JP4899756B2 - 交通情報作成装置及び交通情報作成方法 - Google Patents

交通情報作成装置及び交通情報作成方法

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Description

本発明は、渋滞情報を含む交通情報を作成する交通情報作成装置及び交通情報作成方法に関し、特に、プローブカーに搭載されたナビゲーション装置から収集したプローブ情報に基づいて交通情報を作成する交通情報作成装置及び交通情報作成方法に関するものである。
近年、走行している車両がセンサ(プローブカー)となり、このプローブカーから収集した速度(時間、位置)等のプローブ情報に基づいて渋滞情報を含む交通情報を作成する交通情報作成装置及び交通情報作成方法が種々提案されている。
例えば、プローブ情報の収集状況に応じて、例えば、対象の道路区間におけるプローブカーの台数、プローブカーの走行速度などに応じて、交通渋滞の度合い等の道路状況を判定するための交通情報判定区間の区間長を可変的に設定する。そして、設定した可変の交通情報判定区間ごとに、走行軌跡データで構成される交通情報作成可能ルートを分割し、平均旅行時間や渋滞度、平均速度等の交通情報を生成する。このとき、プローブカーの台数が少ない場合やプローブカーの走行速度が速い場合は区間長を長くし、プローブカーの台数が多い場合やプローブカーの走行速度が遅い場合は区間長を短くするように構成された交通情報作成装置及び交通情報作成方法がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−31422号公報(段落(0022)〜(0064)、図1〜図12)
しかしながら、上述した特許文献1に記載される構成では、複数のプローブカーからのプローブ情報を受信して入力し、地図情報データベース(地図情報DB)の地図データを用いてマップマッチング処理を行ってプローブ情報に対応する道路区間を特定し、各プローブカー毎にプローブ情報から走行軌跡データを生成する。そして、同一区間を通過したプローブカーの台数が多い場合は、道路区間を短くし、一方、同一区間を通過したプローブカーの台数が少ない場合は、道路区間を長くして交通情報を作成する。このため、プローブカーの台数が少ない場合には(例えば、1台である。)、走行に変化が生じ易い道路であっても、この道路区間を長くして交通情報を作成するため、当該道路区間におけるプローブ情報のバラツキが大きくなり、交通情報の精度が低下するという問題がある。例えば、この道路区間に信号機が有る場合には、信号機の設置場所におけるプローブカーの停止の有・無によって、当該道路区間における旅行時間や車速に関するプローブ情報のバラツキが大きくなり、交通情報の精度が低下するという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、適切なプローブ情報の収集サンプル数で、精度の高い交通情報を作成することが可能な交通情報作成装置及び交通情報作成方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る交通情報作成装置は、ナビゲーション装置(2)からプローブ情報を収集するプローブ情報収集手段(17)と、各道路区分に対応して、各道路区分に属するリンクの交通情報を作成するために必要な前記プローブ情報の収集サンプル数を記憶するサンプル数記憶手段(18)と、前記プローブ情報に対応するリンクの属する道路区分に対応して記憶する前記収集サンプル数に基づいて、当該リンクの交通情報を作成するために必要な前記収集サンプル数のプローブ情報を収集したか否かを判定するサンプル数判定手段(10)と、前記サンプル数判定手段を介して必要な前記収集サンプル数のプローブ情報を収集したと判定した場合には、前記プローブ情報に対応するリンクの交通情報を作成するように制御する制御手段(10)と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る交通情報作成装置は、請求項1に記載の交通情報作成装置(3)において、前記サンプル数記憶手段(18)は、前記各道路区分に対応して記憶する前記収集サンプル数をエリア毎にそれぞれ記憶しており、前記サンプル数判定手段(10)は、前記プローブ情報に対応するリンクが含まれるエリアにおける該収集サンプル数に基づいて、当該リンクの交通情報を作成するために必要な該収集サンプル数のプローブ情報を収集したか否かを判定することを特徴とする。
また、請求項3に係る交通情報作成装置は、請求項1又は請求項2に記載の交通情報作成装置(3)において、前記サンプル数記憶手段(18)は、前記各道路区分に対応して記憶する前記収集サンプル数月、曜日、時間帯のうちの少なくとも1つに対応して記憶していることを特徴とする。
また、請求項4に係る交通情報作成装置は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の交通情報作成装置(3)において、前記道路区分には、一般道路が含まれ、前記サンプル数記憶手段(18)は、前記一般道路に属するリンクの交通情報を作成するために必要な前記収集サンプル数前記一般道路の信号機の有・無に対応して記憶していることを特徴とする。
また、請求項5に係る交通情報作成装置は、請求項4に記載の交通情報作成装置において、前記一般道路の信号機の無しに対応して記憶されている前記収集サンプル数は、前記一般道路の信号機の有りに対応して記憶されている前記収集サンプル数よりも小さい値に設定されていることを特徴とする。
また、請求項に係る交通情報作成装置は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の交通情報作成装置(3)において、前記道路区分には、一般道路が含まれ、前記サンプル数記憶手段(18)は、前記一般道路に属するリンクの交通情報を作成するために必要な前記収集サンプル数前記一般道路の車線数に対応して記憶していることを特徴とする。
また、請求項7に係る交通情報作成装置は、請求項6に記載の交通情報作成装置において、前記一般道路の車線数が2車線以上の車線数に対応して記憶されている前記収集サンプル数は、前記一般道路の車線数が1車線の車線数に対応して記憶されている前記収集サンプル数よりも小さい値に設定されていることを特徴とする。
更に、請求項に係る交通情報作成方法は、ナビゲーション装置からプローブ情報を収集するプローブ情報収集工程(S11)と、各道路区分に対応して予め記憶された、各道路区分に属するリンクの交通情報を作成するために必要な前記プローブ情報の収集サンプル数に基づいて、前記プローブ情報に対応するリンクの必要な前記収集サンプル数のプローブ情報を収集したか否かを判定するサンプル数判定工程(S12、S13、S14)と、前記サンプル数判定工程で前記プローブ情報に対応するリンクの必要な収集サンプル数のプローブ情報を収集したと判定した場合には、前記プローブ情報に対応するリンクの交通情報を作成する交通情報作成工程(S15、S16)と、を備えたことを特徴とする。
