JPH09160374A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09160374A
JPH09160374A JP7320864A JP32086495A JPH09160374A JP H09160374 A JPH09160374 A JP H09160374A JP 7320864 A JP7320864 A JP 7320864A JP 32086495 A JP32086495 A JP 32086495A JP H09160374 A JPH09160374 A JP H09160374A
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JP
Japan
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developing roller
latent image
developing
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developing device
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JP7320864A
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English (en)
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Nobumasa Abe
信正 阿部
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真プロセスを用いたカラー画像形成装
置において、色ズレや画像ブレなどの画質劣化がなく、
かつ、かぶりがなくて充分な画像濃度を有する高画質な
カラー画像を得る。 【解決手段】 現像装置の現像ローラ周速度を一旦、感
光体周速度と略同一にしてから感光体と現像ローラを徐
々に離接させ、さらに、感光体と現像ローラが当接した
後で現像を行う前後に現像ローラ周速度を、感光体周速
度と略同一速度、あるいは、感光体周速度よりも速い速
度に徐々に増減速させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像剤により潜像
担持体の潜像を可視化するための現像ローラを有する現
像装置と潜像担持体が互いに離間する位置と当接する位
置に移動可能な移動手段を備えた画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現像装置の現像ローラが回転しながら潜
像担持体に対して接触あるいは非接触の位置へ移動させ
る手段を有する画像形成装置の従来技術としては、例え
ば特開平4−43378号公報が開示されている。
【0003】この従来技術では、現像開始前に潜像担持
体が回転動作した後に現像ローラを回転させながら潜像
担持体との接触位置に移動させ、現像動作終了後の潜像
担持体の回転中に現像ローラを回転させながら潜像担持
体との非接触位置に切り換えることを特徴とし、潜像担
持体または現像ローラが長時間接触することで発生する
接触部分の永久変形の防止や離接動作時に起こる現像剤
の無駄な消費の低減を目的としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、画像形成装置の
カラー化と高画質化が急速に発展しており、電子写真プ
ロセスを応用した高速なカラー画像形成装置が要求され
ている。
【0005】この種の画像形成装置ではフルカラー画像
を形成する場合、1つの潜像担持体を用いてシアン、マ
ゼンタ、イエロー、ブラックに色分離された画像情報の
1色分の潜像を形成し、各色に対応した現像剤(トナ
ー)を備えた4つの現像装置を選択的に切り換えて現像
を行う工程を4回繰り返し、各色のトナー像を記録シー
ト上に重ねて転写し、フルカラー画像を得る方式が用い
られている。
【0006】また、一成分現像剤を用いて現像ローラを
潜像担持体に圧接させて現像を行う方式(以下、一成分
圧接現像方式と呼ぶ)の電子写真プロセスは、二成分現
像方式のように主としてトナーだけが消費されてキャリ
アのみが現像ローラ上に残存することに起因する現像濃
度の経時劣化が少なく、かつ、マグネットローラなどの
複雑で高価な部品を必要としないので、カラー画像形成
装置に適応した場合には安定した画像を安価に得ること
ができる有効な方法である。
【0007】これらを組み合わせて画像形成装置を構成
した場合、例えば、第1色目の現像が終了して第1色目
の現像装置と潜像担持体が離間し、第2色目の現像装置
と潜像担持体が当接する際に、効率良く画像形成を行っ
て短時間に出力画像を得ることを目的として帯電、潜像
記録、潜像担持体からのトナー像の転写などの動作が継
続中である場合が多い。即ち、現像装置の潜像担持体へ
の当接および離間の衝撃がこれらの動作に影響して色ズ
レや画像ブレなどの画質劣化を発生させる原因となる。
【0008】前述の従来技術のように、現像ローラを回
転させながら潜像担持体と当接または離間させることで
画質劣化を軽減させることは可能であるが、一成分圧接
現像方式では白地部分への不要トナーの付着(かぶり)
を低減し、かつ、充分な画像濃度を得る目的で現像ロー
ラ上のトナーを薄層化すると同時に潜像担持体の周速度
よりも現像ローラの周速度を高く設定する必要があり、
潜像担持体よりも速い周速度で現像ローラを潜像担持体
