JP5784559B2 - カーテンレールブラケット - Google Patents

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Description

本発明は、カーテンレールブラケットに関するものである。
スチールラック等の前面部分にカーテンを吊す場合に、カーテンレール取付位置(ラックの前側面部)にカーテンレールを保持させるうえで好適に使用できるようにしたカーテンレールブラケットが提案されている(特許文献1等参照)。
このカーテンレールブラケットは、磁石を内蔵する取付ベースを有し、この取付ベースの前面側にレール吊り下げ部を突出させたもので、レール吊り下げ部の下面にカーテンレールを当接させ、カーテンレールのレール内部から上方(レール吊り下げ部)へ向けてネジ固定する構造となっている。
実用新案登録第3173191号公報
前記した従来のカーテンレールブラケット(特許文献1)では、カーテンレールをカーテンレール取付位置に対して近接又は当接させて取り付けることができる。従って、カーテンレールとカーテンレール取付位置との間の隙間を介して、カーテンレールに吊り下げたカーテンの内側(ラック内)へ塵埃が侵入するのを防止できるという利点があった。
ただ、カーテンレールをレール吊り下げ部へネジ固定する構造であったため、カーテンレールにネジ通孔を形成させることが必要であり、また取り付けに際してドライバー工具が必要である点で、改良の余地を残すものであった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、カーテンレールに吊り下げたカーテンの内側へ塵埃が侵入するのを防止するという特徴を活かしつつ、カーテンレールの取り付けが極めて簡単に行えるようにしたカーテンレールブラケットを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
即ち、本発明に係るカーテンレールブラケットは、カーテンレール取付位置の少なくと
も上部平坦面に係止する位置決め部を備えた取付ベースと、前記カーテンレール取付位置から前方へ突出するように前記取付ベースに対して設けられてカーテンレールの両側面を抱き込む状態で互いに対向配置された前後一対のクランプ部材とを有しており、前記前後一対のクランプ部材のうち一方のクランプ部材は前記取付ベースに固定された固定側クランプ部材とされており、他方のクランプ部材は前記取付ベースに対して唯一の係合手段により着脱自在に装着する後付けクランプ部材とされており、前記係合手段は、前記取付ベースに前記後付けクランプ部材を装着することで当該後付けクランプ部材と前記固定側クランプ部材との対向距離をカーテンレールの両側面間距離と同等以下にすることを特徴とする。
前記係合手段は前記後付けクランプ部材に対して後方へ突出して設けられた係合レバーを有しており、前記係合レバーの後端部には前記取付ベースの後面に係合するフック片が屈曲状に設けられ、前記係合レバーは、前記フック片を前記取付ベースの後面に係合させたときの前記後付けクランプ部材と前記固定側クランプ部材との対向距離をカーテンレールの両側面間距離と同等以下にする長さに形成されているものとするとよい。
この場合、前記係合手段は、前記取付ベースに設けられて前記係合レバーの一部又は全部を嵌め込み可能に凹設されたレバー嵌合部を有して形成されたものとするのがよい。
また、前記係合レバーの後端部には、前記取付ベースの後面に係合した状態で前記カーテンレール取付位置の上部平坦面から上方へ離れて突出する解除摘みが設けられたものとするのが好適である。
前記固定側クランプ部材は前記取付ベースから前方へ離れて設けられた前側配置とされていると共に、前記後付けクランプ部材は前記取付ベースの前面に近い後側配置とされており、前記取付ベースの前面部には前記後付けクランプ部材の後面と当接して当該後付けクランプ部材の下端部を前側配置の前記固定側クランプ部材へ接近させる方向へ揺動させる際の支点とする支持突起が設けられているものとすることができる。
