JP2009199759A - 燃料電池の水精製システム - Google Patents
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Abstract
【課題】凝縮水の水質の低下を抑制しつつ、凝縮水に溶け込んでいる二酸化炭素等の吸蔵ガスを放出させるのに有利な燃料電池の水精製システムを提供する。
【解決手段】燃料電池の水精製システムは、燃料電池システムで用いられるガスを冷却させることにより、ガスに含まれている水蒸気を凝縮させる凝縮器1,2,3と、凝縮器1,2,3で凝縮させた凝縮水を精製させる水精製器4と、凝縮器1,2,3と水精製器4とを繋ぐ回収流路5、および/または、水精製器4に設けられ、凝縮水に超音波振動を与え、凝縮水に溶け込んでいる吸蔵ガスを放出させる超音波振動発生部71,72,73,74とを有する。
【選択図】図1
【解決手段】燃料電池の水精製システムは、燃料電池システムで用いられるガスを冷却させることにより、ガスに含まれている水蒸気を凝縮させる凝縮器1,2,3と、凝縮器1,2,3で凝縮させた凝縮水を精製させる水精製器4と、凝縮器1,2,3と水精製器4とを繋ぐ回収流路5、および/または、水精製器4に設けられ、凝縮水に超音波振動を与え、凝縮水に溶け込んでいる吸蔵ガスを放出させる超音波振動発生部71,72,73,74とを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は燃料電池の水精製システムに関する。
燃料電池システムは、燃料原料を改質させてアノードガスを生成する改質装置と、改質装置で生成されたアノードガスとカソードガスとにより発電運転を行うスタックとを備えている。このように燃料電池システムでは、様々なガスに含まれている水蒸気を冷却により凝縮させて凝縮水を生成させ、その凝縮水を改質用の水として再利用する水精製システムが開発されている。
このような水精製システムは、燃料電池システムで用いられる反応ガスを冷却させることにより、反応ガスに含まれている水蒸気を凝縮させる凝縮器と、凝縮器で凝縮させた凝縮水を精製させる水精製器とを備えている。上記した凝縮水にはガスが溶け込んでいることがある。凝縮水に溶け込んでいる吸蔵ガスは、水精製器の水精製材の長寿命化を損なうおそれがあることが知られている。例えばガスが二酸化炭素である場合には、凝縮水において炭酸イオンを発生させて水精製器の水精製材の寿命を短縮させるおそれがあることが知られている。
そこで特許文献1では、凝縮水を溜めているタンクにエアを吹き込み、バブリングさせることにより、凝縮水に溶け込んでいる二酸化炭素を放出させることにしている。更に特許文献2では、燃料電池のカソードから排出されるカソードオフガス(二酸化炭素が低濃度)と凝縮水とを対向流として接触させ、凝縮水に吸蔵されている二酸化炭素を凝縮水から放出させることにしている。
特開2005−44614号公報
特許2854171号公報(登録日1998年)
ところで上記した特許文献1,2に係る技術によれば、凝縮水に溶け込んでいる吸蔵ガス(例えば二酸化炭素)を効果的に放出させるには限界がある。
更に、特許文献1に係る技術によれば、バブリングにより粉塵などが凝縮水に混入するおそれがあり、凝縮水の水質を低下させるおそれがある。特許文献2に係る技術においても、カソードオフガスと凝縮水とを強制的に対向流として接触させるため、カソードオフガスに含まれている粉塵などが凝縮水に混入するおそれがあり、凝縮水の水質を低下させるおそれがある。
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、凝縮水の水質の低下を抑制しつつ、二酸化炭素等の吸蔵ガスを凝縮水から放出させるのに有利な燃料電池の水精製システムを提供することを課題とする。
様相1に係る燃料電池の水精製システムは、(i)燃料電池システムで用いられるガスを冷却させることにより、ガスに含まれている水蒸気を凝縮させて凝縮水を生成させる凝縮器と、(ii)凝縮器で凝縮させた凝縮水の純度を高めるように凝縮水を精製させる水精製器と、(iii)凝縮器と水精製器とを繋ぐ回収流路に設けられ、回収流路における凝縮水に振動を与え、凝縮水に溶け込んでいる吸蔵ガスを放出させる振動発生部とを具備しており、(iv)凝縮器で凝縮された凝縮水が水精製器に供給される前に、凝縮水に溶け込んでいる吸蔵ガスを凝縮水から放出させることを特徴とする。
凝縮器は、燃料電池システムで用いられるガスを冷却させることにより、ガスに含まれている水蒸気を凝縮させて凝縮水を生成させるものである。ガスとしては、反応ガス、反応オフガス、燃焼排ガス等が例示される。反応ガスはアノードガスでも良いし、カソードガスでも良い。反応オフガスはアノードオフガスでも良いし、カソードオフガスでも良い。オフガスは発電反応を経て燃料電池から吐出されたガスを意味する。
回収流路は、凝縮器で凝縮した凝縮水を水精製器に供給できるように、凝縮器と水精製器とを連通するように繋ぐものである。振動発生部は回収流路に設けられており、回収流路に存在する凝縮水に振動を与え、凝縮水に溶け込んでいる吸蔵ガス(例えば二酸化炭素、酸素、窒素など)を凝縮水の外方に放出させることができるものであれば良い。従って、振動発生部は、圧電現象で凝縮水に振動を与える方式、磁歪現象で凝縮水に振動を与える方式、機械で凝縮水に振動を与える方式、打撃で凝縮水に振動を与える方式などが例示される。
振動発生部としては、凝縮水に溶け込んでいる吸蔵ガスのガス気泡を凝縮水の上方の水面上の気相空間に容易に排出できる場所に設けることが好ましい。この場合、気相空間に接触する凝縮水の水面が一定圧以下で開放されていること、ガス気泡が浮力によって気相空間まで容易に浮上できることが好ましい。ここで、気相空間に接触する凝縮水の水面が一定圧を超えて高圧であると、凝縮水に溶け込む吸蔵ガスの量が増加し、気相空間への吸蔵ガスの放出性が低下する。
