JPH10142944A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10142944A
JPH10142944A JP30161396A JP30161396A JPH10142944A JP H10142944 A JPH10142944 A JP H10142944A JP 30161396 A JP30161396 A JP 30161396A JP 30161396 A JP30161396 A JP 30161396A JP H10142944 A JPH10142944 A JP H10142944A
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Japan
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developing
rotating member
charging
peripheral speed
image
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JP30161396A
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Hiroshi Toda
央 戸田
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真方式の画像形成装置であり、感光体
に当接して回転駆動される、静電潜像現像用ローラ及び
例えば感光体帯電用回転部材とを有する画像形成装置で
あって、従来よりも感光体の摩耗量を低減させることが
できるとともに、良好で安定した画像形成を行える画像
形成装置を提供する。 【解決手段】 現像スリーブ52Bk及び帯電ブラシ3
を同一のモータM2により駆動可能とし、感光体ドラム
2の回転中において、現像スリーブにより感光体ドラム
2上の静電潜像が現像される期間は、現像スリーブ、帯
電ブラシ3をそれぞれ正規の周速V52H 、V3Hにて回転
させ、像間等の現像外期間はそれぞれ正規の周速よりも
遅い周速V52L 、V3Lにて回転させるとともに、帯電ブ
ラシ3に印加する帯電用電圧を周速V3HのときはEC1
周速V3LのときはEC2(|EC2|>|EC1|)とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真方式の画像
形成装置、特に、感光体上に形成された静電潜像を感光
体に当接されて回転駆動される現像ローラや現像スリー
ブ等の現像用回転部材によって現像する画像形成装置で
あって、現像用回転部材以外にも感光体に当接されて回
転駆動される回転部材、例えば感光体表面を一様に帯電
させるための帯電ローラや帯電用回転ブラシ、感光体上
に形成されるトナー像を記録材に転写するための転写ブ
ラシ、記録材に転写されずに感光体上に残留したトナー
を除去するためのクリーニングブラシ等を有する画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置では、一般
的には次のようにして記録材上に原稿画像に対応する画
像が形成される。すなわち、モノクロの画像形成装置に
おいては、感光体を帯電装置にて帯電させ、その帯電域
に画像露光を行って原稿画像に対応する静電潜像を形成
し、この潜像を現像装置で現像して可視トナー像とし、
このトナー像を転写装置により記録材上に転写し、記録
材上のトナー像を定着装置により定着して目的とする画
像を得る。
【0003】また、カラーの画像形成装置においては、
例えば、シアン、イエロー、マゼンタ、黒のような各色
のトナー像が上記のように感光体上に順次形成され、一
つの色のトナー像が形成される度に転写ベルト等の中間
転写体上に転写され、全ての色のトナー像が中間転写体
に転写されて中間転写体上に多重のトナー像が形成され
た後に、該多重トナー像が転写装置により記録材上に転
写される。以降の処理はモノクロの場合と同様である。
【0004】このような画像形成装置において、感光体
上に形成される静電潜像を現像してトナー像とする現像
装置としては、感光体に当接して回転する現像ローラに
よって現像タンク内に貯蔵されたトナーを含む現像剤を
現像領域に搬送して、感光体上の静電潜像に静電吸着さ
せて現像するものが知られている。かかる現像装置を採
用する画像形成装置においては、現像ローラは感光体に
当接して回転するため、感光体を摩耗させ、それだけ感
光体の寿命が短くなってしまう。
【0005】そのため、実公平4−30597号公報
は、感光体上の静電潜像の画像部が現像領域に来た時
と、非画像部が来た時とで、現像ローラ周面の線速度を
後者の方が前者よりも小さくなるように変える現像装置
によって、感光体の摩耗を低減させることを教えてい
る。この現像装置によると、さらにトナーを含む現像剤
の劣化や、感光体上に残留したトナーを感光体に当接し
て除去するクリーニングブレードの劣化も軽減できると
教えている。
【0006】また、特開平6−3935号公報は、感光
体上の静電潜像の現像タイミングに合わせて現像ローラ
を感光体より速い周速で回転させ、その他の感光体の回
転期間中は現像ローラを感光体とほぼ同じ周速で回転さ
せる現像装置によって、感光体の摩耗を低減させること
を教えている。また、特開平6−35308号公報は、
感光体の周速よりも速い周速で回転する現像ローラによ
って現像する現像装置において、現像を行わない期間に
所定のタイミングで現像ローラの周速を一時的に感光体
の周速に近づける現像装置を教えている。この現像装置
によると、感光体やクリーニングブレードの摩耗を減少
させることができると教えている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、電子写真方