と離接させると、速度差による衝撃が発生して色ズレや
画像ブレなどの画質劣化を発生させる原因となる。
【0009】本発明は上述の課題に鑑みてなされたもの
であり、潜像担持体の潜像を顕像化する現像ローラを有
する現像装置と潜像担持体が当接または離間する時点
と、現像装置と潜像担持体が当接して潜像を顕像化する
時点での現像ローラの回転速度を切り換えることで、現
像ローラと潜像担持体が離接する際の衝撃を軽減し、潜
像担持体周辺の他の画像形成手段の動作に影響を及ぼさ
ずに、高速かつ高画質な画像形成が行えるカラー画像形
成装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の画像形成装置は、帯電、画
像露光が行われて静電潜像を形成する潜像担持体と、表
面に現像剤を担持して前記潜像担持体と当接しながら前
記潜像担持体上の潜像を顕像化する現像ローラを備えた
現像装置と、前記現像ローラと前記潜像担持体が離間し
た位置、あるいは、前記現像ローラと前記潜像担持体が
当接した位置へ前記現像装置または前記潜像担持体を移
動させる移動手段を備えた画像形成装置において、前記
現像装置または前記潜像担持体が前記移動手段によって
移動し、前記現像ローラと前記潜像担持体が当接または
離間を開始する時点と、前記現像ローラと前記潜像担持
体が当接して前記潜像担持体上の潜像を顕像化する時点
の前記現像ローラの回転速度が異なることを特徴とす
る。
【0011】さらに、請求項2記載の画像形成装置は、
前記現像ローラと前記潜像担持体が当接または離間を開
始する時点での前記現像ローラの周速度が前記潜像担持
体の周速度と略等速であり、かつ、前記現像装置と前記
潜像担持体が当接して潜像を顕像化する時点での前記現
像ローラの周速度が前記潜像担持体の周速度よりも速い
ことを特徴とする。
【0012】また、請求項3記載の画像形成装置は、前
記現像ローラの周速度を、前記潜像担持体と当接または
離間を開始する時点の周速度に切り換える際、あるい
は、前記潜像担持体との当接位置で前記潜像担持体上の
潜像を顕像化する時点の周速度へ切り換える際に、周速
度を徐々に変化させることを特徴とする。
【0013】また、請求項4の画像形成装置は、前記移
動手段が前記現像装置または前記潜像担持体を移動させ
る速度を、前記現像ローラと前記潜像担持体が当接、あ
るいは、離間する際に徐々に変化させることを特徴とす
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、実施例に基づき本発明を詳
しく説明する。
【0015】図1は本発明の画像形成装置における第1
の実施例の全体構成を示す装置断面図であり、カラー画
像記録が可能なプリンタ装置である。この第1の実施例
の概略動作を図1で説明する。
【0016】図1において、潜像担持体である感光体1
はニッケル電鋳管または表面にアルミ層をコーティング
したポリエチレンテレフタレート樹脂などの無端ベルト
基材上に有機感光体を塗布して構成され、その内周に当
接して矢印A方向に回転する感光体駆動ローラ2によっ
て回転駆動される。感光体1の外周には、帯電手段とし
て帯電ローラ3が配置され、図示しない高圧電源から約
−1200Vの電圧が印加され、感光体1に当接回転し
ながら感光体1の表面を一様に帯電させる。ここで、本
例では帯電手段として帯電ローラ2を用いたが、コロナ
帯電器を用いることも可能である。
【0017】帯電手段によって表面が一様に帯電された
感光体1は、露光手段であるレーザー走査光学系4によ
って第1色目として例えばブラックの画像情報に応じて
選択的に走査露光され、ブラック用の静電潜像が形成さ
れる。本例では露光手段としてレーザー走査光学系3を
用いたが、LEDアレイまたは液晶シャッタ等で構成し
た露光用光学系を露光手段として用いることも可能であ
る。
【0018】レーザー走査光学系4の感光体回転方向下
流側には、感光体1を感光体駆動ローラ2に当接させる
方向に付勢する感光体補助ローラ5が配置され、感光体
補助ローラ5からの駆動力を円滑に感光体1へ伝達する
と同時に、後述する現像装置の離接動作によって感光体
1上の露光位置がずれることを防止している。
【0019】感光体補助ローラ5の感光体回転方向下流
側には、現像剤としてそれぞれブラック、シアン、マゼ
ンタ、イエローのトナーを貯蔵し、感光体1に対して離
接自在な現像装置6、7、8、9が配置されている。
【0020】ここで、各現像装置の構成を図2で説明す
る。図2はブラック現像装置6の構成を示す断面図であ
る。図2において、現像装置内に充填されたトナー(図
示せず)の凝集を防ぎ、図2の奥行き方向に均等に堆積
させることを目的としてアジテータ10の回転で攪拌さ
れる。供給ローラ11は軸部材の外周に導電性弾性体を
配置したローラであり、矢印C方向に回転しながら現像
ローラ12に押圧され、トナーを摩擦帯電しながら現像
ローラ12に供給する。トナーが供給された現像ローラ
12は矢印D方向に回転し、一端が現像装置ケース13
に固定された板バネ14の自由端側に固定された規制部
材15が現像ローラ12に圧接することでトナー層の厚
さを適量に規制する。なお、現像ローラ12としては金
属ローラの表面にゴム等の弾性部材を設けたり、金属ロ
ーラの表面に適当な面粗度の表面処理を加えて構成し、
規制部材15としてはゴム、樹脂、金属などで構成する
ことができる。このような構成の現像装置を感光体1に
当接させ、必要に応じて感光体1と現像ローラー12の
間に電位差を設けることで感光体上の潜像がトナーによ
