリッド81〜84を縦横に配置して1枚の大きな面積を得たグリッド85を示している。各小グリッド81〜84は、一方向に延伸されかつ延伸方向に直交する配列方向に沿って交互に並べられた複数のX線吸収部及びX線透過部からなる縞状のグリッド部81a〜84aを備えている。特許文献1には、複数枚の小グリッドをどのように組み立てるかは記載されていないが、例えば、X線透過性を有する平板状の支持基板86に小グリッド81〜84を取り付けることが考えられる。また、複数枚の小グリッド81〜84を精度よく配置するには、グリッド部81a〜84aの外周に、グリッドとして機能しない外縁部81b〜84bを設け、この外縁部81b〜84bに支持基板86に対する小グリッド81〜84の位置決めに用いられるアライメントマーク81c〜84cを設ける必要がある。
特開2007−203061号公報 特開2010−099287号公報
C. David, et al., Applied Physics Letters, Vol.81, No.17, 2002年10月,3287頁 Hector Canabal, et al., Applied Optics, Vol.37, No.26, 1998年9月,6227頁
図14に示すように、支持基板86に複数枚の小グリッド81〜84を取り付けて面積の大きなグリッド84を形成する場合、小グリッド81〜84の間には、外縁部81b〜84bの幅と、各小グリッド81〜84の位置調整に必要な隙間S1とからなる間隔S2が必要となる。しかし、この間隔S2からなる領域は、グリッドとして機能しないため、例えばこの間隔S2がX線画像検出器の画素サイズ(例えば、一般的なFPDで150〜300μm)よりも大きくなると、小グリッド81〜84のつなぎ目部分で位相コントラスト画像が撮影できなくなり、画像品質が低下してしまう。
間隔S2を小さくするには、外縁部81b〜84bを省略するか、あるいは外縁部81b〜84bをできるだけ小さくすればよいが、外縁部81b〜84bを省略し、あるいは小さくした場合、アライメントマーク81c〜84cを設けるスペースが無くなってしまう。例えば、特許文献2には、複数のグリッドを積層してアスペクト比の高いグリッドを製造する際に、アライメントマークを設けてもよい旨の記載があるが、グリッドのどこにアライメントマークを設けるかについては開示されておらず、アライメントマークのX線透過性や、グリッド性能への影響についても言及されていない。
本発明の目的は、小グリッドの外縁部を省略できるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の放射線画像撮影用グリッドは、放射線吸収部及び放射線透過部からなるグリッド部と、グリッド部に設けられ、放射線透過性を有する第1のアライメントマークとを備えた小グリッドと、小グリッドを支持するとともに、第1のアライメントマークに対応する位置に放射線透過性を有する第2のアライメントマークが設けられた支持基板とを備えている。
支持基板には、複数枚の小グリッドが支持されていてもよい。また、複数枚の小グリッドの間には、小グリッドを通過した放射線を検出する放射線画像検出器の画素サイズよりも小さな間隔が設けられていることが好ましい。
第1及び第2のアライメントマークは、放射線透過性を有する材料から構成してもよい。また、第1及び第2のアライメントマークは、放射線が透過可能な厚さを有していてもよい。また、第1のアライメントマークは、放射線透過部から構成してもよい。また、別の第1のアライメントマークは、放射線透過部を連結するブリッジ部から構成してもよい。
本発明の放射線画像撮影用グリッドの製造方法は、放射線吸収部及び放射線透過部からなるグリッド部を有する小グリッドに、グリッド部に対して放射線透過性を有する第1のアライメントマークを設ける工程と、第1のアライメントマークと、小グリッドが取り付けられる支持基板に設けられた放射線透過性を有する第2のアライメントマークとを用いて、支持基板に対する小グリッドの位置を調整する工程と、小グリッドを支持基板に取り付ける工程とを備えている。
小グリッドの位置を調整する工程は、小グリッドの第1のアライメントマークが設けられている面と、支持基板の第2のアライメントマークが設けられている面とを対面させる工程と、小グリッドと支持基板との間に挿入された位置検出手段により、第1のアライメントマークと第2のアライメントマークとの位置ずれを検出する工程とを含むことが好ましい。
