JP6355051B2 - 配線器具用取付枠、操作ハンドル、及びスイッチ装置 - Google Patents

配線器具用取付枠、操作ハンドル、及びスイッチ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6355051B2
JP6355051B2 JP2014230267A JP2014230267A JP6355051B2 JP 6355051 B2 JP6355051 B2 JP 6355051B2 JP 2014230267 A JP2014230267 A JP 2014230267A JP 2014230267 A JP2014230267 A JP 2014230267A JP 6355051 B2 JP6355051 B2 JP 6355051B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
operation handle
mounting frame
attached
construction material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014230267A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015164387A (ja
Inventor
昇 橋本
昇 橋本
愛子 佐々木
愛子 佐々木
利之 滝井
利之 滝井
今井 克哉
克哉 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2014230267A priority Critical patent/JP6355051B2/ja
Priority to PCT/JP2015/000018 priority patent/WO2015115023A1/ja
Priority to TW104101019A priority patent/TWI560734B/zh
Publication of JP2015164387A publication Critical patent/JP2015164387A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6355051B2 publication Critical patent/JP6355051B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G3/00Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
    • H02G3/02Details
    • H02G3/08Distribution boxes; Connection or junction boxes
    • H02G3/14Fastening of cover or lid to box
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G3/00Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
    • H02G3/02Details
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G3/00Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
    • H02G3/02Details
    • H02G3/08Distribution boxes; Connection or junction boxes
    • H02G3/12Distribution boxes; Connection or junction boxes for flush mounting
    • H02G3/123Distribution boxes; Connection or junction boxes for flush mounting in thin walls
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H9/00Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H9/02Bases, casings, or covers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)
  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Description

本発明は、配線器具用取付枠、操作ハンドル、及びスイッチ装置に関し、より詳細には、壁面などの造営面に設けた埋込用の孔に配線器具を埋込配設するための配線器具用取付枠、操作ハンドル、及びスイッチ装置に関する。
従来、ピアノハンドル式スイッチのような配線器具を保持し、壁面に形成された埋込用の孔に配線器具の後部を収納した状態で壁に取り付けられる配線器具用取付枠が提案されている(例えば特許文献1参照)。配線器具用取付枠の前側にはプレートが取り付けられている。プレートには、ピアノハンドル式スイッチのピアノハンドルを露出させるための開口窓が設けられている。
特開2004−296231号公報
特許文献1に開示された配線器具用取付枠は、壁に形成された埋込用の孔の周辺部に背面側を当てた状態で、壁(造営材)に取り付けられているため、配線器具の前面は壁面から突出した状態となる。配線器具の前面が壁面から突出している量が大きくなると、器具全体の意匠性が悪化するため、配線器具の前面が壁面(造営材の表面)から突出している量を、より小さくしたいという要求があった。
本発明は上記課題に鑑みて為され、配線器具の前面が造営材の表面から突出する量をより小さくできる配線器具用取付枠、操作ハンドル、及びスイッチ装置を提供することを目的とする。
本発明の配線器具用取付枠は、一対の第1梁部と、一対の第2梁部とで枠状に形成される。前記一対の第1梁部は、配線器具が取り付けられる窓孔を挟んで対向し、造営材に設けられた孔の周縁部に裏面を当てた状態で前記造営材に固定される。前記一対の第2梁部は、前記一対の第1梁部が対向する方向と交差する方向において、前記窓孔を挟んで対向する。前記一対の第2梁部の各々には、前記配線器具を保持するための保持部が設けられる。前記第1梁部において前記造営材の表面側に配置される部位の前面よりも、前記第2梁部において前記保持部が設けられた部位の前面の方が、前記造営材に取り付けられた状態で後側に位置するように、前記第1梁部及び前記第2梁部が構成されたことを特徴とする。