て顕像化される。また、他の色の現像装置7、8、9も
構成は同一である。
【0021】図1に戻り、レーザー走査光学系4で形成
されたブラック用の静電潜像は感光体1の矢印A方向へ
の回転に伴い、予め二点鎖線位置から矢印B方向に移動
して感光体1と圧接されたブラック現像装置6によって
現像され、ブラックのトナー像が形成される。この時、
他の色の現像装置7、8、9は感光体1から離間されて
いる。
【0022】現像装置の感光体回転方向下流側には、感
光体1に隣接して中間転写媒体16が転写媒体ローラ1
7、18、19に掛け回されており、図示しない駆動源
によって感光体1の周速度と同一速度で駆動されてい
る。中間転写媒体16はポリエステル、ポリカーボネー
ト、ポリエチレンテレフタレート等の材質に対してカー
ボン等の導電剤を付与し、適度の導電抵抗を有する導電
性フィルムとして構成してある。転写媒体ローラ17ま
たは18は図示しない高圧電源に接続され、図示しない
スイッチ手段で選択的に高電圧が印加される。また、感
光体1は転写媒体ローラ17および18間に支持された
中間転写媒体8と一次転写部20で当接している。前述
のように、感光体1の表面に形成されたブラックのトナ
ー像は感光体1の矢印A方向への回転に伴って一次転写
部20に至る。この時、転写媒体ローラ17または18
には図示しない高圧電源から約+2000Vの電圧が印
加され、一次転写部20で感光体1の表面に形成された
ブラックのトナー像が中間転写媒体16に転写される。
【0023】中間転写媒体16にブラックのトナー像を
転写した感光体1は更に矢印A方向へ回転し、クリーナ
ーブレード等で構成された感光体クリーナ21によって
感光体1の表面に残留するトナーが掻き取られ、更に、
除電器22によって感光体1の表面を一様に露光して感
光体1上の残存電荷が除去され、再び画像形成が可能と
なる。
【0024】所望のブラックのトナー像が中間転写媒体
16にすべて転写されると、ブラック現像装置6は矢印
Bとは逆方向に移動し、当初の待機位置に退避する。
【0025】引き続き、第1色目と同様の手順で第2色
目から第4色目の画像(マゼンタ、シアン、イエロー)
が中間転写媒体16上に順次重ね合わせて記録される。
【0026】中間転写媒体16へのカラートナー像の重
ね合わせが終了すると、記録シート載置台23に積み重
ねて載置された記録シート24は、給紙ローラ25で給
送が開始され、図示しない摩擦分離式または爪分離式の
1枚分離手段で最上部の1枚のみが給送される。1枚分
離して給送された記録シート24の搬送方向先端は図示
しないクラッチ手段で駆動が一時的に解除されて停止し
たレジストローラ26に至る。記録シート24は搬送方
向先端がレジストローラ26のニップ部と当接すること
で斜め送りが補正され、中間転写媒体16に重ね合わさ
れたカラートナー像の位置と同期してレジストローラ2
6が図示しないクラッチ手段によって駆動を開始するこ
とで二次転写部27の方向に給送が再開される。これに
より、記録シート24は二次転写部27に至る。
【0027】二次転写部27に記録シート24の先端が
進入すると、二次転写ローラ28には図示しない高圧電
源から約−2000Vの電圧が印加され、中間転写媒体
16の表面に形成されたカラートナー像が記録シート2
4の表面に転写される。カラートナー像の転写を終えた
中間転写媒体16にはクリーナーブレード等で構成され
た転写媒体クリーナ29が矢印E方向へ移動して当接
し、中間転写媒体16の表面に残留したトナーが掻き取
られ、掻き取りが終了すると転写媒体クリーナ29は矢
印Eとは逆方向へ移動して退避する。
【0028】カラートナー像が転写された記録シート2
4は、ベルト搬送装置30によって搬送され、内部に棒
状のハロゲンランプ31を備えたヒートローラ32と、
ヒートローラ32に加圧当接して回転する加圧ローラ3
3、34で構成された定着装置に至り、カラートナー像
が転写された記録シート24が加熱加圧しながら挟持搬
送されてトナー像が定着される。トナー像が定着された
記録シート24は排紙ローラ群35によって装置外部へ
と排出され、カラー画像記録が完了する。
【0029】次に、各現像装置が感光体1に対して離接
動作を行う移動手段について説明する。図3は本画像形
成装置のブラック現像装置6およびシアン現像装置7の
離接動作機構の構造を示す部分断面斜視図であり、各構
成部材の係合を説明するために各構成部材を軸方向に分
散して配置してある。図3において、各構成部材を保持
するサイドフレーム36には現像装置ガイド37、3
8、39が配置してあり、現像装置ガイド37には現像
装置案内溝40および41が、現像装置ガイド38には
現像装置案内溝42が、現像装置ガイド39には現像装
置案内溝43を設けてある。ブラック現像装置6の端部
には突起44および45が設けられ、突起44は現像装
置案内溝40と、突起45は現像装置案内溝42と係合
し、ブラック現像装置6は現像装置案内溝40および4
2の方向に平行移動可能に保持される。同様にシアン現
像現像装置7も突起46および47が現像装置案内溝4
1および43と係合し、現像装置案内溝41および43
の方向に平行移動可能に保持される。
【0030】一方、ブラック現像装置6の端部にはガイ
ド軸48が設けられ、サイドフレーム36に設けた位置
案内溝49と係合し、かつ、軸先端がカム板50に設け
た溝カム51と係合するように配置してある。同様にシ
アン現像装置7の端部にもガイド軸52が設けられ、サ
イドフレーム36に設けた位置案内溝53と係合し、か
つ、軸先端がカム板50に設けた溝カム51と係合する