本発明の放射線画像撮影システムは、放射線源から放射された放射線を通過させて縞画像を生成する第1のグリッドと、縞画像に強度変調を与える第2のグリッドと、第2のグリッドにより強度変調された縞画像を検出する放射線画像検出器とを有し、放射線画像検出器により検出した縞画像から位相コントラスト画像を生成する放射線画像撮影システムであって、第1または第2のグリッドの少なくとも1つに、上記の放射線画像撮影用グリッドを用いたものである。
放射線画像撮影システムが、放射線源と第1のグリッドとの間に、放射線源から照射された放射線を領域選択的に遮蔽して多数の線光源とする第3のグリッドを有する場合には、第3グリッドに上記の放射線画像撮影用グリッドを用いてもよい。
本発明は、小グリッドのグリッド部に放射線透過性を有する第1のアライメントマークを設けているので、グリッド部の外周の外縁部を省略することができる。したがって、支持基板上に複数枚の小グリッドを配置したときに、小グリッド間の隙間を小さくすることができるので、小グリッドのつなぎ目部分でも位相コントラスト画像を撮影することができる。
本発明のX線画像撮影システムの構成を示す模式図である。 第2のグリッドの平面図及び要部断面図である。 小グリッドの構成を示す断面図である。 支持基板の構成を示す平面図である。 第2のアライメントマークを示す説明図である。 小グリッドの製造手順を示す説明図である。 第1のアライメントマークが設けられた下地基板を示す斜視図である。 小グリッドと支持基板との位置調整工程を示す斜視図である。 第2のアライメントマークの別の形態を示す説明図である。 X線透過部からなる第2のアライメントマークを示す説明図である。 X線透過部及びX線吸収部からなる第2のアライメントマークを示す説明図である。 X線透過部及びX線吸収部を半ピッチずつずらして構成した第2のアライメントマークを示す説明図である。 X線透過部を連結するブリッジ部により構成した第2のアライメントマークを示す説明図である。 外縁部を有する小グリッドを用いた従来のグリッドを示す平面図である。
図1は、X線画像撮影システム10の構成を示す概念図である。X線画像撮影システム10は、X線照射方向であるz方向に沿って配置されたX線源11、線源グリッド12、第1のグリッド13、第2のグリッド14、及びX線画像検出器15を備えている。
X線源11は、例えば、回転陽極型のX線管と、X線の照射野を制限するコリメータとを有し、被検体HにX線を放射する。線源グリッド12、第1のグリッド13及び第2のグリッド14は、X線を吸収する吸収型グリッドであり、z方向においてX線源11に対向配置されている。線源グリッド12と第1のグリッド13との間には、被検体Hが配置可能な間隔が設けられている。また、第1のグリッド13と第2のグリッド14との距離は、最小のタルボ干渉距離以下とされている。X線画像検出器15は、例えば、半導体回路を用いたフラットパネル検出器(FPD:Flat Panel Detector)であり、第2のグリッド14の背後に配置されている。
第2のグリッド14を例にして、グリッドの構造を説明する。図2(A)は、第2のグリッド14をX線画像検出器15側から見た正面図であり、同図(B)は同図(A)のA−A断面図である。第2のグリッド14は、第2のグリッド14の全体よりもサイズの小さな4枚の小グリッド17〜20と、接着材21により小グリッド17〜20が接合された支持基板22とから構成されている。
小グリッド17〜20は、略正方形状をしており、z方向に直交するxy平面上に縦横に並べて配置されている。小グリッド17〜20は、グリッドとして機能するグリッド部17a〜20aと、小グリッド17〜20を支持基板22に取り付ける際に位置決めに用いられる一対の第1のアライメントマーク17b〜20bとを備えている。第1のアライメントマーク17b〜20bは、グリッド部17a〜20aの支持基板22に接合される面に、対向する2辺に近接して配置されている。これにより、各小グリッド17〜20のグリッド部17a〜20aの外周からは、アライメントマークを設けるための外縁部が省略されている。
各小グリッド17〜20の間には、小グリッド17〜20を支持基板22に接合する際に、小グリッド17〜20の位置調整に必要な間隔Sが設けられている。この間隔Sは、位相コントラスト画像への影響を考慮して、X線画像検出器15の1画素のサイズ(例えば、150〜300μm)以下とされている。なお、詳しくは図示していないが、各小グリッド17〜20の間の間隔Sは、X線吸収性を有する材料によって埋められている。