本発明の操作ハンドルは、上記の配線器具用取付枠に保持された押釦スイッチに取り付けられる操作ハンドルである。操作ハンドルは、前面の押釦が押されることでオン/オフが切り替えられる前記押釦スイッチの前側に、前記押釦スイッチに対して回転自在に取り付けられる本体を備え、操作に応じて前記本体が回転すると、前記本体の裏面で前記押釦を押すように構成される。
本発明のスイッチ装置は、上記の配線器具用取付枠と、押釦スイッチと、操作ハンドルとを備えたことを特徴とする。前記押釦スイッチは、前記配線器具用取付枠の前記保持部に保持され、前面の押釦が押されることによってオン/オフが切り替えられる。前記操作ハンドルは、前記押釦スイッチの前側に前記押釦スイッチに対して回転自在に取り付けられ、操作に応じて裏面で前記押釦を押すように構成される。
本発明の配線器具用取付枠によれば、第2梁部において造営材の表面側に配置される部位の前面よりも、第1梁部において保持部が設けられた部位の前面の方が後側に位置している。したがって、第1梁部の前面と第2梁部の前面とが前後方向において同じ位置にある場合に比べて、保持部に保持された配線器具の前面を後方に位置させることができる。よって、配線器具の前面が造営材の表面から突出する量を小さくでき、配線器具全体で造営材の表面から露出する部位を薄型化することができる。
本発明の操作ハンドル及びスイッチ装置によれば、操作ハンドルの前面が造営材の表面から突出する量をより小さくできる。
本実施形態の配線器具用取付枠を用いた配線装置の分解斜視図である。 本実施形態の配線器具用取付枠に配線器具が取り付けられた状態の正面図である。 本実施形態の配線器具用取付枠に配線器具が取り付けられた状態の側面図である。 本実施形態の配線器具用取付枠に配線器具が取り付けられた状態を後方から見た斜視図である。 本実施形態の配線器具用取付枠を用いた配線装置の正面図である。 本実施形態の配線器具用取付枠の施工状態を説明する図である。 本実施形態の配線器具用取付枠を用いた配線装置の側面図である。 本実施形態の配線器具用取付枠を用いた配線装置の下面図である。 実施形態のスイッチ装置を示す分解斜視図である。 実施形態のスイッチ装置の他の構成を示す側面図である。 実施形態のスイッチ装置のまた別の構成を示す側面図である。
本発明に係る配線器具用取付枠、操作ハンドル、及びスイッチ装置の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は配線器具用取付枠を用いた配線装置の分解斜視図である。この配線装置は、配線器具用取付枠(以下、取付枠という)1と、配線器具であるピアノハンドル式のスイッチ10(スイッチ本体100及び操作ハンドル110からなる)と、化粧板であるプレート4(プレートボディ2及びプレートカバー3からなる)を備える。なお、以下の説明では、特に断りが無いかぎり、図1中の矢印の方向を上下左右前後の各方向として説明を行う。
まず、取付枠1に取り付けられる埋込型の配線器具について説明する。本実施形態では配線器具としてワイドハンドル形のスイッチ(いわゆるピアノハンドル式スイッチ)を例示するが、埋込型の配線器具であれば、ワイドハンドル形以外のスイッチや、コンセントなどのスイッチ以外の配線器具であっても構わない。
ピアノハンドル式のスイッチ10は、押釦スイッチからなるスイッチ本体100と操作ハンドル110とで構成される。
スイッチ本体100は、図1〜図4に示すように、矩形箱状に形成されている。図1及び図2に示すように、スイッチ本体100の前面には押釦101が前後方向において移動自在な状態で取り付けられている。この押釦101が押し込まれる度に、スイッチ本体100の内部に収納された接点(図示せず)の状態(例えば、接点が閉じた状態と開いた状態)が切り替えられるように接点の切替機構(図示せず)が構成されている。このスイッチ10は、電源と負荷(例えば照明負荷)とを電気的に接続する給電路の途中に接続される。スイッチ10の接点がオンになると、負荷に電力が供給され、照明負荷であれば点灯する。スイッチ10の接点がオフになると、負荷への電力供給が遮断され、照明負荷であれば消灯する。
スイッチ本体100の前面の左側には、上下方向における中央部に、透光性を有するランプカバー102が取り付けられている。スイッチ本体100の内部にはランプ(図示せず)が収納されており、ランプの発光はランプカバー102を透過して前方に出射される。本実施形態のスイッチ10では、ランプとして、例えば接点が開いている状態(オフ状態)で白色発光する発光ダイオードと、接点が閉じている状態(オン状態)で赤色発光する発光ダイオードとが用いられている。
スイッチ本体100の左側面及び右側面には、スイッチ本体100を取付枠1に取り付けるための取付爪103が2個ずつ設けられている。スイッチ本体100の右側壁において、2個の取付爪103が設けられた部位の周りにはスリットが形成されており、2個の取付爪103が設けられた部位(この部位を可動片104という)は、その前端側でスイッチ本体100に片持ち支持されている。したがって、可動片104の後部に設けられた突起105を押し込むことによって、可動片104に設けられた2個の取付爪103を、スイッチ本体100の内側に移動させることができるように構成されている。
スイッチ本体100の前面の左側には、操作ハンドル110を支持するための円柱状の2個の軸106が、ランプカバー102を挟んで上下両側に並べて設けられている。
スイッチ本体100の後部には、図4に示すように、電線(図示せず)を挿入するための電線挿入孔107が左右に2個ずつ設けられている。スイッチ本体100の内部には、接点の両側端子にそれぞれ電気的に接続された速結構造の接続端子が収納されており、この接続端子に電線挿入孔107から挿入された電線の芯線が接続される。
操作ハンドル110は、図1及び図5に示すように、押釦101の前面よりも十分に大きい寸法を有する矩形板状に形成された本体112を備える。この本体112は、スイッチ本体100の前面を覆う前壁部113と、前壁部113の周縁部から後方に突出する側壁部114とを備えている(図1参照)。本実施形態の操作ハンドル110は、取付枠1にスイッチ10が1個だけ取り付けられる場合に使用される1個用の操作ハンドル110である。
