JP4853351B2 - 埋込形配線器具の取付装置 - Google Patents

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Description

本発明は、埋込形配線器具を壁面などの施工面に設けられる埋込孔に埋込配設するための取付装置に関するものである。
従来、埋込形配線器具を壁面などの施工面に設けられる埋込孔に埋込配設するための取付装置として、図7並びに図8に示すものが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
この取付装置は、施工面(壁面)Sに設けられる埋込孔Hの奥に埋め込まれたスイッチボックスBにボックスねじBSでねじ止めされる取付枠30と、施工面Sにおける埋込孔Hの周囲を囲む形で取付枠30に固定されるプレート枠40と、プレート枠40に対して施工面Sと反対側の面に重ね合わせた形で結合される化粧枠50とを備えている。図示例では、埋込形配線器具として押釦スイッチからなるスイッチ本体110と、スイッチ本体110の前面に揺動自在に取着されてスイッチ本体110前面に設けられている押釦114を押操作する操作ハンドル112とで構成されるワイドハンドル形スイッチを例示している。スイッチ本体110の器体111は前面(図7の上面)から見て矩形状に形成されており、長手方向における両側面には各一対の取付爪115が突設されている。また、器体111の一面の取付爪115は、器体111の側面に直交する方向に可撓である可撓片116に取り付けられ、可撓片116を器体111に押し込むように押力を作用させると、取付爪115を器体111の内側に向かって後退させることができるようになっている。
取付枠30は金属製であって矩形枠状に形成されており、上下一対の取付片31の左右の各端間をそれぞれ保持片32で連結した形状に連続一体に形成されている。すなわち、取付片31と保持片32とにより囲まれた矩形状の開口33が形成され、この開口33にスイッチ本体110の前端部が挿入される。各保持片32は、開口33を囲む部位の外側縁から後方に延長された断面L字状に形成され、後方に延長された部位にはそれぞれ3対ずつの保持孔34がスイッチ本体110を保持する保持部として形成されている。つまり、一対ずつの保持孔34が左右で組になり、合計4個の保持孔34によって1個の保持部が形成されている。スイッチ本体110を取付枠30に保持させるには、スイッチ本体110において可撓片116を備えていない側面の取付爪115を保持孔34に挿入した後に、可撓片116を備える側面の取付爪115を保持孔34に挿入することによって取付爪115を保持孔34に係合させる。また、取付枠30からスイッチ本体110を取り外すには、可撓片116を器体111の内側に押し込むようにすれば、保持孔34に対する取付爪115の係合状態が解除される。
取付枠30の取付片31には、施工面Sの埋込孔Hの奥に埋め込まれたスイッチボックスBに螺合するボックスねじBSを挿通するねじ挿通孔35と、施工面に螺入される取付ねじが挿通される挿通孔36と、挟み金具と称する取付具の一端部が挿入される挟み金具取付孔37と、プレート枠40を取付枠30に固定するための固定ねじ41が螺合する固定ねじ孔38とが形成される。ねじ挿通孔35は左右方向に長い長孔状であって、ボックスねじBSが挿通されるだけでなく挟み金具を用いる場合には挟み金具に螺合する引締ねじが挿通される。挿通孔36には取付枠30を木ねじのみによって直付けする際に用いられ、挿通孔36に挿通される木ねじは施工面に螺入される。
一方、プレート枠40と化粧枠50とは何れも矩形枠状の合成樹脂成形品からなる。プレート枠40は、取付枠30に結合した状態で、周部が施工面Sに当接し、施工面Sに設けた埋込孔Hの周部を覆うことができるように寸法が設定されている。プレート枠40の中央部には中央窓42が開口し、中央窓42の左右寸法はワイドハンドル形スイッチの操作ハンドル112の左右寸法程度に設定してある。つまり、取付枠30にスイッチ本体110を取り付け、操作ハンドル112をスイッチ本体110に結合した状態で、取付枠30の前面側からプレート枠40を取り付けることが可能になっている。プレート枠40の上下両片には固定ねじ41を回転可能に保持する撓み片43が設けられる。撓み片43はプレート枠40の上下両片の長手方向に沿って形成された切り溝44と中央窓42との間に形成されており、上下両片の厚み方向(つまり、前後方向)に可撓となっている。したがって、撓み片43の中央部に設けられた固定ねじ保持部43aに保持された固定ねじ41を取付枠30の固定ねじ孔38に螺合させたときに、撓み片43が撓むことによってプレート枠40の外周部を施工面に押し付ける方向に弾性力が作用し、プレート枠40の外周部を施工面に隙間なく当接させることができる。