上記したように凝縮水に溶け込んでいる吸蔵ガスを凝縮水から放出させておけば、凝縮水が流れる回収流路においてガス気泡が発生することが抑制される。このようにガス気泡の発生が抑制されるため、気泡による通水不良が低減される。更に、凝縮水に溶け込んでいるガスが水精製器に対して悪影響を与えることが抑制され、水精製器の水精製材の長寿命化を図り得る。例えば、凝縮水に溶け込んでいる吸蔵ガスが二酸化炭素である場合には、二酸化炭素から炭酸イオンが発生することが抑制され、炭酸イオンにより水精製器の水精製材の寿命が低下することが抑制される。
すなわち、凝縮水タンクで吸蔵ガスを放出すれば、凝縮水タンクよりも下流の配管や部位においてガス気泡による通水不良が低減される。また、気泡が過剰に大きくなると、例えば、バルブの弁口等のように狭い流路で通水不良が発生するおそれがあるが、振動により積極的に吸蔵ガスを放出させれば、気泡が大きく成長する前に流路からガス気泡を放出でき、ガス気泡の成長を抑制できる。従ってガス気泡が過剰に大きくならないため、回収流路における通水不良が抑制される。
上記したように本様相によれば、カソードオフガスと凝縮水とを対向流として接触させる方式ではなく、振動を凝縮水に与える方式が採用されているため、凝縮水に塵埃等が混入することが抑制され、凝縮水の水質の低下が抑制される。
なお振動としては、可聴音周数数をもつ振動でも良いが、吸蔵ガスの放出性等を考慮すると、超音波振動が好ましい。従って、振動発生部は超音波振動発生部が好ましい。超音波振動の周波数としては、凝縮水に溶け込んでいる吸蔵ガスを放出できれば良く、特に制限されないが、下限としては16KHz、20KHz、30KHzが例示され、上限としては特に制限されないが10MHz、100MHz、1GHzが例示される。
様相2に係る燃料電池の水精製システムによれば、上記様相において、回収流路は、凝縮器で凝縮された凝縮水を一時的に溜める単数または複数の凝縮水タンクと、凝縮器で凝縮された凝縮水を回収するように配置された回収配管とを備えており、振動発生部は、凝縮水タンクおよび/または回収配管に設けられていることを特徴とする。この場合、振動発生部が凝縮水タンクに設けられていると、凝縮水タンクに溜められている凝縮水に振動が与えられる。このため凝縮水タンクに溜められている凝縮水から吸蔵ガス(例えば二酸化炭素、酸素、窒素)が放出される。また、振動発生部が回収配管に設けられている場合には、回収配管を流れる凝縮水に振動が与えられる。このため回収配管を流れる凝縮水に含まれている二酸化炭素等の吸蔵ガスが凝縮水から放出される。この場合、回収配管の中心軸線の回りにおいて、振動発生部が回収配管に1周以上または半周以上巻回されている形態が好ましい。この場合、凝縮水に対する振動付与方向を複数化できる。
様相3に係る燃料電池の水精製システムによれば、上記様相において、凝縮水タンクは、ガスが流れる気相空間を凝縮水の水面上方に形成するように凝縮水を一次的に溜めるタンク本体と、気相空間に連通すると共にガスが流入する流入口と、気相空間に連通すると共にガスが流出する流出口とを備えており、振動発生部は、タンク本体に貯留されている凝縮水に振動を与えるように設けられており、タンク本体の凝縮水から気相空間に放出された放出ガスは、ガスにより流出口から流出することを特徴とする。
この場合、振動発生部は、タンク本体に貯留されている凝縮水に振動を与える。これにより凝縮水に溶け込んでいる吸蔵ガスを、タンク本体に溜められている凝縮水の水面上方の気相空間に積極的に放出させることができる。このとき、流入口から流出口にガスが流れている。このため、気相空間に放出された放出ガスを流出口から凝縮水タンクの外方に効率よく放出させることができる。
様相4に係る燃料電池の水精製システムによれば、上記様相において、振動発生部は、回収配管のうち仮想水平線に対する傾斜角が最大で60°、最小で3°傾斜している配管部分に設けられていることを特徴とする。鉛直方向に沿っている縦配管部分においては凝縮水の流速が速く、凝縮水に振動を与える時間が確保されにくく、更に、凝縮水が溜まりにくく、振動を凝縮水に効率よく伝達させにくい。従って、回収配管のうち鉛直方向に沿っている縦配管部分には、振動発生部を設けないことが好ましい。これに対して、仮想水平線に対してある程度傾斜している配管部分では、凝縮水の流速が遅くなり、凝縮水に振動を与える時間が確保され、更に、振動が伝達される配管部分の凝縮水の流量が確保される。このため凝縮水に振動を効率よく与え、吸蔵ガスを凝縮水から放出させることができる。更に、傾斜した配管部分は、放出させたガスを浮上させ易い。但し、配管部分が水平であると、吸蔵ガスが凝縮水から放出されたとき、放出ガスが良好に放出されずに溜まり、凝縮水の流路断面積を狭めるおそれがある。このため、回収配管のうち仮想水平線に対する傾斜角が最大でθ1、最小でθ2傾斜している配管部分に、振動発生部は設けられていることが好ましい。θ1としては60°、45°、30°が例示される。θ2としては3°、5°、6°、10°が例示される。
様相5に係る燃料電池の水精製システムによれば、上記様相において、回収流路は、凝縮器で凝縮された凝縮水を一時的に溜める第1凝縮水タンクと、第1凝縮水タンクの凝縮水が供給され凝縮水を一時的に溜める第2凝縮水タンクと、第1凝縮水タンクと第2凝縮水タンクとを繋ぎ第1凝縮水タンクの凝縮水を第2凝縮水タンクに供給する回収配管とを備えており、振動発生装置は、第1凝縮水タンク、第2凝縮水タンクおよび回収配管のうちの少なくとも一つに設けられていることを特徴とする。この場合、振動発生部が凝縮水タンクに設けられていると、凝縮水タンクに溜められている凝縮水に振動が与えられる。このため凝縮水タンクに溜められている凝縮水から吸蔵ガス(例えば二酸化炭素、酸素、窒素)が放出される。また、振動発生部が回収配管に設けられている場合には、回収配管を流れる凝縮水に振動が与えられる。このため回収配管を流れる凝縮水に含まれている二酸化炭素が凝縮水から放出される。
様相6に係る燃料電池の水精製システムによれば、上記様相において、回収流路は、凝縮器で凝縮された凝縮水を一時的に溜める単数または複数の凝縮水タンクと、凝縮水タンクと水精製器とを繋ぐ回収配管とを備えており、振動発生部は、凝縮水タンクおよび/または回収配管に設けられていることを特徴とする。この場合、振動発生部が凝縮水タンクに設けられていると、凝縮水タンクに溜められている凝縮水に振動が与えられる。このため凝縮水タンクに溜められている凝縮水から吸蔵ガス(例えば二酸化炭素、酸素、窒素)が放出される。また、振動発生部が回収配管に設けられている場合には、回収配管を流れる凝縮水に振動が与えられる。このため回収配管を流れる凝縮水に含まれている二酸化炭素が凝縮水から放出される。
