JP4845258B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラープリンタ、カラー複写機などの複数の像担持体を有する画像形成装置に関し、特に像担持体等の回転駆動制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から電子写真方式の画像形成装置においては、高速化のために複数の像担持体である感光ドラムを有し、無端ベルトである搬送ベルト上に担持された記録材上に順次異なる色のトナー像を転写する方式が各種提案されている。かかる複数の感光ドラムを有する装置の問題点としては、機械精度等の原因により、複数の感光ドラムや搬送ベルトの移動ムラや、各転写位置での感光ドラム外周面と搬送ベルトの移動量の関係などが各色ごとにばらばらに発生し、画像を重ね合わせたときに一致せず、色ずれを生じてしまうことが挙げられる。
【0003】
色ずれの例を図11(a)〜(d)に、本来の画像位置100に対する色ずれ101a〜dとして示している。なお図11(b)、(c)は主走査方向に色ずれがある場合を示しているが、説明のため二つの線を搬送方向に離して描いている。
【0004】
図11(a)は主走査線の傾きずれ101aを示し、光学部と感光ドラムの間に傾きがある場合などに発生する。これは例えば、光学部や感光ドラムの位置や、レンズの位置を調整することによって矢印方向に修正することができる。図11(b)は主走査線幅のばらつきによる色ずれ101bを示し、光学部と感光ドラムの間の距離の違いなどによって発生し、特に光学部がレーザースキャナの場合に発生しやすい。これは例えば画像周波数を微調整(走査線幅が長い場合には周波数を速くする)して、走査線の長さを変えることによって図の矢印方向に修正することができる。図11(c)は主走査方向の書き出し位置誤差によるずれ101cを示す。これは例えば光学部がレーザースキャナであれば、ビーム検出位置からの書き出しタイミングを調整することによって図の矢印方向に修正することができる。図11(d)はシート搬送方向の書き出し位置誤差を示す。これは例えば、シート先端検出からの各色の書き出しタイミングを調整することによって矢印方向に修正することができる。
【0005】
これらの色ずれを修正するために、図12に示すように無端ベルトである搬送ベルト102の上に各色ごとに色ずれ検出用のパターンを形成し、搬送ベルト下流部の両サイドに設けられた一対の光センサ103で検出し、検出したずれ量に応じて上記各種調整を実施している。図において搬送ベルト102上にはシート搬送方向の色ずれ量を出するためのパターン104a〜d、105a〜d、シート搬送方向と直交する主走査方向の色ずれ量を検出するためのパターン106a〜d、107a〜dが形成されており、夫々ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)に対応している。
【0006】
上記構成にあって、感光ドラム(例えばカートリッジタイプ)や搬送ベルトを使用者が交換可能とすべく、感光ドラムや搬送ベルト駆動ローラと本体側の駆動軸は、カップリングを介して接続されている。図13は、駆動手段であるモータ起動時のモータと感光ドラム又は搬送ベルト表面速度を説明する図である。図においてカップリングが噛合している場合には、感光ドラム又は搬送ベルトの表面速度は、モータ速度と比例関係にある。また、感光ドラムと搬送ベルトとの間には離間機構は存在せず、常に表面が接している。
【0007】
ここで従来からも、モータ起動時に感光ドラムと搬送ベルトの表面の速度差が生じないように工夫している。例えば感光ドラムと搬送ベルトが別モータによって駆動される場合は、夫々のモータの起動カーブを、感光ドラムと搬送ベルトの起動時の表面速度が同じになるように設定している。また、感光ドラムと搬送ベルトを同じモータで駆動することにより、モータの起動カーブに関わらず表面速度が同じになるような構成とする場合もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上記構成にあっては、図13に示すように、カップリングが噛合していない場合には、モータ起動時においてカップリングが嵌合するまではモータが回転しているにも関わらず感光ドラム又は搬送ベルトは回転を開始せず、表面速度はゼロである。そしてカップリングが嵌合すると、感光ドラム又は搬送ベルトはそのときのモータ回転速度に応じた速度で回転を開始する。