第1のアライメントマーク17bの部分における小グリッド17のx方向断面を表す図3に示すように、グリッド部17aは、y方向に延伸され、y方向に直交するx方向に沿って交互に配置されたX線吸収部25とX線透過部26とからなる。X線吸収部25は、金やプラチナ等のX線吸収性を有する材質により形成されている。X線透過部26は、シリコン等のX線透過性を有する材質により形成されている。
X線吸収部25の幅W2及びピッチP2は、線源グリッド12と第1のグリッド13との間の距離、第1のグリッド13と第2のグリッド14との間の距離、及び第1のグリッド13のX線吸収部のピッチ等によって決まるが、幅W2はおよそ2〜20μm、ピッチP2は4〜40μm程度である。また、X線吸収部25のz方向の厚みT2は、高いX線吸収性を得るには厚いほどよいが、X線源11から放射されるコーンビーム状のX線のケラレを考慮して、例えば100μm程度となっている。本実施形態では、例えば、幅W2が2.5μm、ピッチP2が5μm、厚みT2が100μmとなっている。
第1のアライメントマーク17b〜20bは、例えばx方向及びy方向に沿って設けられた2つの切片が交差された十字形状をしており、グリッド部17aの支持基板22に接合される面上に設けられている。第1のアライメントマーク17bは、Al、Ti、Cr、レジスト等のX線透過性を有する材質によって形成されている。したがって、第1のアライメントマーク17bは、小グリッド17を支持基板22に接合する際には可視光によって識別が可能であり、位相コントラスト画像の撮影時にはX線に対して透明になるので撮影に影響を及ぼさない。
図3に示すように、第1のアライメントマーク17bの厚さH1は、小グリッド17の支持基板22への接合時に識別が可能で、かつ小グリッド17と支持基板22との接合に影響しない厚さで形成されている。第1のアライメントマーク17bの厚さH1は、例えば、0.01〜1μm程度が好ましい。また、第1のアライメントマーク17bのサイズU1は、位相コントラスト画像への影響を考慮して、X線画像検出器15の1画素のサイズ以下とされている。第1のアライメントマーク17bのサイズU1は、例えば、50〜100μm程度が好ましい。なお、他の小グリッド18〜20は、小グリッド17と同様の構成を有しているため、詳しい説明は省略する。
支持基板22は、ガラス、カーボン、アクリル等の高いX線透過性を有する材質によって形成されている。図4に示すように、支持基板22の上面には、小グリッド17〜20がそれぞれ接合される接合領域22a〜22d内に、第1のアライメントマーク17b〜20bのそれぞれに対応した第2のアライメントマーク28a〜28bが設けられている。
図5に示すように、第2のアライメントマーク28a〜28bは、例えばx方向及びy方向に沿って設けられた4つの切片からなる四角枠形状をしており、第1のアライメントマーク17b〜20bよりも僅かに大きな外形サイズを有している。したがって、第1のアライメントマーク17b〜20bと第2のアライメントマーク28a〜28bとがそれぞれ重ね合わされたときには、第2のアライメントマーク28a〜28bの開口部分に第1のアライメントマーク17b〜20bが相対することになる。
第2のアライメントマーク28a〜28bは、第1のアライメントマーク17b〜20bと同様に、Al、Ti、Cr、レジスト等のX線透過性を有する材質によって形成されている。したがって、第2のアライメントマーク28a〜28bは、小グリッド17を支持基板22に接合する際には可視光によって識別が可能であり、位相コントラスト画像の撮影時にはX線に対して透明になるので撮影に影響を及ぼさない。
図3に示すように、第2のアライメントマーク28aの厚さH2は、第1のアライメントマークと同様に、小グリッド17の支持基板22への接合時に識別が可能で、かつ小グリッド17と支持基板22との接合に影響しない厚さで形成されている。第2のアライメントマーク28aの厚さt2は、例えば、0.01〜1μm程度が好ましい。また、第2のアライメントマーク17bのサイズU2は、第1のアライメントマークと同様に、位相コントラスト画像への影響を考慮して、X線画像検出器15の1画素のサイズ(例えば、150〜300μm)以下とされている。第2のアライメントマーク28aのサイズU2は、例えば、50〜100μm程度が好ましい。なお、他の第2のアライメントマーク28b〜28dも、第2のアライメントマーク28aと同様の構成を有しているため、詳しい説明は省略する。
