JP4720681B2 - スライド式着脱カバーを備えた機器 - Google Patents

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本発明は、スライド式着脱カバーを備えた機器に関するものである。
従来から、図12のように機器1を被取付部材2に対して取り付けるための取付具10の操作部10aは、機器1の前面側から操作できるように機器1の前面に露出されることとなる。しかしながら操作部10aが前面に露出すると機器1の外観が崩れることとなるから、良好な機器1の外観を確保するには、操作部10aを覆って前面外観に露出させないようにするカバー体が必要とされる。
ここで、機器1に装着するカバー体は操作部10aが機器1を被取付部材2から取り外す場合など適宜使用されるため、操作部10aの使用時には取り外しが必要となる。機器1への取り外しも容易なカバー体としてはたとえば図13のようなスライド式のカバーが挙げられる(たとえば特許文献1参照)。しかしながら、機器1はしばしば図12のように被取付部材2に埋設されるように取り付けられることもあるから、この場合には図13のようなスライド代Aが機器1の外部にある着脱カバー体6はそのままでは適用することはできない。つまり、被取付部材2に埋設する場合にも適用できるように、着脱カバー体6のスライド代Aは機器1内に設けるのが好ましい。
しかしながら、スライド代が機器内に設けられる場合には、スライド代の分だけカバー体で覆われない部分ができることとなり、スライド代の部分が隙間状の外観を呈することとなって機器の外観を崩す恐れがある。しかも、スライドさせた後に取外し可能にしたカバー体にあって、その着脱操作性を考えた場合、スライド代はすなわちスライドさせた後のカバー体の指の引っ掛け代となるから、機器の外観に目立たないようスライド代の幅を狭くすることは指の引っ掛け代を狭くすることにほかならないのであり、カバー体の着脱操作性を低下させてしまうのであった。
特開2004−103307号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて為したものであって、スライド代を機器内に設けるようにしても良好な着脱操作性と良好な外観とを同時に確保できるスライド式着脱カバーを備えた機器を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明の請求項1に係るスライド式着脱カバーを備えた機器は、機器1の前面部にスリット3aと桟3bとが交互に並んだ前面カバー梯子形状部3を有する前面カバー4を設け、この前面カバー4を前面カバー本体5と着脱カバー体6とで構成し、前面カバー本体5の前面カバー梯子形状部3に対応する区域を、スリット7aと桟7bとが交互に並んだ本体側梯子形状部7と、着脱カバー体6をスライド自在に配置するための着脱カバー配置用空所8とに区分けし、この着脱カバー配置用空所8の奥方に機器1を被取付部材2に対して取り付けるための取付具10の操作部10aを露出させ、この着脱カバー配置用空所8内に、少なくとも前面側がスリット9aと桟9bとが交互に並んだ着脱カバー側梯子形状部9となった着脱カバー体6を上記桟9bと直交する方向にスライド自在に配置し、この着脱カバー体6を着脱カバー配置用空所8内に配置して着脱カバー体6の一部で上記操作部10aを覆った被覆位置に位置させた状態で、スライド方向における着脱カバー体6の両側に着脱カバー配置用空所8内の両端部をそれぞれ構成する隙間sを形成させると共に、本体側梯子形状部7と着脱カバー側梯子形状部9と上記隙間sとで上記前面カバー梯子形状部3を構成し、着脱カバー体6を着脱カバー配置用空所8内の上記被覆位置に位置させた状態では取り外せず着脱カバー配置用空所8の上記一方の隙間sを埋めるようにスライドさせた状態で取り外せるようにした着脱カバー保持手段11を設けて成ることを特徴とする。