【0009】
モータ起動開始からカップリングが嵌合するまでの時間(回転角、移動距離)は、モータ起動時の感光ドラムや搬送ベルト駆動ローラの駆動軸と、本体側の駆動軸のカップリングの位置関係により異なる。例えばカップリングが嵌合するまでの最長時間(回転角、移動距離)が感光ドラム又は駆動ローラの1/4周分、モータの起動時間がモータ2周分、駆動列の減速比が1/10の構成とし、駆動ローラのカップリングは嵌合した状態でモータが起動し、感光ドラムのカップリングは最長の時間で嵌合するものとする。するとモータが定常速度となるまでに駆動ローラは1/5周(=2周/10)回転し、更に1/20周(=1/4-1/5周)してから感光ドラムのカップリングが嵌合する。すなわち、感光ドラムの表面速度がゼロのまま、搬送ベルトの表面速度は定常速度に達し、駆動ローラが1/4周する間、搬送ベルトで感光ドラム表面を擦ることとなる。
【0010】
図14は、感光ドラム又は搬送ベルト表面の傷を説明する図である。感光ドラム108と搬送ベルトの表面は接しているので、表面の速度差が大きいと互いに摺擦し、キズが発生する。例えば図に示すように感光ドラム108が停止した状態で搬送ベルトのみが回転すると、停止している感光ドラム108に、感光ドラムと搬送ベルトとのニップ幅と、感光ドラムの長さに応じて帯状のキズ109が発生する。また搬送ベルトが停止し、感光ドラム108のみが回転した場合にも、同様にして搬送ベルトにキズが発生する。
【0011】
このようなキズが発生した場合には、感光ドラムへの潜像形成や現像が正常に行われず、画像品質が劣化する。図15は搬送ベルト上にキズがある場合の、色ずれ検出パターン104〜107の検出信号を示す。キズが大きく、又は深くなると、本来の色ずれ検出パターン以外にキズの部分でも色ずれ検出パターン検出信号と同等の信号が検出される。特に、色ずれ検出パターンの検出手段が正反射系の光学系を用いて構成されている場合、キズの影響を受けやすい。
【0012】
そこで本発明は、感光ドラムや搬送ベルトの速度差によって発生するキズの減少を図ることにより、画像品質の劣化や色ずれ検出パターンの誤検知を低減した画像形成装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、記録材に画像を形成する画像形成装置であって、駆動手段と、像担持体と、前記像担持体に形成されたトナー像が転写される、又は、前記像担持体に形成されたトナー像が転写される記録材を搬送する、前記駆動手段からの駆動力で駆動するベルトと、前記像担持体に前記駆動手段からの駆動力を伝達する第1のカップリング手段と、前記ベルトに前記駆動手段からの駆動力を伝達する第2のカップリング手段と、を有し、前記像担持体と前記ベルトに前記駆動手段から駆動力が伝達される際は、前記像担持体と前記ベルトが当接した状態である画像形成装置において、前記第1のカップリング手段は、前記駆動手段から駆動力が伝達され始めてから嵌合するまでの最長時間が、前記第2のカップリング手段における前記駆動手段から駆動力が伝達され始めてから嵌合するまでの最長時間よりも長くなる形状のカップリング手段であり、前記駆動手段は、前記駆動手段が駆動を開始してから前記第1のカップリング手段の前記駆動手段から駆動力が伝達され始めてから嵌合するまでの最長時間が経過するまでの間画像形成速度よりも低速で駆動し、その後、前記画像形成速度に到達するように加速することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
[第一実施形態]
本発明に係る画像形成装置の第一実施形態について、図を用いて説明する。図1は本実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略構成図、図2は像担持体及び無端ベルトの駆動伝達系を説明する図、図3は各駆動伝達系を説明する図、図5はカップリング手段の説明図、図6はモータの回転制御を説明する図、図7はモータ起動時における像担持体または無端ベルトの表面速度を説明する図である。
【0015】
図1に示すように、本実施形態に係る画像形成装置は、複数の像担持体である4色の感光ドラム1a〜dを有している。感光ドラム1a〜dはそれぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)に対応し、形成した静電潜像を現像した各色のトナー像を担持する。感光ドラム1近傍にはレーザースキャナ2が配置されており、感光ドラム1上にレーザー光を走査することにより静電潜像を形成する。
