JP5454559B2 - 交通情報配信装置 - Google Patents
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例えば、車両に搭載されたナビゲーション装置から送られてくる送信要求を通信手段によって受信し、受信した送信要求に基づいて、車両の現在位置を含む所定範囲内の道路に対応する交通情報を情報配信センタに備わった交通情報抽出手段によって抽出し、抽出された交通情報を通信手段によってナビゲーション装置に向けて配信する交通情報配信装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
これにより、基本配信範囲内の全リンクに対する渋滞リンクの割合が所定割合を超えた場合には、基本配信範囲を縮小して、交通情報の配信対象となる変更配信範囲を設定することが可能となり、配信する交通情報の情報量が適切な情報量になるように変更配信範囲を設定して、通信コストの低減化を図ることが可能となると共に、十分な交通情報を配信することが可能となる。
これにより、車両の現在地や走行経路を考慮して、山間部、海岸、湖岸等のリンクが存在しない配信範囲を含まないように変更配信範囲を設定することが可能となり、不要な配信範囲の交通情報を更に削減して通信コストの更なる低減化を図ることが可能となると共に、より有効な配信範囲に対応する十分な交通情報を配信することが可能となる。
これにより、車両の現在位置周辺における所定数以上の走行可能なリンクが変更配信範囲内に含まれるため、経路探索に十分な交通情報を抽出して配信することが可能となる。
これにより、基本配信範囲内に交通障害が存在する場合には、この基本配信範囲よりも広い変更配信範囲に対応する交通情報を配信することができるため、十分な交通情報をナビゲーション装置へ配信することが可能となり、ナビゲーション装置は、事故や交通規制等の交通障害を大きく迂回する経路を高精度に探索することが可能となる。
これにより、経路の探索条件に基づいて変更配信範囲を設定するため、探索される経路の広がりを考慮して、基本配信範囲を外側方向に拡大して変更配信範囲を設定することが可能となり、十分な交通情報を配信することが可能となる。また、探索条件によって経路の広がりが少ない場合には、基本配信範囲を経路沿いに狭めて変更配信範囲を設定することが可能となり、変更配信範囲に対応する交通情報量を削減して、通信コストの更なる低減化を図ることが可能となる。
尚、ナビゲーション装置2の構成に関しては後に図2を用いて詳細に説明する。
尚、以下、高速自動車国道、都市高速道路、自動車専用道路、一般有料道路、1桁又は2桁の国道を高規格道路という。また、3桁以上の国道、主要地方道、県道、市町村道を一般道路という。また、一般道路よりも狭い街中等の街路を細街路という。
尚、この統計交通情報16Bは、祭り、パレード、花火大会等のイベントの開催予定場所、予定日時等のイベント予定情報、例えば、駅周辺や大型商業施設周辺の道路には週末を除く毎日の特定時刻に渋滞が発生するとか、海水浴場周辺の道路には夏季休暇時期に渋滞が発生する等の統計的渋滞情報や渋滞予測情報を含んでもよい。
更に、センタ側交通情報DB16には、現況交通情報16A及び統計交通情報16Bに基づいて作成された現況の各渋滞に対する将来における所定時刻毎(例えば、現在時刻から約15分毎、約30分間毎、約1時間毎等である。)の渋滞予測情報等である予測交通情報16Cが格納されている。
尚、ナビゲーション装置2は、CD−ROM等によって供給された上記統計交通情報16Bを統計交通情報36Bに記憶し、所定期間毎に(例えば、1週間乃至3ヶ月毎等である。)、走行履歴に基づいて更新するように構成してもよい。
尚、この統計交通情報36Bは、祭り、パレード、花火大会等のイベントの開催予定場所、予定日時等のイベント予定情報、例えば、駅周辺や大型商業施設周辺の道路には週末を除く毎日の特定時刻に渋滞が発生するとか、海水浴場周辺の道路には夏季休暇時期に渋滞が発生する等の統計的渋滞情報や渋滞予測情報を含んでもよい。
尚、ナビゲーション装置2は、CD−ROM等によって供給された上記予測交通情報16Cを予測交通情報36Cに記憶し、所定期間毎に(例えば、1週間乃至3ヶ月毎等である。)、現況交通情報36A及び統計交通情報36Bに基づいて更新するように構成してもよい。