線源グリッド12及び第1のグリッド13は、第2のグリッド14と同様に、複数枚の小グリッドと、接着剤によって小グリッドが接合された支持基板とから構成されている。線源グリッド12及び第1のグリッド13の小グリッドは、第2のグリッド14と同様に、グリッド部及び一対の第1のアライメントマークから構成されている。線源グリッド12及び第1のグリッド13のグリッド部は、小グリッド17〜20と同様に、x方向に延伸されx方向に直交するy方向に沿って交互に配列されたX線吸収部及びX線透過部を備えている。また、線源グリッド12及び第1のグリッド13の支持基板には、第2のグリッド14と同様に、第1のアライメントマークに対応した第2のアライメントマークが設けられている。このように、線源グリッド12及び第1のグリッド13は、各小グリッドのX線吸収部及びX線透過部のy方向の幅及びピッチと、z方向の厚さ等が異なる以外は第2のグリッド14とほぼ同様の構成であるため、詳しい説明は省略する。
次に、第2のグリッド14を例にして、本発明のグリッドの製造方法について説明する。図6は、小グリッド17の製造工程を示している。なお、小グリッド18〜20も同様の手順で製造されるため、詳しい説明は省略する。同図(A)に示すように、最初の工程では、シリコン等からなるX線透過性基板30の下面に下地基板31が接合される。下地基板31のX線透過性基板30に接合された面には、導電性を有するシーズ層32が設けられている。シーズ層32には、例えば、AuまたはNi、もしくはAl、Ti、Cr、Cu、Ag、Ta、W、Pb、Pd、Pt等からなる金属膜、あるいはそれらの合金からなる金属膜が用いられる。なお、シーズ層32は、X線透過性基板30に設けてもよいし、X線透過性基板30と下地基板31との両方に設けられていてもよい。
図6(B)に示すように、次の工程では、一般的なフォトリソグラフィ技術を用いて、X線透過性基板30の上にエッチングマスク34が形成される。エッチングマスク34は、紙面方向に直線状に延伸され、かつ左右方向に所定ピッチで周期的に配列された縞模様のパターンを有する。
図6(C)に示すように、次の工程では、エッチングマスク34を用いたドライエッチングにより、X線透過性基板30に複数の溝36と、各溝36を構成する複数のX線透過部26とが形成される。溝36は、例えば、幅が数μm、深さ100μm程度の高いアスペクト比を必要とするため、溝36を形成するドライエッチングには、例えば、ボッシュプロセス、クライオプロセス等の深堀用のドライエッチングが用いられる。なお、シリコン基板に代えて感光性レジストを使用し、シンクロトロン放射光で露光して溝を形成してもよい。
図6(D)に示すように、次の工程では、電解メッキにより溝36内に金などのX線吸収材が充填され、X線吸収部25が形成される。下地基板31が接合されているX線透過性基板30は、シーズ層32に電流端子が接続され、メッキ液中に浸漬される。X線透過性基板30と対向させた位置には、もう一方の電極(陽極)が用意され、この問に電流が流されてメッキ液中の金属イオンがパターン加工されたX線透過性基板30に析出されることにより、溝36内に金が埋め込まれる。なお、溝36に対するX線吸収材の充填は、電解メッキに限定されるものではなく、例えば、ペースト状、コロイド状のX線吸収材を充填してもよく、この場合にはシーズ層32は不要である。
図6(E)に示すように、次の工程では、X線透過性基板30から下地基板31と、シーズ層32と、エッチングマスク34とが、化学機械研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)等を用いて除去される。また、X線透過性基板30から下地基板31等を除去する前、または後の工程において、X線透過性基板30が矩形状に裁断される。これにより、上述したグリッド部17aが完成する。
図7に示すように、次の工程では、グリッド部17aの一方の面に、対向する2辺に近接して一対のアライメントマーク17bが形成される。アライメントマーク17bは、例えば、グリッド部17aの上に、上述したX線透過性を有する材質によって薄膜を形成し、この薄膜をフォトリソグラフィ技術やエッチング等を用いて部分的に除去することにより形成される。
次の工程では、グリッド部17a及びアライメントマーク17bからなる小グリッド17が、支持基板22に接合される。図8に示すように、小グリッド17は、例えばエアー吸引により吸着を行なう接合用ホルダ(図示せず)により、アライメントマーク17bが下方を向くようにグリッド部17aが保持される。小グリッド17を保持した接合用ホルダは、図示しない移動機構により、接着剤21が塗布された支持基板22の上に移動される。
