JP2009231155A - 燃料電池システム用水精製装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回収水精製器の水精製部材の寿命を延ばすことができる燃料電池システム用水精製装置を提供する。
【解決手段】燃料電池システム用水精製装置は、燃料電池システムの改質器4に水蒸気を供給する蒸発部40と水道源とを繋ぐ水路1と、水路1に設けられ水道水を精製する水道水精製器2と、水路1において水道水精製器2に対して直列に設けられ燃料電池システムにおいて生成された凝縮水を回収した回収水を精製する回収水精製器3とを有する。水道水精製器2は回収水精製器3よりも上流に、回収亜水精製器は水道水精製器2よりも下流に配置されている。水道水を水道水精製器2で精製させた後、回収水精製器3で精製させる。
【選択図】図1

Description

本発明は燃料電池システム用水精製装置に関する。
特許文献1には、燃料電池システムにおいて、凝縮器で凝縮させた凝縮水および水道水を水精製器に溜めて精製させて水の純度を高める水精製装置が開示されている。このものによれば、凝縮器で凝縮させた凝縮水および水道水の双方が水精製器に溜まる。
特許文献2には、スタックと、スタックを冷却する冷却水を貯蔵する冷却水タンクと、スタックの排ガスから水を回収させる回収手段と、回収手段で回収した回収水を貯蔵する回収水タンクとを有する燃料電池システムが開示されている。このものによれば、回収手段で回収された回収水および補充水(水道水)の双方が水精製器に溜まる。
特許文献3には、水精製度検知手段で計測された水の精製度が精製用のしきい値を超えるとき、水精製部の水精製能力を果たすイオン交換樹脂の交換を警告する警告部をもつ燃料電池システムが開示されている。このものによれば、塵埃除去用のフィルタを通過した水道水を水精製器で精製させた後、水タンクに供給することにしている。このようにフィルタを通過した水道水の他に、燃料電池システムの凝縮器で凝縮された凝縮水が回収水としてこの水タンクに供給される。この場合、フィルタは塵埃除去用であり、水道水の塩素等の物質を除去する水精製機能を有するものではない。
特開2006−318713号公報 特開2006−107889号公報 特開2003−243005号公報
ところで、回収水精製器のイオン交換樹脂等の水精製部材の寿命を更に延ばすことが要請されている。
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、回収水精製器の水精製部材の寿命を延ばすのに有利な燃料電池システム用水精製装置を提供することを課題とする。
(1)様相1に係る燃料電池システム用水精製装置は、燃料電池システムの改質器に水蒸気を供給する蒸発部と水道源とを繋ぐ水路と、水路に設けられ水道水を精製する水道水精製器と、水路において水道水精製器に対して直列に設けられ燃料電池システムにおいて生成された凝縮水を回収した回収水を精製する回収水精製器とを具備しており、水道水精製器は回収水精製器よりも上流に、回収水精製器は水道水精製器よりも下流に配置されており、水道水を水道水精製器で精製させた後、回収水精製器で精製させることを特徴とする。
水道水は殺菌用の塩素、配管からの鉄分、シリカ等を含んでいることが多く、回収水よりも純度が相対的に低い。これに対して、回収水は、燃料電池システムで使用されるガスに含まれている水蒸気を凝縮させた凝縮水であり、水道水よりも純度が高い。本様相によれば、純度が相対的に低い水道水を回収水精製器に直接供給する方式を廃止しており、純度が相対的に低い水道水を水道水精製器で予め精製させ、その後、回収水精製器で再び精製させる。このため回収水精製器に設けられている水精製材の精製能力の寿命を更に延ばすことができると共に、水の精製度を向上させることができる。
(2)様相2に係る燃料電池システム用水精製装置によれば、上記様相において、水道水精製器は、第1容器と、第1容器に収容された水を精製させる精製能力を有する第1水精製材とを備えており、第1容器の中間高さ位置よりも下部に第1入口ポートを有し、第1水精製材よりも上方に第1出口ポートを有することを特徴とする。第1水精製材は一般的には空気に触れると、劣化が促進されると言われている。本様相によれば、水道水精製器において第1水精製材よりも上方に第1出口ポートが設けられている。このため水道水精製器の第1容器の水の水面は第1出口ポートとほぼ同じ高い位置か、あるいは、第1出口ポートよりも下方に存在している。この結果、第1容器に貯留された精製水内に水道水精製器の第1水精製材が浸漬されている。このため第1水精製材は空気に触れにくくなる。故に、空気による第1水精製材の劣化が抑制されており、第1水精製材の長寿命化を図り得る。
