JP4631751B2 - ナビゲーション装置及びナビゲーションシステム - Google Patents
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Description
例えば、自己の現在位置に基づき、地図情報記憶手段に記憶された地図情報に基づく地図を画面に表示しながら、目的地に向けて設定された誘導経路に従い使用者を誘導する経路誘導機能を有するナビゲーション装置において、送られてくる交通情報を受信する情報受信手段と、該情報受信手段により受信された前記交通情報から、誘導経路上における進行方向の交通情報のみを表示するように構成されたナビゲーション装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、誘導経路上における進行方向の交通情報のみが表示されるため、変更した先の道路の交通情報を事前に確認できないことから、実際に走行した結果、更なる交通障害に会うこともある。また、全ての交通情報を表示することで、経路変更先の交通情報を事前に確認することはできるが、運転者は必要な交通情報と不要な交通情報とを選別する必要があるため、煩雑であり、経路選択を瞬時に行うことが困難になるという問題がある。
これにより、表示装置に表示されている各渋滞度は、自車位置から進行方向前方の所定範囲内の各交差点に到達するまでの重み付けが最も低い重み付けとなる各仮経路の、自車位置から抽出交差点に至るリンク列のうちの最終道路リンクに対応する渋滞度であるため、地図上に表示される各交差点に対して、経路を変更する場合に、運転者が走行する可能性の最も高い経路上の各交差点間の渋滞度を選択して地図上に表示することが可能となる。このため、運転者は、経路変更先の渋滞状況を容易に判別でき、最適な経路選択を瞬時に行うことが可能となる。
これにより、ナビゲーション装置の表示装置に表示されている各渋滞度は、自車位置から進行方向前方の所定範囲内の各交差点に到達するまでの重み付けが最も低い重み付けとなる各仮経路の、自車位置から抽出交差点に至るリンク列のうちの最終道路リンクに対応する渋滞度であるため、地図上に表示される各交差点に対して、経路を変更する場合に、運転者が走行する可能性の最も高い経路上の各交差点間の渋滞度を地図上に表示することが可能となる。このため、運転者は、経路変更先の渋滞状況を容易に判別でき、最適な経路選択を瞬時に行うことが可能となる。また、情報配信センタが、自車位置から進行方向前方の所定範囲内の各交差点に到達するまでの重み付けが最も低い重み付けとなる各仮経路の、自車位置から抽出交差点に至るリンク列のうちの最終道路リンクに対応する渋滞度を含む交通情報を選択してナビゲーション装置に配信するため、ナビゲーション装置の処理負荷を軽減することが可能となる。
尚、ナビゲーション装置2の構成に関しては後に図2を用いて詳細に説明する。
ところが、ナビゲーション装置2が変換テーブルを有するものでない場合には、VICSリンクIDに基づいて道路の区間を特定することができなくなってしまう。そこで、センタ側交通情報DB16には、この変換テーブルも格納されている。これにより、VICSリンクIDをナビゲーション装置2において使用されている道路リンクIDに変換して、交通情報を送信することができる。
そして、ナビ側地図情報DB38の内容は、情報配信センタ3から通信装置27を介して配信された更新情報をダウンロードすることによって更新される。
尚、図3にフローチャートで示されるプログラムは、ナビゲーション装置2が備えているRAM42やROM43に記憶されており、CPU41により所定時間毎(例えば、約30秒〜5分毎である。)や自車が現在位置しているリンクが変更されたときに実行される。
具体的には、例えば、図4に示すように、CPU41は、先ず、自車位置から前方の第1番目の抽出交差点N1までのリンクR1のコスト「1」を該抽出交差点N1のコストとしてRAM42に記憶する。続いて、抽出交差点N1に各リンクR2、R3、R4によって接続される各抽出交差点N2、N3、N4のコストを、抽出交差点N1のコストにリンクR2のコスト「3」、リンクR3のコスト「1」、リンクR4のコスト「2」を加算して算出して、RAM42に記憶する。従って、各抽出交差点N2、N3、N4のコストとして各コスト「4」、「2」、「3」がRAM42に記憶される。
続いて、この算出された各抽出交差点N2、N3、N4に対して同様な処理を繰り返し行い、S2で抽出した全ての抽出交差点のコストを算出していく。