プレート枠40における左右両片にはそれぞれ3箇所ずつの結合孔46が形成される。結合孔46には化粧枠50の後面に突設された結合爪(図示せず)が挿入される。結合爪の先端部には爪部が形成されており、この爪部がプレート枠40の後面において結合孔46の周部に係止されることによって、プレート枠40に化粧枠50が結合される。化粧枠50の中央部には操作ハンドル112を露出させる開口窓51が形成される。開口窓51はプレート枠40の中央窓42と略等しい寸法を有し、操作ハンドル112が挿入可能になっている。
特開2002−75103号公報
ところで、上述のような従来の取付装置では、取付枠30、プレート枠40、化粧枠50が全て施工面Sに露出しており、施工面Sからの突出寸法が大きくなって見栄えがよくなかった。特に、スイッチ系の埋込形配線器具においては、高機能化に伴ってスイッチ本体や操作ハンドルの前後方向の寸法が増大する傾向にある。例えば、図9及び図10に示すように、ハンドル本体123とワイヤレスリモコン140で構成された操作ハンドル120を備え、ハンドル本体123の前面にワイヤレスリモコン140を取着した状態では上述のワイドハンドル形スイッチと同等の機能を有し、ハンドル本体123から取り外したワイヤレスリモコン140を操作することでワイヤレス信号を送信し当該ワイヤレス信号をスイッチ本体130で受信して負荷をリモートコントロールするリモコン機能を追加したスイッチが既に提供されている。このように操作ハンドル120をハンドル本体123とワイヤレスリモコン140で構成した場合、当然に、従来の操作ハンドル112よりも厚みが増えるから、その分だけ施工面からの突出寸法も増えてしまうことになる。従って、上述のように高機能化に伴って埋込形配線器具の前後方向の寸法が増えるのに対応して施工面Sからの突出寸法を抑えることができる取付装置が望まれている。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、埋込形配線器具を含めた施工面からの突出寸法が減少できる埋込形配線器具の取付装置を提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、埋込形配線器具の器体を保持する保持部を有した取付枠と、施工面に設けられた埋込孔の周囲を囲む形で取付枠に固定されるプレート枠と、プレート枠に対して施工面と反対側の面に重ね合わせた形で結合される化粧枠とを備え、埋込形配線器具の機能面を露出させる開口窓が化粧枠に設けられ、少なくとも後端部を埋込孔内に埋め込む形で当該埋込形配線器具を施工面に配設する埋込形配線器具の取付装置であって、取付枠は、取付枠を固定するためのねじが挿通されるねじ挿通孔が設けられた取付片を有し、少なくとも当該取付片並びに前記保持部を埋込孔内に収納してなり、埋込孔の周囲で施工面に係合し且つ少なくとも化粧枠で覆われる係止部を備え、ねじ挿通孔に挿通されたねじに螺合する挟み金具と係止部とで施工面を狭持して取付枠が固定され、係止部が取付枠に設けられたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、取付枠は、取付片と係止部が階段状に形成されてなることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、埋込形配線器具の器体を保持する保持部を有した取付枠と、施工面に設けられた埋込孔の周囲を囲む形で取付枠に固定されるプレート枠と、プレート枠に対して施工面と反対側の面に重ね合わせた形で結合される化粧枠とを備え、埋込形配線器具の機能面を露出させる開口窓が化粧枠に設けられ、少なくとも後端部を埋込孔内に埋め込む形で当該埋込形配線器具を施工面に配設する埋込形配線器具の取付装置であって、取付枠は、取付枠を固定するためのねじが挿通されるねじ挿通孔が設けられた取付片を有し、少なくとも当該取付片並びに前記保持部を埋込孔内に収納してなり、埋込孔の周囲で施工面に係合し且つ少なくとも化粧枠で覆われる係止部を備え、ねじ挿通孔に挿通されたねじに螺合する挟み金具と係止部とで施工面を狭持して取付枠が固定され、係止部がプレート枠に設けられたことを特徴とする。