或いは、水道水精製器が回収水精製器よりも高さが低い場合においては回収水精製器への入口配管をいったんそれよりも高く立ち上げる場合でも良い。またこの場合、水道水精製器の中央より上部から水道水精製器の内部に水を導入し、水道水精製器の高さ方向の中央よりも下部から第1出口ポートを設けること(ダウンフロー)も可である。この場合、空気による第1水精製材の劣化を抑制し、第1水精製材の長寿命化を図り得るのに有利である。
(3)様相3に係る燃料電池システム用水精製装置によれば、上記様相において、回収水精製器は、第2容器と、第2容器に収容された水を精製させる精製能力を有する第2水精製材とを備えており、第2容器内の第2水精製材よりも上方に第2入口ポートを有し、第2入口ポートよりも下方に第2出口ポートを有することを特徴とする。回収水精製器内の精製水の自重によって、精製水を回収水精製器内の第2出口ポートから吐出させることができる。従ってポンプを廃止または簡素化することができる。
(4)様相4に係る燃料電池システム用水精製装置によれば、上記様相において、精製水を貯蔵する精製水タンクが回収水精製器の下流に設けられており、回収水精製器の第2出口ポートは、逆U字管により精製水タンクに連通しており、逆U字管で通水するとき逆U字管において空気を残留させ得るように設定されていることを特徴とする。
本様相によれば、逆U字管で通水するとき、逆U字管において空気を残留させ得る。このため、逆U字管が、回収水精製器が空状態になるまで連続的に通水するサイホン管として機能することが抑制されている。この結果、回収水精製器の水が精製水タンクに連続的に吐出され続けることが抑制されている。従って、燃料電池システムの運転中において、回収水精製器の水面の水位が良好に維持される。このため燃料電池システムの運転中において、回収水精製器に貯留された水内に、第2水精製材の全部またはほとんどを浸漬させることができる。このため第2水精製材は空気に触れにくくなり、空気による第2水精製材の劣化が抑制されている。
(5)様相5に係る燃料電池システム用水精製装置によれば、上記様相において、水道水精製器および回収水精製器のうちの少なくとも一方の水面には抗菌剤が設けられていることを特徴とする。好気性菌は空気に触れると、増殖し易くなり、従って水面付近で繁殖し易くなる。この点本様相によれば、水道水精製器および回収水精製器のうちの少なくとも一方の水面または水面付近に抗菌剤が設けられている。このため水面付近における好気性菌の繁殖が抑制される。水道水精製器や回収水精製器の寿命を延ばすことができる。抗菌剤としては銀および/または銅等が例示される。
本発明によれば、水道水は塩素、鉄分、シリカ等の物質を水以外の物質を含んでいることが多く、燃料電池システムで回収された回収水(水蒸気を凝縮させた凝縮水)よりも純度が低い。このように純度が相対的に低い水道水を水道水精製器で精製させた後、回収水精製器で精製させる。このため回収水精製器の寿命を延ばすことができると共に、水の精製度を向上させることができる。

(実施形態1)
本発明の実施形態1について図1および図2を参照して具体的に説明する。燃料電池システム用の水精製装置は、燃料電池システムの改質器4に水蒸気を供給するための蒸発部40と水道源26とを繋ぐ水路1と、水路1に設けられ水道水を精製する水道水精製器2と、水路1において水道水精製器2に対して直列に設けられた回収水精製器3とを有する。回収水精製器3は、燃料電池システムにおいて生成された凝縮水を回収水として回収し、精製する。精製するとは、純水化させることを意味する。
図1に示すように、水道水精製器2は、水路1において回収水精製器3よりも上流に配置されており、回収水精製器3よりも高さが高く、且つ、内容積も大きくされている。但し、これに限定されるものではなく、水道水精製器2の上端部は回収水精製器3の上端部よりも高さが低い場合でも良い。
水道水は、凝縮水よりも塩素やシリカ等の物質を微量(例えばPPMオーダー)ではあるが、含むことが多いためである。水道水精製器2は、第1容器20と、第1容器20に収容された水を精製させる精製能力を有する第1水精製材22とを備えている。第1水精製材22の量は、後述する第2水精製材32の量よりも多く設定されている。但し、これに限定されるものではなく、第1水精製材22の量は後述する第2水精製材32の量よりも少なく設定されている方式としても良い。
水道水精製器2において、第1容器20の中間高さ位置P1よりも下部に第1入口ポート23が設けられている。第1水精製材22よりも上方に、つまり、中間高さ位置P1よりも上方に第1出口ポート24が設けられている。従って、水道水精製器2において水道水は底注ぎ方式で給水される。故に、水道水は、水道水精製器2において下部から上部に向けて供給される。このため水道水精製器2において第1水精製材22を水に充分に浸漬させることができる。けられている。なお、水道水精製器2において水道水は底注ぎ方式で給水される方式に限定されるものではない。従って、水道水精製器2において水道水は上部から供給される上注ぎ方式で給水される方式としても良い。
