JP4867205B2 - ストリングス - Google Patents

ストリングス Download PDF

Info

Publication number
JP4867205B2
JP4867205B2 JP2005172518A JP2005172518A JP4867205B2 JP 4867205 B2 JP4867205 B2 JP 4867205B2 JP 2005172518 A JP2005172518 A JP 2005172518A JP 2005172518 A JP2005172518 A JP 2005172518A JP 4867205 B2 JP4867205 B2 JP 4867205B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
strings
polyhexamethylene adipamide
multifilament
strength
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005172518A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006345924A (ja
Inventor
浩太 中村
河端  真一
克典 二井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP2005172518A priority Critical patent/JP4867205B2/ja
Publication of JP2006345924A publication Critical patent/JP2006345924A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4867205B2 publication Critical patent/JP4867205B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Description

本発明は、テニス、スカッシュ、バドミントン等のラケット用途に好適に使用されるストリングスに関するものである。さらに詳しくは、単位断面積あたりの強力が高いため細ゲージ化が可能なばかりか、ラケットに高張力で張設することが可能なストリングスに関するものである。
近年、テニス、スカッシュ、バドミントン等のラケットスポーツ分野においては、安価で耐久性に優れるという利点から、動物性繊維製ストリングス(所謂ナチュラルガット)に代わって、合成繊維製ストリングスが一般に使用されている。
合成繊維製ストリングスに求められる要求特性のひとつに、細ゲージ化が挙げられる。すなわち、ストリングスの細ゲージ化は、競技者のラケットスゥイング時の空気抵抗軽減およびストリングス重量の減少等の因子となることから、ストリングスに要求される要求特性のなかでも特に重要視されているのである。
また、近年では、競技者技術の向上に伴い、ボールおよびシャトルの発射スピードが飛躍的に向上している。競技者のプレースタイルにもよるが、特にバドミントンの分野では、シャトル等のストリングスへの衝突から、発射されるまでのレスポンスを向上させるために、できる限り高い張力でラケットにストリングスを張ることが求められており、このような高い張力に耐えられる単位断面積当たりの強力が高いストリングスが求められているのである。
従来から、上述の要求特性を満足するストリングスを得ることを目的として種々の提案がなされており、例えば、所謂スーパー繊維と呼ばれる超高強力、高弾性率繊維を用いることにより、高強力ストリングスを得る技術(例えば、特許文献1参照)が提案されているが、この技術によれば、スーパー繊維を用いることで高い強力を有するストリングスを得ることはできるものの、スーパー繊維の価格が高いために、得られるストリングスの価格が上昇してしまうという問題を有していた。また、スーパー繊維は低伸度であるため、スーパー繊維を用いて製造されたストリングスは伸度が低く、そのためラケットにストリングスを張る際にストリングスの遊び部分が少なく、ラケット張設の際にかけた張力と実張力が異なるという問題や、ラケットに張った後に結び難いという問題を有していた。
また、ストリングスの芯糸が芯鞘複合モノフィラメントであり、この鞘複合モノフィラメントの鞘部に芯部よりも弾性率の低い樹脂を用いることにより、細ゲージのストリングスを得る技術(例えば、特許文献2参照)が提案されており、この技術によれば、直線引張強力および結節引張強力をバランス良く満足するストリングスを得ることが可能であるが、芯鞘複合繊維とすることでモノフィラメントの価格が高くなるという問題を有するばかりか、複合異常等により製糸性が悪くなったり、繊維径斑が発生したりするという多くの懸念点を有していた。
なお、ボリアミド系繊維をストリングに使用する技術(例えば、特許文献3参照)についても既に知られており、この技術では、「ストリングスに使用するポリアミド系合成繊維は、耐久性の観点から強度5g/d以上、伸度は10〜30%程度が好ましい」との開示がなされている。しかしながら、この技術は、超高強力繊維の使用を示唆するものではなく、現実に通常使用されているボリアミド繊維の強度は、高々8.5g/d(7.5cN/dtex)、一般に高強力とされる場合においても8.5cN/dtex程度であり、ラケットに高張力で張設するための十分な強力を満たすものではなかった。
特開平6−238016号公報 特開平6−238017号公報 特開平9−251936号公報