これによると、着脱カバー保持手段11によって前面カバー本体5の着脱カバー配置用空所8内の被覆位置に着脱カバー体6が取り付けられた際には、着脱カバー体6のスライド代Aなどになる隙間sがスライド方向における着脱カバー体6の両側の着脱カバー配置用空所8内の両端部にそれぞれ形成されるが、この隙間sは、それぞれスリット7a(9a)と桟7b(9b)とがスライド方向に交互に並設されて成る前面カバー本体5の本体側梯子形状部7や着脱カバー体6の着脱カバー側梯子形状部9のスリット7a(9a)と近似し、本体側梯子形状部7と着脱カバー側梯子形状部9との間に連続性を備えるようにできるから、本体側梯子形状部7と着脱カバー側梯子形状部9と上記隙間sとでスリット3aと桟3bとがスライド方向に交互に並設されて成る前面カバー梯子形状部3を構成できるのであり、機器1の前面外観を意匠的に連続性のある外観にできるのであって、機器1に良好な外観を確保することができる。また、着脱カバー体6が被覆位置にある際には着脱カバー体6のスライド方向における両側の着脱カバー配置用空所8内の両端部にはそれぞれ隙間sが設けられ、一方の隙間sはスライド代Aとして機能するのであるが、着脱カバー体6をスライドさせる際には、着脱カバー体6の着脱カバー側梯子形状部9の桟9bに指を引っ掛け易くて、着脱カバー体6を操作性良くスライドさせ得るのであり、また、スライドさせた着脱カバー体6は着脱カバー保持手段11により取外し自在な状態となるが、このスライドさせた着脱カバー体6のスライド方向と反対側には上記各隙間s,sの隙間幅を加算した大きな隙間Sとなる指引っ掛け代Bが形成されるから、この大きな隙間Sである指引っ掛け代Bに指を挿入して着脱カバー体6を前方に引き出すことが容易に行えるのであり、つまり着脱カバー体6の良好な着脱操作性を確保できるのである。
また、請求項2に係るスライド式着脱カバーを備えた機器は、請求項1において、被覆位置にある着脱カバー体6の前面レベルと前面カバー本体5の前面レベルとを面一状にしたことを特徴とする。これによると、着脱カバー体6を取り付けた状態の機器1の前面の外観をすっきりとしたものにできて、機器1の外観を更に高めることができる。
本発明は、スライド代を埋設スピーカー内に設けるようにしても、着脱カバー体の良好な着脱操作性と埋設スピーカーの良好な外観とを同時に確保できる、といった従来為し得なかった利点を有する。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
本例の機器1は図9のように便器20に埋設される埋設スピーカー1aを例示する。この埋設スピーカー1aは図1のようにスピーカー12を内装した本体ブロック13の前面に前面カバー4を裏面側から取付ねじ(図示せず)によって一体に取り付けることで構成されている。前面カバー4には、スピーカー12を保護すると共にスピーカー12からでる音を外部に放出させるために、前後に貫通する左右に長いスリット3aと桟3bとを上下に交互に並べて成る前面カバー梯子形状部3が形成されており、この前面カバー4の周縁部は本体ブロック13よりも外方に突出していてフランジ片15を構成している。便器20は上方に開口せるボウル部21の周囲を設置面から立設した円弧板状のスカート板材22で覆設して形成されている。埋設スピーカー1aは、被取付部材2となるスカート板材22とボウル部21との間の中空空間であるデッドスペースにスカート板材22に穿設した取付用開口2aから本体ブロック13を挿入して配置すると共に、前面カバー4をスカート板材22の前面に沿わせて配置し、スカート板材22の取付用開口縁をフランジ片15と後述する挟持片16とで前後に挟持することで、便器20に埋設される。
ここで、挟持片16は、埋設スピーカー1aに回転自在に備えられたネジ部材である取付具10に取り付けられており、埋設スピーカー1aの前面に露出した取付具10の頭部が構成する操作部10aを埋設スピーカー1aの前方からドライバーなどを使って回転させることで、図10(a)の矢印のように前後に移動等、取付具10に連動する。詳しくは、取付具10の操作部10aを締め付け方向に回転させることで、図10(b)のように埋設スピーカー1aから側方に突出した姿勢を維持して上記のようにフランジ片15と共にスカート板材22の取付用開口縁を挟持して便器20に埋設スピーカー1aを埋設可能にすると共に、該操作部10aを埋設スピーカー1aの前方からドライバーなどを使って緩ませ方向に回転させることで、図10(c)のように埋設スピーカー1aの側部に凹設された挟持片収納部17に収納した姿勢を維持させて支障なく取付用開口2aから本体ブロック13を抜かせて便器20から埋設スピーカー1aを取外し可能にしている。なお、図の18は取付具10への挟持片16の螺合強さを高めて適宜取付具10に挟持片16を供回りさせるために取付具10に巻装されたコイルバネである。