上記した第1水精製材22は、水精製機能を有するイオン交換樹脂のビーズの集合体で形成されている。第1水精製材22は一般的には空気に触れると、劣化が促進されると言われている。このため第1水精製材22の上端22uよりも上方に第1出口ポート24が設けられている。このため、水道水精製器2の第1容器20の水の水面2wは、第1出口ポート24の高さ位置または第1出口ポート24の下方に存在している。よって、第1容器20に貯留された水に、第1水精製材22の全部またはほとんどが浸漬されている。このため第1水精製材22は、水道水精製器2の水面2w上の空気に触れにくくなる。故に、空気による第1水精製材22の劣化が抑制されている。なお、本明細書によれば、上方、下方とは、重力方向に沿った方向における上方、下方を意味し、斜め上方、斜め下方を含む。
図1に示すように、水路1のうち水道水精製器2と水道源26との間には、絞り付き給水弁27(給水弁)が配置されている。絞り付き給水弁27は、水道水の流量を絞る機能を有する絞り27cを有する。このため、水道源26の水道水が急激に水道水精製器2に供給されることが抑制される。すなわち、水道源26から水道水精製器2に供給される水道水の単位時間当たりの流量を制限すると共に、水道源26の水圧が急激に水道水精製器2に印加されることが抑制されている。この場合、第1水精製材22の寿命の向上、精製度の向上に有利である。
図1に示すように、回収水精製器3および水道水精製器2は、互いに並設されている。回収水精製器3は、水路1において水道水精製器2よりも下流に配置されている。回収水精製器3は、第2容器30と、第2容器30に収容された水を精製させる精製能力を有する第2水精製材32とを備えている。回収水精製器3において、第2容器30内の第2水精製材32よりも上方に、第2入口ポート33が設けられている。第2入口ポート33は、水道水精製器2の第1出口ポート24よりも低い位置に設定されている。これにより水道水精製器2の第1出口ポート24から第2入口ポート33を水を自動的に落下させることができる。なお第2容器30の上端の高さ位置は、第1容器20の上端の高さ位置よりも低く設定されている。
更に図1に示すように、第2入口ポート33よりも下方に第2出口ポート34が設けられている。第2出口ポート34に対する水頭圧H1(図2参照)をできるだけ高くするため、第2出口ポート34は回収水精製器3の底部付近に形成されている。第2水精製材32は、水精製機能を有するイオン交換樹脂のビーズの集合体で形成されている。
図1に示すように、燃料電池システムには、燃料電池のスタック(図示せず図)と、蒸発部40およびバーナ41を有する改質器4が設けられている。更に、アノードガス凝縮器42と、アノードオフガス凝縮器43と、カソードオフガス凝縮器47と、排気熱交換器44とが、回収水精製器3の重力方向上方に設けられている。その理由としては、各凝縮器42,43,47,排気熱交換器44に溜まった凝縮水を、回収水精製器3に自重で自動的に落下させるためである。上記した燃料電池は膜電極接合体を有する。膜電極接合体は、シート型でも良いし、チューブ型でも良い。なお、燃料電池のアノードにはアノードガス(水素ガス含有ガス)が供給され、且つ、燃料電池のカソードにはカソードガス(酸素ガス含有ガス)が供給される。
ここで、改質器4は、燃料原料(例えば都市ガスなど)を高温領域で水蒸気改質反応させてアノードガス(水素含有ガス)を生成させる。蒸発部40は改質用水を高温に加熱することにより、水蒸気改質用の水蒸気を生成させる。アノードガス凝縮器42は、改質器4の出口とスタックのアノードの入口との間に設けられており、改質器4で水蒸気改質された高湿度のアノードガスに含まれている水蒸気を凝縮させて凝縮水を精製し、アノードガスの湿度を低下させるものである。アノードガス凝縮器42から回収水精製器3にかけて排水路5aが設けられている。排水路5aには排水弁6aが設けられている。通常時には排水弁6aが閉鎖されているため、アノードガスの漏れは防止されている。排水弁6aが開放されると、アノードガス凝縮器42に溜まった凝縮水は、排水路5aを介して回収水精製器3のポート3sに回収水として回収される。
アノードオフガス凝縮器43は、スタックのアノードの出口に繋がれており、スタックのアノードの出口から吐出された高湿度のアノードオフガス(アノードガスを発電反応させた後のガス)に含まれている水蒸気を凝縮させて凝縮水を生成し、アノードオフガスの湿度を低下させるものである。アノードオフガス凝縮器43から回収水精製器3にかけて排水路5bが設けられている。排水路5bには排水弁6bが設けられている。通常時には排水弁6bが閉鎖されているため、アノードオフガスの漏れは防止されている。排水弁6bが開放されると、アノードガス凝縮器42に溜まった凝縮水は、排水路5bを介して回収水精製器3のポート3tに回収水として回収される。