なお、本願の発明とは別の発明として、埋込形配線器具の器体を保持する保持部を有した取付枠と、施工面に設けられた埋込孔の周囲を囲む形で取付枠に固定されるプレート枠と、プレート枠に対して施工面と反対側の面に重ね合わせた形で結合される化粧枠とを備え、埋込形配線器具の機能面を露出させる開口窓が化粧枠に設けられ、少なくとも後端部を埋込孔内に埋め込む形で当該埋込形配線器具を施工面に配設する埋込形配線器具の取付装置であって、取付枠は、取付枠を固定するためのねじが挿通されるねじ挿通孔が設けられた取付片を有し、少なくとも当該取付片並びに前記保持部を埋込孔内に収納してなり、埋込孔の周囲で施工面に係合し且つ少なくとも化粧枠で覆われる係止部を備え、ねじ挿通孔に挿通されたねじに螺合する挟み金具と係止部とで施工面を狭持して取付枠が固定され、取付枠に対して埋込孔の奥側に配置され、固定ねじで取付枠に固定される固定片が前記係止部に設けられたことを特徴とすることにより、取付枠にプレート枠を固定するための固定ねじの頭部が埋込孔内に収納されるので、プレート枠や化粧枠の前後方向における厚みをさらに減らすことができる。
請求項4の発明、請求項1〜3の何れか1項の発明において、少なくとも前記係止部が金属で形成されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、取付枠の保持部が埋込孔内に収納されるために埋込形配線器具が施工面から前方へ突出する突出寸法が減少し、また、取付枠を固定するためのねじが挿通されるねじ挿通孔が設けられた取付枠の取付片が埋込孔内に収納されるので、取付片が施工面に当接していた従来例と比較してプレート枠並びに化粧枠の前後方向における厚みを減らすことができる。その結果、埋込形配線器具を含めた施工面からの突出寸法が減少できる。
また、施工面が石膏ボードのような板材で形成されている場合に、挟み金具を使って施工することができる。
さらに、係止部が取付枠に設けられているので、部品点数を削減できるとともに施工面からの突出寸法も減らすことができる。
請求項2の発明によれば、挟み金具を使って施工する際に埋込孔の寸法を従来と同程度にすることができる。
請求項3の発明によれば、取付枠の保持部が埋込孔内に収納されるために埋込形配線器具が施工面から前方へ突出する突出寸法が減少し、また、取付枠を固定するためのねじが挿通されるねじ挿通孔が設けられた取付枠の取付片が埋込孔内に収納されるので、取付片が施工面に当接していた従来例と比較してプレート枠並びに化粧枠の前後方向における厚みを減らすことができる。その結果、埋込形配線器具を含めた施工面からの突出寸法が減少できる。また、施工面が石膏ボードのような板材で形成されている場合に、挟み金具を使って施工することができる。さらに、係止部がプレート枠に設けられているので、部品点数を削減できるとともに施工面からの突出寸法も減らすことができる。
請求項4の発明によれば、係止部が金属で形成されているので、合成樹脂で係止部を形成する場合と比較して同程度の強度を得るために必要な厚みが薄くなり、その結果、プレート枠の前後方向における厚みをさらに減らすことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。尚、以下に説明する各実施形態では埋込形配線器具として従来例で説明したワイドハンドル形スイッチを例示しているが、本発明に係る取付装置によって施工面に埋込配設可能な埋込形配線器具はワイドハンドル形スイッチに限定されるものではない。また、ワイドハンドル形スイッチについては従来例で説明したものと共通であるから、共通の構成要素には同一の符号を付して説明は省略する。
(実施形態1)