操作ハンドル110の前面の右側には、上下方向における中央部に、操作ハンドル110を前後方向に貫通する長円形状の孔が設けられ、この孔に透光板111が埋め込まれている。操作ハンドル110の裏面には、スイッチ本体100のランプカバー102から照射された光を透光板111に導くプリズム(図示せず)が取り付けられている。接点が開いた状態(例えば照明器具のような負荷が消灯している状態)では、スイッチ本体100に収納されたランプの光(白色光)で透光板111が光るから、この光でスイッチ10の位置表示を行うことができる。接点が閉じた状態(例えば照明器具のような負荷が点灯している状態)では、スイッチ本体100に収納されたランプの光(赤色光)で透光板111が光るから、この光で負荷が動作中であることを表示できる。
また、操作ハンドル110の裏面(後面)には、スイッチ本体100の軸106と対向する部位に、軸106が回転自在な状態で取り付けられる軸受け部(図示せず)が設けられている。操作ハンドル110は、軸受け部に軸106を保持させることによって、スイッチ本体100の前面において、左右方向の一端側(左側)で回転自在に支持されている。操作ハンドル110の右側を後方に押し込むと、操作ハンドル110は軸106によって支持される部位を支点にして回転し、操作ハンドル110の背面に設けられた突起(図示せず)で押釦101が押し込まれる。
次に、取付枠1について図1〜図4、及び図6を参照して説明する。取付枠1は、合成樹脂又は金属材料により、配線器具が取り付けられる窓孔18を有した矩形枠状に形成される。この取付枠1は、長手方向(図1の上下方向)において窓孔18を挟んで対向する一対の第1梁部11と、一対の第1梁部11が対向する方向と交差する方向(左右方向)において窓孔18を挟んで対向する一対の第2梁部12を備える。つまり、一対の第1梁部11と、一対の第2梁部12とで囲まれた空間が窓孔18となっている。
ここで、窓孔18の上下方向における開口寸法は、操作ハンドル110(本体112)の上下方向における高さ寸法と同程度の寸法に設定されている。したがって、操作ハンドル110の高さ寸法は、上側の第1梁部11と下側の第1梁部11との間の寸法よりもやや小さい寸法に設定されている。また、窓孔18の左右方向における幅寸法は、操作ハンドル110の左右方向における幅寸法よりもやや小さい寸法に設定されており、左右の第2梁部12,12の最大幅寸法は、操作ハンドル110の幅寸法よりもやや大きい寸法に設定されている。なお、本実施形態の取付枠1はスイッチ10を3個まで取り付け可能である。取付枠1に2個のスイッチ10が取り付けられる場合、スイッチ10には2個用の操作ハンドルが取り付けられる。2個用の操作ハンドルでは、上下方向の高さ寸法が、窓孔18の上下方向における開口寸法の約2分の1の寸法に設定されている。取付枠1に3個のスイッチ10が取り付けられる場合、スイッチ10には3個用の操作ハンドルが取り付けられる。3個用の操作ハンドルでは、上下方向の高さ寸法が、窓孔18の上下方向における開口寸法の約3分の1の寸法に設定されている。なお、1個用の操作ハンドル110と、2個用の操作ハンドルと、3個用の操作ハンドルとは、左右方向における幅寸法が同じ寸法に設定されている。
一対の第1梁部11の各々には、裏面の一部を造営材(例えば壁材)200の表面に接触させた状態で、造営材200の表面よりも前側に位置する部位に、挿入孔13が設けられている(図1及び図6参照)。挿入孔13には、造営材200の裏側に配置される被取付部材に取付枠1をネジ止めするためのネジ7が挿入される。被取付部材としては、造営材200の裏側に埋設されたスイッチボックス5(図1及び図6参照)や、造営材200の裏側に配置される挟み金具6(図9参照)などがある。
一対の第1梁部11の各々には、挿入孔13よりも外側(挿入孔13に対して窓孔18と反対側)であって、左右方向の中央に、ネジ孔14が設けられている。ネジ孔14の内周面にはネジ溝が形成されている。
一対の第2梁部12の各々には、配線器具を保持するための保持部として、複数個(例えば8個)の貫通孔15が設けられている。各々の貫通孔15には、スイッチ本体100の取付爪103が挿入される。つまり、スイッチ本体100の両側に2個ずつ設けられた取付爪103が対応する貫通孔15に挿入されることで、スイッチ本体100の前部が窓孔18から前側に突出した状態で、スイッチ本体100が取付枠1に取り付けられる(図2〜図4参照)。
ここで、第1梁部11の前面(挿入孔13が設けられた部位も含む)よりも第2梁部12の前面の方が後方に位置するように、第1梁部11の前面と第2梁部12の前面との間には段差D1が設けられている(図3参照)。すなわち、第1梁部11において造営材200の表面側に配置される部位の前面よりも、第2梁部12において貫通孔15が設けられた部位の前面の方が、造営材200に取り付けられた状態で後側に位置するように、第1梁部11及び第2梁部12が構成される。なお、第1梁部11の背面(後面)には、窓孔18の周縁部から後方に突出するリブ16が設けられており、リブ16の左端は左側の第2梁部12につながり、リブ16の右端は右側の第2梁部12につながっている。第1梁部11と第2梁部12との間には段差が設けられているので、段差が無い場合に比べて取付枠1の強度が低下する可能性があるが、リブ16が第1梁部11と第2梁部12とをつなげることで、取付枠1の強度を高めている。
この取付枠1を造営材200に固定する方法について説明する。取付枠1を造営材200に固定する方法としては、スイッチボックス5を用いて固定する方法と、スイッチボックスが施工されていない場合に挟み金具6を用いて固定する方法とがある。
まず、スイッチボックス5を用いた固定方法について説明する。スイッチボックス5は、図1及び図6に示すように、金属又は合成樹脂により前面が開口した矩形箱状に形成された箱体50を備えている。箱体50の上壁の前縁には、左右方向の中央部から下向きに突出する固定片51が設けられている。箱体50の下壁の前縁にも、左右方向の中央部から上向きに突出する固定片52が設けられている。2つの固定片51,52の各々にはネジ孔53が設けられている。ネジ孔53の内周面には、ネジ7がネジ込まれるネジ溝が形成されている。スイッチボックス5は、箱体50の開口が造営材200に設けられた埋込用の孔201とつながるように、造営材200の裏側に埋設されており、スイッチボックス5の上下の固定片51,52は、前側から見て埋込用の孔201から露出する位置に配置されている。