本発明によれば、凝縮水に溶け込んでいる吸蔵ガスを放出させるのに有利である。更に、ガスと凝縮水とを対向流として接触させる方式を採用していないため、塵埃等が凝縮水に混入することが抑制され、凝縮水の水質の低下が抑制される。
以下、本発明の各実施形態について説明する。
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態1について図1を参照して説明する。図1において、燃料電池の水精製システムは、アノードガス凝縮器1(凝縮器)と、アノードオフガス凝縮器2(凝縮器)と、カソードオフガス凝縮器3(凝縮器)と、各凝縮器1,2,3で凝縮させた凝縮水を精製(浄化)させる水精製器4と、凝縮器1,2,3と水精製器4とを繋ぐ回収流路5とを有する。
以下、本発明の実施形態1について図1を参照して説明する。図1において、燃料電池の水精製システムは、アノードガス凝縮器1(凝縮器)と、アノードオフガス凝縮器2(凝縮器)と、カソードオフガス凝縮器3(凝縮器)と、各凝縮器1,2,3で凝縮させた凝縮水を精製(浄化)させる水精製器4と、凝縮器1,2,3と水精製器4とを繋ぐ回収流路5とを有する。
アノードガスは、ガス状または液状の燃料原料を改質装置201で改質(水蒸気改質)させた反応ガス(例えば水素ガスまたは水素含有ガス)であり、スタック8のアノードに供給されるものであり、改質反応などにおいて発生した二酸化炭素を含むことがある。アノードガス凝縮器1は、冷却水等の冷却媒体が流れる第1冷却通路1wを有しており、スタックのアノードに供給されるアノードガスを冷却することにより、アノードガスに含まれている水蒸気を凝縮させて凝縮水を生成する。これによりアノードガスの湿度は低下する。
アノードオフガス(アノードガスのオフガス)は、スタックのアノードの出口から排出された発電反応後のガスであり、発電反応等に基づく水蒸気を含む。アノードオフガス凝縮器2は、冷却水等の冷却媒体が流れる第2冷却通路2wを有しており、アノードオフガスを冷却することにより、アノードオフガスに含まれている水蒸気を凝縮させて凝縮水を生成する。これによりアノードオフガスの湿度は低下する。
カソードオフガス(カソードガスのオフガス)は、スタックのカソードの出口から排出された発電反応後のガスであり、発電反応等に基づく水蒸気を含む。カソードオフガス凝縮器3は、冷却水等の冷却媒体が流れる第3冷却通路3wを有しており、カソードオフガスを冷却することにより、カソードオフガスに含まれている水蒸気を凝縮させて凝縮水を生成する。これによりカソードオフガスの湿度は低下する。
図1に示すように、各凝縮器1,2,3で凝縮された凝縮水を集合させるように、各凝縮器1,2,3と水精製器4とを繋ぐ回収流路5が設けられている。回収流路5は、アノードガス凝縮器1で凝縮された凝縮水を一時的に溜める第1凝縮水タンク51(一次貯留用の凝縮水タンク)と、アノードオフガス凝縮器2で凝縮された凝縮水を一時的に溜める第2凝縮水タンク52(一次貯留用の凝縮水タンク)と、集合部53kをもつ集合回収配管53(回収配管)と、第1凝縮水タンク51と集合回収配管53とを第1バルブ58を介して繋ぐ第1回収配管54と、第2凝縮水タンク52と集合回収配管53とを第2バルブ59を介して繋ぐ第2回収配管55と、カソードオフガス凝縮器3と集合回収配管53とを繋ぐ第3回収配管56と、集合回収配管53の先端に設けられた凝縮水集合タンク57(二次貯留用の凝縮水タンク)とを有する。
図1に示すように、第3回収配管56はカソードオフガス(例えば空気)を排出する排出口56dをもつ。集合回収配管53は、鉛直方向に沿って延設されている縦配管部分53aと、水平方向に対して所定角度傾斜している横配管部分53cとを有する。仮想水平線53eに対する横配管部分53cの傾斜角θaは60°〜3°の範囲において設定されている。
第1凝縮水タンク51は、アノードガス凝縮器1の重力方向の下方に配置されており、アノードガス凝縮器1で凝縮された凝縮水を一時的に溜める一次貯留用の凝縮水タンクである。第1バルブ58は第1凝縮水タンク51と凝縮水集合タンク57との間には設けられている。第1バルブ58は、通常時には閉鎖されており、アノードガス凝縮器1を流れるアノードガスが流出しないようされている。第1凝縮水タンク51に設けられている第1レベルセンサ51xが所定の水位を検知すると、その検知信号が制御部90に入力され、制御部90は第1バルブ58を開放させる指令を出力する。第1バルブ58が開放されると、第1凝縮水タンク51に溜められている凝縮水は集合回収配管53を介して凝縮水集合タンク57に供給される。なお、燃料電池システムの運転中において、第1凝縮水タンク51には一定流量の凝縮水が溜まるように設定されている。水でシールするためである。
凝縮水集合タンク57(凝縮水タンク)は、第1凝縮水タンク51および第2凝縮水タンク52よりも重力方向の下方に配置されている二次貯留用の凝縮水タンクである。凝縮水集合タンク57は、エア抜き57mとドレイン57nとをもつ。凝縮水集合タンク57と水精製器4とを繋ぐ連通配管60が設けられている。連通配管60は、水搬送源として機能するポンプ61と、凝縮水集合タンク57の水を吸い込むように凝縮水集合タンク57内に進入する吸込口62とをもつ。
第2凝縮水タンク52は、アノードオフガス凝縮器2の重力方向の下方に配置されており、アノードオフガス凝縮器2で凝縮された凝縮水を一時的に溜める一次貯留用の凝縮水タンクである。第2凝縮水タンク52と凝縮水集合タンク57との間には、第2バルブ59が設けられている。第2バルブ59は、通常時には閉鎖されており、アノードオフガス凝縮器2を流れるアノードオフガスが流出しないようされている。第2凝縮水タンク52に設けられている第2レベルセンサ52xが所定の水位を検知すると、その検知信号が制御部90に入力され、制御部90は第2バルブ59を開放させる指令を出力する。第2バルブ59が開放されると、第2凝縮水タンク52の凝縮水は集合回収配管53を介して凝縮水集合タンク57に供給される。カソードオフガス凝縮器3で凝縮された凝縮水は、集合回収配管53を介して凝縮水集合タンク57に供給される。なお、燃料電池システムの運転中において、第2凝縮水タンク52には一定流量の凝縮水が溜まるように設定されている。水でシールするためである。