式の画像形成装置においては、現像ローラ以外にも感光
体に当接して回転する回転部材を有する画像形成装置が
あり、該回転部材によっても感光体は摩耗する。かかる
回転部材としては、感光体表面を一様に帯電させるため
の帯電ローラや帯電用回転ブラシ、感光体上に形成され
るトナー像を記録材上に転写するための転写ローラや転
写用回転ブラシ、感光体上に残留したトナーを除去する
ためのクリーニングローラやクリーニング用回転ブラシ
等を挙げることができる。したがって、実公平4−30
597号公報、特開平6−3935号公報又は特開平6
−35308号公報の教える現像装置を備える画像形成
装置においては、現像ローラに起因する感光体の摩耗は
低減できるものの、現像ローラ以外にも感光体に当接し
て回転する回転部材を有するときには、該回転部材によ
る摩耗については考慮されておらず、それだけ感光体の
摩耗量は多くなってしまう。
【0008】そこで本発明は、感光体表面を帯電させ、
該帯電域に原稿画像に対応させて画像露光することで静
電潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー像とし、
該トナー像を記録材に転写する画像形成装置であり、感
光体上に形成される静電潜像を現像するために感光体に
当接して回転駆動される現像用回転部材と、所定の目的
のために感光体に当接して回転駆動される回転部材とを
有する画像形成装置であって、従来よりも感光体の摩耗
量を低減させることができるとともに、良好で安定した
画像形成を行える画像形成装置を提供することを課題と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、感光体表面を帯電させ、該帯電域に原稿画
像に対応させて画像露光することで静電潜像を形成し、
該静電潜像を現像してトナー像とし、該トナー像を記録
材に転写する画像形成装置であり、前記感光体上に形成
される静電潜像を現像するために該感光体に当接して回
転駆動される現像用回転部材と、所定の目的のために前
記感光体に当接して回転駆動される前記現像用回転部材
以外の1又は2以上の回転部材と、前記現像用回転部材
及び前記所定の目的用回転部材を駆動する回転部材駆動
手段と、前記回転部材駆動手段を制御する制御手段とを
有し、前記制御手段は、前記感光体の回転中において、
前記現像用回転部材により静電潜像が現像される現像期
間中は、前記回転部材駆動手段を制御して該現像用回転
部材を所定の周速で回転させるとともに、前記所定の目
的用回転部材を所定の周速で回転させ、該現像期間外の
少なくとも一部の期間では、該回転部材駆動手段を制御
して該現像用回転部材をその所定の周速よりも遅い周速
で回転させ、該所定の目的用回転部材の少なくとも一つ
をその所定の周速よりも遅い周速で回転させることを特
徴とする画像形成装置を提供する。
【0010】本発明は、例えばモノクロの画像形成装置
のように、感光体上に形成されるトナー像を直接記録材
上に転写する画像形成装置にも、また、例えばカラー
(多色)の画像形成装置のように、感光体上に形成され
るトナー像を一旦中間転写ベルト等の中間転写体に転写
した後に、該中間転写体上のトナー像を記録材上に転写
する画像形成装置にも適用できる。いずれにしても、画
像形成装置としては、プリンタ、複写機等を例示でき
る。
【0011】前記感光体はドラム状、ベルト状に形成さ
れているものを例示できる。該感光体はその表面が所定
の速度で回転駆動される。前記現像用回転部材として
は、現像ローラや現像スリーブを例示できる。前記所定
の目的用回転部材としては、感光体表面を一様に帯電さ
せるための帯電ローラや帯電用回転ブラシ、感光体上に
形成されるトナー像を記録材上に転写するための転写ロ
ーラや転写用回転ブラシ、感光体上に残留したトナーを
除去するためのクリーニングローラやクリーニング用回
転ブラシ等を挙げることができ、本発明に係る画像形成
装置はこれらのうち1又は2以上を備えている。
【0012】前記現像用回転部材の所定の周速とは、該
回転部材の回転によって感光体上に形成される静電潜像
を良好に現像するための周速のことであり、例えば、感
光体の表面移動速度の1.5〜3倍程度、例えば約2倍
とすることが考えられる。また、該現像用回転部材の所
定の周速より遅い周速は、感光体の表面移動速度の0.
2〜2倍程度、例えば約0.7倍とすることが考えられ
る。
【0013】前記所定の目的用回転部材の所定の周速と
は、該回転部材の回転によってその所定の目的を達成す
るための周速のことである。前記現像される期間外の期
間(現像外期間)としては、感光体表面は既に移動を始
めているが、未だ画像形成が開始されていない感光体上
の領域、複数の画像形成をする場合において感光体上に
形成される静電潜像間の像間領域、画像形成は終了した
が未だ感光体が動いているときの画像形成後の感光体上
の領域等が、現像用回転部材と感光体間の現像位置を通
過している期間などを挙げることができる。
【0014】本発明の画像形成装置においては、画像形
成がなされるときには感光体はその表面が移動するよう
に駆動されるとともに、制御手段の制御下に、回転部材
駆動手段により現像用回転部材が感光体に当接しながら
回転駆動され、所定の目的用回転部材が感光体に当接し
ながら回転駆動される。これら回転部材は、感光体上に
形成される静電潜像が現像される期間はそれぞれ所定の
周速で回転駆動される。現像外期間においては、所定の
目的用回転部材のうち少なくとも一部及び現像用回転部
材がそれぞれ該現像外期間の少なくとも一部において、
その所定の周速よりも遅い周速で回転駆動される。これ
により、感光体の摩耗が低減される。
【0015】前記回転部材駆動手段は、前記現像用回転
部材及び前記現像期間外において減速されるべき(換言