本発明に係るカーテンレールブラケットでは、カーテンレールに吊り下げたカーテンの内側へ塵埃が侵入するのを防止するという特徴を活かしつつ、カーテンレールの取り付けが極めて簡単に行えるようになった。
本発明に係るカーテンレールブラケットの第1実施形態を示した側断面図である。 本発明に係るカーテンレールブラケットの第1実施形態を示した分解斜視図である。 本発明に係るカーテンレールブラケットの第1実施形態についてカーテンレールへの装着手順を示した側断面図である。 本発明に係るカーテンレールブラケットの第1実施形態を用いてカーテンレールをカーテンレール取付位置へ取り付けた状態を示した平面図である。 本発明に係るカーテンレールブラケットの第2実施形態を示した側断面図である。 本発明に係るカーテンレールブラケットの第3実施形態を示した側断面図である。 本発明に係るカーテンレールブラケットの第3実施形態を示した分解斜視図である。 本発明に係るカーテンレールブラケットの第4実施形態を示した側断面図であって(A)は後付けクランプ部材の取り付け途中であり(B)は後付けクランプ部材を取り付けることによってカーテンレールの装着を完了させた状態である。模式図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図1乃至図4は、本発明に係るカーテンレールブラケット1の第1実施形態を示してい
る。このカーテンレールブラケット1は、カーテンレール取付位置(スチールラック等の前側面部)2に対してカーテンレール3を略水平に架設保持させる場合に使用できるものであって、カーテンレール取付位置2への取り付けに用いる取付ベース5と、この取付ベース5の前部に設けられる一対のクランプ部材6,7とを有している。これら一対のクランプ部材6,7は互いに対向する配置とされており、その対向間でカーテンレール3の両側面を抱き込むようになっている。
なお、以下では、図1の左方及び図4の下方を「前」、図1の右方及び図4の上方を「後」とおき、また図1の上下方向を「上下方向」、図4の左右方向を「左右方向」とおいてカーテンレールブラケット1を説明する。これらの方向は、カーテンレール取付位置2に向かって、このカーテンレール取付位置2に取り付けたカーテンレールブラケット1を正面視したときの位置関係と一致する。
取付ベース5は、図1に示すように、磁石8と、この磁石8に対するヨーク(継鉄)として作用する磁性体カバー9とをケーシング10内に収めた構造となっている。図2に示すように、ケーシング10は、前後左右を覆う囲い壁10a〜10dと、これら四つの囲い壁10a〜10dにおける各上部間を塞ぐように設けられた天井板10eとを有して、四角い蓋形に形成されたものであって、前方の囲い壁10aだけは、他の囲い壁10b〜10dに比べて下方へ大きく突出するように形成されている。そのため、このケーシング10を側面視すると、前端部が下方へ屈曲状に突出した形状を呈したものとなっている。
なお、磁性体カバー9は、ケーシング10の天井板10e内面に取り付けられる上板部と、磁石8の左右両面に沿って垂下する側板部とを有して、上下方向に立体的なコ字状(門型)を呈するように形成されたもので、左右の側板部は、それらの下縁が磁石8の下面よりも僅かに下方へ突出している。この下方突出により磁石8の磁力線を整えて吸着力を強化する作用を奏する。また、この磁性体カバー9の下縁は、ケーシング10における左右の囲い壁10c,10dや後方の囲い壁10dと同じか又は下方へ突出するようになっている。
これらのことから、この取付ベース5の下面には、カーテンレール取付位置2の前面部に当接可能な当て止め面11(ケーシング10における前方の囲い壁10aの後面)と、カーテンレール取付位置2の上面部に当接する接地面12(ケーシング10の下端又は磁性体カバー9の下縁)とが形成されていると言うことができる。
これら当て止め面11と接地面12とは、取付ベース5をカーテンレール取付位置2に取り付ける際に、前後方向及び上下方向の位置決めを行うだけでなく、後方及び下方へ向けた外力に対して十分な耐力を生起させる位置決め部13を構成するものである。
