JP4854560B2 - 競技用計時システム及び競技用計時方法。 - Google Patents
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Description
(1)磁界のエリアが上から見て楕円形をしている。このため、ループの中心付近でのフィニッシュラインの検出点とループの端のフィニッシュラインの検出点との位置に誤差が生じる。
(2)無線タグを複数使用する場合、無線タグ個々の磁界検出能力にばらつきがあるので、フィニッシュラインに対して同じ位置で反応するとは限らない。
(3)単ループコイルに流す電流を制御すると、磁界が変化するため、検出位置とフィニッシュラインとを合わせるのが困難である。
(1)競技者のフィニッシュラインの通過時のスピードが一定でない場合、ETの計時が影響をうけ、実際の通過時刻とMTとの間に誤差が生じる。例えば、競技者はフィニッシュラインを通過するとスピードを落としてしまうことがある。この場合、ETの計時が遅くなり、このため、MTは実際の通過時刻より遅くなる。つまり、フィニッシュライン通過後もスピードを落とさず走り抜けた方が、記録が良くなってしまう。
(2)磁界を小さくすれば、競技者の到達時刻の計時精度が向上する。しかし、磁界を小さくすれば、磁界の検出精度が低下し、計時を取りこぼしやすくなる。かといって流す電流を大きくして、検出精度を維持しようとすると、サイドロープが大きくなったり、楕円の幅が大きくなる。このため、計時精度の向上が困難である。
計時ラインへ向けて走行する競技者に保持された無線タグに内蔵され、前記計時ラインを挟んで隣接する第1の磁界と第2の磁界とを検出する検出手段と、
前記無線タグに内蔵され、前記第1の磁界が前記検出手段により検出されたことに応答して前記無線タグを特定する識別情報を第1の情報として複数回送信し、前記第2の磁界が前記検出手段により検出されたことに応答して前記識別情報を第2の情報として複数回送信する送信手段と、
前記送信手段により複数回送信された前記第1の情報の送信時刻のうち最後の送信時刻と前記送信手段により複数回送信された前記第2の情報の送信時刻のうち最初の送信時刻とを取得し、取得した時刻に基づいて競技者が前記計時ラインに到達した時刻を求める到達時刻取得手段と、
を備えることを特徴とする。
前記到達時刻取得手段は、前記第1のメッセージ番号のうち最後のメッセージ番号に対応する第1の情報の送信時刻を取得し、前記第2のメッセージ番号のうち最初のメッセージ番号に対応する前記第2の情報の送信時刻を取得し、取得した時刻の和を2で除算した値を、前記到達時刻として求めてもよい。
複数回送信された前記第2の情報の送信時刻がいずれも取得できない場合は、取得できた前記第1の情報の送信時刻のうち最後の送信時刻と前記第1の情報の送信間隔とに基づいて前記到達時刻を取得することもできる。
計時ラインへ向けて走行する競技者に保持された無線タグに内蔵され、前記計時ラインを挟んで隣接する第1の磁界と第2の磁界とを検出する検出ステップと、
前記無線タグに内蔵され、前記第1の磁界が前記検出ステップで検出されたことに応答して前記無線タグを特定する識別情報を第1の情報として複数回送信し、前記第2の磁界が前記検出手段により検出されたことに応答して前記識別情報を第2の情報として複数回送信する送信ステップと、
前記送信ステップで複数回送信された前記第1の情報の送信時刻うち最後の送信時刻と前記送信ステップで複数回送信された前記第2の情報の送信時刻のうち最初の送信時刻とを取得し、取得した時刻に基づいて競技者が前記計時ラインに到達した時刻を計時する到達時刻計時ステップと、
を備えることを特徴とする。
図1は、この発明の実施形態1に適用される競技用計時システムの構成の一例を示す図である。図示するように、この競技用計時システムは、競技走路の周辺に配置されるLF(Low Frequency)信号発生装置10,20と、タグID受信機30,40と、処理装置50と、無線タグ70と、を備えて構成される。
リットに入ると、交流磁界111を検出しなくなり、OFFする。
図12を参照して本発明の第2実施形態に係る計時システムにおける、交流磁界の判別方法を説明する。本実施形態に係るシステムは、第1実施形態と同様に、2組のLF信号発生装置及びタグID受信機と、処理装置と、無線タグと、を備えて構成される。但し、LF装置発生装置10,20は、図12に示すように、異なる周波数の搬送周波数を送信する。無線タグ70は、この搬送周波数により、トリガーエリアがTAa、TAbのどちらなのかを判別する(ステップS10,S40)。
図13に、この発明の第3実施形態に適用される計時システムの構成の一例を示す。図13に示すように、この計時システムは、競技走路の周辺に配置されるLF信号発生装置10aと、タグID受信機30aと、処理装置50aと、無線タグ70aと、を備えて構成される。実施形態3に係る計時システムは、第1実施形態に係る計時システムとは、LF信号発生装置とタグID受信機とを1組しか備えていない点で異なるが、他の構成は同様である。
(1)隣接する交流磁界のそれぞれの電磁界は上から見て楕円形をしている。しかし、交流磁界のスリットをフィニッシュラインLとするので中央の検出点とループの端のフィニッシュラインLの検出点との位置に誤差が生じない。
