JP4866822B2 - 不燃シート又は不燃成形体及びそれらの製造方法 - Google Patents
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Description
また、本発明に係る不燃シート又は不燃成形体は、原料スラリーに凝集剤を添加し凝集状態にて湿式抄造して得た不燃シート又は該不燃シートの熱圧成形体であって、JIS P 8220:1998に規定する標準離解機にて、20℃の水道水を用いて、液量1500ml、濃度3質量%、軸回転数30000回にて処理した後、内筒回転型粘度計を用いて、液温25℃、内筒回転速度6回転/分、内筒回転時間1分にて測定した粘度が200mPa・s以下であるセピオライトを固形分で50〜98質量%含有し、更に有機繊維及び/又は無機繊維、及び合成高分子バインダーを含有する不燃シート又は不燃成形体であること及び凝集剤が1種類であることを特徴とするものである。
本発明に係る不燃シートの製造方法は、JIS P 8220:1998に規定する標準離解機にて、20℃の水道水を用いて、液量1500ml、濃度3質量%、軸回転数30000回にて処理した後、内筒回転型粘度計を用いて、液温25℃、内筒回転速度6回転/分、内筒回転時間1分にて測定した粘度が200mPa・s以下であるセピオライトを固形分で50〜98質量%含有し、更に有機繊維及び/又は無機繊維を含有する原料スラリーに1種類の凝集剤を添加し凝集状態にて湿式抄造することを特徴とする。得られた不燃シートを熱圧成形することによって本発明の不燃成形体を製造することができる。
本発明に係る不燃シートの別の製造方法は、JIS P 8220:1998に規定する標準離解機にて、20℃の水道水を用いて、液量1500ml、濃度3質量%、軸回転数30000回にて処理した後、内筒回転型粘度計を用いて、液温25℃、内筒回転速度6回転/分、内筒回転時間1分にて測定した粘度が200mPa・s以下であるセピオライトを固形分で50〜98質量%含有し、更に有機繊維及び/又は無機繊維、及び合成高分子バインダーを含有する原料スラリーに1種類の凝集剤を添加し凝集状態にて湿式抄造することを特徴とする。こうして得られた不燃シートを熱圧成形することによって本発明の不燃成形体を製造することができる。
或いはJIS P 8220:1998に規定する標準離解機にて、20℃の水道水を用いて、液量1500ml、濃度3質量%、軸回転数30000回にて処理した後、内筒回転型粘度計を用いて、液温25℃、内筒回転速度6回転/分、内筒回転時間1分にて測定した粘度が200mPa・s以下であるセピオライトを固形分で50〜98質量%含有し、更に有機繊維及び/又は無機繊維、及び合成高分子バインダーを含有するものであり、高度の不燃性を有し、かつ、低密度で軽量性に優れている。すなわち、本発明の不燃シート又は不燃成形体は、ISO 5660 part 1:1993に準拠したコーンカロリーメーターによる発熱性試験の総発熱量を小さく押えることができ、建築基準法に規定する不燃材料の要件に合格できる高度な不燃性を有し、かつ、低密度であるため同一厚さで比較したときに軽量化を図ることができ、加工時あるいは施工時などにおいて、良好な取扱い作業性を確保できるという利点を有する。
本発明の不燃シートの製造方法は、JIS P 8220:1998に規定する標準離解機にて、20℃の水道水を用いて、液量1500ml、濃度3質量%、軸回転数30000回にて処理した後、内筒回転型粘度計を用いて、液温25℃、内筒回転速度6回転/分、内筒回転時間1分にて測定した粘度が200mPa・s以下であるセピオライトを固形分で50〜98質量%含有し、更に有機繊維及び/又は無機繊維を含有するか或いは更に有機繊維及び/又は無機繊維、及び合成高分子バインダーを含有する原料スラリーに1種類の凝集剤を添加し凝集状態にて湿式抄造することを特徴とする。このようにして得られた不燃シートを熱圧成形するのが本発明の不燃成形体の製造方法である。本発明で特定したセピオライトを選択することにより、湿式抄造時の抄網脱水後の湿潤シートの含水率過多が防止され、セピオライトを高配合した原料スラリーの湿式抄造が可能となり、特に、巻取板紙抄紙機による抄造も可能となるという長所が達成された。
本発明を次に示す実施例に基づいて更に具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されない。
