JP5237852B2 - 配線器具用プレート及び配線装置 - Google Patents

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Description

本発明は、壁面等の造営面に設けた埋込孔に配線器具を埋込配設するための配線器具用プレート及び配線装置に関するものである。
従来、壁面等の造営面に埋込ボックス(スイッチボックス)を埋設し、スイッチやコンセント等の配線器具が着脱自在に取り付けられる取付枠をボックスねじによって埋込ボックスに取り付け、さらに取付枠の前面に取着することで配線器具を造営面に見栄え良く埋込配設することのできる配線器具用プレート及び配線装置が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
取付枠は金属材料等によって矩形枠状に形成され、その四隅に係合孔が貫設されている。配線器具用プレートは、弾性を有する合成樹脂材料によって、中央部分に配線器具の機能面(スイッチの操作ハンドルの操作面あるいはコンセントの差込口が設けられた面)を露出する開口窓を有して取付枠前面を覆う矩形枠状に形成されている。また、配線器具用プレートの背面側における四隅には、後方へ向けて各々突片が突設されるとともに、これらの突片先端には側方へ突出する係合爪が一体に形成されている。そして、突片を前方から係合孔に挿入し、取付枠の背面側における係合孔の周縁部分に突片先端の係合爪を係合することで取付枠に対して配線器具用プレートが固定されるようになっている。ここで、従来の配線器具用プレートは、通常、弾性を有する合成樹脂成形品で構成されており、係合孔に挿入される過程で係合爪が係合孔の周縁部分と当接して突片が撓み、係合爪が係合孔の周縁部分を乗り越えることで係合孔の周縁部分に係合爪が係合する。また、配線器具用プレートが前方へ引っ張られると、係合孔から退出する過程で突片が撓み、係合爪が係合孔の周縁部分を乗り越えることで係合孔の周縁部分と係合爪と係合が外れて取付枠から配線器具用プレートを取り外すことができる。尚、配線装置は、配線器具と、取付枠と、配線器具用プレートとで構成される。
特開2004−32888号公報
ところで、主に高級感を醸し出すために金属等の合成樹脂以外の材料で形成された配線器具用プレートも提供されている。このような配線器具用プレートP’は、図7に示すように背面側における四隅から突片11’が突設された合成樹脂製のプレート本体1’と、合成樹脂よりも硬質な材料(例えば、アルミなどの金属材料)で形成された化粧プレート2’とを備え、シート状の接着部材3’を用いてプレート本体1’の前面に化粧プレート2’が貼着されている。
ここで、突片11’のみを撓ませることは強度的に困難であり、実際には突片11’が突設されているプレート本体1’も撓ませることでプレート本体1’の係合爪13’に取付枠200の係合孔207の周縁部分208を乗り越えさせる必要がある。しかしながら、上述のように合成樹脂製のプレート本体1’の前面に硬質な材料製の化粧プレート2’を貼着した構成においては、プレート本体1’を撓ませることが困難であり、その結果、係合爪11’が係合孔207の周縁部分208によって削られたり、あるいは突片11’が塑性変形したり折れるなどの不具合が生じる虞があった。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、取付枠への着脱時に突片及び係合爪に不具合が生じることを防ぐことができる配線器具用プレート及び配線装置を提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、埋込型の配線器具を保持する取付枠の前面に着脱自在に取り付けられる配線器具用プレートであって、合成樹脂材料によって矩形枠状に形成されたプレート本体と、前記合成樹脂材料よりも硬質な材料からなり、プレート本体前面の少なくとも一部を覆うように当該プレート本体前面に貼着される化粧プレートとを備え、プレート本体は、後方へ突出して取付枠に貫設されている係合孔に前方より挿通される1乃至複数の突片が一体に設けられるとともに、取付枠の背面側における係合孔の周縁部分と係脱自在に係合する係合爪が当該突片の先端部分から側方へ一体に突設され、突片の根元部分であり且つ前後方向において係合爪と対向する部位に貫通溝が形成されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、取付枠の係合孔に突片が挿通される際及び係合孔から突片が退出する際、突片には係合爪の突出向きと反対向きに力が加えられ、その力がプレート本体における突片の根元部分にも加わるが、当該根元部分の突片と対向する部位においてはプレート本体と化粧プレートとの貼着力が貫通溝によって低下しているので、突片とともに当該根元部分が撓むことで突片の塑性変形や折れ、あるいは係合爪の削れ等の不具合が生じることを防ぐことができる。