JPH04297899A - コリメータ製造方法及び該製造方法で得るコリメータ - Google Patents

コリメータ製造方法及び該製造方法で得るコリメータ

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JPH04297899A
JPH04297899A JP3063522A JP6352291A JPH04297899A JP H04297899 A JPH04297899 A JP H04297899A JP 3063522 A JP3063522 A JP 3063522A JP 6352291 A JP6352291 A JP 6352291A JP H04297899 A JPH04297899 A JP H04297899A
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collimator
lead
manufacturing
fan beam
hole
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Chiyuuichi Kurakake
蔵掛 忠一
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Toshiba Corp
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/02Arrangements for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis
    • A61B6/03Computed tomography [CT]
    • A61B6/037Emission tomography
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21KTECHNIQUES FOR HANDLING PARTICLES OR IONISING RADIATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; IRRADIATION DEVICES; GAMMA RAY OR X-RAY MICROSCOPES
    • G21K1/00Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating
    • G21K1/02Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating using diaphragms, collimators
    • G21K1/025Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating using diaphragms, collimators using multiple collimators, e.g. Bucky screens; other devices for eliminating undesired or dispersed radiation

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばSPECT装置
等の核医学装置に用いるコリメータを製造するコリメー
タ製造方法及び該製造方法で得るコリメータに関する。
【0003】
【従来の技術】SPECT装置等の核医学装置は、被検
体に投与された放射性医薬品より放出されるγ線を検出
し、この検出信号を基に放射性医薬品の体内分布を画像
化し、癌や腫瘍の診断に用いるものである。この核医学
装置において、コリメータは被検体に投与された放射性
医薬品より放出されるγ線を選択的に透過させる要素部
品をなしている。そして、このコリメータによって選択
的に通過させられたγ線は、シチレータで光に変換され
、更に電気信号に変換され、画像データとして用いられ
る。
【0004】なお、この種のコリメータとして、格子状
に配列された貫通穴が全て平行穴であるパラレルホール
コリメータや、格子状に配列された貫通孔に対し所定の
角度を与え、焦線を持たせることにより感度及び分解能
を向上させたファンビームコリメータ等がある。また、
SPECT装置では、特に頭部測定用のSPECT装置
ではファンビームコリメータを3枚用いてこれを正三角
形に組み合せた三検出器型構成を採用している。
【0005】従来、この種のコリメータのうち、パラレ
ルホールコリメータは次の代表的な各製造方法又はそれ
以外の製造方法により比較的容易に製造することができ