具体的には、例えば、図5に示すように、自車位置(車両位置マーク51)から抽出交差点N2に至る最もコストの低い仮経路は、リンクR1→リンクR2となり、このリンクR2が抽出交差点N2に至る「最終リンク」としてRAM42に記憶される。同様に、各リンクR3、R4が、自車位置(車両位置マーク51)から各抽出交差点N3、N4に至る仮経路の「最終リンク」としてRAM42に記憶される。
尚、以下の説明において上記図1乃至図6の実施例1に係るナビゲーションシステム1の構成と同一符号は、前記実施例1に係るナビゲーションシステム1の構成と同一あるいは相当部分を示すものである。
ただし、図7に示すように、実施例2に係るナビゲーションシステムは、情報配信センタ3が上記S2〜S5に相当する処理を実行する点で、前記実施例1に係るナビゲーションシステム1と異なっている。
尚、前方の目的地までの誘導経路を液晶ディスプレイ25の地図上に表示して経路を案内している場合には、CPU41は、誘導経路から所定距離以内(例えば、約2km〜10kmの距離以内である。)に存在する交差点(ノード)に関する交通情報を要求する要求コマンドと共に、自車位置のデータを送信するようにしてもよい。
そして、S23において、CPU41は、上記S6の処理を実行後、当該処理を終了する。即ち、CPU41は、上記S22で各「最終リンク」に対応させてRAM42に記憶した現況交通情報19A等を読み出し、液晶ディスプレイ25に表示されている地図画像50(図6参照)上の該当する「最終リンク」に対応させて渋滞情報や交通規制情報等を表示後、当該処理を終了する。
先ず、S101において、CPU11は、上記S21でナビゲーション装置2から送信された交通情報を要求する要求コマンドと共に、自車位置のデータ、ナビ地図情報39のバージョン情報の各情報を受信して、この各情報をRAM12に記憶する。そして、CPU11は、この受信した各情報に基づいて上記S2に相当する処理を実行する。
具体的には、CPU11は、自車位置を含んで自車位置から進行方向前方の所定範囲内(例えば、半径約5km〜15kmの距離の範囲内や、約10km四方の範囲内である。)に存在する交差点(ノード)をセンタ側地図情報DB14に格納されるナビ地図情報39のバージョン情報に対応する更新用地図情報18から抽出して「抽出交差点」としてRAM12に記憶する。
具体的には、例えば、図4に示すように、CPU11は、先ず、自車位置から前方の第1番目の抽出交差点N1までのリンクR1のコスト「1」を該抽出交差点N1のコストとしてRAM12に記憶する。続いて、抽出交差点N1に各リンクR2、R3、R4によって接続される各抽出交差点N2、N3、N4のコストを、抽出交差点N1のコストにリンクR2のコスト「3」、リンクR3のコスト「1」、リンクR4のコスト「2」を加算して算出して、RAM12に記憶する。従って、各抽出交差点N2、N3、N4のコストとして各コスト「4」、「2」、「3」がRAM12に記憶される。
続いて、この算出された各抽出交差点N2、N3、N4に対して同様な処理を繰り返し行い、S101で抽出した全ての抽出交差点のコストを算出していく。
例えば、図5に示すように、自車位置(車両位置マーク51)から抽出交差点N5に至るコストがコスト「6」になる仮経路は、リンクR1→リンクR2→リンクR5であるため、このリンクR5が自車位置(車両位置マーク51)から抽出交差点N5に至る仮経路の「最終リンク」としてRAM12に記憶される。
尚、「最終リンク」のその方向に対応する現況交通情報19Aは無いが、この「最終リンク」のその方向に対応する統計交通情報19Bがある場合には、CPU11は、該「最終リンク」のその方向に対応する統計交通情報19BをRAM12に記憶するようにしてもよい。更に、各抽出交差点毎に到達する最もコストの低い仮経路を順次探索した場合に、各仮経路を構成するリンクに対応する渋滞情報や交通規制等の交通情報から抽出交差点に到達する旅行時間が所定時間以上(例えば、約30分〜1時間以上である。)の場合には、この抽出交差点に至る仮経路の「最終リンク」のその方向に対応する渋滞情報や交通規制等の交通情報をセンタ側交通情報DB16の予測交通情報19Cから読み出し、該「最終リンク」に対応させてRAM12に記憶するようにしてもよい。