【0016】
全ての感光ドラム1は無端ベルトである搬送ベルト3に接触している。搬送ベルト3はシートSを各色の感光ドラム1a〜dに順次搬送するものであり、駆動ローラ4と従動ローラ5によって張架されている。駆動ローラ4は減速ギア8などによりモータ7に接続され(図2参照)、駆動力を伝達されている。また搬送ベルト3上には図示しない色ずれ検知用パターンが形成されると共に、これを検知する一対の光センサ6a、6bが搬送ベルト3の両サイドに設けられている。
【0017】
図示しないホストコンピュータから画像情報が送信されると、図示しない給送手段からシートSが供給され、搬送ベルト3によって各色の感光ドラム1に順次搬送される。搬送ベルト3によるシート搬送とタイミングを合わせて各色の画像信号が各レーザースキャナ2a〜dに送られ、感光ドラム1a〜d上に静電潜像が形成され、これを図示しない現像器で現像することにより各色のトナー像が形成され、図示しない転写手段によって搬送ベルト3上のシートSに重畳的に転写される。トナー像を転写されたシートSは図示しない定着器により熱と圧力を加えられて定着され、機外に排出されることによって画像形成が終了する。
【0018】
図2に示すように、各色の感光ドラム1a〜d及び搬送ベルト3の駆動ローラ4には、それぞれ独立したモータ7a〜eが減速ギア8a〜eを介して接続されている。ただし夫々の減速ギア8の構成(減速比など)は同じ者とする。感光ドラム1と搬送ベルト3は常に表面が接しており、各表面は同一方向に略同一速度で回転する。
【0019】
図3に示すように、感光ドラム1及び搬送ベルト3の駆動ローラ4は、夫々が駆動手段であるモータ7によって駆動される。モータ軸7aから駆動軸9までは減速ギア8によって減速され、駆動トルクが増大されている。感光ドラム1はカートリッジ式となっており、使用者が容易に交換可能とすべくカップリング部23を介して駆動軸9に接続されている。また搬送ベルト3は装置本体よりも寿命が短いため、使用者による交換を可能とするために、感光ドラム1と同様にカップリング部10を介して駆動軸9に接続されている。カップリング部10、23は感光ドラム1や駆動ローラ4の軸方向に引き抜くことにより外れる構造となっている。
【0020】
図4に感光ドラム1のカップリングを示す。第1のカップリング手段であるカップリング部23は一対のカップリング凹部23a、凸部23bからなり、各々、三角形の捩れ構造を形成している。モータ7が回転を開始すると本体側のカップリング凹部23aが回転を開始し、カップリング凸部23bとの三角形の捩れ構造に従い、徐々に嵌合が深くなり、最大120度回転すると、凸部23bが凹部23aにはまり、駆動がカップリング部23を介して感光ドラム1に伝達される。
【0021】
図5に駆動ローラ4のカップリングを示す。第2のカップリング手段であるカップリング部10は一対のカップリング10a、10bからなり、カップリング10aには90度間隔で穴10cが形成されている。これに対応してカップリング10bには90度間隔で突起10dが形成されている。モータ7が回転を開始すると本体側のカップリング10bが回転を開始し、カップリング10bの突起10dがカップリング10aの穴10cの位置に達すると、突起が穴にはまり、駆動がカップリング部10を介して駆動ローラ4に伝達される。
【0022】
図6は、モータ7の回転制御を説明する図である。本実施形態においてモータ7はステッピングモータであって、その起動停止はCPU11から指示される。CPUにはスローアップダウンデータ保持部12、相信号生成部13が接続されている。スローアップダウンデータ保持部12にはモータ7のパルス周期が保持されており、相信号生成部13ではスローアップダウンデータ保持部12からのパルス周期に応じて相信号を生成する。ドライバ14では、相信号生成部からの相信号に応じてモータの巻き線を駆動し、モータ7が回転する。
【0023】
次に、上記構成の画像形成装置における回転駆動制御について図7を用いて説明する。上述した如く、モータ起動時においてカップリング部23の凹部23aと凸部23b又は、穴10cと突起10dが嵌合するまでは、モータ7が回転しているにも関わらず感光ドラム1又は搬送ベルト3は回転を開始せず、表面速度はゼロである。カップリング部23の凹部23aと凸部23b又は、穴10cと突起10dが一致すると、感光ドラム1又は搬送ベルト3はそのときのモータ回転速度に応じた速度で回転を開始する。