る。
【0006】(1) 薄い鉛板を波形に成形加工後、成
形加工された波形の薄い鉛板を順次積み上げて構造体を
得る製造方法。
【0007】(2) パイプ状の鉛を順次接着して構造
体を得る製造方法。
【0008】しかし、ファンビームコリメータは、格子
状に配列される各貫通孔を1つの焦線に向けた配置で並
べなければならないため、製造することが困難なもので
あり、従来は次の各方法で製造していた。
【0009】(1) コリメータの貫通孔形状のピンを
約3万〜5万本用意し、この全てのピンが1つの焦線に
向って並ぶように2枚のガイド板で固定した状態で、そ
のガイド板間に鉛を鋳込む。鋳込み後、ピンを抜けば、
格子状に貫通孔が配列され、且つその各貫通孔が1つの
焦線方向に向いたファンビームコリメータ用の構造体が
得られる。
【0010】(2) 長方形の薄い2種類のタングステ
ン板をそれぞれ多数枚用意し、一方のタングステン板は
、他方のタングステン板が差し込めるだけの細い溝をフ
ァン状に加工する。そして、上記他方のタングステン板
には、ファン状の溝を切ったタングステン板が差し込め
るように平行の溝を加工する。この2種のタングステン
板を直交させて矩形状に組み合せることにより、格子状
に貫通孔が配列され、且つその各貫通孔が1つの焦線方
向に向いたファンビームコリメータ用の構造体が得られ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ようにファンビームコリメータ用の構造体を製作した場
合においては、以下のような不具合が生じた。
【0012】<ピンを使った鋳造方法>(1) ピンは
、ファンビームコリメータの貫通孔の数量に合せて通常
3万〜5万本程度使用するが、その1本毎に対し、鋳込
後に抜けやすくするためテーパ加工することが必要とな
る。 従って、治具を得るための材料乃至工数が多大となり、
経済的にも不利となる。
【0013】(2) 2枚のガイド板を用いて多数本の
ピンを1つの焦線に向けて並べる際、2枚のガイド枚に
対しピンを1本ずつ差し込み、鋳込み後にピンを1本ず
つ抜き出すことをそれぞれ人手を介して行わなければな
らず、労力負担が大きく、経済的にも不利となる。
【0014】(3) 2枚のガイド板を用いて多数本の
ピンを1つの焦線に向けてファンビームコリメータの貫
通孔形状を確保した場合、ピンの自重によるたわみ、ガ
イド板のガイド穴とピンとの間のガタなどにより、製造
されたファンビームコリメータの精度が低下することが
多くなる。
【0015】<タングステン板の格子状差し込み方式>
(1) タングステン板の板厚は、約0.2mmと薄い
。これは、格子状に貫通孔が配列されてなるファンビー
ムコリメータ用の構造体を得るために、その約0.2m
mの板厚にすることが要求されるからである。ところが
、タングステンは、レアメタルで非常に高価なため、材
料費がかさみ、これにともないファンビームコリメータ
が非常に高価なものとなる。なお、γ線遮蔽能力の高い
金属で且つ剛性が高いものはタングステンしかなく、こ
の理由で板厚が約0.2mmのタングステン板を用いて
いる。もし、γ線遮蔽能力が高いという条件だけを満す
鉛により板厚が役0.2mmの鉛板をタングステン板に
代えて用いると、軟質なためすぐに変形してしまう。
【0016】(2) タングステン板をファン状に溝を
切る場合、ワイヤ放電加工を利用して加工することにな
るが、これによる加工時間は非常に長くなるため、加工
費が高くなる。
【0017】従って、従来の場合においては、特にファ
ンビームコリメータを製造する場合に、材料乃至工数が
かさみ、経済的に不利となった。また、ピンを使った鋳
造方式によりファンビームコリメータを得た場合には、
精度上でも不都合が生じた。本発明は、係る事情に着目
してなされたもので、その第1の目的とするところは、
高価なタングステンを使用することなく比較的廉価な鉛
を用いて高精度のコリメータを容易に製造することがで
きるコリメータ製造方法を提供することにある。第2の
目的とするところは、高価なタングステンを使用するこ
となく比較的廉価な鉛を用いて高精度且つ容易に製造す
ることができるコリメータを提供することにある。
【0018】[発明の構成]
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記第1の目
的を達成するため、厚板状の中実なブロック材に、溝幅
:0.1〜1mm程度で深さ:40mm程度の細い溝を
格子状に加工し、この格子状に加工した細い溝に鉛を鋳
込んだ後、当該ブロック材を溶剤で溶かす工程を経てそ
の溶剤には溶けない鉛により格子状に貫通孔が配列され