この取付ベース5の上面(ケーシング10の天井板10e)には、左右方向の中間位置に、前後方向へ貫通する凹部15が形成されている。また、取付ベース5の前面及び後面(ケーシング10における前後の囲い壁10a,10b)には、上部の凹部15と連通する配置で上下方向に貫通する凹部16,17が、それぞれ形成されている。これら上部の凹部15と、前後の凹部16,17とが上下方向に立体的なコ字状(門型)に繋がって、後述するレバー嵌合部19が形成されている。
前後一対のクランプ部材6,7のうち、前方のクランプ部材6は、取付ベース5から前方へ離れた前側配置とされ、この配置で取付ベース5に固定されている(以下、このクランプ部材6を「固定側クランプ部材6X」と言い換える)。
この固定側クランプ部材6Xは、下端部に後方へ向けて突出する係合爪6aを有しており、この係合爪6aによって、カーテンレール3の一方の側面(前方に向けられる側)に設けられた抱き溝3aと係合する。この係合爪6aは、左右方向に、ある程度の幅(30〜50mm程度)を有したものとして形成されており、カーテンレール3の抱き溝3aへの係合時に十分な横滑り防止作用が得られる程度の接触面積を確保できるようになっている。なお、カーテンレール3の抱き溝3aは、カーテンレール3の上面をレール幅方向の両側へリブ状に張り出させることにより、この張出部分の下方(カーテンレール3の両側面)に、レール長手方向に沿った凹部として形成されたものであって、従来から多くのカーテンレールで採用されている。
この固定側クランプ部材6Xは左右一対の支持アーム20を有しており、これら支持アーム20によって、取付ベース5のケーシング10(前方の囲い壁10a)に一体的に連結されている。本第1実施形態では、支持アーム20が、前方へ向けて徐々に上下方向寸法を小さくするように傾斜した三角形状に形成されたものとしてある。
左右一対の支持アーム20の相互間には、上下方向に貫通する通孔21が形成されており、この通孔21内で取付ベース5の前面部(前部の凹部16)が上下方向に貫通形成された状態となっている。
これに対し、前後一対のクランプ部材6,7のうち、後方のクランプ部材7は取付ベース5とは別体に形成されたものであって、取付ベース5の前面に近い後側配置(固定側クランプ部材6Xが取付ベース5の前方へ離れた前側配置であることに対する位置関係)となるように、係合手段23を介して取付ベース5に装着可能となっている(以下、このクランプ部材7を「後付けクランプ部材7X」と言い換える)。
この後付けクランプ部材7Xは、下端部に前方へ向けて突出する係合爪7aを有しており、この係合爪7aによって、カーテンレール3の他方の側面(後方に向けられる側)に設けられた抱き溝3aと係合する。この係合爪7aの左右方向の寸法は、固定側クランプ部材6Xの係合爪6aとほぼ同じ(多少、大きくても小さくてもよい)とされている。
この後付けクランプ部材7Xは、具体的には、固定側クランプ部材6Xが有する左右一対の支持アーム20の相互間(すなわち、通孔21)へ差し込まれるようになっており、取付ベース5に装着された状態で(後述の係合手段23が所定の係合状態となったとき)、固定側クランプ部材6Xとの対向間にカーテンレール3を抱き込むスペースを保持するものとなっている。
係合手段23は、後付けクランプ部材7Xに対して後方へ突出して設けられた係合レバー25と、取付ベース5に設けられたレバー嵌合部19とを有して構成されている。レバー嵌合部19は、前記したように取付ベース5の前面、上面及び後面にわたって連通して形成された凹部15,16,17により形成されたものであって、係合レバー25のほぼ全部が嵌め込まれるようになっている。
係合レバー25は、上下方向に立体的なコ字状(門型)を呈するように形成されたもので、取付ベース5の前面(凹部16内)に当接する前片25aと、取付ベース5の上面(凹部15内)に当接する上片25bと、取付ベース5の後面(凹部17内)に当接する後片25cとを有している。このうちの前片25aの下端部に係合爪7aが設けられて、後付けクランプ部材7Xが構成されていると言うことができる。
