JP2006180630A - 防雨入線カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】カバーを変形しにくくしてカバーの剛性を高めた防雨入線カバーを提供する。
【解決手段】防雨入線カバーは、ボディ本体10と固定片20とを連結して構成され、造営面に設けられた電線挿通用の通線孔に連通する入線部が設けられたボディ1と、下面及び後面が開口した略箱形であって、ボディ1の前面に取着されるカバー30とを備える。ボディ本体10には、ボディ本体10前面との間に隙間を開けて略対向し、カバー30を前面に沿ってスライドさせると、上記隙間内にカバー30の被係止片34が嵌め込まれることで、カバー30を取着する係止片13bを形成してある。またボディ本体10には上方に突出する係止凸部18が形成されており、カバー30の左右の側壁32には、カバー30をボディ本体10の前面に沿ってスライドさせると、係止凸部18と凹凸係止することで左右の側壁32を左右方向において位置決めする係止凹部36が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物の外壁に取り付けられて、例えばテレビのアンテナ線や電話線などの電線を屋外から屋内に入線するための防雨入線カバーに関するものである。
従来より、屋外側の造営面に取着されて、屋外と屋内との間にわたる電線を通線させるブッシングを配設した防雨入線カバーが提案されている(例えば特許文献1参照)。
また、このような防雨入線カバーとしては、図6および図7に示すような構造を有するものも従来より提案されている。尚、以下の説明では特に断りがないかぎり、図7(a)に示す向き(施工状態)において上下左右の方向を規定し、図7(a)の正面を前面とする。したがって、図7(b)の右端は後端となる。尚、図7(b)では後述の固定片20を省略して図示してある。
この防雨入線カバーは、造営面に設けられた通線孔と連通して屋外側の電線を屋内に引き込む入線部12aが略中央部に設けられるとともに、長手方向の一端側の外部と入線部12aを連通する連通部12bが形成され、屋外側の造営面に配設される略平板状に形成された合成樹脂製のボディ本体10、および、ボディ本体10の連通部12bを塞ぐように略矩形平板状に形成された合成樹脂製の固定片20からなるボディ1と、ボディ本体10及び固定片20の前面を覆う合成樹脂製のカバー30と、ボディ本体10の造営面と略対向する背面の周縁に沿ってボディ本体10と造営面の間に配置される合成樹脂製の防水パッキン40と、固定片20に固定されてカバー30の下側開口を閉塞し、屋外側の電線を内部に通線させるブッシング50とで構成される。
ボディ本体10は、長手方向の一端部(施工状態における下側部)から連通部12bと入線部12aとが形成された略平板状のベース部11を有し、このベース部11の前面周縁に沿って略コ字状の周壁13が前方に向かって突出している。またボディ本体10の長手方向他端側(施工状態における上側部)にある周壁13の外側面と、ボディ本体10の長手方向一端側にある左右両側の周壁13の外側面には、ベース部11の前面との間に隙間を開けて、ベース部11前面と略平行な方向に突出する略矩形平板状のカバー取付用の係止片13a,13b,13bが形成されている。またボディ本体10の長手方向一端側(連通部12b側)にある左右両側の周壁13の内側面には、ベース部11前面との間に隙間を開け、ベース部11前面と略平行な方向に突出する略矩形平板状の固定片取付用のリブ13c,13cが形成されている。またベース部11の背面には、周縁に沿って略垂直に背面側(造営面側)へ突出する防水パッキン取付用の取付壁14が設けられ、ベース部11の長手方向他端側(連通部12bが形成されていない側)には、固定ねじ挿通用のボス孔15が貫設されている。
固定片20は、ボディ本体10の連通部12bを塞ぐように略矩形平板状に形成され、固定ねじ挿通用のボス孔24が略中央に貫設された主部21と、主部21の一端側の前縁から前方に向かって突出するブッシング取付片22と、主部21の一端側の後縁から造営面側に突出する突出部23とを有している。主部21の左右両側縁からは、ベース部11前面とリブ13cとの間の係止溝16内に挿入される一対のガイド片25が側方に向かって突出し、各ガイド片25には係止溝16内に突出する係止突起16aと係止する係止凹部25aが形成されている。またブッシング取付片22には、前端縁の中央部をU字型に凹没することによって通線用の凹部22aが形成されており、この凹部22aの周縁に沿って複数個の突起22bが突設されている。
