JP2666462B2 - リングect装置の感度補正装置 - Google Patents

リングect装置の感度補正装置

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JP2666462B2
JP2666462B2 JP8306289A JP8306289A JP2666462B2 JP 2666462 B2 JP2666462 B2 JP 2666462B2 JP 8306289 A JP8306289 A JP 8306289A JP 8306289 A JP8306289 A JP 8306289A JP 2666462 B2 JP2666462 B2 JP 2666462B2
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誠一 山本
和己 田中
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、多数の放射線検出器をリング型に配列し
た、シングルフォトンECT(エミッションコンピュータ
トモグラフィ)装置やポジトロンECT装置などの、リン
グECT装置の感度補正装置に関する。
【従来の技術】
リングECT装置において、多数の検出器の感度を補正
する場合、ポジトロンECT装置について述べると、従来
では第3図A,B,Cに示すように平板状の放射線源5、ラ
イン状線源2、円柱状ファントム6などを用いていた。
すなわち平板状線源5を用いる場合は、これを放射線検
出器1のリング状配列の中で回転させ、その平板の面に
直角な方向のデータだけを採用して補正を行なう。ライ
ン状線源2を用いる場合は、回転させて1つの円軌道上
に移動させて補正データを得る。また、ファントム6は
断面を円形または楕円形としたものなどを用いる。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のリングECT装置の感度補正装置
では、いずれもつぎのような問題があった。まず、平板
状線源5を用いる場合、第1に平板状の線源を作製する
ことを自体非常に困難であるし、また面方向に均一にす
ることも難しい。面に直角な方向のデータのみ採用する
ため感度が低くなり、測定時間が長くなる点も難点であ
る。 また、ライン状線源2では、視野内の最外周の感度と
中心部の感度とを同じものとして感度補正を行なうの
で、中心部の感度補正が正しく行えたかどうかに疑問が
残る。 さらに、ファントム6を用いる場合、ファントム内で
放射線が吸収されたり散乱したりするため、精度を確保
することが難しい。 この発明は、精度高く感度補正を行なうことができ
る、リングECT装置の感度補正装置を提供することを目
的とする。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明によるリングECT
装置の感度補正装置においては、ライン状の放射線源
と、該線源を保持する移動ブロックと、該移動ブロック
が移動可能な直線状のレールを有する回転フレームとが
備えられている。 また、ライン状の放射線源と、該線源を保持する移動
ブロックと、該移動ブロックを直線的に移動可能に保持
するアームと、該アームをその長手方向に略直角な方向
に移動させる機構とによりリングECT装置の感度補正装
置を構成してもよい。
【作 用】
ライン状線源を保持する移動ブロックは、回転フレー
ムに取り付けられた直線状のレールに沿って移動できる
ため、回転フレームの回転だけなら回転方向の移動がで
きる。また、この回転フレームがある回転角度で静止し
ているときに移動ブロックがレールに沿って移動する
と、ある方向での直線的な移動が行える。この回転方向
の移動と直線方向の移動とを組み合わせれば、ライン状
線源を任意の軌跡上に2次元的に移動させることができ
るため、視野の平面内のいずれの位置にもライン状線源
を位置させることが可能である。そのため、感度補正用
の正しいデータを容易に得ることができる。 また、ライン状線源を保持する移動ブロックを、アー
ムに沿って直線的に移動させるとともに、このアーム自
体をその長手方向に直角な方向に移動させるようにして
も、これらの2方向の直線移動の組み合わせにより、ラ
イン状線源を任意の軌跡上に2次元的に移動させること
ができる。そのため、視野の平面内のいずれの位置にも
ライン状線源を位置させることが可能で、感度補正用の
正しいデータを容易に得ることができる。 したがって、いずれの場合もライン状線源の2次元分
布が得られるため、精度の高い感度補正が可能となり、
リングECT装置のデータの定量性が向上する。
【実 施 例】 つぎにこの発明の一実施例について図面を参照しなが
ら説明する。第1図A,Bはこの発明の第1の実施例にか
かるリングECT装置の感度補正装置を示すもので、これ
らの図においてライン状の放射線源2は、多数の放射線
検出器1のリング状配列が形成する平面(第1図Aの紙
面に平行な平面)に略直角となるように、移動ブロック
31により保持されている(第1図B参照)。この移動ブ
ロックは回転円盤(回転フレーム)34の上に設けられた
直線状のレール33に沿って移動可能となっており、この
移動ブロック31に取り付けられたモーター32によってレ
ール33に沿った方向に直線的に駆動される。回転円盤34
は適宜な機構により回転可能に保持され、且つたとえば
その周囲に歯車の溝を設け、モーター36によって回転駆