上記したように凝縮水集合タンク57(二次貯留用の凝縮水タンク)は、第1凝縮水タンク51に溜められた凝縮水、第2凝縮水タンク52で溜められた凝縮水、カソードオフガス凝縮器3で凝縮された凝縮水をまとめて一次的に溜めることができる。
振動発生部として機能する第1超音波振動発生部71は、第1凝縮水タンク51に外壁面に設けられており、第1凝縮水タンク51の底部に対面している第1底部71aと、第1凝縮水タンク51の側部に対面している第1側部71cとを有する。このため第1凝縮水タンク51に溜められている凝縮水に複数の方向から超音波振動を効率よく与えることができ、凝縮水からのガス放出性を高めることができる。振動発生部として機能する第2超音波振動発生部72は、第2凝縮水タンク52の外壁面に設けられており、第2凝縮水タンク52の底部に対面している第2底部72aと、第2凝縮水タンク52の側部に対面している第2側部72cとを有する。このため第2凝縮水タンク52に溜められている凝縮水に複数の方向から超音波振動を効率よく与えることができ、凝縮水からのガス放出性を高めることができる。
振動発生部として機能する第3超音波振動発生部73は、凝縮水集合タンク57の外壁面に設けられており、凝縮水集合タンク57の底部に対面している底部73aと、凝縮水集合タンク57の側部に対面している側部73cとを有する。このため凝縮水集合タンク57に溜められている凝縮水に複数の方向から超音波振動を効率よく与えることができる。第4超音波振動発生部74は、集合回収配管53の横配管部分53cの中心軸線を1周、1周以上または1/2周以上巻回されるように、集合回収配管53の周方向に沿って集合回収配管53の外壁面に設けられている。このため集合回収配管53を流れる凝縮水に、複数の方向から超音波振動を効率よく与えることができる。第4超音波振動発生部74は、集合回収配管53の外壁面のうち凝縮水集合タンク57に接近して設けられており、すなわち、集合回収配管53のうち、鉛直方向にそって延設されている縦配管部分53aではなく、水平方向に沿って延設されつつ多少傾斜している横配管部分53cに設けられている。縦配管部分53aを流れる凝縮水の流速は速いため、縦配管部分53aに存在する凝縮水の流量も少なく、凝縮水に超音波振動を効率よく与えて吸蔵ガスを放出させるには限界がある。よって、鉛直方向にそって延設されている縦配管部分53aには超音波振動発生部は設けられていない構造が採用されている。
これに対して、横配管部分53cの傾斜角θaは60°〜3°の範囲において設定されており、鉛直方向ではなく、更に、水平方向でもなく、鉛直方向および水平方向の双方に対して傾斜している。この結果、横配管部分53cを流れる凝縮水の流速は縦配管部分53aに比較して遅い。故に、横配管部分53cに溜まる凝縮水の流量は確保され、横配管部分53cに存在する凝縮水に超音波振動を効率よく与えることができ、凝縮水からのガス放出性を高めることができる。
更に、横配管部分53cは仮想水平線53eに対して傾斜している。このため、横配管部分53cの凝縮水から吸蔵ガスが放出されたとき、その放出ガスを縦配管部分53aを介して矢印U1方向に浮上させ、第3回収配管56の排出口56dから排出できる。更にまた上記したように第4超音波振動発生部74は、集合回収配管53の横配管部分53cに設けられており、凝縮水集合タンク57に接近している。この場合、横配管部分53cに存在する凝縮水から超音波振動により吸蔵ガスが放出されると、その放出ガスは速やかに凝縮水集合タンク57の凝縮水に流入でき、凝縮水集合タンク57の水面57tに浮上して第3気相空間57v(第3気相空間)に放出される。ここで、第4超音波振動発生部74が凝縮水集合タンク57に接近している形態としては、横配管部分53cの外径をDとすると、第4超音波振動発生部74と凝縮水集合タンク57との間隔LA(図1参照)は、(2×D)以内、(5×D)以内、(10×D)以内である形態が例示される。水精製器4は、精製タンク40と、精製タンク40に設けられた水精製材41とを有する。水精製材41は、イオン交換樹脂で形成されたビーズの集合体で形成されている。場合によっては、水精製材41は、イオン交換樹脂で形成された膜で形成しても良く、要するに凝縮水を純水化できるものであればよい。
燃料電池システムの運転時には、スタック8のアノードに供給されるアノードガスは、スタック8に供給される前に、アノードガス凝縮器1を通過する。そしてアノードガスはアノードガス凝縮器1で冷却され、アノードガスに含まれている水蒸気が凝縮して凝縮水が生成され、その凝縮水は重力により第1凝縮水タンク51に流下する。
スタック8のアノードから吐出されたアノードオフガスは、改質装置201のバーナに供給される前に、アノードオフガス凝縮器2を通過する。そしてアノードオフガスはアノードオフガス凝縮器2で冷却され、アノードオフガスに含まれている水蒸気が凝縮して凝縮水が生成され、その凝縮水は第2凝縮水タンク52に重力により流下する。
スタック8のカソードから吐出されたカソードオフガスは、大気に放出される前に、カソードオフガス凝縮器3を通過する。そしてカソードオフガスはカソードオフガス凝縮器3で冷却され、カソードオフガスに含まれている水蒸気が凝縮して凝縮水が生成され、集合回収配管53に流下する。上記した各凝縮水は重力により集合回収配管53から凝縮水集合タンク57に供給されて一時的に溜められる。ポンプ61が駆動すると、凝縮水集合タンク57に一時的に回収水として溜められていた凝縮水は、連通配管60(回収流路の一部)を介して水精製器4に供給される。水精製器4に供給された水に含まれているイオンが除去され、水は精製される。精製された水は、高温の蒸発部で水蒸気化され、改質装置201における改質反応に使用される。
