JP4886968B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、改質器により生成された改質ガスと空気を燃焼電池に供給して発電させる燃料電池システムに関し、特に燃料電池システムを構成する純水器に関する。
燃料電池システムとして、燃料極に供給された水素および空気極に供給された酸素を用いて発電する燃料電池1と、空気極から送出される排出ガス(空気オフガス)中の水蒸気を少なくとも凝縮して回収水として回収する凝縮器(生成水回収塔21)と、この凝縮器から供給される回収水を貯水する貯水器(回収水タンク23)と、この貯水器から供給される回収水を純水にする純水器(水処理装置41)と、この純水器から供給される純水化された回収水と燃料(原燃料)を改質して改質ガスを導出する改質器(改質装置2)とを備えたものが知られている(特許文献1)。このシステムにおいては、回収水タンク23に貯水されている回収水中の微生物の繁殖を抑制するために、回収水を一時的に70℃以上に加温して殺菌する方法が開示されている。具体的には、回収水循環系30に回収水を加熱するための熱交換器26および同循環系30を開閉するための流量制御手段31が備えられている。
また、特許文献1と同様な燃料電池システムとして、燃料電池および燃料改質装置2の排ガス7および8中の水蒸気を凝縮して回収し,これに水道水を添加した混合水26として貯留する生成水回収系統20と、生成水回収系統20の混合水を循環させる混合水循環系25と、混合水を純水に変換して冷却水循環系統10に供給する水処理系統30とを備えたものが知られている(特許文献2)。このシステムにおいては、混合水循環系25に抗菌性フィルタ41を設けるとともに、水処理系統30の純水装置31の上流側にも抗菌性フィルタ42を設けた。したがって、抗菌性フィルタ41を通過した混合水はその微生物量が徐々に低減され、微生物量が低減された混合水26が水処理系統30に安定して供給される。また、水処理系統30に供給された混合水は抗菌性フィルタ42により再び微生物がろ過されるとともに、混合水に含まれる他の不純物の吸着ろ過も行われるので、イオン交換式純水装置31に供給される混合水はその微生物量および不純物量が大幅に低減された状態となり、高度に浄化された純水が冷却水循環系10に補給される。
また、特許文献2に記載されている水処理系統30の純水装置31の上流側に設けられた抗菌性フィルタ42の代わりに紫外線殺菌装置(特許文献3において符号41で示されている。)が設けられているものも知られている(特許文献3)。このシステムによっても、混合水26中の微生物を紫外線の照射により殺菌するので、混合水26中に残存する微生物が紫外線によって殺菌され、殆ど無菌状態に近い混合水がイオン交換式純水装置31に供給される。
また、燃料電池システムとして、燃料極に供給された水素および空気極に供給された酸素を用いて発電する燃料電池11と、燃料極および空気極からそれぞれ送出される排出ガス中の水蒸気を凝縮して回収水として回収する凝縮器(回収器14,17)と、これら凝縮器から供給される回収水を貯水する貯水器(水タンク18)と、この貯水器から供給される各回収水を純水にする純水器(イオン交換樹脂塔116,115)と、これら純水器から供給される純水化された回収水を加湿器13,16に噴霧するものも知られている(特許文献4)。このシステムにおいては、水タンク18とイオン交換樹脂塔116,115との各間に活性炭が充填された活性炭筒121,119がそれぞれ設けられており、各活性炭筒121,119によってイオン交換樹脂の劣化を誘発する塩素系酸化物を効率よく捕捉している。
さらに、燃料電池1にて発生した熱を奪い去りラジエータ15において放出させる冷却水をポンプ16によって循環させて検出器17へと送り込み、その検出器17は、冷却水中に微生物が存在するか否かを検出し、存在するという結果が得られた場合には殺菌装置18に微生物の殺傷を指示し、殺菌装置18はこの指示に従い、紫外線を照射して微生物を死滅させるものも知られている(特許文献5)。
特開平08−138714号公報(第5頁、図1) 特開平09−063611号公報(第3−4頁、図1) 特開平09−063612号公報(第4頁、図1) 特開2003−151591号公報(第3−5頁、図1) 特開2002−270211号公報(第3−4頁、図1)