上記のように取付具10は前方から操作できるようにその操作部10aが埋設スピーカー1aの前面(すなわち前面カバー4の前面)に露出しているのであるが、そのままだと上記操作部10aが埋設スピーカー1aの外観を低下させるので、前面カバー4は、図3のように、主体を構成する前面カバー本体5に対して操作部10aの前方を覆う着脱カバー体6が着脱自在に取り付けられて形成されている。この着脱カバー体6は、本体ブロック13の前面に位置する前面カバー本体5の上下左右の中央部分に凹設した着脱カバー配置用空所8内に配置され、着脱カバー配置用空所8内に露出する操作部10aを覆わせるものであって、着脱カバー配置用空所8内で上下にスライドすることで着脱が為されるスライド式着脱カバーである。
詳しくは、図4のように、前面カバー本体5における本体ブロック13の前方領域のうち着脱カバー配置用空所8内以外の部分には、前後に貫通するスリット7aと桟7bとが交互に並んだ本体側梯子形状部7が形成されている。この本体側梯子形状部7は、後述の着脱カバー側梯子形状部9と一緒に上記前面カバー梯子形状部3を構成することとなり、スリット7aと桟7bとは等間隔で並設されている。前方に開口する凹所状の着脱カバー配置用空所8には、本体側梯子形状部7と意匠の連続性を有するような前後に貫通するスリット23aと桟23bとが交互に等間隔に並べて成る空所内梯子形状部23が形成されており、その左右端部の部分では垂直面板状の底板部24が形成されて取付具10の操作部10aが左右に位置すると共に、上下に長いスリット状の係止長孔25や、段スリット状の浮き止めリブ係止部26が、左右に一対ずつ形成されている。詳しくは、着脱カバー配置用空所8の上下端部には空所内梯子形状部23のスリット23aがそれぞれ位置しており、着脱カバー配置用空所8の上下隣接部分には本体側梯子形状部7の桟7bがそれぞれ位置しており、空所内梯子形状部23と本体側梯子形状部7との間では、上下に交互に並設されるスリット23aと桟7bとが連続的に繋がり、梯子形状といった意匠の連続性が保たれている。
また、着脱カバー体6は、図2のように、矩形状の前面板30を有し、前面板30の裏面には裏方に突出した下向きL字片状のスライド突片31が左右に一対形成されると共に、前面板30の裏面の上端部に側外方に突出する浮き止めリブ32が形成されている。また、この前面板30には本体側梯子形状部7と意匠の連続性を有するようなスリット9aと桟9bとを上下に交互に並べて成る着脱カバー側梯子形状部9が形成されている。着脱カバー体6の上下端部にはそれぞれ着脱カバー側梯子形状部9の桟9bが形成されており、各スリット9aは左右中央部分に前後に貫通する貫通スリット部9a1を形成すると共に、左右端部分に溝状の擬似スリット部9a2を形成して構成されており、擬似スリット部9a2の溝底部分が着脱カバー配置用空所8内に露出する操作部10aを覆う操作部覆い部33を構成している。詳しくは、矩形状の前面板30の上下寸法は、着脱カバー配置用空所8内の上下寸法に比べてスリット23bの幅の約2個分短くされ、前面板30の前後厚みは着脱カバー配置用空所8の凹み深さと略同長さにされるといった寸法関係に形成されている。
この着脱カバー体6は、着脱カバー保持手段11によって、上下にスライドさせることで着脱自在に着脱カバー配置用空所8に取り付けられる。着脱カバー体6を着脱カバー配置用空所8に前方から近接させて係止長孔25に前方から挿入されたスライド突片31は、着脱カバー体6を下方にスライドさせることでスライド突片31の下端部分が着脱カバー配置用空所8の底板部24の裏面側に入り込んで係止されることで、着脱カバー体6が着脱カバー配置用空所8に取り付けられる。また、このとき浮き止めリブ32も、図8のように、浮き止めリブ係止部26に挿入されて裏方から引っ掛け係止され、着脱カバー体6の着脱カバー配置用空所8からの前方への抜けが防止される。すなわち本例では着脱カバー保持手段11は、係合するスライド突片31や係止長孔25、浮き止めリブ32や浮き止めリブ係止部26で構成されている、詳しくは、スライド突片31や係止長孔25は着脱カバー体6や着脱カバー配置用空所8の比較的下部部分に設けられている一方、浮き止めリブ32や浮き止めリブ係止部26は着脱カバー体6や着脱カバー配置用空所8の上端部に設けられており、良好なバランスの取付強度のもと、着脱カバー体6が着脱カバー配置用空所8に取り付けられる。