前記構成を有する請求項1に係る交通情報作成装置では、各道路区分に対応して、各道路区分に属するリンクの交通情報を作成するために必要なプローブ情報の収集サンプル数が、予め記憶されている。そして、プローブ情報に対応するリンクの属する道路区分に対応して記憶する収集サンプル数に基づいて、当該リンクの交通情報を作成するために必要な収集サンプル数のプローブ情報を収集したと判定した場合には、プローブ情報に対応するリンクの交通情報が作成される。
これにより、各リンクの交通情報を作成するために必要なプローブ情報の収集サンプル数を、道路区分に応じて変化させて予め設定することができ、即ち、プローブ情報の信頼度に応じて変化させて予め設定することができ、より少ないサンプル数で、より精度の高い交通情報を作成することが可能となる。例えば、プローブカーが走行する道路区分が、信号機の無い高速自動車国道や都市高速道路等の場合には、プローブ情報の信頼度が高くなることから、より少ない収集サンプル数(例えば、1個のサンプル数である。)を予め設定して、精度の高いリンクの交通情報を作成することが可能となる。
また、請求項2に係る交通情報作成装置では、各道路区分に対応して記憶する収集サンプル数はエリア毎にそれぞれ記憶されている。そして、プローブ情報に対応するリンクが含まれるエリアを検出し、検出されたエリアにおける各道路区分に対応して記憶する収集サンプル数に基づいて、当該プローブ情報に対応するリンクの交通情報を作成するために必要な収集サンプル数のプローブ情報を収集したか否かが判定される。
これにより、各道路区分に対応して記憶するリンクの交通情報を作成するために必要なプローブ情報の収集サンプル数を、エリアに応じて変化させることが可能となり、地域性を考慮してより精度の高い収集サンプル数を設定することが可能となる。
また、請求項3に係る交通情報作成装置では、各道路区分に対応して記憶する収集サンプル数は、月、曜日、時間帯のうちの少なくとも1つに対応して記憶されている。このため、時期的要因、時間的要因を収集サンプル数に加味することができるので、道路区分に対応して設定された必要な収集サンプル数の精度を向上させることができる。
また、請求項4に係る交通情報作成装置では、一般道路に属するリンクの交通情報を作成するために必要な収集サンプル数、一般道路の信号機の有・無に対応して記憶している。このため、一般道路の信号機の有・無を一般道路に属するリンクの交通情報を作成するために必要な収集サンプル数に加味することができるので、一般道路に対応して設定された必要な収集サンプル数の精度をより向上させることができる。
また、請求項5に係る交通情報作成装置では、一般道路の信号機の無しに対応して記憶されている収集サンプル数は、一般道路の信号機の有りに対応して記憶されている収集サンプル数よりも小さい値に設定されている。このため、信号機の有る一般道路の各リンクに対する収集サンプル数をより多く設定して、交通情報の精度を高くすることが可能となる。また、信号機の無い一般道路の各リンクに対する収集サンプル数をより少なく設定しても(例えば、1個のサンプル数に設定する。)、精度の高い交通情報を作成することが可能となる。
また、請求項に係る交通情報作成装置では、収集サンプル数は、一般道路の車線数に対応して記憶されている。このため、一般道路の車線数を一般道路に属するリンクの交通情報を作成するために必要な収集サンプル数に加味することができるので、一般道路に対応して設定された必要な収集サンプル数の精度をより向上させることができる。
また、請求項7に係る交通情報作成装置では、一般道路の車線数が2車線以上の車線数に対応して記憶されている収集サンプル数は、一般道路の車線数が1車線の車線数に対応して記憶されている収集サンプル数よりも小さい値に設定されている。このため、1車線の一般道路の各リンクに対する収集サンプル数をより多く設定して、交通情報の精度を高くすることが可能となる。また、2車線以上の一般道路の各リンクに対する収集サンプル数をより少なく設定しても(例えば、1個のサンプル数に設定する。)、精度の高い交通情報を作成することが可能となる。
更に、請求項に係る交通情報作成方法では、先ず、ナビゲーション装置からプローブ情報を収集する。そして、各道路区分に対応して、予め記憶された各道路区分に属するリンクの交通情報を作成するために必要なプローブ情報の収集サンプル数に基づいて、プローブ情報に対応するリンクの必要な収集サンプル数のプローブ情報を収集したか否かを判定する。続いて、プローブ情報に対応するリンクの必要な収集サンプル数のプローブ情報を収集したと判定した場合には、プローブ情報に対応するリンクの交通情報を作成する。
これにより、各リンクの交通情報を作成するために必要なプローブ情報の収集サンプル数を、道路区分に応じて変化させて予め設定することができ、即ち、プローブ情報の信頼度に応じて変化させて予め設定することができ、より少ないサンプル数で、より精度の高い交通情報を作成することが可能となる。例えば、プローブカーが走行する道路区分が、信号機の無い高速自動車国道や都市高速道路等の場合には、プローブ情報の信頼度が高くなることから、より少ない収集サンプル数(例えば、1個のサンプル数である。)を予め設定して、精度の高いリンクの交通情報を作成することが可能となる。
以下、本発明に係る交通情報作成装置及び交通情報作成方法をナビゲーションシステムについて具体化した一実施例に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
先ず、本実施例に係るナビゲーションシステム1の概略構成について図1を用いて説明する。図1は本実施例に係るナビゲーションシステム1を示したブロック図である。
図1に示すように本実施例に係るナビゲーションシステム1は、各プローブカー6に搭載されたナビゲーション装置2と、ナビゲーション装置2に対して地図情報を更新する為の更新情報や後述の各ナビゲーション装置2から収集したプローブ情報に基づいて作成した渋滞情報等の交通情報を配信する情報配信センタ3と、ネットワーク4から基本的に構成されている。そして、ナビゲーション装置2と情報配信センタ3は、ネットワーク4を介して各種の情報の送受信が可能となるように構成されている。
また、このネットワーク4には、道路交通情報センタ(VICS(登録商標))5が接続され、ナビゲーション装置2と情報配信センタ3とは、ネットワーク4を介して、警察、日本道路公団等の交通管制システムの情報を収集して作成した道路の渋滞等に関する情報や交通規制情報等の交通情報を所定時間毎に受信することが可能に構成されている。また、この交通情報は、例えば、道路の渋滞等に関する道路渋滞情報、道路工事、建築工事等による交通規制情報等の道路交通情報に関する詳細情報である。該詳細情報は、道路渋滞情報の場合、後述のVICSリンクID、渋滞の実際の長さ、渋滞を通過するのに要する所要時間、渋滞度(渋滞無し/混雑/渋滞の別等)、渋滞中の車速、旅行時間、渋滞車線の進行方向、渋滞解消の見込まれる時刻等であり、交通規制情報の場合、後述のVICSリンクID、道路工事、建築工事等の継続期間、通行止め、片側交互通行、車線規制等の交通規制の種類、交通規制の時間帯等である。