本実施形態によれば、排水弁6a,6bはそれぞれ同時に開放されないように制御部により設定されている。すなわち、排水弁6a,6bはそれぞれ時間をずらして開放されるように設定されている。その理由としては、排水弁6a,6bが同時に開放されると、回収水精製器3内に回収される回収水の流量が急激に増加するため、これを抑制するためである。なお、回収水精製器3内に回収される回収水の単位時間当たりの流量が急激に増加すると、回収水精製器3から逆U字管8に供給される流量が急激に増加し、逆U字管8がサイホン管となるおそれがある。なお、前述したように、回収水精製器3の水面3wの水位を高く確保するためには、逆U字管8がサイホン管となることは回避することが好ましい。
カソードオフガス凝縮器47は、スタックのカソードの出口に繋がれており、スタックのカソードの出口から吐出された高湿度のカソードオフガス(カソードガスを発電反応させたガス)に含まれている水蒸気を凝縮させて凝縮水を生成し、カソードオフガスの湿度を低下させるものである。カソードオフガス凝縮器47から回収水精製器3にかけて排水路5cが設けられている。排水路5cには排水バルブが設けられていない。この場合、カソードオフガス凝縮器47に溜まった凝縮水は、排水路5cを介して重力により自動的に回収水精製器3に回収水として回収される。
排気熱交換器44は、改質器4から排気される排気ガスに含まれている水蒸気を凝縮させて凝縮水を精製させる。排気熱交換器44から回収水精製器3にかけて排水路5dが設けられている。排水路5dには排水バルブが設けられていない。この場合、排気熱交換器44に溜まった凝縮水は、排水路5dを介して重力により自動的に回収水精製器3のポート3fに回収水として回収される。
上記した燃料電池システムの発電出力との関係から、回収水精製器3に回収される回収水は、単位時間(例えば1分間)あたり所定流量以下(例えば1分間あたり20cc以下、または、15cc以下、または10cc以下)とされている。従って、回収水精製器3から逆U字管8に通水される単位時間(例えば1分間)あたりの流量は、制限されている。
回収水精製器3内に回収された回収水は、第2水精製材32により精製され、純度が高められる。回収水精製器3の第2出口ポート34は、回収水精製器3の底部付近に設けられており、逆U字管8により精製水タンク7に連通している。図2に示すように、逆U字管8は、回収水精製器3の第2出口ポート34から上向きに延びる第1流路81と、水平方向に沿った第2流路82と、下向きに延びる第3流路83とをもつ。燃料電池システムの運転時には、図2に示すように、逆U字管8の第2流路82における水面82wの高さと、回収水精製器3における水面3wの高さとは、ほぼ同一とされている。そして水面82wの上方の空間82rには、空気が残留している(図2参照)。
ここで、図2に示す状態において、単位時間あたり、水が回収水精製器3に流量α1で供給されると、供給された流量α1に相当する流量ぶん、逆U字管8を介して精製水タンク7に供給される。なお、第1流路81の流路径をD1とし、第2流路82の流路径をD2とし、第3流路83の流路径をD3とすると、D2はD1よりも大きく設定されている(D2>D1)。このため、回収水精製器3で精製された精製水を回収水精製器3から精製水タンク7に移動させるにあたり、逆U字管8の第2流路82における水の水面82w上に空気が溜まる。このため逆U字管8はサイホン管としては機能しない。ここで、逆U字管8がサイホン管として機能すると、回収水精製器3の水が連続的に精製水タンク7に移動する。このため回収水精製器3が空になり、収水精製器内の第2水精製材32が空気に触れて第2水精製材32の劣化が促進されるおそれがある。
この点本実施形態によれば、逆U字管8は給水管として機能するものの、サイホン管としては機能しない。このため、回収水精製器3に溜められている水が精製水タンク7に連続的に吐出され続けることが抑制される。ひいては、回収水精製器3の水が空になることが抑制される。この結果、回収水精製器3内の第2水精製材32が空気に触れることが抑制され、第2水精製材32の長寿命化が確保される。なお、水の吐出性を高めるべく、D3は、D1および/またはD2よりも大きく設定することができる(D3>D1)。あるいは、D3はD1と同じに設定することができる(D3=D1,D3≒D1)。
なお、第3流路83の水は、重力により入口7iから精製水タンク7に落下する。ここで、図3に示すように、蒸発などで回収水精製器3の水面3wの水位が低下すると、逆U字管8の第1流路81には水が供給されているものの、第2流路82は空状態となる。第3流路83の水は、重力で精製水タンク7の入口7iに落下するため、空状態となる。