着脱カバー体6が着脱カバー配置用空所8に取り付けられた状態では、図3のように、着脱カバー体6の操作部覆い部33が着脱カバー配置用空所8に露出する操作部10aを覆うようになる。この着脱カバー体6を着脱カバー配置用空所8内に配置して操作部覆い部33で上記操作部10aを覆った被覆位置に位置させた状態では、着脱カバー体6の着脱カバー側梯子形状部9のスリット9aや桟9bが着脱カバー配置用空所8の空所内梯子形状部23のスリット23aや桟23bにそれぞれ対応して重合する。またこのときには、着脱カバー体6の前面レベル(着脱カバー側梯子形状部9の桟の前面)は前面カバー本体5の前面レベル(本体側梯子形状部7の桟の前面)と略面一になっている。このように着脱カバー体6が着脱カバー配置用空所8の被覆位置に取り付けられた状態の埋設スピーカー1aの前面カバー4を前方から見たときには、前方に露出する本体側梯子形状部7と着脱カバー側梯子形状部9との間で上下に交互に並設されるスリット3aと桟3bとが連続的に繋がっているような意匠の連続性の保たれた前面カバー梯子形状部3が現出されるのであり、埋設スピーカー1aの良好な外観が確保されている。詳しくは、上記被覆位置にある着脱カバー体6はその上下端部を残すように着脱カバー配置用空所8内に位置しており、つまりスライド方向における着脱カバー体6の両側には着脱カバー配置用空所8内の両端部(上下端部)がそれぞれ構成する隙間sを形成されており、これら隙間sからは空所内梯子形状部23の上下端にあるスリット23aがそれぞれ露出するのであるが、上述のように空所内梯子形状部23と本体側梯子形状部7との間では上下に交互に並設されるスリット23aと桟7bとが連続的に繋がって意匠の連続性が保たれているので、良好な外観の前面カバー梯子形状部3が現出されるのである。
着脱カバー体6は、上記着脱カバー保持手段11により、上記被覆位置に位置させた状態では取り外せず着脱カバー配置用空所8の上記隙間の一方を埋めるようにスライドさせた状態で取り外せるようになっている。つまり、着脱カバー体6は、被覆位置では着脱カバー保持手段11を構成するスライド突片31や浮き止めリブ係止部26がそれぞれ着脱カバー配置用空所8の底板部24に裏方からの係合することで前方への抜けが防止されて取り外せないようになっているが、着脱カバー体6を被覆位置から上方にスライドさせたときには上記係合がそれぞれ解除されて、着脱カバー体6を前方に引き出して着脱カバー配置用空所8から前方に取り外すことができる。すなわち、上記の着脱カバー配置用空所8における被覆位置にある着脱カバー体6の上側の隙間sが着脱カバー体6のスライド代Aとなっている。
詳しくは、着脱カバー体6の取外しは、まず図5のように指を着脱カバー体6に前方から当てて着脱カバー体6を上方にスライドさせる。なお図中Dは作業者の指である。着脱カバー体6の上方へのスライドは、図6のように、上記スライド代Aを埋めるように、着脱カバー体6の上端が着脱カバー配置用空所8の上端面(隣接する本体側梯子形状部7の桟の下面)に当たるまで行わせるのであり、着脱カバー保持手段11による着脱カバー体6の着脱カバー配置用空所8への係合を解除させる。ここで、着脱カバー体6をスライドさせる際には、上下にかかわらず着脱カバー側梯子形状部9の桟9bに指を掛けることができ、その操作性は良好である。このとき着脱カバー配置用空所8内の着脱カバー体6の下側部分には、被覆位置に位置した着脱カバー体6の下側にあった隙間sに上記スライド代Aとなる上側にあった隙間sを加えた幅分の指引っ掛け代Bとなる大きな隙間Sができるのであり、図7のように、この大きな隙間Sである指引っ掛け代Bに前斜め下側から指を挿入して着脱カバー体6に指を当てて、着脱カバー体6の上端と着脱カバー配置用空所8の上端面(隣接する本体側梯子形状部7の桟の下面)との当接点を回動中心するように着脱カバー体6を前方に引き出すように回動させて、着脱カバー体6を着脱カバー配置用空所8から取り外すのである(無論、図のように指で着脱カバー体6を摘んで前方に引き出すことも可能である)。このように着脱カバー体6を前方に引き出すのに使用する指引っ掛け代Bは、被覆位置に位置した着脱カバー体6の上下に隙間幅分の大きな隙間Sにできるから、着脱カバー体6に容易に指を引っ掛けることができて、その操作性は良好である。上記のように着脱カバー体6の取外しは、良好な操作でスライドできると共に前方に引き出し得るので、全体としてその操作性は良好である。
上記のように本例のスライド式着脱カバーを備えた埋設スピーカー1aは、スライド代Aを埋設スピーカー1a内に設けるようにしても着脱カバー体6の良好な着脱操作性と埋設スピーカー1aの良好な外観とを同時に確保できる、といった従来為し得なかった利点を有しているのである。