尚、ナビゲーション装置2の構成に関しては後に図2を用いて詳細に説明する。
情報配信センタ3は、図1に示すようにサーバ10と、サーバ10に接続された地図情報記録部としてのセンタ側地図情報データベース(センタ側地図情報DB)14と、ナビ更新履歴情報データベース(ナビ更新履歴情報DB)15と、センタ側交通情報データベース(センタ側交通情報DB)16と、センタ側通信装置17と、サンプル数データベース(サンプ数ルDB)18とを備える。また、サーバ10は、サーバ10の全体の制御を行う演算装置及び制御装置としてのCPU11、並びにCPU11が各種の演算処理を行うに当たってワーキングメモリとして使用されるRAM12、ナビゲーション装置2からの要求に基づいてナビゲーション装置2に記憶された地図情報の内、所定エリアの地図情報を新たなバージョンの地図情報に更新する為の更新情報をセンタ側地図情報DB14から抽出し、ナビゲーション装置2に対して配信する地図情報更新処理や、後述のプローブカー6に搭載されたナビゲーション装置2から収集したプローブ情報(例えば、月、日時、リンク情報(メッシュID、リンクID、リンク長、交通信号機の有・無、道路種別等である。)、交通状況(旅行時間、渋滞度、速度等である。)、自車位置、自車位置の属する2次メッシュID、ワイパーの動作状況、車外/路面温度、天気、ABS(Antilock brake system)動作情報、路面状況、車両情報(車種、各諸元性能、車速、乗員、車重の配分率、トルクの掛かり方等)である。)に基づいて現況の交通情報を作成する交通情報作成処理(図4参照)や、ナビゲーション装置2からの要求に基づいて、現況の交通情報をネットワーク4を介して配信する交通情報配信処理等を行うための各種の制御プログラムが記録されたROM13等の内部記憶装置や、時間を計測するタイマ14等を備えている。尚、CPU11に代えてMPU等を使用することができる。
また、センタ側地図情報DB14には、情報配信センタ3で作成され、ナビゲーション装置2に記憶された地図情報を更新する際の基本となる地図情報である更新用地図情報14Aがバージョン毎に区分されて記憶されている。更に、現在のナビゲーション装置2に記憶される地図情報の一部又は全部を更新用地図情報14Aに更新する為の更新情報についても記憶されている。ここで、バージョンとは地図情報が作成された時期を特定する為の作成時期情報であり、バージョンを参照することによって地図情報が作成された時期を特定することが可能となっている。
また、センタ側地図情報DB14に記憶された更新用地図情報14Aには、ナビゲーション装置2で経路案内及び地図表示を行うのに必要な各種情報が記録されており、例えば、地図を表示するための地図表示データ、各交差点に関する交差点データ、ノード点に関するノードデータ、施設の一種である道路(道路リンク)に関するリンクデータ、経路を探索するための探索データ、施設の一種である店舗等のPOI(Point of Interest)に関する店舗データ、地点を検索するための検索データ等から構成されている。
ここで、特に地図表示データとしては、約10km×10kmで区画された2次メッシュをベースに4分割(長さ1/2)、16分割(1/4)、64分割(1/8)されたユニットで構成されており、各ユニットのデータ量が略同レベルになるように、各地のユニットが設定されている。最も小さい64分割サイズのユニットは、約1.25km四方の大きさである。
また、ノードデータとしては、実際の道路の分岐点(交差点、T字路等も含む)、各道路に曲率半径等に応じて所定の距離ごとに設定されたノード点の座標(位置)、ノードが交差点に対応するノードであるか等を表すノード属性、ノードに接続するリンクの識別番号であるリンクIDのリストである接続リンク番号リスト、ノードにリンクを介して隣接するノードのノード番号のリストである隣接ノード番号リスト、各ノード点の高さ(高度)等に関するデータ等が記録される。
また、リンクデータとしては、道路を構成する各道路リンク(以下、「リンク」という。)に関してリンクの属する道路の幅員、勾(こう)配、カント、バンク、路面の状態、道路の車線数、車線数の減少する箇所、幅員の狭くなる箇所、踏切り等を表すデータが、コーナに関して、曲率半径、交差点、T字路、コーナの入口及び出口等を表すデータが、道路属性に関して、降坂路、登坂路等を表すデータが、道路種別に関して、国道、主要地方道、県道、市町村道の一般道路、また、一般道路よりも狭い街中等の細街路のほか、高速自動車国道、都市高速道路、一般有料道路、有料橋等の有料道路を表すデータがそれぞれ記録される。更に、有料道路に関して、有料道路の入口及び出口の取付道(ランプウェイ)、料金所(インターチェンジ)等に関するデータが記録される。
また、探索データとしては、設定された目的地までの経路を探索及び表示する際に使用されるデータについて記録されており、ノードを通過する際の右左折や道路を構成するリンクの距離、道幅、道路種別等によって決定される各ノードの重み付け(以下、「コスト」という。)を算出する為に使用するコストデータ、経路探索により選択された経路をナビゲーション装置2の液晶ディスプレイ25(図2参照)の地図上に表示するための経路表示データ等から構成されている。
また、店舗データとしては、各地域のホテル、病院、ガソリンスタンド、駐車場、観光施設等のPOIに関するデータがPOIを特定するIDとともに記録される。なお、前記センタ側地図情報DB14には、所定の情報をナビゲーション装置2のスピーカ26(図2参照)によって出力するための音声出力データも記録される。
そして、情報配信センタ3は、ナビゲーション装置2からの要求があったタイミングで、センタ側地図情報DB14に格納された更新用地図情報14Aの内、最もバージョンの新しい更新用地図情報14Aによってナビゲーション装置2に記憶された地図情報の更新を行う。具体的には、本実施例に係るナビゲーションシステム1では、ナビゲーション装置2から更新用地図情報14Aの配信要求があった場合には、最もバージョンの新しい更新用地図情報14Aに更新する為の更新情報をナビゲーション装置2に対して配信することにより更新が行われる。ここで、ナビゲーション装置2に対して送信される更新情報としては、最もバージョンの新しい更新用地図情報14Aの新設道路を特定するための新設道路情報を含む全情報を送信することとしても良いし、現在のナビゲーション装置に記憶される地図情報から最もバージョンの新しい更新用地図情報14Aに更新する為の必要最小限の情報(新設道路を特定するための新設道路情報を含む更新部分の情報のみ)を送信することとしても良い。
一方、ナビ更新履歴情報DB15には、ナビゲーション装置2に記憶されている地図情報について現在までに更新を行った更新履歴に関する情報が、ナビゲーション装置2を特定するナビ識別IDとともに記憶される。更新履歴としては、具体的に地図情報を構成するリンクデータやノードデータ毎にどのバージョンの地図情報が用いられているかが記憶されており、ナビゲーション装置2の地図情報の更新を行う毎に新たな更新履歴に書き換えられる。