ように配置してある。カム板50はモータ54によって
正逆回転駆動可能であり、カム板の回転によってブラッ
ク現像装置6およびシアン現像装置7が移動する。ま
た、図3とは反対のサイドフレーム側にも同様に各現像
装置を保持する機構が設けてあり、カム板50の外周に
設けた伝達歯車55および伝達軸56で反対側に設けた
カム板に駆動力を伝達することでブラック現像装置6お
よびシアン現像装置の移動を円滑に行うことができる。
【0031】ここで、ブラック現像装置6およびシアン
現像装置7の配置と現像装置案内溝40、41、42、
43、位置案内溝49、53の好適な位置関係を図4に
示す。図4において、ブラック現像装置6およびシアン
現像装置7の現像ローラ12は略同一位置のブラック・
シアン現像ローラ当接位置57で感光体1と当接する。
これによってどちらの現像装置の現像ローラが感光体1
に当接しても感光体1の弾性変形する位置が略同一とな
り、かつ、各現像ローラが感光体1に与える駆動特性も
略同一とすることができ、圧接現像条件の均一化と安定
化が実現できる。また、現像装置案内溝40、41、4
2、43および位置案内溝49、53の配置方向として
は感光体1のブラック・シアン現像ローラ当接位置57
における法線Kに対する現像装置案内溝40、42およ
び位置案内溝49の配置角度αと現像装置案内溝41、
43および位置案内溝53の配置角度βが45゜以下で
あることが望ましい。配置角度βを45゜以下とするこ
とで現像装置が離接する際に感光体1の回転方向に与え
る力が現像ローラの当接方向に与える力よりも小さくす
ることができ、現像ローラが感光体1と離接する際に現
像ローラの食い込みや感光体1の振動が発生しにくくな
る。また、マゼンタ・イエロー現像ローラ当接位置58
は、感光体1の長軸方向中心線Lに対してブラック・シ
アン現像ローラ当接位置57と線対称の位置(角度γが
等しい)に設けることで感光体1の弾性変形と現像ロー
ラが感光体1に与える駆動特性をブラック・シアン現像
ローラ当接位置57と同一にすることができる。
【0032】さらに、図5から図7によってブラック現
像装置6およびシアン現像装置7の感光体1に対する離
接動作についてもう少し詳しく説明する。
【0033】図5は装置全体が停止状態または待機状態
または現像装置交換状態におけるブラック現像装置6と
シアン現像装置7の位置を示す画像形成装置の部分断面
図である。この状態でブラック現像装置6はバネ57に
よって矢印F方向に付勢され、突起44および45が現
像装置案内溝40および42と係合して位置決めされ、
現像ローラ12は感光体1と大きく離間している。同様
にシアン現像装置7もバネ58によって矢印G方向に付
勢され、突起46および47が現像装置案内溝41およ
び43と係合して位置決めされ、現像ローラ12は感光
体1と大きく離間している。この状態では各現像装置の
アジテータ10、供給ローラ11、現像ローラ12は停
止状態である。
【0034】次に、図6はブラック現像装置6が現像状
態、シアン現像装置7が待機状態である場合のブラック
現像装置6とシアン現像装置7の位置を示す画像形成装
置の部分断面図である。前述の画像形成が開始され、感
光体1上に形成されたブラック用の静電潜像がブラック
・シアン現像ローラ当接位置59に至る前に、モータ5
4によってカム板50が矢印H方向に回転し、溝カム5
1がガイド軸48を移動させ、バネ57の付勢に抗して
ブラック現像装置6は矢印B方向に移動しつつ、アジテ
ータ10、供給ローラ11、現像ローラ12が回転を開
始してブラック現像装置6の現像ローラ12が当接位置
59で感光体1と当接し、ブラック用の静電潜像を現像
する。一方、シアン現像装置7は溝カム51がガイド軸
52に作用せず、突起46および47が現像装置案内溝
41および43と係合しているためにカム板50が回動
せても移動しない。この時、アジテータ10、供給ロー
ラ11、現像ローラ12は停止状態である。ブラック用
の静電潜像の現像が終了すると、カム板50がモーター
54によって矢印Hとは反対方向に回転し、ブラック現
像装置6は図5の状態へ復帰しつつ、ブラック現像装置
6のアジテータ10、供給ローラ11、現像ローラ12
が停止する。
【0035】次に、図7はブラック現像装置6が待機状
態、シアン現像装置7が現像状態である場合のブラック
現像装置6とシアン現像装置7の位置を示す画像形成装
置の部分断面図である。感光体1上に形成されたシアン
用の静電潜像がブラック・シアン現像ローラ当接位置5
9に至る前に、モータ54によってカム板50が矢印I
方向に回転し、溝カム51がガイド軸52を移動させ、
バネ58の付勢に抗してシアン現像装置7は矢印J方向
に移動しつつ、アジテータ10、供給ローラ11、現像
ローラ12が回転を開始してシアン現像装置7の現像ロ
ーラ12が当接位置59で感光体1と当接し、シアン用
の静電潜像を現像する。一方、ブラック現像装置6は溝
カム51がガイド軸48に作用せず、突起44および4
5が現像装置案内溝40および42と係合しているため
にカム板50が回動せても移動せず、アジテータ10、
供給ローラ11、現像ローラ12は停止状態である。シ
アン用の静電潜像の現像が終了すると、カム板50がモ
ーター54によって矢印Iとは反対方向に回転し、シア
ン現像装置7は図5の状態へ復帰しつつ、シアン現像装
置7アジテータ10、供給ローラ11、現像ローラ12
が停止する。
【0036】マゼンタ現像装置8およびイエロー現像装
置9に関してもブラック現像装置6およびシアン現像装