スイッチボックス5を用いて固定する方法では、施工者は、第1梁部11及び第2梁部12の背面の一部を孔201の周縁部にそれぞれ接触させるようにして、取付枠1を造営材200の表面側に配置する。この状態で、施工者は、挿入孔13に前側からネジ7を通し、このネジ7をネジ孔53にネジ込むことことによって、取付枠1を造営材200に固定する。
次に挟み金具6を用いた固定方法について説明する。挟み金具6は、図9に示すように、板金にプレス加工を施すことによって形成されている。挟み金具6は、上下方向に細長い縦片61と、縦片61の上端部から右方向に突出するL字形の横片62と、縦片61の下端部から横片62と同じ方向(右方向)に突出する横片63とを備えている。上側の縦片61には、左右方向の中央部から下向きに突出する固定片64が設けられている。下側の横片63には、左右方向の中央部から上向きに突出する固定片65が設けられている。2つの固定片64,65の各々にはネジ孔66が設けられている。ネジ孔66の内周面には、ネジ7がネジ込まれるネジ溝が形成されている。挟み金具6は、造営材200の裏面において孔201の周縁部に縦片61及び横片62,63の前面を接触させた状態で配置される。縦片61及び横片62,63が孔201の周縁部に配置された状態で、固定片64,65は、前側から見て孔201から露出する位置に配置されている。
挟み金具6を用いて固定する方法では、施工者は、上側の第1梁部11の挿入孔13にネジ7を通し、このネジ7を上側の固定片64のネジ孔66に緩くネジ込むことで、取付枠1に挟み金具6を仮止めする。次に施工者は、造営材200の表側から孔201に挟み金具6を通し、孔201の周縁部に縦片61及び横片62,63の前面を接触させるようにして、造営材200の裏側に挟み金具6を配置する。また施工者は、上側及び下側の第1梁部11の裏面が、孔201の周縁部に接触するようにして、取付枠1を造営材200の前面側に配置する。その後、施工者は下側の第1梁部11の挿入孔13にネジ7を通し、このネジ7を下側の固定片65のネジ孔66に緩くネジ込むことで、取付枠1を造営材200に仮固定する。そして、施工者は、取付枠1の位置を調整した後、上下2箇所の挿入孔13に通したネジ7をきつくネジ込み、第1梁部11の裏面と挟み金具6との間で造営材200を挟持させることによって、取付枠1を造営材200に固定する。
次に、取付枠1の前面側に取り付けられる化粧用のプレート4(化粧板)について説明する。プレート4は、図1に示すように、取付枠1に取り付けられるプレートボディ2と、プレートボディ2を覆うようにプレートボディ2に着脱可能に取り付けられるプレートカバー3とを備える。
プレートボディ2は、図1に示すように、合成樹脂材料により一対の横片21と一対の縦片22とを有する矩形枠状に形成されている。ここで、一対の横片21と一対の縦片22とで囲まれた窓孔20は、プレートボディ2が取付枠1に取り付けられた状態で、取付枠1の窓孔18と前後方向において重なる位置に設けられている。
一対の横片21の各々には、左右方向における中央部に、ネジを挿入するための挿入孔23が設けられている。また、一対の縦片22の各々には、長手方向(上下方向)における中央部と両側部とに、それぞれ矩形の貫通孔24が形成されている。また、一方(図1における下側)の横片21には、下端部の左右両側に、前方及び下方に開放された凹部25がそれぞれ設けられている。
プレートカバー3は、図1に示すように前壁30と側壁31とが合成樹脂成形体として一体に構成されている。前壁30は、図5に示すように前後方向から見て四隅が湾曲した長方形状であり、図7及び図8に示すように周縁から中央に向かって前方へ膨らむ曲面形状に形成されている。前壁30の中央には、前壁30を前後方向に貫通する矩形の窓32が設けられている。前壁30の背面には、複数ある貫通孔24の各々に対応する部位に、対応する貫通孔24に挿入されて、貫通孔24の周縁部に引っ掛かる引掛部(図示せず)が設けられている。
側壁31は、前端が前壁30の周縁に連結された環状に形成されている。この側壁31は、前方に向かって外側に傾斜するように構成される(図7及び図8参照)。また、側壁31には、プレートボディ2の凹部25と対向する位置に凹部33が設けられている(図8参照)。
ところで、本実施形態の取付枠1では、スイッチ本体100の位置を従来よりも後側に位置させているので、従来の操作ハンドル及びプレートが使用されると、操作ハンドルの前面がプレートの前面よりも後側に位置し、操作性が悪くなる。そこで、プレート4が取付枠1に取り付けられた状態で、本体112の前後方向における厚み寸法D4(図6参照)と、プレート4の前面から第2梁部12の前面までの寸法D5(図7参照)とが同じ寸法になるように、操作ハンドル110が構成されている。なお、本体112の厚み寸法D4(すなわち前壁部113の前面から側壁部114の後端までの寸法)と、プレート4の前面から第2梁部12の前面までの寸法D5とが同じ寸法であるとは、厚み寸法D4と寸法D5とが全く同じ寸法である場合に限定されない。厚み寸法D4と寸法D5との間に、本体112の前面がプレート4の前面よりも前側にあり、かつ本体112の前面とプレート4の前面とが同一面であると視覚的に認識可能な範囲で寸法差がある場合も含んでいる(図7及び図8参照)。
プレートボディ2は取付枠1にネジで固定されるため、作業者によってねじ込み量にばらつきが発生すると、プレート4が取付枠1に取り付けられた状態で、プレート4の前面の位置が前後方向にばらつく可能性がある。本実施形態では、プレート4が最も前側に取り付けられた場合でも、操作ハンドル11の前面がプレート4の前面よりも後側に位置しないように、取付枠1、プレート4、及び操作ハンドル110の寸法が設定されている。そのため、プレートボディ2が取付枠1にきつくネジ止めされ、プレート4の前面が最も後側に位置するように取り付けられた場合は、操作ハンドル110の前面が、プレート4の前面よりも前側に突出した状態となる。本実施形態では本体112の厚み寸法D4と上記の寸法D5との寸法差を1.0±0.5mm、より好ましくは1.0±0.2mmとするように、取付枠1とプレート4と操作ハンドル110の寸法が設定されている。これにより、規定通りに施工された場合、操作ハンドル110の前面はプレート4の前面よりも、0.5〜1.5mmの範囲、より好ましくは0.8〜1.2mmの範囲で前側に突出した状態となる。操作ハンドル110の前面がプレート4の前面よりも0.5〜1.5mmの範囲、より好ましくは0.8〜1.2mmの範囲で前側に突出した状態であれば、本体112の前面とプレート4の前面とは同一平面にあると視覚的に認識される。これにより、操作ハンドル110の前面とプレート4の前面との間の段差が目立たなくなって、外観の意匠性が向上する。また操作ハンドル110の前面はプレート4の前面よりも前側に位置するので、操作ハンドル110の操作性が向上する。