この係合レバー25の後端部、すなわち後片25cは、取付ベース5の後面(ケーシング10の後方の囲い壁10b)に係合する部分である。取付ベース5との係合状態をより強固で確実なものとするため、本第1実施形態では、後片25cの下端部で前方へ向けて屈曲状に突出するフック片26を設けてある。
また、この後片25cには後方向きに突出する解除摘み27が設けられている。この解除摘み27は、取付ベース5の後面にフック片26が係合しているときであっても、このフック片26の係合を簡単に解除できるようにしたものである。この解除摘み27は、後片25cの下端(フック片26が設けられる位置)よりも上方へ離して設けるのが好適である。
一つの目安としては、カーテンレール取付位置2の上部平坦面との上下間に空間が形成されるような位置に配置すればよい、と言うことができる。このようにすることで、本発明に係るカーテンレールブラケット1をカーテンレール取付位置2へ取り付けた状態のままで、解除摘み27を操作して取付ベース5に対する係合レバー25(後付けクランプ部材7X)の取り外し、すなわち、カーテンレール3の解放を行える利点がある。
なお、この解除摘み27の突端部(後端部)に対し、下方へ膨出する形状を採用しておくと、指の引っ掛かりがよくなって一層好適である。
このような係合レバー25は、フック片26を取付ベース5の後面に係合させた状況下で、固定側クランプ部材6Xと後付けクランプ部材7Xとの対向距離(係合爪6aと係合爪7aとの間の距離)が、カーテンレール3の両側面間距離(本第1実施形態の場合は、
図3(B)に示すように両側の抱き溝3a間の距離W)と同等以下となるような長さに形成されている。
そのため、固定側クランプ部材6Xと後付けクランプ部材7Xとの間で、カーテンレール3をしっかりと抱き込むことができるものであり、またカーテンレール3に対するガタツキやレール長手方向への位置ズレを防止することができるものである。なお、固定側クランプ部材6Xと後付けクランプ部材7Xとの対向距離を、前記の距離Wより僅かに小さい長さに形成すれば、カーテンレール3に対する抱き込み力(対向保持圧)を強くすることができ、一層好適と言える。
本第1実施形態では、取付ベース5の前面部分(凹部16内)に支持突起30が設けられている。この支持突起30は、長手方向を左右方向へ向けた円柱形を呈したもので、前方へ向けて膨出する円柱面により、後付けクランプ部材7Xの後面(係合レバー25における前片25aの後面)を当接支持するようになっている。
支持突起30による当接位置は、後付けクランプ部材7Xの係合爪7aよりも上側となるように配置してある。すなわち、後付けクランプ部材7Xは、その後面を支持突起30に当接支持された状態で、係合爪7aを固定側クランプ部材6Xの係合爪6aへ接近させるべく前後揺動可能となっている。
これに対し、後付けクランプ部材7Xには、支持突起30に嵌る円弧状(リングを半分に割ったような形状)の揺動ガイド31が形成されている。この揺動ガイド31を設けることで、支持突起30を支点とする後付けクランプ部材7Xの前後揺動を安定して行わせ、且つ係合爪7aを固定側クランプ部材6Xの係合爪6aと同じ高さ位置に一致させることができるようにしてある。
次に、詳説した構成を具備して成る本発明のカーテンレールブラケット1の使用状況を説明する。まず、図2及び図3(A)に示すように、固定側クランプ部材6Xが有する左右一対の支持アーム20の相互間(通孔21)へ後付けクランプ部材7Xを差し込む。
そして、図3(B)に示すように、後付けクランプ部材7Xの揺動ガイド31を、取付ベース5の前面部分(凹部16内)に設けられた支持突起30に係合させる。この状態では、固定側クランプ部材6Xの係合爪6aと後付けクランプ部材7Xの係合爪7aとが開いた状態で対向するようになっている。