カバー30は、前面視の形状が略矩形状であって、断面形状が長手方向の一端側(下側)に行くほど前方への突出量が大きくなるように湾曲した主部31と、主部31の長手方向の一端部を除く周縁部から背面側に向かって突出する側壁32とで、後面および下面が開口した略箱状に形成されている。
カバー30の主部31および側壁32には、長手方向一端側の内側面に、ブッシング取付片22およびブッシング50の端面に当接するリブ33が突設されている。また、カバー30の左右の側壁32の内側面後端部には、それぞれ内側に向かって突出するカバー取付用の被係止片34が突設されており、カバー30をボディ本体10前面に沿ってスライドさせると、被係止片34がベース部11前面と係止片13bとの間の係止溝17内に嵌め込まれる。各被係止片34には、係止片13bの後面下側部に突設された係止突起17aが嵌合する被係止凹部35が形成されている。またカバー30の上側壁32の内側面後端部にも、ベース部11前面と係止片13aとの間の係止溝に挿入される被係止片(図示せず)が突設されている。
防水パッキン40は可撓性を有する合成樹脂から、ボディ本体10の入線部12aおよび連通部12bを除く周縁に沿うように形成されており、防水パッキン40の前面には、ボディ本体10の取付壁14が嵌め込まれる溝41が設けられている。また防水パッキン40の長手方向一端側(上側)の左右両側と、長手方向他端側の左右の側部には、ボディ本体10の背面に突設された位置決め突起(図示せず)がそれぞれ挿入される位置決め孔42が形成されている。この防水パッキン40は、ボディ本体10を造営面に施工した状態で通線孔の上側および左右両側の位置でボディ本体10と造営面との間に介装されており、造営面を流下する雨水などの水が通線孔を通して屋内側へ浸入するのを防止する。
またブッシング50は絶縁性および可撓性を有する無色透明な材料により形成され、電線が通線される略矩形状の通線部51と、通線部51の前端縁を除く周縁から外側に突出するU字状の枠部52とを備えている。通線部51は枠部52に比べて薄肉に形成されて撓みやすくなっており、さらに通線部51には左右方向の略中央に前後方向に沿って切り込み溝53aが形成されるとともに、左右方向に沿って延びる2条の切り込み溝53bが前後方向に並べて形成されている。また枠部52には、ブッシング取付片22の複数の突起22bがそれぞれ挿通される複数の挿通孔54が、枠部52を厚み方向に貫通して形成されている。而して、このブッシング50を固定片20に取り付けるに当たっては、ブッシング50を突起22bが突設された側からブッシング取付片22に近づけて、ブッシング50の挿通孔54に突起22bを挿通し、挿通孔54から突出する突起22bの先端を潰すことで、ブッシング50が固定片20に固定されるのである。
以上説明したような防雨入線カバーを造営面に取り付ける際には、先ずボディ本体10の位置決め突起を位置決め孔42に挿通させるとともに、取付壁14を溝41に嵌め込むことによってボディ本体10に防水パッキン40を取り付ける。次に造営面に設けた通線孔から屋外側に引き出され下方に垂らされた電線が、ボディ本体10の連通部12bを通して入線部12aに導入されるように、ボディ本体10を造営面に沿って動かすとともに、入線部12aが通線孔と連通するようにボディ本体10を配置した後、ブッシング50が取着された固定片20をボディ本体10に取り付けて連通部12bを閉塞する。
ここで、固定片20をボディ本体10に取り付けるに当たっては、固定片20の左右両側に設けたガイド片25を、ボディ本体10の係止溝16内に下側から嵌め込んで、ガイド片25の係止凹部25aを係止溝16の係止突起16aに係止させることで、固定片20がボディ本体10に取り付けられ、連通部12bが固定片20によって塞がれるのである。この状態でボディ本体10および固定片20に形成されたボス孔15,24に木ねじよりなる固定ねじを挿通し、造営面に螺着することでボディ本体10および固定片20を造営面に固定する。このとき固定片20の突出部23は、造営面に当接して防水パッキン40とともに、ボディ本体10及び固定片20の外周縁を囲んで外部からのボディ本体10背面側への水滴の浸入を防止している。
そして、電線をブッシング50の通線部51に通線させた後に、ボディ本体10の前面側にカバー30を取り付ける。カバー30をボディ本体10に取り付ける際には、カバー30の背部の開口をボディ本体10側に向けた状態で、カバー30をボディ本体10の前面に沿って上側から下側へスライドさせると、カバー30の被係止片34が、ボディ本体10前面と係止片13a,13bとの間の係止溝内に嵌め込まれて、カバー30がボディ本体10に取り付けられるのである。ここで、カバー30の上側壁32が上側の周壁13に当接する位置までカバー30をスライドさせると、係止片13bの係止突起17aが被係止片34の被係止凹部35と嵌合して、カバー30の抜け止めが行われる。