すれば、所定の周速より遅い周速で回転駆動されるべ
き)前記所定の目的用回転部材のための共通の駆動源、
例えばモータ、或いはモータとそれに接続された伝動機
構を含むことができ、前記制御手段は該駆動源を制御し
て、該現像用回転部材の周速及び現像期間外において減
速されるべき該所定の目的用回転部材の周速を制御する
ことができる。
【0016】上記いずれの画像形成装置においても、前
記所定の目的用回転部材として、前記感光体表面上を帯
電させるための帯電電圧が印加される帯電用回転部材
(例えば、帯電ローラ、帯電用回転ブラシ)を含むこと
ができ、その場合には、該帯電用回転部材の周速が低下
せしめられたとき、感光体の帯電電位が低下して非画像
部のカブリ等の現像不良が起きないように次の又は
のようにすることができる。なお、以下のとは組み
合わせて現像不良を防止するようにしてもよい。 帯電用回転部材に印加する帯電電圧を調整する帯電
電圧調整手段を設け、前記制御手段が前記回転部材駆動
手段を制御して、該帯電用回転部材を前記所定の周速よ
り遅い周速にて回転させるときには、該帯電電圧調整手
段は該帯電電圧の絶対値を、該帯電用回転部材が該所定
の周速にて回転されるときに印加される帯電電圧(正規
の帯電電圧)の絶対値よりも大きくなるように調整す
る。 前記現像用回転部材に印加する現像バイアス電圧を
調整する現像バイアス電圧調整手段を設け、前記制御手
段が前記回転部材駆動手段を制御して、前記帯電用回転
部材を前記所定の周速より遅い周速にて回転させるとき
に帯電される前記感光体上の領域であって、静電潜像が
形成される領域が該現像用回転部材に臨む位置を通過す
るときには、該現像バイアス電圧調整手段は該現像バイ
アス電圧の絶対値を、正規の現像バイアス電圧(現像用
回転部材がその所定の周速にて回転されるときに印加さ
れる現像バイアス電圧)の絶対値より小さくなるように
調整する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態である
フルカラーレーザビームプリンタの内部構成を示す概略
構成図である。図2は、該プリンタが有する感光体及び
その周辺部分の帯電用回転ブラシや現像装置等の概略構
成図である。
【0018】このプリンタは、図中時計回りに回転駆動
される感光体ドラム2、レーザ走査光学系4、フルカラ
ー現像装置5、中間転写ユニット1、給紙カセットCS
等を備えている。感光体ドラム2は、後述する駆動系に
より画像形成時には、一定の周速Vpで回転駆動され
る。感光体ドラム2の周囲には、帯電用の回転可能のブ
ラシ3、前記のフルカラー現像装置5、前記中間転写ユ
ニット1、クリーニングブレード71を有するクリーニ
ング装置7がこの順に配置されている。
【0019】帯電ブラシ3は、感光体ドラム2に当接さ
れており、後述する駆動系により所定のタイミングで回
転駆動される。帯電ブラシ3には帯電電圧印加用の電源
31又は32を接続することができ、スイッチ33によ
って帯電ブラシ3に接続する電源を切り換えることがで
きる(図2参照)。電源31からは帯電電圧Ec1(本例
では、−1100V)が印加され、電源32からは帯電
電圧Ec2(本例では、−1200V)が印加される。ス
イッチ33の切り換えは、制御部8により行われる。
【0020】帯電ブラシ3は、感光体ドラム2に当接さ
れて回転駆動されるとともに、電源31(又は32)か
ら帯電電圧Ec1(又はEc2)を印加されることによっ
て、感光体ドラム2表面を帯電(本例では、約−700
Vに)させることができる。なお、帯電ブラシ3を回転
させるタイミングや、電源31(又は32)からの電圧
印加タイミング及びスイッチ33の切り換えタイミング
等については、後述する。
【0021】レーザ走査光学系4は、レーザダイオー
ド、ポリゴンミラー、fθ光学素子等の周知の部品を含
んでおり、その制御部(図示せず)にはシアン(C)、
マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(Bk)の
各色ごとの画像データが、このプリンタが接続されるコ
ンピュータ等のホスト機器から入力され、各色ごとの画
像データに対応するレーザ光を帯電ブラシ3と現像装置
5との間から感光体ドラム2に照射して、各色に対応す
る静電潜像を感光体ドラム2表面上に形成することがで
きる。
【0022】現像装置5はシアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)、ブラック(Bk)色のトナー
(本例では、いずれも負帯電性のトナー)を含む現像剤
を収容した4つの色別現像器5C、5M、5Y、5Bk
を現像ラック500に取り付けたものである。現像ラッ
ク500は支軸5aを支点として図中時計回り方向に回
転でき、各現像器を感光体ドラム2に臨む現像位置Dに
配置させることができる。なお、現像装置5は本例では
反転現像を行うものである。
【0023】ブラック現像器5Bkの構成を図2を参照
して説明する。なお、図2においては、ブラック現像器
5Bkだけを示したが、他の色の現像器(5C、5M及
び5Y)についても同様である。ブラック現像器5Bk
は、後述する駆動系により図中反時計回りに回転駆動さ
れる駆動ローラ51を有している。
【0024】駆動ローラ51は該ローラの外径より若干
大きい内径の現像スリーブ52Bkに挿入されており、
該スリーブ52Bkはその両端部が背後から押圧ガイド
53にて駆動ローラ51に圧接されている。圧接にて反
対側にできた現像スリーブ52Bkのたるみ部分521
は、感光体ドラム2に柔軟に接触している。現像スリー
ブ52Bkには、さらに押圧ガイド53と同じ側からト
ナー規制ブレード54が当接している。なお、駆動ロー
ラ51、押圧ガイド53、トナー規制ブレード54等は