図3はナビゲーション装置2のCPU41が実行する交通情報取得処理と、情報配信センタ3のCPU11が実行する交通情報をナビゲーション装置2へ配信する交通情報配信処理とを示すメインフローチャートである。図4は図3の対象道路設定処理のサブ処理を示すサブフローチャートである。図5は図3の配信範囲変更処理のサブ処理を示すサブフローチャートである。
一方、目的地が入力されたと判断すると(S11:YES)、CPU41は、その目的地の座標等をRAM42に一時格納後、S12の処理に移行する。
その後、S13において、CPU41は、情報配信センタ3から、渋滞情報や交通規制情報等を含む現況交通情報16A等を受信して、この現況交通情報16A等を現況交通情報36A等に記憶後、当該処理を終了する。
例えば、自車位置から目的地までの距離が100km以上の場合には、自車位置を中心とする50km四方の範囲や、自車位置から前方30km四方の範囲等を配信範囲DB18から読み出し、基本配信範囲としてRAM12に記憶する。
続いて、S113において、CPU11は、交通情報の配信対象となる道路区分を設定する「対象道路設定処理」のサブ処理を実行する。
図4に示すように、S211において、CPU11は、受信した自車位置データに基づいてナビゲーション装置2が搭載された車両が、高速自動車国道、都市高速道路、自動車専用道路、一般有料道路等のいわゆる高速道路上又は有料道路上に位置しているか否かを、更新用地図情報14Aに基づいて判定する。
また、CPU11は、上記S112で設定した基本配信範囲に替えて、交通情報の配信対象となる配信範囲を、上記S111で探索した基本ルート上における、この高速道路上又は有料道路上と、この高速道路又は有料道路の出口周辺とを、変更配信範囲として設定し、RAM12に記憶する。
更に、CPU11は、RAM12から変更配信範囲フラグを読み出し、この変更配信範囲フラグに「1」を代入し、再度、RAM12に記憶後、メインフローチャートに戻る。
尚、起動時には、変更配信範囲フラグには、「0」が代入されて、RAM12に記憶されている。
図6はナビゲーション装置2が搭載された車両が、いわゆる高速道路上又は有料道路上に位置している場合(S211:YES)と、位置していない場合(S211:NO)との交通情報の配信対象となる各配信範囲の一例を示す図で、(A)は高速道路上又は有料道路上に位置している場合を示し、(B)は高速道路上又は有料道路上に位置していない場合を示す図である。
そして、S215において、CPU11は、自車位置から目的地までの距離が長距離(例えば、100km以上である。)又は所要時間が長時間(例えば、2時間以上である。)か否かを判定する判定処理を実行する。そして、自車位置から目的地までの距離が長距離又は所要時間が長時間の場合には(S215:YES)、CPU11は、S216の処理に移行する。
S216において、CPU11は、交通情報の配信対象となる道路区分を高速自動車国道、都市高速道路、自動車専用道路、一般有料道路、1桁又は2桁の国道の高規格道路に設定し、RAM12に記憶後、メインフローチャートに戻る。
そして、自車位置から目的地までの距離が中距離又は所要時間が中時間の場合には(S217:YES)、CPU11は、S218の処理に移行する。S218において、CPU11は、交通情報の配信対象となる道路区分を都道府県道以上に設定し、RAM12に記憶後、メインフローチャートに戻る。
また、CPU11は、RAM12から変更配信範囲フラグを読み出し、この変更配信範囲フラグに「1」を代入し、再度、RAM12に記憶後、S116の処理に移行する。
図8(A)に示すように、自車位置が、山間部の道路に位置する場合には、CPU11は、車両位置マーク51の前方に設定された基本配信範囲88の山に重なった部分を含まないように、即ち、リンクの存在しない部分を含まないように、この基本配信範囲88の左右方向の幅を縮小して変更配信範囲89を設定して、RAM12に記憶する。
また、図8(C)に示すように、自車位置が湖に向かって湖岸に位置する場合には、CPU11は、車両位置マーク51の前方に設定された基本配信範囲94の湖に重なった部分を含まないように、即ち、リンクの存在しない部分を含まないように、この基本配信範囲9を左右方向に分割して、陸上を配信対象とするように各変更配信範囲95、96を設定して、RAM12に記憶する。