てなる構造体を製作し、この構造体を基材としてコリメ
ータを得ることを特徴とする。
【0020】また、上記第2の目的を達成するため、請
求項1記載の製造方法で得たコリメータであって、前記
構造体がなす格子状の貫通孔配列面における中心部より
もその周辺部において各貫通孔の穴径を大きく設定して
なることを特徴とする。
【0021】また、上記第1の目的を達成するための本
発明のコリメータ製造方法によって、上記第2の目的を
達成するためのコリメータとは逆に中心部の感度をより
上げるため、中心部の穴径を周辺部のそれよりも大きく
設定したコリメータを得ることを特徴とする。
【0022】
【作用】上記第1の目的を達成するために発明した本発
明のコリメータ製造方法であれば、以下のようにコリメ
ータ特にファンビームコリメータを製造することができ
る。
【0023】ブロック材に細い溝を格子状に加工する手
法は、従来行われていた2枚のガイド板を用いて多数本
のピンを配列する手法の代替えとなる。そして、ブロッ
ク材に細い溝を格子状に加工する場合、NC制御される
ワイヤー放電加工機等を用いて人手を介さずに高精度に
加工することができる。なお、ファンビームコリメータ
を得る場合には、通常はブロック材の長手方向に平行に
多数の溝を形成し、その短手方向には溝が1つの焦線に
向くようにファン状に多数の溝を形成する。
【0024】こうして格子状に加工した細い溝に対し鉛
を鋳込んだ後、ブロック材を溶剤で溶かす手法は、従来
行われていたピンを抜き出す手法の代替えとなる。そし
て、ブロック材を溶剤で溶かす場合、ブロック材を溶剤
中に浸漬したり、ブロック材に対し溶剤を吹き付けたり
するだけであるから、ピン抜きを行う場合と比較して大
幅に労力が少なくて済むことを意味する。
【0025】上記した工程を経ると、溶剤には溶けない
鉛により格子状に貫通孔が配列されてなる構造体(コリ
メータの基材)が製作される。この場合、ブロック材に
対し格子状に細い溝を加工する段階で、高精度加工がな
されており、またピン使用による従来の種々の不都合が
介在されないため、上記構造体を基材として得られるコ
リメータは、高価なタングステンを使用することなく高
精度のものとなる。しかも、この高精度のコリメータを
上記した理由により比較的容易に製造することができる
。また、コリメータにおける各貫通孔の穴径やセプタ厚
を任意に設定できるため、感度補正も容易に行える。
【0026】また、上記第2の目的を達成するために発
明した本発明のコリメータ特にファンビームコリメータ
の構成であれば、従来問題視されていた格子状の貫通孔
配列面における中心部よりもその周辺部を通過してきた
γ線に対する検出感度の低下を、上記周辺部において各
貫通孔の穴径を大きく設定することにより回避すること
ができる。なお、各貫通孔の穴径は、本発明による製造
により容易に設定変更し得るので、検出感度の低下の割
合に応じたものとすることができる。
【0027】また、逆に中心部の感度をより上げるため
、中心部の穴径を周辺部のそれよりも大きく設定するこ
とも本発明のコリメータ製造方法によれば任意に可能で
ある。なお、従来のようにピンを使った方法では、ピン
サイズを各種そろえなければならず、ばく大な設備を要
することになる。
【0028】
【実施例】図1は、本発明のコリメータ製造方法により
ファンビームコリメータを製造する工程を概略的に示し
た図である。
【0029】<ファンビームコリメータの製造方法の第
1実施例>まず、図1(A)のように厚さ:60mm、
長手方向寸法:400mm、短手方向寸法:200mm
の各寸法程度にアルミニウム板を加工した中実なブロッ
ク材1を用意する。
【0030】次に、その中実なブロック材1に対し、N
C制御されるワイヤ放電加工により同図(B)のように
溝幅:0.2mm程度で深さ:40mm程度の細い溝を
格子状に加工する。この際、ブロック材1の長手方向に
、複数の細い溝を平行に切る。またその短手方向には、
複数の細い溝を1つの焦線に向かうようにファン状に切
る。
【0031】次に、ブロック材1に格子状に加工した細
い溝に鉛を鋳込む。この際、その細い溝に鉛が十分に入
るように溶融している鉛に対し圧力を加えたり、またそ
の鉛に予めアンチモン等の化合物を添加して溶融してい
る鉛の湯流れを良くしたりするとよいものである。
【0032】こうして、中実なアルミニウム板からなる
ブロック材1に格子状に加工した細い溝に鉛を鋳込んだ
後、そのブロック材1を塩酸、水酸化ナトリウム等の溶
剤中に浸漬するなどして溶かす。これにより、その溶剤
には溶けない鉛により同図(C)のように格子状に貫通
孔が配列されてなるファンビームコリメータ用の構造体
2を製作することができる。