そこで、図4に示すように、カーテンレール3におけるレール長手方向の適所(例えば両端部や中央部など)を、係合爪6a,7a間で挟み込むようにさせつつ、後付けクランプ部材7Xの係合レバー25を取付ベース5へ向けて押し込むようにする。これにより、係合爪6a,7aがカーテンレール3の両側面(両側の抱き溝3a)に係合して抱き込む状態となりながら、係合レバー25に設けられたフック片26が取付ベース5の後面(下縁)に係合するようになる。
このとき、固定側ランプ部材6と後付けクランプ部材7Xとによってカーテンレール3の両側面を対向押圧した状態となっているので、抱き込み状態としたカーテンレール3がガタついたり、レール長手方向に沿って位置ズレしたりすることはない。
また、後付けクランプ部材7Xの係合レバー25は、前片25aが取付ベース5の前面(凹部16内)に嵌り込んで当接するようになり、上片25bが取付ベース5の上面(凹部15内)に嵌り込んで当接するようになり、後片25cが取付ベース5の後面(凹部17内)に嵌り込んで当接するようになっている。
従って、係合レバー25は、取付ベース5に対してガタつきのない確実な取付状況となる。また、取付ベース5に対して係合レバー25が埋没状に収められることになるので、取付ベース5の外面に異様な突出物が生じず、塵埃が付着しにくく清掃もし易いという利点がある。
このような手順で、カーテンレール3に対して複数箇所(図4参照)にこのカーテンレールブラケット1を装着したうえで、各カーテンレールブラケット1の取付ベース5を、カーテンレール取付位置2の前面及び上部平坦面へ跨らせて取り付けるようにする。
なお、カーテンレールブラケット1からカーテンレール3を取り外す必要が生じたときには、後付けクランプ部材7Xの係合レバー25に設けられた解除摘み27へ指などを引
っかけて係合レバー25を引き起こすようにする。この操作で、固定側クランプ部材6Xの係合爪6aと後付けクランプ部材7Xの係合爪7aとの間を開かせることが簡単にできるので、カーテンレール3の解放も簡単に行えるものである。
図5は、本発明に係るカーテンレールブラケット1の第2実施形態を示している。この第2実施形態のカーテンレールブラケット1が第1実施形態と最も異なるところは、固定側クランプ部材6Xの係合爪6a及び後付けクランプ部材7Xの係合爪7aが、カーテンレール3の下面に係合するように形成されている点にある。
このような第2実施形態のカーテンレールブラケット1では、抱き溝3aを備えないタイプのカーテンレール3や、抱き溝3aの形状や配置が異なるタイプのカーテンレール3に対しても、装着が可能であるという利点がある。
その他の構成及び作用効果については、第1実施形態と同じであり、同一作用を奏するものに同一符号を付することでここでの詳説は省略する。
図6及び図7は、本発明に係るカーテンレールブラケット1の第3実施形態を示している。この第3実施形態のカーテンレールブラケット1では、前後一対のクランプ部材6,7のうち、前方のクランプ部材6が、取付ベース5とは別体に形成されたものであって、係合手段23を介して取付ベース5に装着可能となっている(以下、このクランプ部材6を「後付けクランプ部材6Y」と言い換える)。
これに対し、前後一対のクランプ部材6,7のうち、後方のクランプ部材7は、取付ベース5に固定されている(以下、このクランプ部材7を「固定側クランプ部材7Y」と言い換える)。
要するに、本第3実施形態では、「固定側クランプ部材」と「後付けクランプ部材」との前後方向の位置関係が、前記した第1、第2実施形態とは逆となっている。
このような本第3実施形態において、後付けクランプ部材6Yに対して後方へ突出して設けられた係合レバー25は、前方へ向けて徐々に下降するように傾斜した板状に形成された支持片35と、取付ベース5の上面(凹部15内)に当接する上片25bと、取付ベース5の後面(凹部17内)に当接する後片25cとを有している。このうちの支持片35の前端下部に係合爪6aが設けられて、後付けクランプ部材7Yが構成されていると言うことができる。