【0024】
モータの起動開始からカップリング部23の凹部23aと凸部23b又は、穴10cと突起10dが一致するまでの時間(回転角、移動距離)は、モータ起動時の凹部23aと凸部23b又は、穴10cと突起10dの位置関係により異なる。減速ギア8の減速比が1/10である場合、凹部23aと凸部23bは最大120度回転すると一致するため、一致するまでの最長時間はモータ3.3回転(=120度/360度*10)となる。一方、穴10cと突起10dは最大90度回転すると一致するため、一致するまでの最長時間はモータ2.5回転(=90度/360度*10)となる。
【0025】
本実施形態においては、画像形成速度は安定した定着性を得るために、1速と、コート紙等の厚紙用の1/2速と、OHP等で光を透過して使用する用紙用の1/4速を有する。図7に示すように、嵌合時間が長い感光ドラム1のカップリングが嵌合するまでの、モータ起動開始後モータ 3.3回転(200ステップ/モータ1周* 3.3=660ステップ)の間はパルス周期を1/4速より低速の一定速度で回転させ、モータ7を加速させない。そしてその後スローアップを行い、定常速度まで加速する。
【0026】
上記制御は、夫々独立のモータ7a〜eについて共通に同様に行う。これにより図2に示した各色の感光ドラム1a〜d及び搬送ベルト3において、モータ起動開始時からカップリング部23の凹部23aと凸部23b又は、穴10cと突起10dが一致しているものや約120度又は、約90度離れているものなど様々であっても、モータ起動時の表面速度差を小さく抑えることができ、これらの表面に発生するキズの減少を図ることができる。
【0027】
[第二実施形態]
本発明に係る画像形成装置の第二実施形態について説明する。図8は本実施形態に係る像担持体及び無端ベルトの駆動伝達系を説明する図、図9はモータの駆動制御を説明する図であって、上記第一実施形態と説明の重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0028】
上記第一実施形態においては各色の感光ドラム1a〜d及び搬送ベルト3の駆動ローラ4にそれぞれ独立したモータ7a〜eを設けて示したが、本実施形態は、これらに共通の駆動手段を設けた例である。
【0029】
図8に示すように、各色の感光ドラム1a〜d及び搬送ベルト3の駆動ローラ4には、共通の駆動手段であるモータ15が備えられており、減速ギア16によって夫々に接続されている。感光ドラム1a〜dと搬送ベルト3とは常に表面が接しており、各表面は同一方向に略同一速度で回転する。
【0030】
図9に示すように、モータ15は本実施形態においてはDCモータ(例えばアウターロータののブラシレスモータ)であって、その起動停止はCPU17から指示される。モータの回転状態検知部18(例えば、MR阻止を用いた磁気式エンコーダ)からの信号に応じて、モータ15の回転数を一定に保つようにPI制御部19で演算処理を行い、ドライバ21に供給するパルス幅(モータ供給電力)を調整する。ドライバ21ではパルス幅制御部20からのパルス幅変調信号(PWM)に応じてモータ15への供給電力を制限する。また、相位置検知部22からの信号に応じて電力を供給する巻き線を切り換え(ブラシレス動作)、モータ15が回転する。
【0031】
モータ起動開始後は、第一実施形態と同様にモータ15が 3.3回転する間は、PI制御部19の目標速度を1/4速より低速の一定速度で回転させ、モータ15を加速させない。その後、PI制御部の目標速度を定常速度に変更して加速する。
【0032】
上記の如く駆動手段を共通としたことにより、装置構成の簡略化、装置の小型化を図ると共に、モータの起動カーブに関わらず表面速度を容易に同じとすることができる。
【0033】
[第三実施形態]
本発明に係る画像形成装置の第三実施形態について説明する。図10はモータ起動時の処理の流れを説明する図であって、上記第一又は第二実施形態と説明の重複する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0034】