また、取付枠への着脱時だけでなく、外部から衝撃が加わったときにおいても突片や係合爪に不具合が生じることを防ぐことができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、プレート本体は、突片の根元部分であり且つ係合爪の突出方向と交差する方向に沿った突片の側方の部位に第2の貫通溝が形成されていることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、第2の貫通溝が形成されていることによって突片の根元部分におけるプレート本体と化粧プレートとの貼着力が低下しているため、突片に対する係合爪の突出方向と交差する方向から力が加わったときにも突片や係合爪に不具合が生じることを防ぐことができる。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、プレート本体は、突片を補強する補強用リブが、突片の根元部分であり且つ前後方向において係合爪と対向しない部位に一体に設けられ、第2の貫通溝の長手方向の寸法は、当該長手方向に沿った突片と補強用リブを含む部位の寸法よりも大きいことを特徴とする。
請求項3の発明によれば、補強用リブによって突片を補強しつつ、突片に対する係合爪の突出方向と交差する方向から力が加わったときにも突片や係合爪に不具合が生じることを防ぐことができる。
請求項4の発明は、請求項1〜3の何れか1項の発明において、プレート本体は、一つの係合孔に共通に挿通される複数の突片が設けられ、これら複数の突片の先端部には、互いの突出方向が交差するようにそれぞれ係合爪が突設されていることを特徴とする。
請求項4の発明によれば、取付枠に対する取付強度が向上できる。
請求項5の発明は、上記目的を達成するために、埋込型の配線器具と、当該配線器具を保持する金属製の取付枠と、請求項1〜4の何れか1項に記載の配線器具用プレートとを備えたことを特徴とする。
請求項5の発明によれば、金属製の取付枠への着脱時に配線器具用プレートの突片及び係合爪に不具合が生じることを防ぐことができる。特に、取付枠が金属製であると配線器具用プレートの係合爪が削れやすいため、金属製の取付枠への着脱時に配線器具用プレートの係合爪が削れることを防ぐことができる。
本発明によれば、取付枠への着脱時に突片及び係合爪に不具合が生じることを防ぐことができる。
本発明の実施形態を示し、(a)は取付枠に取り付けた状態の正面図、(b)は(a)のA−A線断面矢視図、(c)は要部断面図である。 同上を示し、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は背面図、(d)は下面図、(e)は要部の背面図である。 同上の分解斜視図である。 同上における貫通溝の他の形状を示す要部平面図である。 同上の他の構成を示す一部省略した背面図である。 同上のコンセントが取り付けられた状態の正面図である。 従来例を示す要部断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。尚、以下の説明では、特に断らない限り、図3において前後、左右、上下の各方向を規定する。
本実施形態の配線装置は、図3に示すように埋込型の配線器具100と、金属製の取付枠200と、配線器具用プレートPとで構成される。配線器具用プレートPは、埋込型の配線器具100を保持する取付枠200の前面に着脱自在に取り付けられるものであって、合成樹脂材料によって矩形枠状に形成されたプレート本体1と、前記合成樹脂材料よりも硬質な材料からなり、プレート本体1前面の少なくとも一部を覆うように当該プレート本体1前面に貼着される化粧プレート2とを備えている。
本実施形態で例示する配線器具100は、接点を開閉するスイッチ機構をスイッチケース103に内蔵したスイッチ本体101と、スイッチ本体101に枢着されるピアノハンドル式の操作ハンドル102とにより構成される、いわゆるワイドハンドル形のスイッチである。スイッチ本体101は、スイッチケース103に対して後方に押し込むことができる押釦104を備え、押釦104の押操作毎に接点を反転させるスイッチ機構がスイッチケース103に内蔵されている。スイッチケース103は前面から見て矩形状に形成されており、長手方向における両側面には各一対の取付爪105が突設される。スイッチケース103の一面の取付爪105は、スイッチケース103の側面に直交する方向に可撓である可撓片106に取り付けられ、可撓片106をスイッチケース103に押し込むように押力を作用させると、取付爪105をスイッチケース103の内側に向かって後退させることができるようになっている。スイッチケース103の前面には、長手方向の一端側の側縁に沿って一対の枢着突起107が突設され、操作ハンドル102の後面に設けた溝(図示せず)内に枢着突起107を嵌着することによって操作ハンドル102がスイッチ本体101に枢着される。また、スイッチケース103の前面の長手方向の他端側の側縁に沿って挿入溝108が形成され、操作ハンドル102の後面に設けた抜止脚109を挿入溝108に挿入することによって、操作ハンドル102の浮き上がり量が規制される。すなわち、抜止脚109を挿入溝108に挿入することによって抜止脚109が挿入溝108の内部で係止され、操作ハンドル102においてスイッチ本体101に枢着されていない端部が浮き上がらないようにしてある。