燃料電池システムの運転中において、制御部90は、第1超音波振動発生部71、第2超音波振動発生部72、第3超音波振動発生部73、第4超音波振動発生部74を連続的に、あるいは、必要に応じて作動させる指令を出力し、これらを超音波振動させる。
ここで、第1超音波振動発生部71が作動すると、第1凝縮水タンク51に溜められている凝縮水に超音波振動が与えられる。このため、その凝縮水に溶け込んでいた吸蔵ガス(二酸化炭素、酸素、窒素など)は、ガス気泡として凝縮水の水面51fから、水面51f上の第1気相空間51v(第1気相空間)に放出される。図1に示すように、第1凝縮水タンク51は、水面51f上方に第1気相空間51vを形成するように凝縮水を一次的に溜める第1タンク本体51aと、第1気相空間51vに連通すると共にアノードガスが流入する第1流入口51bと、第1気相空間51vに連通すると共にアノードガスが流出する第1流出口51cとを備えている。アノードガスは第1流入口51bから第1流出口51cに向けて矢印A1方向に流れる。従って、第1超音波振動発生部71が作動して凝縮水から第1気相空間51vに放出された放出ガスは、アノードガスの流れ(矢印A1方向)によって第1流出口51bに運ばれ、第1流出口51bから第1凝縮水タンク51の外方に放出され、スタック1のアノードに供給される。このように凝縮水を第1凝縮水タンク51に溜めた状態で、その凝縮水に超音波振動を与えれば、大きな流量の凝縮水に超音波振動を効果的に与えることができ、凝縮水からのガス放出性を高めることができる。
この場合、第1凝縮水タンク51における第1気相空間51vは一定圧以下とされている。このため凝縮水に溶け込んでいる吸蔵ガスのガス気泡は、浮力により第1凝縮水タンク51の凝縮水の水面51fまで容易に浮上でき、水面51f上の第1気相空間51vへ吸蔵ガスを放出できる。
また、第2超音波振動発生部72が作動すると、第2凝縮水タンク52に溜められている凝縮水に超音波振動が与えられるため、その凝縮水に溶け込んでいたガス(二酸化炭素、酸素、窒素など)は凝縮水の水面52sから、水面52s上の第2気相空間52v(第2気相空間)に放出される。ここで、図1に示すように、第1凝縮水タンク51は、水面51s上方に第2気相空間52vを形成するように凝縮水を一次的に溜める第2タンク本体52aと、第2気相空間52vに連通すると共にアノードガスが流入する第2流入口52bと、第2気相空間52vに連通すると共にアノードガスが流出する第2流出口52cとを備えている。アノードオフガスは第2流入口52bから第2流出口52cに向けて矢印A2方向に流れる。そして、第2超音波振動発生部72が作動して凝縮水から第2気相空間52vに放出された放出ガスは、アノードガスの流れ(矢印A2方向)によって第2流出口52cに向けて運ばれ、第2流出口52cから第2凝縮水タンク52の外方に放出され、最終的には、改質装置201のバーナの燃焼火炎に供給される。上記したように凝縮水を第2凝縮水タンク52に溜めた状態で、その凝縮水に超音波振動を与えれば、大きな流量の凝縮水に超音波振動を効果的に与えることができ、凝縮水からのガス放出性を高めることができる。
この場合、第2凝縮水タンク52における第2気相空間52vは、改質装置201のバーナを介して、大気に連通されているため、一定圧以下とされている。このため第2凝縮水タンク52の凝縮水に溶け込んでいる吸蔵ガスのガス気泡は、浮力により第2凝縮水タンク52の凝縮水の水面52sまで容易に浮上でき、水面52s上の第2気相空間52vへ吸蔵ガスを放出できる。
更に第3超音波振動発生部73が作動すると、凝縮水集合タンク57に溜められている凝縮水に超音波振動が与えられるため、その凝縮水に溶け込んでいたガス(二酸化炭素、酸素、窒素など)は凝縮水の水面57tから、水面57t上の第3気相空間57v(第3気相空間)に放出される。第3気相空間57vに放出されたガスは、エア抜き57mから大気に放出される。
なお、凝縮水集合タンク57における第3気相空間57vはエア抜き57mにより大気に連通しているため、第3気相空間57vは大気圧雰囲気であり、殊に、吸蔵ガスのガス気泡は、浮力により凝縮水集合タンク57の凝縮水の水面57tまで容易に浮上でき、水面57t上の第3気相空間57vへ吸蔵ガスを放出できる。
本実施形態によれば、上記したように複数の凝縮器1,2,3から供給された凝縮水を凝縮水集合タンク57にまとめた状態で、その凝縮水に超音波振動を与えれば、大きな流量の凝縮水に超音波振動を効果的に与えることができ、凝縮水からのガス放出性を高めることができる。
以上説明したように実施形態によれば、水精製器4の上流に存在する凝縮水に対して超音波振動を与え、その凝縮水に溶け込んでいる吸蔵ガス(二酸化炭素、酸素、窒素)を、凝縮水の外方に積極的に放出させることができる。この結果、凝縮水が流れる回収流路5等の凝縮水回収流路(水精製器4の上流の凝縮水回収流路)において、ガス気泡が過剰に発生することが抑制される。よって、過剰なガス気泡に起因する通水不良が抑制される。
更に本実施形態によれば、凝縮水に溶け込んでいる吸蔵ガスが水精製器4に供給されることが抑制される。このため水精製器4に対して悪影響を与えることが抑制され、水精製器4の水精製材41の長寿命化に有利となる。例えば、凝縮水に溶け込んでいるガスが二酸化炭素である場合には、二酸化炭素から炭酸イオンが発生することが抑制される。故に、炭酸イオンにより水精製器4の水精製材41の寿命が低下することが抑制される。よって、水精製器4の水精製材41の長寿命化を図り得る。図1から理解できるように、上記した超音波振動発生部71,72,73は回収流路5においてポンプ61(水搬送源)の上流に設けられている。このため凝縮水がポンプ61の吸込ポート61iに到達するときには、凝縮水からガスの全部または大部分が放出されている。このため吸蔵ガスがポンプ61に影響を与えることが抑制されている。なお、水精製器4に貯留されている凝縮水に対して超音波振動を与えることは、水精製材41の長寿命化の観点から回避することが好ましい。連通配管60に超音波振動発生部を設けても良い。
(実施形態2)