上記したように本実施形態によれば、回収水精製器3の水が精製水タンク7に連続的に吐出され続けることが抑制されている。回収水精製器3に貯留されている精製水の水面3wの水位(自重)によって、回収水精製器3内の精製水を第2出口ポート34から精製水タンク7の入口7iに吐出させることができる。従って水を搬送させる搬送源であるポンプを廃止または簡素化することができる。更に、回収水精製器3の水面3wの水位の高さ位置が良好に維持される。このため回収水精製器3に貯留された水内に第2水精製材32が浸漬されている。このため第2水精製材32は空気に触れにくくなり、空気による第2水精製材32の劣化が抑制されている。
図1に示すように、回収水精製器3と蒸発部40との間には、精製水を貯蔵する精製水タンク7が設けられている。すなわち、回収水精製器3の下流に精製水タンク7が設けられている。精製水タンク7には、精製水タンク7の水位を検知するレベルセンサ70が設けられている。水路1において、精製水タンク7と蒸発部40との間には、水搬送源として機能するポンプ12(水搬送源)が配置されている。
ポンプ12が駆動すると、精製水タンク7の水が改質用の水として、高温状態の蒸発部40に供給され、水蒸気化する。生成された水蒸気は、改質器4に供給され、水蒸気改質反応に使用される。この結果、精製水タンク7の水位が所定水位よりも低下する。レベルセンサ70が水位の低下を検知すると、レベルセンサ70の検知信号が制御部に入力され、制御部が給水弁27を開放させる。このため、水道源26から水道水が水道水精製器2に供給される。すると、水道水精製器2に貯留されている水面2wの水位が第1出口ポート24よりも上方に越えようとする。このため、水道水精製器2の水が、第1出口ポート24から回収水精製器3の第2入口ポート33に流路2sを介して供給される。これにより回収水精製器3の水面3wの水位が増加しようとするため、回収水精製器3の第2出口ポート34から逆U字管8を経て精製水タンク7に供給され、精製水タンク7の水面7wの水位が上昇する。
なお、レベルセンサ70で検知する精製水タンク7の水面7wの水位が所定水位よりも低下すると、制御部により制御された給水弁27が間欠的に開放し、開放および閉鎖を交互に所定時間繰り返す。これにより、水道源26から大流量の水道水が水道水精製器2に一度に供給されることが抑制されている。この場合、第1精製材22の長寿命化に貢献できる。
上記したように本実施形態によれば、水道水を上流側の水道水精製器2で精製させ、その後、下流側の回収水精製器3で精製させる。ここで、水道水は塩素、鉄分、シリカ等の物質を含んでいることが多く、一般的には回収水よりも純度が低い。文献によれば、水とシリカが存在するとき、次の反応式により硅素化合物のイオン化が進行する記載されている。HO+SiO←→H+HSiO
これに対して、回収水は水蒸気を凝縮させた凝縮水であり、水道水よりも純度が高い。このように純度が相対的に低い水道水を水道水精製器2で予め精製させ、その後、回収水精製器3で精製させる。このため未精製性であり純度が低い水道水(塩素、鉄分、シリカを含むことが多い)が回収水精製器3に直接的に供給されることが抑制される。従って、回収水精製器3の第2精製材32の耐久性および寿命を延ばすことができると共に、回収水精製器3で精製される水の精製度を向上させることができる。
図1に示すように、水道水精製器2の水面2wには、抗菌剤(銀および/または銅)が保持された浮遊体9が設けられている。回収水精製器3の水面3wには、抗菌剤が保持された浮遊体9が設けられている。好気性菌は空気に触れると、増殖し易くなり、従っても好気性菌は水面2w,3w付近で繁殖し易くなる。本実施形態によれば、上記したように水道水精製器2および回収水精製器3の双方の水面2w,3wには、抗菌剤が設けられている。このため水面2w,3w付近における好気性菌の繁殖が抑制される。この結果、水道水精製器2および回収水精製器3の耐久性および寿命を延ばすことができる。抗菌剤が保持された浮遊体9に代えて、抗菌剤が保持されたイオン交換樹脂を水面付近に配置しても良い。
本実施形態によれば、前述したように、水道水精製器2の第1容器20の水は第1出口ポート24よりも下方に存在しており、第1容器20に貯留された精製水内に第1水精製材22が浸漬されている。このため第1水精製材22は空気に触れにくくなる。故に、空気による第1水精製材22の劣化が抑制されている。
