JPH044232Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH044232Y2 JPH044232Y2 JP1983152753U JP15275383U JPH044232Y2 JP H044232 Y2 JPH044232 Y2 JP H044232Y2 JP 1983152753 U JP1983152753 U JP 1983152753U JP 15275383 U JP15275383 U JP 15275383U JP H044232 Y2 JPH044232 Y2 JP H044232Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- collimator
- slat
- radiation
- ect
- parallel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 8
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 7
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 5
- 239000000941 radioactive substance Substances 0.000 description 2
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 2
- WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N tungsten Chemical compound [W] WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010937 tungsten Substances 0.000 description 2
- 238000002591 computed tomography Methods 0.000 description 1
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- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000012857 radioactive material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
この考案は、放射線をコリメートするコリメー
タに関し、特に、シンチレーシヨンカメラを被写
体の周囲に回転させて放射性物質の特定断面図に
おける濃度分布画像を得るタイプのECT装置
(エミツシヨンコンピユータ断層撮影装置)に用
いるコリメータに関する。
タに関し、特に、シンチレーシヨンカメラを被写
体の周囲に回転させて放射性物質の特定断面図に
おける濃度分布画像を得るタイプのECT装置
(エミツシヨンコンピユータ断層撮影装置)に用
いるコリメータに関する。
(ロ) 従来技術
従来より、シンチレーシヨンカメラを被写体の
周囲に回転させるタイプのECT装置が知られて
いる。これは、第1図に示すように、シンチレー
シヨンカメラ1をアーム2で保持し、このアーム
2を回転支持枠3に取り付け、この回転支持枠3
を基台4に対して軸0を中心軸として回転させ
る。そして被写体(患者)は、この中心軸0に沿
つて、つまり患者の体軸がこの中心軸0に一致す
るようにして、置かれる。シンチレーシヨンカメ
ラ1は被写体の周囲に回転することになり、その
各々の角度毎に、シンチレーシヨンカメラ1か
ら、被写体中より発せられる放射線の投影データ
を採集することができ、この投影データをコンピ
ユータによつて画像再構成処理することにより、
中心軸0に垂直な断面における被写体中の放射性
物質の濃度分布画像を得ることができる。
周囲に回転させるタイプのECT装置が知られて
いる。これは、第1図に示すように、シンチレー
シヨンカメラ1をアーム2で保持し、このアーム
2を回転支持枠3に取り付け、この回転支持枠3
を基台4に対して軸0を中心軸として回転させ
る。そして被写体(患者)は、この中心軸0に沿
つて、つまり患者の体軸がこの中心軸0に一致す
るようにして、置かれる。シンチレーシヨンカメ
ラ1は被写体の周囲に回転することになり、その
各々の角度毎に、シンチレーシヨンカメラ1か
ら、被写体中より発せられる放射線の投影データ
を採集することができ、この投影データをコンピ
ユータによつて画像再構成処理することにより、
中心軸0に垂直な断面における被写体中の放射性
物質の濃度分布画像を得ることができる。
ところで、この場合、シンチレーシヨンカメラ
1の前面に取り付けて放射線のコリメートを行な
うコリメータは、分解能および感度とも優れた画
像を得るため、回転方向に分解能が高く、断面厚
さ方向(中心軸0に平行な方向)に分解能を低く
して感度を高めたものを用いる必要がある。
1の前面に取り付けて放射線のコリメートを行な
うコリメータは、分解能および感度とも優れた画
像を得るため、回転方向に分解能が高く、断面厚
さ方向(中心軸0に平行な方向)に分解能を低く
して感度を高めたものを用いる必要がある。
一方、従来より一般に用いられているコリメー