そして、情報配信センタ3のCPU11は、自車位置のデータとナビ地図情報39のバージョン情報に基づいて、自車位置を含んで自車位置から進行方向前方の所定範囲内の交差点を更新用地図情報18から抽出後、ダイクストラ法によって、自車位置から抽出した各「抽出交差点」までのコストを算出し、仮経路を求める(S101〜S102)。そして、CPU11は、各仮経路の最終リンクを抽出する(S103)。続いて、CPU11は、この抽出した各最終リンクのその方向に対応する交通情報をナビ側交通情報DB16の現況交通情報19Aから読み出し、該各「最終リンク」に対応する現況交通情報19A等の有・無、及び各「最終リンク」に対応する現況交通情報19A等のリストデータを作成してナビゲーション装置2に送信する(S104〜S105)。
その後、ナビゲーション装置2のCPU41は、受信した各「最終リンク」に対応する現況交通情報19A等を液晶ディスプレイ25に表示されている地図上の該当する「最終リンク」に対応させて表示する(S22〜S23)。
例えば、前記実施例1及び実施例2では、ナビゲーション装置2の液晶ディスプレイ25の地図画像50上には、自車位置を含んで自車位置から進行方向前方の各抽出交差点に到達する最もコストの低い仮経路の各「最終リンク」に対応する渋滞情報等の交通情報のみを表示したが、前方の目的地までの誘導経路を地図上に表示して経路を案内している場合には、該誘導経路上の交通情報や、現在走行している道路の交通情報については、液晶ディスプレイ25の地図画像50上に常に表示するようにしてもよい。
2 ナビゲーション装置
3 情報配信センタ
4 ネットワーク
5 道路交通情報センタ(VICS)
10 サーバ
11、41 CPU
12、42 RAM
13、43 ROM
14 センタ側地図情報DB
16 センタ側交通情報DB
17 センタ側通信装置
18 更新用地図情報
19A、37A 現況交通情報
19B、37B 統計交通情報
19C、37C 予測交通情報
23 ナビゲーション制御部
25 液晶ディスプレイ
27 通信装置
36 ナビ側交通情報DB
38 ナビ側地図情報DB
39 ナビ地図情報
50 地図画像
51 車両位置マーク
R1〜R8 リンク
N1〜N6 抽出交差点(ノード)
X1、X2、Y1〜Y3 渋滞情報
Claims (2)
- 渋滞度を含む交通情報を受信する受信手段と、
自車位置から進行方向前方の所定範囲内の交差点を抽出する交差点抽出手段と、
自車位置から前記交差点抽出手段によって抽出された各抽出交差点に到達するまでのリンク列の重み付けを算出し、前記各抽出交差点毎に、自車位置から前記各抽出交差点に到達するまでの重み付けが最も低い重み付けとなる仮経路を求める重み付け算出手段と、
前記重み付け算出手段によって求められた各仮経路の自車位置から前記抽出交差点に至るリンク列より各仮経路の最終道路リンクを抽出する最終リンク抽出手段と、
前記最終リンク抽出手段によって抽出された各最終道路リンクに対応する交通情報を前記受信手段により受信した交通情報から選択して、表示装置の地図上に選択した交通情報の渋滞度を表示するように制御する表示制御手段と、
を備えたことを特徴とするナビゲーション装置。 - ナビゲーション装置と、
渋滞度を含む交通情報を受信する第1受信手段及び前記第1受信手段で受信した交通情報を前記ナビゲーション装置に配信する交通情報配信手段を有する情報配信センタと、
を備えたナビゲーションシステムにおいて、
前記ナビゲーション装置は、
自車位置を特定する自車位置情報を前記情報配信センタに送信する自車位置情報送信手段と、
前記情報配信センタから配信された交通情報を受信する第2受信手段と、
前記第2受信手段で受信した交通情報に基づいて表示装置の地図上に渋滞度を表示するように制御する表示制御手段と、
を有し、
前記情報配信センタは、
前記ナビゲーション装置から自車位置情報を受信した場合には、該自車位置情報に基づいて前記自車位置から進行方向前方の所定範囲内の交差点を抽出する交差点抽出手段と、
該自車位置から前記交差点抽出手段によって抽出された各抽出交差点に到達するまでのリンク列の重み付けを算出し、前記各抽出交差点毎に、自車位置から前記各抽出交差点に到達するまでの重み付けが最も低い重み付けとなる仮経路を求める重み付け算出手段と、
前記重み付け算出手段によって求められた各仮経路の自車位置から前記抽出交差点に至るリンク列より各仮経路の最終道路リンクを抽出する最終リンク抽出手段と、
前記最終リンク抽出手段によって抽出された各最終道路リンクに対応する交通情報を前記第1受信手段により受信した渋滞度を含む交通情報から選択して前記交通情報配信手段を介して該ナビゲーション装置に配信するように制御する配信制御手段と、
を有することを特徴とするナビゲーションシステム。
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