現像器ケースCに設けられている。
【0025】現像スリーブ52Bkには、電源521か
ら現像バイアス電圧ED (本例では、−300V)をス
イッチ522により印加できるようにしてある。スイッ
チ522による現像バイアス電圧ED の印加操作は、前
述の制御部8により行われる。現像スリーブ52Bkの
背後にはバッファ室55が、さらにその背後にトナー供
給室56が設けられており、これらには黒色のトナーT
を含む現像剤が収納されている。バッファ室55にはト
ナー供給回転部材57が、トナー供給室56にはトナー
攪拌・供給回転部材58がそれぞれ配置されている。現
像スリーブ52Bkの下面には、バッファ室55から外
部へトナーTが漏れることを防止するための下シール部
材59が当接している。
【0026】以上は、他の色の現像器においても同様で
あり、シアン現像器5C、マゼンタ現像器5M、イエロ
ー現像器5Yは、それぞれ現像スリーブ52C、52
M、52Yを有している(図1参照)。前述の現像スリ
ーブ52Bkに現像バイアス電圧ED を印加する電源5
21やスイッチ522は、他の現像器(5C、5M、5
Y)の現像スリーブ(52C、52M、52Y)が現像
位置Dに臨むときに、現像スリーブ52Bkと同様に現
像バイアス電圧ED を印加することができる。すなわ
ち、電源521やスイッチ522は、現像位置にある現
像器の現像スリーブ(52Bk、52C、52M又は5
2Y)に対して、現像バイアス電圧ED を印加できるよ
うに設けられている。
【0027】感光体ドラム2上に形成される静電潜像の
現像に際しては、感光体ドラム2上に各色に対応する静
電潜像が形成されるごとに、その色に対応する現像器が
現像位置Dへ位置するように回転させられ、その色のト
ナーが収納されている現像器によって静電潜像は次のよ
うにして現像される。ブラック現像器5Bkを例にとる
と、トナーTは、回転部材58の回転にてトナー供給室
56からバッファ室55へ送り込まれ、トナー供給回転
部材57の回転にて順次、現像剤供給領域において、現
像スリーブ52Bk表面へ供給される。
【0028】このとき、駆動ローラ51は回転駆動され
ており、これに摩擦力にて従動して現像スリーブ52B
kは回転している。現像スリーブ52Bkに供給された
トナーTは、トナー規制ブレード54の圧力下に摩擦帯
電によって電荷を与えられる。そして、ブレード54に
よりさらに所定厚さの薄層とされ、スリーブ52Bk表
面に保持されて、感光体ドラム2に臨む現像領域に搬送
され、ここで電源521による現像バイアス電圧ED
もとに静電潜像の現像に供される。
【0029】中間転写ユニット1は無端状の中間転写ベ
ルト10を有している。中間転写ベルト10は、駆動ロ
ーラ11、支持ローラ12及びテンションローラ、1
4、15に巻き掛けられており、後述する駆動系により
図中反時計回りに感光体ドラム2と同期して回転駆動さ
れる。中間転写ベルト10の側部には図示しない突起が
設けられ、この突起をマイクロスイッチが検出すること
により、露光、現像、転写等の作像処理が制御される。
また、中間転写ベルト10は回転自在に支持され、転写
電圧が印加される1次転写ローラ13に押圧されて感光
体ドラム2と接触している。この接触部が1次転写部と
なる。1次転写ローラ13への転写電圧の印加にて感光
体2上に形成される各色トナー像が中間転写ベルト10
上に転写される。
【0030】中間転写ベルト10には支持ローラ12に
支持された部分において、2次転写ローラ93を圧接さ
せることができる。この接触部が2次転写部となる。2
次転写ローラ93は、図示しない機構により必要に応じ
て中間転写ベルト10に圧接するように接近させたり、
中間転写ベルト10に接触しないように離反させたりす
ることができる。
【0031】2次転写ローラ93には、図示しない電源
により2次転写電圧を印加することができ、該転写電圧
によって、中間転写ベルト10とこれに圧接する2次転
写ローラ93との間を記録材が通されるときに、中間転
写ベルト10上に後述するようにして形成されるトナー
像を記録材に転写することができる。中間転写ベルト1
0の表面移動方向における2次転写部から1次転写部ま
での間には、クリーニング装置6が配置されている。ク
リーニング装置6は、クリーニングブレード61を有
し、ブレード61を中間転写ベルト10の支持ローラ1
2に支持された部分に当接させることにより、中間転写
ベルト10上に残留したトナーを掻き落とすことができ
る。クリーニング装置6は、図示しない機構により必要
に応じてブレード61が中間転写ベルト10に当接する
ように接近させたり、ブレード61が中間転写ベルト1
0に当接しないように離反させたりすることができる。
【0032】給紙カセットCSには、トナー像が転写さ
れる記録材が収納され、給紙ローラ91により収納され
ている記録材を1枚ずつ送り出すことができる。図中点
線で示す記録材搬送経路中には、中間転写ベルト10上
のトナー像と同期をとって2次転写部へと記録材を供給
するためのタイミングローラ対92が配置されている。
【0033】記録材搬送経路における2次転写部の下流
側には、トナー像が転写された記録材を定着装置95に
搬送するための搬送ベルト94、記録材上のトナー像を
加熱定着するための該定着装置95、搬送ローラ対9
6、97、98及び排出ローラ99が配置され、排出ロ
ーラ99により排出された記録材は排出トレイTR上に
収納される。
【0034】図3に以上説明したプリンタの駆動系の一
部を示す。感光体ドラム2には回転軸を同じにしてギア
g18が設けられており、ギアg18にはギア列g17
〜g11が連結されている。ギアg11にはDCモータ
M1が連結されており、モータM1を駆動することによ
り感光体ドラム2は回転駆動される。
【0035】中間転写ベルト10を回転駆動する駆動ロ