図2は実施形態2を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成および作用効果を有する。以下、相違する部分を中心として説明する。第1凝縮水タンク51に所定量以上の凝縮水が溜められていることを検知する貯留量検知手段として機能する第1貯留センサ51rが第1凝縮水タンク51に設けられている。第1貯留センサ51rの検知信号は制御部90に入力される。第1凝縮水タンク51に所定量以上の凝縮水が溜められている条件のもとで、制御部90は第1超音波振動発生部71を作動させ、第1凝縮水タンク51に溜められている凝縮水に超音波振動が与えられる。
図2は実施形態2を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成および作用効果を有する。以下、相違する部分を中心として説明する。第1凝縮水タンク51に所定量以上の凝縮水が溜められていることを検知する貯留量検知手段として機能する第1貯留センサ51rが第1凝縮水タンク51に設けられている。第1貯留センサ51rの検知信号は制御部90に入力される。第1凝縮水タンク51に所定量以上の凝縮水が溜められている条件のもとで、制御部90は第1超音波振動発生部71を作動させ、第1凝縮水タンク51に溜められている凝縮水に超音波振動が与えられる。
更に、第2凝縮水タンク52に所定量以上の凝縮水が溜められていることを検知する貯留量検知手段として機能する第2貯留センサ52rが第2凝縮水タンク52に設けられている。第2貯留センサの検知信号は制御部90に入力される。第2凝縮水タンク52に所定量以上の凝縮水が溜められている条件のもとで、第2超音波振動発生部72が作動すると、第2凝縮水タンク52に溜められている凝縮水に超音波振動が与えられる。
更にまた、凝縮水集合タンク57に所定量以上の凝縮水が溜められていることを検知する貯留量検知手段として機能する第3貯留センサ57rが凝縮水集合タンク57に設けられている。第3貯留センサ57rの検知信号は制御部90に入力される。凝縮水集合タンク57に所定量以上の凝縮水が溜められている条件のもとで、第3超音波振動発生部73が作動すると、凝縮水集合タンク57に溜められている凝縮水に超音波振動が与えられる。このように凝縮水の貯留量が少ないときに、第1超音波振動発生部71、第2超音波振動発生部72および第3超音波振動発生部73を作動させ無い。
すなわち、凝縮水がタンク51,52,57に一定量以上溜まっている条件において、第1超音波振動発生部71、第2超音波振動発生部72および第3超音波振動発生部73を作動させる。このため、第1超音波振動発生部71、第2超音波振動発生部72および第3超音波振動発生部73の長時間の連続作動が抑制される。故に、ガス放出性を確保しつつ、第1超音波振動発生部71、第2超音波振動発生部72および第3超音波振動発生部73の長寿命化を図ることができる。
(実施形態3)
実施形態3は実施形態1と基本的には同様の構成および作用効果を有するため、図1を準用する。以下、相違する部分を中心として説明する。回収流路5に凝縮水が流れるときに、第4超音波振動発生部74が作動するように設定されている。更に説明を加える。第1凝縮水タンク51に設けられている第1レベルセンサ51xが所定の水位を検知すると、その検知信号が制御部90に入力され、制御部90は第1バルブ58を開放させる開放指令を出力する。このように第1バルブ58が開放されてから第1所定時間経過すると、制御部90は第4超音波振動発生部74を一定時間作動させ、集合回収配管53の横配管部分53cを流れる凝縮水に対して超音波振動を与える。第1所定時間は、第1バルブ58が開放すると、第1凝縮水タンク51から重力で流下する凝縮水が第4超音波振動発生部74(横配管部分53c)に到達する時間に相当し、すなわち、第1バルブ58から横配管部分53cの始端までの距離に相当する。このため、燃料電池システムが運転している間全てにわたり、第4超音波振動発生部74を連続的に作動せずとも良い。従って、集合回収配管53の横配管部分53cを凝縮水が流れるとき、凝縮水に対して超音波振動を効率よく与えることができる。
実施形態3は実施形態1と基本的には同様の構成および作用効果を有するため、図1を準用する。以下、相違する部分を中心として説明する。回収流路5に凝縮水が流れるときに、第4超音波振動発生部74が作動するように設定されている。更に説明を加える。第1凝縮水タンク51に設けられている第1レベルセンサ51xが所定の水位を検知すると、その検知信号が制御部90に入力され、制御部90は第1バルブ58を開放させる開放指令を出力する。このように第1バルブ58が開放されてから第1所定時間経過すると、制御部90は第4超音波振動発生部74を一定時間作動させ、集合回収配管53の横配管部分53cを流れる凝縮水に対して超音波振動を与える。第1所定時間は、第1バルブ58が開放すると、第1凝縮水タンク51から重力で流下する凝縮水が第4超音波振動発生部74(横配管部分53c)に到達する時間に相当し、すなわち、第1バルブ58から横配管部分53cの始端までの距離に相当する。このため、燃料電池システムが運転している間全てにわたり、第4超音波振動発生部74を連続的に作動せずとも良い。従って、集合回収配管53の横配管部分53cを凝縮水が流れるとき、凝縮水に対して超音波振動を効率よく与えることができる。
また第2凝縮水タンク52に設けられている第2レベルセンサ52xが所定の水位を検知すると、その検知信号が制御部90に入力され、制御部90は第2バルブ59を開放させる開放指令を出力する。第2バルブ59が開放されてから第2所定時間経過すると、制御部90は第4超音波振動発生部74を作動させ、集合回収配管53の横配管部分53cを流れる凝縮水に対して超音波振動を与える。第2所定時間は、第2バルブ59が開放すると、第2凝縮水タンク52から重力で流下する凝縮水が第4超音波振動発生部74(横配管部分53c)に到達する時間に相当し、すなわち、第2バルブ59から横配管部分53cまでの距離に相当する。このため、集合回収配管53の横配管部分53cを凝縮水が流れるとき、凝縮水に対して超音波振動を効率よく与えることができる。