また、センタ側交通情報DB16には、プローブカー6に搭載されたナビゲーション装置2により収集されるプローブ情報(例えば、月、日時、リンク情報(メッシュID、リンクID、リンク長、交通信号機の有・無、道路種別等である。)、交通状況(旅行時間、渋滞度、速度等である。)、自車位置、自車位置の属する2次メッシュID、ワイパーの動作状況、車外/路面温度、天気、ABS(Antilock brake system)動作情報、路面状況、車両情報(車種、各諸元性能、車速、乗員、車重の配分率、トルクの掛かり方等)である。)や道路交通情報センタ(VICS(登録商標))5から受信した交通情報を収集して作成した現況の道路の渋滞等に関する情報である現況交通情報16Aが格納されている。また、このセンタ側交通情報DB16には、道路交通情報センタ(VICS(登録商標))5からのVICS信号や、各プローブカーから収集したプローブ情報等の過去の交通情報に基づいて生成された統計交通情報16Bが格納されている。
尚、この統計交通情報16Bは、祭り、パレード、花火大会等のイベントの開催予定場所、予定日時等のイベント予定情報、例えば、駅周辺や大型商業施設周辺の道路には週末を除く毎日の特定時刻に渋滞が発生するとか、海水浴場周辺の道路には夏季休暇時期に渋滞が発生する等の統計的渋滞情報や渋滞予測情報を含んでもよい。
そして、情報配信センタ3は、ナビゲーション装置2からの要求があったタイミングで、センタ側交通情報DB16に格納された現況交通情報16Aに基づいて各交差点間の交通情報や、統計交通情報16B等を選択して配信する。
また、道路交通情報センタ(VICS(登録商標))5から受信した交通情報には、道路種別情報、位置、渋滞区間の距離、渋滞度等の情報とともに、VICSリンクIDが含まれる。該VICSリンクIDは、道路を所定の交差点毎に分割して規格化された走行案内用リンクとしてのVICSリンクに付与された識別番号である。なお、前記交通情報には、各VICSリンクにおける始点及び終点の座標、始点から終点までの距離等の情報も含まれている。
ここで、センタ側地図情報DB14に記憶される道路(リンク)とVICSリンクとは同一のものではない(一般的には、道路(リンク)の方がVICSリンクよりも細分化されている。)。そこで、各道路(リンク)に識別番号として付与される道路リンクIDとVICSリンクIDとの間の変換テーブル(対照表)を有し、VICSリンクIDに基づいて、対応する道路リンクIDを特定することができるようになっている。これにより、VICSリンクIDをナビゲーション装置2において使用されている道路リンクIDに変換して、交通情報を送信することができる。
また、情報配信センタ3は、後述のように、プローブカー6に搭載されたナビゲーション装置2から収集したプローブ情報から現況の交通情報を作成する際に、サンプル数DB18に格納されているサンプル数データ51(図3参照)に基づいて、必要なサンプル数を決定する。
ここで、サンプル数データ51について図3に基づいて説明する。図3はサンプル数DB18に格納されるサンプル数データ51のデータ構造を説明する説明図である。
図3に示すように、サンプル数データ51は、エリアとしての上記各2次メッシュに割り当てられた識別コード(ID)であるメッシュID51A、月51B、曜日51C、道路区分51D毎に、交通情報を作成するために必要なプローブ情報のサンプル数であるサンプル数51Eが設定されている。
そして、メッシュID51Aの下位のデータは、月51Bとなっている。この月51Bは、サンプル数51Eを「1月〜3月」、「4月〜6月」、「7月〜9月」、「10月〜12月」とほぼ季節毎に分けている。また、月51Bの下位のデータは、曜日51Cとなっている。曜日51Cは、サンプル数51Eを平日を表す「月曜日〜金曜日」と、休日を表す「土曜日、日曜日、祝日」とに分けている。
また、曜日51Cの下位のデータは、道路区分51Dとなっている。この道路区分51Dは、サンプル数51Eを高速自動車国道、都市高速道路、一般有料道路を表す「高速」と、国道、主要地方道、県道、市町村道の一般道路を表す「一般」と、一般道路よりも狭い街中等の細街路を表す「細街路」とに分けている。更に、一般道路を表す「一般」は、サンプル数51Eを信号機が有る道路であることを表す「信号機有り」と、信号機が無い道路であることを表す「信号機無し」とに分けている。
また、サンプル数データ51Eは、エリアとしての各メッシュ毎に記憶されており、そのメッシュにおいて、「0:00〜5:59」、「6:00〜12:59」、「13;00〜19:59」、「20:00〜23:59」の各時間帯毎に交通情報を作成するために必要なサンプル数を表したデータであって、24時間分のデータが記憶されている。即ち、各サンプル数51Eは、メッシュID51A(地域性)、月51B、曜日51C、道路区分51D、時間帯の要因が加味されたデータである。
例えば、メッシュID51Aが「1」、月51Bが「1月」、曜日51Cが「月曜日」、道路区分51Dが「高速」で時間帯が「6:00〜12:59」の場合には、サンプル数51Eは「1」で、高速自動車国道、都市高速道路等の交通情報を作成するために必要なプローブ情報のサンプル数は、少なくとも「1個」でよいことを表している。
また、メッシュID51Aが「1」、月51Bが「2月」、曜日51Cが「水曜日」、道路区分51Dが「一般:信号機有り」で時間帯が「6:00〜12:59」の場合には、サンプル数51Eは「5」で、国道、主要地方道、県道、市町村道の信号機がある一般道路の交通情報を作成するために必要なプローブ情報のサンプル数は、少なくとも「5個」でよいことを表している。
また、メッシュID51Aが「1」、月51Bが「3月」、曜日51Cが「日曜日」、道路区分51Dが「細街路」で時間帯が「6:00〜12:59」の場合には、サンプル数51Eは「3」で、一般道路よりも狭い街中等の細街路の交通情報を作成するために必要なプローブ情報のサンプル数は、少なくとも「3個」でよいことを表している。
尚、情報配信センタ3は、個人、企業、団体、地方自治体、政府関係機関等のいずれが運営していてもよく、道路交通情報センタ(VICS(登録商標))5が運営していてもよい。
また、ネットワーク4としては、例えばLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、イントラネット、携帯電話回線網、電話回線網、公衆通信回線網、専用通信回線網、インターネット等の通信回線網等の通信系を使用することができる。そして、放送衛星によるCS放送、BS放送、地上波ディジタルテレビ放送、FM多重放送等を利用する通信系を使用することもできる。更に、高度道路交通システム(ITS)において利用されるノンストップ自動料金支払いシステム(ETC)、狭域通信システム(DSRC)等の通信系を使用することもできる。
次に、本実施例に係るナビゲーションシステム1を構成するナビゲーション装置2の概略構成について図2を用いて説明する。図2は本実施例に係るナビゲーション装置2を示したブロック図である。