小グリッド17と支持基板22との間には、上方と下方とを撮影するように背中合わせに配置された一対のアライメント用カメラ38、39を有する2組の位置検出ユニット40が挿入され、アライメントマーク17b及び28aがそれぞれのカメラ38、39により撮影される。アライメント用カメラ38、39により撮影された画像は、図示しない画像処理装置によって処理され、第1のアライメントマーク17bと第2のアライメントマーク28aとの位置ずれ量が検出される。小グリッド17を保持した接合用ホルダを移動させる移動機構は、検出された位置ずれ量に基づいて小グリッド17の位置を調整する。
小グリッド17の位置調整後、小グリッド17と支持基板22との間から2組の位置検出ユニット40が退避される。次いで、小グリッド17を保持した接合用ホルダが支持基板22に向けて下降することにより、グリッド部17aが接着剤21により支持基板22に接合される。接着剤21は、X線透過性を有し、固化時に収縮等の変形をしないものが好ましく、例えば、熱硬化接着剤、瞬間接着剤等を用いることができる。また、接着剤の代わりに、X線透過性を有する低融点金属(例えば、ハンダ、インジウム等)を用いてもよい。
小グリッド18〜20は、小グリッド17と同様に製造され、支持基板22に接合されるため、詳しい説明は省略する。また、線源グリッド12及び第1のグリッド13は、第2のグリッド14と同様に製造されるため、詳しい説明は省略する。
次に、X線画像撮影システムの作用について説明する。X線源11から放射されたX線は、線源グリッド12のX線吸収部によって部分的に遮蔽されることにより、x方向に関する実効的な焦点サイズが縮小され、x方向に多数の線光源(分散光源)が形成される。線源グリッド12により形成された多数の線光源のX線は、被検体Hを通過することにより位相差が生じ、このX線が第1のグリッド13を通過することにより、被検体Hの屈折率と透過光路長とから決定される被検体Hの透過位相情報を反映した縞画像が形成される。各線光源の縞画像は、第2のグリッド14に投影され、第2のグリッド14の位置で一致する(重なり合う)ので、X線強度を低下させずに、位相コントラスト画像の画質を向上させることができる。
縞画像は、第2のグリッド14により強度変調され、例えば、縞走査法により検出される。縞走査法とは、第1のグリッド13に対し第2のグリッド14を、X線焦点を中心として格子面に沿った方向に格子ピッチを等分割(例えば、5分割)した走査ピッチでy方向に並進移動させながら、X線源11から被検体HにX線を照射して複数回の撮影を行なってX線画像検出器15により検出し、X線画像検出器15の各画素の画素データの位相のズレ量(被検体Hがある場合とない場合とでの位相のズレ量)から位相微分像(被検体で屈折したX線の角度分布に対応)を取得する方法である。この位相微分像を上記の縞走査方向に沿って積分することにより、被検体Hの位相コントラスト画像を得ることができる。
以上で説明したように、本実施形態のX線画像撮影システム10は、線源グリッド12、第1のグリッド13及び第2のグリッド14を複数枚の小グリッド17〜20により構成し、大面積化しているので、半導体プロセスを用いて形成された1枚のグリッドを用いる場合よりも、位相コントラスト画像の撮影面積を広くすることができる。また、小グリッド17〜20の第1のアライメントマーク17b〜20bをグリッド部17a〜20aに設けたので、グリッド部17a〜20aの外周から外縁部を省略することができ、各グリッド部17a〜20aの間の間隔SをX線画像検出器15の1画素のサイズ以下にすることができる。これにより、各小グリッド17〜20のつなぎ目部分でも位相コントラスト画像を撮影することができる。
上記実施形態では、第1のアライメントマーク17b〜20bと、第2のアライメントマーク28a〜28dとをX線透過性を有する材質で形成したが、X線透過性を有しない材質で形成してもよい。この場合、第1のアライメントマーク17b〜20b及び第2のアライメントマーク28a〜28dを、X線吸収が無視できる程度の厚さ(例えば0.1μm程度)にすればよい。また、第2のアライメントマーク28a〜28dは、例えば支持基板22に形成した溝によって構成してもよい。
また、上記実施形態では、第2のアライメントマーク28a〜28dの形状を四角枠形状としたが、十字形状の第1のアライメントマーク17b〜20bに対するアライメントが行ないやすい形状であれば他の形状でもよい。例えば、図9に示すように、第1のアライメントマーク17b〜20bの4つの角部に対応するように配置された、L次状の4つの切片からなる第2のアライメントマーク50を用いてもよい。また、第1のアライメントマークの形状は、丸、三角等、どのような形状を用いてもよいが、グリッド性能への影響を考慮すると、十字形状が好ましい。