(1)原料スラリーの凝集状態:抄造時に、角型テスト抄紙機の筒内又は巻取板紙抄紙機のストックインレット内の原料スラリーを目視観察し、凝集状態を呈している場合を○、凝集状態を呈していない場合を×とした。(ここで、巻取板紙抄紙機とは、抄紙しながらロール上に意図する厚さに達するまでシート層を複数回巻き取って積層体とし、これをロールの幅方向にカットして、幅がロール幅で長さがロール円周に等しいシートとし、圧搾、乾燥する装置をいう。)
(2)抄網脱水時間:角型テスト抄紙機の筒内を目視観察し、脱水開始から湿潤シート上の水がなくなるまでの時間を測定した。
(3)抄網脱水後含水率:抄網脱水後の抄網上の湿潤シートを採取し、絶乾法にて、該湿潤シートの含水率を、採取直後に測定した湿潤シートの質量と該湿潤シートを110℃熱風乾燥機にて十分に恒量となるまで乾燥して測定した絶乾質量とから、
((湿潤シートの質量−絶乾質量)/絶乾質量)×100 %
で求めた。
(4)抄造性:角型テスト抄紙機による抄造の場合、抄網での脱水及び圧搾の過程で、抄網での脱水不足、抄網脱水後の抄網上の湿潤シートの含水率過多による網上からの湿潤シートの分離困難(含水率過多のため湿潤シートが弱過ぎて崩れる。)、湿潤シートの含水率過多による圧搾時の湿潤シートの崩れなどの不具合が何れも発生しないときを○とし、抄網での脱水不足、抄網脱水後の抄網上の湿潤シートの含水率過多による網上からの湿潤シートの分離困難(含水率過多のため湿潤シートが弱過ぎて崩れる。)、湿潤シートの含水率過多による圧搾時の湿潤シートの崩れなどの不具合の少なくとも1つの不具合が発生したときを×とした。また、巻取板紙抄紙機による抄造の場合、抄網での脱水、ワインドアップロールへの巻付・積層・剥がし及び圧搾の過程で、抄網での脱水不足、抄網脱水後の抄網上の湿潤シートの含水率過多による網上からの湿潤シートの分離困難、ワインドアップロールへの巻付・積層・剥がし時の不良(含水率過多のための巻付困難又は湿潤シートが弱過ぎて崩れる。)、圧搾時の湿潤シートの崩れなどの不具合が何れも発生しないときを○とし、抄網での脱水不足、抄網脱水後の抄網上の湿潤シートの含水率過多による網上からの湿潤シートの分離困難、ワインドアップロールへの巻付・積層・剥がし時の不良(含水率過多のための巻付困難又は湿潤シートが弱過ぎて崩れる。)、圧搾時の湿潤シートの崩れなどの不具合の少なくとも1つの不具合が発生したときを×とした。
(5)厚さ及び密度:JIS P 8118:1998に準拠した。
(6)坪量:JIS P 8124:1998に準拠した。
(7)曲げ強度:JIS A 5905:1994による。繊維配向性がある場合、繊維配向方向とこれに直角をなす方向について測定し、両者の平均を求めた。
(8)セピオライトの粘度:内筒回転型粘度計を使用して、液温25℃、内筒回転速度6回転/分、内筒回転時間1分にて測定した。被測定液はJIS P 8220:1998に規定する標準離解機にて、20℃の水道水を用いて、液量1500ml、濃度3質量%、軸回転数30000回にて処理して調製した。なお、使用した内筒回転型粘度計は東機産業(株)製のB型粘度計(型式:BM型)であり、内径56mm、深さ110mmのガラスビーカーに被測定液230mLを入れ、内筒に相当するNo.1ローター(径19mm、高さ65mm)を用い、ローター用ガードを使用せずに測定した。本測定による粘度の測定値は、被測定液が無限に拡がっている場合の真値と比べ誤差が10%未満である。
(9)不燃性1:ISO 5660 part 1:1993に準拠したコーンカロリーメーターによる発熱性試験(加熱強度;50kW/m2、過熱時間;20分)の総発熱量で評価した。
(10)不燃性2:建築基準法第2条第九号及び同法施行令第108条の2の不燃材料の要件に対する合否で評価した。すなわち、
総発熱量:不燃性1の発熱性試験において、総発熱量が8MJ/m2を超えない場合が適合。
亀裂及び穴:不燃性1の発熱性試験において、防火上有害な裏面まで貫通する亀裂及び穴がない場合が適合。
最高発熱速度:不燃性1の発熱性試験において、最高発熱速度が10秒を超えて継続して200kW/m2を超えない場合が適合。
不燃材料合否:総発熱量、亀裂及び穴並びに最高発熱速度が何れも適合の場合が合格。一つでも不適合の場合は、不合格。
実施例1において、セピオライトaに代えてセピオライトbを用い、弱アニオン性ポリアクリルアミド系凝集剤の添加量を0.04質量部に代えて、0.1質量部とした以外は実施例1と同様にして、角型テスト抄紙機にて抄造したところ、抄網での脱水が不足で、抄網脱水後の抄網上の湿潤シートの含水率が過多となり、網上から湿潤シートを剥がし取る際に湿潤シートが弱過ぎて崩れてしまい、所望のシートを得ることができなかった。