【0033】このようにNC制御で加工されたブロック
材1に鉛を鋳込んで製作された構造体2は、ファンビー
ムコリメータに要求される精度は、0.01mm程度の
加工精度で、格子状に貫通孔が配列されている。(ワイ
ヤ放電加工機の加工精度は±0.001mm程度である
が鋳込み後の精度は、±0.01mm程度に下がる。)
例えば、3検出器型のSPECT(Single Ph
otonEmission Computer Tom
ogrophy)装置にファンビームコリメータを装置
させた場合、ファンビームコリメータの焦線精度が悪い
と、再構成画像にアーチファクトを生ずるという不具合
があった。しかし、本発明による製造方法によれば、焦
線精度が大幅に向上するためアーチファクトのない高画
質な画像が得られる。なお、従来の製造方法で得られた
ファンビームコリメータでは、格子状の貫通孔配列面に
おける中心部の感度が、その周辺部の感度よりも高く、
検出器面の感度分布が不均一であるため、補正が必要で
あった。
【0034】そこで、上記した第1実施例の製造方法で
ファンビームコリメータ用の構造体2を製作する際、そ
の構造体2がなす格子状の貫通孔配列面は、図2のよう
に中心部3よりもその周辺部4において各貫通孔の穴径
を大きく設定するとよい。好適な一例では、中心部3に
おける貫通孔の穴径:1mm程度に対し、周辺部4にお
ける貫通孔の穴径:1.4mm程度にし、これにより検
出器の感度分布が均一になるようにした。
【0035】従って、図2のような貫通孔配列面をなる
構造体2であれば、上記SPECT装置のファンビーム
コリメータとして適用することにより、このファンビー
ムコリメータに組合せた検出器の感度分布を均一化する
ことが可能となる。なお、構造体2に対しては、検出器
の感度分布均一性を図るための上記処理の他にも必要に
応じて例えば外形加工等の処理を施してもよい。
【0036】このようなことから、前述した第1実施例
で製作した構造体2を基材としてコリメータを得ること
によって、上記SPECT装置のγ線検出精度を従来の
それに比較して大幅に向上させることができる。
【0037】<ファンビームコリメータの製造方法の第
2実施例>この第2実施例においても、製造工程順序は
上記第1実施例と同様であるので、図1を援用すること
にする。
【0038】まず、図1(A)のように厚さ:60mm
、長手方向寸法:400mm、短手方向寸法200mm
の各寸法程度の大きさとした例えば塩化ナトリウム等の
塩板からなる中実なブロック材1を用意する。
【0039】次に、その中実なブロック材1に対し、N
C制御される細い溝幅の円板カッタ等を用いて同図(B
)のように溝幅:0.2mm程度で深さ:40mm程度
の細い溝を格子状に加工する。この際、ブロック材1の
長手方向に、複数の細い溝を平行に切る。またその短手
方向には、複数の細い溝を1つの焦線に向かうようにフ
ァン状に切る。
【0040】次に、ブロック材1に格子状に加工した細
い溝に鉛を鋳込む。この際、その細い溝に鉛が十分に入
るように溶融している鉛に対し圧力を加えたり、また、
その鉛に予めアンチモン等の化合物を添加して溶融して
いる鉛の湯流れを良くしたりすると良いものである。
【0041】こうして中実な塩板からなるブロック材1
に格子状に加工した細い溝に鉛を鋳込んだ後、そのブロ
ック材1を水などの溶剤中に浸漬するなどして溶かす。 この塩板を水で溶かす工程は、アルミニウムを水酸化ナ
トリウムで溶かすよりはるかに容易で安価である。これ
により、その水などに溶けない鉛により同図(C)のよ
うに格子状に貫通孔が配列されてなるファンビームコリ
メータ用の構造体2を製作することができる。
【0042】また、上記した如く構造体2がなす格子状
の貫通孔配列面は、図2のように中心部3よりもその周
辺部4において各貫通孔の穴径を大きく設定し、これに
より検出器の感度分布を均一化することが可能となる。
【0043】次に、図2に従って説明した関係で貫通孔
が形成されてなる本発明のファンビームコリメータを三
検出器型のSPECT装置に適用した場合の好適な一例
を図3に基づいて説明する。
【0044】図3に示す三検出器型のSPECT装置は
、架台101、データ収集部102、画像再構成部10
3、表示部104からなる。そして、架台101は、被
検体Pに投与された放射性医薬品より放出されるγ線を
被検体Pの頭部を対象として検出するため、本発明のフ
ァンビームコリメータ105を3枚用いてこれを正三角
形に組み合せ、対応する各検出器(シンチレータと光電
変換器との組み合せ)106に対し着脱自在に取付けて
いる。この架台101の各検出器106からの投影デー