一方、カバー30をボディ本体10から取り外す際には、カバー30をボディ本体10の前面に沿って上側へスライドさせると、係止片13bの係止突起17aと被係止片34の被係止凹部35との係止状態が外れるので、カバー30をボディ本体10から容易に取り外すことができる。
特許第3422275号公報(段落番号[0012]−[0027]、及び、第1図)
上記構成の防雨入線カバーでは、カバー30の左右の側壁32が左右方向の外側へ拡開するのを規制する手段を備えていないため、ブッシング50の通線部51に通線された電線が左右方向に引っ張られた場合や、カバー30の前面側から主部31を背面側へ押圧するような外力が加えられた場合に、左右の側壁32を左右方向の外側へ拡開させるような外力が加わって、左右の側壁32が外側に開いたり、変形してしまう可能性があった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、カバーを変形しにくくしてカバーの剛性を高めた防雨入線カバーを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、造営面に設けられた電線挿通用の通線孔に連通して電線を通す入線部を有し、通線孔と入線部とを連通させた状態で造営面に固定されるボディと、ボディにおける造営面と対向する背面の周縁に沿ってボディと造営面との間に介装される防水パッキンと、施工時に下側となる面および後面が開口した略箱形であって、ボディの前面に取着されるカバーとを備え、カバーの左右の側壁の内側面後端部にそれぞれ内側に突出するカバー取付用の被係止片を形成するとともに、それぞれボディ前面に隙間を開けて略対向し、カバーをボディ前面に沿ってスライドさせると各被係止片がボディ前面との間に嵌め込まれる係止片をボディに形成し、カバーの各側壁又はボディの内の一方に、カバーのスライド方向および左右方向とそれぞれ略直交する方向に突出する係止凸部を形成するとともに、カバーの各側壁又はボディの内の他方に、カバーをボディ前面に沿ってスライドさせると、係止凸部と凹凸係止することでカバーの各側壁を左右方向において位置決めする位置決め用の係止凹部を形成したことを特徴とする。
この発明によれば、係止凸部と係止凹部とが凹凸係止することによってカバーの左右の側壁を左右方向において位置決めしているので、カバーに対して両側壁が左右方向の外側へ開くような外力が加わったとしても、係止凸部と係止凹部との凹凸係止によって両側壁が外側へ開くのを抑制でき、カバーの剛性を高めることができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、係止凸部に、カバー取付時のスライド方向における手前側の端部から反対側の端部に近付くにつれて、突出量が徐々に大きくなる第1傾斜面と、左右方向の幅寸法が徐々に大きくなる第2傾斜面とを設けたことを特徴とする。
この発明によれば、カバーの左右の側壁が外側に開いていたり、撓んでいたとしても、カバー取付時にカバーをボディ前面に沿ってスライドさせると、係止凸部に設けた第1傾斜面および第2傾斜面が係止凹部の端面に当接することによって係止凸部が2つの方向においてガイドされるから、係止凸部を係止凹部と正規の位置で凹凸係止させることができ、カバーの左右の側壁が外側に開いた状態や撓んだ状態でボディに取り付けられるのを防止できるという効果がある。
本発明によれば、係止凸部と係止凹部とが凹凸係止することによってカバーの左右の側壁を左右方向において位置決めしているので、カバーに対して両側壁が左右方向の外側へ開くような外力が加わったとしても、係止凸部と係止凹部との凹凸係止によって両側壁が外側へ開くのを抑制でき、カバーの剛性を高めることができる。
以下に本発明の実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。なお、防雨入線カバーの基本的な構造は、上述した図6および図7の防雨入線カバーと同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付してその説明は省略し、本発明の特徴部分に関わる構成のみを以下に説明する。