実施例1において、セピオライトaに代えて上述の粘度測定方法による粘度が686mPa・sであるセピオライト(分散処理前に乾式レーザー回折法による平均粒径75μmの粉体;以下、セピオライトdと略称する。)を用い、弱アニオン性ポリアクリルアミド系凝集剤の添加量を0.01質量部に代えて、0.1質量部とした以外は実施例1と同様にして、角型テスト抄紙機にて抄造したところ、抄網での脱水が不足で、抄網脱水後の抄網上の湿潤シートの含水率が過多となり、網上から湿潤シートを剥がし取る際に湿潤シートが弱過ぎて崩れてしまい、所望のシートを得ることができなかった。
比較例1において、各成分の配合量を変化せしめた以外は、比較例1と同様にして、角型テスト抄紙機にて抄造したところ、抄網での脱水が不足で、抄網脱水後の抄網上の湿潤シートの含水率が過多となり、網上から湿潤シートを剥がし取る際に湿潤シートが弱過ぎて崩れてしまい、所望のシートを得ることができなかった。
比較例2において、各成分の配合量を変化せしめた以外は、比較例2と同様にして、角型テスト抄紙機にて抄造したところ、抄網での脱水が不足で、抄網脱水後の抄網上の湿潤シートの含水率が過多となり、網上から湿潤シートを剥がし取る際に湿潤シートが弱過ぎて崩れてしまい、所望のシートを得ることができなかった。
実施例3において、セピオライトaに代えてセピオライトbを用いた以外は実施例3と同様にして、角型テスト抄紙機にて抄造したところ、抄網での脱水が不足で、抄網脱水後の抄網上の湿潤シートの含水率が過多となり、網上から湿潤シートを剥がし取る際に湿潤シートが弱過ぎて崩れてしまい、所望のシートを得ることができなかった。
実施例12において、セピオライトaに代えてセピオライトbを用い、弱アニオン性ポリアクリルアミド系凝集剤の添加量を0.06質量部に代えて0.12質量部とした以外は実施例12と同様にして、長網/ワインドアップロール構成の巻取板紙抄紙機にて抄造したところ、抄網での脱水が不足で、抄網脱水後の抄網上の湿潤シートの含水率が過多となり、湿潤シートをワインドアップロールへ巻付・積層せしめる際に湿潤シートが弱過ぎて崩れてしまい、所望のシートを得ることができなかった。
実施例12において、セピオライトaに代えてセピオライトdを用い、弱アニオン性ポリアクリルアミド系凝集剤の添加量を0.06質量部に代えて、0.12質量部とした以外は実施例12と同様にして、長網/ワインドアップロール構成の巻取板紙抄紙機にて抄造したところ、抄網での脱水が不足で、抄網脱水後の抄網上の湿潤シートの含水率が過多となり、湿潤シートをワインドアップロールへ巻付・積層せしめる際に湿潤シートが弱過ぎて崩れてしまい、所望のシートを得ることができなかった。
実施例13において、セピオライトaに代えてセピオライトbとセピオライトdをセピオライトa/セピオライトb=1/1の固形分質量比で用い(セピオライトb/セピオライトd=1/1の混合物の本発明に係る粘度測定方法による粘度は506mPa・sであった。)、弱アニオン性ポリアクリルアミド系凝集剤の添加量を0.06質量部に代えて、0.12質量部とした以外は実施例13と同様にして、長網/ワインドアップロール構成の巻取板紙抄紙機にて抄造したところ、抄網での脱水が不足で、抄網脱水後の抄網上の湿潤シートの含水率が過多となり、湿潤シートをワインドアップロールへ巻付・積層せしめる際に湿潤シートが弱過ぎて崩れてしまい、所望のシートを得ることができなかった。
実施例1において、有機繊維及び無機繊維を配合しない以外は実施例1と同様にして、角型テスト抄紙機にて抄造したところ、抄網脱水時間が非常にながくなった上、抄網脱水後の抄網上の湿潤シートの強度が弱く、網上から湿潤シートを剥がし取る際に湿潤シートが崩れてしまい、所望のシートを得ることができなかった。
有機繊維aと無機繊維bを離解機にて離解して得た有機繊維と無機繊維の混合分散液の所定量を取り、これに水酸化アルミニウム粉体(平均粒径5.7μmである。以下同じ)及び合成高分子バインダーcを添加し、攪拌機にて十分に分散混合して原料スラリーとした。次いで、該原料スラリーの全固形分100質量部に対して、弱アニオン性ポリアクリルアミド系凝集剤を固形分で0.01質量部添加し、凝集状態にて、角型テスト抄紙機にて抄造し、圧搾、乾燥(ほぼ絶乾状態、水分1質量%以下)し、その後、23℃、相対湿度50%にて十分に調湿してシートOを得た。
比較例10と同様にして得た23℃、相対湿度50%にて十分に調湿したシート(シートNに相当)を熱プレスにて加熱処理(温度175℃、圧力2.0MPa、時間3分)し、成形体Cを得た。