更に本実施形態によれば、前述したように、回収水精製器3は、第2容器30と、第2容器30に収容された水を精製させる精製能力を有する第2水精製材32とを備えており、第2容器30内の第2水精製材32よりも上方に第2入口ポート33を有し、第2入口ポート33よりも下方に第2出口ポート34を有する。このため回収水精製器3内の精製水の自重(図2に示す水頭圧H1)によって、精製水を第2出口ポート34から精製水タンク7の入口ポート7iに自動的に吐出させることができる。従って水道水精製器2から回収水精製器3を介して精製水タンク7に水を供給するためのポンプを廃止することができる。この場合、コストダウンおよびメンテナンスに有利である。
更に本実施形態によれば、前述したように、精製水を貯蔵する精製水タンク7が回収水精製器3の下流に設けられている。回収水精製器3の第2出口ポート34は、逆U字管8により精製水タンク7に連通している。そして、逆U字管8の第2流路82における水の水面82wの高さと、回収水精製器3における水面3wの高さとは、ほぼ同一となるように設定されている。この場合、回収水精製器3の水が長時間にわたり精製水タンク7に向けて連続的に吐出され続けることが抑制される。従って、回収水精製器3の水面3wの水位が良好に維持される。このため回収水精製器3に貯留された水内に第2水精製材32の全部または大部分が浸漬されている。このため第2水精製材32は水面3w上の空気に触れにくくなる。故に、空気による第2水精製材32の劣化が抑制されている。
本実施形態によれば、燃料電池システムの運転を長期にわたり停止しているとき、水道水精製器2および回収水精製器3内の水が蒸発によって減少するとき、給水弁27を開放させて水道水を水道水精製器2に補充するだけで、水道水精製器2だけでなく、回収水精製器3についても水を補充することができる利点が得られる。
また本実施形態によれば、精製水タンク7の底部には、排水部に繋がる主排水路5xが設けられている。主排水路5xには主排水弁6x(排水弁6)が設けられている。燃料電池システムの運転停止時において凍結が発生するおそれがあるときには、主排水弁6xを開放させ、精製水タンク7の水を全てまたは大部分を排出させることができる。
ところで、精製前の凝縮水と精製前の水道水との双方を水精製器に供給し、水精製器で凝縮水および水道水を精製させることも考えられる。この場合、凝縮水中に含まれている炭酸イオン(HCO )が、水精製器の水精製部材(イオン交換樹脂)に吸着されていたシリカを脱離させて押し流すおそれがある。その理由としては、水精製部材において炭酸イオンの吸着力とシリカ成分の吸着力とが相違するためである。すなわち、水精製部材において炭酸イオンの吸着力は、シリカ成分(HSiO )の吸着力よりも強いためである。この場合、燃料電池システムの使用期間が長期化すると、シリカ成分が改質器4の配管系の流路に堆積し、流路断面積を損なうおそれがある。この点本実施形態によれば、シリカを含有し得る水道水を水道水精製器2で予め精製させ、その後、回収水精製器3で精製させることにしている。このため凝縮水中に含まれている炭酸イオンが水道水精製器2に供給されることが抑止されている。故に、水道水精製器2の水精製部材において、凝縮水である回収水に含まれている吸着力が強い炭酸イオンが、当該水精製部材に吸着していた吸着力が弱いシリカ成分を脱離させてしまうことが抑制される。従って上記した不具合が解消される。
(実施形態2)
図4は実施形態2を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には共通する構成、共通する作用効果を有する。図4に示すように、逆U字管8は、回収水精製器3の第2出口ポート34から上向きに延びる第1流路81と、水平方向に沿った第2流路82と、下向きに延びる第3流路83とをもつ。
逆U字管8で通水するとき、第2流路82における水の水面上に空気が溜まるように、第2流路82には、大気に連通する大気開放開口82mが形成されている。大気開放開口82mは第2流路82の上部に形成されており、大気開放開口82mから水が流出しないようにされている。このため逆U字管8はサイホン管としては機能しない。
このような本実施形態によれば、回収水精製器3の水が長時間にわたり精製水タンク7に連続的に吐出され続けることが抑制される。故に、回収水精製器3の水が空になることが抑制される。ひいては、回収水精製器3内の第2水精製材32の上端部32uが空気に触れることが抑制され、第2水精製材32の長寿命化が確保される。
(実施形態3)
図5は実施形態3を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には共通する構成、共通する作用効果を有する。図5に示すように、前述したように、逆U字管8は、回収水精製器3の第2出口ポート34から上向きに延びる第1流路81と、水平方向に沿った第2流路82と、下向きに延びる第3流路83とをもつ。