また、上記実施形態では、小グリッドのグリッド部の面上に第1のアライメントマークを設けたが、小グリッドの製造時に一緒にアライメントマークを造り込んでもよい。これによれば、小グリッドの完成後にアライメントマークを形成するための工程を省略することができる。例えば、図10に示すように、小グリッドのX線吸収部25を部分的に分断し、X線透過部26のみによって略十字状の第1のアライメントマーク55を形成してもよい。また、第1のアライメントマーク55の部分でも位相コントラスト画像を撮影できるようにするため、例えば、図11に示すように、X線透過部26によって形成された第1のアライメントマーク60内に、X線吸収部25を部分的に配置してもよい。
図12に示すように、X線吸収部25及びX線透過部26を部分的に半ピッチずつずらして、全体として十字形状となる第1のアライメントマーク65を形成してもよい。これによれば、第1のアライメントマーク65の全域で位相コントラスト画像を撮影することができる。
図13に示すように、X線透過部26の間を連結する複数のブリッジ部70を形成し、これらのブリッジ部70によって、略十字形状の第1のアライメントマーク71を形成してもよい。ブリッジ部70は、X線透過部26を補強するので、X線透過性基板30の溝36内に電解メッキによって金を充填する際に、X線透過部26が倒れてくっついてしまうスティッキングという現象を防止することができる。
上記実施形態は、複数枚の小グリッドにより線源グリッド、第1及び第2のグリッド等を構成しているが、グリッドのサイズが半導体プロセスによって形成可能なサイズであれば、1枚の小グリッドによって線源グリッド、第1及び第2のグリッド等を構成してもよい。このような場合でも、小グリッドの厚さは非常に薄いため、支持基板等に保持して補強する必要がある。そのため、1枚の小グリッドを支持基板に接合する際のアライメントに、グリッド領域内のアライメントマークを用いてもよい。
上記各実施形態は、第1及び第2のグリッドを、そのX線透過部を通過したX線を線形的に投影するように構成しているが、本発明はこの構成に限定されるものではなく、X線透過部でX線を回折することにより、いわゆるタルボ干渉効果が生じる構成(国際公開WO2004/058070号公報等に記載の構成)としてもよい。ただし、この場合には、第1及び第2のグリッド間の距離をタルボ干渉距離に設定する必要がある。また、この場合には、第1のグリッドを吸収型グリッドに代えて、位相型グリッドを用いることが可能であり、第1のグリッドに代えて用いた位相型グリッドは、タルボ干渉効果により生じる縞画像(自己像)を、第2のグリッドに射影する。
さらに、上記実施形態では、被検体HをX線源と第1のグリッドとの間に配置しているが、被検体Hを第1のグリッドと第2のグリッドとの間に配置した場合にも同様に位相コントラスト画像の生成が可能である。また、線源グリッドを備えたX線画像撮影システムについて説明したが、本発明は、線源グリッドを使用しないX線画像撮影システムにも適用可能である。また、X線源11から照射されたコーンビーム状のX線がX線吸収部によってけられるのを防止するため、グリッドが収束構造となるように湾曲させてもよい。更に、上記各実施形態は、矛盾しない範囲で相互に組み合わせることが可能である。
また、上記各実施形態では、一方向に延伸されかつ延伸方向に直交する配列方向に沿って交互に配置されたX線吸収部及びX線透過部を有する縞状の一次元グリッドを例に説明したが、本発明は、X線吸収部及びX線透過部が例えば直交する2方向に配列された二次元グリッドにも適用が可能である。この場合、第2のグリッドにより強度変調された縞画像を上述した縞走査法によって検出して位相コントラスト画像を生成してもよいし、1回の撮影によって位相コントラスト画像を生成してもよい。1回の撮影で位相コントラスト画像を生成する場合には、例えば第1のグリッドに市松模様の位相型グリッドを使用し、第2のグリッドに網目模様の振幅型グリッドを使用して、1回の撮影を行なう。そして、撮影画像にフーリエ変換を行なって縦横方向の1次スペクトルをそれぞれ抽出し、これらの1次スペクトルを逆変換することで、2方向の微分位相像を1枚の画像から得ることができる。