タは、第2図に示すような、鉛やタングステンな
どの放射線遮蔽能の高い材質の基板5に丸孔6等
の孔を穿孔した多孔コリメータが主流となつてい
る。しかし、このようなコリメータは製造上の技
術的限界から分解能が高くてしかも精度(均一
性)の高いものを作ることが困難である。特に、
上記のECT装置に用いる場合は、上記の条件を
満たすため、回転中心軸0に平行な方向には長
く、回転方向には短い、長方形の孔を設けなけれ
ばならないので、精度のよいものを作ることは一
層困難である。
タは、第2図に示すような、鉛やタングステンな
どの放射線遮蔽能の高い材質の基板5に丸孔6等
の孔を穿孔した多孔コリメータが主流となつてい
る。しかし、このようなコリメータは製造上の技
術的限界から分解能が高くてしかも精度(均一
性)の高いものを作ることが困難である。特に、
上記のECT装置に用いる場合は、上記の条件を
満たすため、回転中心軸0に平行な方向には長
く、回転方向には短い、長方形の孔を設けなけれ
ばならないので、精度のよいものを作ることは一
層困難である。
(ハ) 目的
この考案は、1方向で分解能が高くかつ他方向
で感度が高いという特性を有し、しかも精度が高
く製造容易で安価なECT用コリメータを提供す
ることを目的とする。
で感度が高いという特性を有し、しかも精度が高
く製造容易で安価なECT用コリメータを提供す
ることを目的とする。
(ニ) 構成
この考案によるECT用コリメータは、2つの
スラツトコリメータを重ね合わせて構成されてシ
ンチレーシヨンカメラの前面に取り付けられ、一
方のスラツトコリメータはその放射線遮蔽性薄板
の配列方向が回転方向となつていてその配列密度
が高くされ、他方のスラツトコリメータはその放
射線遮蔽性薄板の配列方向が回転中心軸に平行な
方向になつていてその配列密度が低くされてい
る。
スラツトコリメータを重ね合わせて構成されてシ
ンチレーシヨンカメラの前面に取り付けられ、一
方のスラツトコリメータはその放射線遮蔽性薄板
の配列方向が回転方向となつていてその配列密度
が高くされ、他方のスラツトコリメータはその放
射線遮蔽性薄板の配列方向が回転中心軸に平行な
方向になつていてその配列密度が低くされてい
る。
(ホ) 実施例
この考案によるECT用コリメータは、第3図
に示される一実施例のように、2つのスラツトコ
リメータ7,8を重ね合わせて構成されている。
そして、これら2つのスラツトコリメータ7,8
は、それぞれたとえば鉛やタングステンなどでな
る多数の放射線遮蔽性薄板9を平行に配列してな
り、1つずつでは配列方向にのみコリメーシヨン
特性を有する1次元的なコリメータである。一方
のスラツトコリメータ7ではその配列間隔が狭く
高密度の配列となりこの配列方向の分解能は高い
ものとなつており、他方のスラツトコリメータ8
では配列間隔が広く低い密度の配列となつていて
この配列方向の分解能は低く代りに高感度となつ
ている。これらの配列方向が互いに直角になるよ
うにして、この2つのスラツトコリメータ7,8
が重ね合わされるので、2次元的なコリメーシヨ
ン特性を有するコリメータとなるが、1方向では
高分解能で他方向では低分解能・高感度の特性と
なる。
に示される一実施例のように、2つのスラツトコ
リメータ7,8を重ね合わせて構成されている。
そして、これら2つのスラツトコリメータ7,8
は、それぞれたとえば鉛やタングステンなどでな
る多数の放射線遮蔽性薄板9を平行に配列してな
り、1つずつでは配列方向にのみコリメーシヨン
特性を有する1次元的なコリメータである。一方
のスラツトコリメータ7ではその配列間隔が狭く
高密度の配列となりこの配列方向の分解能は高い
ものとなつており、他方のスラツトコリメータ8
では配列間隔が広く低い密度の配列となつていて
この配列方向の分解能は低く代りに高感度となつ
ている。これらの配列方向が互いに直角になるよ
うにして、この2つのスラツトコリメータ7,8
が重ね合わされるので、2次元的なコリメーシヨ
ン特性を有するコリメータとなるが、1方向では
高分解能で他方向では低分解能・高感度の特性と
なる。
このようにして構成したコリメータをECT装
置用のシンチレーシヨンカメラに取り付ける場合
は、配列密度の高い方のスラツトコリメータ7の
放射線遮蔽性薄板配列方向が回転方向となり、配
列密度の低い方のスラツトコリメータ8の放射線
遮蔽性薄板配列方向が回転中心軸に平行な方向と
なるようにする。すると、被写体中の放射性物質
の濃度分布画像を得ようとする断面内では高分解
能となり、この断面に直角な方向(断面厚さ方
向)には高感度となる。したがつて、ECT装置
用として最適な特性を備えたコリメータを実現で
きることになる。
置用のシンチレーシヨンカメラに取り付ける場合
は、配列密度の高い方のスラツトコリメータ7の
放射線遮蔽性薄板配列方向が回転方向となり、配
列密度の低い方のスラツトコリメータ8の放射線
遮蔽性薄板配列方向が回転中心軸に平行な方向と
なるようにする。すると、被写体中の放射性物質
の濃度分布画像を得ようとする断面内では高分解
能となり、この断面に直角な方向(断面厚さ方
向)には高感度となる。したがつて、ECT装置
用として最適な特性を備えたコリメータを実現で
きることになる。
しかも、スラツトコリメータ7,8の各々は単
に多数の放射線遮蔽性薄板9を多数平行に配列し
ただけであるから、高分解能とするために高密度