本実施形態の取付装置は、図1及び図2に示すように取付枠30と、プレート枠40と、化粧枠50とで構成される点は従来例と共通である。なお、何れの構成部材も基本的な構成が従来例と共通であるから、共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態における取付枠30は、従来例における取付片31のうちで先端側の部分、具体的には挿通孔36,36並びに固定ねじ孔38が形成されている部分(以下、係止部39と呼ぶ。)と、挟み金具取付孔37,37並びにねじ挿通孔35が形成されている部分(以下、この部分を本実施形態では取付片31と呼ぶ。)とが階段状に折り曲げて形成され、取付片31に対して係止部39が前方へ突出しており、図1に示すように一対の係止部39,39のみを埋込孔Hの外に出して施工面Sに当接させた状態で挟み金具60を用いて施工される。
挟み金具60は従来周知のものであって、薄金属板を打ち抜き加工することで略C字形状に形成され、上下方向に対向する各片から突出する固定部61,61にねじ孔62,62が設けられている。そして、施工面Sに設けられた埋込孔H内に挟み金具60を挿入して石膏ボードのような壁材Wの背面(施工面Sと反対側の面)における埋込孔Hの周囲に当接させ、取付枠30のねじ挿通孔35,35に挿通したねじ(ボックスねじ)BS,BSを固定部61,61のねじ孔62,62に螺合させれば、挟み金具60と施工面Sに当接させた一対の係止部39,39との間で壁材Wを狭持して取付枠30を壁材Wに固定することができる。但し、施工面Sの奥にスイッチボックスBが埋め込まれている場合には、ねじ挿通孔35,35に挿通したボックスねじBS,BSをスイッチボックスBに螺合することでも取付枠30を固定することができる。
ここで、本実施形態における取付枠30に埋込形配線器具(ワイドハンドル形スイッチ)を取り付けた場合、図1に示すように保持孔34が設けられている保持片32,32とねじ挿通孔35が設けられている取付片31,31とが埋込孔H内に収納されて埋込形配線器具が従来よりも後方(埋込孔H内に挿入される向き)に移動するため、埋込形配線器具の施工面Sから前方へ突出する突出寸法が従来よりも減少することになる。
このように埋込形配線器具の施工面Sからの突出寸法が従来よりも減少すれば、施工面Sの前側に配設されるプレート枠40並びに化粧枠50の前後方向における厚み寸法も減少させることができる。さらに、本実施形態ではねじ挿通孔35が設けられている取付片31,31も埋込孔H内に収納されるため、ねじ挿通孔35に挿通されるボックスねじBSの頭部を逃がすためのスペースをプレート枠40に設ける必要が無くなる。従って、本実施形態におけるプレート枠40並びに化粧枠50は、基本的な構造としては従来例と共通であるが、従来例よりも厚み寸法を小さく(薄く)することができる。
上述のように本実施形態では、取付枠30の保持部(保持片32並びに保持孔34)が埋込孔H内に収納されるために埋込形配線器具が施工面Sから前方へ突出する突出寸法が減少し、また、取付枠30を固定するためのボックスねじBSが挿通されるねじ挿通孔35が設けられた取付枠30の取付片31,31が埋込孔H内に収納されるので、取付片31,31が施工面Sに当接していた従来例と比較してプレート枠40並びに化粧枠50の前後方向における厚みを減らすことができ、その結果、埋込形配線器具を含めた施工面からの突出寸法が減少するものである。特に、高機能型の埋込形配線器具(例えば、図9及び図10に示したワイヤレスリモコン付きスイッチ)を埋込孔Hに埋込配設する場合、従来の取付装置では施工面Sからの突出寸法が、図7及び図8に示した通常のワイドハンドル形スイッチよりも大きくなって見栄えよく埋込配設することが難しいが、本実施形態の取付装置によれば、上記ワイヤレスリモコン付きスイッチのように高機能化に伴って厚み寸法が増大した埋込形配線器具であっても、施工面Sからの突出寸法を抑えることができて見栄えよく埋込配設できる。
(実施形態2)
実施形態1の取付装置では従来の取付枠30をそのまま流用することはできない。そこで、本実施形態の取付装置では、図3及び図4に示すように取付枠30と別体の係止部70を設けることで従来の取付枠30をそのまま流用可能としている。従って、本実施形態における取付枠30、プレート枠40、化粧枠50については、化粧枠50の縦横寸法が大きくなっている点を除いて実施形態1と共通であるから説明を省略する。