なお、上記実施形態では、図10(b)で埋設スピーカー1aはフランジ片15をスカート板材22の前側に沿わせるようにして便器20に取り付けさせたものを例示したが、図12のように取付用開口縁に形成した前段部2bにフランジ片15を位置させて埋設スピーカー1aをその前面がスカート板材22の前面に面一状になるように取り付け、表面が面一にされた埋設スピーカー1aの良好な外観も相俟ってすっきりした取付外観を現出させることも好ましい。また、着脱カバー体6のスライド代Aを実施形態のスライド代Aよりも微かに長く形成したり、空所内梯子形状部23の桟の前端角部にR状の逃げを形成したりなどして、図11のようにスライド代Aを埋めるようにカバー体を上方にスライドさせたときに、着脱カバー体6の下端を空所内梯子形状部23のスリット23aの前方領域に位置させて着脱カバー体6の下側と空所内梯子形状部23のスリット23aとが連通するような爪引掛用隙間Cを形成させるようにすることも好ましい。これによると着脱カバー体6を指引っ掛け代Bに挿入した指の爪を爪引掛用隙間Cに挿入し、この爪で着脱カバー体6をその裏方から引っ掛けることができ、より簡単に前方に引き出すようにできるから、着脱カバー体6の着脱操作性を更に高めることができるのである。
本発明の実施の形態の例の埋設スピーカーであり、(a)は斜視図であり、(b)は分解斜視図である。 同上の着脱カバー体であり、(a)は前面側から見た斜視図であり、(b)は裏面側から見た斜視図である。 (a)は同上の埋設スピーカーの正面図であり、(b)は(a)のA−A線断面図である。 同上の前面カバー本体の要部の斜視図である。 同上の被覆位置にある着脱カバー体を上方にスライドさせる直前の状態の縦断面図である。 同上の着脱カバー体を上方にスライドさせた状態の縦断面図である。 同上の着脱カバー体を前方に引き出して前面カバー本体から取り外した状態の縦断面図である。 (a)は被覆位置に着脱カバー体が位置した状態(図5の状態)の前面カバーの要部の拡大斜視図であり、(b)は被覆位置から上方に着脱カバー体をスライドさせた状態(図6の状態)の前面カバーの要部の拡大斜視図である。 同上の埋設スピーカーを便器に埋設させた状態の斜視図である。 (a)は同上の埋設スピーカーの取付具の操作による挟持片の動作を示す斜視図であり、(b)は挟持片がフランジ片と共に取付部材の取付用開口縁を挟持した状態の水平断面図であり、(c)は挟持片が挟持片収納部内に収納された状態の水平断面図である。 本発明の実施の形態の他例における着脱カバー体を上方にスライドさせた状態の縦断面図である。 従来技術の例の断面図である。 従来技術の他例の斜視図である。
符号の説明
1 機器
1a 埋設スピーカー
3 前面カバー梯子形状部
3a スリット
3b 桟
4 前面カバー
5 前面カバー本体
6 着脱カバー体
7 本体側梯子形状部
7a スリット
7b 桟
8 着脱カバー配置用空所
9 着脱カバー側梯子形状部
9a スリット
9b 桟
10 取付具
10a 操作部
s 隙間

Claims (2)

  1. 機器の前面部にスリットと桟とが交互に並んだ前面カバー梯子形状部を有する前面カバーを設け、この前面カバーを前面カバー本体と着脱カバー体とで構成し、前面カバー本体の前面カバー梯子形状部に対応する区域を、スリットと桟とが交互に並んだ本体側梯子形状部と、着脱カバー体をスライド自在に配置するための着脱カバー配置用空所とに区分けし、この着脱カバー配置用空所の奥方に機器を被取付部材に対して取り付けるための取付具の操作部を露出させ、この着脱カバー配置用空所内に、少なくとも前面側がスリットと桟とが交互に並んだ着脱カバー側梯子形状部となった着脱カバー体を上記桟と直交する方向にスライド自在に配置し、この着脱カバー体を着脱カバー配置用空所内に配置して着脱カバー体の一部で上記操作部を覆った被覆位置に位置させた状態で、スライド方向における着脱カバー体の両側に着脱カバー配置用空所内の両端部をそれぞれ構成する隙間を形成させると共に、本体側梯子形状部と着脱カバー側梯子形状部と上記隙間とで上記前面カバー梯子形状部を構成し、着脱カバー体を着脱カバー配置用空所内の上記被覆位置に位置させた状態では取り外せず着脱カバー配置用空所の上記隙間の一方を埋めるようにスライドさせた状態で取り外せるようにした着脱カバー保持手段を設けて成るスライド式着脱カバーを備えた機器。
  2. 被覆位置にある着脱カバー体の前面レベルと前面カバー本体の前面レベルとを面一状にしたことを特徴とする請求項1に記載のスライド式着脱カバーを備えた機器。
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