第1流路81には、回収水精製器3から精製水タンク7に供給させる単位時間あたりの流量を絞る絞り部81rが形成されている。このため回収水精製器3に供給される水の流量が増加するときであっても、回収水精製器3から精製水タンク7に供給させる単位時間あたりの水の流量が絞られる。このため逆U字管8に通水させつつ、第2流路82における水の水面82wの上方に空気を容易に残留させることができる。なお、絞り部81rは、オリフィスまたはノズルでも良いし、流路を狭くした配管用の継手でも良い。なお、D1=D2=D3の関係、または、D1≒D2≒D3の関係とされている。但し、これに限定されるものではなく、D2>D1としても良い。
(実施形態4)
図6は実施形態4を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には共通する構成、共通する作用効果を有する。図6に示すように、前述したように、逆U字管8は、回収水精製器3の第2出口ポート34から上向きに延びる第1流路81と、水平方向に沿った第2流路82と、下向きに延びる第3流路83とをもつ。逆U字管8で通水するとき、第2流路82における水の水面82wの上方に、空気を残留させることができる。このため逆U字管8はサイホン管としては機能しない。このため回収水精製器3の水が精製水タンク7に連続的に吐出され続けることが抑制され、回収水精製器3の水が空になることが抑制される。ひいては、収水精製器内の第2水精製材32の上端部32uが空気に触れることが抑制され、第2水精製材32の長寿命化が確保される。D1=D2=D3の関係、または、D1≒D2≒D3の関係とされている。但しこれに限定されるものではない。なお、燃料電池システムの運転上、回収水精製器3に供給される単位時間あたりの水の流量は少なくされている。
(実施形態5)
図7は実施形態5を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には共通する構成、共通する作用効果を有する。図7に示すように、水道水精製器2の上端2uの高さは、回収水精製器3の上端の高さよりも低い。ここで、図7に示すように水道水精製器2の中央よりも上部の上端2u側から、水道水精製器2の内部に水道水を導入する。図7に示すように、水道水精製器2の高さ方向の中央よりも下部2dに、第1出口ポート24が設けられている。この場合、水道水精製器2から回収水精製器3の第2入口ポート33へ向かう入口配管を、いったん水道水精製器2の上端2uよりも高く立ち上げる。本実施形態によれば、水道水精製器2の第1水精製材が空気により劣化することを抑制し、水道水精製器2の第1水精製材の長寿命化を図り得るのに有利である。
(実施形態6)
図8は実施形態6を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には共通する構成、共通する作用効果を有する。図8に示すように、水道水精製器2の上端2uの高さは、回収水精製器3の上端の高さよりも低い。この場合、図8に示すように水道水精製器2の中央よりも下方の下部2dから、水道水精製器2の内部に水道水を導入する。図8に示すように、水道水精製器2の高さ方向の中央よりも上方の上端2u側に第1出口ポート24が設けられている。そして、水道水精製器2から回収水精製器3の第2入口ポート33へ向かう入口配管をいったん水道水精製器2の上端2uよりも高く立ち上げる。
(その他)
本発明は上記し且つ図面に示した実施形態のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施可能である。ある実施形態に特有の構造および機能は他の実施形態についても適用できる。上記した記載から次の技術的思想が把握される。
(付記項1)燃料電池システムの改質器に水蒸気を供給する蒸発部と水道源とを繋ぐ水路と、前記水路に設けられ水道水を精製する水道水精製器と、前記水路において水道水精製器に対して直列に設けられ燃料電池システムにおいて生成された凝縮水を回収した回収水を精製する回収水精製器とを具備していることを特徴とする燃料電池システム用水精製装置。この場合、水道水精製器は、水道水に含まれていることが多いシリカ成分を低減できる。これに対して、回収水精製器は、凝縮水である回収水に含まれていることが多い炭酸イオン成分を低減できる。なお、燃料電池システムで生成される凝縮水には、燃料原料を改質させる改質反応で水素と共に生成された二酸化炭素に起因する炭酸成分(HCO )が微量ではあるが含有されていることがある。
(付記項2)付記項1において、精製水を貯蔵する精製水タンクが回収水精製器の下流に設けられており、前記回収水精製器の出口ポートは、逆U字管により前記精製水タンクに連通しており、前記逆U字管で通水するとき、前記逆U字管には空気が残留するように設定されていることを特徴とする燃料電池システム用水精製装置。