置7と同様の構造で感光体1に対して各現像ローラが離
接するように構成してあり、説明は省略する。なお、各
色現像装置の配置は上記の位置に限定されるものではな
く、4色の現像装置の配置を任意に入れ換えても良い。
【0037】以上のような構成とすることにより、4色
の現像装置を2色づつに分割し、各2色の現像装置を1
つのモータの正逆転動作で移動させることで各現像装置
の現像ローラを感光体1に対して離接させることが可能
となる。
【0038】発明が解決しようとする課題の項で述べた
ように、本例のような画像形成装置では効率良く画像形
成を行って短時間に画像形成出力を得ることを目的とし
て、例えば、第1色目の現像が終了して第1色目の現像
装置が潜像担持体から離間し、第2色目の現像装置が潜
像担持体に当接する際に、帯電、潜像記録、潜像担持体
からのトナー像の転写などの動作が継続中である場合が
多い。このようなカラー画像形成装置の現像装置に一成
分圧接現像方式を適応した場合には、各色の現像ローラ
が感光体に当接する際の衝撃が画質に悪影響を与えるこ
とが実験的に明らかであった。そこで、各色の現像ロー
ラの周速度と、各現像装置の離接動作を行うモータの回
転速度を適宜制御することで、現像ローラが感光体1と
当接する際の衝撃を低減させることにした。本発明にお
ける各現像ローラの周速度制御と各現像装置の離接動作
を行うモータの回転速度制御を示すタイミングチャート
を図8に示す。
【0039】図8において、感光体1が回転を開始し所
定周速度V1に達するとレーザー走査光学系が回転動作
を開始し、走査光学系が所定の回転速度に到達するとT
Bkの間でブラック潜像を感光体1上に書き込む。ま
た、ブラック現像装置7とシアン現像装置8を移動させ
るモータがTR1の間にスローアップ、スローダウンし
ながら回転し、ブラック現像ローラが感光体1に当接す
る。これに先立ってブラック現像ローラは周速度が感光
体と等速度のV1で回転を開始し、現像ローラの周速度
がV1の状態で現像ローラと感光体1が当接する。ブラ
ック現像ローラと感光体1が当接後、感光体1のブラッ
ク潜像の先端が現像位置に至る前に現像ローラの周速度
は好適な現像状態を得るためにV1からV2へ徐々に加
速され、TD1の間でブラック潜像を現像する。ブラッ
クの現像が終了すると現像ローラの周速度は再びV2か
らV1へ徐々に減速され、TR3の間にブラック現像装
置7とシアン現像装置8を移動させるモータがTR1と
は逆方向にスローアップ、スローダウンしながら回転す
ることでブラック現像ローラが感光体1から離間し、離
間後に停止する。
【0040】一方、マゼンタ現像装置8とイエロー現像
装置9を移動させるモータがTD1の途中のTR2の間
でスローアップ、スローダウンしながら回転し、ブラッ
ク現像ローラの感光体1からの離間を待たずに感光体1
方向への移動を開始し、ブラック現像現像ローラが離間
開始直後に感光体1に当接する。当接前後にマゼンタ現
像ローラにはブラック現像ローラと同様の速度制御がな
されTMの間に走査光学系が書き込んだマゼンタ潜像を
TD2の間で現像する。マゼンタの現像が終了し、TR
4の間にマゼンタ現像装置8とイエロー現像装置9を移
動させるモータがTR2とは逆方向にスローアップ、ス
ローダウンしながら回転することでマゼンタ現像ローラ
が感光体1から離間する。その際にもマゼンタ現像ロー
ラにはブラック現像ローラと同様の速度制御がなされ、
離間後に停止する。
【0041】同様に、マゼンタ現像ローラが離間開始直
後にTR3で移動したシアン現像ローラが感光体1と当
接し、TCの間に走査光学系が書き込んだシアン潜像を
TD3の間で現像して、TR5の間に感光体1から離間
し、シアン現像ローラが離間開始直後にTR4で移動し
たイエロー現像ローラが感光体1と当接し、TYの間に
走査光学系が書き込んだイエロー潜像をTD4の間で現
像して、TR6の間に感光体1から離間する。この一連
の動作で得られた各色のトナー像を図1の中間転写媒体
16上に重ねて転写することでフルカラー画像が得られ
る。
【0042】なお、図8では現像ローラの離接動作時に
感光体に与える衝撃が最小となるように各現像ローラの
周速度と感光体の周速度を等速にして離接動作を行う構
成としたが、各現像ローラの周速度と感光体の周速度が
完全に一致した状態で現像ローラと感光体が離接する
と、現像かぶりが顕著となる場合があり、このような場
合には各現像ローラの周速度を感光体の周速度よりも1
0%程度速くすることでかぶりを軽減することができ
る。従って、感光体と離接する際の各現像ローラの周速
度は感光体の周速度と必ずしも完全に一致させずに略等
速であれば良い。
【0043】図8で説明した手順で本例の装置を動作さ
せることにより、例えば1色目の現像中に2色目の現像
装置の入れ換え動作が可能となり、1色目の現像終了
後、直ちに2色目の現像を開始することができ、現像装
置を切り換えるための時間が画像形成の時間に上乗せさ
れないので、画像の高速出力が可能となる。
【0044】また、現像ローラと感光体を離接する際に
各現像装置の現像ローラの周速度を一旦、感光体の周速
度と略同一としてから現像ローラを徐々に感光体と離接
させることにより、現像ローラの離接動作時に感光体へ
与える衝撃が大幅に軽減され、現像ローラの離接動作に
伴う色ズレや画像ブレなどの画質劣化が防止できる。ま
た、現像ローラが感光体と離接する際の周速差で現像ロ
ーラ上のトナーを飛散させることもなく、装置内部を浮
遊トナーで汚染することもない。
【0045】さらに、現像前後に現像ローラの周速度を