取付枠200は金属製(鋳造品)であって矩形枠状に形成されており、上下一対の取付片201の左右の各端間をそれぞれ保持片202で連結した形状に連続一体に形成されている。すなわち、取付片201と保持片202とにより囲まれた矩形状の開口203が形成され、この開口203にスイッチ本体101の前端部が挿入される。各保持片202は、開口203を囲む部位の内側縁から後方に延長された断面L字状に形成され、後方に延長された部位にはそれぞれ複数の保持孔204がスイッチ100を保持する取付部として形成されている。スイッチ本体101を取付枠200に取り付けるには、スイッチ本体101において可撓片106を備えていない側面の取付爪105を保持孔204に挿入した後に、可撓片106を備える側面の取付爪105を保持孔204に挿入することによって取付爪105を保持孔204に係合させる。また、取付枠200からスイッチ本体101を取り外すには、可撓片106をスイッチケース103の内側に押し込むようにすれば、保持孔204に対する取付爪105の係合状態が解除される。
取付枠200の取付片201には、施工面(壁面などの造営面)に埋め込まれた埋込ボックスに螺合するボックスねじを挿通するボックス取付孔205と、施工面に螺入される取付ねじが挿通される挿通孔206とが前後方向に貫通する形で形成される。ボックス取付孔205は左右方向に長い長孔状であってボックスねじが挿通される。挿通孔206には取付枠200を木ねじのみによって直付けする際に用いられ、挿通孔206に挿通される木ねじは施工面に螺入される。また、一対の取付片201のそれぞれ左右両端部には、後述する配線器具用プレートPの突片11が挿通される矩形の係合孔207が前後方向に貫設されている。
ここにおいて、図示するスイッチ100のスイッチ本体101は1個の取付部(4個の保持孔204)を用いて取付枠200に取り付けることができるものであって、スイッチ本体101の前面の上下寸法は、開口203の上下寸法の略3分の1に形成されており、3個の取付部を備える1個の取付枠200に対して、スイッチ本体101を3個まで取り付けることが可能になっている。このスイッチ本体101の寸法を配線器具に関する単位寸法とする。単位寸法のスイッチ本体101を取付枠200に1個だけ取り付けるときには取付枠200の上下方向における中央部の取付部を用い、スイッチ本体101を2個取り付けるときには上下2個の取付部を用い、スイッチ本体101を3個取り付けるときにはすべての取付部を用いる。また、スイッチ本体101を1個取り付ける場合には開口203の全体を覆う程度の面積を有した操作ハンドル102を用い、スイッチ本体101を2個取り付ける場合と3個取り付ける場合とには、それぞれ1個取り付ける場合に用いる操作ハンドル102の2分の1の面積を有する操作ハンドル102と3分の1の面積を有する操作ハンドル102とを用いる。
配線器具用プレートPを構成するプレート本体1は、例えば熱可塑性樹脂などの弾性を有する合成樹脂材料からなる樹脂成形品であり、中央部に開口窓10を備えた矩形枠状に形成される。開口窓10の開口サイズは、取付枠200の開口203の開口サイズよりやや大きく設定される。またプレート本体1の外形サイズは、取付枠200の外形サイズより大きく設定される。このようなプレート本体1の後面側における四隅には、プレート本体1を取付枠200に取り付けるための突片11がそれぞれ突設される(図1及び図2参照)。プレート本体1の左辺には前面側に膨出する膨出部12が形成される。膨出部12はプレート本体1の長手方向を自身の長手方向とする矩形板状のものである。
化粧プレート2は、プレート本体1の上下両辺をそれぞれ覆うことができる矩形板状の一対の脚片20と、一対の脚片20をその右端側同士で一体に連結する連結片21とを有し、硬質な板材(例えば、アルミ板)を加工することでコ字状に形成されている。この連結片21はプレート本体1の右辺を覆うことができる矩形板状に形成される。つまり、化粧プレート2は、プレート本体1の四辺のうち膨出部12が形成された左辺を除く残り三辺の前面を覆う形のコ字状に形成される。また、化粧プレート2における一対の脚片20間の距離寸法は、膨出部12の長手方向における長さ寸法に等しく(実際にはやや大きく)設定される。