(付記項3)付記項1において、精製水を貯蔵する精製水タンクが回収水精製器の下流に設けられており、前記回収水精製器の出口ポートは、逆U字管により前記精製水タンクに連通しており、前記逆U字管で通水するとき、前記逆U字管における水面高さと前記回収水精製器における水面高さとは同一となるように設定されていることを特徴とする燃料電池システム用水精製装置。
(付記項4)燃料電池システムの改質器に水蒸気を供給する蒸発部と水道源とを繋ぐ水路と、前記水路に設けられ水道水を精製する水道水精製器と、前記水路において設けられ燃料電池システムにおいて生成された凝縮水を回収した回収水を精製する回収水精製器とを具備していることを特徴とする燃料電池システム用水精製装置。この場合、水道水精製器は、水道水に含まれていることが多いシリカ成分を回収水精製器に対して独立して、炭酸成分に過剰に影響されることなく、低減できる。これに対して、回収水精製器は、凝縮水である回収水に含まれていることが多い炭酸イオン成分を水道水精製器と独立して、シリカ成分に過剰に影響されることなく、独立して低減できる。なお、燃料電池システムで生成される凝縮水には、燃料原料を改質させる改質反応で水素と共に生成された二酸化炭素に起因する炭酸成分(HCO )が微量ではあるが含有されていることがある。
本発明は水精製機能を有する燃料電池システムに利用することができる。燃料電池システムは、例えば、定置用、車両用、電気機器用、電子機器用、携帯用、可搬用とすることができる。
燃料電池システムの水精製装置を模式的に示す図である。 燃料電池システムの水精製装置の回収水精製器付近を模式的に示す図である。

燃料電池システムの水精製装置の回収水精製器(水位低下)付近を模式的に示す図である。 実施形態2に係り、燃料電池システムの水精製装置の回収水精製器付近を模式的に示す図である。 実施形態3に係り、燃料電池システムの水精製装置の回収水精製器付近を模式的に示す図である。 実施形態4に係り、燃料電池システムの水精製装置の回収水精製器付近を模式的に示す図である。 実施形態5に係り、燃料電池システムの水精製装置の回収水精製器付近を模式的に示す図である。 実施形態6に係り、燃料電池システムの水精製装置の回収水精製器付近を模式的に示す図である。
符号の説明
1は水路、2は水道水精製器、20は第1容器、22は第1水精製材、23は第1入口ポート、24は第1出口ポート、3は回収水精製器、30は第2容器、32は第2水精製材、33は第2入口ポート、34は第2出口ポート、7は精製水タンク、70はレベルセンサ、8は逆U字管、81は第1流路、82は第2流路、83は第3流路、4は改質器、40は蒸発部、42はアノードガス凝縮器、43はアノードオフガス凝縮器、44は排気熱交換器、47はカソードオフガス凝縮器を示す。

Claims (5)

  1. 燃料電池システムの改質器に水蒸気を供給する蒸発部と水道源とを繋ぐ水路と、前記水路に設けられ水道水を精製する水道水精製器と、前記水路において前記水道水精製器に対して直列に設けられ前記燃料電池システムにおいて生成された凝縮水を回収した回収水を精製する回収水精製器とを具備しており、
    前記水道水精製器は前記回収水精製器よりも上流に、前記回収水精製器は前記水道水精製器よりも下流に配置されており、
    水道水を前記水道水精製器で精製させた後、前記回収水精製器で精製させることを特徴とする燃料電池システム用水精製装置。
  2. 請求項1において、前記水道水精製器は、第1容器と、前記第1容器に収容された水を精製させる精製能力を有する第1水精製材とを備えており、前記第1容器の中間高さ位置よりも下部に第1入口ポートを有し、前記第1水精製材よりも上方に第1出口ポートを有することを特徴とする燃料電池システム用水精製装置。
  3. 請求項1または2において、前記回収水精製器は、第2容器と、前記第2容器に収容された水を精製させる精製能力を有する第2水精製材とを備えており、前記第2容器内の前記第2水精製材よりも上方に第2入口ポートを有し、前記第2入口ポートよりも下方に第2出口ポートを有することを特徴とする燃料電池システム用水精製装置。
  4. 請求項1〜3のうちの一項において、精製水を貯蔵する精製水タンクが前記回収水精製器の下流に設けられており、前記回収水精製器の前記第2出口ポートは、逆U字管により前記精製水タンクに連通しており、前記逆U字管で通水するとき前記逆U字管において空気を残留させ得るように設定されていることを特徴とする燃料電池システム用水精製装置。
  5. 請求項1〜4のうちの一項において、前記水道水精製器および前記回収水精製器のうちの少なくとも一方の水面または水面付近には、抗菌剤が設けられていることを特徴とする燃料電池システム用水精製装置。
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