上述した特許文献1に記載されている燃料電池システムにおいては、回収水タンク23に貯水されている回収水中の微生物の繁殖を抑制するために、回収水循環系30を設けるとともに回収水循環系30に回収水を加熱するための熱交換器26および同循環系30を開閉するための流量制御手段31を設けることにより、微生物の繁殖を抑えることはできるが、システムを構成する部品点数が多くなり、システム全体も大型化し、これらに伴いコストアップとなる問題があった。
また、上述した特許文献2に記載されている燃料電池システムにおいても、生成水回収系統20の混合水を循環させる混合水循環系25を設け、混合水循環系25に抗菌性フィルタ41を設けるとともに、水処理系統30の純水装置31の上流側にも抗菌性フィルタ42を設けることにより、微生物の繁殖を抑えることはできるが、前述と同様の問題があった。
また、上述した特許文献3に記載されている燃料電池システムにおいても、生成水回収系統20の混合水を循環させる混合水循環系25を設け、混合水循環系25に抗菌性フィルタ41を設けるとともに、水処理系統30の純水装置31の上流側にも紫外線殺菌装置を設けることにより、微生物の繁殖を抑えることはできるが、前述と同様の問題があった。
本発明は、上述した問題を解消するためになされたもので、部品点数を増やすことなく、システム全体を大型化することなく、そしてコスト上昇を伴うことなく、回収水中の微生物の繁殖を抑制することにより、長期運転が実現できる燃料電池システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明の構成上の特徴は、燃料極に供給された水素および空気極に供給された酸素を用いて発電する燃料電池と、燃料極または空気極から送出される排出ガス中の水蒸気を少なくとも凝縮して回収水として回収する凝縮器と、凝縮器から供給される回収水を導入する導入口およびエア抜き口を設けた導入部と、この導入部に一端が接続され内部に回収水を純水化するイオン交換樹脂が充填された通路と、この通路の他端に接続され同通路を通過して純水化された回収水を導出する導出口およびエア抜き口を設けた導出部とを備えた純水器とを備えた燃料電池システムにおいて、純水器はU字形状に形成され、イオン交換樹脂を充填された充填部を導入された回収水または/および液体に常に浸るように構成し、液体中に置かれた充填部をその液体中の所定範囲まで抗菌作用が及ぶように構成したことである。
た、凝縮器から純水器まで回収水が自重によって流れる構造となっていることである。
また請求項2に係る発明の構成上の特徴は、請求項1において、充填部に当接して配設され導入口から導入された液体をろ過するフィルタをさらに設けたことである。
また請求項3に係る発明の構成上の特徴は、請求項1または請求項2において、充填部に、液体中に置かれた場合に抗菌作用が所定範囲まで及ぶ抗菌剤を充填したことである。
また請求項4に係る発明の構成上の特徴は、請求項3において、充填部は、イオン交換樹脂に抗菌剤がその抗菌作用の及ぶ所定範囲を考慮して混床されたことである。
また請求項5に係る発明の構成上の特徴は、請求項3において、充填部は、イオン交換樹脂と抗菌剤がその抗菌作用の及ぶ所定範囲を考慮して複床され少なくとも最上流位置を抗菌剤の層としたことである。
また請求項6に係る発明の構成上の特徴は、請求項3から請求項5の何れか一項において、抗菌剤は活性炭に抗菌作用を有する粉末を固着させてなることである。
上記のように構成した請求項1に係る発明においては、イオン交換樹脂を充填された充填部をその内部に導入された液体中に常に浸るように構成し、液体中に置かれた充填部をその液体中の所定範囲まで抗菌作用が及ぶように構成したので、充填部内および充填部から所定範囲内の液中にあっては、液体の流れが遅くなることにより微生物が繁殖しやすくなる部位でもその抗菌作用により微生物の繁殖を抑制することができる。これにより、回収水中の微生物の繁殖を抑制するための専用の装置を別に設けることなく、微生物の繁殖を抑制することができる。したがって、充填部内の目詰まりの発生を防止するので、フィルタの清掃を頻繁にするために頻繁に運転停止をすることなく、燃料電池システムの長期運転が可能となる。
また上記のように構成した請求項1に係る発明においては、凝縮器から純水器まで回収水が自重によって流れる構造となっている。