以上説明した実施形態は、医療診断用の放射線画像撮影システムのほか、工業用や、非破壊検査等のその他の放射線撮影システムに適用することが可能である。また、本発明は、X線撮影において散乱線を除去する散乱線除去用グリッドにも適用可能である。更に、本発明は、放射線として、X線以外にガンマ線等を用いることも可能である。
10 X線画像撮影システム
11 X線源
12 線源グリッド
13 第1のグリッド
14 第2のグリッド
15 X線画像検出器
17〜20 小グリッド
17a〜20a グリッド部
17b〜20b 第1のアライメントマーク
22 支持基板
25 X線吸収部
26 X線透過部
28a〜28d 第2のアライメントマーク
38、39 アライメント用カメラ
40 位置検出ユニット

Claims (11)

  1. 放射線吸収部及び放射線透過部からなるグリッド部と、前記グリッド部に設けられ、放射線透過性を有する第1のアライメントマークとを備えた小グリッドと、
    前記小グリッドを支持するとともに、前記第1のアライメントマークに対応する位置に放射線透過性を有する第2のアライメントマークが設けられた支持基板とを備えたことを特徴とする放射線画像撮影用グリッド。
  2. 前記支持基板には、複数枚の前記小グリッドが支持されていることを特徴とする請求項1記載の放射線画像撮影用グリッド。
  3. 前記複数枚の小グリッドの間には、前記小グリッドを通過した放射線を検出する放射線画像検出器の画素サイズよりも小さな間隔が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の放射線画像撮影用グリッド。
  4. 前記第1及び第2のアライメントマークは、放射線透過性を有する材料からなることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の放射線画像撮影用グリッド。
  5. 前記第1及び第2のアライメントマークは、放射線が透過可能な厚さを有することを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の放射線画像撮影用グリッド。
  6. 前記第1のアライメントマークは、前記放射線透過部からなることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の放射線画像撮影用グリッド。
  7. 前記第1のアライメントマークは、前記放射線透過部を連結するブリッジ部からなることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の放射線画像撮影用グリッド。
  8. 放射線吸収部及び放射線透過部からなるグリッド部を有する小グリッドに、前記グリッド部に対して放射線透過性を有する第1のアライメントマークを設ける工程と、
    前記第1のアライメントマークと、前記小グリッドが取り付けられる支持基板に設けられた放射線透過性を有する第2のアライメントマークとを用いて、前記支持基板に対する前記小グリッドの位置を調整する工程と、
    前記小グリッドを前記支持基板に取り付ける工程と、を備えたことを特徴とする放射線画像撮影用グリッドの製造方法。
  9. 前記小グリッドの位置を調整する工程は、
    前記小グリッドの前記第1のアライメントマークが設けられている面と、前記支持基板の前記第2のアライメントマークが設けられている面とを対面させる工程と、
    前記小グリッドと前記支持基板との間に挿入された位置検出手段により、前記第1のアライメントマークと前記第2のアライメントマークとの位置ずれを検出する工程と、を含むことを特徴とする請求項8記載の放射線画像撮影用グリッドの製造方法。
  10. 放射線源から放射された放射線を通過させて縞画像を生成する第1のグリッドと、前記縞画像に強度変調を与える第2のグリッドと、前記第2のグリッドにより強度変調された縞画像を検出する放射線画像検出器とを有し、放射線画像検出器により検出した縞画像から位相コントラスト画像を生成する放射線画像撮影システムであって、
    前記第1または第2のグリッドの少なくとも1つに、請求項1〜7いずれか記載の放射線画像撮影用グリッドを用いたことを特徴とする放射線画像撮影システム。
  11. 前記放射線源と前記第1のグリッドとの間に配置され、前記放射線源から照射された放射線を領域選択的に遮蔽して多数の線光源とする第3のグリッドを有し、前記第3グリッドに、請求項1〜7いずれか記載の放射線画像撮影用グリッドを用いたことを特徴とする請求項10記載の放射線画像撮影システム。
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