本発明は、上述した従来技術における問題点の解決を課題として検討した結果達成されたものであり、テニス、スカッシュ、バドミントン用途に好適なストリングスであって、 単位断面積あたりの強力が高いため細ゲージ化が可能なばかりか、ラケットに高張力で張設することが可能なストリングスの提供を目的とするものである。
上記目的を達成するために本発明によれば、95モル%以上がヘキサメチレンアジパミド単位からなり、強度が9〜12cN/dtex、破断伸度が16〜24%、単糸繊度が1〜20dtex、交絡数(CN値)が5〜40、非晶分子配向度(fa)が0.72〜0.9であるポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントを芯糸の少なくとも一部に配し、該芯糸が接着剤で含浸されていないことを特徴とするストリングスが提供される。
なお、本発明のストリングスにおいては、
少なくとも芯糸とこの芯糸の周囲に配した側糸とが樹脂コーティングされてなること、
芯糸を少なくとも2本以上合糸してなること
が、いずれも好ましい条件として挙げられる。
本発明によれば、以下に説明するとおり、単位断面積あたりの強力が高いため細ゲージ化が可能なばかりか、ラケットに高張力で張設することが可能なストリングスを得ることができ、このストリングスは、特に、上級者向けストリングスとして好適に使用することができる。
以下に、本発明について具体的に説明する。
本発明のストリングスは、95モル%以上がヘキサメチレンアジパミド単位からなるポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントを芯糸の少なくとも一部に用いてあることが必要である。
汎用樹脂であるポリヘキサメチレンアジパミドを用いることにより、安価にストリングスを製造することができるばかりか、95モル%以上をヘキサメチレンアジパミド単位とすることで、高強力で耐磨耗性に優れたストリングスが得られる。
本発明で使用するポリヘキサメチレンアジパミドは、5%未満であれば共重合成分を含有しても良く、ヘキサメチレンアジパミド単位が95モル%未満の場合には、ポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメント中の結晶性が低下し、高強力なストリングスを得ることが困難となる。共重合成分としては、ε‐カプラミド、テトラメチレンアジパミド、ヘキサメチレンセバカミド、ヘキサメチレンイソフタラミド、テトラメチレンテレフタラミド、キシリレンフタラミド等が例示できる。
本発明に係るポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントは、銅化合物を銅金属量として10〜500ppm含有することが好ましく、さらに好ましい範囲は50〜100ppmである。銅金属量を上記の範囲とすることにより、実使用において優れた耐候性、耐熱性を発現する。銅化合物としては、沃化銅、塩化銅、臭化銅等を例示することができるが、これに限られるものではなく、従来知られた無機及び有機銅塩や銅金属単体を用いることができる。また、ポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントは、銅化合物に加えて、アミン化合物、メルカプト化合物、リン系化合物、ヒンダードフェノール化合物等の他の耐熱剤を含有してもよい。
ポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントの硫酸相対粘度は、3〜5.5が好ましく、より好ましくは3.5〜5である。硫酸相対粘度が3未満の場合には、高強度のポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントを安定して得ることができない傾向となる。また、硫酸相対粘度が5.5を超える場合には、粘度が高すぎるため、製糸性良くポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントを得るのが困難になることがある。
本発明のストリングス用ポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントには、本発明の効果を損ねない程度、具体的には5重量%以下であれば、異種ポリマや各種の耐光剤、顔料、難燃剤、艶消剤、滑剤、顔料等の添加剤を含有しても良い。また、マルチフィラメントの単糸断面は、丸断面以外にも、異型断面であっても良く、異形断面形状としては扁平型、三角型、C型、Y型、団子型、中空型、あるいはそれらの組合せ等を例示することができるがこれに限られるものではない。
ストリングス用ポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントの強度は、9〜12cN/dtex、好ましくは9.5〜12cN/dtexであることが必要である。通常のストリングスに用いられるナイロン繊維の強度は、高々8.5g/d(7.5cN/dtex)程度であり、一般に高強力とされる場合においても8.5cN/dtex程度である。9cN/dtexを超える強度を有するストリングス用ポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントおよびそれを用いたラケット用ストリングスは今までになく、本発明のように9cN/dtex以上のポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントを芯糸に配することで、単位断面積当たりの強力が高く、細ゲージ化が可能なラケット用ストリングスを得ることが可能となる。強度が9cN/dtex未満の場合には、本発明が目的とする単位断面積当たりの強力の高いストリングスを得ることが困難となる。また、強度が12cN/dtex以上の強度を有するポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントを生産性良く得ることは、現状技術では困難である。
ポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントの破断伸度は、16〜24%、好ましくは16〜22%であることが必要である。破断伸度が16%未満の場合には、ストリングスをラケットに張設する際に遊び部分が小さく、張設の際に与えた張力と実張力が異なるという問題や、ラケットに張設する際に結び難いという問題が発生する。また、破断伸度が24%を超える場合には、強度が9cN/dtexを超えるポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントが得難くなるばかりか、打球の際の振動が大きく、打感に劣るストリングスとなってしまうため好ましくない。
ポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントは、単糸繊度が1〜20dtexであることが必要である。単糸繊度が1dtex未満では、単糸繊度が細過ぎるため単糸当たりの強力が不足し、ストリングス製造工程において工程通過性が悪化してしまう。また、単糸繊度が20dtexを超える場合には、紡糸時の均一冷却、均一延伸が難しく製糸性が悪化するばかりか、単糸繊度が20dtexを超えるポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントをストリングスの芯糸に配した場合には、ストリングスの耐久性が低下してしまう。すなわち、単糸繊度が20dtexを超える場合には、打球の際に各単糸の屈曲を受けた部分の外側の伸びおよび内側の縮みが大きいため、ストリングスの疲労性が悪化する懸念がある。単糸繊度は1〜15dtexの範囲が好ましく、より好ましくは1〜10dtexの範囲である。
ポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントの総繊度は、420〜3600dtexが好ましい。総繊度が420dtex未満の場合には、ポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメント製造時の生産性が悪くコストが上昇するという問題があり、また、総繊度が3600dtexを超える場合には、ポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメント製造工程の冷却工程において、均一な冷却が得られ難く、製糸性良くポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントを得ることが困難となるため好ましくない。
ポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントは、交絡数(CN値)が5〜40であることが必要である。CN値が5未満の場合には、フィラメントの集束が悪く、ストリングス製造工程において単糸が装置に引掛るといった問題を生じるばかりか、単糸がストリングス表面に露出するため、生産性が悪化するという危険性がある。また、CN値が40を超える交絡を施そうとした場合には、単糸がループ状にマルチフィラメント表面上に現れ、交絡数が少ない時と同様にストリングス生産性が悪化する危険性を有している。
交絡は、ポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントの紡糸時において、糸条を巻き取る直前に、交絡付与装置内で走行糸条に対し略直角方向に高圧空気を噴射することにより付与することができる。この場合の空気圧力には特に決まりはないが、0.5kg/cm〜4.5kg/cmの範囲を例示することができる。
ストリングスに用いるポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントの非晶分子配向度(fa)は、0.72〜0.9、好ましくは0.75〜0.85であることが必要である。非晶分子配向度(fa)は、ポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントにおける結晶分子を結ぶタイ分子の配向性を示しており、非晶分子配向度(fa)が0.7未満のポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントをストリングスに用いた場合には、ポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントにおけるタイ分子の配向性が悪いため、高強力なストリングスを得ることが困難となる。また、非晶分子配高度が0.9を超えるポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントを製糸性よく得ることは、現状技術では困難である。
本発明のストリングスは、上記のポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントを少なくとも芯糸の一部に配することが必要である。上記のポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントを用いることにより、単位面積辺り高強度で且つ工程通過性の良いストリングスを得ることが可能となる。