上記のように構成した請求項2に係る発明においては、充填部に当接して配設され導入口から導入された液体をろ過するフィルタを設けたので、充填部にはこのフィルタによって異物を除去された回収水または外部からの水が供給される。一方フィルタに除去した異物に溜まると液体の流れが遅くなるのでそこに微生物が繁殖しやすくなるが、フィルタは充填部に当接されており、充填部の抗菌作用により微生物の繁殖を抑制することができる。したがって、フィルタの目詰まりの発生を防止し、燃料電池システムの長期運転が可能となる。
上記のように構成した請求項3に係る発明においては、充填部に、液体中に置かれた場合に抗菌作用が所定範囲まで及ぶ抗菌剤を充填したので、イオン交換樹脂に抗菌剤を充填するだけで、容易に上述した作用を得ることができる。
上記のように構成した請求項4に係る発明においては、充填部は、イオン交換樹脂に抗菌剤がその抗菌作用の及ぶ所定範囲を考慮して混床されているので、イオン交換樹脂に対して抗菌剤を適量充填することができる。
上記のように構成した請求項5に係る発明においては、充填部は、イオン交換樹脂と抗菌剤がその抗菌作用の及ぶ所定範囲を考慮して複床され少なくとも最上流位置を抗菌剤の層としているので、簡単に製造することができる。
上記のように構成した請求項6に係る発明においては、抗菌剤は活性炭に抗菌作用を有する粉末を固着させてなるので、抗菌剤は充填部を抗菌するのに加えて、充填部に導入された液体から活性炭によりその液体から塩素分を除去する。


以下、本発明による燃料電池システムの一実施の形態について説明する。図1はこの燃料電池システムの概要を示す概要図である。この燃料電池システムは燃料電池10とこの燃料電池10に必要な水素ガスを含む改質ガスを生成する改質器20を備えている。
燃料電池10は、燃料極11と空気極12と両極11,12間に介装された電解質13を備えており、燃料極11に供給された改質ガスおよび空気極12に供給された空気(カソードエア)を用いて発電するものである。なお、本実施の形態においては、燃料電池10が高分子電解質形燃料電池である場合について説明する。したがって、電解質13はイオン交換膜(特にカチオン交換膜)であり、燃料は天然ガス、メタノールである。
燃料極11においては、供給された水素ガスが下記化1のように反応し、生成物である水素イオンが電解質13を通って空気極12に供給されるとともに未反応の水素ガスを含んだアノードオフガスが排出される。また空気極12においては、供給された空気中の酸素および燃料極11から電解質13を介して供給された水素イオンが下記化2のように反応し、水(水蒸気)が生成されその水蒸気を含んだカソードオフガスが排出される。
(化1)
H → 2H+2e
(化2)
2H+1/2O+2e → H
ここで、燃料極11で生成された電子は外部に接続された回路(インバータ回路)を通って空気極12に到達し、空気極12にてその電子を使用して上記化2に示す反応が生じこれにより燃料電池10は発電する。
なお、燃料電池10の空気極12には、空気を供給する供給管61およびカソードオフガスを排出する排出管62が接続されており、これら供給管61および排出管62の途中には、空気を加湿するための加湿器14が設けられている。この加湿器14は水蒸気交換型であり、排出管62中すなわち空気極12から排出される気体中の水蒸気を除湿してその水蒸気を供給管61中すなわち空気極12へ供給される空気中に供給して加湿するものである。
改質器20は、天然ガス、LPガス、灯油、メタノールなどの燃料を水蒸気改質し、水素リッチな改質ガスを燃料電池10に供給するものであり、バーナ21、改質部22、一酸化炭素シフト反応部(以下、COシフト部という)23および一酸化炭素選択酸化反応部(以下、CO選択酸化部という)24から構成されている。
バーナ21は、起動時に外部から燃焼用燃料および燃焼用空気が供給され、または定常運転時に燃料電池10の燃料極11からアノードオフガス(燃料電池に供給され使用されずに排出された改質ガス)が供給され、供給された各ガスを燃焼して燃焼ガスを改質部22に導出するものである。この燃焼ガスは改質部22を(同改質部22の触媒の活性温度域となるように)加熱し、その後燃焼ガス用凝縮器34を通ってその燃焼ガスに含まれている水蒸気が凝縮されて外部に排気される。燃焼ガス用凝縮器34は配管63を介して後述する純水器40に連通している。燃焼ガス用凝縮器34は純水器40より上方に配設されており、配管63は内部を流れる液体が純水器40まで溜まることなく自重によって落水するような構造となっている。