なお、プレート4が最も前側に位置するように取付枠1に取り付けられた状態で、操作ハンドル110の前面とプレート4の前面とが同一平面となるように、厚み寸法D4と寸法D5とを同じ寸法に設定してもよい(図10参照)。この場合にも、プレート4の取付位置が前後方向にずれることによって、操作ハンドル112の厚み寸法D4と、プレート4の前面から第2梁部12の前面までの寸法D5との間に寸法差が発生する。本実施形態では、厚み寸法D4と寸法D5との寸法差(D4−D5)が0〜0.5mm、より好ましくは0〜0.2mmとなるように、取付枠1、プレート4、及び操作ハンドル110の寸法を設定している。これにより、操作ハンドル110の前面とプレート4の前面との間の段差が目立たなくなって、外観の意匠性がさらに向上する。
次に、本実施形態の取付枠1を用いてスイッチ10を造営材200に取り付ける手順を説明する。
まず、スイッチ本体100を取付枠1に取り付ける手順について説明する。
作業者は、取付枠1とスイッチ本体100をそれぞれ手に持ち、可動片104が設けられた右側部に比べて左側部が前側(取付枠1に近い側)になるようにスイッチ本体100を傾けた状態で、取付枠1の後方から窓孔18内にスイッチ本体100の前部を挿入する。そして、作業者は、窓孔18内に斜めに傾けて挿入されたスイッチ本体100の左側面にある2個の取付爪103を、左側の第2梁部12に設けられた貫通孔15にそれぞれ挿入する。作業者は、この状態からスイッチ本体100の右側部を前方に押し込むと、スイッチ本体100の右側面に設けられた2個の取付爪103が右側の第2梁部12に当たって、可動片104が内側に撓められる。作業者が、スイッチ本体100の右側部をさらに前方に押し込むと、スイッチ本体100の右側面にある取付爪103が、右側の第2梁部12に設けられた貫通孔15に挿入される。スイッチ本体100の右側面にある取付爪103が、右側の第2梁部12にある貫通孔15に挿入されると、可動片104は撓められる前の状態に戻る。左右両側の取付爪103が対応する貫通孔15に引っ掛かることによって、スイッチ本体100が取付枠1に保持された状態となる。スイッチ本体100が取付枠1に取り付けられた状態では、図2及び図3に示すように、スイッチ本体100の前側部が窓孔18から前方に突出した状態となる。
なお、スイッチ本体100を取付枠1から取り外す場合、作業者は、スイッチ本体100の右側面にある突起105を押して、右側面の取付爪103を内側に引っ込めた状態とする。この状態で、作業者が、スイッチ本体100の右側部を後方に引っ張ると、スイッチ本体100が取付枠1から取り外される。
次に、作業者は、造営材200の裏側に配線された電線(図示せず)を、造営材200に形成された孔201から、造営材200の表側に引き出す。作業者は、電線の先端の被覆を剥いて、電線の芯線を露出させ、この電線をスイッチ本体100の電線挿入孔107に挿入して、スイッチ本体100の内部に収納された接続端子に電気的に接続させる。
作業者は、造営材200の孔201にスイッチ本体100の後部を収納し、孔201の周縁部に第1梁部11の背面を当てた状態で保持する。そして、作業者は、挿入孔13に通したネジを、例えばスイッチボックス5のネジ孔53にねじ込むことによって、取付枠1を造営材200に対して固定する。
次に、作業者は、操作ハンドル110を前方からスイッチ本体100に近づけ、操作ハンドル110の裏面に設けられた軸受け部に軸106を嵌め込むことによって、操作ハンドル110をスイッチ本体100に回転自在に支持させる。
作業者は、取付枠1の前側にプレートボディ2を被せ、プレートボディ2の挿入孔23に通したネジ(図示せず)を取付枠1のネジ孔14にねじ込むことによって、プレートボディ2を取付枠1に取り付ける。
その後、作業者は、プレートボディ2の前側にプレートカバー3を被せ、プレートカバー3の引掛部を対応する貫通孔24に挿入させ、引掛部を貫通孔24の周縁部に引っ掛けることで、プレートカバー3をプレートボディ2に取り付ける。
このように、プレートカバー3がプレートボディ2に取り付けられた状態では、プレートカバー3が、窓32から露出する操作ハンドル110を除いて、取付枠1、プレートボディ2、スイッチ本体100、及び造営材200の孔201を前方から覆い隠している。また、プレートカバー3がプレートボディ2に取り付けられた状態では、操作ハンドル110は、プレートカバー3の窓32を通して前方から操作可能となっている。
なお、プレートカバー3をプレートボディ2から取り外す場合、作業者は、先端が平らな工具(例えばマイナスドライバ)を凹部33と凹部25の間の隙間に挿入して捻る。これにより、プレートカバー3の下部が浮き上がって、プレートカバー3の下側にある引掛部が貫通孔24から取り外される。この状態で、作業者が、プレートカバー3を前側(プレートボディ2から離れる方向)に引っ張ると、全ての引掛部が貫通孔24から取り外され、プレートカバー3をプレートボディ2から取り外すことができる。
ところで、本実施形態の取付枠1には、スイッチ本体100を3個まで取り付けることができる。
取付枠1に対してスイッチ本体100が1個だけ取り付けられる場合、図2に示すように、取付枠1に対して上下方向の中央付近にスイッチ本体100が取り付けられる。取付枠1に対して3個のスイッチ本体100が取り付けられる場合は、窓孔18内に3個のスイッチ本体100が上下方向に隙間なく並ぶように取り付けられる。図2において、取付枠1の中央に取り付けられたスイッチ本体100の上側及び下側にそれぞれスイッチ本体100が取り付けられる。したがって、取付枠1にスイッチ本体100を1個又は3個取り付ける場合は、スイッチ本体100の取付位置が分かりやすくなっている。
なお、取付枠1にスイッチ本体100が1個だけ取り付けられる場合、各々の第2梁部12において、上下方向の中央付近に設けられた2個の貫通孔15にスイッチ本体100の取付爪103が取り付けられる。