上述の化粧プレート2は、表裏両面に接着剤が塗布されたコ字形の接着シート3によりプレート本体1の前面側に貼着される。但し、本実施形態では接着シート3を用いて化粧プレート2をプレート本体1に貼着しているが、接着シート3に代えて接着剤(一例としてはゲル状の接着剤)などの接着部材を用いてもよい。
次に、本発明の要旨であるプレート本体1の構造について、さらに詳しく説明する。
突片11は、左右方向の幅寸法よりも上下方向の厚み寸法が小さい矩形板状に形成され、その先端部(後端部)における開口窓10側の側面(上側の2つの突片11においては下側面、下側の2つの突片11においては上側面)には、取付枠200の後面側における係合孔207の周縁部分208に係脱自在に係合する係合爪13が突設されている(図1(c)参照)。また、プレート本体1における突片11の根元部分であり且つ前後方向において係合爪13と対向する部位(上側の突片11においては下側の部位、および下側の突片11においては上側の部位)には、プレート本体1を前後方向に貫通する略コ字形の貫通溝15が形成されている(図2(c)参照)。
而して、取付枠200の係合孔207に突片11が挿通される際及び係合孔207から突片11が退出する際、突片11には係合爪207の突出向きと反対向き(図1(c)においては下向き)に力が加えられ、その力がプレート本体1における突片11の根元部分にも加わるが、当該根元部分の突片11と対向する部位においてはプレート本体1と化粧プレート2との貼着力が貫通溝15によって低下している。そのため、突片11とともに当該根元部分が僅かに撓むことで突片11の塑性変形や折れ、あるいは係合爪13の削れ等の不具合が生じることを防ぎつつ、突片11の係合爪13が係合孔207の周縁部分208を乗り越えることができる。また、取付枠200への着脱時だけでなく、化粧プレート2に外部から衝撃が加わったときにおいても、突片11とともに根元部分が撓むことで突片11や係合爪13に不具合が生じることを防ぐことができる。尚、本実施形態のように取付枠200が金属製である場合、係合孔207の周縁部分208と摺接することで係合爪13が削れやすいので、係合爪13が削れることを防ぐ点で特に有効である。
ここで、プレート本体1の後面側における突片11の根元部分の左右両端及び上下両側には突片11を補強する各一対の補強用リブ14a,14bが突片11と一体に設けられている。そして、突片11を挟んで係合爪13と反対側に位置する(前後方向において係合爪13と対向しない)一方の補強用リブ14bを他方の補強用リブ14aよりも大きい(上下方向に長い)寸法に形成している(図1(c)参照)。すなわち、突片11の根元部分であり且つ前後方向において係合爪13と対向しない部位には係合爪13が係合孔207の周縁部分208を乗り越える際に応力が集中し易いため、当該部位に設けられる一方の補強用リブ14bを他方の補強用リブ14aよりも大きい寸法に形成することで突片11の破損が防止できるという利点がある。
しかしながら、補強用リブ14a,14bを設けることで突片11が撓みにくくなるため、本実施形態では、左右方向の貫通溝の両端に上下方向の貫通溝(第2の貫通溝)を連結することで貫通溝15を全体として略コ字形に形成している。つまり、図4に示すように左右方向の貫通溝15’のみでも突片11の根元部分を撓み易くすることは可能であるが、補強用リブ14a,14bを設けた場合には、突片11の根元部分であり且つ係合爪13の突出方向(上下方向)と交差する方向(左右方向)に沿った突片11の側方の部位に第2の貫通溝を設けることにより、突片11を補強すると同時に突片11の塑性変形や折れ、あるいは係合爪13の削れ等の不具合が生じることを防ぐことができる。さらに、左右方向の貫通溝の両端に上下方向の貫通溝(第2の貫通溝)を連結して貫通溝15を略コ字形に形成することで突片11の根元部分をより撓み易くできるという利点がある。但し、必ずしも左右方向の貫通溝の両端に上下方向の貫通溝(第2の貫通溝)を連結する必要はなく、左右方向の貫通溝15’と第2の貫通溝を分断していても構わないし、第2の貫通溝を突片11の左右何れか一方側にのみ設けても構わない。また、補強用リブ14a,14bを設けない場合においても、第2の貫通溝を形成しておくことによってプレート本体1に左右方向の力が加わったときに突片11の根元部分が第2の貫通溝によって撓み易くなっているために突片11の破損が防止できるという利点がある。尚、第2の貫通溝の長手方向の寸法(貫通溝15の上下方向の寸法)は、上下方向における突片11と補強用リブ14a,14bを含む部位の寸法よりも大きくすることが望ましい(図2(c)参照)。