改質部22は、外部から供給された燃料に蒸発部(図示省略)からの水蒸気を混合した混合ガスを改質部22に充填された触媒により改質して水素ガスと一酸化炭素ガスを生成している(いわゆる水蒸気改質反応)。これと同時に、水蒸気改質反応にて生成された一酸化炭素と水蒸気を水素ガスと二酸化炭素とに変成している(いわゆる一酸化炭素シフト反応)。これら生成されたガス(いわゆる改質ガス)はCOシフト部23に導出される。
COシフト部23は、この改質ガスに含まれる一酸化炭素と水蒸気をその内部に充填された触媒により反応させて水素ガスと二酸化炭素ガスとに変成している。これにより、改質ガスは一酸化炭素濃度が低減されてCO選択酸化部24に導出される。
CO選択酸化部24は、改質ガスに残留している一酸化炭素と外部からさらに供給されたCO浄化用の空気とをその内部に充填された触媒により反応させて二酸化炭素を生成している。これにより、改質ガスは一酸化炭素濃度がさらに低減されて(10ppm以下)燃料電池10の燃料極11に導出される。
改質器20のCO選択酸化部24と燃料電池10の燃料極11とを連通する配管64の途中には、凝縮器30が設けられている。この凝縮器30は改質ガス用凝縮器31、アノードオフガス用凝縮器32およびカソードオフガス用凝縮器33が一体的に接続された一体構造体である。改質ガス用凝縮器31は配管64中を流れる燃料電池10の燃料極11に供給される改質ガス中の水蒸気を凝縮する。アノードオフガス用凝縮器32は、燃料電池10の燃料極11と改質器20のバーナ21とを連通する配管65の途中に設けられており、その配管65中を流れる燃料電池10の燃料極11から排出されるアノードオフガス中の水蒸気を凝縮する。カソードオフガス用凝縮器33は、排出管62の加湿器14の下流に設けられており、その排出管62中を流れる燃料電池10の空気極12から排出されるカソードオフガス中の水蒸気を凝縮する。なお、凝縮器30には、図示しない貯湯槽の低温液体またはラジエータおよび冷却ファンによって冷却された液体が供給されるようになっており、この液体との熱交換によって各ガス中の水蒸気を凝縮している。
これら各凝縮器31,32,33は燃料電池10より下方となり、かつ純水器40より上方となるように配設されている。また、これら各凝縮器31,32,33は配管66を介して純水器40に連通している。配管66は内部を流れる液体が純水器40まで溜まることなく自重によって落水するような構造となっている。なお、凝縮器30は、少なくともカソードオフガス用凝縮器33を含むように構成すればよい。凝縮して回収される回収水が最も多いからである。
純水器40は、凝縮器30および燃焼ガス用凝縮器34から供給された水すなわち回収水を純水にするものである。この純水器40は、図2に示すように、上方に開口するU字状に形成されたハウジング41を備えている。このハウジング41は左右筒体41,41と両筒体41,41の下部を連通する連結部41cとから構成されている。左右筒体41,41と連結部41cとの内部は上方に開口するU字状に形成された空間であり、この空間が回収水を流通させる通路42として機能し、この通路内にはイオン交換樹脂43aに抗菌剤43bが均一となるように混合され充填された充填部43が形成されている。イオン交換樹脂43aおよび抗菌剤43bは粒状に形成されている。なお図2において充填部43を模式的に記載し、イオン交換樹脂43aを濃く彩色(グレー)することにより粒の形状の記載を省略し、抗菌剤43bを大きな黒色丸で記載している。またこのようにある種類の粒(イオン交換樹脂43a)に他の異なる種類の粒(抗菌剤43b)が均一に充填されていることを混床という。
左右筒体41,41内には充填部43の各上面に押え部材を兼ねたフィルタ44が当接されて取付固定されている。フィルタ44は通過する液体をろ過するものである。なお、U字状通路42においては回収水が自重にて充填部43内を流通するように構成されている。