上記説明した如く、カップリング部23の凹部23aと凸部23b又は、穴10cと突起10dの位置関係は、感光ドラム1又は搬送ベルト3が抜き差しされた後は任意となる。しかし一旦モータ駆動を行ってカップリング部23の凹部23aと凸部23b又は、穴10cと突起10dが一致すれば、その後は再び感光ドラム1又は3が抜き差しされるまで一致した状態が維持される。ここで感光ドラム1又は搬送ベルト3が抜き差しされる際には、電源がOFF/ON、または装置本体のカバーが開かれ、そして閉じられる。
【0035】
そこで本実施形態においては、上記第一又は第二実施形態に説明した駆動手段のスロー駆動制御は毎回は行わない。そして図10に示すように、モータ起動開始指示(S1)があった場合は、まず電源投入後又はカバークローズ後であるか否かを判断する(S2)。そして電源投入後等であった場合にのみ上記スロー駆動制御(S3)を行い、それ以外の場合は従来同様の通常起動(S4)を行って、定常速度運転(S5)へと移行する。
【0036】
このように構成することにより、モータ起動におけるスロー駆動制御を必要な場合にのみ行うことが可能となり、像担持体や無端ベルトのキズの減少を図ると共に、起動速度の低下を必要最小限に抑えることができる。
【0037】
[他の実施形態]
なお、上記各実施形態においては4つの感光ドラムを有する構成で説明したが、1つの感光ドラムを有する構成としてもよい。また4色の感光ドラム1が全て搬送ベルト3と常に接する構成として説明したが、カラー(Y、M、C)の感光ドラム1a〜cに搬送ベルト3からの離接機構を設け、黒(K)の感光ドラム1dのみが搬送ベルトと常に接する構成であってもよい
【0038】
また駆動伝達系として各色独立のステッピングモータと、各色共通のDCモータの場合について説明したが、減速ギア8とモータ7の組み合わせの構成は任意のものとすることができる。さらにスロー駆動制御は、カップリング部10、23が嵌合するまで低速であれば、必ずしも一定速度である必要はない。また、電源投入後又はカバークローズ後にのみスロー駆動制御を行うよう説明したが、感光ドラム1又は搬送ベルト3が着脱された後、若しくは着脱された可能性があると判断される妥当なタイミングでスロー駆動制御を行うよう構成することでもよい。
【0039】
また、上記各実施形態においては無端ベルトとして搬送ベルトを例に用いて、感光ドラム上のトナー像を搬送ベルト上に担持された記録材に転写するものとして説明した。しかし無端ベルトとして中間転写ベルトを用いて、感光ドラム上のトナー像を中間転写ベルト上に重畳的に一時転写し、別途給送した記録材に一括して二次転写するよう構成した画像形成装置であっても、本発明を適用することができる。
【0040】
【発明の効果】
上記説明した如く、本発明に係る画像形成装置においては、駆動手段の起動時に画像形成速度よりも低速で駆動する制御を行うことにより、像担持体やベルトの表面速度差を小さく抑えることができるため、速度差によって発生するキズの減少を図ることができ、画像品質の劣化や色ずれ検出パターンの誤検知を低減した画像形成装置を提供することができる。
【0041】
また電源投入後又はカバーを閉じた後に画像形成速度よりも低速で駆動する制御を行うことにより、像担持体やベルトのキズの減少を図ると共に、起動速度の低下を必要最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略構成図である。
【図2】像担持体及び無端ベルトの駆動伝達系を説明する図である。
【図3】各駆動伝達系を説明する図である。
【図4】カップリング手段の説明図である。
【図5】カップリング手段の説明図である。
【図6】モータの回転制御を説明する図である。
【図7】モータ起動時における像担持体または無端ベルトの表面速度を説明する図である。
【図8】第二実施形態に係る像担持体及び無端ベルトの駆動伝達系を説明する図である。
【図9】モータの駆動制御を説明する図である。
【図10】モータ起動時の処理の流れを説明する図である。
【図11】色ずれの例を説明する図である。
【図12】色ずれ検出用のパターンを説明する図である。
【図13】従来例に係るモータと感光ドラム又は搬送ベルト表面速度を説明する図である。
【図14】感光ドラム又は搬送ベルト表面の傷を説明する図である。
【図15】搬送ベルト上にキズがある場合の、色ずれ検出パターン検出信号を示す図である。
【符号の説明】
S …シート
1 …感光ドラム
2 …レーザースキャナ