ーラ11には、回転軸を同じにしてギアg25が設けら
れており、ギアg25にはギア列g24〜g21及びギ
ア列g14〜g11が順次連結されている。モータM1
を駆動することにより中間転写ベルト10は回転駆動さ
れる。ブラック現像器5Bkの現像スリーブ52Bkを
従属回転させる駆動ローラ51には、回転軸を同じにし
てギアg38が設けられており、ギアg38にはギア列
g37〜g31が連結されている。ギアg31にはDC
モータM2が連結されており、モータM2を駆動するこ
とにより駆動ローラ51を駆動することができ、これに
従属して現像スリーブ52Bkは回転駆動される。な
お、他の色の現像器における現像スリーブを従属回転さ
せる駆動ローラ、すなわちシアン現像器5Cにおける現
像スリーブ52Cを従属回転させる駆動ローラ(図示せ
ず)、マゼンタ現像器5Mにおける現像スリーブ52M
を従属回転させる駆動ローラ(図示せず)及びイエロー
現像器5Yにおける現像スリーブ52Yを従属回転させ
る駆動ローラ(図示せず)は、それぞれ回転軸を同じと
するギアg38と同様のギアを備えており、現像装置5
が支軸5aを中心に回転されて現像器(5C、5M又は
5Y)が転写位置Dに臨む位置とされると、これらのギ
アはギアg38に代わりギアg37に噛み合うように構
成されている。したがって、現像スリーブ52Bk、5
2C、52M、52Yをそれぞれ従属回転させる駆動ロ
ーラは、いずれもモータM2によりギア列g37〜g3
1を介して駆動される。
【0036】帯電ブラシ3には回転軸を同じにしてギア
g48が設けられており、ギアg48にはギア列g47
〜g41及びギア列g35〜g31が順次連結されてい
る。モータM2を駆動することにより帯電ブラシ3は回
転駆動される。感光体ドラム2に当接して回転する帯電
ブラシ3や、現像スリーブ(52Bk、52C、52M
又は52Y)は、同じモータM2により駆動され、帯電
ブラシ3及び現像スリーブの周速はモータM2の回転速
度に応じたものとなる。
【0037】なお、他の回転駆動ローラ等、例えば給紙
ローラ91、タイミングローラ対92等は、モータM1
に連結された図示しないギア列(クラッチを含む)によ
って駆動される。モータM1及びM2は、それぞれモー
タ駆動部81、82に接続されており、前述の制御部8
の制御下に運転制御される。モータM1は、プリントプ
ロセス中感光体ドラム2を一定の周速Vpにて回転させ
るように駆動される。
【0038】また、モータM2は、プリントプロセス
中、現像スリーブ(52Y、52M、52C又は52B
k)を感光体ドラム2の周速Vpより速い周速V
52H (以降、「正規の周速」という)にて回転させるよ
うな回転速度VM2H で駆動されたり、現像スリーブを正
規の周速V52H より遅い周速V52L (以降、「減速時の
周速」という)にて回転させるような回転速度VM2L
駆動される。なお、本例では正規の周速V52H は感光体
ドラム2の周速Vpの約2倍、減速時の周速V52L は感
光体ドラム2の周速Vpの約0.7倍である。
【0039】なお、帯電ブラシ3は、モータM2が回転
速度VM2H にて駆動されているときには正規の周速V3H
で回転され、回転速度VM2L にて駆動されているときに
は正規の周速V3Hより遅い周速V3Lで回転される。モー
タM1及びM2の駆動開始タイミング、モータM2の回
転速度の切り換えタイミング、及び前述の帯電電圧の切
り換えタイミング等を、以下、本発明のプリンタにおけ
る複数原稿のフルカラープリントの動作とともに、図1
〜図4を参照して説明する。
【0040】図4は、感光体ドラム2等を回転駆動する
モータM1の駆動タイミング、帯電ブラシ3及び現像ス
リーブ(52Bk、52C、52M又は52Y)を回転
駆動するモータM2の駆動タイミング及びモータM2の
回転速度切り換えタイミング、帯電ブラシ3への帯電電
圧印加タイミング及び印加電圧(電源31による電圧E
C1又は電源32による電圧EC2)切り換えタイミング、
並びに現像バイアス電圧ED の印加タイミングの関係を
示すタイムチャートである。なお、モータM2の回転速
度は、帯電ブラシ3や現像スリーブの周速に対応したも
のとなる。
【0041】プリンタの備えるプリント開始ボタン(図
示せず)の押し下げに呼応して、プリント動作は開始さ
れる。このとき、現像位置Dにはブラック現像器5Bk
が臨んでいる。また、2次転写ローラ93及びクリーナ
6のブレード61は中間転写ベルト10から離反されて
いる。プリント開始ボタンの押し下げに呼応して、モー
タM1は駆動を開始されて(図4の時刻t1)、感光体
ドラム2が図中時計回り方向に所定の周速Vpにて回転
駆動され、中間転写ベルト10が図中反時計回り方向に
感光体ドラム2と同じ周速度で回転駆動される。なお、
感光体ドラム2及び中間転写ベルト10はプリント動作
中、一定の周速Vpで回転駆動される。
【0042】同時に、モータM2は駆動を開始されて、
帯電ブラシ3や現像スリーブ(この時点では、現像スリ
ーブ52Bk)が回転駆動される。このとき、感光体ド
ラム2上には静電潜像は形成されておらず、現像位置D
には静電潜像の画像領域が到達していないため、現像ス
リーブ52Bkを前述の正規の周速V52H で回転駆動す
る必要はなく、現像スリーブ52Bkの周速が前述の減
速時の周速V52L となるような回転速度VM2L にて、モ
ータM2を回転駆動する。モータM2の該回転速度V
M2L は、感光体ドラム2上の1頁目の最初の色(ここで
は、イエロー)に対応する静電潜像の画像領域が現像位
置Dに到達する時刻t4よりも時間ΔT2前の時刻t3
まで維持される。時刻t3から現像位置Dを、1頁目の
各色に対応する静電潜像のうち最後の色(ここでは、ブ
ラック)に対応するものの画像領域が通過し終わる時刻