また、本発明のストリングスに用いるポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントの沸水収縮率は、2〜5%であることが好ましい。ストリングスは、その製造工程において、コーティング樹脂の溶融ディップ時等に加熱される機会がある。沸水収縮率が前記範囲を満足する場合には、加熱を受けた際のストリングスの寸法変化が小さいため好ましい。一方、沸水収縮率が5%を超える場合には、加熱時の収縮が大きいため品位の悪いストリングスしか得られない可能性がある。また、沸水収縮率が2%未満のポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントを、安価に且つ製糸性良く得ることは困難である。
本発明のストリングスは、芯糸、側糸、コーティング樹脂で構成されることが好ましい。主に強力を担う芯糸に加え、芯糸を保護する側糸、側糸の被覆及び保護や摩擦調整をするコーティング樹脂で構成されることにより、耐久性、高強力性をバランス良く満たすストリングスを得ることが可能となる。
側糸の種類については特に限定されるものではない。使用樹脂としては、芳香族ポリエステル、脂肪族ポリエステル、ポリアミド、アラミド、ポリオレフィン等公知の樹脂を用いることができるし、形態としてはマルチフィラメント、モノフィラメント、紡績糸、スリットヤーン等を公知の繊維を用いることができる。また、ストリングスの太さを調整するために、用いる繊維の太さや加工形態は自由に変更できるし、側糸の外層に繊維や樹脂からなる層を有してもよい。
芯糸および/または側糸は、接着剤等により含浸されていても良く、側糸と芯糸とが接着剤で結合されていても良い。
本発明のストリングスは、使用するコーティング樹脂についても特に決まりはない。コーティング樹脂としては、ポリアミド、ポリエステル、ポリウレタン等の合成樹脂は勿論のこと、天然樹脂を使用しても良く、異種ポリマや各種の耐光剤、顔料、艶消剤、滑剤、顔料等の添加剤を含有しても良い。
本発明は、ストリングス径により効果を失うものではなく、用途に応じて適宜太さを変更すれば良い。
ストリングスの芯糸は、撚りを施してあることが好ましい。撚りを施すことにより、マルチフィラメントの収束性が向上し工程通過性が安定する。本発明の効果を損なわない範囲であれば、撚り数には特にきまりはなく、例えば10〜1000T/mの範囲を例示できる。
さらに、本発明のストリングスの芯糸は、少なくとも2本以上のポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントを合糸してなることが好ましい。合糸の方法としては、複数本のポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントを引き揃えながら撚りを施す方法を例示できる。複数本のポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントに撚りを施すことにより、収束性がさらに向上するばかりか、撚りによって形成されるマルチフィラメント間の微小な凹凸が、ストリングスとボールやシャトルとの摩擦を高め、所謂引っ掛りの良いストリングスとなる。合糸するポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントの本数には特に上限はないが、生産性を考慮に入れると、10本以下であることが好ましい。
以下に、ストリングス用ポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントの製造方法の一例を示すが、製造方法はこれに限られるものではない。
本発明のストリングスにおいて、芯糸に使用するポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントは、溶融紡糸した糸条を冷却固化後に油剤を付与し、ローラ間で糸条の延伸を行うことにより得られる。なお、本発明の如き高強度繊維を得るためには、3〜5段の多段延伸法を採用することが好ましい。
本発明のポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントの製造に用いるポリヘキサメチレンアジパミドポリマは、相対粘度が3〜5の高粘度ポリマを用いることが好ましい。硫酸相対粘度が3未満の場合には、ポリマの分子量が低く、高強度のポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントを安定して得ることができない。また、硫酸相対粘度が5を超える場合には、溶融粘度が高すぎるため、製糸性良くポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントを得ることが困難である。
溶融紡糸に供するポリマの水分率としては0〜200ppmであることが好ましい。
紡糸温度は、共重合成分の有無等によって変更させることができるものの、通常は250〜300℃に設定される。
紡糸口金の直下は、紡糸口金面より0〜15cmを上端とし、その上端から5〜100cmの範囲を加熱筒および/または断熱筒で囲み、紡出糸条を200〜280℃の高温雰囲気中を通過させることが好ましい形態である。紡出糸条を直ちに冷却せず、上記加熱筒および/または断熱筒で囲まれた高温雰囲気中を通して徐冷することにより、紡出された糸条の配向が緩和され、単繊維間の分子配向均一性を高めることができるため、ポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントの高強度化が可能となる。一方、高温雰囲気中を通過させることなく直ちに冷却すると、未延伸糸の配向が高まり、かつ単繊維間の配向度分布が大きくなる。かかる未延伸糸条を熱延伸すると、結果として高強度で耐熱性に優れたポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントが得られない可能性がある。