感光体と略等速度、あるいは、感光体の周速度よりも速
い速度に徐々に増減速させることで、変速時に感光体に
与える衝撃も極めて軽微となり、かぶりがなく、かつ、
充分な画像濃度を有する高画質な画像を得ることができ
る。
【0046】即ち、現像ローラと潜像担持体が当接また
は離間を開始する時点と、現像装置と潜像担持体が当接
して潜像担持体上の潜像を顕像化する時点の現像ローラ
の回転速度を異ならせることで、現像ローラと潜像担持
体の離接動作、および、現像ローラの変速動作に伴う色
ズレや画像ブレなどの画質劣化がなく、かつ、かぶりが
なくて充分な画像濃度を有する高画質なカラー画像を得
ることができる。
【0047】次に、本発明の画像形成装置の第2の実施
例について説明する。図9は本発明における第2の実施
例の主要構成を示す装置断面図である。
【0048】図9において、アルミ管の表面に有機感光
体を塗布した感光体1の近傍には、それぞれブラック、
シアン、マゼンタ、イエローのトナーを貯蔵した一成分
圧接現像方式の現像装置6、7、8、9が現像装置回転
移動機構61に支持されている。例えば、図示しないレ
ーザー走査光学系によって形成されたブラック潜像が現
像ローラ当接位置62に至るのに同期して現像装置回転
移動機構61が矢印M方向に回転し、ブラック現像装置
6が感光体1と対向してブラック現像ローラが現像ロー
ラ当接位置62で感光体1と当接し、ブラック潜像が顕
像化される。感光体1の現像ローラ当接位置62の下流
側には、予め記録シート24を巻き付けた転写ドラム6
3が設けられ、転写ドラム63の内側に設けた転写手段
64で感光ドラム1上のブラックトナー像を記録シート
24に転写する。これらの動作を他の3色に対しても繰
り返すことによって記録シート24上にカラー画像が形
成され、図示しない剥離機構で記録シート24を転写ド
ラム63から剥離し、図示しない定着装置でトナー像を
定着することでカラー画像出力を得るものである。
【0049】この第2の実施例における各現像ローラの
周速度制御と現像装置回転移動機構61の移動速度制御
をブラック現像装置6の場合で代表させて図10で説明
する。
【0050】図10において、感光体1が回転を開始し
所定周速度V1に達するとレーザー走査光学系が回転動
作を開始し、走査光学系が所定の回転速度に到達すると
TBkの間でブラック潜像を感光体1上に書き込む。ま
た、現像装置回転移動機構61を駆動するモータがTR
1の間にスローアップ、スローダウンしながら回転し、
ブラック現像ローラが感光体1に当接する。これに先立
ってブラック現像ローラは周速度が感光体と等速度のV
1で回転を開始し、現像ローラの周速度がV1の状態で
現像ローラと感光体1が当接する。ブラック現像ローラ
と感光体1が当接後、感光体1のブラック潜像の先端が
現像位置に至る前に現像ローラの周速度は好適な現像状
態を得るためにV1からV2へ徐々に加速され、TD1
の間でブラック潜像を現像する。ブラックの現像が終了
すると現像ローラの周速度は再びV2からV1へ徐々に
減速され、TR2の間に現像装置回転移動機構61を駆
動するモータが回転して第2色目の現像装置が感光体1
と対向する。第2色目以降においても各現像ローラの周
速度と現像装置回転移動機構61の移動速度制御が同様
になされる。
【0051】なお、現像ローラの離接に際して、現像ロ
ーラ周速度V1に現像装置回転移動機構61の回転移動
に応じた速度補正をさらに加えることで画質劣化をさら
に低減することが可能である。
【0052】このように、現像ローラと感光体を離接す
る際に各現像装置の現像ローラの周速度を一旦、感光体
の周速度と略同一としてから現像ローラを徐々に感光体
と離接させることにより、現像ローラの離接動作時に感
光体へ与える衝撃が大幅に軽減され、現像ローラの離接
動作に伴う色ズレや画像ブレなどの画質劣化が防止でき
る。また、現像ローラが感光体と離接する際の周速差で
現像ローラ上のトナーを飛散させることもなく、装置内
部を浮遊トナーで汚染することもない。
【0053】さらに、現像前後に現像ローラの周速度を
感光体と略等速度、あるいは、感光体の周速度よりも速
い速度に徐々に増減速させることで、変速時に感光体に
与える衝撃も極めて軽微となり、かぶりがなく、かつ、
充分な画像濃度を有する高画質な画像を得ることができ
る。
【0054】即ち、第2の実施例の構成でも前述の第1
の実施例と同様に、現像ローラと潜像担持体が当接また
は離間を開始する時点と、現像装置と潜像担持体が当接
して潜像担持体上の潜像を顕像化する時点の現像ローラ
の回転速度を異ならせることで、現像ローラと潜像担持
体の離接動作、および、現像ローラの変速動作に伴う色
ズレや画像ブレなどの画質劣化がなく、かつ、かぶりが
なくて充分な画像濃度を有する高画質なカラー画像を得
ることができる。
【0055】次に、本発明の画像形成装置の第3の実施
例について説明する。図11は本発明における第3の実
施例の主要構成を示す装置断面図である。
【0056】図11において、ベルト状の感光体1は感
光体駆動ローラ2に掛け回されて回動する。感光体1の
近傍には、それぞれブラック、シアン、マゼンタ、イエ
ローのトナーを貯蔵した一成分圧接現像方式の現像装置
6、7、8、9が配置されており、これらの現像装置は
前述の第1、第2の実施例のような現像装置移動機構は
具備していない。また、各色の現像装置と対向する位置
の感光体1の裏側には現像補助ローラ65、66、6
7、68が配置され、カム機構などの図示しない移動機
構によってそれぞれ独立に矢印N方向へ移動可能に構成