係止部70は、例えば、金属製の薄板を打ち抜き加工することで略矩形枠状に形成されている。また、係止部70の長手方向(上下方向)に対向する一対の横片71,71には内側端縁より後方へ突出した突片72,72と、突片72,72の先端縁より横片71,71とほぼ平行に内向きへ突出した固定片73,73とが一体に形成されている。また、固定片73,73の中央にはプレート枠40を取付枠30に固定するための固定ねじが螺合するねじ孔74,74が設けられている。
而して、係止部70を施工面Sに当接して係止させるとともに、係止部70の内側に前方から取付枠30を挿入し、上下両端の取付片31,31を係止部70の固定片73,73に前方から当接した状態でねじ挿通孔35,35に挿通したボックスねじBS,BSを挟み金具60若しくはスイッチボックスBに螺合すれば、挟み金具60若しくはスイッチボックスBSと係止部70との間で壁材Wを狭持することで取付枠30並びに係止部70が同時に施工面Sに固定される。さらに、係止部70前面にプレート枠40を重ねた状態で固定ねじを取付枠30の取付片31,31に設けられているねじ孔38,38と係止部70の固定片73,73に設けられているねじ孔74,74とに螺合することでプレート枠40が取付枠30及び係止部70と結合して固定される。そして、最後にプレート枠40の前面に化粧枠50を結合することで取付装置による埋込形配線器具の施工(埋込配設)が完了する。
上述のように本実施形態では従来例と共通の取付枠30全体が埋込孔H内に収納されるため、埋込形配線器具の施工面Sから前方へ突出する突出寸法が従来よりも減少し、取付片31,31が施工面Sに当接していた従来例と比較してプレート枠40並びに化粧枠50の前後方向における厚みを減らすことができ、その結果、埋込形配線器具を含めた施工面からの突出寸法が減少するものである。また、本実施形態では埋込孔Hの縦方向の寸法が若干大きくなるものの、従来例と共通の取付枠30をそのまま使用することができるという利点がある。
(実施形態3)
実施形態2の取付装置は取付枠30、プレート枠40、化粧枠50、係止部70で構成されているため、係止部70によって部品点数が増えるとともに施工面Sからの突出寸法も若干大きくなってしまう。そこで、本実施形態の取付装置では、プレート枠10を係止部と一体に構成することにより、部品点数の増加を防ぎつつ従来の取付枠30をそのまま用いて挟み金具60によって施工することができる。
本実施形態におけるプレート枠10は、図5並びに図6に示すように略矩形枠状に形成されたプレート枠本体11と、プレート枠本体11の長手方向(上下方向)に対向する横片12,12の背面側に設けられた固定片13,13とで構成されている。また、横片12,12の一端側には、化粧枠20の背面側に突設されている突起22,22が嵌合する嵌合孔14,14が設けられている。固定片13は、固定ねじが螺合するねじ孔13aを中央部に有する主片13bと、主片13bの長手方向両端より前方へ突出する鈎形の脚片13c,13cとからなり、これら一対の脚片13c,13cがプレート枠本体11の横片12,12に固定されている。なお、横片12,12において固定片13の主片13bと対向する部分は切り欠かれている。
化粧枠20は、プレート枠10を前面から覆うことができる寸法を有した矩形枠状に形成され、中央部には埋込形配線器具の機能面を露出するための開口窓21を有している。また、化粧枠20背面におけるプレート枠10の横片12,12と対向する位置に突起22,22が突設されている。
而して、プレート枠10の各固定片13,13を取付枠30の取付片31,31にそれぞれ前方から当接した状態で固定片13,13の各ねじ孔13a,13aと取付片31,31の各固定ねじ孔38,38とに固定ねじを螺合してプレート枠10と取付枠30を結合し、さらに、施工面Sの埋込孔H内に取付枠30を挿入するとともにプレート枠10を施工面Sにおける埋込孔Hの周囲に係止させ、この状態で取付片31,31の各ねじ挿通孔35,35に挿通したボックスねじBS,BSを挟み金具60若しくはスイッチボックスBに螺合すれば、挟み金具60若しくはスイッチボックスBSとプレート枠10との間で壁材Wを狭持することで取付枠30並びにプレート枠10が同時に施工面Sに固定される。そして、最後にプレート枠10の前面に化粧枠20を結合することで取付装置による埋込形配線器具の施工(埋込配設)が完了する。