高温雰囲気中を通過した未延伸糸条には、次いで10〜100℃、好ましくは10〜75℃の風を吹きつけて冷却固化することが好ましい。冷却風が10℃未満の場合には、通常装置とは別に大型の冷却装置が必要となるため好ましくない。また、冷却風が100℃を超える場合には、紡糸時の単繊維揺れが大きくなるため、単繊維同士の衝突等が発生し、製糸性良く繊維を製造することが困難となる。空冷装置は横吹き出しタイプでも良いし、環状型吹きだしタイプを用いても良い。
冷却固化された未延伸糸条は、次いで油剤が付与される。油剤は、平滑剤を主成分とし、界面活性剤、制電剤、極圧剤成分等を含む非水系油剤であることが好ましい。
油剤を付与された未延伸糸条は、引取りローラ(1FR)に捲回して引き取る。1FRの表面速度、すなわち引取り速度は300m/分以上が好ましく、さらに好ましくは500m/分以上である。引取り速度が300m/分未満では生産効率が低いため採用し難い。引取り速度に特に上限はないものの、工業的に安定して生産する場合には、引取り速度は2000m/分以下が好ましい。
上記引取り速度で引き取られた未延伸糸条は、一旦巻き取った後、若しくは一旦巻き取ることなく連続して延伸する。2ケのローラを1ユニットとするネルソン型ローラを、給糸ローラ(2FR)、第1延伸ローラ(1DR)、第2延伸ローラ(2DR)、第3延伸ローラ(3DR)、および弛緩ローラ(RR)と並べて配置し、これらのローラに順次糸条を捲回して延伸熱処理を行う。通常、1FRと2FR間では糸条を集束させるためにストレッチを行う。好ましいストレッチ率は1〜7%、さらに好ましくは1〜5%の範囲である。
延伸は、2FRと1DR間、及び1DRと2DR間、及び2DRと3DR間で行う。この時、2FRと1DR間の延伸において、ドローポイント、すなわち延伸により糸条が急激に細化する点が、2FR上にないことが好ましい。また、ドローポイントは2FR出口から10cm以内にあることがさらに好ましい。ドローポイントの位置を上述の範囲とすることにより、高強度なポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントを得ることが可能となる。ドローポイントの位置は、繊維の配向度に応じて、延伸倍率、ローラ温度、ローラ表面摩擦を変更することによって調節することが可能である。
1段目の延伸は2FRと1DR間で行い、2FRの温度は30〜80℃とし、1DRの温度を80〜150℃とし、総延伸段数が3段の場合には1段目の延伸倍率を総合延伸倍率の20〜90%、好ましくは20〜50%に設定する。
2段目の延伸は1DRと2DR間で行うが、2DR温度は180〜240℃が好ましい。3段延伸の場合は、残りの延伸倍率を2段に分けて行う。3段延伸を行う場合の3DRの温度は180〜250℃が好ましい。延伸を終えた糸条は3DRとRRとの間で0〜5%の弛緩処理を施した後、巻き取り機にて巻き取られる。弛緩処理により、熱延伸によって生じた歪みを取るだけでなく、延伸によって達成された高配向構造を固定したり、非晶領域の配向を緩和させ熱収縮率を下げたりすることができる。RRは非加熱ローラまたは、160℃以下に加熱したローラを用いる。通常、熱延伸時に加熱された糸条の持ち込む熱によって、RRは加熱の有無にかかわらず90〜150℃の温度となる。
次に、本発明のストリングスの製造方法について、バトミントン用ストリングスを例に取り示すが、ストリングスの製造方法はこれに限られる物ではない。
まず、上記の特性を満たすポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントに撚りを施して芯糸を得る。この時、芯糸として必要な繊度となるように、使用するポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントの本数を調整し、必要に応じて合糸をしながら撚りを施せばよい。この時、ストリングスの耐久性を向上させるためには、芯糸は接着剤で含浸しないことが必要である。
次に、得られた芯糸に側糸を配し、樹脂コーティングを施す。芯糸に側糸を配する際には、必要に応じて側糸を接着剤で固定することも可能である。使用する側糸は限定されるものではなく、複数種の繊維を使用しても良いし、使用する側糸を必要とするストリングスの太さに応じて複数層となるように配置しても良い。また、側糸を配する方法としては、ブレイディング加工やワインディング加工等の公知の方法を採用することができる。また、樹脂被覆の方法としては、ディッピング法、溶融コーティング法等を例示することができる。
かくして本発明のストリングスを得ることができる。
以下、実施例によって本発明の態様を更に詳しく説明する。明細書本文および実施例に用いた特性の定義および測定法は次の通りである。
[相対粘度]:
試料1gを98%硫酸100mlに溶解し、オストワルド粘度計で25℃で測定した。施行回数2回の平均値を用いた。
[マルチフィラメント繊度]:
JIS L1090により測定した。
[単糸繊度]:
JIS L1090に準じて測定した繊度を、構成する単繊維数で割り返した値を採用した。
[繊維の強度、伸度]:
JIS L1013の方法で測定した。オリエンテック社製テンシロン引張り試験機を用い、試長250mm、引張速度300mm/minの条件で測定した。各サンプルについて測定を5回行い、その平均値を求めた。
[沸水収縮率]:
サンプルを無張力にて温度20℃、湿度65%大気中に24時間放置したのち、0.1g/dの荷重下で測長した際の長さをL1とする。測長したサンプルを沸騰水中で30分間処理し、無張力で温度20℃、湿度65%大気中に4時間放置したのち0.1g/dの荷重下で測長した際の長さをL2とし、下記式にしたがって求めた。