また、取付枠1にスイッチ本体100が3個取り付けられる場合、第2梁部12において、上下方向の中央付近に設けられた2個の貫通孔15に、中央位置に取り付けられるスイッチ本体100の取付爪103が取り付けられる。第2梁部12において、一番上の貫通孔15と、上から2番目の幅広の貫通孔15とに、上側位置に取り付けられるスイッチ本体100の取付爪103が取り付けられる。第2梁部12において、一番下の貫通孔15と、下から2番目の幅広の貫通孔15とに、下側位置に取り付けられるスイッチ本体100の取付爪103が取り付けられる。
一方、取付枠1にスイッチ本体100を2個取り付ける場合は、窓孔18内で上下方向の両側に隙間を空けた状態で2個のスイッチ本体100が取り付けられるため、スイッチ本体100の取付位置が分かりにくくなる。すなわち、第2梁部12において、上から2番目の幅広の貫通孔15と、上から3番目の貫通孔15とに、一方のスイッチ本体100の取付爪103が取り付けられる。また、第2梁部12において、下から2番目の幅広の貫通孔15と、下から3番目の貫通孔15とに、他方のスイッチ本体100の取付爪103が取り付けられる。この取付状態において、各々のスイッチ本体100の上下には隙間があいているため、スイッチ本体100の取付位置が直感的に分かりにくかった。
そこで、スイッチ本体100を取付枠1に取り付ける際に取付爪103が最初に取り付けられる側(本実施形態では左側)の第2梁部12には、取付位置を示す目印として凹部17が前面に設けられている。この凹部17は、2個のスイッチ本体100が取付枠1に取り付けられた状態でランプカバー102と隣り合う位置に設けられている。したがって、ランプカバー102が凹部17と隣り合うようにスイッチ本体100を取付枠1に取り付けることで、取付枠1に対して2個のスイッチ本体100を取り付ける場合でも、スイッチ本体100の取付位置を間違えにくくなる。
また、上記の実施形態では、取付枠1に取り付けられる配線器具としてピアノハンドル式のスイッチを例示したが、シーソー式の操作ハンドルを備えたスイッチでもよい。
図11はシーソー式の操作ハンドル120を備えたスイッチの斜視図である。この操作ハンドル120は、左右方向の中間部を支点として揺動自在にスイッチ本体100に取り付けられている。図11に示すように、操作ハンドル120の右端が後方に押し込まれた状態では、操作ハンドル120の左端が前方に突出した状態となる。この状態から操作ハンドル120の左端を後側に押しこむと、操作ハンドル120が左右方向の中間部を支点として揺動し、操作ハンドル120の右端が前方に突出した状態となり、接点がオンからオフ(又は、オフからオン)に切り替わる。また、操作ハンドル120の右端が前方に突出した状態から、操作ハンドル120の右端を後側に押し込むと、操作ハンドル120が左右方向の中間部を支点として揺動し、操作ハンドル120の左端が前方に突出した状態となる。そして、操作ハンドル120の揺動動作に応じて、接点がオフからオン(又は、オンからオフ)に切り替わる。
シーソー式の操作ハンドル120を備えたスイッチ本体100が本実施形態の取付枠1に取り付けられた場合でも、操作ハンドル120の前端部分が造営材200の表面から突出する量を、従来の取付枠を用いる場合に比べて小さくできる。
以上説明したように、取付枠1は、一対の第1梁部11と、一対の第2梁部12とで枠状に形成されている。一対の第1梁部11は、配線器具であるスイッチ本体100が取り付けられる窓孔18を挟んで対向し、造営材200に設けられた孔201の周縁部に裏面を当てた状態で造営材200に固定される。一対の第2梁部12は、一対の第1梁部11が対向する方向と交差する方向において、窓孔18を挟んで対向する。一対の第2梁部12の各々には、スイッチ本体100を保持するための保持部(本実施形態ではスイッチ本体100の取付爪103が挿入される貫通孔15)が設けられる。第1梁部11において造営材200の表面側に配置される部位の前面よりも、第2梁部12において保持部が設けられた部位の前面の方が、造営材200に取り付けられた状態で後側に位置するように、第1梁部11及び第2梁部12が構成されている。
このように、第2梁部12において保持部が設けられた部位の前面は、第1梁部11において造営材200の表面側に配置される部位(挿入孔13が設けられた部位を含む)の前面よりも後側に位置している。したがって、第2梁部12において保持部が設けられた部位の前面と、第1梁部11において造営材200の表面側に配置される部位の前面とが、前後方向において同じ位置にある場合に比べて、スイッチ本体100の前面を後側に位置させることができる。よって、配線器具の前面が造営材200の表面から突出する量を小さくでき、配線装置全体として造営材200の表面から露出する部位を薄型化することができる。
本実施形態の取付枠1において、一対の第1梁部11は、孔201の周縁部に裏面の一部を接触させた状態で造営材200に固定されてもよい。一対の第1梁部11の各々には、第1梁部11の裏面の一部を造営材200の表面に接触させた状態で造営材200の表面よりも前側に位置する部位に、造営材200の裏側に配置される被取付部材にネジ止めするためのネジが挿入される挿入孔13が設けられてもよい。
第1梁部11において、挿入孔13が設けられた部位が、他の部位よりも後側に位置するように段差が設けられた場合、挿入孔13に挿入されるネジ7の頭が段差部分に干渉することで、挿入孔13にネジ7を挿入する作業がやりにくくなる可能性がある。第1梁部11に段差が設けられておらず、第1梁部11において挿入孔13が設けられた部位も造営材200の前側に位置しているので、挿入孔13にネジ7を挿入する作業がやりやすくなっている。
また、第1梁部11において、挿入孔13の設けられた部位が、他の部位よりも後側に位置するように段差が設けられた場合、スイッチボックス5の固定片51,52又は挟み金具6の固定片64,65と、挿入孔13の周縁部分とが干渉する可能性がある。そのため、第1梁部11に段差が設けられ、挿入孔13の設けられた部位が、他の部位よりも後側に位置していると、既存のスイッチボックス5や挟み金具6を用いて取付枠1を造営材200に固定できない可能性がある。それに対して、本実施形態の取付枠1では、第1梁部11に段差がなく、第1梁部11において挿入孔13が設けられた部位も造営材200の前側に位置しているので、既存のスイッチボックス5や挟み金具6を用いて取付枠1を造営材200に固定できる。