このような本実施形態によれば、燃料電池システムが運転している間全てにわたり、第4超音波振動発生部74を連続的に作動せずとも良い。従って、必要なときに、すなわち、第4超音波振動発生部74が装備されている横配管部分53cを凝縮水が流れるとき、制御部90が第4超音波振動発生部74を作動させるため、第4超音波振動発生部74の作動時間が節約され、第4超音波振動発生部74の長寿命化が図られる。
(実施形態4)
図3は実施形態4を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成および作用効果を有する。以下、相違する部分を中心として説明する。第2凝縮水タンク52には第2超音波振動発生部72が設けられている。従って第2凝縮水タンク52に溜まっている凝縮水から、二酸化炭素等のガスが放出される。カソードガス用の第2凝縮水タンク52には超音波振動発生部が設けられている。これに対して、アノードガス用の第1凝縮水タンク51には超音波振動発生部が設けられていない。従ってアノードガス用の第1凝縮水タンク51に溜まっている凝縮水には、二酸化炭素等のガスが溶け込んでいるおそれがある。
図3は実施形態4を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成および作用効果を有する。以下、相違する部分を中心として説明する。第2凝縮水タンク52には第2超音波振動発生部72が設けられている。従って第2凝縮水タンク52に溜まっている凝縮水から、二酸化炭素等のガスが放出される。カソードガス用の第2凝縮水タンク52には超音波振動発生部が設けられている。これに対して、アノードガス用の第1凝縮水タンク51には超音波振動発生部が設けられていない。従ってアノードガス用の第1凝縮水タンク51に溜まっている凝縮水には、二酸化炭素等のガスが溶け込んでいるおそれがある。
言い換えれば、改質装置201からアノードガス凝縮器1および第1凝縮水タンク51を介してスタック8のアノードに供給されるアノードガスについては、二酸化炭素の濃度ができるだけ低減されている。その理由としては、二酸化炭素は第1凝縮水タンク51の凝縮水に溶け込んで吸蔵されているためである。従って、スタック8のアノードに供給されるアノードガスにおける二酸化炭素濃度を低下させることができ、アノードガスに含まれる活物質濃度(水素濃度)を高めることができる。この場合、スタック8での発電効率を向上させることを期待できる。
但し、スタック8のアノードから排出されたアノードオフガスから凝縮した凝縮水については、第2凝縮水タンク52に凝縮水が溜められている状態で、第2超音波振動発生部72により超音波振動が与えられ、二酸化炭素等の吸蔵ガスが第2凝縮水タンク52の凝縮水から第3気相空間52vに放出される。
(実施形態5)
図4は実施形態5を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成および作用効果を有する。以下、相違する部分を中心として説明する。各凝縮器1,2,3で凝縮された凝縮水を集合させる凝縮水集合タンク57に、第3超音波振動発生部73が設けられている。この場合、各凝縮器1,2,3で凝縮された凝縮水を集合させた状態でまとめて超音波振動を与えることができる。第1凝縮水タンク51および第2凝縮水タンク52には超音波振動発生部が設けられていない。コスト低減などのためである。各凝縮器1,2,3で凝縮された凝縮水を集合させる凝縮水集合タンク57(水精製器4の上流)に対して第3超音波振動発生部73から超音波振動が与えられるため、吸蔵ガスの放出性は確保されている。
図4は実施形態5を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成および作用効果を有する。以下、相違する部分を中心として説明する。各凝縮器1,2,3で凝縮された凝縮水を集合させる凝縮水集合タンク57に、第3超音波振動発生部73が設けられている。この場合、各凝縮器1,2,3で凝縮された凝縮水を集合させた状態でまとめて超音波振動を与えることができる。第1凝縮水タンク51および第2凝縮水タンク52には超音波振動発生部が設けられていない。コスト低減などのためである。各凝縮器1,2,3で凝縮された凝縮水を集合させる凝縮水集合タンク57(水精製器4の上流)に対して第3超音波振動発生部73から超音波振動が与えられるため、吸蔵ガスの放出性は確保されている。
(実施形態6)
図5は実施形態6を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成および作用効果を有する。以下、相違する部分を中心として説明する。第1回収配管54および第2回収配管55(回収流路)は、仮想水平線に対して傾斜している。傾斜している第1回収配管54には超音波振動発生部77が設けられている。傾斜している第2回収配管55には超音波振動発生部78が設けられている。凝縮水集合タンク57と水精製器4とを繋ぐ連通配管60は、仮想水平線に対して傾斜している傾斜配管部分60mをもつ。傾斜配管部分60mには超音波振動発生部79が設けられている。
図5は実施形態6を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の構成および作用効果を有する。以下、相違する部分を中心として説明する。第1回収配管54および第2回収配管55(回収流路)は、仮想水平線に対して傾斜している。傾斜している第1回収配管54には超音波振動発生部77が設けられている。傾斜している第2回収配管55には超音波振動発生部78が設けられている。凝縮水集合タンク57と水精製器4とを繋ぐ連通配管60は、仮想水平線に対して傾斜している傾斜配管部分60mをもつ。傾斜配管部分60mには超音波振動発生部79が設けられている。
(他の実施形態)
上記した実施形態によれば、第1超音波振動発生部71は、第1凝縮水タンク51に外壁面に設けられているが、第1凝縮水タンク51に内壁面に設けられていても良く、あるいは、第1凝縮水タンク51に貯留されている凝縮水に浸漬されていても良い。第2超音波振動発生部72、第3超音波振動発生部73についても同様である。