に配列したり高感度とするために低密度に配列し
たりすることがきわめて容易であり、精度が高く
均一性の優れたものを容易に製造することができ
る。
に多数の放射線遮蔽性薄板9を多数平行に配列し
ただけであるから、高分解能とするために高密度
に配列したり高感度とするために低密度に配列し
たりすることがきわめて容易であり、精度が高く
均一性の優れたものを容易に製造することができ
る。
(ヘ) 効果
この考案によるECT用コリメータは配列密度
の異なる2つのスラツトコリメータを重ね合わせ
てシンチレーシヨンカメラの前面に取り付けるよ
う構成さけているため、1方向の配列密度を高め
て高分解能としたり、他方向の配列密度を低くし
て高感度としたりすることが簡単にでき、しかも
精度(均一性)を高めることも容易である。この
ように製造容易なため、ECT用として優れた特
性を有するコリメータを低価格で実現できる。
の異なる2つのスラツトコリメータを重ね合わせ
てシンチレーシヨンカメラの前面に取り付けるよ
う構成さけているため、1方向の配列密度を高め
て高分解能としたり、他方向の配列密度を低くし
て高感度としたりすることが簡単にでき、しかも
精度(均一性)を高めることも容易である。この
ように製造容易なため、ECT用として優れた特
性を有するコリメータを低価格で実現できる。
第1図はシンチレーシヨンカメラ回転型ECT
装置を示す概略的斜視図、第2図は従来の一般的
なコリメータを示す部分拡大斜視図、第3図はこ
の考案の一実施例に係るコリメータを示す概略的
分解斜視図である。 1……シンチレーシヨンカメラ、2……アー
ム、3……回転支持枠、4……基台、5……基
板、6……丸孔、7,8……スラツトコリメー
タ、9……放射線遮蔽性薄板。
装置を示す概略的斜視図、第2図は従来の一般的
なコリメータを示す部分拡大斜視図、第3図はこ
の考案の一実施例に係るコリメータを示す概略的
分解斜視図である。 1……シンチレーシヨンカメラ、2……アー
ム、3……回転支持枠、4……基台、5……基
板、6……丸孔、7,8……スラツトコリメー
タ、9……放射線遮蔽性薄板。
Claims (1)
- シンチレーシヨンカメラを被写体の周囲に回転
させるタイプのECT装置において、放射線遮蔽
性の薄板を平行に高密度に配列してなる第1のス
ラツトコリメータと、放射線遮蔽性の薄板を平行
に低密度に配列してなる第2のスラツトコリメー
タとを、第1のスラツトコリメータにおける配列
方向が上記回転方向となり、第2のスラツトコリ
メータにおける配列方向が上記回転中心軸に平行
な方向となるようにして、重ね合わせて、上記シ
ンチレーシヨンカメラ前面に取り付ける、ECT
用コリメータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15275383U JPS6059985U (ja) | 1983-09-30 | 1983-09-30 | Ect用コリメ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15275383U JPS6059985U (ja) | 1983-09-30 | 1983-09-30 | Ect用コリメ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6059985U JPS6059985U (ja) | 1985-04-25 |
JPH044232Y2 true JPH044232Y2 (ja) | 1992-02-07 |
Family
ID=30338147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15275383U Granted JPS6059985U (ja) | 1983-09-30 | 1983-09-30 | Ect用コリメ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6059985U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50151185A (ja) * | 1974-05-01 | 1975-12-04 | ||
JPS57198877A (en) * | 1981-05-30 | 1982-12-06 | Shimadzu Corp | Collimator of scintillation camera |
-
1983
- 1983-09-30 JP JP15275383U patent/JPS6059985U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50151185A (ja) * | 1974-05-01 | 1975-12-04 | ||
JPS57198877A (en) * | 1981-05-30 | 1982-12-06 | Shimadzu Corp | Collimator of scintillation camera |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6059985U (ja) | 1985-04-25 |
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