Claims (17)
- 原料スラリーに凝集剤を添加し凝集状態にて湿式抄造して得た不燃シート又は該不燃シートを熱圧成形した不燃成形体において、JIS P 8220:1998に規定する標準離解機にて、20℃の水道水を用いて、液量1500ml、濃度3質量%、軸回転数30000回にて処理した後、内筒回転型粘度計を用いて、液温25℃、内筒回転速度6回転/分、内筒回転時間1分にて測定した粘度が200mPa・s以下であるセピオライトを固形分で50〜98質量%含有し、更に有機繊維及び/又は無機繊維を含有すること及び凝集剤が1種類であることを特徴とする、前記不燃シート又は不燃成形体。
- 原料スラリーに凝集剤を添加し凝集状態にて湿式抄造して得た不燃シート又は該不燃シートを熱圧成形した不燃成形体において、JIS P 8220:1998に規定する標準離解機にて、20℃の水道水を用いて、液量1500ml、濃度3質量%、軸回転数30000回にて処理した後、内筒回転型粘度計を用いて、液温25℃、内筒回転速度6回転/分、内筒回転時間1分にて測定した粘度が200mPa・s以下であるセピオライトを固形分で50〜98質量%含有し、更に有機繊維及び/又は無機繊維、及び合成高分子バインダーを含有すること及び凝集剤が1種類であることを特徴とする、前記不燃シート又は不燃成形体。
- 前記有機繊維がセルロース繊維及び有機合成繊維の中から選ばれた少なくとも1種類からなる請求項1又は2のいずれか一つに記載の不燃シート又は不燃成形体。
- 前記有機合成繊維がポリオレフィン樹脂系繊維である請求項1〜3のいずれか一つに記載の不燃シート又は不燃成形体。
- 前記無機繊維がロックウール繊維及びガラス繊維の中から選ばれた少なくとも1種類からなる請求項1〜4のいずれか一つに記載の不燃シート又は不燃成形体。
- 前記合成高分子バインダーが熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂及び合成ゴムの中から選ばれた少なくとも1種類からなる請求項2〜5のいずれか一つに記載の不燃シート又は不燃成形体。
- 2層以上のシート層の積層体からなる請求項1〜6のいずれか一つに記載の不燃シート又は不燃成形体。
- 厚さが0.3mm以上である、請求項1〜7のいずれか一つに記載の不燃シート又は不燃成形体。
- 巻取板紙抄紙機にて2層以上のシート層の積層体とせしめた請求項1〜8のいずれか一つに記載の不燃シート又は不燃成形体。
- JIS P 8220:1998に規定する標準離解機にて、20℃の水道水を用いて、液量1500ml、濃度3質量%、軸回転数30000回にて処理した後、内筒回転型粘度計を用いて、液温25℃、内筒回転速度6回転/分、内筒回転時間1分にて測定した粘度が200mPa・s以下であるセピオライトを固形分で50〜98質量%含有し、更に有機繊維及び/又は無機繊維を含有する原料スラリーに1種類の凝集剤を添加し凝集状態にて湿式抄造することを特徴とする、不燃シートの製造方法。
- 2層以上のシート層を積層せしめて湿式抄造する請求項10に記載の不燃シートの製造方法。
- 巻取板紙抄紙機にて2層以上のシート層を積層せしめて湿式抄造する請求項10又は11に記載の不燃シートの製造方法。
- 請求項10〜12のいずれか一つに記載の製造方法により、湿式抄造して不燃シートを製造し、得られた不燃シートを熱圧成形することを特徴とする不燃成形体の製造方法。
- JIS P 8220:1998に規定する標準離解機にて、20℃の水道水を用いて、液量1500ml、濃度3質量%、軸回転数30000回にて処理した後、内筒回転型粘度計を用いて、液温25℃、内筒回転速度6回転/分、内筒回転時間1分にて測定した粘度が200mPa・s以下であるセピオライトを固形分で50〜98質量%含有し、更に有機繊維及び/又は無機繊維、及び合成高分子バインダーを含有する原料スラリーに1種類の凝集剤を添加し凝集状態にて湿式抄造することを特徴とする、不燃シートの製造方法。
- 2層以上のシート層を積層せしめて湿式抄造する請求項14に記載の不燃シートの製造方法。
- 巻取板紙抄紙機にて2層以上のシート層を積層せしめて湿式抄造する請求項14又は15に記載の不燃シートの製造方法。
- 請求項14〜16のいずれか一つに記載の製造方法により、湿式抄造して不燃シートを製造し、得られた不燃シートを熱圧成形することを特徴とする不燃成形体の製造方法。
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