沸水収縮率=(L1−L2)/L1×100
なお、試行回数2回の平均値を採用した。
[非晶分子灰向度(fa)]:
密度から求めた結晶化度、複屈折、及び結晶配向度を用い、下記R.S.Stein et al,J.Polymer Sci.,21,381,(1956)の式から求めた。
Δ=XfcΔ0c+(1−X)faΔ0a
ここで、Δ=複屈折、X:結晶化度、fc:結晶配向度、fa:非晶分子配向度、Δ0c:結晶部の固有複屈折、Δ0a:非晶部の固有複屈折、(Δ0c=Δ0a=0.73)
[複屈折]:
日本工学工業(株)製POH型偏光顕微鏡を用いて、ベレックコンペンセータ法により測定した。なお値は試行回数5回の平均値を採用した。
[結晶配向度(fc)]:
理学電気(株)製X線発生装置(4036A2型)を用い、CuKα(Niフィルターを使用)を線源として測定した(出力35KV、15mA、スリット2mmφ)。2Θ=20.6°付近に観察される(100)面を円周方向にスキャンして得られた強度分布の半値幅H°から次式を用いて求めた。
fc=(180°−H°)/180°
[密度]:
軽液にトルエン、重液に四塩化炭素を用いた密度勾配管法によって25℃で測定した。試行回数5回の平均値を採用した。
[ポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントの製糸性]:
紡糸連続延伸を行ったときの断糸、毛羽の発生状況から下記の3段階で評価した。
○:良好で長時間の安定製糸が可能。毛羽発生率が1個/万m未満、
△:不安定。毛羽発生率が1個/万m以上、
×:糸切れが多発し、長時間の製糸が困難。
[ドローポイント]:
レーザードップラー速度計(TSI社製 LS−50M)を用いて、2FR上から1DRまでの糸速度を測定し、速度が急激に1DR表面速度近くまで上昇する点をドローポイントとした。
[交絡数(CN値)]:
LAWSON−HEMPHILL社製EIB−Eを用い、非接触光学式測定を行った。測定は、CCDカメラ部での張力が0.04±0.01cN/dtexとなるように装置のヒステリシスブレーキロールおよび給糸部の皿テンサーを調整し、速度100m/分にて実施した。測定は1m当たりの交絡数を連続して100m測定、すなわち、N=100の交絡数測定結果から、その平均値を交絡数とした。
[ストリングス生産性]:
連続生産を行った際の状況から下記の2段階で評価した。
○:長時間の安定生産が可能、
×:マルチフィラメントのループ及び毛羽が表面に露出する等により、不合格品率が高い。
[ラケット用ストリングス強力]:
オリエンテック社製テンシロン引張り試験機を用い、試長250mm、引張速度300mm/minの条件で測定した。各サンプルについて測定を5回行い、その平均値を求めた。
[実施例1]
(ポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントの製造方法)
相対粘度3.9の、ポリヘキサメチレンアジパミドポリマを、エクストルーダー型紡糸機を用いて280℃で溶融紡糸した。溶融ポリマはギヤポンプにて繊度が1050dtexとなるように計量した後、紡糸パック中で20μの金属不織布フィルターで濾過し、孔径0.3φで210ホールの口金から紡出した。口金面より3cm下には15cmの加熱筒および15cmの断熱筒を取り付け、筒内雰囲気温度が250℃となるように加熱した。ここで筒内雰囲気温度とは、加熱筒長の中央部で、内壁から1cm離れた部分の空気層温度である。
加熱筒の直下には環状吹きだし型チムニーを取付け、糸条に30℃の冷風を35m/分の速度で吹き付け冷却固化した後、糸条に油剤を付与した。
油剤を付与された未延伸糸条を2本合糸し、表面速度370m/分の速度で回転する1FRに捲回して引取った後、5.95倍で延伸を行った。引取り糸条は一旦巻き取ることなく連続して引取りローラと2FRとの間で5%のストレッチをかけた後、引き続いて3段熱延伸を行ない、2200m/分の速度で巻き取った。1FRは非加熱、2FRは60℃、1DRは115℃、2DRは200℃、3DRは210℃とし、RRは非加熱とした。ローラへの糸条の捲周回数はそれぞれ、3回、4回、4回、4回、5回、4回とした。RRと巻き取り機の間には、交絡付与ノズルを設置し繊維に交絡を付与した。交絡は、交絡付与装置内で走行糸条に対し略直角方向に2kg/cmの高圧空気を噴射することにより行い、ポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントを得た。得られた繊維物性を評価して表1に示した。なお、1段目の延伸倍率は、総合延伸倍率の40%、2段目の延伸倍率は35%、3段目の延伸倍率を25%に設定して延伸した。
(側糸製造方法)
相対粘度3.5のポリヘキサメチレンアジパミドポリマをエクストルーダー型紡糸機により280℃で溶融紡糸した。溶融ポリマはギヤポンプにて計量し、吐出孔径は0.25mmの口金から溶融押出した紡出糸条を直ちに75℃の冷却温水浴中に導いた。冷却後の未延伸糸条を40m/分で引き取った後、一旦巻き取ることなくローラ間で5.5倍にスチーム延伸を行い、平均線径60μmのポリヘキサメチレンアジパミドモノフィラメントを紡糸速度200m/分で巻き取った。得られたモノフィラメントの直線強力は2.3Nであった。
(ストリングス製造方法)
前述のポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントを、2本合糸しながら200T/mで撚りを施した芯糸に、前述のポリヘキサメチレンアジパミドモノフィラメントを、側糸として16本螺旋状に巻きつけるワインディング加工を施しつつ、フェノール水溶液接着剤で固定した後に、ポリカプラミド樹脂を溶融ディップ法にて被覆し、直径0.7mmのストリングスを得た。得られたストリングスの物性を評価して表1に示した。