また、取付ベース5のケーシング10は、前方の囲い壁10aに対して、前方へ向けて徐々に上下方向寸法を小さくするように傾斜した三角形状の支持リブ36が、横並びで複数突設されたものとしてあり、これら支持リブ36によって、係合レバー25の支持片35を下側から支持する構造としてある。
その他の構成及び作用効果については、第1、第2実施形態と同じであり、同一作用を奏するものに同一符号を付することでここでの詳説は省略する。
図8は、本発明に係るカーテンレールブラケット1の第4実施形態を示している。この第4実施形態のカーテンレールブラケット1では、前後一対のクランプ部材6,7のうち、前方のクランプ部材6が、取付ベース5に固定された固定側クランプ部材6Xであり、後方のクランプ部材7が、取付ベース5とは別体に形成された後付けクランプ部材7Xである。すなわち、「固定側クランプ部材」と「後付けクランプ部材」との前後方向の位置関係は前記した第1、第2実施形態と同じである。
本第4実施形態では、後付けクランプ部材7Xに対して係合レバー25が設けられていない点で、第1、第2実施形態と異なっている。
本第4実施形態において、固定側クランプ部材6Xは、取付ベース5の前方の囲い壁10aから前方へ向けて徐々に下降するように傾斜して設けられた支持天板40を有しており、この支持天板40によって、取付ベース5のケーシング10(前方の囲い壁10a)に一体的に連結されている。そして、この支持天板40には、囲い壁10aに沿うような配置で上下に貫通する差込口41が形成されている。
これに対し、後付けクランプ部材7Xには、係合爪7aから上方へ真っすぐに伸びる差込板42が設けられており、この差込板42の上端部には前後方向及び左右方向に拡大された蓋片43が設けられている。差込板42は、支持天板40の差込口41を容易に通過
可能となる大きさで形成されているが、この差込板42の上端部と蓋片43の下面とが連結される隅部には、差込口41に対して圧入状態又は係合状態で閉塞するように嵌る抜止片44が設けられている。蓋片43は、この抜止片44の外周方向へ広がるように、さらに大きく形成されている。
これらのことから明らかなように、固定側クランプ部材6Xの支持天板40に形成された差込口41と、後付けクランプ部材7Xに設けられた抜止片44とによって、後付けクランプ部材7Xを取付ベース5に係合させるための係合手段23が形成されていることになる。
なお、後付けクランプ部材7Xの抜止片44を固定側クランプ部材6Xの差込口41へ差し込んだとき、後付けクランプ部材7Xは、差込板42が取付ベース5の前方の囲い壁10aに当接するようになり、固定側クランプ部材6Xの係合爪6aと後付けクランプ部材7Xの係合爪7aとでカーテンレール3を抱き込んだ状態が、簡単には外れないようにバックアップされる構造となっている。
また、本第4実施形態のカーテンレールブラケット1をカーテンレール取付位置2へ取り付けたとき、後付けクランプ部材7Xにおける差込板42の後面が、カーテンレール取付位置2の前面に当接するようになって、取付ベース5における前後方向の位置決めが行えるようになっている。
その他の構成及び作用効果については、第1、第2実施形態と同じであり、同一作用を奏するものに同一符号を付することでここでの詳説は省略する。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
例えば、本発明に係るカーテンレールブラケット1は、窓用や出入口用カーテンなどを吊すカーテンレールの取り付けに採用することも可能である。
取付ベース5は、カーテンレール取付位置2の上部平坦面に係止可能とする位置決め部13を備えたものであれば、磁石8を備える点などは、特に限定されるものではない。例えば、ネジ止め構造や両面テープ止め構造などに置換することも可能である。
取付ベース5のケーシング10や前後のクランプ部材6,7は、POMやナイロンなどの樹脂材により形成することができる。このようにすることで、取付ベース5とこれに固定する側のクランプ部材とを一体形成し、また後付けクランプ部材とこれに設ける係合レバー25とを一体形成するといったことが可能になり、低コスト化が可能となる。但し、これらの一部又は全部を金属製などとすることは当然に可能である。