ところで、一般に住宅等の建物の内壁には壁紙(クロス)を貼ることが多く、埋込形の配線器具を壁面に埋込配設するためには壁面に設けられる埋込孔の部分で壁紙を切り取って孔を開ける必要があるが、この孔開け作業において、埋込孔を塞ぐ壁紙をきれいに切り取ることができずに残った壁紙が埋込孔の周りにはみ出す場合がある。通常、壁紙のはみ出した部分は取付枠200と壁面との間に挟み込んでしまうのであるが、施工の都合上から取付枠200を埋込ボックスに取り付けて壁面に配設した後から壁紙を貼る作業(クロス貼作業)を行う場合、上記壁紙のはみ出し部分を取付枠200と壁面との間に挟み込むことができず、配線器具用プレートPと壁面との間に壁紙が挟み込まれてしまうことがある。ここで、係合爪13を係合孔207の周縁部分208に係合した状態で取付枠200の後面とプレート本体1の後面とがほぼ面一となるように突片11の突出寸法が設定されていると、プレート本体1と壁面との間に挟み込まれた壁紙のはみ出し部分の厚みによってプレート本体1の係合爪13が係合孔207の周縁部分208に係合できなくなる虞がある。
そこで本実施形態では、図1(c)に示すように係合爪13の前方寄りの部位に係合凹部13aを設け、壁面とプレート本体1との間に壁紙を挟み込んだ状態においても、周縁部分208を係合凹部13aと係合させることで配線器具用プレート1を取付枠200に確実に取り付けることができるようにしている。
また、図5に示すように、取付枠200の一つの係合孔207に対して突片11と共通に挿通される第2の突片16をプレート本体1の後面側にそれぞれ突設し、第2の突片16の先端部から内向きに突出する係合爪17をそれぞれ第2の突片16と一体に形成するとともに、貫通溝15と繋がった略L字形の貫通溝18を第2の突片16の根元部分に貫設しても構わない。このように係合孔207の周縁部分208と係合する係合爪13,17の数を増やすことによって取付枠200に対する配線器具用プレートPの取付強度が向上するという利点がある。しかも、第2の突片16の撓み方向(係合爪17の突出方向)を突片11の撓み方向(係合爪13の突出方向)に交差させているため、あらゆる方向から加わる衝撃に対して、取付枠200に対する配線器具用プレートPの取付強度が向上できるものである。ここで、第2の貫通溝は2つの突片11,16の何れか一方の根元部分にのみ設けてもよいし、左右方向の貫通溝と分断されていても構わない。
尚、本実施形態では取付枠200に取り付けられる配線器具としてスイッチ100を例示したが、配線器具はスイッチ100に限定されるものではなく、例えば、図6に示すように2つの差込口を前面に有するコンセント300であっても構わない。
P 配線器具用プレート
1 プレート本体
2 化粧プレート
11 突片
13 係合爪
15 貫通溝
100 スイッチ(配線器具)
200 取付枠
207 係合孔
208 周縁部分

Claims (5)

  1. 埋込型の配線器具を保持する取付枠の前面に着脱自在に取り付けられる配線器具用プレートであって、
    合成樹脂材料によって矩形枠状に形成されたプレート本体と、前記合成樹脂材料よりも硬質な材料からなり、プレート本体前面の少なくとも一部を覆うように当該プレート本体前面に貼着される化粧プレートとを備え、
    プレート本体は、後方へ突出して取付枠に貫設されている係合孔に前方より挿通される1乃至複数の突片が一体に設けられるとともに、取付枠の背面側における係合孔の周縁部分と係脱自在に係合する係合爪が当該突片の先端部分から側方へ一体に突設され、突片の根元部分であり且つ前後方向において係合爪と対向する部位に貫通溝が形成されていることを特徴とする配線器具用プレート。
  2. プレート本体は、突片の根元部分であり且つ係合爪の突出方向と交差する方向に沿った突片の側方の部位に第2の貫通溝が形成されていることを特徴とする請求項1記載の配線器具用プレート。
  3. プレート本体は、突片を補強する補強用リブが、突片の根元部分であり且つ前後方向において係合爪と対向しない部位に一体に設けられ、
    第2の貫通溝の長手方向の寸法は、当該長手方向に沿った突片と補強用リブを含む部位の寸法よりも大きいことを特徴とする請求項2記載の配線器具用プレート。
  4. プレート本体は、一つの係合孔に共通に挿通される複数の突片が設けられ、これら複数の突片の先端部には、互いの突出方向が交差するようにそれぞれ係合爪が突設されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の配線器具用プレート。
  5. 埋込型の配線器具と、当該配線器具を保持する金属製の取付枠と、請求項1〜4の何れか1項に記載の配線器具用プレートとを備えたことを特徴とする配線装置。
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