この防雨入線カバーは、図2に示すように造営面に設けられた電線挿通用の通線孔に連通して電線を通す入線部12aが略中央に設けられるとともに、長手方向の一端側に外部と入線部12aを連通する連通部12bが設けられ、連通孔と入線部12aとを連通させた状態で造営面に固定される合成樹脂製のボディ本体10、および、ボディ本体10の連通部12bを塞ぐようにしてボディ本体10に取着される合成樹脂製の固定片20からなるボディ1と、施工時に下側となる面および後面が開口した略箱形であって、ボディ1(ボディ本体10及び固定片20)の前面に取着される合成樹脂製のカバー30と、ボディ本体10における造営面と対向する背面の周縁に沿ってボディ本体10と造営面の間に介装される合成樹脂製の防水パッキン40と、固定片20に固定されてカバー30の下側開口を閉塞し、屋外側の電線を内部に通線させるブッシング50とを主要な構成として備える。
ボディ本体10は、図6に示す従来の防雨入線カバーと同様に、長手方向の一端部(施工状態における下側部)から連通部12bと入線部12aとが形成された略平板状のベース部11を有し、このベース部11の前面周縁に沿って略コ字状の周壁13が前方に向かって突出している。またボディ本体10の長手方向他端側(施工状態における上側部)にある周壁13の外側面と、ボディ本体10の長手方向一端側にある左右両側の周壁13の外側面には、ベース部11の前面との間に隙間を開けて、ベース部11前面と略平行な方向に突出する略矩形平板状のカバー取付用の係止片13a,13b,13bが形成されている。
一方、カバー30は、前面視の形状が略矩形状であって、断面形状が長手方向の一端側(下側)に行くほど前方への突出量が大きくなるように湾曲した主部31と、主部31の長手方向の一端部を除く周縁部から背面側に向かって突出する側壁32とで、後面および下面が開口した略箱状に形成されている。カバー30の主部31および側壁32には、長手方向一端側の内側面に、ブッシング取付片22およびブッシング50の端面に当接するリブ33が突設されている。また、カバー30の左右の側壁32の内側面後端部には、それぞれ内側に向かって突出するカバー取付用の被係止片34が突設されており、カバー30をボディ本体10前面に沿ってスライドさせると、被係止片34がベース部11前面と係止片13bとの間の係止溝17内に嵌め込まれる。各被係止片34には、係止片13bの後面下側部に突設された係止突起17aが嵌合する被係止凹部35が形成されている。またカバー30の上側壁32の内側面後端部にも、ベース部11前面と係止片13aとの間の係止溝に挿入される被係止片(図示せず)が突設されている。
さらに本実施形態では、図1及び図2に示すようにボディ本体10の長手方向一端側にある左右両側の周壁13に、カバー30のスライド方向および左右方向とそれぞれ略直交する方向(前方)に突出する係止凸部18を突設するとともに、カバー30の左右両側壁32に設けたリブ33の後縁に、カバー30をボディ本体10前面に沿ってスライドさせると、係止凸部18と凹凸係止することでカバー30の左右の側壁32を左右方向において位置決めする位置決め用の係止凹部36を形成してある。
ここで、カバー30をボディ本体10に取り付けるに当たっては、カバー30の背部の開口をボディ本体10側に向けた状態で、カバー30をボディ本体10の前面に沿って上側から下側へスライドさせると、カバー30の被係止片34が、ボディ本体10前面と係止片13a,13bとの間の係止溝内に嵌め込まれて、カバー30がボディ本体10に取り付けられるのである。そして、カバー30の上側壁32が上側の周壁13に当接する位置までカバー30をスライドさせると、係止片13bの係止突起17aが被係止片34の被係止凹部35と嵌合して、カバー30の抜け止めが図られる。一方、カバー30をボディ本体10から取り外す際には、カバー30をボディ本体10の前面に沿って上側へスライドさせると、係止片13bの係止突起17aと被係止片34の被係止凹部35との係止状態が外れるので、カバー30をボディ本体10から容易に取り外すことができる。
ここで、カバー30の取付完了状態においては、カバー30の係止凹部36とボディ本体10の係止凸部18とが凹凸係止するので、カバー30の左右の側壁32が左右方向において位置決めされる。したがって、図3(a)に示すように、ブッシング50の通線部51に通線された電線100に対して左右方向の張力Bが加えられたために、左側の側壁32を外側へ拡開させるような力が加わったり、図3(b)に示すように前面側から主部31を背面側へ押圧するような外力Cが加えられたために、左右の側壁32を外側へ拡開させるような外力が加わったとしても、係止凹部36と係止凸部18とが凹凸係止することによって、左右の側壁32が左右方向において位置決めされているから、左右の側壁が外側に開きにくくなり、カバー30の剛性を高めることができる。