されている。例えば、図示しないレーザー走査光学系に
よって形成されたブラック潜像がブラック現像装置6の
近傍に至るのに同期して現像補助ローラ65が図示しな
い移動機構によって矢印N方向に移動し、ブラック現像
装置の現像ローラ12と感光体1を当接させる。ブラッ
クの静電潜像の現像が終了すると現像補助ローラ65は
矢印Nとは反対方向に移動する。
【0057】現像されたブラック画像は第1の実施例と
同様に中間転写媒体16上に転写され、さらに、中間転
写媒体16上に第2色目から第4色目の画像(マゼン
タ、シアン、イエロー)が重ねられる。中間転写媒体1
6上に形成されたカラートナー像は転写ローラ28によ
って図示しない給紙装置によって搬送された記録シート
24に転写され、図示しない定着装置でトナー像が定着
されることでカラー画像出力を得るものである。
【0058】本例の現像補助ローラの移動による感光体
1と現像ローラ12の離接の際にも図10の説明と同様
に、現像装置の現像ローラの周速度を一旦、感光体の周
速度と略同一にしてから徐々に感光体と離接させること
により、現像ローラの離接動作時に感光体に与える衝撃
が大幅に軽減され、現像ローラの離接動作に伴う色ズレ
や画像ブレなどの画質劣化が防止でる。また、現像ロー
ラが感光体と離接する際に周速差で現像ローラ上のトナ
ーを飛散させることもなく、装置内部を浮遊トナーで汚
染することもない。
【0059】また、現像前後に現像ローラの周速度を感
光体と略等速度、あるいは、感光体の周速度よりも速い
速度とに徐々に増減速させることで、変速時に感光体に
与える衝撃も極めて軽微となり、かぶりがなく、かつ、
充分な画像濃度を有する高画質な画像を得ることができ
る。
【0060】即ち、第3の実施例の構成でも前述の第1
の実施例と同様に、現像ローラと潜像担持体が当接また
は離間を開始する時点と、現像装置と潜像担持体が当接
して潜像担持体上の潜像を顕像化する時点の現像ローラ
の回転速度を異ならせることで、現像ローラと潜像担持
体の離接動作、および、現像ローラの変速動作に伴う色
ズレや画像ブレなどの画質劣化がなく、かつ、かぶりが
なくて充分な画像濃度を有する高画質なカラー画像を得
ることができる。
【0061】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の画像形成装
置によれば、請求項1の構成により現像ローラと潜像担
持体が当接または離間を開始する時点と、現像ローラと
潜像担持体が当接して潜像担持体上の潜像を顕像化する
時点の現像ローラの回転速度を異ならせることで、現像
ローラの離接動作に伴う色ズレや画像ブレなどの画質劣
化や現像時のかぶりが低減された高画質なカラー画像を
得ることができる。
【0062】さらに、請求項2の構成により、現像ロー
ラと潜像担持体が当接または離間を開始する時点での現
像ローラの周速度を潜像担持体の周速度と略等速とし、
かつ、現像装置と潜像担持体が当接して潜像を顕像化す
る時点での現像ローラの周速度を潜像担持体の周速度よ
りも速くすることで、現像ローラの離接動作時に感光体
へ与える衝撃が大幅に軽減され、現像ローラの離接動作
に伴う色ズレや画像ブレなどの画質劣化が防止できる。
また、現像ローラが感光体と離接する際に周速差で現像
ローラ上のトナーを飛散させることもなく、装置内部を
浮遊トナーで汚染することもない。さらに、現像時のか
ぶりがなくて充分な画像濃度を有する高画質なカラー画
像を得ることができる。
【0063】また、請求項3の構成により、現像ローラ
の周速度を、潜像担持体と当接または離間を開始する時
点の周速度に切り換える際、あるいは、潜像担持体との
当接位置で潜像担持体上の潜像を顕像化する時点の周速
度へ切り換える際に、周速度を徐々に変化させること
で、現像ローラ周速度の変速時に感光体へ与える衝撃も
極めて軽微となり、色ズレや画像ブレなどの画質劣化を
防止することができる。
【0064】また、請求項4の構成により、現像装置ま
たは潜像担持体を移動手段が移動させる速度を、前記現
像ローラと前記潜像担持体が当接、あるいは、離間する
際に徐々に変化させることで、離接動作時に感光体へ与
える衝撃が極めて軽微となり、色ズレや画像ブレなどの
画質劣化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置における第1の実施例の
全体構成を示す装置断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例におけるブラック現像装
置6の構成を示す断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例におけるブラック現像装
置6およびシアン現像装置7の離接動作機構の構造を示
す部分断面斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施例におけるブラック現像装
置6およびシアン現像装置7の配置と現像装置案内溝4
0、41、42、43、位置案内溝49、53の好適な
位置関係を示す部分断面図である。
【図5】本発明の第1の実施例で装置が停止状態または
待機状態または現像装置交換状態における部落現像装置
6とシアン現像装置7の位置を示す部分断面図である。
【図6】本発明の第1の実施例でブラック現像装置6が
現像状態、シアン現像装置7が待機状態である場合のブ
ラック現像装置6とシアン現像装置7の位置を示す部分
断面図である。
【図7】本発明の第1の実施例でブラック現像装置6が