(2)無線タグを複数使用する場合、無線タグ個々の電磁界検出能力にばらつきがある。しかし、電磁界検出能力の低い無線タグであっても、タグIDのいくつかの取りこぼしをフォローできるので到達時刻を正確に計時できる。
(3)単ループコイルに流す電流を制御すると、電磁界が変化する。しかし、交流磁界のスリット位置はほとんど変化しないので、到達時刻の計時に影響がない。
(4)競技者のフィニッシュラインの通過前後のスピードが一定でない場合がある。しかし、本発明では交流磁界のスリット前後の受信時刻であるTan、Tb1に基づいて計時し、スリットの隙間は5cm程度である。このため、競技者が通過後にスピードを落としてもほとんど影響なく、正確に計時できる。
(5)電磁界を小さくすれば、到達時刻の計時精度が向上する一方で電磁界の検出精度が低下し、計時を取りこぼしやすくなる。しかし、タグIDを多少取りこぼしても到達時刻を計時できるので、到達時刻の計時精度の向上が容易である。
30、40 タグID受信機
50 処理装置
70 無線タグ
Claims (6)
- 計時ラインへ向けて走行する競技者に保持された無線タグに内蔵され、前記計時ラインを挟んで隣接する第1の磁界と第2の磁界とを検出する検出手段と、
前記無線タグに内蔵され、前記第1の磁界が前記検出手段により検出されたことに応答して前記無線タグを特定する識別情報を第1の情報として複数回送信し、前記第2の磁界が前記検出手段により検出されたことに応答して前記識別情報を第2の情報として複数回送信する送信手段と、
前記送信手段により複数回送信された前記第1の情報の送信時刻のうち最後の送信時刻と前記送信手段により複数回送信された前記第2の情報の送信時刻のうち最初の送信時刻とを取得し、取得した時刻に基づいて競技者が前記計時ラインに到達した時刻を求める到達時刻取得手段と、
を備えることを特徴とする競技用計時システム。 - 前記到達時刻取得手段は、複数の前記第1の情報の送信時刻のうち最後の送信時刻と複数の前記第2の情報の送信時刻のうち最初の送信時刻との和を2で除算した値を、競技者が前記計時ラインに到達した到達時刻として求める、
ことを特徴とする請求項1に記載の競技用計時システム。 - 前記送信手段は、前記第1の情報を送信した順番を示す第1のメッセージ番号を付加した前記第1の情報を一定間隔で複数回送信し、前記第2の情報を送信した順番を示す第2のメッセージ番号と前記第1のメッセージ番号のうち最後のメッセージ番号とを付加した前記第2の情報を一定間隔で複数回送信し、
前記到達時刻取得手段は、前記第1のメッセージ番号のうち最後のメッセージ番号に対応する第1の情報の送信時刻を取得し、前記第2のメッセージ番号のうち最初のメッセージ番号に対応する前記第2の情報の送信時刻を取得し、取得した時刻の和を2で除算した値を、前記到達時刻として求める、
ことを特徴とする請求項2に記載の競技用計時システム。 - 前記到達時刻取得手段は、前記第1のメッセージ番号のうち最後のメッセージ番号に対応する前記第1の情報の送信時刻を取得できない場合は、取得できた前記第1の情報の送信時刻のうち最後の送信時刻と取得できた前記第2の情報に含まれる最後の前記第1のメッセージ番号と前記第1の情報の送信間隔とに基づいて最後の第1のメッセージ番号に対応する前記第1の情報の送信時刻を取得し、前記第2のメッセージ番号のうち最初のメッセージ番号に対応する前記第2の情報の送信時刻を取得できない場合は、取得できた前記第2の情報の送信時刻のうち最初の送信時刻と取得できた前記第2の情報のうちの最初の第2のメッセージ番号と前記第2の情報の送信間隔とに基づいて最初の第2のメッセージ番号に対応する前記第2の情報の送信時刻を求める、
ことを特徴とする請求項3に記載の競技用計時システム。 - 複数回送信された前記第1の情報の送信時刻がいずれも取得できない場合は、取得できた前記第2の情報の送信時刻のうち最初の送信時刻と前記第2の情報の送信間隔とに基づいて前記到達時刻を取得し、
複数回送信された前記第2の情報の送信時刻がいずれも取得できない場合は、取得できた前記第1の情報の送信時刻のうち最後の送信時刻と前記第1の情報の送信間隔とに基づいて前記到達時刻を取得する、
ことを特徴とする請求項4に記載の競技用計時システム。 - 計時ラインへ向けて走行する競技者に保持された無線タグに内蔵され、前記計時ラインを挟んで隣接する第1の磁界と第2の磁界とを検出する検出ステップと、
前記無線タグに内蔵され、前記第1の磁界が前記検出ステップで検出されたことに応答して前記無線タグを特定する識別情報を第1の情報として複数回送信し、前記第2の磁界が前記検出手段により検出されたことに応答して前記識別情報を第2の情報として複数回送信する送信ステップと、
前記送信ステップで複数回送信された前記第1の情報の送信時刻うち最後の送信時刻と前記送信ステップで複数回送信された前記第2の情報の送信時刻のうち最初の送信時刻とを取得し、取得した時刻に基づいて競技者が前記計時ラインに到達した時刻を計時する到達時刻計時ステップと、
を備えることを特徴とする競技用計時方法。
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