[実施例2]
ポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントの紡糸時に繊度が525dtexとなるように吐出量を調整したこと、及び、総延伸倍率を6.8倍にしたこと以外は、実施例1と同様に行った。RR速度を固定し、各延伸工程における延伸比率は実施例1と同一である。
[実施例3]
ポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントの紡糸時に紡糸時に140ホールの口金を用い、繊度が2100dtexとなるように吐出量を調整したこと、及び、総延伸倍率を5.7倍にしたこと以外は、実施例1と同様に行った。RR速度を固定し、各延伸工程における延伸比率は実施例1と同一である。
[実施例4]
ポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントの紡糸時に、交絡付与装置内で走行糸条に対し略直角方向に1kg/cmの高圧空気を噴射したこと以外は、実施例1と同様に行った。
[実施例5]
ポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントの紡糸時に、交絡付与装置内で走行糸条に対し略直角方向に3.5kg/cmの高圧空気を噴射したこと以外は、実施例1と同様に行った。
[比較例1]
ポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントの紡糸時に総延伸倍率を5.1倍にしたこと以外は、実施例1と同様に行った。RR速度を固定し、各延伸工程における延伸比率は実施例1と同一である。
[比較例2]
ポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントの紡糸時に、交絡付与装置内で走行糸条に対し略直角方向に0.2kg/cmの高圧空気を噴射したこと以外は、実施例1と同様に行った。
[比較例3]
ポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントの紡糸時に、交絡付与装置内で走行糸条に対し略直角方向に5kg/cmの高圧空気を噴射したこと以外は、実施例1と同様に行った。
[比較例4]
ポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントの紡糸時に紡糸時に84ホールの口金を用い、繊度が2100dtexとなるように吐出量を調整したこと以外は、実施例1と同様に行った。
[比較例5]
ポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントの紡糸時に総延伸倍率を7.3倍にしたこと以外は、実施例1と同様に行った。RR速度を固定し、各延伸工程における延伸比率は実施例1と同一である。この場合には断糸の傾向が強く、マルチフィラメントが製造不可能となった。
これら、実施例2〜5および比較例1〜4で得られたポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントを使用し、実施例1と同様にストリングスを製造して、得られたストリングスの物性を評価した結果を表1に併せて示した。
Figure 0004867205
表1より明らかなように、本発明のストリングス用ポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメント及びストリングスは非常に生産性良く製造することが可能である。
また、本発明のストリングスは、従来技術である比較例1のストリングスと比較して、単位断面積当たりの強力が高いため、ラケットに高張力で張設が可能であり、高反発でプレースピードが向上するばかりか、目的とする強力を有するストリングスを得る際に細ゲージ化が可能となる。
一方、比較例2又は比較例3のように、CN値が本発明の範囲を外れる場合には、繊維強度が本発明の範囲を満足している場合においても、ストリングス製造工程における工程通過性が悪化し、生産性良くストリングスを得ることが不可能である。
また、比較例4のように、単糸繊度が本発明の範囲を外れる場合には、製糸性良くポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントを得ることが困難であるばかりか、製糸工程で発生した毛羽が原因でストリングスの生産性も悪いものであった。
比較例5のように、12cN/dtexを超える強度を有するポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントを得ようとした場合には、安定してポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントをサンプリングすることが困難であった。
また、実施例1〜3で得られたストリングスにつき、競技歴20年の上級者による試打をおこなったところ、ポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントの合糸本数が多い順、すなわち実施例2のストリングス、実施例1のストリングス、実施例3のストリングスの順に打感が優れるとの評価であった。
本発明のストリングスは、単位断面積あたりの強力が高いため細ゲージ化が可能なばかりか、ラケットに高張力で張設することが可能であるという利点を有していることから、特に、上級者向けストリングスとして、テニス、スカッシュ、バドミントン等のラケット用途に好適に使用することができる。