までは、現像スリーブ(52Bk等)及び帯電ブラシ3
の周速が正規の周速V52H 、V3Hとなるような回転速度
M2H にてモータM2は駆動される。
【0043】なお、最初の色の画像領域が現像位置Dに
到達する前に、現像スリーブ52Bkの周速を減速時の
周速V52L から正規の周速V52H に切り換えるのは、次
の理由による。現像スリーブ52Bkを回転駆動するモ
ータM2の回転速度がVM2Lのときは、帯電ブラシ3も
減速時の周速V3Lで回転駆動され、帯電ブラシ3による
感光体ドラム2表面の帯電電位の絶対値が下がってしま
う。このため、感光体ドラム2表面電位への1次転写ロ
ーラ13の転写電圧の影響を考慮して、感光体ドラム2
上の静電潜像画像領域先端が転写位置Dに到達する感光
体ドラム2の1回転以上前にモータM2を正規の回転速
度VM2H とする。
【0044】1頁目の最後の色の画像領域が現像位置D
を通過し終えた時刻から次の1頁分の最初の色の画像領
域先端が現像位置Dに到来するΔT2前までは、モータ
M2は回転速度VM2L にて駆動され、したがって現像ス
リーブ52Y及び帯電ブラシ3は遅い周速V52L 、V3L
にて回される。以降、各頁中の最初の色から最後の色に
いたる各色の画像領域及びその間の各領域が現像位置D
を通過しているとき、及びその最初の色の画像領域先端
が現像位置Dに到達するΔT2前から該画像領域先端が
現像位置Dに到達するときまで、換言すれば、各頁中の
最初の色の静電潜像の画像領域先端が現像位置Dに到達
するΔT2前からその頁中の最後の色の画像領域終端が
現像位置Dを通過し終わるまでの間は、モータM2は回
転速度VM2H で駆動され、これ以外のときは速度VM2L
で駆動される。
【0045】そして、モータM2の回転駆動開始時刻t
1から、該モータの回転が安定するのに要する時間ΔT
1が経過した時刻t2からは、回転する帯電ブラシ3に
電源31(又は32)から帯電電圧が印加され、感光体
ドラム2表面を帯電させる。このとき、帯電ブラシ3が
周速V3L(<帯電ブラシ3の正規の周速V3H)と減速さ
れて駆動されているときの感光体ドラム2帯電電位の絶
対値が、正規の周速V 3Hで駆動されているときに比べて
下がり、帯電むら等を生じさせ、カブリ等の現像不良、
ひいてはプリント不良とならないように、制御部8によ
ってスイッチ33が切り換えられて次のような帯電バイ
アス電圧が帯電ブラシ3には印加される。すなわち、周
速V3Lで駆動されているときには電源32から電圧EC2
(本例では、−1200V)が印加され、周速V3Hで駆
動されているときには電源31から電圧EC1(本例で
は、−1100V)が印加される。このように帯電ブラ
シ3の周速に合わせて帯電バイアス電圧を切り換えるこ
とにより、帯電ブラシ3の周速がいずれであっても、感
光体ドラム2を略一様な電位(本例では、約−700
V)に帯電させることができる。回転する現像スリーブ
52Yには、時刻t2から現像バイアス電圧ED が印加
される。なお、1頁分だけ画像形成する場合であれ、数
頁分連続的に画像形成する場合であれ、最後の頁の最後
の色の現像が終了した時刻t5の後は、モータM2の運
転速度及び帯電電圧は後述するように図4の右端部に示
すようになる。
【0046】ここで再び1頁中の最初の色から説明する
と、感光体ドラム2上にはレーザ走査光学系4によって
当初イエロー画像の露光が行われ、イエロー画像に対応
する静電潜像が形成される。なお、時刻t3からt4の
間に、現像器切り換え動作が行われ、イエロー現像器5
Yが現像位置Dに切り換えられている。この静電潜像
は、現像位置Dにおいて現像バイアス電圧ED が印加さ
れ、正規の周速V52H にて回転駆動されている現像スリ
ーブ52Yを有する現像器5Yにより現像される。現像
された感光体ドラム2上のイエロートナー画像は、1次
転写部において1次転写ローラ13により中間転写ベル
ト10上に転写される。中間転写ベルト10に転写され
ずに、感光体ドラム2上に残留したトナーは、クリーニ
ング装置7のクリーニングブレード71により除去され
る。
【0047】1色目(イエロー)の転写が終了すると、
次いで、1色目と同様にして2色目(マゼンタ)、3色
目(シアン)、4色目(ブラック)の画像の露光、現像
及び1次転写が順次なされるが、この間、前述のように
感光体ドラム2は定速Vpで駆動される。また、モータ
M2は、正規の回転速度VM2H で運転され、帯電ブラシ
3には帯電電圧EC1が印加される。
【0048】具体的には、1次転写終了後にマゼンタ現
像器5Mが現像位置Dへ切り換えられ、続いてマゼンタ
画像の露光、現像、1次転写が行われる。以下同様に、
シアン現像器5Cへの切り換え、シアン画像の露光、現
像、1次転写、さらにブラック現像器5Bkへの切り換
え、ブラック画像の露光、現像、1次転写が行われ、各
色の1次転写ごとに中間転写ベルト10上にはトナー画
像が重ねられ、ベルト10上には多重のトナー像が形成
される。
【0049】4色目(ブラック)の1次転写が終了する
と、2次転写ローラ93及びブレード61が中間転写ベ
ルト10に圧接される。このとき、記録材が2次転写部
へ送り込まれる。中間転写ベルト10上に形成された多
重トナー画像は、中間転写ベルト10に記録材を間に挟
んで圧接し、転写電圧が印加される2次転写ローラ93
によって記録材上に転写される。この2次転写が終了す
ると、2次転写ローラ93は中間転写ベルト10から離
間される。2次転写部にて用紙に転写されず中間転写ベ
ルト10上に残留したトナーは、ブレード61により掻
き落とされ、その後ブレード61は中間転写ベルト10
から離間され、次の画像形成に備えられる。
【0050】以上のような1頁分の現像プロセスが終了
すると、次の1頁分の最初の色の画像領域先端が現像位