例えば、CPU11は、自車位置周辺を基本配信範囲に付加して変更配信範囲を設定する。また、CPU11は、自車位置周辺を含むように基本配信範囲を移動して変更配信範囲を設定する。
また、CPU11は、RAM12から変更配信範囲フラグを読み出し、この変更配信範囲フラグに「1」を代入し、再度、RAM12に記憶後、S118の処理に移行する。
例えば、図9に示すように、CPU11は、自車位置を中心とする約2km四方〜6km四方の配信範囲を、車両位置マーク51の前方に設定された基本配信範囲97に付加して変更配信範囲98を設定して、自車位置周辺を含むように配信範囲を拡大する。
また、図10に示すように、CP11は、車両位置マーク51の前方に設定された基本配信範囲97を自車位置側に数km(例えば、約2km〜6kmである。)移動して、変更配信範囲99を設定して、自車位置周辺の配信範囲を拡大する。
ここで、「配信範囲変更処理」のサブ処理について図5に基づいて説明する。
図5に示すように、S311において、CPU11は、基本配信範囲内の道路状況に対応する現況交通情報16A及び統計交通情報16Bに基づいて、この基本配信範囲内の配信対象となる全リンクに対する渋滞リンクの割合を算出する。そして、CPU11は、渋滞リンクの割合が所定割合(例えば、50%である。)を超えたか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、渋滞リンクの割合が所定割合(例えば、50%である。)以下の場合には(S311:NO)、CPU11は、S313の処理に移行する。
S312において、CPU11は、基本配信範囲に対応する交通情報の通信量が多くなるため、基本配信範囲を内側方向に縮小して変更配信範囲を設定し、RAM12に記憶する。例えば、CPU11は、自車位置を中心として基本配信範囲を内側方向に縮小して変更配信範囲を設定し、RAM12に記憶する。また、自車位置と目的地方向の基準となる基準位置とを含むように基本配信範囲を内側方向に縮小して変更配信範囲を設定し、RAM12に記憶する。
また、CPU11は、RAM12から変更配信範囲フラグを読み出し、この変更配信範囲フラグに「1」を代入し、再度、RAM12に記憶後、S313の処理に移行する。
例えば、図11(A)に示すように、CPU11は、自車位置を表す車両位置マーク51を中心とする50km四方の基本配信範囲101を、該車両位置マーク51を中心とする30km四方に縮小して変更配信範囲102を設定し、RAM12に記憶する。
また、図11(B)に示すように、CPU11は、自車位置を表す車両位置マーク51と目的地方向の基準となる基準位置104を含む基本配信範囲105を、該車両位置マーク51と基準位置104を含むようにルート沿いに内側方向に縮小して変更配信範囲106を設定し、RAM12に記憶する。
S314において、CPU11は、基本配信範囲に対応する交通情報の通信量に余裕があるため、基本配信範囲を外側方向に拡大して変更配信範囲を設定し、RAM12に記憶する。例えば、CPU11は、自車位置を中心として基本配信範囲を外側方向に拡大して変更配信範囲を設定し、RAM12に記憶する。また、自車位置と目的地方向の基準となる基準位置とを含むように基本配信範囲を外側方向に拡大して変更配信範囲を設定し、RAM12に記憶する。
また、CPU11は、RAM12から変更配信範囲フラグを読み出し、この変更配信範囲フラグに「1」を代入し、再度、RAM12に記憶後、S313の処理に移行する。
例えば、図12(A)に示すように、CPU11は、自車位置を表す車両位置マーク51を中心とする50km四方の基本配信範囲101を、該車両位置マーク51を中心とする80km四方に拡大して変更配信範囲108を設定し、RAM12に記憶する。
また、図12(B)に示すように、CPU11は、自車位置を表す車両位置マーク51と目的地方向の基準となる基準位置104を含む基本配信範囲105を、該車両位置マーク51と基準位置104を含むようにルート沿いに外側方向に拡大して変更配信範囲109を設定し、RAM12に記憶する。
そして、現時点の時間帯が、基本配信範囲内に渋滞が多発する時間帯でないと判定した場合には(S315:NO)、CPU11は、S317の処理に移行する。
S316において、CPU11は、基本配信範囲内に対応する交通情報の通信量が多くなるため、上記S312の処理を実行後、S317の処理に移行する。