また、本実施形態の取付枠1では、操作ハンドル110の上下方向寸法D2よりも、上下の第1梁部11,11の間隔D3の方が大きい寸法に設定されており、操作ハンドル110は上下にある第1梁部11,11の間に配置される(図6参照)。したがって、操作ハンドル110の後部を、第2梁部12の前面に近い位置まで後退させることができ、操作ハンドル110の後部を、第1梁部11,11の前面よりも後側に位置させることができる。よって、本実施形態の取付枠1では、第1梁部11,11の前側を操作ハンドル110が覆っている場合に比べて、操作ハンドル110の前面を後側に位置させることができ、操作ハンドル110の前面が造営材200の表面から突出する量を小さくできる。
本実施形態の操作ハンドル110は、上記の取付枠1(配線器具用取付枠)に保持された押釦スイッチ(スイッチ本体100)に取り付けられる。操作ハンドル110は、前面の押釦101が押されることでオン/オフが切り替えられる押釦スイッチの前側に、押釦スイッチに対して回転自在に取り付けられる本体112を備える。操作ハンドル110は、操作に応じて本体112が回転すると、本体112の裏面で押釦101を押すように構成される。
本実施形態の操作ハンドル110は、上記の取付枠1に保持された押釦スイッチに取り付けられる。よって、第2梁部12において保持部が設けられた部位の前面と、第1梁部11において造営材200の表面側に配置される部位の前面とが、前後方向において同じ位置にある場合に比べ、操作ハンドル110の前面を後側に位置させることができる。したがって、操作ハンドル110の前面が造営材200の表面から突出する量をより小さくでき、外観の意匠性が向上する。
本実施形態の操作ハンドル110において、本体112の前後方向における厚み寸法D4と、化粧板(プレート4)の前面から第2梁部12の前面までの寸法D5とが同じ寸法になるように本体112が構成されてもよい。化粧板は、取付枠1の前面を覆うように、取付枠1に取り付けられる。なお、厚み寸法D4と寸法D5とが同じ寸法であるとは、厚み寸法D4と寸法D5とが全く同じ寸法であることに限定されない。厚み寸法D4と寸法D5との間に、化粧板の前面と操作ハンドル110の前面とが同一の平面である(換言すれば、化粧板の前面と操作ハンドル110の前面との間に段差がない)と視覚的に認識される程度の寸法差があってもよい。
この操作ハンドル110によれば、取付枠1に化粧板が取り付けられた状態では、操作ハンドル110の前面と化粧板の前面とに段差がないように見えるから、外観の意匠性がさらに向上する。
本実施形態のスイッチ装置は、上記の取付枠1(配線器具用取付枠)と、押釦スイッチ(スイッチ本体100)と、操作ハンドル110とを備えたことを特徴とする。押釦スイッチは、取付枠1の保持部(貫通孔15)に保持され、前面に設けられた押釦101が押されることによってオン/オフが切り替えられるように構成されている。操作ハンドル110は、押釦スイッチの前側に、押釦スイッチに対して回転自在に取り付けられ、操作に応じて裏面で押釦101を押すように構成されている。
本実施形態のスイッチ装置によれば、本実施形態の取付枠1に保持された押釦スイッチに取り付けられるので、操作ハンドル110の前面が造営材200の表面から突出する量を、従来のスイッチ装置よりも小さくできる。
また、本実施形態の取付枠1では、第1梁部11と第2梁部12との境界部分にリブ16が設けられている。すなわち、第1梁部11の背面には、窓孔18の周縁部から後方に突出するリブ16が設けられ、リブ16の左側端は左側の第2梁部12につながり、リブ16の右側端は右側の第2梁部12につながっている。本実施形態では、第1梁部11と第2梁部12との間に段差が設けられているが、リブ16によって第1梁部11と第2梁部12とがつなげられているから、取付枠1の強度を高めることができる。
1 取付枠(配線器具用取付枠)
2 プレートボディ
3 プレートカバー
4 プレート(化粧板)
5 スイッチボックス(被取付部材)
6 挟み金具(被取付部材)
7 ネジ
10 スイッチ(配線器具)
11 第1梁部
12 第2梁部
13 挿入孔
15 貫通孔(保持部)
18 窓孔
100 スイッチ本体(押釦スイッチ)
101 押釦
103 取付爪
110 操作ハンドル
112 本体
113 前壁部
114 側壁部
200 造営材
201 孔

Claims (5)

  1. 配線器具が取り付けられる窓孔を挟んで対向し、造営材に設けられた孔の周縁部に裏面を当てた状態で前記造営材に固定される一対の第1梁部と、
    前記一対の第1梁部が対向する方向と交差する方向において、前記窓孔を挟んで対向する一対の第2梁部とで枠状に形成され、
    前記一対の第2梁部の各々には、前記配線器具を保持するための保持部が設けられ、
    前記第1梁部において前記造営材の表面側に配置される部位の前面よりも、前記第2梁部において前記保持部が設けられた部位の前面の方が、前記造営材に取り付けられた状態で後側に位置するように、前記第1梁部及び前記第2梁部が構成されたことを特徴とする配線器具用取付枠。
  2. 前記一対の第1梁部は、前記孔の周縁部に裏面の一部を接触させた状態で前記造営材に固定され、
    前記一対の第1梁部の各々には、裏面の一部を前記造営材の表面に接触させた状態で前記造営材の表面よりも前側に位置する部位に、前記造営材の裏側に配置される被取付部材にネジ止めするためのネジが挿入される挿入孔が設けられたことを特徴とする請求項1記載の配線器具用取付枠。
  3. 請求項1又は2に記載の配線器具用取付枠に保持された押釦スイッチに取り付けられる操作ハンドルであって、
    前面の押釦が押されることでオン/オフが切り替えられる前記押釦スイッチの前側に、前記押釦スイッチに対して回転自在に取り付けられる本体を備え、
    操作に応じて前記本体が回転すると、前記本体の裏面で前記押釦を押すように構成されたことを特徴とする操作ハンドル。
  4. 前記本体の前後方向における厚み寸法と、前記配線器具用取付枠の前面を覆うように前記配線器具用取付枠に取り付けられる化粧板の前面から前記第2梁部の前面までの寸法とが同じ寸法になるように前記本体が構成されたことを特徴とする請求項3に記載の操作ハンドル。
  5. 請求項1又は2に記載の配線器具用取付枠と、
    前記配線器具用取付枠の前記保持部に保持され、前面の押釦が押されることによってオン/オフが切り替えられる押釦スイッチと、
    前記押釦スイッチの前側に、前記押釦スイッチに対して回転自在に取り付けられ、操作に応じて裏面で前記押釦を押すように構成された操作ハンドルとを備えたことを特徴とするスイッチ装置。