動される歯車35と噛み合わせることなどにより、強制的
に回転駆動されるようになっている。 これらのライン状線源2及びこれを保持し移動させる
機構は補正用のデータを取得するときだけ、図のように
配置され、通常は取り除かれている。また、検出器1が
形成するリングの中にはライン状線源2のみが入り、他
の保持及び移動機構は第1図Bに示すようにリンの外に
出るようにされている。 この第1図A,Bの構成では、ライン状線源2は、回転
円盤34の回転によって回転方向に移動させられ、移動ブ
ロック31のレール33上の移動によって直線的に移動させ
られる。そして、回転円盤34の回転位置によってこの直
線移動の方向は任意のものとすることができる。なお、
この回転運動と直線運動とは同時に且つ非同期に行なう
ことが望ましく、あるいは一方の運動の速度を他方の運
動の速度よりもゆっくりとしたり、また直線運動は十分
な精度とすることも好ましい。 たとえば、この回転運動と直線運動とを同時に行なわ
せ、且つ直線運動を回転運動よりもゆっくり行なわせる
と、ライン状線源2は第1図Aの点線で示すような渦巻
状の軌跡を描いて移動することになる。 このようにライン状線源2を検出器1のリング内で2
次元的にくまなく移動させることができるため、吸収及
び散乱のない理想的なファントムをリング内に配置して
得たと同じ補正用データを得ることができる。そのた
め、理想に近い感度補正が行える。 第2図は第2の実施例にかかるリングECT装置の感度
補正装置を示すものである。この図において、ライン状
線源2は移動ブロク41により保持されており、この移動
ブロック41は移動アーム43に沿って横方向に直線移動す
る。その直線駆動用のモーター42は移動ブロック41に取
り付けられている。またアーム43はその両端がレール44
に保持され、縦方向に移動するようにされている。すな
わち、モーター45によりベルト・プーリ機構等の適宜な
機構を介してアーム43が縦方向に移動させられるように
なっている。アーム43を固定して移動ブロック41のみを
移動させれば、ライン状線源2を横方向のみに直線移動
でき、また移動ブロック41をアーム43上で固定してアー
ム43のみを移動させればライン状線源2を縦方向にのみ
直線移動できる。これらの縦・横方向の直線移動を同時
に行なえば、斜め方向の移動も可能である。これら縦・
横の直線運動を組み合わせて、たとえば第2図の点線で
示すような軌跡上にライン状線源2を移動させることが
できる。なお、検出器1が形成するリングの中にはリン
状線源2のみが入り、他の保持及び移動機構はリングの
外に出るようにされている点は第1の実施例と同じであ
る。また直線運動は均一な速度であってもよいし、中央
付近ほど速度が速くなるように構成してもよい。 この第2図のリングECT装置の感度補正装置の場合
も、ライン状線源2を検出器1のリング内で2次元的に
くまなく移動させることができるため、吸収及び散乱の
ない理想的なファントムをリング内に配置して得たと同
じ補正用データを得ることができ、理想に近い感度補正
が行える。 なお、第2図の構成に対して、レール44を回転フレー
ムに取り付け全体を回転させる機構を付け加えるように
することも可能である。 上記の説明はすべてポジトロンECT装置についてのも
のであるが、シングルフォトンECT装置についても同様
に適用できることは勿論である。
【発明の効果】
この発明のリングECT装置の感度補正装置によれば、
ライン状線源の2次元分布が得られるため、理想に近
い、高精度の感度補正が可能となり、リングECT装置の
データの定量性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図A,Bはこの発明の一実施例を示すもので、第1図
Aは正面方向からの模式図、第1図Bは模式図な断面
図、第2図は他の実施例を正面方向から示す模式図、第
3図A,B,Cはそれぞれ従来例を正面方向から示す模式図
である。 1……放射線検出器、2……ライン状線源、31……移動
ブロック、32、36、42、45……モーター、33、44……レ
ール、34……回転円盤、35……歯車、43……移動アー
ム、5……平板状線源、6……ファントム。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ライン状の放射線源と、該線源を保持する
    移動ブロックと、該移動ブロックが移動可能な直線状の
    レールを有する回転フレームとを具備することを特徴と
    するリングECT装置の感度補正装置。
  2. 【請求項2】ライン状の放射線源と、該線源を保持する
    移動ブロックと、該移動ブロックを直線的に移動可能に
    保持するアームと、該アームをその長手方向に略直角な
    方向に移動させる機構とを具備することを特徴とするリ
    ングECT装置の感度補正装置。
JP8306289A 1989-03-31 1989-03-31 リングect装置の感度補正装置 Expired - Lifetime JP2666462B2 (ja)

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JPH02262086A JPH02262086A (ja) 1990-10-24
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