図2に示すように本実施例に係るナビゲーション装置2は、自車の現在位置を検出する現在地検出処理部21と、各種のデータが記録されたデータ記録部22と、入力された情報に基づいて、各種の演算処理を行うナビゲーション制御部23と、操作者からの操作を受け付ける操作部24と、操作者に対して地図等の情報を表示する液晶ディスプレイ25と、経路案内に関する音声ガイダンスを出力するスピーカ26と、道路交通情報センタ(VICS(登録商標))5や情報配信センタ3等との間で携帯電話網等を介して通信を行う通信装置27と、から構成されている。また、ナビゲーション制御部23には自車の走行速度を検出する車速センサ28が接続される。
以下に、ナビゲーション装置2を構成する各構成要素について説明すると、現在地検出処理部21は、GPS31、地磁気センサ32、距離センサ33、ステアリングセンサ34、方位検出部としてのジャイロセンサ35、高度計(図示せず)等からなり、現在の自車の位置、方位、目標物(例えば、交差点)までの距離等を検出することが可能となっている。
具体的には、GPS31は、人工衛星によって発生させられた電波を受信することにより、地球上における自車の現在地及び現在時刻を検出し、地磁気センサ32は、地磁気を測定することによって自車方位を検出し、距離センサ33は、道路上の所定の位置間の距離等を検出する。ここで、距離センサ33としては、例えば、自車の車輪(図示せず)の回転速度を測定し、測定した回転速度に基づいて距離を検出するセンサ、加速度を測定し、測定した加速度を2回積分して距離を検出するセンサ等を使用することができる。
また、ステアリングセンサ34は自車の舵(だ)角を検出する。ここで、ステアリングセンサ34としては、例えば、ステアリングホイール(図示せず)の回転部に取り付けられた光学的な回転センサ、回転抵抗センサ、車輪に取り付けられた角度センサ等が使用される。
そして、ジャイロセンサ35は自車の旋回角を検出する。ここで、ジャイロセンサ35としては、例えば、ガスレートジャイロ、振動ジャイロ等が使用される。また、ジャイロセンサ35によって検出された旋回角を積分することにより、自車方位を検出することができる。
また、データ記録部22は、外部記憶装置及び記憶媒体としてのハードディスク(図示せず)と、ハードディスクに記憶されたナビ側交通情報データベース(ナビ側交通情報DB)36、ナビ側地図情報データベース(ナビ側地図情報DB)37、走行履歴データベース(走行履歴DB)38及び所定のプログラム等を読み出すとともにハードディスクに所定のデータを書き込む為のドライバである記録ヘッド(図示せず)とを備えている。尚、本実施例においては、データ記録部22の外部記憶装置及び記憶媒体としてハードディスクが使用されるが、ハードディスクのほかに、フレキシブルディスク等の磁気ディスクを外部記憶装置として使用することができる。また、メモリーカード、磁気テープ、磁気ドラム、CD、MD、DVD、光ディスク、MO、ICカード、光カード等を外部記憶装置として使用することもできる。
ここで、ナビ側交通情報DB36には、情報配信センタ3や道路交通情報センタ(VICS)5から受信した渋滞の実際の長さ、所要時間、渋滞の原因、渋滞解消の見込まれる時刻等から構成される現況の道路の渋滞等に関する道路渋滞情報や、道路工事、建築工事等による交通規制情報等の交通情報から作成した現況交通情報36Aが格納される。また、ナビ側交通情報DB36の統計交通情報36Bには、情報配信センタ3から通信装置27を介して配信された上述の統計交通情報16Bが格納されている。そして、統計交通情報36Bに格納される統計交通情報16Bの各内容は、情報配信センタ3から通信装置27を介して配信された更新情報をダウンロードすることによって更新される。
尚、ナビゲーション装置2は、CD−ROM等によって供給された上記統計交通情報16Bを統計交通情報36Bに記憶し、所定期間毎に(例えば、1週間乃至3ヶ月毎等である。)、走行履歴に基づいて更新するように構成してもよい。
尚、この統計交通情報36Bは、祭り、パレード、花火大会等のイベントの開催予定場所、予定日時等のイベント予定情報、例えば、駅周辺や大型商業施設周辺の道路には週末を除く毎日の特定時刻に渋滞が発生するとか、海水浴場周辺の道路には夏季休暇時期に渋滞が発生する等の統計的渋滞情報や渋滞予測情報を含んでもよい。
また、ナビ側地図情報DB37には、ナビゲーション装置2の走行案内や経路探索に使用されるとともに情報配信センタ3による更新対象となるナビ地図情報37Aが格納されている。ここで、ナビ地図情報37Aには、更新用地図情報14Aと同様に経路案内及び地図表示に必要な各種情報から構成されており、例えば、各新設道路を特定するための新設道路情報、地図を表示するための地図表示データ、各交差点に関する交差点データ、ノード点に関するノードデータ、施設の一種である道路(リンク)に関するリンクデータ、経路を探索するための探索データ、施設の一種である店舗等のPOIに関する店舗データ、地点を検索するための検索データ等から構成されている。尚、各データの詳細については既に説明したので、ここではその詳細は省略する。そして、ナビ側地図情報DB37の内容は、情報配信センタ3から通信装置27を介して配信された更新情報をダウンロードすることによって更新される。
また、走行履歴DB38には、各リンクの走行毎に、プローブ情報(例えば、月、日時、リンク情報(メッシュID、リンクID、リンク長、交通信号機の有・無、道路種別等である。)、交通状況(旅行時間、渋滞度、速度等である。)、自車位置、自車位置の属する2次メッシュID、ワイパーの動作状況、車外/路面温度、天気、ABS(Antilock brake system)動作情報、路面状況、車両情報(車種、各諸元性能、車速、乗員、車重の配分率、トルクの掛かり方等)である。)が順次記憶される。そして、プローブカー6に搭載されたナビゲーション装置2は、このプローブカー6が走行している場合には、所定時間毎(例えば、「5分毎」、「15分毎」、「30分毎」等である。)又は各リンクの走行毎に、情報配信センタ3にプローブ情報を送信した前回の送信時点から、走行履歴DB38に新たに記憶されたプローブ情報を情報配信センタ3に通信装置27を介して送信する。
また、図2に示すように、ナビゲーション装置2を構成するナビゲーション制御部23は、ナビゲーション装置2の全体の制御を行う演算装置及び制御装置としてのCPU41、並びにCPU41が各種の演算処理を行うに当たってワーキングメモリとして使用されるとともに、経路が探索されたときの経路データや情報配信センタ3から受信した交通情報等が記憶されるRAM42、制御用のプログラムのほか、プローブ情報を取得して所定時間毎等に、このプローブ情報を情報配信センタ3へ送信するプローブ情報送信処理プログラム等が記憶されたROM43、ROM43から読み出したプログラムを記憶するフラッシュメモリ44等の内部記憶装置や、時間を計測するタイマ45等を備えている。尚、前記RAM42、ROM43、フラッシュメモリ44等としては半導体メモリ、磁気コア等が使用される。そして、演算装置及び制御装置としては、CPU41に代えてMPU等を使用することも可能である。