3 …搬送ベルト
4 …駆動ローラ
5 …従動ローラ
6 …光センサ
7 …モータ
8 …減速ギア
9 …駆動軸
10 …カップリング部
10c …穴
10d …突起
11 …CPU
12 …スローアップダウンデータ保持部
13 …相信号生成部
14 …ドライバ
15 …モータ
16 …減速ギア
17 …CPU
18 …回転状態検知部
19 …PI制御部
20 …パルス幅制御部
21 …ドライバ
22 …相位置検知部
23 …カップリング部

Claims (11)

  1. 記録材に画像を形成する画像形成装置であって、
    駆動手段と、
    像担持体と、
    前記像担持体に形成されたトナー像が転写される、又は、前記像担持体に形成されたトナー像が転写される記録材を搬送する、前記駆動手段からの駆動力で駆動するベルトと、
    前記像担持体に前記駆動手段からの駆動力を伝達する第1のカップリング手段と、前記ベルトに前記駆動手段からの駆動力を伝達する第2のカップリング手段と、を有し、前記像担持体と前記ベルトに前記駆動手段から駆動力が伝達される際は、前記像担持体と前記ベルトが当接した状態である画像形成装置において、
    前記第1のカップリング手段は、前記駆動手段から駆動力が伝達され始めてから嵌合するまでの最長時間が、前記第2のカップリング手段における前記駆動手段から駆動力が伝達され始めてから嵌合するまでの最長時間よりも長くなる形状のカップリング手段であり、
    前記駆動手段は、前記駆動手段が駆動を開始してから前記第1のカップリング手段の前記駆動手段から駆動力が伝達され始めてから嵌合するまでの最長時間が経過するまでの間画像形成速度よりも低速で駆動し、その後、前記画像形成速度に到達するように加速することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記駆動手段は、前記駆動手段が駆動を開始してから前記第1のカップリング手段の前記駆動手段から駆動力が伝達され始めてから嵌合するまでの最長時間が経過するまでの間のみ画像形成速度よりも低速の一定速度で駆動することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1のカップリング手段は、断面が三角形の凸部と前記凸部が嵌合する断面が三角形の凹部であり、前記第2のカップリング手段は、断面に90度間隔で形成された4つの凸部を有する第1の部材と、断面に前記4つの凸部が嵌合する90度間隔で形成された4つの凹部を有する第2の部材から成ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成装置は、複数の前記像担持体を有し、
    前記第1のカップリング手段は、複数の前記像担持体に対して夫々独立して設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置は、複数の前記像担持体を有し、
    前記第1のカップリング手段は、複数の前記像担持体に対して1つ設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記駆動手段は、前記像担持体と前記ベルトに対して夫々独立に設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記駆動手段は、前記像担持体と前記ベルトに対して共通に設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記駆動手段は、ステッピングモータであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記駆動手段は、DCブラシレスモータであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記駆動手段を前記低速で駆動させる動作は、電源投入後又は装置本体のカバーを閉じた後に行うことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記駆動手段を前記低速で駆動させる動作は、前記像担持体又は前記ベルトが着脱された後に行うことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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