Claims (3)

  1. 95モル%以上がヘキサメチレンアジパミド単位からなり、強度が9〜12cN/dtex、破断伸度が16〜24%、単糸繊度が1〜20dtex、交絡数(CN値)が5〜40、非晶分子配向度(fa)が0.72〜0.9であるポリヘキサメチレンアジパミドマルチフィラメントを芯糸の少なくとも一部に配し、該芯糸が接着剤で含浸されていないことを特徴とするストリングス。
  2. 少なくとも芯糸とこの芯糸の周囲に配した側糸とが樹脂コーティングされてなる請求項2に記載のストリングス。
  3. 芯糸を少なくとも2本以上合糸してなる請求項1または2に記載のストリングス。
JP2005172518A 2005-06-13 2005-06-13 ストリングス Active JP4867205B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005172518A JP4867205B2 (ja) 2005-06-13 2005-06-13 ストリングス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005172518A JP4867205B2 (ja) 2005-06-13 2005-06-13 ストリングス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006345924A JP2006345924A (ja) 2006-12-28
JP4867205B2 true JP4867205B2 (ja) 2012-02-01

Family

ID=37642402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005172518A Active JP4867205B2 (ja) 2005-06-13 2005-06-13 ストリングス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4867205B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6442069A (en) * 1987-08-10 1989-02-14 Mitsubishi Electric Corp Waveform equalizer circuit
JP3117768B2 (ja) * 1991-12-16 2000-12-18 東亜ストリング株式会社 ガット
JP2679545B2 (ja) * 1992-09-04 1997-11-19 東レ株式会社 糸条流体処理装置
JP3379142B2 (ja) * 1993-05-19 2003-02-17 東レ株式会社 ナイロン66ゴム補強用コード
JP2795622B2 (ja) * 1995-02-28 1998-09-10 株式会社ゴーセン 合成ストリング及びその製造方法
JP3098702B2 (ja) * 1996-03-06 2000-10-16 株式会社ゴーセン ラケット用ストリング及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006345924A (ja) 2006-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3492636B1 (en) Polyamide multifilament, and lace knit and stockings using same
KR20130141484A (ko) 폴리아미드 극세 섬유 및 그 용융 방사 방법과 장치
TWI294926B (en) Polyester fine false twisting textured yarn, and methods for producing the same
JP6879362B2 (ja) ポリアミドマルチフィラメントおよびそれを用いたレース編物
JPH04228605A (ja) 合成溶融可紡性ポリマーの紡糸装置
JP4867205B2 (ja) ストリングス
JP5228296B2 (ja) ガット
JP7275733B2 (ja) 高強度ポリアミドモノフィラメント
JP2006325717A (ja) ストリングス
JP3753658B2 (ja) ポリトリメチレンテレフタレートマルチフィラメント糸
WO2017082110A1 (ja) 吸湿性、防皺性に優れた芯鞘複合断面繊維
JP2010520384A (ja) ポリエステル原糸及びこれを含む織物
JPS6353292B2 (ja)
JP3647373B2 (ja) 延伸仮撚用ポリエステル繊維及びその製造方法
JP2006265758A (ja) ポリアミドモノフィラメントおよびその製造方法
KR100486816B1 (ko) 강력 이용률이 우수한 라이오셀 멀티 필라멘트 제조 방법
JP3611499B2 (ja) 未延伸繊維、延伸繊維及びその製造方法
JP3861620B2 (ja) 高ストレッチ性ポリエステル繊維の製造方法
JP2012211423A (ja) 複合延伸仮撚加工糸
JP2021029532A (ja) ラケットストリングス用ポリアミドマルチフィラメント
JPH04333615A (ja) ポリエステル極細繊維の製造方法
JP2024051376A (ja) ポリアミドマルチフィラメントおよびポリアミド仮撚り加工糸
JPH0532492B2 (ja)
JPH01118637A (ja) 嵩高加工糸
JP2002194617A (ja) 産業資材用ポリエステル繊維の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080612

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110308

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111018

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111031

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4867205

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141125

Year of fee payment: 3