上記した実施形態によれば、第1超音波振動発生部71は、第1凝縮水タンク51に外壁面に設けられているが、第1凝縮水タンク51に内壁面に設けられていても良く、あるいは、第1凝縮水タンク51に貯留されている凝縮水に浸漬されていても良い。第2超音波振動発生部72、第3超音波振動発生部73についても同様である。
第1超音波振動発生部71は、第1凝縮水タンク51の底部に対面している第1底部71aと、第1凝縮水タンク51の側部に対面している第1側部71cとを有するが、これに限らず、第1底部71aのみでも良いし、第1側部71cのみでも良い。第2超音波振動発生部72、第3超音波振動発生部73についても同様である。第4超音波振動発生部54は横配管部分53cを周方向に1周するように包囲しているが、これに限らず、1/2周以上、2/3周以上、1/3周以上でも良い。
上記した実施形態によれば、改質装置201を有する燃料電池システムに適用されているが、これに限らず、改質装置201を有しない燃料電池システムに適用しても良い。その他、本発明は上記し且つ図面に示した実施形態のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施可能である。ある実施形態に特有の構造および機能は他の実施形態についても適用できる。すなわち、各実施形態は他の実施形態に特有の構造および機能を併有することができる。上記した記載から次の技術的思想が把握される。
[付記項1]燃料電池システムで用いられる反応ガスおよび/または反応オフガスを冷却させることにより、反応ガスおよび/または反応オフガスに含まれている水蒸気を凝縮させて凝縮水を生成させる凝縮器と、前記凝縮器で凝縮させた凝縮水の純度を高めるように凝縮水を精製させる水精製器と、前記凝縮器と前記水精製器とを繋ぐ回収流路に設けられ、回収流路の凝縮水に振動を与え、凝縮水に溶け込んでいる吸蔵ガスを放出させる振動発生部とを具備しており、前記回収流路に一定量以上の凝縮水が溜められている条件のもとで前記振動発生部を作動させる制御部が設けられていることを特徴とする燃料電池の水精製システム。この場合、回収流路に一定量以上の凝縮水が溜められている条件が満足されないときには、制御部は振動発生部を作動させない。振動発生部の作動時間を短縮でき、振動発生部の長寿命化を図り得る。
[付記項2]請求項1において、前記回収流路は、前記凝縮器で凝縮された凝縮水を一時的に溜める単数または複数の一次貯留用の凝縮水タンクと、前記一次貯留用の凝縮水タンクで溜められた凝縮水を一時的に溜める二次貯留用の凝縮水タンクと、前記一次貯留用の凝縮水タンクと前記二次貯留用の凝縮水タンクとを連通させる回収配管(集合回収配管)とを備えており、前記振動発生部は、前記一次貯留用の凝縮水タンク、前記二次貯留用の凝縮水タンクおよび/または前記回収配管に設けられていることを特徴とする燃料電池の水精製システム。
本発明は例えば定置用、車両用、電子機器用、電気機器用、可搬用の燃料電池システムに利用することができる。
1はアノードガス凝縮器、2はアノードオフガス凝縮器、201は改質装置、3はカソードオフガス凝縮器、4は水精製器、5は回収流路、51は第1凝縮水タンク、51vは第1気相空間、52は第2凝縮水タンク、52vは第2気相空間、53は集合回収配管、53aは縦配管部分、53cは横配管部分、57は凝縮水集合タンク、57vは第3気相空間、71〜74は超音波振動発生部(振動発生部)を示す。
Claims (6)
- 燃料電池システムで用いられるガスを冷却させることにより、ガスに含まれている水蒸気を凝縮させて凝縮水を生成させる凝縮器と、
前記凝縮器で凝縮させた凝縮水の純度を高めるように凝縮水を精製させる水精製器と、
前記凝縮器と前記水精製器とを繋ぐ回収流路に設けられ、前記回収流路における凝縮水に振動を与え、凝縮水に溶け込んでいる吸蔵ガスを放出させる振動発生部とを具備しており、
前記凝縮器で凝縮された凝縮水が前記水精製器に供給される前に、凝縮水に溶け込んでいる吸蔵ガスを凝縮水から放出させることを特徴とする燃料電池の水精製システム。 - 請求項1において、前記回収流路は、前記凝縮器で凝縮された凝縮水を一時的に溜める単数または複数の凝縮水タンクと、前記凝縮器で凝縮された凝縮水を回収するように配置された回収配管とを備えており、前記振動発生部は、前記凝縮水タンクおよび/または前記回収配管に設けられていることを特徴とする燃料電池の水精製システム。
- 請求項2において、前記凝縮水タンクは、ガスが流れる気相空間を凝縮水の水面上方に形成するように凝縮水を一次的に溜めるタンク本体と、前記気相空間に連通すると共にガスが流入する流入口と、前記気相空間に連通すると共にガスが流出する流出口とを備えており、
前記振動発生部は、前記タンク本体に貯留されている凝縮水に振動を与えるように設けられており、前記タンク本体の凝縮水から前記気相空間に放出された放出ガスは、ガスにより前記流出口から流出することを特徴とする燃料電池の水精製システム。 - 請求項2または3において、前記振動発生部は、前記回収配管のうち仮想水平線に対する傾斜角が最大で60°、最小で3°傾斜している配管部分に設けられていることを特徴とする燃料電池の水精製システム。
- 請求項1において、前記回収流路は、前記凝縮器で凝縮された凝縮水を一時的に溜める第1凝縮水タンクと、前記第1凝縮水タンクの凝縮水が供給され凝縮水を一時的に溜める第2凝縮水タンクと、前記第1凝縮水タンクと前記第2凝縮水タンクとを繋ぎ前記第1凝縮水タンクの凝縮水を前記第2凝縮水タンクに供給する回収配管とを備えており、前記振動発生装置は、前記第1凝縮水タンク、前記第2凝縮水タンクおよび前記回収配管のうちの少なくとも一つに設けられていることを特徴とする燃料電池の水精製システム。
- 請求項1において、前記回収流路は、前記凝縮器で凝縮された凝縮水を一時的に溜める単数または複数の凝縮水タンクと、前記凝縮水タンクと前記水精製器とを繋ぐ回収配管とを備えており、前記振動発生部は、前記凝縮水タンクおよび/または前記回収配管に設けられていることを特徴とする燃料電池の水精製システム。
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