JP2014230267A 2014-01-31 2014-11-13 配線器具用取付枠、操作ハンドル、及びスイッチ装置 Active JP6355051B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014230267A JP6355051B2 (ja) 2014-01-31 2014-11-13 配線器具用取付枠、操作ハンドル、及びスイッチ装置
PCT/JP2015/000018 WO2015115023A1 (ja) 2014-01-31 2015-01-06 配線器具用取付枠、操作ハンドル、及びスイッチ装置
TW104101019A TWI560734B (en) 2014-01-31 2015-01-13 Attachment frame, operation handle, and switch assembly

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014016846 2014-01-31
JP2014016846 2014-01-31
JP2014230267A JP6355051B2 (ja) 2014-01-31 2014-11-13 配線器具用取付枠、操作ハンドル、及びスイッチ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015164387A JP2015164387A (ja) 2015-09-10
JP6355051B2 true JP6355051B2 (ja) 2018-07-11

Family

ID=53756611

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014230267A Active JP6355051B2 (ja) 2014-01-31 2014-11-13 配線器具用取付枠、操作ハンドル、及びスイッチ装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6355051B2 (ja)
TW (1) TWI560734B (ja)
WO (1) WO2015115023A1 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4218454B2 (ja) * 2003-07-18 2009-02-04 パナソニック電工株式会社 ワイヤレススイッチ
US7155214B2 (en) * 2004-09-09 2006-12-26 Dana Innovations I-port controller
JP4158791B2 (ja) * 2005-07-21 2008-10-01 松下電工株式会社 インターホン装置
JP4853351B2 (ja) * 2007-03-29 2012-01-11 パナソニック電工株式会社 埋込形配線器具の取付装置
JP2010050065A (ja) * 2008-08-25 2010-03-04 Panasonic Electric Works Co Ltd スイッチの取付枠及びその製造方法並びにスイッチ装置
JP2010055844A (ja) * 2008-08-26 2010-03-11 Panasonic Electric Works Co Ltd 換気扇スイッチ
JP2012128978A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Panasonic Corp 壁埋込型操作器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015164387A (ja) 2015-09-10
TWI560734B (en) 2016-12-01
WO2015115023A1 (ja) 2015-08-06
TW201539506A (zh) 2015-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5502582B2 (ja) 照明器具
JP6145726B2 (ja) 配線器具用取付枠、ハンドル、及びスイッチ装置
JP5320589B2 (ja) 照明器具及び誘導灯
JP2018147758A (ja) 非常用照明器具
JP6355051B2 (ja) 配線器具用取付枠、操作ハンドル、及びスイッチ装置
JP5624356B2 (ja) 照明器具
JP2015146264A (ja) 光源ユニット及び照明器具
JP2018147757A (ja) 非常用照明器具
JP5210051B2 (ja) 表示灯
JP4470779B2 (ja) スイッチ用プリズムおよびそれを用いた波動スイッチ
JP5816862B2 (ja) スイッチ装置
JP5834199B2 (ja) 照明器具
JP6575894B2 (ja) 照明器具
JP6485785B2 (ja) 配線器具用取付枠、操作ハンドル、及び配線装置
JP7122668B2 (ja) 配線器具用プレート及び配線器具システム
TWI552469B (zh) Wiring device with mounting box
JP6168455B2 (ja) スイッチ
JP2019175614A (ja) 照明装置及び照明装置の組み立て方法
JP2010277792A (ja) 表示灯
JP2019021475A (ja) 光源装置
JP2016079712A (ja) 浴室の天井構造
KR101591977B1 (ko) 배선분기박스 일체형 등기구 시스템
JP2022023234A (ja) 照明器具
JP6418528B2 (ja) 照明器具
JP5904845B2 (ja) 表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170209

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180508

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180601

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6355051

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151