そして、現時点の時間帯が、基本配信範囲内に渋滞が殆ど発生しない時間帯でないと判定した場合には(S317:NO)、CPU11は、S319の処理に移行する。
S318において、CPU11は、基本配信範囲内に対応する交通情報の通信量に余裕があるため、上記S314の処理を実行後、S319の処理に移行する。
一方、受信した経路探索条件が、推奨又は有料道路優先であると判定した場合には(S319:YES)、CPU11は、S320の処理に移行する。
S320において、CPU11は、経路探索条件が、推奨又は有料道路優先等の場合には、基本ルートは広がる可能性が有るため、基本配信範囲を基本ルート沿いに外側方向へ拡大して変更配信範囲を設定し、RAM12に記憶する。
また、CPU11は、RAM12から変更配信範囲フラグを読み出し、この変更配信範囲フラグに「1」を代入し、再度、RAM12に記憶後、S321の処理に移行する。
また、図13(B)に示すように、CPU11は、経路探索条件が推奨又は有料道路優先等の場合には、車両位置マーク51が位置する自車位置から目的地方向の基準となる基準位置104への基本ルート115は広がる可能性が有るため、該車両位置マーク51と基準位置104を含む基本配信範囲116を外側方向に拡大して、変更配信範囲117を設定し、RAM12に記憶する。
一方、受信した経路探索条件が、距離又は一般道路優先であると判定した場合には(S321:YES)、CPU11は、S322の処理に移行する。
S322において、CPU11は、経路探索条件が、距離又は一般道路優先等の場合には、基本ルートは目的地に向かってほぼ直進するため、基本配信範囲を基本ルート沿いに内側方向へ縮小して変更配信範囲を設定し、RAM12に記憶する。
また、CPU11は、RAM12から変更配信範囲フラグを読み出し、この変更配信範囲フラグに「1」を代入し、再度、RAM12に記憶後、S323の処理に移行する。
また、図14(B)に示すように、CPU11は、経路探索条件が、距離又は一般道路優先等の場合には、基本ルート123は、自車位置を表す車両位置マーク51から目的地方向の基準となる基準位置104へ向かってほぼ直進するため、基本配信範囲124を基本ルート123沿いに内側方向、即ち、左右幅方向内側へ縮小して変更配信範囲125を設定して、RAM12に記憶する。
そして、基本配信範囲内に事故や交通規制等の交通障害が無いと判定した場合には(S323:NO)、CPU11は、当該サブ処理を終了して、メインフローチャートに戻り、S119の処理に移行する。
S324において、CPU11は、基本配信範囲内に事故や交通規制等の交通障害がある場合には、迂回して大回りなルートになる可能性が有るため、基本配信範囲を外側方向に拡大して変更配信範囲を設定し、RAM12に記憶する。
また、CPU11は、RAM12から変更配信範囲フラグを読み出し、この変更配信範囲フラグに「1」を代入し、再度、RAM12に記憶後、当該サブ処理を終了して、メインフローチャートに戻り、S119の処理に移行する。
また、図15(B)に示すように、CPU11は、基本配信範囲132内の車両位置マーク51が位置する自車位置と目的地方向の基準となる基準位置104との間に、道路工事128による交通規制と、事故による通行止め129がある場合には、この基本配信範囲132を外側方向に拡大して(例えば、四方に30kmずつ拡大する。)、変更配信範囲133を設定し、RAM12に記憶する。
また、CPU11は、RAM12から変更配信範囲フラグを読み出し、この変更配信範囲フラグが「1」の場合には、上記S115、S117、S118で設定した変更配信範囲を交通情報の配信対象とし、上記S113で設定した道路区分に対応する渋滞情報や交通規制情報等を含む現況交通情報16A等を抽出して、ナビゲーション装置2に対して配信する配信交通情報としてRAM12に記憶する。
そして、S120において、CPU11は、この配信交通情報を、上記S111で受信したナビ識別IDに対応するナビゲーション装置2に対して配信後、当該処理を終了する。
これにより、CPU11は、車両が走行する高速道路上又は有料道路上及び該高速道路又は有料道路の出口周辺の渋滞情報や交通規制情報等を含む現況交通情報16A等をナビゲーション装置2へ配信するため(S119〜S120)、不要な交通情報を大幅に削減して、通信コストの更なる削減化を図ることが可能になると共に、十分な現況交通情報16A等を配信することが可能となる。