なお本実施形態において、図4(a)(b)に示すように、係止凸部18に、カバー取付時のスライド方向における手前側(上側)の端部から反対側(下側)の端部に近付くにつれて、前方への突出量が徐々に大きくなる第1傾斜面18aと、左右方向の幅寸法が徐々に大きくなる第2傾斜面18bとを形成するのも好ましい。この場合、カバー30の左右の側壁32が外側に開いていたり、撓んでいたとしても、カバー30をボディ本体10の前面に沿って上側から下側へスライドさせると、係止凸部18に設けた第1傾斜面18aおよび第2傾斜面18bが係止凹部36の端面と当接することによって係止凸部18が2つの方向(前後方向および左右方向)においてガイドされ、係止凸部18が係止凹部36と正規の位置で凹凸係止させることができ、したがって、カバー30の左右の側壁32が外側に開いた状態や撓んだ状態でボディ本体10に取り付けられるのを防止することできる。ここで、係止凸部18に2つの傾斜面18a,18bを形成しているので、両傾斜面18a,18bが係止凹部36の端面と当接することで、傾斜面18aを前後方向および左右方向の2つの方向においてそれぞれガイドすることが可能であるが、何れか一方の傾斜面のみを形成しても良い。
また本実施形態では、リブ33の後端縁の側壁32寄りの部位に係止凹部36を形成しているが、図5に示すようにリブ33の後端縁の略中央に形成しても良い。但し、リブ33が薄肉のため、本実施形態のように側壁32寄りの部位に係止凹部36を形成した方がリブ33の強度が高くなるという利点がある。
また本実施形態では、ボディ本体10に、カバー30のスライド方向および左右方向とそれぞれ略直交する方向に突出する係止凸部18を形成するとともに、カバー30の左右の側壁32に、カバー30をボディ本体10の前面に沿ってスライドさせた際に係止凸部18と凹凸係止する係止凹部36を形成しているが、カバー30の左右の側壁32に係止凸部を設けるとともに、ボディ本体10にカバー30を取り付けた際にカバー30の係止凸部と凹凸係止する係止凹部をボディ本体10に設けるようにしても良いことは言うまでもない。
本実施形態の防雨入線カバーを示し、(a)は図3(b)のA部拡大図、(b)は要部側面図である。 同上の外観斜視図である。 (a)(b)は同上の使用状態の説明図である。 同上に用いるボディを示し、(a)は一部拡大せる正面図、(b)は一部拡大せる側面図、(c)は一部拡大せる下面図である。 同上の他の構成を示す要部拡大図である。 従来の防雨入線カバーの分解斜視図である。 従来の防雨入線カバーを示し、(a)はカバーの取付途中の正面図、(b)はカバーの取付途中の側面図、(c)は下面図である。
符号の説明
1 ボディ
10 ボディ本体
13b 係止片
18 係止凸部
20 固定片
30 カバー
32 側壁
34 被係止片
36 係止凹部

Claims (2)

  1. 造営面に設けられた電線挿通用の通線孔に連通して電線を通す入線部を有し、前記通線孔と前記入線部とを連通させた状態で造営面に固定されるボディと、
    ボディにおける造営面と対向する背面の周縁に沿ってボディと造営面との間に介装される防水パッキンと、
    施工時に下側となる面および後面が開口した略箱形であって、ボディの前面に取着されるカバーとを備え、
    カバーの左右の側壁の内側面後端部にそれぞれ内側に突出するカバー取付用の被係止片を形成するとともに、それぞれボディ前面に隙間を開けて略対向し、カバーをボディ前面に沿ってスライドさせると各被係止片がボディ前面との間に嵌め込まれる係止片をボディに形成し、
    カバーの各側壁又はボディの内の一方に、カバーのスライド方向および左右方向とそれぞれ略直交する方向に突出する係止凸部を形成するとともに、カバーの各側壁又はボディの内の他方に、カバーをボディ前面に沿ってスライドさせると、係止凸部と凹凸係止することでカバーの各側壁を左右方向において位置決めする位置決め用の係止凹部を形成したことを特徴とする防雨入線カバー。
  2. 係止凸部に、カバー取付時のスライド方向における手前側の端部から反対側の端部に近付くにつれて、突出量が徐々に大きくなる第1傾斜面と、左右方向の幅寸法が徐々に大きくなる第2傾斜面とを設けたことを特徴とする請求項1記載の防雨入線カバー。
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