タは、データ収集部102で収集されて画像再構成部1
03へ出力される。これにより画像再構成部103では
ータ収集部2より受けた投影データを基にSPECT画
像を画像合成により再構成し、再構成したSPECT画
像を表示部104上に表示させる。
【0045】ところで、従来のようにファンビームコリ
メータでの感度補正が不十分な場合、SPECT画像上
の感度均一性が一様でなく、例えば図4のようにファン
ビームコリメータ有効視野中心(X=0)で感度が高く
、その中心からの距離が大きくなるにつれて感度が低下
している。
【0046】これに対し、図2に示した如くに格子状の
貫通孔配列面における中心部よりもその周辺部において
各貫通孔の空間断面積を大きく設定してなる本発明のフ
ァンビームコリメータ105を用いると、図5のように
ファンビームコリメータ有効視野中心(X=0)とその
中心からの距離が大きい位置との間に感度の差がほとん
どなくなる。
【0047】従って、本発明のファンビームコリメータ
105を適用したこの種のSPECT装置によれば、S
PECT画像上の感度均一性が一様となり、このSPE
CT画像上で被検体Pの頭部腫瘍などを精度良く表すこ
とができ、診断能向上に寄与できることになる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明のコリメータ
製造方法によれば、厚板状の中実なブロック材に対し、
細い溝を格子状に加工することを、NC制御された切削
手段により容易且つ高精度に実施することができる。そ
のため、従来必要とされていた多数本のピンを用いた組
み立て作業が不要となる。そして、上記ブロック材の格
子状の細い溝に鉛を鋳込んだ後、上記ブロック材を溶剤
で溶かすだけで溶剤には溶けない鉛により格子状に貫通
孔が配列されてなるコリメータ用の構造体を高精度に製
作することができ、この構造体を基材として高精度のコ
リメータを得ることができる。
【0049】また、本発明のコリメータによれば、格子
状の貫通孔配列面における中心部よりもその周辺部にお
いて各貫通孔の穴径が大きく設定して感度補正がなされ
ているため、検出器における検出感度均一性が確保され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコリメータ製造方法によりファンビー
ムコリメータを製造する工程の概略を示した図である。
【図2】本発明のコリメータ製造方法により得られたフ
ァンビームコリメータにおける貫通孔配列面の各貫通孔
の穴径の概略を示した図である。
【図3】本発明により得られたファンビームコリメータ
を採用した三検出器型のSPECT装置の概略を示した
システムブロック図である。
【図4】ファンビームコリメータでの感度補正がなされ
ていない場合の感度分布特性を示した図である。
【図5】本発明により感度補正がなされたファンビーム
コリメータを用いた場合の感度分布特性を示した図であ
る。
【符号の説明】 1  ブロック材 2  ファンビームコリメータ用の構造体101  架
台 102  データ収集部 104  表示部 105  本発明のファンビームコリメータ106  
検出器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  厚板状の中実なブロック材に、溝幅:
    0.1〜1mm程度で深さ:40mm程度の細い溝を格
    子状に加工し、この格子状に加工した細い溝に鉛を鋳込
    んだ後、当該ブロック材を溶剤で溶かす工程を経てその
    溶剤には溶けない鉛により格子状に貫通孔が配列されて
    なる構造体を製作し、この構造体を基材としてコリメー
    タを得ることを特徴とするコリメータ製造方法。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の製造方法で得るコリメ
    ータであって、前記構造体がなす格子状の貫通孔配列面
    における中心部よりもその周辺部において各貫通孔の穴
    径を大きく設定してなることを特徴とするコリメータ。
JP3063522A 1991-03-27 1991-03-27 コリメータ製造方法及び該製造方法で得るコリメータ Pending JPH04297899A (ja)

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JP3063522A JPH04297899A (ja) 1991-03-27 1991-03-27 コリメータ製造方法及び該製造方法で得るコリメータ
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