また、本実施例においては、前記ROM43に各種のプログラムが記憶され、前記データ記録部22に各種のデータが記憶されるようになっているが、プログラム、データ等を同じ外部記憶装置、メモリーカード等からプログラム、データ等を読み出して前記フラッシュメモリ44に書き込むこともできる。更に、メモリーカード等を交換することによって前記プログラム、データ等を更新することができる。
更に、前記ナビゲーション制御部23には、操作部24、液晶ディスプレイ25、スピーカ26、通信装置27の各周辺装置(アクチュエータ)が電気的に接続されている。
操作部24は、走行開始時の現在地を修正し、案内開始地点としての出発地及び案内終了地点としての目的地を入力する際や施設に関する情報の検索を行う場合等に操作され、各種のキーや複数の操作スイッチから構成される。そして、ナビゲーション制御部23は、各スイッチの押下等により出力されるスイッチ信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。尚、操作部24としては、キーボード、マウス、バーコードリーダ、遠隔操作用のリモートコントロール装置、ジョイスティック、ライトペン、スタイラスペン等を使用することもできる。更に、液晶ディスプレイ25の前面に設けたタッチパネルによって構成することもできる。
また、液晶ディスプレイ25には、ナビ地図情報37Aに基づく地図が表示されて各リンク上の交通情報が表示される経路案内画面の他、操作案内、操作メニュー、キーの案内、現在地から目的地までの誘導経路、誘導経路に沿った案内情報、交通情報、ニュース、天気予報、時刻、メール、テレビ番組等が表示される。尚、液晶ディスプレイ25の代わりに、CRTディスプレイ、プラズマディスプレイ等を使用したり、車両のフロントガラスにホログラムを投影するホログラム装置等を使用することも可能である。
また、スピーカ26は、ナビゲーション制御部23からの指示に基づいて、誘導経路に沿った走行を案内する音声ガイダンス等を出力する。ここで、案内される音声ガイダンスとしては、例えば、「200m先、○○交差点を右方向です。」や「この先の国道○○号線が渋滞しています。」等がある。なお、スピーカ26より出力される音声としては、合成された音声のほかに、各種効果音、予めテープやメモリ等に録音された各種の案内情報を出力することもできる。
そして、通信装置27は、情報配信センタ3と通信を行う携帯電話網等による通信手段であり、情報配信センタ3との間で最もバージョンの新しい更新地図情報や現況交通情報等の送受信を行う。また、通信装置27は、情報配信センタ3に加えて、道路交通情報センタ(VICS)5等から送信された渋滞情報、規制情報、駐車場情報、交通事故情報、サービスエリアの混雑状況等の各情報から成る交通情報を受信する。
次に、前記構成を有するナビゲーションシステム1において、情報配信センタ3のCPU11が、プローブカー6に搭載されたナビゲーション装置2から収集したプローブ情報に基づいて現況の交通情報を作成する交通情報作成処理について図4に基づいて説明する。図4は本実施例に係る情報配信センタ3のCPU11が、プローブカー6に搭載されたナビゲーション装置2から収集したプローブ情報に基づいて現況の交通情報を作成する交通情報作成処理を示すフローチャートである。
尚、図4にフローチャートで示されるプログラムは、情報配信センタ3が備えているRAM12やROM13に記憶されており、CPU11により所定時間毎(例えば、0.1秒〜1分毎である。)に実行される。
図4に示すように、先ず、ステップ(以下、Sと略記する)11において、CPU11は、各プローブカー6のナビゲーション装置2から送信されたプローブ情報をセンタ側通信装置17を介して受信し、センタ側交通情報DB16に順次記憶する。
そして、S12において、CPU11は、タイマ14の時刻データ等を読み込み、現在日時、現在時刻を取得し、現時点の月51B、曜日51C、時間帯の要因を特定してRAM12に記憶する。
続いて、S13において、CPU11は、更新用地図情報14Aに格納される地図表示データ及びリンクデータに基づいて、先ず、メッシュIDが「1」の2次メッシュに含まれる第1番目のリンクのリンクデータを読み出し、このリンクのメッシュID51A及び道路区分51Dの要因を特定する。そして、CPU11は、上記S12で特定した現時点の月51B、曜日51C、時間帯の要因と、この第1番目のリンクについて特定したメッシュID51A及び道路区分51Dの要因とから、第1番目のリンクに対応するサンプル数51Eをサンプル数DB18に格納されるサンプル数データ51から読み出し、RAM12に記憶する。即ち、メッシュID51Aが「1」の第1番目のリンクに対応するサンプル数51Eを読み出し、当該第1番目のリンクの交通情報を作成するために必要なプローブ情報のサンプル数を決定する。尚、各2次メッシュに含まれる各リンクには、それぞれ順番を表すリンクIDが付されている。
例えば、現時点の月51Bが「2月」、曜日51Cが「水曜日」、時間帯が「13:00〜19:59」で、メッシュID51Aが「1」の第1番目のリンクの道路区分51Dが都市高速道路に対応する「高速」の場合には、サンプル数データ51からサンプル数51Eとして「1」が読み出され、当該メッシュID51Aが「1」の第1番目のリンクの交通情報を作成するために必要なプローブ情報のサンプル数は、少なくとも「1個」であることが決定される。
続いて、S14において、CPU11は、メッシュID51Aが「1」の第1番目のリンクに対応するプローブ情報が、センタ側交通情報DB16に、上記S13で決定した当該第1番目のリンクの交通情報を作成するために必要なサンプル数の個数以上記憶されているか否かを判定する判定処理を実行する。
尚、各プローブ情報は、例えば、月、日時、リンク情報(メッシュID、リンクID、リンク長、交通信号機の有・無、道路種別等である。)、交通状況(旅行時間、渋滞度、速度等である。)、自車位置、自車位置の属する2次メッシュのメッシュID、ワイパーの動作状況、車外/路面温度、天気、ABS(Antilock brake system)動作情報、路面状況、車両情報(車種、各諸元性能、車速、乗員、車重の配分率、トルクの掛かり方等)等から構成されている。従って、リンク情報を順次検出することによって、第1番目のリンクに対応するプローブ情報のサンプル数を検出することができる。
そして、メッシュID51Aが「1」の第1番目のリンクに対応するプローブ情報が、センタ側交通情報DB16に、上記S13で決定した当該第1番目のリンクの交通情報を作成するために必要なサンプル数の個数以上記憶されている場合には(S14:YES)、CPU11は、S15の処理に移行する。S15において、CPU11は、センタ側交通情報DB16に記憶される、当該メッシュID51Aが「1」の第1番目のリンクに対応するプローブ情報を全て読み出し、この読み出したプローブ情報に基づいて当該第1番目のリンクに対応する現況の交通情報(渋滞度等の渋滞情報、リンク旅行時間等である。)を作成して、この第1番目のリンクのリンクIDに対応させて現況交通情報16Aに格納後、S16の処理に移行する。