これにより、CPU11は、時間帯等の時間的要因を考慮して、渋滞情報や交通規制情報等を含む現況交通情報16A等の配信対象となる配信範囲を設定することが可能となり、渋滞が多発する時間帯等の各時間帯における配信範囲を、現況交通情報16A等の情報
量が適切な情報量になるように設定して(例えば、現況交通情報16A等の情報量が一定の情報量になるように設定する。)、通信コストの低減化を図ることが可能となると共に、十分な現況交通情報16A等を配信することが可能となる。
これにより、CPU11は、ナビゲーション装置2に対して配信する現況交通情報16A等の情報量が適切な情報量になるように変更配信範囲を設定して(例えば、現況交通情報16A等の情報量が一定の情報量になるように変更配信範囲を設定する。)、通信コストの更なる低減化を図ることが可能となると共に、十分な現況交通情報16A等を配信することが可能となる。
これにより、CPU11は、車両の現在地や走行経路を考慮して、山間部、海岸、湖岸等のリンクが存在しない配信範囲を含まないように変更配信範囲を設定することが可能となり、不要な配信範囲の現況交通情報16A等を削減して通信コストの低減化を図ることが可能となると共に、より有効な配信範囲に対応する十分な現況交通情報16A等を配信することが可能となる。
これにより、自車位置周辺の複数経路の走行可能なリンクが変更配信範囲内に含まれるため、CPU11は、経路探索に十分な現況交通情報16A等を抽出して配信することが可能となる。
これにより、基本配信範囲内に事故や交通規制等の交通障害が存在する場合には、この基本配信範囲よりも広い変更配信範囲に対応する現況交通情報16A等を配信することができるため、十分な現況交通情報16A等をナビゲーション装置2へ配信することが可能となり、ナビゲーション装置2は、事故や交通規制等の交通障害を大きく迂回する経路を高精度に探索することが可能となる。
図16に示すように、CPU11は、車両位置マーク51で表される自車位置周辺(例えば、自車位置を中心とする30km以内である。)と目的地135周辺(例えば、目的地135を中心とする30km以内である。)とに、交通情報16A等の配信対象となるレイヤ0の各配信範囲137、138を設定する。また、CPU11は、各配信範囲137、138の外側に、交通情報16A等の配信対象となる所定幅(例えば、約30kmの幅である。)のレイヤ1の各配信範囲139、140を設定する。更に、CPU11は、各配信範囲139、140の外側を囲んで、交通情報16A等の配信対象となるレイヤ2の配信範囲141を設定する。
続いて、CPU11は、各配信範囲137〜141のそれぞれの道路区分に対応する現況交通情報16Aを抽出して、ナビゲーション装置2に対して配信する。
これにより、CPU11は、各プローブカーのユーザ等の特定ユーザに特化した現況交通情報16A等を抽出して配信することが可能となる。また、各プローブカーのユーザの好みに合う経路を探索することが可能なように、統計交通情報16Bのユーザ好みの箇所のリンクコストを下げ、この統計交通情報16Bに基づいて経路探索を行って基本ルートを設定し、渋滞情報や交通規制情報等を含む現況交通情報16A等を抽出して、各プローブカーへ配信することも可能となる。
続いて、上記S113において、CPU11は、上記S211の処理を実行後、ナビゲーション装置2が搭載された車両が、いわゆる高速道路上又は有料道路上に位置していると判定した場合には(S211:YES)、上記S212の処理に移行する。そして、上記S212において、CPU11は、この高速道路又は有料道路を交通情報の配信対象となる道路区分として設定し、RAM12に記憶する。また、CPU11は、上記S112で設定した基本配信範囲に替えて、交通情報の配信対象となる配信範囲を、この高速道路上又は有料道路上を変更配信範囲として設定し、RAM12に記憶する。更に、CPU11は、RAM12から変更配信範囲フラグを読み出し、この変更配信範囲フラグに「1」を代入し、再度、RAM12に記憶後、メインフローチャートに戻る。