置Dに到来するΔT2前まではモータM2の回転速度は
M2 L とされ、帯電電圧はEC2とされ、以降、同様の操
作が最終頁まで繰り返され、最終頁のプリントプロセス
が終了すると、次のプロセスまで帯電ブラシ3への電圧
印加及び現像スリーブへの現像バイアス電圧の印加が停
止され(図4の時刻t6)、モータM1、M2は回転を
停止して感光体ドラム2等の回転駆動を停止する(時刻
t8)。ただし、現像スリーブと感光体ドラムの周速比
が1未満になると、現像スリーブのたるみが逆方向にで
きるという不具合が起こるため、現像スリーブを回転駆
動するモータM2は、該モータを停止させる前に一旦回
転速度をVM2H に上げて(時刻t7)、現像スリーブを
1周以上回転させる時間ΔT4が経過してから停止す
る。
【0051】なお、モノクロ画像形成装置においては、
各頁について一つの色に対応する静電潜像が形成され、
一色で現像される点が異なるが、上記と同様の操作を適
用することができる。また、支障がなければ各頁中の各
色の画像間についても上記各頁間に対する操作と同様の
操作を適用してもよい。以上説明したように本発明のプ
リンタにおいては、感光体ドラム2に当接して回転し、
感光体ドラム2を摩耗させる現像スリーブや帯電ブラシ
3は、1頁分のための画像領域外で減速された周速にて
駆動されるため、従来のように現像スリーブ(或いは、
現像ローラ)だけを画像領域外で減速された周速にて駆
動する場合よりも、感光体ドラム2の摩耗量を低減させ
ることができ、それだけ感光体ドラム2の高寿命化が図
れる。また、このように画像領域外で帯電ブラシ3の周
速がおとされても、帯電ブラシ3による帯電性能が低下
して現像不良等を起こさないように、帯電ブラシ3に印
加される帯電電圧が切り換えられるので、良好な画像形
成を行うことができる。
【0052】さらに、同一プリント枚数での現像スリー
ブの走行距離(回転数)が低減されるため、現像スリー
ブ上に保持されるトナーを含む現像剤とトナー規制ブレ
ード54との接触機会が減少し、したがって現像剤がト
ナー規制ブレード54から受ける摩擦力等のストレスが
減少し、現像剤の劣化が抑制されて、それだけ長期にわ
たり安定した、良好な画像形成を行うことができる。
【0053】なお、上記の説明においては、帯電ローラ
3が減速した周速V3Lにて駆動されているときに、帯電
不良によるカブリ等の現像不良を起こさないように、帯
電ブラシ3の周速に合わせてこれに印加する帯電電圧を
切り換えるようにしたが、これに代えて図5、図6に示
すように、現像バイアス電圧を切り換えるようにしても
よい。
【0054】図5は本発明のプリンタの他の例の感光体
ドラム周辺部分を示す概略構成図であり、他の部分は図
1に示すものと同様である。このプリンタは、図6に示
すタイムチャートにて駆動される。このプリンタにおい
ては、帯電ブラシ3には、電源34から帯電電圧E
C (本例では、−1100V)が印加できるようになっ
ている。
【0055】また、現像スリーブ(52Bk等)には、
電源523又は524から現像バイアス電圧として電圧
D1(本例では、−300V)又はED2(本例では、−
200V)を印加できるようにしてあり、これらの切り
換えはスイッチ525により行うことができる。スイッ
チ525による切り換え操作は、制御部8により行われ
る。
【0056】このプリンタにおいても、感光体ドラム2
はプリントプロセス中、定速Vpで駆動される。また、
帯電ブラシ3や現像スリーブを回転駆動するモータM2
は、各頁の最初の色に対応する静電潜像の画像領域先端
が現像位置Dに到達するΔT2前から同頁中の最後の色
の画像領域終端が現位置Dを通過し終わるまでの間は回
転速度VM2H (このとき、帯電ブラシ3の周速はV3H
現像スリーブの周速はV52H )にて駆動され、その他で
は上記のプリンタと同様に回転速度が切り換えられる。
そして、このような現像スリーブの周速の切り換えに対
応して、現像スリーブに印加される現像バイアス電圧
は、現像スリーブの周速がV52H のときは電圧ED1が、
周速がV52L のときは電圧ED2が印加される。これによ
り、帯電ブラシ3が減速された周速V3Lにて駆動されて
もカブリが防止されて、良好な画像形成を行うことがで
きる。
【0057】なお、帯電ブラシ3に印加する電圧の切り
換えと、現像バイアス電圧の切り換えは、これらを組み
合わせて行うようにしてもよい。
【0058】
【発明の効果】本発明によると、感光体表面を帯電さ
せ、該帯電域に原稿画像に対応させて画像露光すること
で静電潜像を形成し、該静電潜像を現像してトナー像と
し、該トナー像を記録材に転写する画像形成装置であ
り、感光体上に形成される静電潜像を現像するために感
光体に当接して回転駆動される現像用回転部材と、所定
の目的のために感光体に当接して回転駆動される回転部
材とを有する画像形成装置であって、従来よりも感光体
の摩耗量を低減させることができるとともに、良好で安
定した画像形成を行える画像形成装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフルカラーレーザプリンタの一実
施形態を示す概略構成図である。
【図2】図1に示すプリンタの感光体周辺部分の拡大し
た概略構成図である。
【図3】図1に示すプリンタの駆動系の一部を示す図で
ある。
【図4】図1に示すプリンタにおける、感光体等を回転
駆動するモータの駆動タイミング、帯電ブラシと現像ス
リーブとを回転駆動するモータの駆動タイミング及び該
モータの回転速度切り換えタイミング、帯電ブラシへの
電圧印加タイミング及び該印加電圧切り換えタイミン
グ、並びに現像バイアス電圧印加タイミングの関係を示
すタイムチャートである。
【図5】本発明に係るプリンタの他の例の要部を示す概
略構成図である。
【図6】図5に示すプリンタにおける、感光体等を回転