一方、メッシュID51Aが「1」の第1番目のリンクに対応するプローブ情報が、センタ側交通情報DB16に、上記S13で決定した当該第1番目のリンクの交通情報を作成するために必要なサンプル数の個数以上記憶されていない場合には(S14:NO)、CPU11は、S16の処理に移行する。
S16において、CPU11は、全2次メッシュの全リンクについて、上記S12乃至S15の処理を実行したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、全2次メッシュの全リンクについて、上記S12乃至S15の処理を実行していない場合には(S16:NO)、CPU11は、メッシュID51Aに含まれる次のリンクIDのリンクについてS12以降の処理を実行すると共に、当該メッシュID51Aに含まれる最後のリンクIDのついて上記S12乃至S15の処理を実行した場合には、次のメッシュID51Aに含まれる各リンクについて順次上記S12乃至S15の処理を実行する。
一方、全2次メッシュの全リンクについて、上記S12乃至S15の処理を実行した場合には(S16:YES)、CPU11は、当該処理を終了する。
以上詳細に説明した通り、本実施例に係るナビゲーションシステム1では、情報配信センタ3のサンプル数DB18に予め記憶されるサンプル数データ51は、各リンクの交通情報を作成するために必要なプローブ情報の収集サンプル数を表すサンプル数51Eが、「0:00〜5:59」〜「20:00〜23:59」の各時間帯毎にメッシュID51A、月51B、曜日51C及び道路区分51Dの各要因に対応して予め設定されて、格納されている。そして、情報配信センタ3のCPU11は、各プローブカー6に搭載されたナビゲーション装置2からプローブ情報を収集して、センタ側交通情報DB16に記憶する(S11)。続いて、CPU11は、タイマ14の時刻データ等から、現時点の月51B、曜日51C、時間帯の要因を特定し、また、更新用地図情報14Aに格納される地図表示データ及びリンクデータ等に基づいて、各リンクのメッシュID51A及び道路区分51Dの要因を特定して、サンプル数データ51から各リンクの交通情報を作成するために必要なサンプル数51Eを読み出し、当該各リンクの交通情報を作成するために必要な収集サンプル数を順次決定する(S12〜S13)。そして、CPU11は、各リンクついて、交通情報を作成するために必要な収集サンプル数以上のプローブ情報が、センタ側交通情報DB16に記憶されている場合には、当該各リンクの交通情報を作成して現況交通情報16Aに格納する(S14〜S16)。
これにより、サンプル数データ51の各リンクの交通情報を作成するために必要なプローブ情報の収集サンプル数を表すサンプル数51Eは、メッシュID51A、月51B、曜日51C及び道路区分51Dの各要因に応じて変化させて予め設定することが可能となり、即ち、プローブ情報の信頼度に応じて変化させて予め設定することが可能となる。従って、CPU11は、プローブ情報の信頼度に応じて予め設定されたサンプル数51Eに従って、より少ないプローブ情報のサンプル数で、より精度の高い交通情報を作成することが可能となる。
また、道路区分51Dは、「高速」と、信号機が有る一般道路であることを表す「信号機有り」と、信号機が無い一般道路であることを表す「信号機無し」とに対応し、更に、「細街路」とに対応して設定されている。このため、信号機の無い高速自動車国道等の「高速」場合には、プローブ情報の信頼度が高くなることから、最小限のプローブ情報のサンプル数でも(例えば、1個のサンプル数に設定する。)、精度の高いリンクの交通情報を作成することが可能となる。また、信号機の有る一般道路に対する収集サンプル数をより多く設定して、交通情報の精度を高くすることが可能となる。また、信号機の無い一般道路に対する収集サンプル数をより少なく設定しても(例えば、1個のサンプル数に設定する。)、精度の高い交通情報を作成することが可能となる。
また、メッシュID51Aは、各2次メッシュ毎に付されているため、各リンクの交通情報を作成するために必要なプローブ情報の収集サンプル数は、各2次メッシュに応じて地域性を考慮して変化させることが可能となり、CPU11は、各プローブカー6から収集されるプローブ情報の少ない収集サンプル数でも、各リンク毎により精度の高い交通情報を作成することが可能となる。
また、各リンクの交通情報を作成するために必要なプローブ情報の収集サンプル数は、月51B、曜日51Cに対応して設定されているため、必要なプローブ情報の収集サンプル数を時期的要因に応じて変化させることが可能となり、CPU11は、各プローブカー6から収集されるプローブ情報の少ない収集サンプル数でも、各リンク毎に更に精度の高い交通情報を作成することが可能となる。
尚、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
(1)例えば、図5に示すように、サンプル数データ51の道路区分51Dのうちの一般道路を表す「一般」を、2車線以上の一般道路であることを表す「2車線以上」と、1車線の一般道路であることを表す「1車線」とに分けてもよい。
これにより、1車線の一般道路に対するプローブ情報の収集サンプル数をより多く設定して、交通情報の精度を高くすることが可能となる。また、2車線以上の一般道路に対するプローブ情報の収集サンプル数をより少なく設定しても(例えば、1個のサンプル数に設定する。)、精度の高い交通情報を作成することが可能となる。
(2)前記実施例では、情報配信センタ3において、各プローブカー6からプローブ情報を収集して、交通情報を作成したが、代表車両に搭載されたナビゲーション装置2のCPU41が、周辺の各プローブカー6に搭載されたナビゲーション装置2からプローブ情報を収集して、交通情報を作成し、この作成した交通情報を情報配信センタ3に送信するようにしてもよい。これにより、情報配信センタ3の処理負担の軽減化を図ることが可能となる。
(3)前記実施例では、必要なプローブ情報の収集サンプル数を表すサンプル数51Eは、メッシュID51A、月51B、曜日51C及び道路区分51Dの各要因に対して設定されたが、プローブ情報のデータ種類に応じて変化させるようにしてもよい。例えば、メッシュID51Aが「1」、月51Bが「2月」、曜日51Cが「月〜金」及び道路区分51Dが「高速」の場合に、「リンク旅行時間」のプローブ情報のサンプル数51Eは、「2」個で、「渋滞度」のプローブ情報のサンプル数51Eは、「3」個で、その他のデータ種類のプローブ情報のサンプル数51Eは、「1」個と設定するようにしてもよい。これにより、少ないプローブ情報でも、精度の高い交通情報をデータ種類別に作成することが可能となる。