そして、CPU11は、上記S114乃至S117の処理を実行する。続いて、上記S118において、CPU11は、上記S311乃至S318の処理を実行後、S319乃至S324の処理を実行することなく、メインフローチャートに戻る。そして、CPU11は、上記S119乃至S120の処理を実行後、当該処理を終了するようにしてもよい。
2 ナビゲーション装置
3 情報配信センタ
4 ネットワーク
10 サーバ
11、41 CPU
12、42 RAM
13、43 ROM
16 センタ側交通情報DB
16A、36A 現況交通情報
16B、36B 統計交通情報
17 センタ側通信装置
18 配信範囲DB
21 現在地検出処理部
23 ナビゲーション制御部
27 通信装置
51 車両位置マーク
66、71、88、91、94、97、101、105、112、116、120、124、127、132 基本配信範囲
89、92、95、98、99、102、106、108、109、113、117、121、125、130、133 変更配信範囲
Claims (7)
- 交通情報を配信する交通情報配信装置において、
車両に搭載されたナビゲーション装置から前記車両の現在位置を表す自車位置情報と目的地を表す目的地情報とを含む前記交通情報の配信を要求する配信要求情報を受信する配信要求情報受信手段と、
前記配信要求情報に含まれる前記自車位置情報と前記目的地情報とに基づいて前記交通情報の配信対象となる基本配信範囲を設定する基本配信範囲設定手段と、
前記基本配信範囲に対応する交通情報に基づいて、該基本配信範囲内の全リンクに対する渋滞リンクの割合を算出する渋滞リンク算出手段と、
前記渋滞リンク算出手段によって算出された前記基本配信範囲内の全リンクに対する渋滞リンクの割合が所定割合を超えた場合には、前記基本配信範囲を縮小して変更配信範囲を設定する配信範囲変更手段と、
前記変更配信範囲に対応する交通情報を抽出する交通情報抽出手段と、
抽出した交通情報を前記ナビゲーション装置へ配信するように制御する交通情報配信制御手段と、
を備えたことを特徴とする交通情報配信装置。 - 前記配信範囲変更手段は、前記渋滞リンク算出手段によって算出された前記基本配信範囲内の全リンクに対する渋滞リンクの割合が一定割合以下の場合には、前記基本配信範囲を拡大して前記変更配信範囲を設定することを特徴とする請求項1に記載の交通情報配信装置。
- 前記配信範囲変更手段は、前記基本配信範囲内にリンクの存在しない配信範囲があるか否かを判定する配信範囲判定手段を有し、
該配信範囲変更手段は、前記基本配信範囲内にリンクの存在しない配信範囲があると判定した場合には、このリンクの存在しない配信範囲を含まないように前記変更配信範囲を設定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の交通情報配信装置。 - 前記配信要求情報に含まれる前記自車位置情報と前記目的地情報とに基づいて経路を探索する経路探索手段を備え、
前記基本配信範囲設定手段は、前記車両の現在位置から進行方向前方に前記基本配信範囲を設定し、
前記配信範囲変更手段は、該車両の現在位置周辺に走行可能なリンクが所定数以上存在する場合には、該車両の現在位置周辺を含むように前記変更配信範囲を設定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の交通情報配信装置。 - 前記配信範囲変更手段は、前記基本配信範囲内に交通障害が存在するか否かを判定する交通障害判定手段を有し、
該配信範囲変更手段は、前記基本配信範囲内に交通障害が存在すると判定した場合には、該基本配信範囲を拡大するように前記変更配信範囲を設定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の交通情報配信装置。 - 現在時刻を検出する時刻検出手段を備え、
前記配信範囲変更手段は、前記現在時刻に基づいて前記変更配信範囲を設定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の交通情報配信装置。 - 前記配信要求情報は、更に経路の探索条件を含み、
前記配信範囲変更手段は、前記探索条件に基づいて前記変更配信範囲を設定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の交通情報配信装置。
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