駆動するモータの駆動タイミング、帯電ブラシと現像ス
リーブとを回転駆動するモータの駆動タイミング及び該
モータの回転速度切り換えタイミング、帯電ブラシへの
電圧印加タイミング、並びに現像バイアス電圧印加タイ
ミング及び該印加電圧切り換えタイミングの関係を示す
タイムチャートである。
【符号の説明】 1 中間転写ユニット 10 中間転写ベルト 11 中間転写ベルト10の駆動ローラ 12 支持ローラ 13 1次転写ローラ 14、15 テンションローラ 2 感光体ドラム 3 帯電ブラシ 31、32、34 電源 33、35 スイッチ 4 レーザ走査光学系 5 フルカラー現像装置 500 現像ラック 5Bk ブラック現像器 51 現像スリーブ52Bkの駆動ローラ 52Bk ブラック現像スリーブ 521、523、524 現像バイアス電源 522、525 スイッチ 5Y イエロー現像器 52Y イエロー現像スリーブ 5M マゼンタ現像器 52M マゼンタ現像スリーブ 5C シアン現像器 52C シアン現像スリーブ 6、7 クリーナ 61、71 クリーニングブレード 8 制御部 81、82 モータ駆動部 91 給紙ローラ 92 タイミングローラ対 93 2次転写ローラ 94 搬送ベルト 95 定着装置 96、97、98 搬送ローラ対 99 排出ローラ対 CS 給紙カセット TR 排出トレイ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体表面を帯電させ、該帯電域に原稿画
    像に対応させて画像露光することで静電潜像を形成し、
    該静電潜像を現像してトナー像とし、該トナー像を記録
    材に転写する画像形成装置であり、 前記感光体上に形成される静電潜像を現像するために該
    感光体に当接して回転駆動される現像用回転部材と、 所定の目的のために前記感光体に当接して回転駆動され
    る前記現像用回転部材以外の1又は2以上の回転部材
    と、 前記現像用回転部材及び前記所定の目的用回転部材を駆
    動する回転部材駆動手段と、 前記回転部材駆動手段を制御する制御手段とを有し、 前記制御手段は、前記感光体の回転中において、前記現
    像用回転部材により静電潜像が現像される現像期間中
    は、前記回転部材駆動手段を制御して該現像用回転部材
    を所定の周速で回転させるとともに、前記所定の目的用
    回転部材を所定の周速で回転させ、該現像期間外の少な
    くとも一部の期間では、該回転部材駆動手段を制御して
    該現像用回転部材をその所定の周速よりも遅い周速で回
    転させ、該所定の目的用回転部材の少なくとも一つをそ
    の所定の周速よりも遅い周速で回転させることを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記回転部材駆動手段は、前記現像用回転
    部材及び前記現像期間外において減速されるべき前記所
    定の目的用回転部材のための共通の駆動源を含んでお
    り、前記制御手段は該駆動源を制御して、該現像用回転
    部材の周速及び現像期間外において減速されるべき該所
    定の目的用回転部材の周速を制御する請求項1記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】前記現像期間外において減速されるべき所
    定の目的用回転部材として、前記感光体表面上を帯電さ
    せるための帯電電圧が印加される帯電用回転部材が含ま
    れており、該帯電用回転部材に印加する帯電電圧を調整
    する帯電電圧調整手段が設けられており、前記制御手段
    が前記回転部材駆動手段を制御して、該帯電用回転部材
    を前記所定の周速より遅い周速にて回転させるときに
    は、該帯電電圧調整手段は該帯電電圧の絶対値を正規の
    帯電電圧の絶対値よりも大きくなるように調整する請求
    項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記現像期間外において減速されるべき所
    定の目的用回転部材として、前記感光体表面上を帯電さ
    せるための帯電電圧が印加される帯電用回転部材が含ま
    れており、前記現像用回転部材に印加する現像バイアス
    電圧を調整する現像バイアス電圧調整手段が設けられて
    おり、前記制御手段が前記回転部材駆動手段を制御して
    該帯電用回転部材を前記所定の周速より遅い周速にて回
    転させるときに帯電される前記感光体上の領域であっ
    て、静電潜像が形成される領域が該現像用回転部材に臨
    む位置を通過するときには、該現像バイアス電圧調整手
    段は該現像バイアス電圧の絶対値を、正規の現像バイア
    ス電圧の絶対値より小さくなるように調整する請求項1
    又は2記載の画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012203010A (ja) * 2011-03-23 2012-10-22 Brother Ind Ltd 画像形成装置
US8634749B2 (en) 2011-03-23 2014-01-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2016012039A (ja) * 2014-06-30 2016-01-21 ブラザー工業株式会社 画像形成装置、制御方法およびプログラム
JP2016218422A (ja) * 2015-05-19 2016-12-22 株式会社リコー 画像形成装置、及び、プロセスカートリッジ

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