(4)サンプル数データ51のサンプル数51Eを、車種に応じて変化させるようにしてもよい。例えば、メッシュID51Aが「1」、月51Bが「2月」、曜日51Cが「月〜金」及び道路区分51Dが「一般:信号機無し」の場合に、普通車の時間帯「6:00〜12:59」のサンプル数51Eを「3」とし、渋滞が無くても走行中に停止することがあるバスとタクシーの時間帯「6:00〜12:59」のサンプル数51Eを「6」と設定するようにしてもよい。これにより、少ないプローブ情報のサンプル数でも、車種別の走行状態を考慮して、より精度の高い交通情報を作成することが可能となる。
(5)プローブ情報に含まれる走行速度は、プローブカー6毎に大きく異なるものであるため、交通情報のうちの渋滞情報は、各プローブ情報の走行速度を渋滞度(例えば、車速が時速20km以上の場合には「渋滞無し」、車速が時速10km以上20km未満の場合には「混雑」、車速が時速10km未満の場合には「渋滞」等である。)に一旦変換後、各渋滞度を平均化して、所要時間を算出するようにしてもよい。これにより、精度の高い交通情報を作成することが可能となる。
(6)また、サンプル数データ51は、連休、イベント情報等を加味した要因毎に設定されていてもよく、また、2次メッシュに付されたメッシュID51Aに替えて、都道府県、市区町村等の行政区画毎に設定するようにしてもよい。また、道路区分51Dは、サンプル数51Eを「高速」、「一般:信号機有り」、「一般:信号機無し」、「細街路」に分けていたが、サンプル数51Eを個々の道路毎に(例えば、「国道1号線」、「国道2号線」・・・「国道○○○号」毎等である。)分けるようにしてもよい。
(7)道路区分51Dは、サンプル数51Eを「高速」、「一般:信号機有り」、「一般:信号機無し」、「細街路」に分けていたが、サンプル数51Eを各道路リンクに割り当てられた識別コード(ID)であるリンクID毎に分けるようにしてもよい。更に、リンクIDは、サンプル数51Eをリンクの端点に信号機が有ることを表す「信号機有り」と、リンクの端点に信号機が無いことを表す「信号機無し」とに分けてもよい。
これにより、リンクの端点に信号機の有る各リンクに対する収集サンプル数をより多く設定して、各リンクの交通情報の精度を高くすることが可能となる。また、リンクの端点に信号機の無い各リンクに対する収集サンプル数をより少なく設定しても(例えば、1個のサンプル数に設定する。)、精度の高い交通情報を作成することが可能となる。
本実施例に係るナビゲーションシステムを示したブロック図である。 ナビゲーションシステムのナビゲーション装置を示したブロック図である。 サンプル数データのデータ構成の説明図である。 情報配信センタのCPUが、ナビゲーション装置から収集したプローブ情報に基づいて現況の交通情報を作成する交通情報作成処理を示すフローチャートである。 他の実施例に係るサンプル数データのデータ構成の説明図である。
符号の説明
1 ナビゲーションシステム
2 ナビゲーション装置
3 情報配信センタ
4 ネットワーク
6 プローブカー
10 サーバ
11、41 CPU
12、42 RAM
13、43 ROM
16 センタ側交通情報DB
16A、36A 現況交通情報
17 センタ側通信装置
18 サンプル数DB
21 現在地検出処理部
23 ナビゲーション制御部
27 通信装置
38 走行履歴DB
51 サンプル数データ
51A メッシュID
51B 月
51C 曜日
51D 道路区分
51E サンプル数

Claims (8)

  1. ナビゲーション装置からプローブ情報を収集するプローブ情報収集手段と、
    各道路区分に対応して、各道路区分に属するリンクの交通情報を作成するために必要な前記プローブ情報の収集サンプル数を記憶するサンプル数記憶手段と、
    前記プローブ情報に対応するリンクの属する道路区分に対応して記憶する前記収集サンプル数に基づいて、当該リンクの交通情報を作成するために必要な前記収集サンプル数のプローブ情報を収集したか否かを判定するサンプル数判定手段と、
    前記サンプル数判定手段を介して必要な前記収集サンプル数のプローブ情報を収集したと判定した場合には、前記プローブ情報に対応するリンクの交通情報を作成するように制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする交通情報作成装置。
  2. 前記サンプル数記憶手段は、前記各道路区分に対応して記憶する前記収集サンプル数をエリア毎にそれぞれ記憶しており、
    前記サンプル数判定手段は、前記プローブ情報に対応するリンクが含まれるエリアにおける該収集サンプル数に基づいて、当該リンクの交通情報を作成するために必要な該収集サンプル数のプローブ情報を収集したか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の交通情報作成装置。
  3. 前記サンプル数記憶手段は、前記各道路区分に対応して記憶する前記収集サンプル数月、曜日、時間帯のうちの少なくとも1つに対応して記憶していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の交通情報作成装置。
  4. 前記道路区分には、一般道路が含まれ、
    前記サンプル数記憶手段は、前記一般道路に属するリンクの交通情報を作成するために必要な前記収集サンプル数前記一般道路の信号機の有・無に対応して記憶していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の交通情報作成装置。
  5. 前記一般道路の信号機の無しに対応して記憶されている前記収集サンプル数は、前記一般道路の信号機の有りに対応して記憶されている前記収集サンプル数よりも小さい値に設定されていることを特徴とする請求項4に記載の交通情報作成装置。
  6. 前記道路区分には、一般道路が含まれ、
    前記サンプル数記憶手段は、前記一般道路に属するリンクの交通情報を作成するために必要な前記収集サンプル数前記一般道路の車線数に対応して記憶していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の交通情報作成装置。
  7. 前記一般道路の車線数が2車線以上の車線数に対応して記憶されている前記収集サンプル数は、前記一般道路の車線数が1車線の車線数に対応して記憶されている前記収集サンプル数よりも小さい値に設定されていることを特徴とする請求項6に記載の交通情報作成装置。
  8. ナビゲーション装置からプローブ情報を収集するプローブ情報収集工程と、
    各道路区分に対応して予め記憶された、各道路区分に属するリンクの交通情報を作成するために必要な前記プローブ情報の収集サンプル数に基づいて、前記プローブ情報に対応するリンクの必要な前記収集サンプル数のプローブ情報を収集したか否かを判定するサンプル数判定工程と、
    前記サンプル数判定工程で前記プローブ情報に対応するリンクの必要な収集サンプル数のプローブ情報を収集したと判定した場合には、前記プローブ情報に対応するリンクの交通情報を作成する交通情報作成工程と、
    を備えたことを特徴とする交通情報作成方法。
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