前後のクランプ部材6,7において、係合爪6a,7aは省略することも可能である。この場合、各クランプ部材6,7の対向内面にゴム等の滑り止め材を貼り付けておくのが好適である。
後付けクランプ部材7X(又は6Y)に対して設ける係合レバー25において、フック片26や解除摘み27は必ずしも必要ではなく、省略することも可能である。また係合手段23についても、ネジ止め構造や両面テープ止め構造などに置換することが可能である。
1 カーテンレールブラケット
2 カーテンレール取付位置
3 カーテンレール
3a 抱き溝
5 取付ベース
6 (前方の)クランプ部材
6X 固定側クランプ部材
6Y 後付けクランプ部材
6a 係合爪
7 (後方の)クランプ部材
7X 後付けクランプ部材
7Y 固定側クランプ部材
7a 係合爪
8 磁石
9 磁性体カバー
10 ケーシング
10a〜10d 囲い壁
10e 天井板
11 当て止め面
12 接地面
13 位置決め部
15 凹部
16 凹部
17 凹部
19 レバー嵌合部
20 支持アーム
21 通孔
23 係合手段
25 係合レバー
25a 前片
25b 上片
25c 後片
26 フック片
27 解除摘み
30 支持突起
31 揺動ガイド
35 支持片
36 支持リブ
40 支持天板
41 差込口
42 差込板
43 蓋片
44 抜止片

Claims (5)

  1. カーテンレール取付位置の少なくとも上部平坦面に係止する位置決め部を備えた取付ベースと、
    前記カーテンレール取付位置から前方へ突出するように前記取付ベースに対して設けられてカーテンレールの両側面を抱き込む状態で互いに対向配置された前後一対のクランプ部材とを有しており、
    前記前後一対のクランプ部材のうち一方のクランプ部材は前記取付ベースに固定された固定側クランプ部材とされており、
    他方のクランプ部材は前記取付ベースに対して唯一の係合手段により着脱自在に装着する後付けクランプ部材とされており、
    前記係合手段は、前記取付ベースに前記後付けクランプ部材を装着することで当該後付
    けクランプ部材と前記固定側クランプ部材との対向距離をカーテンレールの両側面間距離と同等以下にす
    ことを特徴とするカーテンレールブラケット。
  2. 前記係合手段は前記後付けクランプ部材に対して後方へ突出して設けられた係合レバーを有しており、
    前記係合レバーの後端部には前記取付ベースの後面に係合するフック片が屈曲状に設けられ、
    前記係合レバーは、前記フック片を前記取付ベースの後面に係合させたときの前記後付けクランプ部材と前記固定側クランプ部材との対向距離をカーテンレールの両側面間距離と同等以下にする長さに形成されていることを特徴とする請求項1記載のカーテンレールブラケット。
  3. 前記係合手段は、前記取付ベースに設けられて前記係合レバーの一部又は全部を嵌め込み可能に凹設されたレバー嵌合部を有して形成されていることを特徴とする請求項2記載のカーテンレールブラケット。
  4. 前記係合レバーの後端部には、前記取付ベースの後面に係合した状態で前記カーテンレール取付位置の上部平坦面から上方へ離れて後方突出する解除摘みが設けられていることを特徴とする請求項2又は請求項3記載のカーテンレールブラケット。
  5. 前記固定側クランプ部材は前記取付ベースから前方へ離れて設けられた前側配置とされていると共に、前記後付けクランプ部材は前記取付ベースの前面に近い後側配置とされており、
    前記取付ベースの前面部には前記後付けクランプ部材の後面と当接して当該後付けクランプ部材の下端部を前側配置の前記固定側クランプ部材へ接近させる方向へ揺動させる際の支点とする支持突起が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のカーテンレールブラケット。
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