上述のように本実施形態では、実施形態2と同様に従来例と共通の取付枠30全体が埋込孔H内に収納されるため、埋込形配線器具の施工面Sから前方へ突出する突出寸法が従来よりも減少し、取付片31,31が施工面Sに当接していた従来例と比較してプレート枠40並びに化粧枠50の前後方向における厚みを減らすことができ、その結果、埋込形配線器具を含めた施工面からの突出寸法が減少するものである。また、本実施形態では実施形態2における係止部70をプレート枠10と一体に構成しているので、実施形態2のものと比較して部品点数が削減できるとともに施工面Sからの突出寸法も減らすことができるという利点がある。
なお、上述の実施形態ではいわゆる1連の大きさの取付枠30、プレート枠40,10、化粧枠50,20からなる取付装置について説明したが、2連以上の大きさの取付枠、プレート枠、化粧枠からなる取付装置にも本発明の技術思想が適用可能であることは言うまでもない。
本発明の実施形態1を示し、埋込形配線器具を保持して施工面に施工された状態の断面図である。 同上の分解斜視図である。 本発明の実施形態2を示す分解斜視図である。 同上を示し、埋込形配線器具を保持して施工面に施工された状態の断面図である。 本発明の実施形態3におけるプレート枠と化粧枠を示し、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は背面図、(d)は上面図、(e)は一部省略した断面図である。 同上を示し、埋込形配線器具を保持して施工面に施工された状態の断面図である。 従来例を示す分解斜視図である。 同上を示し、埋込形配線器具を保持して施工面に施工された状態の断面図である。 従来の取付装置とワイヤレスリモコン付きスイッチの外観斜視図である。 同上の断面図である。
符号の説明
S 施工面
W 壁材
H 埋込孔
30 取付枠
31 取付片
39 係止部
40 プレート枠
50 化粧枠
60 挟み金具
BS ボックスねじ

Claims (4)

  1. 埋込形配線器具の器体を保持する保持部を有した取付枠と、施工面に設けられた埋込孔の周囲を囲む形で取付枠に固定されるプレート枠と、プレート枠に対して施工面と反対側の面に重ね合わせた形で結合される化粧枠とを備え、埋込形配線器具の機能面を露出させる開口窓が化粧枠に設けられ、少なくとも後端部を埋込孔内に埋め込む形で当該埋込形配線器具を施工面に配設する埋込形配線器具の取付装置であって、
    取付枠は、取付枠を固定するためのねじが挿通されるねじ挿通孔が設けられた取付片を有し、少なくとも当該取付片並びに前記保持部を埋込孔内に収納してなり、埋込孔の周囲で施工面に係合し且つ少なくとも化粧枠で覆われる係止部を備え、ねじ挿通孔に挿通されたねじに螺合する挟み金具と係止部とで施工面を狭持して取付枠が固定され、係止部が取付枠に設けられたことを特徴とする埋込形配線器具の取付装置。
  2. 取付枠は、取付片と係止部が階段状に形成されてなることを特徴とする請求項1記載の埋込形配線器具の取付装置。
  3. 埋込形配線器具の器体を保持する保持部を有した取付枠と、施工面に設けられた埋込孔の周囲を囲む形で取付枠に固定されるプレート枠と、プレート枠に対して施工面と反対側の面に重ね合わせた形で結合される化粧枠とを備え、埋込形配線器具の機能面を露出させる開口窓が化粧枠に設けられ、少なくとも後端部を埋込孔内に埋め込む形で当該埋込形配線器具を施工面に配設する埋込形配線器具の取付装置であって、
    取付枠は、取付枠を固定するためのねじが挿通されるねじ挿通孔が設けられた取付片を有し、少なくとも当該取付片並びに前記保持部を埋込孔内に収納してなり、埋込孔の周囲で施工面に係合し且つ少なくとも化粧枠で覆われる係止部を備え、ねじ挿通孔に挿通されたねじに螺合する挟み金具と係止部とで施工面を狭持して取付枠が固定され、係止部がプレート枠に設けられたことを特徴とする埋込形配線器具の取付装置。
  4. 少なくとも前記係止部が金属で形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の埋込形配線器具の取付装置
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