待機状態、シアン現像装置7が現像状態である場合のブ
ラック現像装置6とシアン現像装置7の位置を示す部分
断面図である。
【図8】本発明の第1の実施例における各現像ローラの
周速度制御と各現像装置の離接動作を行うモータの回転
速度制御を示すタイミングチャートである。
【図9】本発明の画像形成装置における第2の実施例の
主要構成を示す装置断面図である。
【図10】本発明の第2の実施例におけるブラック現像
ローラの周速度制御と現像装置回転移動機構61の移動
速度制御を示すタイミングチャートである。
【図11】本発明の画像形成装置における第3の実施例
の主要構成を示す装置断面図である。
【符号の説明】
1…感光体(潜像担持体) 2…感光体駆動ローラ 3…帯電ローラ 4…レーザー走査光学系 5…感光体補助ローラ 6…ブラック現像装置 7…シアン現像装置 8…マゼンタ現像装置 9…イエロー現像装置 10…アジテータ 11…供給ローラ 12…現像ローラ 13…現像装置ケース 14…板バネ 15…規制部材 16…中間転写媒体 17、18、19…転写媒体ローラ 20…一次転写部 21…感光体クリーナ 22…除電器 23…記録シート載置台 24…記録シート 25…給紙ローラ 26…レジストローラ 27…二次転写部 28…二次転写ローラ 29…転写媒体クリーナ 30…ベルト搬送装置 31…ハロゲンランプ 32…ヒートローラ 33、34…加圧ローラ 35…排紙ローラ群 36…サイドフレーム 37、38、39…現像装置ガイド 40、41、42、43…現像装置案内溝 44、45、46、47…突起 48、52…ガイド軸 49、53…位置案内溝 50…カム板 51…溝カム 54…モータ 55…伝達歯車 56…伝達軸 57、58…バネ 59…ブラック・シアン現像ローラ当接位置 60…マゼンタ・イエロー現像ローラ当接位置 61…現像装置回転移動機構 62…現像ローラ当接位置 63…転写ドラム 64…転写手段 65、66、67、68…現像補助ローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電、画像露光が行われて静電潜像を形
    成する潜像担持体と、表面に現像剤を担持して前記潜像
    担持体と当接しながら前記潜像担持体上の潜像を顕像化
    する現像ローラを備えた現像装置と、前記現像ローラと
    前記潜像担持体が離間した位置、あるいは、前記現像ロ
    ーラと前記潜像担持体が当接した位置へ前記現像装置ま
    たは前記潜像担持体を移動させる移動手段を備えた画像
    形成装置において、 前記現像装置または前記潜像担持体が前記移動手段によ
    って移動し、前記現像ローラと前記潜像担持体が当接ま
    たは離間を開始する時点と、前記現像ローラと前記潜像
    担持体が当接して前記潜像担持体上の潜像を顕像化する
    時点の前記現像ローラの回転速度が異なることを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記現像ローラと前記潜像担持体が当接
    または離間を開始する時点での前記現像ローラの周速度
    が前記潜像担持体の周速度と略等速であり、かつ、前記
    現像装置と前記潜像担持体が当接して潜像を顕像化する
    時点での前記現像ローラの周速度が前記潜像担持体の周
    速度よりも速いことを特徴とする請求項1記載の画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 前記現像ローラの周速度を、前記潜像担
    持体と当接または離間を開始する時点の周速度に切り換
    える際、あるいは、前記潜像担持体との当接位置で前記
    潜像担持体上の潜像を顕像化する時点の周速度へ切り換
    える際に、周速度を徐々に変化させることを特徴とする
    請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記移動手段が前記現像装置または前記
    潜像担持体を移動させる速度を、前記現像ローラと前記
    潜像担持体が当接、あるいは、離間する際に徐々に変化
    させることを特徴とする請求項1または2または3記載
    の画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6643484B2 (en) * 2001-02-28 2003-11-04 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus including image bearing member rotatable at different peripheral velocities
US7292800B2 (en) 2003-08-19 2007-11-06 Seiko Epson Corporation Image forming apparatus with selectively rotated developing roller
JP2010033030A (ja) * 2008-06-23 2010-02-12 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、感光体の駆動制御方法、及び駆動制御プログラム
JP2011123441A (ja) * 2009-12-14 2011-06-23 Canon Inc 画像形成装置

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