イオン交換樹脂43aは、充填部43を流通する原水である回収水(または水道水)から陽イオン(カチオン:Na、Ca2+、Mg2+など)および陰イオン(アニオン:Cl、HCO など)を除去する不溶性の合成樹脂をいい、樹脂は化学的に不活性な部分の樹脂基体とイオン交換基の部分から構成されている。本実施の形態のイオン交換樹脂43aは原水中の陽イオンをHに交換する陽イオン交換樹脂および原水中の陰イオンをOHに交換する陰イオン交換樹脂(いずれも粒状に形成されている)を均一に混合してなる混床タイプのものである。なお、陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂の混合比は1:1.5〜1:2である。また、一般的な両樹脂の粒径は580〜680μmである。
抗菌剤43bは、抗菌作用を有する粒状に形成されたものであり、本実施の形態においては、粒状の基材である活性炭に抗菌作用を有する金属、樹脂などの物質の粉末(微粒子)を固着させて構成されている。活性炭は水道水中の塩素分を吸着して除去するものである。なお、粉末(微粒子)は活性炭の微小孔をできるだけ閉塞しないように固着するのが望ましい。活性炭の吸着効果を減少させないためである。具体的には、抗菌剤43bは活性炭に銀の粉末を固着して形成されているが、活性炭の粒径は2.36〜0.50mmであり、銀の含有率は0.1%である。この抗菌剤43bが液体中に置かれると、液体中に銀が溶出しこれにより液体中の所定範囲A1内(図3参照)において抗菌作用が発生する。その効果が及ぶ範囲は、液体に流れがなければ活性炭43bの中心から半径r1のほぼ球状となり、銀の含有率、基材の粒径によって設定することは可能である。イオン交換樹脂43aには抗菌剤43bがその抗菌作用の及ぶ所定範囲を考慮して混床されている。
筒体41の上端(通路42の一端)には、有底筒状体に形成された導入部45の開口端が液密に接続されている。導入部45の天壁45aには、凝縮器30から供給される回収水を導入する配管66に接続された導入口45a1、燃焼ガス用凝縮器34から供給される回収水を導入する配管63に接続された導入口45a2、および図示しない水道水供給源(例えば水道管)から供給される補給水を導入する配管67に接続された導入口45a3が設けられている。また、天壁45aにはエア抜き用の孔45a4が形成されている。
また、筒体41の上端(通路42の一端)には、貯水器50が一体的に形成されている。貯水器50は有底筒状体に形成されたハウジング51を備えており、このハウジング51の開口端が筒体41の上端に液密に接続されている。ハウジング51の天壁51aには、エア抜き口51a1が設けられており、導入部45に回収水が供給されると、筒体41筒体41を満たし、貯水器50内に貯水される。ハウジング51内上部には一端が外部に連通する排水管の他端が接続されるオーバーフロー口52が設けられており、筒体41の水位が上昇しオーバーフロー口52を越えるとそのオーバーフロー口52および排水管を通って外部に排水される。
ハウジング51の天壁51a上にはポンプ53が取り付け固定されており、その吸込口53aには下端が貯水器50の底部(ハウジング51の開口端付近)まで延在されて配設された取水管68の上端が接続され、ポンプ53の吐出口53bには上端が改質部22に接続された配管69の下端が接続されている。取水管68の下端には、フィルタを持った取水部54が固定されている。さらに、貯水器50には貯水されている回収水中に配設されて同回収水の導電率を検出する導電率センサ55aがハウジング51の下部に固定された支持部55bによって支持固定されている。導電率センサ55aは取水部54付近に配置されている。
ハウジング51の天壁51a上には貯水器50内の上限および下限水位を検知できる水位計56が取り付け固定されている。水位計56が下限水位を検知すると、純水器40に対する水の供給例えば水道水の補給を開始し、水位計56が上限水位を検知すると、純水器40に対する水の供給例えば水道水の補給を停止するようになっている。上限水位はオーバーフローラインより若干高い位置に設定され、下限水位は取水部54より若干高い位置に設定されている。なお、純水器40および貯水器50内の水位は図2に示すようにほぼ同レベルにある。
次にこのように構成された燃料電池システムの作用を説明する。燃料電池システムの稼動中において、凝縮器30および燃焼ガス用凝縮器34にて凝縮され回収された回収水は配管66および63を通って自重にて直下流の純水器40に流れる。純水器40の導入部45に流入した回収水は、筒体41内を自重によって上から下へ向かって流れ、連結部41c内を通って筒体41内に流入する。筒体41に流入した回収水は筒体41内に溜まった回収水の自重で左右両筒体41,41の水位が同程度(純水器40の圧損分の水位差がある。)まで筒体41内を下から上へ流れて貯水器50に到達する。すなわち純水器40内の回収水は自重によって充填部43を通って直下流の貯水器50に到達して貯水される。この貯水されている回収水はイオン交換樹脂43aによって純水化されている。そして、貯水器50に貯水された回収水は、燃料電池の負荷に応じた所定量がポンプ53によって改質器20に給水されるようになっている。なお、燃料電池10から凝縮器30までの配管中では水滴が発生するおそれがあり、例え水滴が発生しても、燃料電池10は凝縮器30より上方に設置されており、燃料電池10から凝縮器30までの配管もその内部の流体が自重にて流れ落ちるように構成されているので、燃料電池10の液体は配管を通って直下流の凝縮器30に自重にて流れ落ちる。
このような回収水の流れの中で、純水器40および貯水器50においては、純水器40の導入部45に流入する液体の量が改質器20に供給される量より大きくなりその水位がオーバーオフロー口52より高くなればオーバーフロー口52および排水管を通って外部に排水される。また、貯水器50内の水位は、水位センサ56により監視されており、上限水位と下限水位との間となるようになっている。これにより、純水器40および貯水器50内の水位は図2に示すようにほぼ同レベルとなり、充填部43およびフィルタ44は常に液中に浸るようになっている。また、充填部43内の抗菌剤43bから所定範囲A1の液中にはその抗菌作用が及ぶので、その範囲A1を通過または滞留する液体もしくはその範囲A1内にある物体は抗菌される。
上述した説明から理解できるように、この実施の形態においては、イオン交換樹脂43aを充填された充填部43がその内部に導入された液体中に常に浸るようになり、液体中に置かれた充填部43によってその液体中の所定範囲(充填部43の表面からほぼ半径r1だけ離れた範囲)まで抗菌作用が及ぶので、充填部43a内および充填部43aから所定範囲内の液中にあっては、液体の流れが遅くなることにより微生物が繁殖しやすくなる部位でもその抗菌作用により微生物の繁殖を抑制することができる。これにより、回収水中の微生物の繁殖を抑制するための専用の装置を別に設けることなく、すなわち、部品点数を増やすことなく、システム全体を大型化することなく、そしてコスト上昇を伴うことなく、微生物の繁殖を抑制することができる。したがって、充填部43内の目詰まりの発生を防止するので、フィルタ44の清掃を頻繁にするために頻繁に運転停止をすることなく、燃料電池システムの長期運転が可能となる。
また、充填部43に当接して配設され導入口45a1,45a2,45a3からそれぞれ導入された凝縮器30からの回収水、燃焼ガス用凝縮器34および水道水をろ過するフィルタ44を設けたので、充填部43にはこのフィルタ44によって異物を除去された回収水または外部からの水が供給される。一方フィルタ44に除去した異物に溜まると液体の流れが遅くなるのでそこに微生物が繁殖しやすくなるが、フィルタ44は充填部43に当接されており、充填部43の抗菌作用により微生物の繁殖を抑制することができる。したがって、フィルタ44の微生物の繁殖による目詰まりの発生を防止し、燃料電池システムの長期運転が可能となる。また、回収水中に改質器20から脱落する触媒等の異物が含まれている恐れがあるが、フィルタ44はそのような異物を捕集して後段に流れるのを防止しまた後段に設けられたポンプ53が異物を噛みこむのを防止することができる。
また、充填部43に、液体中に置かれた場合に抗菌作用が所定範囲まで及ぶ抗菌剤43bを充填したので、イオン交換樹脂43aに抗菌剤43bを充填するだけで、容易に上述した作用を得ることができる。また、充填部43は、イオン交換樹脂43aに抗菌剤43bがその抗菌作用の及ぶ所定範囲を考慮して混床されているので、イオン交換樹脂43aに対して抗菌剤43bを適量充填することができる。また、抗菌剤43bは活性炭に抗菌作用を有する粉末を固着させてなるので、抗菌剤43bは充填部43aを抗菌するのに加えて、充填部43に導入された液体から活性炭の作用によりその液体から塩素分を除去する。
なお、上記実施の形態においては、充填部43が充填されている純水器40の通路42が上部に開放されたU字状に形成され、その通路42に液体が溜められると充填部43は常に液中に浸るようになっていたが、この構造に代えて、充填部43が液中に浸るような他の構造としてもよい。
また、上記実施の形態においては、充填部43はイオン交換樹脂43aに抗菌剤43bを混床するタイプであったが、図4に示すように、イオン交換樹脂43aと抗菌剤43bを積層させた複床タイプとしてもよい。この場合、抗菌剤43bの抗菌作用の及ぶ所定範囲を考慮して複床し、少なくとも最上流位置(筒体41に設けられたフィルタ44に当接する最上位置)を抗菌剤43bの層とすることが望ましい。これによっても、上記実施の形態と同様な作用・効果を得るのに加えて、充填部43を簡単に製造することができる。
また、上記実施の形態においては、回収水を純水化して改質水として利用する場合について適用したが、特開2003−151591号公報に示されているように、燃料電池の燃料極および空気極に供給する改質ガスおよび空気を加湿する加湿器に純水化した回収水を供給する場合に適用するようにしてもよい。
本発明による燃料電池システムの一実施の形態の概要を示す概要図である。 図1に示す純水器および貯水器を示す断面図である。 抗菌剤の抗菌作用の及ぶ所定範囲を示す図である。 充填部の変形例を示す断面図である。
符号の説明
10…燃料電池、11…燃料極、12…空気極、20…改質器、21…バーナ、22…改質部、23…一酸化炭素シフト反応部(COシフト部)、24…一酸化炭素選択酸化反応部(CO選択酸化部)、30…凝縮器、31…改質ガス用凝縮器、32…アノードオフガス用凝縮器、33…カソードオフガス用凝縮器、34…燃焼ガス用凝縮器、40…純水器、41…ハウジング、41a,41b…筒体、41c…連結部、42…通路、43…充填部、43a…イオン交換樹脂、43b…抗菌部、44…フィルタ、45…導入部、45a1,45a2,45a3…導入口、46…導出部、46a1…エア抜き用孔、46b…導出口、50…貯水器、51…ハウジング、52…オーバーフロー口、53…ポンプ、54…取水部、55a…導電率センサ、56…水位計、57…タンク、61〜69…配管。

Claims (6)

  1. 燃料極に供給された水素および空気極に供給された酸素を用いて発電する燃料電池と、
    前記燃料極または空気極から送出される排出ガス中の水蒸気を少なくとも凝縮して回収水として回収する凝縮器と、
    前記凝縮器から供給される回収水を導入する導入口およびエア抜き口を設けた導入部と、該導入部に一端が接続され内部に前記回収水を純水化するイオン交換樹脂が充填された通路と、該通路の他端に接続され同通路を通過して純水化された回収水を導出する導出口およびエア抜き口を設けた導出部とを備えた純水器とを備えた燃料電池システムにおいて、
    前記純水器は、U字形状に形成され、
    前記イオン交換樹脂を充填された充填部を前記導入された回収水または/および液体に常に浸るように構成し、
    液体中に置かれた前記充填部をその液体中の所定範囲まで抗菌作用が及ぶように構成し、
    前記凝縮器から前記純水器まで前記回収水が自重によって流れる構造となっていることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 請求項1において、前記充填部に当接して配設され前記導入口から導入された液体をろ過するフィルタをさらに設けたことを特徴とする燃料電池システム。
  3. 請求項1または請求項2において、前記充填部に、液体中に置かれた場合に抗菌作用が所定範囲まで及ぶ抗菌剤を充填したことを特徴とする燃料電池システム。
  4. 請求項3において、前記充填部は、前記イオン交換樹脂に抗菌剤がその抗菌作用の及ぶ所定範囲を考慮して混床されたことを特徴とする燃料電池システム。
  5. 請求項3において、前記充填部は、前記イオン交換樹脂と抗菌剤がその抗菌作用の及ぶ所定範囲を考慮して複床され少なくとも最上流位置を抗菌剤の層としたことを特徴とする燃料電池システム。
  6. 請求項3から請求項5の何れか一項において、前記抗菌剤は活性炭に抗菌作用を有する粉末を固着させてなることを特徴とする燃料電池システム。
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